で 四国南西部の 防災拠点港 に位置づけられており 災害時の復旧活動や復興活動において 海上輸送による十分な機能が発揮できるよう求められている 大島漁港においても 離島における基地港としての施設整備が必要不可欠である このような背景から地域再生計画においては 八幡浜港と大島漁港を安全 安心な港に整備

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数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

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数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

域 ) 域 ) 百万円 ) 百万円 ) の空き の空き 家 空き 家 空き 店舗を利 店舗を利 用したリ 用したリ ノベーシ ノベーシ ョン件数 ョン件数 件 ) 件 ) 居住人口 32,

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Microsoft PowerPoint - 青森港ビジョン概要版(A4版)

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[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

Microsoft PowerPoint - 最終131209_【事後評価】TS1・(委員会説明用PPT) .pptx

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 鹿嶋市鹿島神宮周辺地区地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 鹿嶋市 3 地域再生計画の区域 鹿嶋市の区域の一部 ( 鹿島神宮周辺地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課題 1 後継者不足の問題や商売としての魅力不足によ

石巻市総合計画 方針図 交通に関する方針交通に関する施策 地域連携軸と広域連携軸について市としての一体化の促進と地域間交流 連携の活性化を図るため 地域核を結ぶ地域連携軸の整備を推進する また 地理的条件から他都市との連携が不可欠であるため 地域連携軸の整備とあわせて 他都市との交流を促進する広域連

NO. 2 事業名 埋蔵文化財発掘調査事業 ( 鹿島区 ) 事業番号 A-4-2 事業実施主体 南相馬市 交付期間 H24-H26 総交付対象事業費 55,014( 千円 ) 復興事業 ( 防災集団移転 ) に伴い市内に所在する遺跡について 発掘調査事業を実施する 鹿島区内遺跡数 9 遺跡 対象面積

Microsoft PowerPoint 資料2-2 横須賀港(修正2).ppt

中井町緑の基本計画(概要版)

資料 2-2(1) 小樽港本港地区 臨港道路整備事業 再評価原案準備書説明資料 平成 21 年度北海道開発局

当面の事業概要 < 平成 25 年度 > 実施設計業務委託 < 平成 26 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 道路改築工事 < 平成 27 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 市道 1504,1505,1507 号線道路改築工事 < 平成 28 年度 > 市道 1504

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

1 地域再生計画の名称 りんくうタウン活性化プロジェクト 地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称泉佐野市 3 地域再生計画の区域泉佐野市の区域の一部 ( りんくうタウン インターナショナルビジネス地区 ) 4 地域再生計画の目標 4-1 地域の現状 課題平成 6 年に開港した関西国際空港の地

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

Taro-全員協議会【高エネ研南】

2) 豊予海峡ルートの必要性 意義こうした国土形成の視点から豊予海峡ルートの必要性 意義としては 新たな地域拠点の形成や広域防災 広域観光 産業連携 定住促進等の面で大きな波及効果が期待される 特に 九州と四国とを結ぶ国際的な特色のある観光軸の形成によるインバウンド観光客の増加等は ゼロサムではない

重点項目表紙

また本市では 競争力の高い製造業が集積しているものの 地域企業の海外展開が十分とは言えず 海外を含む域外から稼ぐ力を十分に発揮できていない さらに 農林水産物についても 輸出実績が少ないなど海外での販路を持たず 新規取引や販路拡大に至っていないという状況にもある 4-2 地方創生として目指す将来像和


Ⅰ Ⅱ 平成 27 年 岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査 結果 ( 速報 ) 目的 復興計画に基づいて県が行う施策 事業の実施状況や進捗に関し 県民がどの程度重要だと感じ どの程度復旧 復興を実感しているか等を毎年継続的に把握することにより 計画の実効性を高め 長期にわたる復興に向

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

目次 1. 大阪港の概要 1 大阪港の概要 大阪港の位置 大阪港の取扱貨物量 外貿コンテナ貨物の取扱状況 大阪港の再編計画 2. 対象事業の概要 5 整備目的 事業の主な経緯 整備対象施設の概要 事後評価に至る経緯 3. 費用対効果分析 7 便益項目の抽出 需要の推計 便益計測 荷主の輸送コストの削

