経済産業研究所 (RIETI) BBL セミナー プレゼンテーション資料 212 年 11 月 1 日 世界経済と金融市場 : 今後の見通しと課題 石井詳悟 資料の引用は IMF の HP に掲載されている世界経済見通し本文及び図表から直接の引用としてください http://www.rieti.go.jp/jp/index.html
世界 アジア経済見通し : 高まる不確実性の中での経済成長回復の確保 石井詳悟 IMF アジア太平洋地域事務所 212 年 11 月
プレゼンテーションの概要 世界の景気後退とその要因 世界経済の今後の見通しとリスク アジア経済の最近の動向と見通し 今後の課題 : 何をすべきか? 2
新たに直面する景気後退 世界の鉱工業生産 ( パーセント, 年率 季節調整済み 3 ヶ月移動平均 ) 商品輸出 ( パーセント, 年率 季節調整済み 3 ヶ月移動平均 ) 3 6 2 4 1 2-1 -2-2 -3 先進国 新興国 12 年 7 月 -4 26 27 28 29 21 211 212 先進国 新興国 12 年 7 月 26 27 28 29 21 211 212-4 -6-8 出所 :IMF 世界経済見通し 3
製造業生産は減少傾向にあり失業率は高止まり 6 世界の製造業購買担当者指数 (PMI) ( インデックス ; > 5 = 拡大 ; 季節調整済 ) 12 先進国における失業率 ( パーセント ) 55 1 5 8 45 6 4 世界 4 先進国 35 新興国 2 米国ユーロ圏 OECD 諸国全体 12 年 8 月 3 26 27 28 29 21 211 212 26 27 28 29 21 211 212 出所 : IMF グローバルデータソース Source: OECD 4
景気後退要因 ユーロ圏 : 危機の深刻化 先進国 : 財政状況が厳しく 財政再建が成長を阻害 新興国 : 輸出の減退により景気が後退 5
ユーロ圏 : 民間資本から公的資本へ ポートフォリオ及びその他の投資資本フロー 1/ (29 年 12 月からの累積 ; 対 GDP 比 パーセント ) ユーロ圏 : ギリシャ アイルランド イタリア ポルトガル スペインに対するエクスポージャー (1 億ユーロ ) 8 6 4 中核国 2/ 3, 2,5 2 2, EFSF/EFS -2-4 -6-8 周縁国 3/ -1 212:Q1-12 21 211 212 1/ 中央銀行を除く 2/ 中核国は ベルギー フランス ドイツ オランダを指す 3/ 周縁国はギリシャ アイルランド イタリア ポルトガル スペインを指す 1,5 1, 5 ECB borrowing Borrowing from private banks Dec-9 1/ Securtiies market program. 公的部門 銀行部門 SMP 1/ SM ECB borrowing Borrowing from private banks Current 6
ユーロ圏 : 金融条件は二極化が進行 住宅ローン 2 年物国債利回り ( パーセント ) 新規ローン金利の変動 (29 年 12 以降 ベーシスポイント ) 9 8 2 15 周縁国 Portugal 7 6 1 Ireland Spain Italy 5 周縁国 5 Cyprus 4 3 2 1 中核国 -5 Finland Greece France Austria Belgium Netherlands Germany 企業向けローン中核国 -1 Jan-1 Jul-1 Jan-11 Jul-11 Jan-12 Jul-12-1 -5 5 1 15 2 25 67
