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円 N 先週のメキシコペソ相場今週の見通し 12 月 17 日 - 12 月 21 日取引レンジ 5.53 円 円想定レンジ 5.50 円 円 対円レートは強含み 大幅な歳出拡大計画の発表が期待されており 歳出拡大による景気浮揚への期待が高まったことから 投機的なペソ売り

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1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

( 平成 3 年 11 月 2 日 ) ユーロ / 円 ワイタ ーハ ント (25 日線 ) 3.% 7/ / ( 円 / ユーロ ) / / /15 7/13 8/1 9/7 1/5 11/

FOMC 2018年のドットはわずかに上方修正

株式市場 米国株 景気 企業業績は依然として堅調 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 貿易摩擦への懸念から下落米国株式市場は下落しました トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入を制限する方針を表明したことから 世界的な貿易摩擦への懸念が高まり下落して始まりました その後 貿

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

Invesco Premia Plus Fund

株式市場 米国株 高値警戒感の高まりなどから上昇一服も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました トランプ政権で閣僚などの人事において一部で混乱が見られましたが トランプ大統領の発言などにより減税 金融規制緩和などへの期待が高まったことや 発表された米国企

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週刊ゴールド 修正済.xlsm

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

Invesco Australian Bond Fund (Monthly)

Currency201207

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

株式市場 米国株 国内外の政治動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 好調な企業決算発表を受けて上昇米国株式市場は上昇しました 月前半までは2017 年 1-3 月期の決算発表内容が総じて好調であったことが株価を支えました 月半ばには コミー前 FBI( 連邦捜査局 )

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1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

平成30年度第1四半期における運用状況等

低インフレ 乏しい利上げ観測労働市場に目を向けると 8 月の失業率は約 年ぶりの低水準となる5.3% に低下した 雇用者数も伸びており 一部では技術者不足の声も聞かれる RBAは今後数年 失業率は自然失業率とされる5.% を目指して低下が続くとの見方を示している ただ 賃金の上昇率は ~ 月期が前年

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

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株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

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目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 FOMC後のスペシャルレポート(USHY).pptx

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

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株式市場 米国株 年末商戦や金利動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米中首脳会談への期待から上昇米国株式市場は上昇しました 前半は中間選挙の結果が市場の事前想定通りとなったことなどから安心感が広がり株価は上昇しました 中旬では一部のハイテク企業が需要見通しを引き下げたこと

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退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

オーバルネクスト ETF 情報 2010 年 2 月 15 日号 ( 株 ) オーバルネクスト 東京都中央区日本橋兜町 13-2 TEL 03(5641)5777

サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

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ファンダの鬼・柳澤 浩と小杉 篤諭の「ファンダメンタルズの学び方、活かし方セミナー!」

株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

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メキシコの主要経済データにより 2012 年時点と 2016 年時点を比較してみてみますと 実質 GDP 成長率 :+4.0% +2.3% 消費者物価上昇率:+3.57% +3.36% 失業率:4.95% 3.88%( 以上 メキシコ国家統計地理情報局 ) 対外債務残高:2,257 億ドル 3,09

人民元週間レポート 2019 年 3 月 29 日発行 みずほ銀行 ( 中国 ) 有限公司 中国為替資金部

2012 年 10 月 15 日号

定期調査の質問のうち 代表的なものの結果 1. 日本の株価を 企業のファンダメンタルズと比較してどう評価するか 問 1. 日本の株価は企業の実力( ファンダメンタルズ ) あるいは合理的な投資価値にくらべて 1. 低すぎる 2. 高すぎる 3. ほぼ正しく評価されている 4. わからないという質問で

今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

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Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. 大幸薬品 4574 東証 1 部 伪 クレベリン伪 LED の市場規模は数千億円 大幸薬品 <4574> は 正露丸 セイロガン糖衣 A を中心とする医薬品事

参考資料いちよし証券投資情報部 2019 年 10 月 7 日 極端な悲観相場の修正へ 業績の下方修正リスクも織り込み 日米経済指標に注目 最終ページに お客様にご確認いただきたい重要な注意事項を記載しております 必ずご確認ください

グローバル株式市場を俯瞰する~2015年8月末データで見る市場動向~

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人民元週間レポート 2017 年 6 月 16 日発行 みずほ銀行 ( 中国 ) 有限公司 中国為替資金部

