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Microsoft Word - 平屋調査リリース4_所長コメント付)

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「老後の住まいに関する意識と理想の住まい」調査について

調査概要 調査対象 : 東京都 愛知県 大阪府 福岡県の GF シニアデータベース 有効回答件数 :992 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 23 年 8 月 4 日 (

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平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

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第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

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コメコメ人生設計 アンケート結果

Ⅲ 調査研究報告 / 若者の結婚観 子育て観等に関する調査 77 交際中 (n=671) 交際経験あり (n=956) 交際経験なし (n=767) 早く結婚したいいい

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「いい夫婦の日」アンケート結果2011

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「いい夫婦の日」アンケート結果 2014

< 調査結果 > 現在 単身赴任をしていますか? 単身赴任者 43.3% 非単身赴任者 56.7% Q. 現在 単身赴任をしていますか?( 対象 :598 名 有効回答 :598 名 ) 56.7% 43.3% 転勤先へは単身赴任かどうか聞いたところ と回答したのは 43.3% でした 家族も一緒に

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2006年7月6日

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第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

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< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

質問 1 敬老の日 について (1) 贈る側への質問 プレゼントは何を贈る予定ですか? ( 回答者数 :4,450 名 ) (2) 贈られる側への質問 プレゼントは何がほしいですか? ( 回答者数 :1,061 名 ) 昨年同様 贈る側 贈られる側ともに 食事 グルメ がトップ 贈られる側は 旅行

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2) 親子関係 家族との生活に満足している について と の調査と比較した 図 12-2 に 示しているように の割合は 4 かとも増加傾向が見られた 日 本 米 中

ご主人へはチョコレート ( または贈り物 ) を贈りましたか? 93% (6,740) 7% (534) 贈った 贈らなかった (n=7,274 バレンタイン直後実施アンケート結果 ) 夫はホワイトデーに贈り物をしない? ご主人にバレンタインデーの贈り物をした人に ご主人からホワイトデーの贈り物はあ

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質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

() 土地の総面積 利用目的別面積 所有する土地の面積は 最小で 90 m 最大で,400m であり 00~400 m との回答が最も多い 駐車場としての利用では 月極駐車場が 309 台分 日貸駐車場では 5 台分となっている 所有する総面積 00m以下 m未満 m未満

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

「夫婦関係調査2017」発表

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「終活」に関する意識調査

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

ことぶき科学情報 Vol 年 12 月 18 日編集 発行株式会社オーネット広報グループ 独身男女の異性の食事マナーに関する意識調査 女性が男性との食事で不快に感じた 1 位は 店員への横柄な態度 では男性が女性と食事をして最も不快に感じたことは 〇〇〇! 異性との食事で気を遣うこ

16211 インターネットバンキングの利用 ( 第 13 回 ) 性年代 性年代 男性 10 代男性 20 代男性 30 代男性 40 代男性 50 代以上女性 10 代女性 20 代女性 30 代女性 40 代女性 50 代以上合計 列 %

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

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Transcription:

定年後の夫婦 2 人の暮らし方調査 について 2012 年 月 日株式会社住環境研究所 積水化学工業株式会社住宅カンパニー ( プレジデント : 高下貞二 ) の調査研究機関である株式会社住環境研究所 ( 所長 : 倉片恒治 ) は このほど 定年後の夫婦 2 人の暮らし方 ( シングルミックス ) 調査 を実施しました シングルミックス とは 当研究所が提唱する定年後の夫婦 2 人が仲良く快適に暮らせる住まい方 夫婦がそれぞれ自立しつつ 互いの個を尊重しあう シングル ( 自立 ) の暮らしと 夫婦が適度な距離感でコミュニケーションする ミックス ( 共生 ) の生活を共存させる老後の夫婦 2 人の住まい方です 人生 0 年時代を迎えた今 人生のライフサイクルを 2 年周期で考えると 1~ 才は第 周期 高齢社会が進展し 今や 0 代以上が人口のボリューム層です その第 周期の夫婦 2 人の暮らし方の意識意向を探りました 調査結果のポイント 1. ひとりの時間を大切にし 自立した暮らしを望む 夫婦といえども 1 人の時間がほしい それでこそ仲良く暮らせる という考え方を支持するのは約 割 (%) 女性は 4% が支持しています 2. 男性は家事に勤しみ 家庭での役割をはたそうと努力退職に伴う日常生活の変化で時間や頻度が増えたのは 家事 テレビを見る 家庭内での生活を楽しむ で 中でも大きな変化は男性の 家事への参加 です また 時間や頻度が減ったと答えた方では 仕事以外の外出 や 読書の時間 が上位. 女性に比べて男性は社会 友人との交流意識がやや低く 逆に女性は外に目が向く女性は 友人との交流 は積極的に 社会との接点 も継続を望んでいるのに対して 男性は女性に比べ 社会との接点 や 友人との積極交流 意識はやや低くなっています 4. 男女とも自分専用の空間として 趣味室 を希望実際にある専用空間としては 男性は 書斎 仕事室 % 女性は くつろぎの部屋 % 趣味室 2% と自分専用はあっても 割程度 欲しい専用空間としては男女とも 趣味室 が第 1 位となっています. 体が弱ったら助け合い 共有の時間を多く持ちたい体が弱った時の夫婦の意識では 現実の夫婦意識に比べ お互い助け合い共有の時間を多く持ちたい が増加 高齢になると寄り添う生活を望んでいます < シングルミックスサイト ( 月 日オープン )> http://singlemix.jp/ <この件に関するお問い合わせは下記までお願いします> 住環境研究所市場調査室嘉規 ( かき ) TEL.0-2-1 1-00 東京都千代田区神田須田町 1-1 神田須田町スクエアビル F 1

