1 地域再生計画の名称 琵琶湖博物館リニューアルプロジェクト 地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 滋賀県 3 地域再生計画の区域 滋賀県の全域 4 地域再生計画の目標琵琶湖博物館は 平成 8 年の開館以来 観光や環境学習の拠点として県内外から約 1,000 万人の方に利用いただいており 年間約 34 万人 (H27) と県立の博物館としては全国トップクラスの来館者数があるが 開館以来 20 年間大規模な整備が行われておらず 大人や観光客への訴求力の低下からくる来館者の減少が構造的な課題である また 関西圏での知名度は決して高いとは言えない状況にある こうした課題の解決を図るため 琵琶湖 滋賀 環境学習といえば琵琶湖博物館 と認知されるシンボリックな施設の整備等により 次に掲げる博物館を創造することで これまで以上に多くの方の利用を促し 安定した来館者の確保につなげることを目指すものである 研究施設 文化施設 環境学習施設 観光施設であるという琵琶湖博物館の多面性を生かし 琵琶湖 滋賀 の多彩な魅力を県内外に発信し 高い集客力を誇る 博物館 全国各地の学校が修学旅行で広島市の平和記念公園を訪れるように 環境学習のため全国各地の学校が修学旅行で訪れる 教育旅行の一大拠点 となる 博物館 新設する樹冠トレイルや レストラン ショップを目当てとした新たな利用者層や 大人同士での利用が多い 博物館 障害者や高齢者が気軽に訪れることができる 博物館 訪れる度に新しい感動を味わえ 何度来ても繰り返し楽しめる リピート率が高い 博物館 滋賀県産にこだわり 琵琶湖博物館ならでは を提供するレストランやショップを整備し 施設全体として高い収益力を誇る 博物館 周辺施設の収益力も向上させ 地域のにぎわい創出の核となる 博物館 1
数値目標 琵琶湖博物館リニューアル プロジェクト 年月 KPI 来館者数 申請時 342,000 人 H28.3 初年度 510,000 人 H30.3 2 年目 570,000 人 H31.3 3 年目 512,000 人 H32.3 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は 琵琶湖博物館に団体客用の昼食 休憩スペース 琵琶湖を上空から眺望できる 樹冠トレイル を新設するとともに レストラン ショップの機能充実を行うとともに 大人の探究心を駆り立てる知的空間となる おとなのディスカバリー 等の交流空間 交流機能の再構築などのハード整備と併せ 積極的な広報 メディア戦略を展開することにより 滋賀県への集客を牽引する また 学習船 うみのこ を使った宿泊体験型の教育 ( 新しい学習プログラム ) を琵琶湖博物館と連携しながら構築し 琵琶湖博物館へのさらなる来館者の増加につなげる 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業 まち ひと しごと創生寄附活用事業に関連する寄附を行った法人に対する特例 ( 内 閣府 ) A2007 (1) 事業名 : 琵琶湖博物館リニューアルプロジェクト (2) 事業区分 : 観光業の振興 (3) 事業の目的 内容 ( 目的 ) 琵琶湖博物館は 平成 8 年の開館以来 観光や環境学習の拠点として県内外から約 1,000 万人の方に利用いただいており 年間約 34 万人 (H27) と県立の博物館としては全国トップクラスの来館者数があるが 開館以来 20 年間大規模な整備が行われておらず 大人や観光客への訴求力の低下からくる来館者の減少が構造的な課題である また 関西圏での知名度は決して高いとは言えない状況にある こうした課題の解決を図るため 琵琶湖 滋賀 環境学習といえば琵琶湖博物館 と認知されるシンボリックな施設の整備等により 次に掲げる博物館を創造することで これまで以上に多くの方の利用を促し 安定した来館者の確保につなげることを目指すものである 2
