和歌山県緊急消防援助隊航空部隊受援計画

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(5) ヘリコプター等運用調整班大規模災害発生時には 消防 警察 海上保安庁 自衛隊 ドクターヘリ等 各救難機関のヘリコプターが北海道に応援に集結することに鑑み これら各救難機関のヘリコプターの迅速かつ効率的な運用を図るとともに 運用調整及び航空機の安全を図るため北海道災害対策本部 ( 以下 北海道

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目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

別添 1 受援計画作成又は見直しの際の留意事項 1 作成又は見直しの趣旨 (1) 平成 25 年 6 月 11 日に消防審議会より消防庁長官に対し 東日本大震災をはじめとした大規模 多様化する災害等への消防の広域的な対応のあり方に関する答申 が出されたところです そのなかで 緊急消防援助隊等の出動計

1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

目次 1 青森県防災ヘリコプター運航管理要綱 D-1 2 青森県防災ヘリコプター緊急運航要領 14 3 青森県防災ヘリコプター緊急運航基準 18 4 青森県防災ヘリコプター安全管理要綱 23 5 青森県防災ヘリコプターの一般行政利用のための運航に関する取扱要領 26 6 青森県防災ヘリコプターの市町

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

( 災害医療調整本部の所管事務 ) 第 4 条災害医療調整本部は 次の事務をつかさどる (1) 全県域を対象とした医療資源の配置調整及び患者搬送調整に関すること (2) 国や他都道府県等に対する医療支援の要請及び受入れと その派遣調整に関すること (3) 地域災害医療対策会議の支援に関すること (4

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

2 神奈川県大隊の編成は 緊急消防援助隊に登録された小隊から 被災地において行 において 各消防本部は 直ちに神奈川県及び代表消防機関に対して神奈川県内消防 う応援等に必要な小隊等を 第 3 章第 8 に規定する出動可能隊数の報告に基づき選定 広域応援実施計画 ( 平成 28 年 2 月 26 日付

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

長野県消防防災ヘリコプター運航協議会会則

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南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画について 1. 具体計画の位置づけ 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 ) 第 4 条に規定する 南海トラフ地震防災対策推進基本計画 に基づき 南海トラフ地震の発生時の災害応急対策活動の具

大規模災害対策マニュアル

病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う

隊配備等の実質的な連携 調整設置部緊急消防援助隊の運用体制 都道府県知事 A 市長 都道府県災害対策本部 情報収集 連携 消防応援活動調整本部 都道府県知事 ( 又は委任を受けた都道府県職員 ) 都道府県職員 指揮支援部隊長 消防庁派遣職員 連絡活動報告部隊配備総合調整部隊移動 設置 A 市災害対策

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

防災業務計画 株式会社ローソン

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ


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報道資料

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第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

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( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

02一般災害対策編-第3章.indd

れにMINUSTAH 軍事部門司令部において行われる企画及び調整の分野並びに我が国のMINUSTAHに対する協力を円滑かつ効果的に行うための連絡調整の分野における国際平和協力業務を行わしめるとともに 自衛隊の部隊等により ハイチ地震の被災者の支援等の分野における国際平和協力業務を実施することとする

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

に建築物やその他の障害物ができた場合は ヘリポートが運用できなくなる場合があります 消防 警察 新聞社 ヘリコプター製造会社などが設置する例が多く 一般のヘリコプターもその設置者の了解を得る事で利用する事ができます 現在 陸上 屋上共に全国で多数運用されています 場外離着陸場臨時のヘリコプター離着陸

仮取扱いを行う場合は その形態に応じた安全対策や必要な資機材等の準備方法の具体的な実施計画 事務手続きについて事前に消防本部予防課危険物係と協議 ( 以下 事前協議 という ) したうえで震災時等の危険物仮貯蔵又は仮取扱い実施計画書 ( 様式第 1 号 以下 実施計画書 という ) を作成し 消防本

目 次 1. 目的 1 2. 定義 1 3. 事業主体 事業実施主体および基地病院 準基地病院等 2 (1) 事業主体 (2) 事業実施主体 (3) 基地病院 準基地病院 (4) 搭乗人員 4. 出動待機時間および運航範囲等 2 (1) 出動待機時間 (2) 運航範囲 (3) 運航条件 5. 救急現

