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用語集

○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

高齢化率 2015 年 4 人に 1 人 2008 年 22% 離島 2005 年 33% 2

交通エコロジー モビリティ財団の紹介 財団の設立と経緯 1994 年 財団法人交通アメニティ推進機構設立 我が国のこれからの高齢社会の対応並びに障害者の社会参加を促進するため 公共交通機関における移動の円滑化を図ることを目的として設立 1997 年名称変更交通エコロジー モビリティ財団 ( 略称 :

- 1 - 国土交通省告示第三百十九号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律(平成三十年法律第三十二号)の一部の施行に伴い 移動等円滑化の促進に関する基本方針において移動等円滑化の目標が定められているノンステップバスの基準等を定める告示の一部を改正する告示を次のように

便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状

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移動等円滑化経路を構成するエレベーターの規定である ( 停止階の規定やかご及び昇降路の出入口に関する規定など ) 適合義務の対象となる建築物のうち床面積の合計が 500 m2以上の建築物については エレベーター等の設置義務が発生する (500 m2未満の建築物における任意設置するエレベーターに対して

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III 質問票

非常時のための設備 乗降ロビー 制御装置 かご内に設ける制御装置 ( 車いす使用者が利用しやすい位置及びその他の位置に制御装置を設ける場合にあっては 当該その他の位置に設けるものに限る ) に 停電等の非常の場合に外部の対応の状況を表示する聴覚障害者に配慮した装置を設けること 乗降ロビーは 高低差が

ウ エ ( エ ) ホーム上に車両ドアの位置を表示する点状ブロックを設置してほしいとの要望があります ( オ ) ホーム上にあるエレベーターの案内サインが少なく, 位置が分かりにくいことが現地調査の 結果, 課題 問題点として挙げられます ( カ ) ホームに設置されている電光式の列車運行案内表示板

- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

1 以上の出入口を適合させる ( 段を併設する場合は 90 以上 ) ( 傾斜路の高さ 16 以下の場合は 1/8 以下 ) ( ウ ) 踊場 ( 踏幅 150 以上 ) の設置 ( 高さ 75 以内ごとに設置 ) ( エ ) 傾斜路の手すりの設置 ( オ ) 壁のない傾斜路には 左右の縁端部には脱

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用に供するものをいう ) の昇降路の出入口に接するは 水平とすること ( ウ ) 壁面には 突出物を設けないこと ただし やむを得ず突出物を設ける場合にあっては 視覚障害者の通行の安全上支障が生じないよう必要な措置を講ずること ( エ ) 特定施設を利用する者の休憩の用に供するための設備を適切な位置

手すり かご内の左右両面の側板に 手すりを設けること 手すり取り付け高さは 75cm~ 85cm 程度とする 非常時のための設備 乗降ロビー 制御装置 標識 ( 再掲 ) かごの大きさ 制御装置 音声案内 ( 戸の閉鎖 ) 制御装置の点字表示等 音声案内 ( 昇降方向 ) 制御装置の形状点状ブロック

資料 1① 道路のバリアフリー化 ①道路バリアフリー基準 道路管理者は その管理する道路を道路に関するバリアフリー基準 道路移動円滑化基準 に適合 するように努めなければなりません 生活関連施設間の道路のうち 高齢者 障害者等が通常徒歩で 利用する道路を国土交通大臣が指定し 特定道路とします 道路移

三視覚障害者誘導用ブロック視覚障害者に対する誘導又は段差の存在等の 警告若しくは注意喚起を行うために路面に敷設されるブロックをいう 第二章歩道等 ( 歩道 ) 第三条道路 ( 自転車歩行者道を設ける道路を除く ) には 歩道を設けるものとする ( 有効幅員 ) 第四条歩道の有効幅員は 道路構造令第十

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第 3 部施設別技術指針 第 6 章駐車場

1. Tokyo 2020 アクセシビリティ ガイドライン ( 以下 ガイドライン ) とは 国際パラリンピック委員会 ( 以下 IPC) が定める IPC アクセシビリティガイド ( 以下 IPC ガイド ) の技術仕様や大会関係者向けトレーニングに関する項目と 国内関係法令等に基づき アクセシビ

4-2

今後のスケジュールについて 17 年 8 月 ~ 17 年 11 月 ~ 17 年 12 月 ~ NPO 等によるボランティア福祉有償運送を含む STSの普及促進 NPO 等の運行主体に対する実態調査 関係者等からのヒアリング 交通バリアフリー法の見直しの検討 ( 実態調査 ヒアリングを踏まえた )

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目次 ( )