調査概要調査目的 : 中高齢夫婦 2 人に対して 定年後の暮らしと住まいについて 夫婦意識や生活意識にスポットを当て 住まいに望むことを把握調査手法 : インターネット調査調査時期 :2012 年 月調査対象 : 才以上の男女有効回答 :124 件 ( 男性 % 女性 4%) グラフの数字は全てパーセンテージ (%) 回答者の属性年齢 :~ 才 0% 0 才以上 0% 就業状況 : 就業 % 無職 4% 年収 :200 万円未満 % 200 万 ~00 万円未満 4% 00 万 ~1,000 万円未満 20% 1,000 万円以上 % 住居形態 : 持家 4%( 戸建て 4% マンション 20%) 賃貸 % その他 % 調査結果の概要 1. ひとりの時間を大切にし 自立した暮らしを望む 1 夫婦の意識 夫婦といえども 1 人の時間が欲しい それでこそ仲良く暮らせる (A) については ほとんどA 1% Aに近い % で 合わせて % が考え方を支持しています 200 年との比較で見ると割合に変化はなく この年代では当たり前の意識として定着している様子が伺えます 夫婦の意識 0-12 年比較 A 夫婦といえども 1 人の時間が欲しい それでこそ仲良く暮らせる B 会話あってこそ分かり合える夫婦になる 夫婦共有の時間を多くもちたい ほとんど A() A に近い () どちらとも (0) B に近い (-) ほとんど B(-) 0 年 (0) 20 1 12 年 (0) 1 22 1 男女別に見ると ほとんどA Aに近い は男性 2% に対し 女性は 4% 女性の方が個の時間を大切にするのが高いのが特徴 中でも 0~4 才女性は 0%(~ 才 2% 才以上 %) を占めます 男女別夫婦の意識 ほとんど A () A に近い () どちらとも (0) B に近い (-) ほとんど B (-) 男性 () 12 40 2 女性 () 0 2

性別 年齢別夫婦の意識 ほとんど A () A に近い () どちらとも (0) B に近い (-) ほとんど B (-) - 才男性 12(20) 1 2 0-4 才男性 12() 2 才以上男性 12(220) 0 4 - 才女性 12() 2 0-4 才女性 12(0) 才以上女性 12(2) 2 4 1 2 2 趣味について趣味については 別々に それぞれ好きなことをしたいというのが男性 % 女性 4% と多く 男女とも趣味は別々にと考えている方が多いようです 趣味について全体 全体 (0) A 趣味は別々に B 趣味は夫婦一緒 ほとんどA Aに近いどちらとも Bに近いほとんどB 1 4 20 2 趣味 男女別 男 () ほとんどA Aに近いどちらとも Bに近いほとんどB 0 22 12 女 () 4 1 充実させたい時間充実させたい時間は男女とも プライベートな時間 で 0% 以上の人が望んでいます 夫婦一緒の時間 は男性が高く %( 女性 24%) 友人との時間 は女性が高く %( 男性 1%) となっています 年齢 性別では 0 代男性で 夫婦一緒の時間 を望み 0 代女性では 夫婦一緒の時間 は低いものの高齢になるにつれ増加する傾向にあります 性別充実させたい時間 ( 複数回答 ) 性別 年齢別充実させたい時間 ( 複数回答 ) 男 (22) 女 () - 才 男性 () 0-4 才 男性 (20) 自分のプライベートな時間 夫婦一緒の時間 家族一緒の時間 24 2 2 0 自分のプライベートな時間 夫婦一緒の時間 - 才 男性 (0) 0 才以上 男性 () 0 1 2 4 2 - 才 女性 (24) 0-4 才 女性 () - 才 女性 (4) 0 才以上 女性 (2) 親しい友人と一緒の時間 1 自分のプライベートな時間 0 子供と一緒の時間 夫婦一緒の時間 2 2 2