( 平常時の情報共有 ) 第 5 条九州 山口 9 県は 発災時に災害廃棄物の処理に係る支援を迅速かつ効率的に行うため 平常時にあらかじめ 次の情報について相互に情報交換を行うものとする 一仮設トイレの設置業者 し尿収集運搬業者及び関係団体等の情報二災害廃棄物 ( し尿を除く ) の収集運搬業者 処

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30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

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平成 28 年度緊急運航実績報告 区分 件数 人員 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月合計 救助救急火災災害応急対策 救助件数 救助人員

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

( 活動基地及び活動区域 ) 第 5 条 航空隊の活動基地は 西八代郡市川三郷町黒沢 5375 番地に設置する山梨県警察航空基地 ( 以下 航空基地 という ) とする 2 航空隊の活動区域は 県内全域とする ( 編成 ) 第 6 条 航空隊の編成は 別表第 1 のとおりとする ( 業務 ) 第 7

検査若しくは修理又は補給 ( 武器の提供を行う補給を除く ) エ自然災害によって被害を受けた施設又は設備であってその被災者の生活上必要なものの復旧又は整備のための措置オ宿泊又は作業のための施設の維持管理 3 国際平和協力業務の実施の方法 (1) 実施計画及び実施要領の範囲内において 事務総長等による

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

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2. 運用の基本方針 DMATの活動は 通常時に都道府県と医療機関との間で締結された協定及び厚生労働省 文部科学省 独立行政法人国立病院機構等により策定された防災計画等に基づくものである DMATの派遣は被災地域の都道府県の派遣要請に基づくものである ただし 厚生労働省は当分の間 被災地域の都道府県

山梨県消防防災航空隊山岳救助活動ガイドライン

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時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

平成 30 年度事業報告 一般財団法人自治体衛星通信機構 当機構は 地方公共団体等において通信衛星を共同利用するための設備を設置し 運用することによって 防災情報及び行政情報の伝送を行うネットワークの整備促進を図り もって地域社会における情報通信の高度化及び地域の振興に寄与することを目的として平成

Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

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102 中地 牧 林 小林 : 東日本大震災における消防防災ヘリコプターの活用結果に基づく南海トラフ巨大地震におけるヘリコプターの有効活用方法の提案 1. はじめに従来の地震対策では, 政府は海溝型地震として, 東海地震, 東南海 南海地震, 日本海溝 千島海溝周辺海溝型地震を, 内陸性の直下型地震

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3-16 生活必需品供給計画

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参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

Microsoft PowerPoint SCRM(荒谷)

目次 1 権限の移譲について 問 1 放送法改正に伴う権限移譲とは何か 問 2 小規模施設特定有線一般放送とは何か 2 届出について 問 3 なぜ届出が必要なのか 問 4 基幹放送とは何か 問 5 引込端子の数とは何か 問 6 有料放送とは何か 問 7 同時再放送とは何か 問 8 区域外再放送とは何

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Microsoft PowerPoint - 調査検討報告書 ≪概要版≫_

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

目次 はじめに 第 1 訓練概要 1 訓練目的 1 2 訓練コンセプト 1 3 想定 1 4 訓練日時 1 5 参加人員等 2 6 重点推進事項について 2 第 2 訓練実施結果 1 災害対策本部等設置運営訓練 (1) 県災害対策本部 及び消防応援活動調整本部設置運営訓練 3~5 8 (2) 消防災

( 管理責任者 ) 第 6 条航空隊に管理責任者を置き 地域部地域運用課長をもって充てる 2 管理責任者は 航空隊の効率的な管理 運営並びに航空機の効果的な運用を図るものとする ( 航空隊長 ) 第 7 条地域部地域運用課航空隊長 ( 以下 航空隊長 という ) は 規則第 4 条第 3 項に規定す

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☆配布資料_熊本地震検証

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報告事項 5 第 3 委員会報告資料 国による福岡空港におけるヘリ機能の移設及び 混雑空港 指定について 平成 27 年 9 月経済観光文化局

( 情報システム管理者 ) 第 4 条情報システム管理者は システム規程に基づき 電子メールの適正な管理及び運営に努めなければならない 2. 利用者のアカウントを適切に管理士しなければならない 3. 定期的に利用者に対し 電子メールの適切な運用管理と禁止事項について 教育指導を行うものとする ( メ