Jan-11 Mar-11 May-11 Jul-11 Sep-11 Nov-11 ユーロ圏 : 直近では政府 中央銀行による政策実行により金融環境は改善 Jan-12 Mar-12 May-12 Jul-12 Sep-12 Oct-12 Jan-11 Mar-11 May-11 Jul-11 Sep-11 Nov-11 Jan-12 Mar-12 May-12 Jul-12 Sep-12 Oct -12 ユーロ圏 : ソブリン CDS スプレッド (5 年債 ; ベーシスポイント ) ユーロ圏銀行 :CDS スプレッド (5 年債 ; ベーシスポイント ) イタリアフランススペインポルトガル ( 右目盛 ) 8 BNP パリバ クレディ アグリコル 9 18 7 ウニクレディト イタリアーノ バンコ サンタンデール 8 16 7 14 6 6 12 5 5 1 4 4 8 3 3 2 6 4 2 1 2 1 8
先進国 : 大幅なバランスシートの調整 貸出条件 ( 国内の借り手から見た貸出水準の厳格化 ; パーセントポイント ) 財政再建 ( 構造的財政収支の変化 ; 対 GDP 比 パーセント ) 1 1.5 8 6 4 米国ユーロ圏日本英国 1.5 -.5 2 先進国 新興 途上国 -1-1.5-2 -2-2.5-4 12:Q2 27 28 29 21 211 212 29 1 11 12 13-3 9
Jun-8 Oct-8 Feb-9 Jun-9 Oct-9 Feb-1 Jun-1 Oct-1 Feb-11 Jun-11 Oct-11 Feb-12 Jun-12 Jun-8 Sep-8 Dec-8 Mar-9 Jun-9 Sep-9 Dec-9 Mar-1 Jun-1 Sep-1 Dec-1 Mar-11 Jun-11 Sep-11 Dec-11 Mar-12 Jun-12 Sep-12 Oct-12 先進国 : 景気回復力が依然弱い 先進国製造業購買担当者指数 (PMI) ( インデックス ; > 5 = 拡大 ; 季節調整済 ) 先進国 : 消費者信頼感指数 ( 過去のデータの平均により標準化 ) 6 米国 ユーロ圏.5 ユーロ圏 米国 55. -.5 5-1. 45-1.5 4-2. 35-2.5 3-3. 1 過去の平均は 2 年から 21 年のデータを基に算出 データは 9 月 ( 米国 は 1 月 ) 時点 1
新興国 : 景気後退 実質与信成長率 ( 対前年比 パーセント ) 実質 GDP 成長率 ( 対前年比 パーセント ) 4 トルコ トルコ 16 35 ブラジル ブラジル 14 3 インド 中国 インド 中国 12 25 1 2 8 15 6 1 4 5 12:Q2 2 21 211 212 12 年 6 月 21 211 212 11
世界経済見通し : 脆弱性と不確実性 前提条件 欧州の政策当局が強力な政策をとり金融情勢を緩和する 米国で財政の崖が回避され 債務上限が引き上げられる 見通し 経済回復は徐々に力強さを取り戻すものの 下振れリスクは大きい 12
主要諸国の成長見通しはさらに悪化 WEO 実質 GDP 成長率予測 ( 対前年比 パーセント ) 212 (212 年 1 月 ) 世界米国ユーロ圏日本ブラジルロシアインド中国 3.3 2.2 -.4 2.2 1.5 3.7 4.9 7.8 (212 年 7 月 ) 3.5 2. -.3 2.4 2.5 4. 6.1 8. (212 年 4 月 ) 3.5 2.1 -.3 2. 3. 4. 6.9 8.2 213 (212 年 1 月 ) 3.6 2.1.2 1.2 4. 3.8 6. 8.2 (212 年 7 月 ) 3.9 2.3.7 1.5 4.6 3.9 6.5 8.5 (212 年 4 月 ) 4.1 2.4.9 1.7 4.1 3.9 7.3 8.8 出所 :IMF 世界経済見通し 13
インフレ率は低下し 今後も下降基調 総合消費者物価 ( 対前年比 パーセント ) 1 ユーロ圏 中南米 1 1 8 日本 アジア新興国 2 8 6 米国 6 4 4 2 2-2 -2-4 26 27 28 29 21 211 212 213 26 27 28 29 21 211 212 213-4 1/ 中南米 : ブラジル チリ コロンビア メキシコ ペルー 2/ アジア新興国 : 中国 インド インドネシア マレーシア フィリピン タイ 14
