Microsoft Word - 20年度資産運用状況.doc

Similar documents
Microsoft Word - 21年度資産運用概況.doc

○ 資産運用状況(平成15年度)

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

< E97708AC28BAB82C982C282A282C42E786C73>

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

スライド 1

< C8E DA8E9F2E786C73>

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

Microsoft PowerPoint - ï¼fiã••PAL镕年+第ï¼fiQ;ver5.pptx

目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

PowerPoint プレゼンテーション

第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合


平成30年度第1四半期における運用状況等

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

平成 9 第 3 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +3.98% 収益率 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1.11% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +4,418 億円 総合収益額 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1,05 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 3 四半

目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第3四半期運用状況

目次 1. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1

1. 平成 29 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 : 日銀の金融緩和が継続される中 期初から 9 月上旬にかけては 北朝鮮のミサイル発射や核実験に伴う地政学的リスクの高まりなどから 10 年国債利回りは一時的にマイナスまで低下しました その後 株価指数の上昇 円

1. 平成 28 年度第 1 四半期運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 : 日銀の緩和的な金融政策を背景に 10 年国債利回りは マイナス 0.1% 前後での推移が続きました 6 月に入ると 世界的な景気低迷や不安定な金融市場の動きを受け 日銀の追加金融緩和観測が台頭し 1

平成29年度における運用状況等

1. 平成 28 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :7 月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の拡大が見送られたことから 10 年国債利回りは -0.01% 程度に上昇 ( 債券価格は下落 ) して推移しました また 期末に近い 9 月の金融政策決定会合で日銀が

22101_PremierTouch_A011_H10B11_201906_2

2018年度年金資産運用状況(速報).pdf

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

平成23年11月1日

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D F8A C52D8BC696B18A548BB58F91288CFA90B6944E8BE A C5817A2092C08BE08FE38FB897A68F4390B38CE32E >

Microsoft PowerPoint - 月次レポート(PL)(18.11).pptx


変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

企業年金における資産運用の状況 2015年度年次報告書.pdf

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由

< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

平成 29 年度第 3 四半期運用状況 年金積立金管理運用独立行政法人年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の公表

株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

1. 平成 28 第 3 運用環境 各市場の動き ( 10 月 ~ 12 月 ) 国内債券 :9 月に導入された日銀の 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を受け 期初から 10 年国債利回りはゼロ % をやや下回る水準で推移しましたが 11 月の米大統領選挙後は米国の財政拡大期待による米国金利上昇

平成21年度第1四半期運用状況

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

I. 平成 30 年度国民年金基金連合会資産運用結果 1. 平成 30 年度運用実績 (1) 連合会全体の運用利回り ( 修正総合利回り ) ( 注 1) 連合会全体 2.51% 42,044 億円 複合ベンチマーク 年度通期 ( 参考 ) 積立金額 ( 注 2) 2.90% ( 注 1) 連合会全

平成24年度 業務概況書

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

週間マーケット情報 (2016 年 9 月 2 日 ~2016 年 9 月 9 日 ) ご参考資料 2016 年 9 月 12 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 2 日比で 0.23% 上昇しました 週初の日

nichigingaiyo

Invesco Premia Plus Fund

目 次 野村資産設計ファンド (2015/2020/2025/2030/2035/2040/2045/2050) の運用状況のご報告 各ファンドの運用経過 1ページ 7ページ 13ページ 19ページ 25ページ 31ペー

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 運用環境 日本株式市場 TOPIX( 東証株価指数 ) は上昇し 前月末

運用商品一覧 作成日 :2019 年 10 月 8 日 規約名 フジ アスティ企業型確定拠出年金 運営管理機関名 第一生命保険株式会社 < 商品ラインアップの選定 > 選定理由 複数の資産に分散投資を行うバランス型投資信託と 基本 4 資産 ( 国内外の株式 債券 ) を投資対象とする単一資産型投資

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

weeklyReport(Template).xls

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

週間マーケット情報 (2017 年 3 月 17 日 ~2017 年 3 月 24 日 ) ご参考資料 2017 年 3 月 27 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 17 日比で 1.40% 下落しました 前

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 運用環境 日本株式市場 TOPIX( 東証株価指数 ) は上昇し 前月末

資産運用関係補足説明資料

目次 1 運用実績の概要 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 2 2 市場環境 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 3 3 資産構成割合 ( 平成 28 年度第 3 四半期末 ) 5 4 運用利回り ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 6 ( 参考 ) 運用利回り ( 前年度 ) 7 5

PowerPoint プレゼンテーション

Invesco Australian Bond Fund (Monthly)

(2) 資産構成割合の推移 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 30 年 3 月末現在 国内債券外国債券 ( 円ヘッジ ) 外国債券国内株式世界株式その他 三菱 UFJ 信託銀行三井住友信託銀行みずほ信託銀行 三