研究施設 文化施設 環境学習施設 観光施設であるという琵琶湖博物館の多面性を生かし 琵琶湖 滋賀 の多彩な魅力を県内外に発信し 高い集客力を誇る 博物館 全国各地の学校が修学旅行で広島市の平和記念公園を訪れるように 環境学習のため全国各地の学校が修学旅行で訪れる 教育旅行の一大拠点 となる 博物館 新設する樹冠トレイルや レストラン ショップを目当てとした新たな利用者層や 大人同士での利用が多い 博物館 障害者や高齢者が気軽に訪れることができる 博物館 訪れる度に新しい感動を味わえ 何度来ても繰り返し楽しめる リピート率が高い 博物館 滋賀県産にこだわり 琵琶湖博物館ならでは を提供するレストランやショップを整備し 施設全体として高い収益力を誇る 博物館 周辺施設の収益力も向上させ 地域のにぎわい創出の核となる 博物館 琵琶湖博物館展示交流空間の再構築 ( 事業の内容 ) 琵琶湖博物館に団体客用の昼食 休憩スペース 琵琶湖を上空から眺望できる 樹冠トレイル を新設するとともに レストラン ショップの機能充実や大人の探究心を駆り立てる知的空間となる おとなのディスカバリー 等の交流空間 交流機能の再構築を行う ( 各年度の事業の内容 ) 初年度 ) おとなのディスカバリールームの展示物制作委託 備品 ( 顕微鏡 書架 図鑑等 ) 整備 旧 UNEP( 国連環境計画 ) 施設の改修による交流機能の拡大 ( 内装 備品整備 ) 2 年目 )A 展示室内およびB 展示室の展示設計業務委託 交流空間の展示施工 ( 平成 30 年度執行分 全体のうち 48.12% が対象 ) 樹冠トレイルの整備( 平成 30 年度執行分 現場技術業務委託 : 全体のうち 49.64% 整備工事( 下部工 ): 同 24.63% 整備工事( 上部工 ): 同 88.72% が対象 ) 3 年目 )A 展示室内およびB 展示室内の改装 ( 標本 剥製 表示板制作委託等 ) 新びわ湖フローティングスクール事業 ( 事業の内容 ) 昭和 58 年度より 県内全ての5 年生や県外小学生等を対象に 琵琶湖を舞台にした学習船 うみのこ を使った宿泊体験型の教育を展開し 環境に主体的にかかわる力や人と豊かにかかわる力を育むことを目的として びわ湖フローティングスクール事業を実施してきた 3
現在 これまで 33 年間の運航によって船体の老朽化が顕在し現船での当該事業の実施が困難となってきたことから 平成 30 年 4 月の新船就航に向けて建造を進めており 併せて学習プログラムについても固定化が課題となっていたため 新船建造を契機に 新たな学習プログラムの検討を行ってきたところである 新たな学習プログラムでは 琵琶湖を通した環境学習について 乗船児童の探究的な学習を支援するため 次のように琵琶湖博物館と連携したプログラムメニューを構築することとしている 1 琵琶湖博物館の学芸員とのテレビ電話によるプランクトンや水生生物 水草を用いた船上講義 2タブレット端末を用いた調べ学習における琵琶湖博物館の映像資料や情報の提供などにより 子どもたちの琵琶湖に対する関心を高め 乗船後の好奇心 探究心を満たすフォローアップの施設として琵琶湖博物館を認識してもらうことを目的に 連携 実施する 本事業は ICT 機器や水中カメラ等 新規に必要な備品等を整備し 琵琶湖博物館との連携プログラムを含めた新学習プログラムを実施することで 乗船した県内外の児童とその家族の来館を促すことができるとともに 視察乗船した県外の教員に校外学習や修学旅行における琵琶湖博物館の活用を促すことなどによって 県内外からの個人 団体来館者増に寄与するものである ( 各年度の事業の内容 ) 初年度 ) 学習 ICT 備品の発注 整備 新しい航海計画の策定 2 年目 ) 平成 30 年 4 月の新船就航に伴う新しい学習備品 ICT 機器を使った航海の開始 3 年目 ) 前年度に引き続き ICT 機器を使った研究航海の実施航海計画作成会議等で各校に新しい学習プログラムの魅力と実施率を報告 (4) 地方版総合戦略における位置づけ琵琶湖博物館展示交流空間の再構築は 滋賀の素材 魅力磨き上げプロジェクト において 琵琶湖をはじめとする滋賀の豊かな自然や歴史文化 その豊かな環境で育まれた食やモノなど多くの魅力的な資源を国内外に発信するとともに 産官学連携によるイベント開催などのブランド戦略の推進を図り 交流人口の増加につなげるものとして位置づけている また 新びわ湖フローティングスクール事業は 豊かな学びのフィールド 滋賀 人づくりプロジェクト において 安全で安心して学べる環境づくりを進めながら 琵琶湖をはじめとする自然や暮らしの中から学ぶ 湖の子 などの体験活動を通して たくましく生きる力 を育む教育を推進することで 次代を担う人材の育成につなげることを位置づけている 4
