固定資産税標準宅地 路線価等鑑定評価業務 特記仕様書 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本業務は 多賀城市 ( 以下 甲 という ) が平成 33 年度評価替えにおける適正で均衡のとれた固定資産 ( 土地 ) の評価のため 適正な価格バランスを有した路線価を付設し その算定根拠等の基礎資料を作成することを要旨とする ( 書類の提出 ) 第 2 条本業務の受託者 ( 以下 乙 という ) は 契約後速やかに 計画書及び工程表を提出し 甲の承認を受けると共に 業務実施中は進捗状況及び別途指示する中間報告を行うものとする 2 乙は 契約後速やかに 本業務を担当する不動産鑑定士を別紙不動産鑑定士届出書により届け出するものとする 不動産鑑定士に変更があった場合も 同様とする ( 資料及び成果品 ) 第 3 条本業務において甲から貸与された各種資料については 乙は 重要性を認識した上で破損 紛失 盗難等の事故のないように取扱に十分な注意を払い 使用後は速やかに返却するものとする また 本業務で得られた資料及び成果品は 甲の許可なく他の者に貸与又は公表してはならない ( 秘密保持 ) 第 4 条本業務において 乙は業務上知り得た秘密を他に漏らしてはならない ( 個人情報の保護 ) 第 5 条本業務を処理するため 甲から提供を受けた個人情報が記録されている書類等がある場合は 本業務の目的以外に使用し 又は第三者に提供してはならない 2 本業務を処理するため個人情報を収集する場合は その目的を明確にし あらかじめ 甲の承認を得なければならない 3 個人情報の収集は 本業務の処理のために必要最小限のものとしなければならない 4 提供を受け 又は収集した個人情報が 書類等の紛失等により漏えいした場合は 速やかに甲に報告し その指示に従わなければならない ( 事故による責務 ) 第 6 条本業務に伴う事故及び紛争問題の発生等は 全て乙の名において解決し 甲はその責めを負わない ( 検査等 ) 第 7 条乙は 各工程において仕様書 特記仕様書等 ( 以下 仕様書等 という ) に基づき忠実に業務を行うこと 2 甲は 業務の途中において必要に応じ 仕様書等に基づく検査を行うものとし 乙は 不備な箇所について必要な指示を受けた場合は 速やかにその指示に従わなければならない 第 2 章業務概要 ( 業務概要 ) 第 8 条平成 30 年度に着手する業務は 次の表の左欄に掲げる業務とし 当該業務の着手時期及び終了時期は 当該業務の右欄に掲げるとおりとする - 1 -
業 務 名 着手時期及び終了時期 (1) 標準宅地の平成 30 年 7 月 1 日における時点修正率の鑑定着手 : 平成 30 年 7 月 1 日 終了 : 平成 30 年 10 月 30 日 (2) 平成 30 基準年度評価替え処理計画の策定及び価格形成要因調査 着手 : 平成 30 年 7 月 1 日終了 : 平成 31 年 3 月 10 日 (3) 新規路線の新設及び評定 着手 : 平成 30 年 11 月 1 日 終了 : 平成 31 年 1 月 31 日 (4) 用途地区区分 状況類似地域区分の検証及び見直し 着手 : 平成 31 年 1 月 1 日 終了 : 平成 31 年 10 月 31 日 (5) 主要街路及び標準宅地の見直し 着手 : 平成 31 年 1 月 1 日 終了 : 平成 31 年 10 月 31 日 2 平成 31 年度に着手する業務は 次の表の左欄に掲げる業務とし 当該業務の着手時期及 び終了時期は 当該業務の右欄に掲げるとおりとする 業 務 名 着手時期及び終了時期 (1) 標準宅地の平成 31 年 7 月 1 日における時点修正率の鑑定着手 : 平成 31 年 6 月 1 日 終了 : 平成 31 年 9 月 30 日 (2) 新規路線の新設及び評定 着手 : 平成 31 年 10 月 1 日 終了 : 平成 32 年 1 月 31 日 (3) 標準宅地の鑑定評価 ( 価格基準日平成 29 年 1 月 1 日 ) ( 事前調査 ( メモ価格 ) 業務を含む ) 着手 : 平成 31 年 9 月 1 日終了 : 平成 32 年 3 月 10 日 (4) 路線形状及び要因の見直しとデータ作成 着手 : 平成 31 年 3 月 1 日 終了 : 平成 31 年 11 月 30 日 (5) 評価要領の検討及び見直し 着手 : 平成 31 年 12 月 1 日 終了 : 平成 32 年 1 月 31 日 3 平成 32 年度に着手する業務は 次の表の左欄に掲げる業務とし 当該業務の着手時期及 び終了時期は 当該業務の右欄に掲げるとおりとする 