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平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加

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PowerPoint プレゼンテーション

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

中核給油所 小口燃料配送拠点における災害対応ガイドライン 都道府県石油組合用 資源エネルギー庁石油流通課 平成 25 年 6 月

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○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

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和歌山県緊急消防援助隊 航空部隊受援計画 平成 29 年 12 月 和歌山県

和歌山県緊急消防援助隊航空部隊受援計画目次 第 1 章総則 1 第 2 章事前計画 2 第 3 章指揮体制及び通信運用 5 第 4 章航空部隊の運用等 6 資料等資料 1 和歌山県防災航空隊の参集基準 8 資料 2 南紀白浜空港ヘリベース等基本情報 9 資料 3 ヘリベースの駐機予定エリア 10 資料 4 ヘリベース及びフォワードベース候補地一覧 11 資料 5 ヘリベース及びフォワードベース候補地の状況 12 資料 6 航空機燃料取扱業者 16 資料 7 フォワードベース設置候補飛行場外離着陸場 17 資料 8 災害拠点病院付近のヘリコプター離着陸場所 19 資料 9 要請から出動までの体系図 20 資料 10 ヘリべースにおける班編制及び各班の任務 21 資料 11 航空部隊運用及び支援要領 22 様式 1 緊急消防援助隊航空部隊進出拠点に関する情報提供 FAX 26 様式 2 緊急消防援助隊航空部隊情報提供 FAX 27 様式 3 受付書 28 様式 4 緊急消防援助隊航空部隊体制図 29 様式 5 離着陸拠点情報 30 様式 6 ヘリベース運用機体に関する情報 31 様式 7 任務受付付与記録 32 様式 8 活動指示書及び完了報告書 33 様式 9 活動日誌 ( 全体 ) 34 様式 10 無線使用周波数リスト 35 様式 11 ヘリベース配置図 36

和歌山県緊急消防援助隊航空部隊受援計画 第 1 章総則 第 1 目的この計画は 和歌山県内の市町村において 地震 水火災等による大規模な災害又は特殊な災害が発生し 消防組織法 ( 昭和 22 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 44 条の規定に基づく緊急消防援助隊の応援を受ける場合において 緊急消防援助隊航空部隊 ( 以下 緊援隊航空部隊 という ) が円滑に活動できる体制の確保等を図るため 緊急消防援助隊の応援等の要請等に関する要綱 ( 平成 27 年消防広第 74 号 以下 要請要綱 という ) 第 36 条の規定に基づく和歌山県緊急消防援助隊受援計画 ( 以下 全体受援計画 という ) に定めるもののほか 緊援隊航空部隊の受援について必要な事項を定める 第 2 用語の定義この計画 ( 以下 航空部隊受援計画 という ) において 使用する用語の定義は 次の各号に定めるところによる (1) ヘリベース (HB) 災害の終始を通じて 緊援隊航空部隊のヘリコプター運用に関する指揮 ( 指示 任務付与 ) を実施し かつ駐機 給油 装備 整備及び宿泊 ( 近隣宿泊を含む ) が可能な拠点及び航空部隊の進出拠点 ( 集結場所 ) をいう (2) フォワードベース (FB) 被災地近傍の飛行場外離着陸場等で ヘリベースに都度帰投することなく航空活動を安全にかつ効率的に継続することを目的として設置する離着陸 給油 人員の乗降機及び装備 物資等の積み降ろしが可能な拠点をいう 被災地近傍において 航空活動を安全かつ効率的に行うことを目的として設置する補給地点 供給点などに使用する場外離着陸場も対象とする (3) ランディングポイント (LP) 上記 (1) 及び (2) 以外で 救助者や緊急物資の陸上部隊引継ぎなどの災害対応のための離着陸を行う地点をいう なお 離着陸に係る法的な位置付けは次のとおり ア航空法 ( 昭和 27 年法律第 231 号 ) 第 79 条ただし書きの規定に基づき 離着陸について国土交通大臣の許可を受けた地点イ災害救助活動上の必要性からパイロットの判断に基づき離着陸を行う地点航空法第 81 条の 2 の規定により 同法第 79 条による離着陸場所の制限を受けない (4) 消防応援活動調整本部被災地の応援等のため市町村が実施する措置の総合調整を円滑に実施するため 法第 44 条の 2 の規定に基づき被災地の属する都道府県知事が設置するものをいう (5) 航空運用調整班大規模災害発生時には 消防 警察 海上保安庁 自衛隊 ドクターヘリ等 各救難機関のヘリコプターが被災都道府県に応援に集結することにかんがみ これら各救難機関のヘリコプターの迅速な運用を図るとともに 運用調整を図るため都道府県災害対策本部に設置されるものであり 各機関の航空担当者が活動エリアや任務の調整を行うものをいい 原則として和歌山県災害対策本部 ( 以下 災対本部 という ) 総合統制室応急対策班ヘリ調整グループがその任にあたるものとする 1