2. 男性は家事に勤しみ 家庭での役割をはたそうと努力 1 退職者 の日常生活の変化 ( 時間や頻度が増えたこと ) 日常生活の変化で時間や頻度が増えたのは 家事をする時間 0% テレビを見る時間 4% 家庭内での生活を楽しむ % 男性は テレビを見る 0% 家庭内での生活を楽しむ 4% 夫婦ふたりで過ごす時間や会話など 4% 孫の面倒を見る 遊ぶ 2% 女性では 外出する時間 40% 読書の時間 % など 家事の時間は男女とも 割が増えたとしています 時間や頻度が増えたこと ( 全体 ) 時間や頻度が増えたこと ( 男女別 ) 0 20 40 0 0 20 40 0 家事をする時間 () テレビを見る時間 () 家庭での生活を楽しむこと () 夫婦ふたりですごす時間や会話 () 外出する機会 ( 仕事以外 )() 夫婦そろっての外出 旅行 () 孫との交流 ( 遊ぶ 面倒をみる )() 読書の時間 () 2 0 4 4 0 0 0 4 4 4 4 40 1 2 1 24 男 (2) 女 () 退職者 : 以前は就業していて 現在無職の方 2 増えた家事について特に家事が増えたのは男性の 0-4 才 (0%) 増えた家事内容は 男性では 食事の片付け % ごみ出し % 買い物 % 洗濯物を取り込む 4% など 定年直後の男性では 在宅時間が増えたことで家庭内における役割を果たそうとしている様子が伺えます 男性男性家事増えた方 時間または頻度が増えた - 才 男性 (2) 0-4 才 男性 (0) 0 - 才 男性 (1) 4 0 才以上 男性 (1) 4 男性増えた家事内容 買い物 男 (12) 料理食事の片付け 皿洗いゴミだし 洗濯ものを取り込む掃除機かけ風呂掃除 40 4 洗濯トイレ掃除 22 1 4

日常生活の変化 ( 時間や頻度が減ったこと ) 時間や頻度が減ったと答えた方では 仕事以外の外出 や 読書の時間 が上位となっています 仕事以外の外出が減ったのは 経済的理由から また読書の時間は 0 才以上の減少が目立っています 時間や頻度が減ったこと ( 全体 ) 読書の時間が減った ( 年齢別 ) 0 20 0 40 0 20 0 40 外出する機会 ( 仕事以外 )() 22 0 代 () 0 代 (20) 1 読書の時間 () 0 才以上 (1) テレビを見る時間 () 外出する機会が減った ( 経済的余裕の有無別 ) 0 20 0 40 夫婦そろっての外出 旅行 () 余裕あり (4) 1 夫婦ふたりですごす時間や会話 () どちらでもない () 余裕なし (14) 2. 女性に比べて男性は社会 友人との交流意識がやや低く 逆に女性は外に目が向く 1 友人交流について定年を迎えた男性 (0~4 才 ) は 友人と積極的に交流したい ( ほとんどA Aに近い ) が一時的に 4% に減少するも 才以上では % に上昇 一方 交流意識が高い女性も 才以上では積極交流派が 4% に低下しています 女性では介護などが始まることが影響していると考えられま す A 積極的に交流 B 友人交流は最低限 ほとんど A A に近いどちらとも B に近いほとんど B 男 () 1 女 () 1 2 ほとんど A A に近いどちらとも B に近いほとんど B 男性 年齢 - 才 男性 (20) 0-4 才 男性 () 40 才以上 男性 (220) 4 女性 年齢 - 才 女性 () 4 0 0-4 才 女性 (0) 4 4 才以上 女性 (2) 4 0

2 社会との接点社会との接点継続意識は 男性で継続意識は 40% 女性で 0% と女性の方が社会との接点継続意識が高く 特に定年直後男性 (0~4 才 ) は 社会との接点継続の意識が低くなっています 逆に同年代 (0~4 才 ) 女性は外に目が向くなど 男女で差が生じています A 社会との接点を持ち続けたい B 社会との接点は持ち続けたくない ほとんど A A に近いどちらとも B に近いほとんど B 男 () 0 1 女 () 2 ほとんどA Aに近い どちらとも Bに近い ほとんどB 男性 年齢変化 - 才 男性 (20) 1 1 4 0-4 才 男性 () 2 4 4 才以上 男性 (220) 12 1 女性 年齢変化 - 才 女性 () 0-4 才 女性 (0) 4 4 1 才以上 女性 (2) 4 0 4. 男女とも自分専用の空間として 趣味室 を希望実際にある専用空間は 男性では 書斎や仕事部屋 が % 趣味やくつろぎの空間の実現率は 2 割程度 女性では 自分だけのくつろぎの部屋 % 趣味室 2% で専用空間の実現率は低いのが現実です 欲しい空間は 男性 趣味室 % 自分だけのくつろぎ空間 % 女性で 趣味室 % くつろぎの部屋 % 男女とも現在無い 個の空間( 趣味やつくろぎなど ) を希望し 特に 趣味室 を欲しています 男性の実際にある空間と欲しい空間 実際にある空間 (22) 欲しい空間 (22) 女性の実際にある空間と欲しい空間 実際にある空間 () 欲しい空間 () 趣味室 20 趣味室 2 自分だけのくつろぎの部屋 自分だけのくつろぎの部屋 書斎や仕事室 書斎や仕事室 収納 収納 20 2