ユニバーサルデザインについてのアンケート結果 県では 平成 17 年に 淡海ユニバーサルデザイン行動指針 を策定し ユニバーサルデザインの考え方を浸透させるための取組を進めてきたところです 平成 30 年 5 月に バリアフリー法 の一部改正があり 本県も県民全体でユニバーサルデザインを進める節目に

第 78 回土木計画学ワンデイセミナー 子ども連れで外出しやすい環境整備 の取り組み 平成 28 年 2 月 20 日 ( 土 ) 国土交通省総合政策局安心生活政策課 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

議案第146号~第172号

荷捌き駐車対策 荷捌き駐車施設の附置 平成 6 年に各地方公共団体が定める附置義務駐車場条例のひな型として通知している標準駐車場条例に 荷捌き駐車施設の附置に関する条項を追加 以来 地域の実情に合わせて 必要に応じて荷捌き駐車施設の条項を盛り込むことを推奨 平成 26 年 3 月末現在 附置義務条例

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大久保駅周辺地区 施設及び場所 事業概要 事業主体 進捗 近鉄大久保駅 多機能トイレ改良 スロープ手すり 近畿日本鉄道 JR 新田駅 エレベータ 多機能トイレ改良 スロープ手すり 交通エコロジー モビリティー財団 バス 低床バスの導入 バス事業者 市道大久保名木線 視覚障がい者用ブロックの整備 宇治

移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準 ( 案 ) 基準の ( 案 ) 参考とすべき基準類型 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の 移動等円滑化のために必要な特定公園施設の設置に関する基準 ( 案 ) 設置に関する基準を定める省令 - ( 趣旨 ) ( 趣旨 ) 第一条高齢者


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(3) バリアフリーポイントの設置旧交通バリアフリー基本構想の重点整備地区においては 市内でも特に乗降客数等が多く 多くの高齢者 障害者等の地区利用が見込まれる地区となっていますが 交通バリアフリー基本構想では 建築物等のバリアフリー化を促進する計画となっていません そのため 高齢者 障害者等の円滑

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公共交通事業者向け ハード ソフト取組計画策定マニュアル 平成 31 年 3 月

様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

- 1 - 国土交通省告示第三百十六号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行規則(平成十八年国土交通省令第百十号)第六条の二 第六条の三 第六条の四及び第二十三条の規定に基づき 同規則第六条の二の規定に基づく国土交通大臣が定める要件並びに移動等円滑化取組計画書 移動等円滑化取組報告書

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平成 31 年度自動車取得税の軽減措置について 平成 31 年度の自動車取得税の軽減措置について 次のとおり変更がありました 平成 31 年 4 月岐阜県 エコカー減税 について 環境インセンティブ機能を強化する観点から 軽減割合等の見直しを行いました なお 平成 31 年 4 月 1 日から平成

江東区 「自転車条例」の手引

技術的助言

大分市条例第 70 号 大分市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章歩道等 ( 第 3 条 第 10 条 ) 第 3 章立体横断施設 ( 第 11 条 第 16 条 ) 第 4 章乗合自動車停留所 ( 第 17 条

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条例解説6~11条

< 軽量車 ( 車両総重量.5t 以下のバス トラック )> 天然ガス自動車 30 規制適合又はポスト新長期規制からOx0% 低減 ガガソソリリンンハ自イ動ブ車リッド自動車 平成 30 年排出ガス基準 50% 低減達成車又は平成 7 年排出ガス基準 75% 低減達成車 ( ) かつ 平成 7 年度燃


一太郎 11/10/9/8 文書

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平成 29 年度自動車取得税の軽減措置について 平成 29 年度の自動車取得税の軽減措置について 次のとおり変更がありました 平成 29 年 4 月岐阜県 エコカー減税 及び 中古車の取得に係る課税標準の特例措置 の対象範囲を平成 32 年度燃費基準の下で見直し 政策インセンティブ機能を強化した上で

東京都建築安全条例の見直しの考え方

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

3 軌道経営者別の概要 事業者名長崎電気軌道株式会社熊本市交通局鹿児島市交通局 特許年月明治 45 年 4 月大正 10 年 11 月明治 44 年 8 月 輸送人員の推移 ( 千人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 19

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国等の庁舎におけるバリアフリー推進に関する行政相談 ~石川行政苦情処理委員会の意見を踏まえたあっせんに対する回答~

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平成 30 年度 自動車局税制改正要望の概要 平成 29 年 8 月 国土交通省自動車局

新千里西町B団地地区地区計画

はじめに 本書の特徴と使い方 本格的な基本テキスト 容易に内容が分かるように平易な文章で要点を整理し また多くのイラスト 表 写真などを載せてヴィジュアルなものにした 用語 メモ 太字 はじめに 本書の特徴と使い方 3

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高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)

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宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例施行規則 ( 趣旨 ) 第一条この規則は 宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例 ( 平成二十一年宮城県条例第一号 以下 条例 という ) の施行に関し必

