第 2 学年 生活科学習活動案 平成 1 8 年 1 0 月 2 3 日 ( 月 ) 5 校時支援者中山麻希 1. 単元名 やさいいっぱいゆめいっぱい ( 小単元名 : あきまきやさいをそだてよう ) 2. 単元について本単元は 春まき野菜と秋まき野菜を育てる 2 部構成の栽培活動を中心とした学習活動である 栽培活動を中心としながら 人との関わりを大切にした単元構成をしている 児童間の関わりは常にあるが 春まき野菜では 身近な野菜作り名人 秋まき野菜では地域の方というように児童の関わりが広がってきている 1 学期に取り組んだ第 1 部 はるまきやさいをそだてよう では 各グループにかれ なす ピーマン おくら にんじん ラディッシュ きゅうりを育ててきた また 一人一鉢でトマトも育てることができた 水やり当番を決め 世話をする中で 生長の様子を記録したり 発見したことや困ったこと 疑問に思うことを色別の付箋にけて記録したりしてきた 困ったことや疑問に思うことについては 地域の 野菜作り名人 と称した保護者や祖父 地域で農業を営む方に聞く場を設定した この活動では 子どもたちは自の課題を解決するために 積極的に名人に質問をすることができた しかし 名人と児童の一問一答式となり 話を広げたり聞き返したりすることは難しかった また 個人の課題をグループの課題として解決するための対話には至らなかった それを受けて第 2 部では グループで協力して野菜を育てる中で 出てきた課題点をグループの課題として解決させる手立てを行いたい 具体的には グループの中で解決しなければならない課題を一つに絞り グループの問題として意欲を持ってインタビューに取り組めるよう話し合う 課題を決めたり 役割担を決めたりする中で 話し合い協力することの大切さに気付かせたい また グループで協力して地道に世話を続けていく大切さにも気付くように支援していきたい そして 野菜作り名人 だけでなく地域の商店街に出向き お店を開くための課題解決をしながら 様々な人とのつながりを実感させていきたい 本時は 野菜を育てる中で出てきた疑問や困ったことを 野菜作り名人に質問する活動である 1 学期は天候が悪く野菜を見ながら話を聞くことができなかったが 今回はインタビューを畑の中で行い 実際に野菜を見ながら質問し解決を行いたい また 対話を通して 児童から出た疑問や問題点だけでなく 野菜作りをする上で うれしかったことや苦労する点を話してもらうことにより 名人の思いにふれ 野菜作りの大変さに気付かせたい 本単元は 小学校学習指導要領生活内容 ( 3 ) ( 7 ) を主として受けている
3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり 育てた野菜を売ったりする活動を通して 人と関わる喜びに気付く ( 気付き ) 4. 単元の評価規準 評価規準の具体 内容のまとまりごとの評価規準 生活への関心 意欲 態度 活動や体験についての身近な環境や自に思考 表現ついての気付き 地域の人々や様々な場所に親しみをもって関わり 自の生活を広げようとしている 内容 ( 3 ) 地域の人々や様々な場所と適切にかかわることや 安全に生活することについて考え それを表現することができ 自たちの生活は 地域の人々や様々な場所と関わりをもっていることがかって 生き物やそれらの育つ場所 る 内容 ( 3 ) いる 内容 ( 3) 変化や成長の様子に関心をもち 親しんだり大切にしたりしようとしている 工夫して動物を飼ったり植物を育てたりするとともに 世話をしたことや生き物のこ 動植物は生命をもっていることや成長していること 動植物の世 内容 ( 7 ) となどについて表現することができる 内容 ( 7) 話の仕方などに気付いている 内容 ( 7 ) 単元の評価規準 生活への関心 意欲 態度 野菜作りを通して 地域の人に話しかけたりからないことを聞いたりして 進んでかかわろうとしている 活動や体験についての思考 表現 野菜の世話をする中で気付いたことや 地域の人に教わったことなどを表現することができる 身近な環境や自についての気付き 地域の人にかかわることを通して 育てている野菜の適切な世話の仕方や 育てる喜びに気付く