深刻な下振れリスク 9 パーセント信頼区間 9 パーセント信頼区間 (WEO212 年 4 月号 ) 9 パーセント信頼区間 (WEO211 年 9 月号 ) ベースライン 世界経済の成長見通し 1/ ( パーセント変化率 ) 7 6 5 4 3 下振れ : 1. ユーロ圏におけるさらなる緊張の高まり 2. 米国における財政の崖 3. 原油価格高騰 4. 中期的なリスク : 先進国の高い債務 新興国の成長率の低下 2 1-1 29 21 211 212 213 1/ 6 分の 1 の確率で世界経済は深刻な景気後退を迎える ( 世界経済の成長率 < 2 パーセント ) 15
リスク : ユーロ圏危機の悪化と米国財政の崖 ユーロ圏下振れシナリオ 1/ ( 生産減少 ;213 年ベースラインからの乖離 %) 米国財政の崖 2/ ( 生産減少 ;213 年ベースラインからの乖離 %) -1-2 -3-4 -5-6 -7-1 -2-3 -4-5 -6-7 1/ 公債 社債のスプレッドが上昇し 与信が縮小し 周縁国が財政再建を前倒しで取り組まなければならない状況を想定 2/ 財政再建とコンフィデンス効果を前提としているが 金融調整は行われないものと家庭 16
リスク : 原油供給網の崩壊シナリオ. 2 年後の GDP 損失 (WEO ベースラインからの乖離 パーセント ) 1 年後のインフレーション (WEO ベースラインからの乖離 パーセント ).8 -.2.7 -.4.6 -.6.5 -.8-1..4-1.2.3-1.4.2-1.6.1-1.8 米国ユーロ圏日本ラテンアメリカアジア新興国 米国ユーロ圏日本ラテンアメリカアジア新興国. 出所 :IMF スタッフによる推計 17
211:Q3 211:Q4 212:Q1 212:Q2 211:Q3 211:Q4 212:Q1 212:Q2 211:Q3 211:Q4 212:Q1 212:Q2 211:Q3 211:Q4 212:Q1 212:Q2 211:Q3 211:Q4 212:Q1 212:Q2 日本 ニュージーランド オーストラリア マレーシア 中国 韓国 タイ 台湾 フィリピン 香港 シンガポール インドネシア ベトナム インド アジア : 経済成長率は低下し インフレ圧力が緩和 アジア : 実質 GDP 成長率 ( 季節調節済み対前四半期比 年率 パーセント ) アジア : 総合インフレーション ( 対前年比 パーセント ) 15 12 9 6 3-3 -6 2 15 1 5 211 年 12 月最新データ 25-7 年平均 -9-5 アジア先進国東アジア ( 中国は除く ) ASEAN 中国インド Sources: CEIC Haver Analytics 及び IMF スタッフによる算出 出所 : IMFスタッフによる予測 1 最新データは212 年 8 月時点 ただし 韓国 インドネシア タイ ベトナムは212 年 9 月時点 インドに関しては, 卸売価格指数を使用 18
Feb-1 Apr-1 Jun-1 Aug-1 Oct-1 Dec-1 Feb-11 Apr-11 Jun-11 Aug-11 Oct-11 Dec-11 Feb-12 Apr-12 Jun-12 Aug-12 Sep - 12 Feb-11 Apr-11 Jun-11 Aug-11 Oct-11 Dec-11 Feb-12 Apr-12 Jun-12 Aug-12 アジア : 輸出 鉱工業生産も弱まる アジア : 国 地域別輸出 ( 対前年比 パーセント ) アジア : 鉱工業生産指数 (3 ヶ月平均 季節調整済み年率換算値 ) 6 アセアン中国インド日本 7 5 アセアン5 中国インド日本 3 3 1-1 -3-3 -5 最新データは 8 月 ( 中国 日本 インドは 9 月 ) 時点 最新データはそれぞれ 9 月 ( 中国 ) 8 月 ( 日本 インド 東アジア ) 6 月 ( アセアン ) 時点 19