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

Microsoft PowerPoint - Pictet_Market_Flash_ (直近の下落).pptx

2015年度(平成27年度)年金資産運用状況.pdf

日本の債券市場 日本の債券市場の代表的な指数であるNOMURA-BPI 総合は 2 日比で0.09% 上昇しました 前週末発表の1 月の米雇用統計において 賃金上昇圧力が確認されたことを受け 金融引き締めに対する警戒感から各国株式市場が下落したことから 安全資産としての債券需要が高まり日本債券市場は


Microsoft PowerPoint - 月次レポート(PL)(18.11).pptx

経済学でわかる金融・証券市場の話③

<4D F736F F F696E74202D204D525F A8E918AC28BAB8CA992CA82B52E B8CDD8AB B83685D>

ハッピーエイジング 30 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント バランス資産配分固定型信託報酬 ( 年率 税込 ) % 国内外の株式 ( 新興国含む ) 債券に分散投資 / 外貨建資産の為替ヘッジ 国内外の株式比率は 70% を基本とします 合成ベンチマークを上回る運用成果を目指しま

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 FOMC後のスペシャルレポート(USHY).pptx

平成14年1月20日

株式市場 米国株 国内外の政治動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 好調な企業決算発表を受けて上昇米国株式市場は上昇しました 月前半までは2017 年 1-3 月期の決算発表内容が総じて好調であったことが株価を支えました 月半ばには コミー前 FBI( 連邦捜査局 )

<4D F736F F F696E74202D204D525F A8E918AC28BAB8CA992CA82B52E B8CDD8AB B83685D>

株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

週間マーケット情報 (2016 年 12 月 23 日 ~2016 年 12 月 30 日 ) ご参考資料 2017 年 1 月 4 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 12 月 23 日比で 1.63% 下落

株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

Microsoft PowerPoint - 平成22年度決算の概要(Ver2)

常陽銀行における取組状況 お客さま本位の取組みの実践 預り資産契約者数は 順調に増加しております 預り資産残高は マーケットの影響等ありましたが前年水準を維持しております 積立商品の契約者数は順調に増加しており 前年対比で 21.7% 増加しております 預り資産残高および預り資産契約者数の推移 積立

Microsoft Word - 15_2

引受保険会社 東京都港区白金 お問合せ先 : カスタマーサービスセンター Tel アクサ生命ホームページ 特別勘定 ( 世界分散型 30AF) 月次運用実績レポート 2016 年 11 月 利用する

特別勘定の内容 目標値 110% または 120% の場合の特別勘定 種類 特別勘定の名称 投資対象となる投資信託 TMA 日本株式インデックスVA * 運用会社 資産運用関係費用 ( ( 年率 ) 注 ) 総合型 世界バランス 40TMA TMA 外国株式インデックスVA * TMA 日本債券イン

退職等年金給付積立金等の管理運用の方針

スライド 1

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 円建円ヘッジクラス受益証券 円建円ヘッジなしクラス受益証券 第 4 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期中の 1 口当たり分配金合計額 : 騰落率 : 円建円ヘッジクラス 13,212 円

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 USHYファンドの分配金について IM pptx

運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成長型 一般社団法人投資信託協会分類 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAM バランス ファンド <DC

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

PowerPoint プレゼンテーション

「つみたてNISA」専用商品の取扱開始について

<4D F736F F F696E74202D E835A838B94C5817A837D815B B834A E738FEA816A2E >

株式市場 米国株 高値警戒感の高まりなどから上昇一服も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました トランプ政権で閣僚などの人事において一部で混乱が見られましたが トランプ大統領の発言などにより減税 金融規制緩和などへの期待が高まったことや 発表された米国企

今月の経済・金融情勢

Transcription:

平成 20 年度国民年金基金連合会資産運用結果 1. 平成 20 年度運用実績 (1) 20 年度通期運用利回り 資産全体の収益率( 修正総合利回り ) 及び積立資産額 年度通期 積立資産額 給付確保事業口 -20.22% 9,747 億円 共同運用事業口 -20.74% 6,482 億円 中途脱退事業口 -20.83% 2,699 億円 連合会全体 -20.49% 19,067 億円 * 連合会全体は 年金財政安定事業 財政調整事業を含む * 積立資産額は 平成 21 年 3 月 31 日時点での時価ベース 資産別時間加重収益率( 給付確保事業口 ) 国内債券 ヘッジ外債 国内株式 外国債券 外国株式 実績 0.56% 5.08% -34.97% -7.57% -43.30% ヘ ンチマーク 1.34% 5.02% -34.78% -7.18% -43.32% (2) 資産構成割合 ( 給付確保事業口 ) ( 平成 21 年 3 月 31 日現在 ) 国内債券 ヘッジ外債 国内株式 外国債券 外国株式 短期資金 時価ベース 28.3% 13.3% 23.5% 12.6% 20.8% 1.5% 基本ホ ートフォリオ 25% 12% 28% 10% 25% 0% * 資産の時価は絶えず変化することから 資産ごとに基本ホ ートフォリオの配分割合に対し ±5% の許容範囲を設け そ の範囲に収まるよう管理することとしています 平成 20 年度資産構成割合の推移 ( 給付確保口 ) 100% 80% 60% 40% 20% 0% 0 0.2 0.4 0.3 1.5 25 24.3 22.2 20.4 20.8 10 11.5 11.9 12.0 12.6 28 26.3 24.3 24.8 23.5 12 11.7 13.0 13.3 13.3 25 26.0 28.1 29.2 28.3 基本ポートフォリオ 第 1 四半期末 第 2 四半期末 第 3 四半期末 第 4 四半期末 短期資金外国株式外国債券国内株式ヘッシ 外債国内債券

(3) 運用委託形態別資産構成 ( 連合会全体 ) ( 平成 21 年 3 月 31 日現在 ) 信託銀行 10,585 億円 56% 投資顧問会社 8,481 億円 44% 連合会全体 19,067 億円 100% (4) 運用受託機関 信託銀行 投資顧問 ( 平成 21 年 6 月 30 日現在 ) 住友信託銀行中央三井アセット信託銀行みずほ信託銀行三菱 UFJ 信託銀行りそな銀行 (50 音順 ) アライアンス ハ ーンスタインエムエフエス インヘ ストメント マネシ メント MDAMアセットマネシ メント JPモルカ ン アセット マネシ メントソシエテシ ェネラルアセットマネシ メント住友信託銀行 ( 注 ) DIAMアセットマネシ メント大和住銀投信投資顧問 T&Dアセットマネシ メントニッセイアセットマネシ メント野村アセットマネシ メントハ ークレイス ク ローハ ル インヘ スタース ヒ ムコシ ャハ ンリミテット 富国生命投資顧問フィテ リティ投信フ ラックロック シ ャハ ン三井住友アセットマネシ メント信託銀行 :5 行投資顧問 :17 社 ( うち国内系 9 社 外資系 8 社 ) ( 注 ) 投資一任契約 ( 投資一任契約は投資顧問に分類 ) -1 -

2. 市場動向 (1) 全般的状況 20% 15% 10% 5% 0% -5% -10% -15% -20% -25% -30% -35% -40% -45% -50% 市場指標の推移 H20/3 H20/6 H20/9 H20/12 H21/3 国内債券 (NOMURA-BPI) 外国債券 ( 円ヘッシ ) ( シティ WGBI( 円ヘッシ )) 国内株式 (TOPIX 配当込み ) 外国債券 ( シティ WGBI) 外国株式 (MSCI KOKUSAI) * 平成 20 年度は サブプライムローン問題等を契機とする金融市場の混乱等から 国内株式及び外国株式の収益率がベンチマークベースで大幅なマイナスとなりました * 為替ヘッジ付外国債券は 金利低下によりプラスの収益率になりました * 外国債券は 金利低下により現地通貨ベースではプラスの収益率でしたが 円高ユーロ安が進んだことから 円ベースでの外国債券の収益率はマイナスとなりました ( 参考 ) 日本 米国 為替 H20/3 末 H21/3 末 10 年国債利回り (%) 1.275 1.345 日経平均 ( 円 ) 12,525.54 8,109.53 TOPIX 1,212.96 773.66 10 年国債利回り (%) 3.45 2.71 NYダウ ( ドル ) 12,262.89 7,608.92 S&P500 1,322.70 797.87 /$( 円 /$) 99.54 98.77 / ユーロ ( 円 / ユーロ ) 157.72 131.14-2 -