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玄関

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第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

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東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)


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平方・中野久木物流施設地区

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藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

許可及び認定申請等

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

Transcription:

差別禁止部会 第 11 回 (H23.12.9) 資料 1 バリアフリー法関係資料 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 ( バリアフリー法 ) 国土交通省作成資料 1 ハード ソフト双方の総合的な施策を展開するバリアフリー法 国土交通省作成資料 2 バリアフリー法における対象施設の範囲 内閣府作成資料 3 公共交通移動等円滑化基準の概要 国土交通省作成資料 4

高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 ( バリアフリー法 ) バリアフリー施策を総合的 計画的に推進するため 従前のハートビル法と交通バリアフリー法を発展的に統合 ( 平成 18 年 12 月施行 ) 1. 基本方針旅客施設 ( 駅等 ) や道路 建築物などのバリアフリー化の目標などを主務大臣が定める 現行の整備目標は 原則として平成 32 年末を期限としている 2. 各施設等の基準適合義務等旅客施設や特定の道路 建築物などの新設や大規模改良等を行う場合に その施設の所有者 管理者等に対し 移動等円滑化基準への適合を義務付け 既存の施設については 基準適合への努力義務を課している 3. バリアフリーのまちづくりと当事者参加の推進 市町村は 旅客施設や官公庁 福祉施設などの生活関連施設が所在する一定の地区を重点整備地区として定め これらの施設内や施設間の経路のバリアフリー化を進めるための面的なまちづくり計画である基本構想を定めることができる 市町村は 基本構想を作成しようとするときには 高齢者 障害者等の利害関係者の意見を反映させる措置をとる必要がある 地域の高齢者 障害者等から 構想の素案を提案することも可能 市町村は 基本構想の作成のための協議や実施のための連絡調整を行う協議会を組織することができる 同協議会は 市町村 施設設置管理者 高齢者 障害者 学識経験者などにより構成する必要がある 4. スパイラルアップと心のバリアフリーの推進 施策の内容について 適時 適切に検討を加えて 段階的 継続的に発展させるスパイラルアップを図る 国は 啓発活動などを通じて 国民の高齢者 障害者等に対する理解 協力や バリアフリー化の促進に関する理解を深める 心のバリアフリー を実施 1

ハード ソフト双方の総合的な施策を展開するバリアフリー法 1. 公共交通施設や建築物のバリアフリー化の推進 旅客施設及び車両等道路路外駐車場都市公園建築物 基本方針において整備目標を設定し バリアフリー化整備を推進 施設設置管理者等に対しバリアフリー基準を義務付け 2. バリアフリー化された公共交通施設や建築物の利用 公共交通事業者等に対する接遇を含む教育訓練の実施 < 例 > 交通事業者向けバリアフリー教育訓練プログラム ( 交通エコロジー モビリティ財団主催 ) の実施 参考資料 4 障害当事者等の基礎知識の習得 コミュニケーションの基本の習得 具体的な接遇 介助技術の習得 知的障害 発達障害 精神障害のある方とのコミュニケーションハンドブックの作成 参考資料 3 公共交通機関 公共施設 商業施設等を利用する障害当事者の困難さを理解し 適切な接遇方法を紹介 3. 障害者等のバリアフリー施設利用に係る国民への協力 心のバリアフリー 普及のため 地方運輸局において バリアフリー教室 を実施 全国 741 か所において実施 ( 参加人数 38,342 人 )(H13~21 年度末累積 ) 2