業 務 名 着手時期及び終了時期 (1) 標準宅地の平成 32 年 7 月 1 日における時点修正率の鑑定着手 : 平成 32 年 6 月 1 日 終了 : 平成 32 年 9 月 30 日 (2) 土地価格比準表の見直し 着手 : 平成 32 年 4 月 1 日 終了 : 平成 32 年 11 月 30 日 (3) 既存路線価格の見直し並びに新規路線の新設及び評定 着手 : 平成 32 年 7 月 1 日 終了 : 平成 33 年 1 月 31 日 (4) 調査報告書及び路線価図等の作成 着手 : 平成 33 年 1 月 1 日 終了 : 平成 33 年 3 月 10 日 4 前 3 項に定める着手時期及び終了時期は 概ねの目安であり 甲の指示により修正を加え ることがある 第 9 条前条第 1 項の表の第 1 号 同条第 2 項の表の第 1 号に掲げる時点修正率の鑑定は 地 方税法附則第 17 条の2の規定による価格に下落傾向が見られる場合の修正を行うためのも のであり 状況類似地域単位で路線価の修正を行うものである この修正の方法は 平 成 3 0 基準年度における 184の状況類似地域を概ね40グループに分けグループ毎に - 2 -
修正率の鑑定を行い 184の状況類似地域に適用する時点修正率一覧表を提出するものとするが グループ数については 各年の地価動向に鑑み 甲乙協議の上決定するものとする また 同条第 3 項の表第 1 号に掲げる時点修正率の鑑定は 平成 33 基準年度評価替え向け標準宅地 ( 価格基準日平成 32 年 1 月 1 日 ) について行うこととする 2 前条第 1 項の表第 2 号に掲げる平成 33 基準年度評価替えに係る処理計画の策定及び価格形成要因調査は 平成 33 年度評価替えのための路線価付設までの処理計画並びに標準地及び路線価を定めるための価格の要因 ( 交通条件 学校 商業施設 道路条件 下水道等のライフラインの条件等 ) を調査するものである 3 前条第 1 項の表第 3 号 同条第 2 項の表第 2 号及び同条第 3 項の表第 2 号に掲げる新規路線の新設及び評定は 宅地造成等により新たに路線を付設する必要があるものについて検討し 路線価を評定するものである 新設する路線数は3 年間で 概ね30 本程度とする 4 前条第 1 項の表第 4 号に掲げる用途地区区分 状況類似地域区分の検証及び見直し並びに同表第 5 号に掲げる主要街路及び標準宅地の見直しは 次によるものとする (1) 本市の土地利用状況及びその変化を把握し 本市の土地価格の形成状況等を把握すると共に 平成 30 基準年度評価替え結果を整理することにより 用途地域 状況類似地域 標準宅地等の検証を行う 検証を行うに当たっては 見直しの方針について甲と十分協議するものとする (2) 用途地区 状況類似地域の見直しにおいては 価格の変動が大きい地域及び現況の変化が著しい地域は 現況調査を行い 調書及び調査図面を作成し 甲に説明を行うものとする (3) 主要街路及び標準宅地の見直しにおいては 平成 30 基準年度評価替えで採用した標準宅地 184を所与し 用途地区 状況類似地域の見直しに伴い見直された用途地区 状況類似地域ごとに主要な街路に沿接し 間口 奥行 方位 形状 利用の現況等の状況がもっとも標準的な宅地で 価格の鑑定に判断を惑わされる要素の無い土地を選定し 甲に説明を行うものとする 5 前条第 2 項の表第 3 号に掲げる標準宅地の鑑定評価 ( 価格基準日平成 32 年 1 月 1 日 ) については 次によるものとする (1) 甲の求めに応じて 評価変動割合調べ等に供するためにメモ価格等について 調書及びデータファイル ( エクセル形式 ) を提出するものとする (2) 鑑定評価を行うに当たっては 相続税路線価及び隣接市町の固定資産税路線価の標準宅地を把握の上 相続税路線価担当課及び隣接市町担当課ないし担当鑑定士と十分協議の上 バランスの調整を行うものとする 6 前条第 2 項の表第 4 号に掲げる路線形状及び要因の見直しとデータ作成は 画地評価との整合性を図るために 路線毎の形状と価格形成要因 ( 道路幅員 舗装の有無 連続性 下水道の有無等価格を形成する要因 ) を確認し 路線価算定に用いる電算システムで利用可能なデータに加工するものとする 路線数は 平成 30 基準年度における路線数 3,073 本を所与とする 7 前条第 2 項の表第 5 号に掲げる評価要領の検討及び見直しについては 次によるものとする (1) 市街化区域内の山林 原野の地目認定 及び雑種地等の造成費について評価額算定等の判断基準についての検討を行うものとし 個別土地 (6ポイント程度) について 不動産鑑定評価の手法を用いて価格調査を行うものとする - 3 -