(2) 資産別の市場動向 国内債券 米国金利は 4,5 月には 信用不安の後退 堅調な経済指標 インフレ懸念の高まり等から上昇基調で推移しました 6 月には 金融不安の再燃や米国経済の減速懸念から低下基調となりましたが 7 月には消費者物価指数の上昇によりインフレ懸念が台頭し金利は再び上昇しました しかし その後 金融不安 信用収縮懸念 景気後退懸念等により金利は低下基調で推移しました 9 月には リーマンブラザーズの経営破綻や金融機関の資金繰り悪化懸念から金利は急低下し その後 金融市場の混乱が続き金利は変動性を大幅に高めながら低下基調となりました 12 月にはFRB がFFレートの誘導水準を 0~0.25% に引き下げたこと等によりさらに低下しました 1 月には 景気対策計画や金融安定化策等に対する期待から金利は上昇し その後は 景気回復に対する期待と懸念が交錯しボックス圏での推移となりました 国内債券の平成 20 年度のベンチマーク収益率はプラス 1.34% となりました 国内株式 欧米の金融機関の資本増強発表を受けた金融不安の後退 円高進行の一服感による業績悪化懸念の後退から 株価は一進一退しつつ上昇し 6 月 6 日には日経平均で今年度高値となる 1 万 4,489 円まで上昇しました その後 格付機関が大手米国信用保証会社を格下げ方向で見直すとの発表を受けた金融不安の再燃 景気減速懸念等から株価は下落基調となりました 9 月中旬の米国投資銀行の経営破綻 10 月以降の急激な円高進行等により 株価は下落の勢いを強め 10 月 27 日には日経平均でバブル後最安値を更新する 7,162 円まで下落しました その後 G20 等による政策協調や 米国新政権への期待等のプラス要因と 国内外の景気減速 企業業績悪化や 米国大手自動車メーカーの破綻懸念等のマイナス要因の間で 株価は 8,000 円台を中心にもみ合いました 1 月の内外の経済指標の悪化 2 月発表の米国の金融安定化策への失望や 米国金融機関の国有化懸念等から下落基調となり再び 7,000 円台に下落したが その後 内外の景気刺激策や金融政策に対する期待感から値を戻しました 国内株式の平成 20 年度のベンチマーク収益率はマイナス 34.78% となりました -3 -

外国債券 米国金利は 4,5 月には 信用不安の後退 堅調な経済指標 インフレ懸念の高まり等から上昇基調で推移しました 6 月には 金融不安の再燃や米国経済の減速懸念から低下基調となりましたが 7 月には消費者物価指数の上昇によりインフレ懸念が台頭し金利は再び上昇しました しかし その後 金融不安 信用収縮懸念 景気後退懸念等により金利は低下基調で推移しました 9 月には リーマンブラザーズの経営破綻や金融機関の資金繰り悪化懸念から金利は急低下し その後 金融市場の混乱が続き金利は変動性を大幅に高めながら低下基調となりました 12 月にはFRB がFFレートの誘導水準を 0~0.25% に引き下げたこと等によりさらに低下しました 1 月には 景気対策計画や金融安定化策等に対する期待から金利は上昇し その後は 景気回復に対する期待と懸念が交錯しボックス圏での推移となりました ( 為替市場 ) 4 月は 信用不安の後退やインフレ懸念の高まりから 利下げ可能性が後退し ドル高円安及びユーロ高円安となりました 5 月には 金融機関の業績悪化懸念から 一時 円高になる局面もありましたが 米国金利の上昇やユーロ域内の景気の底堅さを受け 円安基調で推移しました 6 月には インフレ懸念の高まり等により 金利上昇観測が強まったことからドル高円安 ユーロ高円安が進行しました しかし 8 月には ユーロ圏の景気悪化懸念からユーロが下落基調となり 9 月には 欧州金融機関の破綻等により金融不安が高まりユーロ安が進行しました 10 月以降は 金融危機によるリスク回避の動きが広がり 円キャリー取引の持ち高解消とみられる円買いにより円高が急激に進みました その後も欧米の金利低下等により円高が続きましたが 2 月以降は 米国の景気対策に対する期待や日本の景気悪化と政局不安から 円安傾向となりました 外国債券 ( 円ベース ) の平成 20 年度のベンチマーク収益率はマイナス 7.18% となりました 為替ヘッジ付外債の平成 20 年度のベンチマーク収益率はプラス 5.02% となりました 外国株式 年度初は JPモルガンチェース銀行によるベアスターンズの救済合併等による米国金融当局の金融連鎖危機への対応が市場に好感されたことや 各種経済指標が市場予想を上回ったことにより株価は上昇しました しかし 7 月以降は 金融機関によるサブプライム関連の損失の拡大 米国大手地銀の破綻等により下落基調となりました また 商品価格の上昇による景気減速懸念も株式市場には逆風となりました 9 月以降には リーマンブラザースの経営破たん等による金融不安 マクロ経済指標の悪化 自動車大手 3 社の破綻懸念等から株価は下げ足を早めましたが その後 各国中央銀行の協調金融緩和や 金融機関への公的資金注入等の金融安定化策が打ち出され 市場は落ち着きを取り戻し始めました しかし 1 月に入ると 企業業績の悪化や消費低迷懸念の高まり等 実体経済の弱さが意識され 再び軟調な相場展開となりました しかし 3 月中旬以降は 金融機関の業績改善期待や 不良債権買取策等による金融システム安定化に対する期待から上昇に転じました 外国株式 ( 円ベース ) の平成 20 年度のベンチマーク収益率はマイナス 43.32% となりました -4 -