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

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姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

(Microsoft Word p55\201`61\201E\221\3464\217\315.doc)

第3 復興整備計画 参考様式集

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

[2] 具体的事業の内容 (1) 法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)1 認定と連携した支援措置のうち 認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名 内容及び実施時期 実施主体 中心市街地の活性化を実現するための位置付け及び必要性 支援措置の内容及び実施時期 その他 の事項 群馬の玄

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) ,500 5, 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4

目次 1. 事業の概要 1 (1) 事業の目的 1 (2) 事業の経緯 5 (3) 事業の概要 6 2. 投資額及び整備期間 7 (1) 投資額 ( 事業費 ) 7 (2) コスト縮減結果 7 (3) 整備期間 7 3. 事業の必要性等 8 (1) 本整備事業による効果 8 (2) 定量的な効果 9

4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサ

スライド 1

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

Taro-【資料-5】①中表紙

完了後評価書(窪津)【140303修正】.pdf

平成 24 年 3 月改訂 茅ヶ崎海岸グランドプラン 西浜駐車場跡地北側に位置する茅ヶ崎警察署職員公舎が取り壊され 平成 23 年 3 月には グランドプランで駐車場機能の確保として位置づけのあった県営茅ヶ崎西浜駐車場が閉鎖された これを受け 海岸利用者のための駐車場を維持し かつ国道 134 号南

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 3,500 千円 3,500 千円 10,600 千円 350 人 350 人 1,060 人 雇用の増加 5 人 5 人 18 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は 日本の国技であ

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ともに ほぼ 17 万人から 22 万人で推移している 8 月の休日の数字がこの基地跡地エリアの潜在的に有する土地資源としての可能性 ( キャパシティ ) を示していると言える こうした中 朝霞市は 平成 29 年 3 月 15 日に市制施行 50 周年を迎えること また 2020 年東京オリンピッ

柏駅西口北地区まちづくり

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

Microsoft PowerPoint - 【資料2-4-1】大阪港0927.pptx

沼今宮神社祭の屋台行事 が開催されるとともに 江戸期等に制作された絢爛豪華な彫刻屋台を常設で展示する施設が 屋台のまち中央公園 を中心に他 3 館あり 屋台のまち としてインバウンドを含めた観光消費のさらなる増加が期待される 本市では 屋台行事 を活かした観光施策を地方創生加速化交付金事業で実施して

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⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

グを図ることを目的に 石川県自転車競技連盟等と連携し 自転車競技大会や合宿の誘致 県内選手の強化等に取り組むだけでなく 競技者のみならず幅広い層のサイクリストをターゲットとした誘客を目指している しかし 県内唯一の自転車競技場の立地や 自転車競技大会やイベントの開催等により 本町が誇るサイクリング環

2

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福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

地域再生計画 1 地域再生計画の名称清らかな森と水のまちづくり いせの水環境再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称伊勢市 3 地域再生計画の区域伊勢市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 伊勢市の概要伊勢市は 三重県の東南部に位置し 面積は 平方キロメートルである 市内面積の約

0

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

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さらに 情報発信が進むことにより 観光客が増加していく そして 通過点となっている本市の観光を 滞留 滞在型の観光とし 交流人口の拡大による観光産業や地場産業などの振興を図ることで市全体の経済効果を高め 定住促進 雇用創出を図るものである 数値目標 施設内アンテナショップ売上額 ( 事業開始前 (

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

目次 1. 事業概要 (1) 新潟港の概要 1 (2) 事業の目的 2 (3) 整備内容 3 2. 事業の効果の発現状況 (1) 便益の抽出 4 (2) 便益計測の考え方 5 (3) その他の効果 8 (4) 費用便益分析結果 9 3. 社会経済情勢の変化 事後評価結果 対応

別添 2 都市再生整備計画 ( 第 4 回変更 ) あがた県地区 とうみ長野県東御市 平成 28 年 12 月

スライド 1

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

都市再生整備計画の目標及び計画期間 都道府県名 茨城県 市町村名 坂東市 ( 旧猿島町 ) 地区名 猿島地区 面積 800 ha 計画期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 交付期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 目標 地域資源を活用した交流人口の拡大と良好な居住環境を形成するまちづ