. 体が弱ったら助け合い 共有の時間を多く持ちたい将来 体が弱った時の夫婦意識を聞くと 体が弱っても個を尊重し自分のペースを守りたい 1% 弱ったらお互いで助け合い共有の時間を多く持ちたいが % 0 年調査に比べ 助け合い共有の時間を多く持ちたい方が増加しています 夫婦意識も年をとるに従って 自分のペースを守る から 助け合い共有 へ変化することが伺えます A 体が弱っても 個 を尊重し 夫婦であっても 比較的自分のペースを守って暮らしたい B 体が弱ったら 夫婦でお互いを助け合い 共有の時間を多く持って暮らしたい ほとんど A A に近いどちらともいえない B に近いほとんど B 0 年 (0) 0 1 1 12 年 (0) 2 24 4 ほとんど A A に近いどちらとも B に近いほとんど B 男 () 4 24 2 1 女 () 2 2 <シングルミックスサイトをオープン> 住環境研究所では シングルミックな暮らしを提案するために シングルミックスサイト を 2012 年 月 日よりオープンします URL:http://singlemix.jp 公開 :2012 年 月 日

定年後の住まい方 シングルミックス 4 つの提案 今や人生 0 年の時代で 子育ての期間より夫婦 2 人で過ごす期間のほうが長くなる可能性があります 早い人は定年より早い 歳前後で 夫婦 2 人の生活が始まります 住宅は 0 代の子育て期の 夫婦と子供 2 人 の時に建築あるいは購入した人が多いと思いますが 定年後の暮らしが 20 年も 0 年もあるようになった今 夫婦 2 人の暮らしにふさわしい住まい方を考える必要が出てきました 当研究所では 年前に老後の住まい方として シングルミックス の住まい方を提唱しました シングルミックス とは夫婦それぞれが自立しつつ 互いの個を尊重する シングル ( 自立 ) の暮らしと 夫婦が適度な距離感を持ってコミュニケーションする ミックス ( 共生 ) の生活を共存させる住まい方です 今回 年ぶりに 定年後の夫婦 2 人の暮らし方調査 を行いましたが 調査を終えて改めて感じるのは 自立を前提にした 2 人の生活を大事にしていることが定着したこと 男性の社会参加意識が女性に比べ低いことなどです 老後を夫婦仲良く暮らすためには 時間的なゆとりが大幅に増えることを前提に 夫婦それぞれの 個 の空間をバランスよく持つことが重要ということです 提案したいのは次の 4 点です 1 点目の提案は男性の居場所の確保 定年直後の男性は家庭内に居る時間が長くなるにもかかわらず 居場所が無いという可能性があります 現実には趣味室やくつろぐ部屋を実現しているのは 2 割程度です 男性のための趣味やくつろぎのための専用の空間で 散らかしても構わない空間をつくることを提案します 2 点目は女性のシングルスペースの充実 この年代は夫婦であっても 1 人の時間が大事で 特に女性はプライベートや 1 人の時間の充実を求めており プライベートな時間を過ごすシングルスペースとして趣味室を 夫婦別寝室で無ければ更にくつろぐ部屋を提案します 点目の提案は広いリビング リビングは夫婦のミックススペースでもあり 居心地のよいリビングにすることが大切 そのために自然と会話が弾む場作りが重要です 4 点目は シングルとミックス の視点に加えて社会とつながるための空間 特にコミュニティエリアを設けるだけでなく 土間のスペースや塀 垣根の無いオープン外構などを設け 開かれた自宅を演出することも 老後を自宅で暮らすための 1 つの方法です 以上の点を考慮し かけがえの無い人生の伴侶との暮らし また老後を支えてくれる地域との関係をバランスよく保ち 人生の輝かしいときを充実した気持ちで過ごしていただくよう 住宅のあり方を今後も更に研究し 暮らし提案を発信していきたいと考えております 住環境研究所所長倉片恒治