(6) ヘリベース指揮者ヘリベースにおける緊援隊航空部隊のヘリコプター運用に関する指揮 ( 指示 任務付与 ) を行う者をいい 原則として和歌山県防災航空隊長がその任にあたるものとする (7) 地上支援活動員被災地のヘリベース等において ヘリベース指揮者の指示の下 緊援隊航空部隊へ気象情報や飛行 離着陸障害情報を提供するなど運航支援を行うとともに 航空部隊のための食糧や燃料などの補給等の後方支援及び運航支援を行う航空隊員 消防職員又は地方公共団体の職員をいう 第 3 緊援隊航空部隊の活動分類この計画において 緊援隊航空部隊の活動分類については 次のとおりとする (1) 情報収集活動 (2) 消火活動 (3) 救急活動 (4) 救助活動 (5) 緊急人員 ( 部隊 ) 輸送 (6) 緊急物資輸送 (7) その他 ( ヘリベースの後方支援活動 SCU 支援活動 避難誘導 広報等 ) 第 2 章事前計画 第 4 和歌山県防災航空隊の参集基準和歌山県防災航空隊の参集基準は 資料 1 のとおりとする 第 5 ヘリベースの決定和歌山県におけるヘリベースは 原則として南紀白浜空港とする ( 最大受入機体数は 31 機 ( 耐圧 : 換算単車輪荷重 23 トン ): 天候等により受入機体数が減少することがある ) また 南紀白浜空港の基本情報 ( 資料 2( 航空写真は資料 3)) については 消防庁が集約し 緊援隊航空部隊として登録されている航空隊へ情報提供するものを活用する なお 南紀白浜空港が使用できない場合及び南紀白浜空港から被災地が遠隔地である場合は 消防応援活動調整本部 ( 以下 調整本部 という ) が 被災市町村等及びヘリベース指揮者と協議の上 代替ヘリベースを ヘリベース及びフォワードベース候補地一覧 ( 資料 4) の中から決定する 第 6 地上支援活動員の招集大規模災害時において ヘリベース指揮者が必要と認めるときは 地上支援活動員の招集を調整本部に依頼する 調整本部は 災対本部と調整の上 広域防災拠点要員又は災対本部の支部員 被災市町村職員等の中から必要人員を招集するものとする 第 7 ヘリベース ( 南紀白浜空港 ) への受入体制調整本部は 緊援隊航空部隊の応援要請を行った場合及び要請要綱第 26 条に規定する迅速出動の適用基準に該当する災害が発生した場合 ( 以下 応援要請後 という ) 南紀白浜空港管理事務所長に対して 緊援隊航空部隊の受入れについて 次のとおり依頼するものとする 2