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調査の目的 概要 1. 調査の目的 南海トラフ巨大地震の発生時にも円滑に支援物資輸送を行うため 中国 四国 九州地域における広域連携を通じ 鉄道 海運 ( 船舶 ) トラックなど多様な輸送モードの活用による支援物資物流システムの構築を目的として行ったもの 国 ( 中国 四国 九州の各運輸局 ) が主

三原市中心市街地活性化基本計画《概要版》


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基本方針 2-1 観光資源の有効活用〇歴史 スポーツ 自然など 恵まれた観光資源を活用し 世界に向けた積極的な情報発信や意見交換の場の整備を行います 〇文化 芸術資源のデジタルアーカイブ 33 化により 資源の保護を進め インターネット上での有効活用も行います 2-2 活力ある産業〇ホームページ等の

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

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平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補 県単 事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

働で市の魅力を発信 定住促進に取組む いい那珂暮らし応援団 を設立し シティプロモーション推進事業 いい那珂暮らし促進事業 を一体的に実施することにより 本市の交流人口 定住人口増を目指すものである 併せて 本市への定住を促進するため 当該事業や関連事業により 市の魅力向上 いい那珂暮らし応援団活動

待される 交流人口の拡大 に向けた観光地域づくりの推進に取り組むこととしている また みやぎ第 3 期みやぎ観光戦略プラン では みやぎの観光が抱える課題に対応する取組の柱として 沿岸部の観光資源の再生と積極的な誘客 観光消費効果の高い県外等からの誘客強化 観光資源の魅力の向上と観光客受入態勢の整備

大阪湾広域臨海環境整備センターは、昭和57年3月に設立されて以来、30年余りにわたって、全国で唯一の府県域を超えた広域的な廃棄物の適正な最終処分を海面埋立てにより行う「フェニックス事業」を地方公共団体及び港湾管理者と一体となって推進してきたところであり

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

( 再評価 ) 資料 2-2(1) はこだてこうべんてんちく函館港弁天地区船だまり整備事業 ( 改良 ) 再評価原案準備書説明資料 平成 28 年度平成 28 年度北海道開発局

PowerPoint プレゼンテーション

第6次延岡市長期総合計画校了.indd

地域再生計画 1. 地域再生計画の名称 石鎚山系の魅力発信及び持続可能な資源とする事業 2. 地域再生計画の作成主体の名称 愛媛県西条市並びに上浮穴郡久万高原町及び高知県吾川郡いの町 3. 地域再生計画の区域 愛媛県西条市並びに上浮穴郡久万高原町及び高知県吾川郡いの町の全域 4. 地域再生計画の目標

との連携した取り組みが行いやすい環境にあるとともに ポケットパークや広場が点在し 夜間でも明るく安心 安全に周遊 散策できる環境にある 一方で それら豊富な地域資源は 単体での集客力は乏しく 当該地区で開催されるイベント時に限られている状況にあるとともに 地域のまちづくり関係者の後継者不足等により

Transcription:

地域再生計画 1. 地域再生計画の名称 安全 安心なまちづくり 八幡浜みなと再生計画 2. 地域再生計画の作成主体の名称 愛媛県 八幡浜市 3. 地域再生計画の区域 八幡浜市の区域の一部 ( 八幡浜港及び大島漁港 ) 4. 地域再生計画の目標八幡浜市は 四国の西部 佐田岬半島の付け根に位置し 古くから漁業とみかんの生産地として にぎわい商業都市 みなとまち八幡浜 をつくりだしてきた また 豊後水道と介して大分県と対していることから 四国の西の玄関口として 四国と九州を結ぶ海上交通の要衝として栄えてきた港町でもある 八幡浜港は中心市街地に面した地方港湾で 西日本有数の魚市場がある第 3 種八幡浜漁港とみなとオアシス 道の駅 八幡浜みなっと が隣接している 物流の主軸はフェリー輸送であり 大分県別府港と臼杵港へ1 日 20 便が運航し 年間 40 万人の乗降客と30 万台の車両を輸送しているほか 八幡浜みなっと にはオープン以来 県内外から多くの人が来場し 賑わっている また 市内で唯一の有人島である大島への定期貨物航路や定期旅客航路の発着地になっており 離島生活を支える基地港でもある 九州では平成 27 年度末に東九州自動車道の全面開通が予定されており さらに東九州においては中九州横断道路も着工されるなど 人と物の流れが大きく変わろうとしている その際には 九州と八幡浜を結ぶフェリー航路から 大洲 八幡浜自動車道を経て四国内の高速道路につながる経路が 九州と京阪神を結ぶ第二国土軸として実質的に機能し その結節点である八幡浜港は 今以上に重要な役割を担うことになる 一方 東日本大震災や笹子トンネル天井崩落事故等によって 多くの市民が大規模災害に対するインフラ整備について関心を持つ中 八幡浜市では南海トラフ巨大地震によって大きな災害が発生することが予想されており 安全 安心なインフラ整備が市の重要課題となっている また 八幡浜港は 四国における地震津波対策検討会や地域防災計画の中

で 四国南西部の 防災拠点港 に位置づけられており 災害時の復旧活動や復興活動において 海上輸送による十分な機能が発揮できるよう求められている 大島漁港においても 離島における基地港としての施設整備が必要不可欠である このような背景から地域再生計画においては 八幡浜港と大島漁港を安全 安心な港に整備することを目標とし 港湾においては耐震強化岸壁としてフェリー岸壁を 大島漁港においては浮防波堤を改良するものである また この港整備事業とその他関連事業との連携によって 災害に強い港づくりはもとより港を核とした人と物の交流 市街地の活性化 産業の振興が進展し 新しい みなとまち八幡浜 の創生が図れるものと考える ( 目標 1) フェリー岸壁の耐震化の達成 ( 現状 0% 目標 100%) ( 目標 2) 離島航路利用者数の維持 ( 現状 2 万人 / 年 平成 29 年度 2 万人 / 年 目標 2 万人 / 年 ) ( 目標 3) フェリー車両輸送台数の増加 ( 現状 328,124 台 / 年 平成 29 年度 330,000 台 / 年 目標 340,000 台 / 年 ) 5. 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要八幡浜港は フェリーの係留施設を耐震強化岸壁として整備し 防災拠点港としての役割を担う また 係留施設へアクセスする臨港道路についても併せて整備する 大島漁港は 防波堤の改良を行い 定期船と漁船の安全係留を確保し 災害時の海上輸送拠点としての役割を担う 5-2 特定政策課題に関する事項 5-3 法第 5 章の特別の措置を適用して行う事業 港整備交付金 A3003 [ 施設の種類と事業主体 ]

港湾施設 ( 八幡浜港 ) 八幡浜市 漁港施設 ( 大島漁港 ) 八幡浜市 [ 事業期間 ] 港湾施設 漁港施設 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 [ 整備量 ] 港湾施設 漁港施設 係留施設 臨港交通施設 外郭施設 [ 事業費 ] 総事業費 3,350,000 千円港湾施設 3,000,000 千円 ( うち 交付金 1,200,000 千円 ) 漁港施設 350,000 千円 ( うち 交付金 280,000 千円 ) 5-4 その他の事業 5-4-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 5-4-2 複数事業と密接に関連させて効果を高める独自の取組 5-4-3 支援措置によらない独自の取組 (1) 独自の取組として実施する事業イ. フェリーターミナル整備事業事業概要 : 地域再生計画の目標を達成するために フェリーターミナルを利用者の利便性の向上とバリアフリー化による交通弱者への対応及び大規模災害発生時の避難を考慮した施設に再整備する 実施主体 : 八幡浜市を想定事業期間 : 平成 28 年 4 月 ~ 平成 32 年 3 月 ロ. みなとオアシス みなっと を中心とした地域交流事業 事業概要 : 地域再生計画の目標を達成するために 八幡浜港内に整備されたみなとオア