2016 年 メキシコペソ もとの状況と今後の 通し <メキシコペソ / 円は下落 > < 政策 利とインフレ率の推移 > メキシコペソは もとまで軟調に推移してきました しかし 原油先物価格は2016 年 2 に安値をつけて下落が続いてきた理由として 1 統領選 2メ以降 持ち直す展開

COMPANY RESEARCH AND ANALYSIS REPORT 企業調査レポート エー ディー ワークス 3250 東証 1 部 企業情報はこちら >>> 年 6 月 1 日 ( 木 ) 執筆 : 客員アナリスト 佐藤譲 FISCO Ltd. Analyst Yuzuru S

スライド 1

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第 79 回 2017 年 5 月投資家アンケート調査結果 アンケート調査にご協力下さりました皆様 今年 5 月に実施致しましたアンケート調査にご回答下さり誠にありがとうございます このたび調査結果をまとめましたのでお送りさせていただきます ご笑覧賜れましたら幸 いです 今後もアンケート調査にご協力

マクロ インサイト FRB FRB 長期金利 FRB bp 図表 1 FRB と市場の金利予測の乖離 FOMC 予測 vs 市場予測 年末 年末 2.0 市場が

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

2013 年 8 月 19 日号

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2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

定期調査の質問のうち 代表的なものの結果 1. 日本の株価を 企業のファンダメンタルズと比較してどう評価するか 問 1. 日本の株価は企業の実力( ファンダメンタルズ ) あるいは合理的な投資価値にくらべて 1. 低すぎる 2. 高すぎる 3. ほぼ正しく評価されている 4. わからないという質問で

Economic Indicators_  定例経済指標レポート

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MONEX 個人投資家サーベイ 2018年3月調査

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2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

MONEXグローバル個人投資家サーベイ

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

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米労働市場は直近の回復基調に変化なし ~FRB出口政策への影響は限定的~

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

為替相場展望2018年12月号

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

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日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

マーケット フォーカス経済 : 中国 2019/ 5/9 投資情報部シニアエコノミスト呂福明 4 月製造業 PMI は 2 ヵ月連続 50 を超えたが やや低下 4 月 30 日 中国政府が発表した4 月製造業購買担当者指数 (PMI) は前月比 0.4ポイントの 50.1となり 伸び率がやや鈍化し

日本の債券市場 日本の債券市場の代表的な指数であるNOMURA-BPI 総合は 2 日比で0.09% 上昇しました 前週末発表の1 月の米雇用統計において 賃金上昇圧力が確認されたことを受け 金融引き締めに対する警戒感から各国株式市場が下落したことから 安全資産としての債券需要が高まり日本債券市場は

経済学でわかる金融・証券市場の話③

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米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

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日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版

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目次 1. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1

Transcription:

Trend Report 11 月米雇用統計予想通りならドル上昇につながる可能性 < 前回のレビュー (10 月雇用統計 )> ( 日本時間 11 月 2 日午後 9 時 30 分発表 ) 非農業部門雇用者数 : 前月比 +25.0 万人 ( 市場予想 :+20.0 万人程度 ) 失業率 :3.7% ( 市場予想 :3.7%) 平均時給 : 前年比 +3.1% ( 市場予想 :+3.1%) 11 月 2 日発表された 10 月米雇用統計では 非農業部門雇用者数は前月比 +25.0 万人で市場予想の +20.0 万人程度を上回りました 失業率は 3.7% で市場予想と一致しました 注目された 10 月の平均時給の上昇率は前年比 +3.1% を記録しました 10 月中の平均時給の上昇率は 3% の大台に達したことから 12 月に追加利上げが実施されることは ほぼ確実となり ドル 円は 112 円 78 銭から 113 円 32 銭まで上昇し 113 円 20 銭で取引を終えました 米国株式は下落 ダウ工業株 30 種平均は 109.91 ドル安の 25270.83 で取引を終了しました < 今回の予想 (11 月雇用統計 )> ( 日本時間 12 月 7 日午後 10 時 30 分発表予定 ) 非農業部門雇用者数 : 前月比 +20.5 万人程度 失業率 :3.7% 平均時給 : 前年比 +3.2% 11 月の雇用統計では 非農業部門雇用者数は前月比 +20.5 万人程度 失業率は 10 月と同じ 3.7% と予想されています 市場が注目する平均時給の上昇率は 10 月実績をやや上回る前年比 +3.2% と予想されています 労働市場における需給ひっ迫を反映して平均時給の上昇率が 3% を超える業種はやや増加するとみられています < 市場反応 >11 月雇用統計の結果を受けて外為市場はどう反応するのか? 平均時給の伸びが市場予想を上回った場合 ドル急上昇の可能性 11 月の平均時給の伸びが市場予想を上回った場合 利上げ継続観測が再浮上し リスク選好的な米ドル買いが活発となる可能性があります 雇用統計の内訳が市場予想とおおむね一致した場合 雇用拡大を意識してリスク回避的なドル売りが広がる可能性は低いと予想されます 平均時給の伸び率が予想を下回った場合 株高 ドル安の相場展開も 11 月の平均時給の伸び率が予想を下回った場合 インフレ加速の思惑は大幅に後退し リスク回避的なドル売りが強まる可能性があります ただし コスト増加や金利上昇の懸念は和らぐことで米国株式が上昇した場合 株高を意識してリスク回避的なドル売り 円買いはやや抑制される可能性は残されています 留意点 : 米金利見通しの不透明感強まる 11 月 29 日に公表された米連邦公開市場委員会 (FOMC) 会合の議事要旨 (11 月 7-8 日開催分 ) によると ほぼ全ての FOMC メンバーが フェデラルファンド (FF) 金利誘導目標レンジのもう一段の引き上げがかなり早い時期に妥当になる可能性が高い との見解を表明していました 市場関係者のほぼ全員が 12 月 18-19 日開催の FOMC の会合で 0.25 ポイントの追加利上げが決定されると想定していますが 一部の間では 来年以降の政策金利見通しは不透明であり 予断を許さない状況が続く との声が聞かれています