(1) 日中における受入れ緊援隊航空部隊が南紀白浜空港へ駐機できるよう 空港機能の維持及び駐機場の拡大を依頼する (2) 夜間における受入れ前号の事項に加え 夜間照明の準備等を依頼する 第 8 緊援隊航空部隊の燃料補給体制の確保 (1) 燃料補給体制緊援隊航空部隊の航空機への燃料補給は 原則として南紀白浜空港にて行うこととし 調整本部は 航空機燃料取扱業者 ( 資料 6) に対し 緊援隊航空部隊の活動に必要な燃料補給を依頼するとともに 必要に応じ政府災害対策本部に対し 災害時石油供給連携計画に基づく燃料供給要請を行うものとする また ヘリベースで燃料供給ができない場合 ヘリベースが南紀白浜空港以外に設置された場合及びフォワードベースが設置された場合で燃料補給が必要な場合は 資料 4 の燃料備蓄量を勘案し ヘリベース指揮者において 調整本部及び災対本部総合統制室応急対策班ヘリ調整グループ及び航空燃料取扱業者と協議の上 燃料補給の実施方法について決定する (2) ヘリベース指揮者は 夜間における燃料供給体制を確保するため 航空燃料取扱者に南紀白浜空港又は南紀白浜空港以外の場所における夜間給油を依頼するものとする 第 9 食糧の計画備蓄等 (1) 和歌山県防災航空隊は 緊援隊航空部隊等に対する食糧等を確保するため 当該ヘリベースにおいて駐機可能機体数に応じた隊員数を参考に 最低限必要 (35 人分 ) な食糧及び飲料水等を備蓄しておくものとする (2) 緊援隊航空部隊の駐機可能機数に応じて 宿泊場所について事前に把握し 周知するものとする 第 10 緊援隊航空部隊等との情報連絡応援要請後における消防庁及び緊援隊航空部隊等との情報連絡については 次のとおりとする (1) 緊援隊航空部隊等への情報提供ヘリベース指揮者は 調整本部及び災対本部総合統制室応急対策班ヘリ調整グループと調整の上 ヘリベース状況等の情報を様式 1 緊急消防援助隊航空部隊進出拠点に関する情報提供 FAX により 速やかに緊援隊航空部隊及び総務省消防庁災害対策本部広域応援班航空担当 ( 以下 消防庁航空担当 という ) に情報提供するものとする (2) 緊援隊航空部隊からの情報収集ヘリベース指揮者は 緊援隊航空部隊の航空機 出動人員及び人員構成等の情報を様式 2 緊急消防援助隊航空部隊情報提供 FAX により 緊援隊航空部隊及び消防庁航空担当から速やかに収集するものとする (3) 緊援隊航空部隊等の連絡先緊援隊航空部隊等の連絡先については 予め消防庁から配付されているデータベース等から収集するものとする (4) 情報連絡方法原則として防災行政無線 有線電話 携帯電話 有線ファクシミリ及び電子メールによるものとするが 有線途絶等の場合は イリジウム衛星電話等の衛星電話を活用するものとする 3

第 11 指揮支援部隊長の受入体制ヘリコプターによる指揮支援部隊長及び消防庁職員等の受入れについては 全体受援計画によるほか 調整本部とヘリベース指揮者とで調整の上 次のとおり行うものとする なお 被災状況により 受入困難な状況が確認されたときは 速やかに消防庁航空担当に連絡する (1) 離着陸場所は 原則として和歌山県庁南別館屋上ヘリポートとし 離着陸の際の安全管理は災対本部総合統制室の職員が行う (2) 和歌山県庁南別館屋上ヘリポートが使用できない場合の離着陸場所は 和歌山市内のヘリコプター離着陸可能場所の中から使用可能な場所を指定し 調整本部は指揮支援部隊長及び消防庁職員等が搭乗する航空隊に連絡する また 離着陸場所からは 和歌山市消防局の車両 ( 和歌山市消防局の車両が確保できない場合は 和歌山県庁の車両 ) により調整本部へ移動する 第 12 指揮支援隊長の受入体制ヘリコプターによる指揮支援隊長の受入れについては 調整本部とヘリベース指揮者との間で調整の上 次のとおり行うものとする (1) 離着陸場所は 原則として南紀白浜空港とし その後 空路又は陸路で被災市町村 ( 被災地管轄消防本部庁舎 ) へ移動する (2) 南紀白浜空港から空路で被災市町村 ( 被災地管轄消防本部庁舎 ) へ移動する場合の離着陸場所については 調整本部とヘリベース指揮者との間で調整の上 速やかに決定するものとする (3) 南紀白浜空港から陸路で被災市町村 ( 被災地管轄消防本部庁舎 ) へ移動する場合の車両については 調整本部又は被災市町村 ( 被災地管轄消防本部 ) で調達するものとする 第 13 フォワードベースの設定 (1) 調整本部及びヘリベース指揮者は 被災地がヘリベースから遠隔地である等 緊援隊航空部隊の活動上必要と認める場合は 資料 4( 航空写真は資料 5) 又は資料 7 の中からフォワードベースを設定するものとする (2) 調整本部及びヘリベース指揮者は フォワードベース設定にあたり フォワードベース管理者等と使用の可否等について協議し 被災地管轄消防本部に連絡するものとする 第 14 フォワードベースの安全管理体制等 (1) フォワードベースにおける安全管理は 当該フォワードベースが被災市町村内に設置された場合は当該市町村職員又は被災地管轄消防本部職員等が行い それ以外の場合は当該地域の広域防災拠点要員又は災対本部の支部員が行う (2) ヘリベース指揮者は フォワードベースの運用を行う上で必要がある場合は 和歌山県防災航空隊員 ( 緊援隊航空部隊の航空隊員を含む ) を派遣するものとする (3) ヘリベース指揮者は フォワードベースにおける航空機の燃料補給体制を確保するため 必要に応じてフォワードベースを管轄する消防長に対し 消防法 ( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 第 10 条第 1 項ただし書きに基づく 危険物の仮貯蔵 仮取扱 の申請手続きを行うものとする ただし ファワードベースを被災市町村内に設置した場合は 当該市町村が申請手続きを行うものとする (4) ヘリベース指揮者は フォワードベースにおける 危険物の仮貯蔵 仮取扱 の承認がなされたことを確認の上 資料 6 の航空機燃料取扱業者等にドラム燃料の搬送を依頼する 4