(2) 平成 30 基準年度における画地計算法による補正率について 総務省による平成 33 基準年度評価替え向けの改正との比較検証を行い 見直しを行うものとする 検証及び見直しを行うに当たっては 評価方針及び補正項目について 甲と十分協議するものとする 8 前条第 3 項の表第 2 号に掲げる土地価格比準表の見直しは 次によるものとする (1) 本市の平成 30 年評価替えにおいて採用した土地価格比準表を整理し 及び本市の土地価格と土地形成要因の関係を分析し 鑑定評価実務上の経験値等も斟酌して 路線価評定のための土地価格比準表の見直しを行う (2) 土地価格比準表の見直しに当たっては 平成 30 年度における比準表との整合性等について本市と十分協議し 次の手順で検討するものとする ア土地価格形成要因の分析イ鑑定評価実務上の経験値等での検討ウ土地価格比準表見直し案の作成エ路線価の評定 調整作業結果等に基づく再検討 9 前条第 3 項の表第 3 号に掲げる既存路線価格の見直し並びに新規路線の新設及び評定は 主要な街路の路線価を基に 土地価格比準表を用いてその他の街路の路線価を試算し 路線価検証のための資料を作成するものとし 作業手順は次のとおりとする 評定する路線は平成 30 基準年度路線に新設分 30 本 形状等見直しによる増加分 60 本を加えた3,164 本とする (1) 路線価の試算 (2) 相続税路線価調査 (3) 路線価検討調書の作成 (4) 路線価検証用図面の作成第 3 章貸与資料 ( 貸与資料 ) 第 10 条本業務に関する貸与資料は 次のとおりとする (1) 固定資産税路線価図 (2) 固定資産税路線価データ ( 表形式 ) (3) 道路台帳現況図等 (4) 下水道処理区域図 (5) 平成 30 年度評価替え資料 ( 標準地の鑑定価格ほか ) (6) その他本市が所有し 本業務に必要と甲が認めた資料第 4 章成果品 ( 成果品 ) 第 11 条本業務における平成 30 年度の成果品は 次のとおりとする (1) 平成 31 年度に用いる ( 平成 30 年 7 月 1 日 ) 時点修正一覧表 (3) 業務報告書 ( 平成 30 年度に行った 価格形成要因調査 用途地区 区分状況類似地域の検証及び見直し 並びに 主要街路及び標準宅地の見直し の内容及び進捗状況等の報告書 ) (4) (1) (2) のデータファイル ( エクセル形式 ) (5) 平成 31 年度路線図 路線価データ (( 財 ) 資産評価システム研究センター提出用 shape - 4 -
形式データ ) 第 12 条本業務における平成 31 年度の成果品は 次のとおりとする (1) 平成 32 年度に用いる ( 平成 31 年 7 月 1 日 ) 時点修正一覧表 (3) 価格形成要因調査報告書 (4) 用途地区区分 状況類似地域の検証及び見直し結果の調書並びに調査図面 (5) 主要街路 標準宅地の見直し結果の調書並びに調査図面 (6) 業務報告書 ( 平成 30 年度から継続して行った業務内容及び 路線形状及び要因の見直しとデータ作成 評価要領の検討及び見直し の内容及び進捗状況等の報告書 ) (7) 標準宅地鑑定評価書 ( 一覧表を含む ) 標準宅地調書 (8) (1) (2) 及び (7) のデータファイル ( エクセル形式 ) (9) 平成 32 年度路線図 路線価データ (( 財 ) 資産評価システム研究センター提出 shape 形式用データ ) 第 13 条本業務における平成 32 年度の成果品は 次のとおりとする (1) 平成 33 基準年度評価替え向け ( 平成 32 年 7 月 1 日 ) 時点修正一覧表 (3) 平成 33 基準年度路線価評定表 (4) 平成 33 基準年度用途地区 状況類似地域区分図 (1/10,000) (5) 平成 33 基準年度路線価図 (1/2,500) (6) 平成 33 基準年度土地価格比準表 (7) 業務報告書 ( 平成 30 年度から継続して行った業務内容及び 土地価格比準表の見直し 既存路線価格の見直し並びに新規路線の新設及び評定 の報告書) (8) (1) (2) 及び (3) のデータファイル ( エクセル形式 ) (9) 平成 33 年度路線図 路線価データ (( 財 ) 資産評価システム研究センター提出用 shape 形式データ ) 第 14 条本業務において 用途地区の区分 状況類似地域の区分 標準宅地の見直し又は選定 路線価の評定等の検討のために必要な図面及びデータについて甲が求める場合は 乙はその都度 提出するものとする - 5 -