小単元における具体の評価規準 A 生活への関心 意欲 態度 B 活動や体験についての 思考 表現 C 身近な環境や自 についての気付き 1. 育てている野菜の変化の様子を探したり 生長を楽しみにしたりしながら 世話をすることができる 2. 地域の人に 進んで話しかけ 課題解決をすることができる 3. お店を開くことに進んで関わり お客に積極的に話しかけることができる 1. 世話をする中で 気付いたことや感じたことなどを絵や文章で表現することができる 2. インタビューやお店の様子を観察することから かったことを表現し 伝えることができる 3. お店を開く中で 相手に応じて接し方を考えることができる 1. 野菜の変化や生長の様子に気付く 2. 地域の人々や様々な場所などとかかわって生活すると楽しいことに気付く 3. お店を開くことにより 人と上手に接することができるようになったことに気付く 5. 活動及び評価計画 ( 全 31 時間扱い ) 時間活動名 主な学習活動教師の支援 具体の評価規 準 評価方法 ( ) 第一次 16 時間 1. 野菜を育てよう 1 育てる野菜について最終の活動内容を決め テーマを決める 2 育てる野菜を決め 種苗を買いに行く 3 畑を作り 植える 4 世話をしながら 生長の様子を記録する 5 野菜作り名人にインタビューする ( 本時 ) 単元の始めに活動のゴールを決める時間を設定し 見通しを持って活動できるように支援す A - 1 る ( 行動観察 ) 生長の様子に気付いた児童を認 B - 1 め 意欲を持たせる ( ワークシート ) インタビューする内容を絞り C - 1 解決できるように支援する ( ワークシート 行動観察 )
第二次 10 時間第三次 5 時間 2. 八百屋探検に行こう 町探検に行く中で 八百屋に目 1 町探検に行く 3 回が向けられるよう 最終の活動 A - 2 予定 を確認しておく ( 行動観察 ) 2 かったことを発表し お店の人と会話ができるよう B - 2 合う 事前に練習する時間を設定す ( ワークシート 3 インタビューの仕方る 発表 ) や電話連絡の仕方を確 お店探検の中から お店開き C - 2 認する に生かせる気付きを認め全体 ( ワークシート 4 お店 ( 八百屋 ) の様子に広げる 行動観察 ) を見たり インタビュ ーをしたりする 3. お店を開こう お店探検の中で学んだことを生 A - 3 1 お店を開く準備をす かせられるよう 事前に確認し ( 行動観察 ) る ておく B - 3 2 お店を開く すすんでお客さんに話しかける ( 行動観察 ) 3 学習のまとめをする 児童を認め 話しかけられない C - 3 児童には支援する ( 行動観察 ) 6. 本時の活動 ( 全 31 時間中 16 時間目 ) (1 ) 目標野菜名人に疑問に思っていることや問題点を積極的に質問し 解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) ( 2 ) 準備物児童 : 前時のワークシート支援者 : ワークシート 評価票 ( 3 ) 授業の視点 野菜名人との対話の場を設定することによって 疑問や問題点が解決され 今 後の栽培活動に意欲を持って取り組むことができるだろう
( 4 ) 展開 時間 主な学習活動と予想される児童の 教師の支援 具体の評価規 反応 準 ( 評価方法 ) 5 1. 本時の活動を知り 前時に決 始めに 野菜作り名人の めためあてを確認する 方の紹介をし 話しやす い雰囲気を作る やさい作り名人に教えてもらおう はっきりした声でしつもんする くろうしたことやうれしかったことも聞く 目を見て話を聞く 20 2. 野菜の場所にかれ 野菜作 積極的に質問できている 疑問に思ったこ り名人にインタビューする 児童をほめる とを積極的に聞 くきがおれているのは どう 各グループが問題を解決 くことができて したらいいですか できたか聞き 解決でき いるか やさいを作っていて うれし ていないグループには A - 1 ( 行動観察 ) かったことやこまったことは 質問の仕方を教え 解決 ありますか できるように支援する はっぱが虫に食べられている のはどうしたらいいのかな 15 5 3. かったことや思ったことを かったことや思ったこ書き 発表する とを 他のグループにも伝 からなかったことがかっえられる時間を確保する てよかった はっぱについた虫は手でのけ 話を聞いてかったことることがかった だけでなく 思ったことを やさいが大きくそだったとき 書けている児童をほめる うれしかったって言ってたよ 4. めあてをふりかえる ワークシートに記入するようにする
月日 ( ) 名前 ( ) めあて かったことや思ったこと めあてはまもれましたか いけんを言うことはできましたか 名人にしつもんしてせわのし方がかりましたか つぎがんばること
授業評価カード ( 教師用 ) ( ) 月 ( ) 日 氏名 ( ) 1. 児童は 意欲的に学習 ( 活動 ) に取り組むことができていたか ( よくできたできたあまりできなかったできなかった ) 2. 学習の課題 ( めあて ) が 児童に理解されていたか ( よくできたできたあまりできなかったできなかった ) 3. 児童は 野菜作り名人の話を聞き グループで解決方法を共有することができていた か ( よくできたできたあまりできなかったできなかった ) 4. 授業の視点について