第 15 ランディングポイントの設定 (1) 調整本部及びヘリベース指揮者は 任務 被災状況により 緊援隊航空部隊の活動上必要と認める場合は 全体受援計画資料 8 に定める ヘリコプター離着陸可能場所 の中から ランディングポイントを設定するものとする なお ヘリベース指揮者は 災害救助活動上の必要性から パイロットの現場視認による判断に基づき 必要に応じてランディングポイントに設定することができるものとする (2) 調整本部及びヘリベース指揮者は ランディングポイントの設定にあたり 災対本部総合統制室応急対策班ヘリ調整グループ及び被災地を管轄する消防本部 ( 又はランディングポイント管理者 ) と協議するものとする 第 16 災害拠点病院付近のヘリコプター離着陸場所の設定調整本部及びヘリベース指揮者は ヘリコプターにより傷病者を災害拠点病院へ搬送する場合の離着陸場所について 資料 8 を参考に離着陸場所を設定するものとし 設定にあたっては 離着陸場所を管轄する消防本部 ( 病院内にヘリポートを有する場合は当該病院等施設管理者を含む ) 及び DMAT 等と協議するものとする なお 多数の傷病者が発生し 搬送ヘリコプターの離着陸スペースが複数必要となる場合は 調整本部及びヘリベース指揮者は 被災地を管轄する消防本部 フォワードベース管理者及び D MAT 等医療班と協議の上 資料 7 の中から設定するものとする 第 3 章指揮体制及び通信運用 第 17 要請から出動までの体系応援活動に従事する緊援隊航空部隊の要請から出動までの体系は 資料 9 のとおりとする 第 18 航空機の無線運用体制緊援隊航空部隊活動時の無線運用を円滑に行うため 県内における無線種別及び無線運用体制については 資料 11 航空部隊運用及び支援要領 第 5 項 航空無線運用体制 のとおりとし 運用にあたっては調整本部と調整する なお 被災地が複数の都道府県にわたり 各々の都道府県において緊援隊航空部隊が活動する場合は 各都道府県の調整本部間において 使用する統制波等について調整を行うものとし 調整結果については ヘリベース指揮者に連絡するものとする 第 19 ヘリコプターテレビ電送システムの運用緊援隊航空部隊が搭載するヘリコプターテレビ電送システム ( 以下 ヘリテレ という ) の受信 運用体制は 次のとおりとする (1) 無線中継所及び可搬型受信装置ヘリテレの映像 音声電波 (15GHz 帯 ) を無線中継所で受信し 和歌山県防災センターに送信する また 必要に応じて可搬型受信装置等をヘリコプター又は車両等により被災地に搬送して受信し 可搬型衛星地球局を経由して和歌山県防災センターに送信する ア 15GHz 帯の使用周波数の設定 15GHz 帯消防指定 4 波のうち 特に指定する場合を除き 和歌山県主運用波である Cc h(14.84ghz) を使用するものとする 5