Jan-11 Feb-11 Mar-11 Apr-11 May-11 Jun-11 Aug-11 Sep-11 Oct-11 Nov-11 Dec-11 Jan-12 Feb-12 Apr-12 May-12 Jun-12 Jul-12 Aug-12 Sep-12 Jan-7 Apr-7 Jul-7 Oct-7 Jan-8 Apr-8 Jul-8 Oct-8 Jan-9 Apr-9 Jul-9 Oct-9 Jan-1 Apr-1 Jul-1 Oct-1 Jan-11 Apr-11 Jul-11 Oct-11 Jan-12 Apr-12 Jul-12 Sep-12 アジア : 一方 資本の流入が回復し 金融情勢は改善 アジア新興国 : 株式及び債券ファンドネットフロー (1 億 US ドル ) アジア : 金融情勢指数 (FCI) ( 指数 : 上昇 = 金融情勢は緩和的 ) 4 3 債券ファンド (4 週間移動平均 左目盛 ) 株式ファンド (4 週間移動平均 左目盛 ) 恐慌指数 (VIX 右目盛 ) 45 4 8 6 2 35 4 1 3 2 25-1 2-2 -2-3 -4-5 15 1 5-4 -6-8 -1 アジア先進国中国東アジア ( 中国は除く ) アセアンインド アセアンは インドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイを含む 2
Jan-1 Apr-1 Jul-1 Oct-1 Jan-11 Apr-11 Jul-11 Oct-11 Jan-12 Apr-12 Jul-12 Oct-12 Jan-1 Apr-1 Jul-1 Oct-1 Jan-11 Apr-11 Jul-11 Oct-11 Jan-12 Apr-12 Jul-12 Oct-12 アジア : 金融市場での信頼回復 アジア : ソブリン CDS スプレッド ( ベーシスポイント ) アジア : 銀行 CDS スプレッド (5 年債 ; ベーシスポイント ) 3 25 韓国インドネシアマレーシアフィリピンタイ中国 45 4 35 3 中国マレーシア台湾韓国 香港シンガポールインド 2 25 2 15 15 1 1 5 5 21
アジア : 経済成長も徐々に回復の見込み アジア : 実質 GDP 成長率 ( 対前年比パーセント ) 実際のデータと最新予測 WEO212 年 4 月号との差 9 8 アジア : 実質 GDP 成長率の範囲 ( パーセント ) 予測中央値 21 211 212 213 212 213 アジア先進国 4.1 -.2 2.4 1.6.2 -.5 日本 4.5 -.8 2.2 1.2.2 -.5 東アジア 9.9 8.2 6.8 7.4 -.6 -.6 中国 1.4 9.2 7.8 8.2 -.4 -.6 韓国 6.3 3.6 2.7 3.6 -.9 -.3 南アジア 9.8 6.9 5. 6. -1.8-1.2 インド 1.1 6.8 4.9 6. -2. -1.3 ASEAN 7.6 4.6 5.1 5.5. -.5 インドネシア 6.2 6.5 6. 6.3 -.1 -.3 マレーシア 7.2 5.1 4.4 4.7.. フィリピン 7.6 3.9 4.8 4.8.7.1 シンガポール 14.8 4.9 2.1 2.9 -.6-1. タイ 7.8.1 5.6 6..1-1.5 ベトナム 6.8 5.9 5.1 5.9 -.5 -.4 アジア新興国 1 9.6 7.4 6.1 6.8 -.8 -.7 アジア 8.4 5.9 5.4 5.9 -.6 -.7 7 6 5 4 3 2 1 5 パーセント信頼区間 7 パーセント信頼区間 9 パーセント信頼区間 29 21 211 212 213 1/ アジア新興国は東アジア インド インドネシア マレーシア フィリピン シンガポール タイ ベトナムを含む Sources: IMF 世界経済見通しデータベース及びスタッフによる算出 22