円 N 先週のメキシコペソ相場今週の見通し 12 月 3 日 - 12 月 7 日取引レンジ 5.50 円 - 5.62 円想定レンジ 5.45 円 - 5.75 円 対円レートは強含み 米国 カナダ メキシコの 3 カ国による新貿易協定 USMCA への署名が期待されたことや 10 月の失業率低下を意識して通貨ペソはやや強い動きを見せた メキシコ中央銀行による追加利上げ観測は後退したが 輸出増加への期待は残されており リスク選好的なペソ買いも観測された 対円レートは下げ渋りか 新貿易協定 USMCA は 11 月 30 日に署名された 解決すべき課題はいくつかあるものの 米国向け輸出増加への思惑は残されており 通貨ペソは米ドルに対して下げ渋る可能性がある 10 月の失業率がやや低下したことも 引き続きペソ買い材料として意識される可能性が高い 5.62 5.60 5.58 5.56 5.54 5.52 5.50 6.00 5.85 5.70 5.55 5.40 5.25 債券相場動向 ( メキシコ 5 年債 ) 先週の概況利回りは横ばいも強含み 週初には株式市場が下落 銀行手数料撤廃懸念などで銀行株が下げを主導 また トランプ米大統領が 必要ならメキシコとの国境を恒久的に閉鎖とも伝わりペソが下落 株安 通貨安 債券安の流れが強まった 今週の見通し 利回りは横ばいか 米中首脳会談を受けて 世界的な貿易戦争に対する警戒感はやや後退の方向となる可能性もある 利回り低下要因となるが 一方で 先週は 19 年の国内総生産成長率見通し引き下げなど 景気減速懸念は低下抑制要因に 財政懸念 移民問題など不透明感は強い状況 買い要因 新貿易協定 USMCA) の署名 国内政治の安定化 主要国の株価安定 売り要因 財政収支の大幅な改善は期待できないとの見方 原油安 世界経済の成長鈍化懸念

N 円 先週の南アランド 円相場今週の見通し 12 月 3 日 - 12 月 7 日取引レンジ 8.13 円 - 8.33 円想定レンジ 8.10 円 - 8.35 円 もみ合い 企業信頼感 消費者信頼感などの経済指標が悪化 ランドの売り要因につながったものの 一方で 米連邦準備制度理事会議長発言を受けた米国金利引き上げの打ち止め感 米中貿易協議の進展期待などは下支えの材料とされた もみ合いを予想 米中首脳会談における貿易協議が決裂しなければ ランドには一段の買い安心感が生まれる 米利上げ加速化ペース鈍化を織り込んだドル売り新興国通過買いの流れも続きそうだ 一方 経済や財政問題への不透明感が強いことで ランドには戻り売り圧力も強まろう 8.32 8.26 8.20 8.14 8.08 8.02 7.96 9.25 8.90 8.55 8.20 7.85 7.50 7.15 債券相場動向 ( 南アフリカ 10 年債 ) 先週の概況利回りは横ばい 企業信頼感 消費者信頼感などの経済指標が悪化して 週前半は利回りが上昇したものの その後は 米連邦準備制度理事会議長発言を受けた米国金利引き上げの打ち止め感 米中貿易協議の進展期待などで利回りは低下した 今週の見通し利回りは横ばいか 米中首脳会談において貿易協議が決裂しなければ ランド買い 利回り低下の流れが先行しよう ただ 経済や財政問題への不透明感が強いことで ランド債のニーズが大きく膨らむ状況でもない 格下げ懸念も依然払しょくできず 買い要因 売り要因 米国金利の先高観後退 主要国の株安 南ア中銀は物価安定に注力 通貨安抑制の方針堅持 欧州向け輸出の伸び悩み 原油安 インフレ率高止まり 増税による景気悪化の可能性