滋賀の素材 魅力磨き上げプロジェクト における重要業績評価指標(KPI) 観光宿泊者を 20% アップ 延べ宿泊者数 平成 26 年 ( 見込み ) 331 万人 平成 31 年 400 万人 観光入込客を6% アップ 延べ観光入込客数 平成 26 年 ( 見込み ) 4,675 万人 平成 31 年 5,000 万人 観光消費額を7% アップ 観光消費額 平成 26 年 ( 見込み ) 1,579 億円 平成 31 年 1,700 億円 豊かな学びのフィールド 滋賀人づくりプロジェクト における重要業績評価指標 (KPI) 教育の満足度を倍増 県政世論調査 子どもの生きる力を育むきめ細かな教育環境の整備 の項目における県の施策への満足度 平成 26 年度 13.5% 平成 31 年度 30% (5) 事業の実施状況に関する客観的な指標 ( 重要業績評価指標 (KPI)) 事業 琵琶湖博物館リニューアルプロジェクト年月 KPI 来館者数 申請時 342,000 人 H28.3 初年度 510,000 人 H30.3 2 年目 570,000 人 H31.3 3 年目 512,000 人 H32.3 3 年目は A B 展示室改修に伴う閉室による来館者減を見込んでいる (6) 事業費琵琶湖博物館展示交流空間の再構築区分 ( 単位 : 千円 ) 年度 H29 H30 H31 計 事業費計 36,483 331,679 32,316 400,478 賃金 232 80 328 640 旅費 491 291 608 1,390 需用費 2,977 8,000 2,415 13,392 役務費 1,000 0 706 1,706 5
委託料 11,100 147,443 9,253 167,796 使用料 153 193 244 590 工事請負費 4,731 169,942 3,342 178,015 備品購入費 15,799 5,730 15,420 36,949 新びわ湖フローティング事業区分 年度 H29 H30 H31 計 事業費計 20,981 324 1,692 22,997 備品購入費 20,981 0 0 20,981 委託料 0 324 1,692 2,016 (7) 申請時点での寄附の見込み年度 H29 H30 株式会社株式会社製造業計法人名ダイフク京進見込額 ( 千円 ) 500 1,000 1,500 3,000 (8) 事業の評価の方法 (PDCA サイクル ) ( 評価の手法 ) 県の基本構想審議会の委員 団体等の代表者 県関係職員等で構成する 人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり推進協議会 において 事業の進捗状況について検証を実施する また 新びわ湖フローティングスクール事業については 船舶の専門家 ( 大学教授 ) 市町教員委員会代表者 小学校校長会代表 および県民の代表者 (PTA 各種団体) から構成される びわ湖フローティングスクール運営懇話会 において 事業を評価 検証する ( 評価の時期 内容 ) 事業実施年度の翌年度 (8 月頃 ) 上記会議体等において 事業の結果を検証し 事後 の取組方針を決定する予定 ( 公表の方法 ) 目標の達成状況については 検証後速やかに滋賀県ホームページにおいて公表する (9) 事業期間平成 29 年 4 月 ~ 平成 32 年 3 月 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 6
該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 新琵琶湖博物館創造推進事業事業概要 : 新琵琶湖博物館の創造推進による琵琶湖の価値を発信するために 広報 メディア戦略の展開 県外からの教育旅行とインバウンド観光拡大のプロモートを行うもの 実施主体 : 滋賀県事業期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 32 年度 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 32 年 3 月 31 日まで 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況にかかる評価の手法県の基本構想審議会の委員 団体等の代表者 県関係職員等で構成する 人口減少を見据えた豊かな滋賀づくり推進協議会 において 事業の進捗状況について検証を実施する また 新びわ湖フローティングスクール事業については 船舶の専門家 ( 大学教授 ) 市町教員委員会代表者 小学校校長会代表 および県民の代表者(PT A 各種団体) から構成される びわ湖フローティングスクール運営懇話会 において 事業を評価 検証する 7-2 目標の達成状況にかかる評価の時期及び評価を行う内容 事業実施年度の翌年度 (8 月頃 ) 上記会議体において 事業の結果を検証し 事 後の取組方針を決定する予定 7-3 目標の達成状況にかかる評価の公表の手法 目標の達成状況については 検証後速やかに滋賀県ホームページおよびびわ湖フ ローティングスクールホームページにおいて公表する 7