何をすべきか? 直近のリスクを取り除く ユーロ圏 : 信頼の回復 米国 : 財政の崖回避 債務上限の引上げ 23
先進国 : 財政再建への取り組み 信頼たる中期財政健全化計画の実施 - 米国と日本にとり 鍵となる 財政 成長維持のための緊急時対応策 景気循環を調整したうえでターゲットを絞り 自動安定化装置を稼動させる 可能であれば中期的な調整をスムーズに実施 金融 金融緩和政策の維持 24
財政再建 : 主要国で進展が見られるが道のりは長い 景気循環調整済プライマリーバランスの変化 ( 対潜在 GDP 比 パーセント ) 日本米国アイルランドスペインギリシャ英国ポルトガルフランスイタリアカナダドイツ 2 4 6 8 1 12 14 16 18 2 22 予想される調整 (212-213 年 ) 債務削減目標到達のために 22 年までに必要な調整 Note: 23 年までに公的債務残高を対 GDP 比で 6% まで削減することを目標とした ( 日本は純債務を対 GDP の 8% に減らすことを目標 ) 25
新興 途上国 : 各国の経済状況に合わせた対応 ベースラインシナリオ 金融引き締め政策を中断 もしくはやや緩和 特にインド ロシア トルコにおいて 財政再建を継続 金融政策の緩和を進め マクロプルーデンシャル政策を強化 下振れリスク 財政安定化装置を稼動 必要に応じて中期成長戦略と整合性のある財政出動を実施 ( 例中国 ) 26
新興 途上国 : 中期的に財政 金融政策の出動余地の確保 6. 4. 2.. -2. 一般政府構造的財政収支 ( 対 GDP 比 パーセント ) 28 年 4 月 212 年 4 月 28 年平均 212 年平均 実質政策金利 ( パーセント ) 12. 1. 8. 6. -4. -6. -8. -1. 27 212 27 年平均 4. 2.. -12. 212 年平均 BR CL CN CO ID IN KR MY PE PL RU TH TR ZA BR CL CN CO ID IN KR MY PE PL RU TH TR ZA -2. BR: ブラジル ; CL: チリ ; CN: 中国 ; CO: コロンビア ; ID: インドネシア ; IN: インド ; KR: 韓国 ; MX: メキシコ ; MY: マレーシア ; PE: ペルー ; PH: フィリピン ; PL: ポーランド ; RU: ロシア ; TH: タイ ; TR: トルコ ; ZA: 南アフリカ 27
途上国 : 食料価格の高騰に対処 3 商品価格紙数 (25 年 = 1) 25 2 食料 : 状況は 28 年ほど深刻ではない 貧困者への支援は補助金ではなく 譲渡を通じて実施 15 213 年予測 二次被害が生じた場合のみ金融政策を引き締める 1 食料指数 1 禁輸の回避 5 金属指数 平均原油価格指数 28 29 21 211 212 212 年 8 月 1/ 食料指数は コーン 小麦 米 大豆の平均価格を基に作成 28
世界経済が均衡を取り戻すために必要なさらなる措置 経常収支赤字国 財政再建 生産性及び貯蓄増加のための構造改革 経常収支黒字国 国内消費の拡大 市場原理に基づく為替制度の採用 29
要点 世界経済は減速し 大幅な不確実性と下振れリスクに直面 世界経済見通し下方修正, 下振れリスクは急上昇 先進国 : 政府の対応は前進しているが 危機からの持続的な回復を確保するために強力な対策が必要 新興国 : 経済活動は減速し 政策の自由度を高める余地を確保しなければならない一方で 成長促進も必要 中期的に不均衡是正 ( リバランス ) 3
END 31