イ 400MHz 帯の使用周波数の設定連絡用無線に係る 400MHz 帯消防指定 4 波のうち 特に指定する場合を除き 和歌山県主運用波である Cch(398.925MHz) を使用するものとする ウヘリテレ連絡用無線 (400MHz 帯 ) 呼出し名称ヘリテレ連絡用無線の呼び出し名称は次のとおりとする ( ア ) 緊援隊航空部隊 ( 応援航空機呼出し名称 ) ( イ ) 和歌山県防災センター ぼうさいわかやまけん ( ウ ) 可搬型受信局 しょうぼうちょうヘリテレ 23 (2) ヘリテレ映像の配信緊援隊航空部隊からヘリテレ映像情報を受信した場合は 消防庁 被災地市町村 ( 消防本部 ) に対して 積極的に配信するものとする (3) ヘリコプター位置情報システムの併用ヘリテレ運用時 ヘリコプター位置情報システム ( 消防庁規格 ) を搭載した航空機は 原則として ヘリコプター位置情報 ( 消防庁規格 ) を電送するよう求めるものとする 第 20 衛星電話による交信航空波及び消防波等の無線不感地域においては 必要に応じて 航空衛星電話 ( イリジウム ) 等を活用するものとする その運用については 調整本部 ヘリベース指揮者の指示によるものとする 第 4 章航空部隊の運用等 第 20 ヘリベースにおける班構成及び各班の任務ヘリベースにおける班構成及び各班の任務については 資料 10 のとおりとする 第 21 緊援隊航空部隊の運用及び支援要領緊援隊航空部隊の運用及び支援要領については 資料 11 のとおりとする 第 22 ヘリベース管理運用様式ヘリベースにおける緊援隊航空部隊の活動等に関する管理運用に使用する様式は 次のとおりとする なお ヘリベース指揮者は 各様式を情報共有ボードに掲載するとともに 調整本部に情報提供し 調整本部は 緊急消防援助隊以外の救援活動実施部隊等の情報をヘリベース指揮者に提供して 情報の共有化を図るものとする (1) 緊援隊航空部隊の受付緊援隊航空部隊がヘリベースに到着したときは 様式 3 により受付を行う (2) 緊援隊航空部隊連絡先応援出動した緊援隊航空部隊の連絡先等を様式 4 により取りまとめるものとする (3) ヘリコプター離着陸拠点情報ヘリコプターの離着陸拠点に関する情報を様式 5 により取りまとめるものする (4) 応援航空機の情報応援航空機の機体に関する情報等を様式 6 により取りまとめるものとする (5) 緊援隊航空部隊に対する任務受付付与記録緊援隊航空部隊に対する任務の要請状況及び活動内容を様式 7 に取りまとめるものとする 6

(6) 緊援隊航空部隊に対する活動指示及び活動完了報告緊援隊航空部隊に対して活動を指示する場合は 様式 8 により活動指示書を作成し 活動航空部隊に任務付与を行うとともに その活動結果報告を様式 8 により受けるものとする ただし 緊急に任務を指示する必要がある場合は 口頭により活動航空部隊に任務付与を行うことができるものとし 任務付与後 速やかに活動指示書を作成するものとする また 任務付与にあたっては 被災市町村 ( 被災地を管轄する消防本部 ) から活動場所周辺の案内図 ( 活動場所の緯度 経度を記載 ) 活動場所付近の地図 ( 送電線等の障害情報を記載 ) 及びランディングポイントの地図 ( 要図を含む ) 等を入手し 活動指示書に添付して 行うものとする (7) 緊援隊航空部隊活動日誌 ( 全体 ) 緊援隊航空部隊の活動日誌を様式 9 により作成するものとする (8) 無線使用周波数リスト応援出動した緊急消防援助隊の陸上部隊及び航空部隊並びに応援先消防本部等の無線使用周波数リストを様式 10 により作成するものとする (9) ヘリベースの配置等の各種情報ヘリベース配置図を様式 11 により作成するものとする 附則 ( 施行期日 ) 1 この計画は 平成 29 年 12 月 27 日から施行する ( 和歌山県緊急消防援助隊航空部隊受援計画の廃止 ) 2 和歌山県緊急消防援助隊航空部隊受援計画 ( 平成 29 年 3 月 15 日制定 ) は 廃止する 7