シス 道の駅 八幡浜みなっと を中心とした地域交流事業を展開する オアシス 道の駅 八幡浜みなっと には地域の文化交流や観光案内業務を行う みなと交流館 と海産物直売所 どーや市場 特産品販売は飲食店を営む民営施設 アゴラマルシェ が整備されており これらの施設と八幡浜市が連携し 港を中心とするまちづくりや観光事業を行う 実施主体 : 八幡浜市事業期間 : ハ. 大島における水産振興事業事業概要 : 大島地区にある閉校となった旧大島小中学校を利用しアワビや海藻の陸上養殖試験を行っており 地域再生計画の目標を達成に向けて この事業をさらに発展させ 基幹産業である漁業の生産 加工などの試験研究 作業の共同化による経営の効率化 担い手の育生 漁業の振興を図る 実施主体 : 八幡浜市事業期間 : 二. 地域高規格道路大洲 八幡浜自動車道整備事業事業概要 : 大洲 八幡浜自動車道は 四国の西の玄関口である八幡浜市と四国縦貫 横断自動車道を結ぶ13kmの自動車専用道路であり 八幡浜港のフェリー輸送により九州 四国 京阪神を結ぶ広域交通ネットワークの一部を形成する 当道路は 八幡浜市の基幹産業であるかんきつ類や水産物などの農林水産業や観光振興に寄与するとともに 大規模災害時における緊急輸送などの役割を担う重要な道路であり 新しい みなとまち八幡浜 の創生には欠かせない事業である 実施主体 : 愛媛県事業期間 : ホ. 愛媛マルゴト自転車道事業事業概要 : 愛媛県下で実施されている事業で 県内各地域においてサイクリングコースの設定や案内板等を整備することで 県全体でサイクリングパラダイスを

目指し観光促進を図る 八幡浜港内のオアシス 道の駅 八幡浜みなっと は サイクリングコースの基地であり 先に挙げたオアシス 道の駅 八幡浜みなっと を中心とする交流事業への相乗効果が期待される 実施主体 : 愛媛県及び各関係市町事業期間 : 平成 27 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月 ホ. みなとまちづくり協議会の活動事業概要 : みなとまちづくり協議会は 八幡浜港とまちの活性化 中心商店街との一体的な賑わいあふれる安全で安心な みなとまちづくり を目指すため 雇用創出や観光客誘致などによる地域活性化を協議するために設立された市民団体で 八幡浜港の魅力を発信し イベントの開催や今後の港のあり方に関する調査と研究 さらには八幡浜市の港湾行政に対する提言なども行っている 近年では 八幡浜港周辺の再整備として企業誘致を提言し 大規模商業施設誘致の後押しをした 実施主体 : みなとまちづくり協議会事業期間 : 5-5 計画期間 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 6. 目標の達成状況に係る評価に関する事項 6-1 目標の達成状況にかかる評価の手法 4に示す地域再生計画の目標については 計画期間の中間年度及び計画年度終了後に八幡浜市が統計調査や事業所へのヒアリングを実施し 速やかに状況を把握する 目標に関わる基礎データは 八幡浜市が実施する調査を基に集計し 評価を行う ただし 最終年度の評価については 本計画の事業が完了し施設の供用が開始され1 年を経過した平成 3 2 年度の結果を基に実施する

6-2 目標の達成状況にかかる評価の時期及び評価を行う内容 平成 25 年度 ( 基準年度 ) 平成 29 年度 ( 中間年度 ) 最終目標 目標 1 フェリー岸壁の耐震化の達成 0% - 100% 目標 2 離島航路利用者数の維持 2 万人 / 年 2 万人 / 年 2 万人 / 年 目標 3 フェリー車両輸送台数の増加 328,124 台 / 年 330,000 台 / 年 340,000 台 / 年 目標の達成状況以外の評価を行う内容 1. 事業の進捗状況 2. 総合的な評価や今後の方針 6-3 目標の達成状況にかかる評価の公表の手法 4 に示す地域再生計画の目標については 中間評価及び事後評価の内容を速やかにインター ネット ( 八幡浜市のホームページ ) に掲載し公表する 7. 構造改革特別区域計画に関する事項 8. 中心市街地活性化基本計画に関する事項 9. 産業集積形成等基本計画に関する事項