円 N 先週のトルコリラ相場今週の見通し 12 月 3 日 - 12 月 7 日 取引レンジ 21.27 円 - 22.05 円想定レンジ 21.40 円 - 22.40 円 対円レートは堅調推移 トルコ開発銀行は銀行のバランスシートを改善するため 資産担保証券を投資家に販売する準備を進めていると報じられたことが材料視されたようだ 金融システム改善につながる要因となることから 資金流入増大の思惑が浮上し リラは対円でも強い動きを見せる展開となった 対円レートは下げ渋りか 米利上げペースは減速するとの見方が広がっており リスク回避に絡んだリラ売り 米ドル買いはさらに縮小する可能性がある また 原油安も好材料となる 原油安が継続した場合 トルコの貿易収支は改善する可能性があるため リラの対円レートは底堅い動きが続くとみられる 21.90 21.70 21.50 21.30 21.10 20.90 20.70 30.50 28.00 25.50 23.00 20.50 18.00 15.50 債券市場動向 ( トルコ 5 年債 ) 先週の概況利回りは弱含み の安定や原油価格の下落によって短期的なインフレ率鈍化の可能性は高まった また 米国金利の先高観は後退しつつあることや 世界経済の成長鈍化の思惑が広がっていることも 引き続き債券利回りの上昇を抑える要因となった 今週の見通し 利回りは下げ渋りか 短期的には原油価格の動向を意識した取引が主体となりそうだ 主要産油国による生産調整への期待は残されており 原油価格は大幅に反発する可能性がある この動きは当面のインフレ見通しにも影響を与えることから トルコ国債の利回り水準は目先的に下げ渋る展開が予想される 買い要因 原油安 対米関係の改善期待 経常収支の改善期待 売り要因 経常収支の大幅な改善は期待薄 高インフレは経済成長を阻害するとの見方 ユーロ圏経済の成長鈍化懸念

11 月 N ディスクレーマー ( 免責条項 ) 本レポートは 本取引所が フィスコから提供を受けて 公表しているものであり 本レポートの 21.40 22.40 内容に関する一切の権利は フィスコに帰属いたします 本取引所は 本レポートの正確性 完全性 適時性等を保証するものではありません また 本取引所は 本レポートを用いて行う一切の行為及び本レポートに基づいて被った損害について 何ら責任を負うものではありません 株式会社東京金融取引所 ( 以下 [ フィスコ ] という ) は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所 大阪取引所 日本経済新聞社の承諾のもと提供しています JASDAQ INDEX の指数値及び商標は 株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します 掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成 表示したものですが その内容及び情報の正確性 完全性 適時性について フィスコは保証を行っておらず また いかなる責任を持つものではありません 本資料に記載された内容は 資料作成時点において作成されたものであり 予告なく変更する場合があります 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し 事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正 加工することは堅く禁じられています また 本資料およびその複製物を送信 複製および配布 譲渡することは堅く禁じられています フィスコが提供する投資情報は あくまで情報提供を目的としたものであり 投資その他の行動を勧誘するものではありません 本資料に掲載される株式 投資信託 債券 為替および商品等金融商品は 企業の活動内容 経済政策や世界情勢などの影響により その価値を増大または減少する事もあり 価値を失う場合があります 本資料は 本資料により投資された資金がその価値を維持または増大する事を保証するものではなく 本資料に基づいて投資を行った結果 お客様に何らかの損害が発生した場合でも フィスコは 理由のいかんを問わず 責任を負いません フィスコおよび関連会社とその取締役 役員 従業員は 本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります 投資対象および銘柄の選択 売買価格などの投資にかかる最終決定は お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします 以上の点をご了承の上 ご利用ください 第 5 回北米自由貿易協定 協議妥結への期待 インフレ抑制でメキシコ中銀は適切に対応の見方