旅客施設及び車両等 ( 法 8 条 ) 公共交通移動等円滑化基準道路 ( 法 10 条 ) 道路移動等円滑化基準路外駐車場 ( 法 11 条 ) 路外駐車場移動等円滑化基準都市公園 ( 法 13 条 ) 都市公園移動等円滑化基準建築物 ( 法 14 条 ) 建築物移動等円滑化基準等 6 バリアフリー法における対象施設の範囲 施設の新設 改良時 基準適合の義務旅客施設及び車両等一定の道路 1 ( 内閣府作成資料 ) 既存の施設 基準適合の努力義務全ての道路 一定の路外駐車場 2 都市公園の一定の公園施設 3 一定の特別特定建築物 4 全ての特別特定建築物 5 各対象施設のストック全体について 期限を付してバリアフリー化の目標を設定 例 : 旅客施設 ( 利用者数 3,000 人 / 日以上 ) の全てを H32 年度末までに原則バリアフリー化 1 特定道路 生活関連経路を構成する道路法による道路のうち多数の高齢者 障害者等の移動が通常徒歩で行われるも のであって国土交通大臣がその路線及び区間を指定したもの ( 施行令 2 条 ) 2 特定路外駐車場 一般公共の用に供される自動車の駐車のための施設で自動車の駐車の用に供する部分の面積が 500 m2以上であるものであり かつ その利用について駐車料金を徴収するもの ( 法 2 条 11 号 ) 3 特定公園施設 園路 広場 休憩所 野外音楽堂 駐車場 便所 掲示板 標識等 ( 施行令 3 条 ) 4 特別特定建築物とは 病院 百貨店 官公署 福祉施設 飲食店等の不特定多数の者又は主として高齢者 障害者等が 利用する建築物 ( 法 2 条 17 号 施行令 5 条 ) 基準適合義務の対象となるのは 床面積の合計が 2,000 m2以上の建築等をしようとする特別特定建築物 ( 施行令 9 条 ) なお 地方公共団体の条例により 上記床面積の合計の引き下げ等が可能 ( 法 14 条 3 項 ) 5 基準適合義務の対象となる特別特定建築物を除く特定建築物 ( 官公署以外の事務所 保育所 共同住宅等の多数の者が 利用する建築物 ) についても建築等に際し建築物移動等円滑化基準に適合させる努力義務 ( 法 16 条 施行令 4 条 ) 6 建築物移動等円滑化誘導基準に適合する特定建築物の建築等及び維持保全の計画の認定制度がある 認定を受けると 容積率の特例を受けるなどのメリットがある 3

公共交通移動等円滑化基準の概要 ( 国土交通省作成資料 ) Ⅰ 旅客施設 1 鉄道駅 1) 駅の出入口からプラットホームへ通ずる経路について 原則としてエレベーター又はスロープにより 高低差を解消すること ( 移動等円滑化された経路 ) 2) 車いすが通るための幅を確保すること 1 以上の出入口の幅は 車いすが一点通過できる 80 cm以上とすること ただし 円滑な旅客移動を確保する必要がある 公共通路へ直接通ずる出入口の幅は 車いすが通行できる 90 cm以上とすること 1 以上の通路の幅は 車いすが転回できる 140 cm以上とすること 3) プラットホームと鉄軌道車両の床面とは できる限り平らにすること また プラットホームと鉄軌道車両の床面との隙間は できる限り小さくすること 隙間や段差により車いす使用者の円滑な乗降に支障があるときは 車いす使用者の乗降を円滑にする乗降設備を一以上備えること 4) プラットホームにホームドア 可動式ホームさく 点状ブロックその他視覚障害者の転落を防止するための設備を設けること 車両の乗降口が一定している等一定の要件に該当するプラットホームでは ホームドア又は可動式ホーム柵を設置すること 5) 通路 プラットホーム等に照明設備を設けること 4

6) エレベーター エスカレーター トイレ 券売機等について 高齢者 障害者等の円滑な利用に適した構造とすること エレベーターは車いすが中で転回できる 140 135 cm以上の大きさとすること エレベーターの昇降方向 到着階及び出入口の閉鎖について音声で案内すること エスカレーターには 行き先及び昇降方向を音声により知らせる設備を設けること 7) その他 視覚障害者誘導用ブロック 視覚情報及び聴覚情報を提供する設備を備えること 自動改札機を設ける場合には 進入の可否を示すこと 出入口からプラットホームまで視覚障害者誘導用ブロックを敷設すること 階段 スロープ エスカレーターの上下に点状ブロックを敷設すること トイレの男女の別と内部の構造を音 点字等で示すこと 8) エレベーター 便所等主要な設備の付近には JIS 規格に適合する図記号による標識を設置すること 9) 乗車券等販売所 案内所に筆談用具を設け 筆談用具があることを表示すること 10) 階段の両側に手すりを設置すること 2 バスターミナル 旅客船ターミナル 航空旅客ターミナル 5

バスターミナル 旅客船ターミナル 航空旅客ターミナルについても鉄軌道駅に準じた基準とする Ⅱ 車両等 1 鉄軌道車両 バス車両 船舶 航空機には 視覚情報及び聴覚情報を提供する設備を備えること 2 鉄軌道車両 1) 車いすスペースを設置すること 2) トイレについて 車いす使用者の円滑な利用に適した構造とすること 3) 列車の連結部にはプラットホーム上の旅客の転落を防止するための措置を講ずること 4) 車両番号等を文字及び点字で表示すること 3 バス車両 1) 低床バス ( ノンステップバス ワンステップバスレベル ) とすること 2) 車いすスペースを設置すること 3) 車外用放送装置を設置すること 4) 筆談用具を設け 筆談用具があることを表示すること 6

4 福祉タクシー車両 1) 車いす等対応車 車いす等使用者の乗降を円滑にする設備を備えること 車いす等の用具を備えておくスペースを一以上備えること 筆談用具を設けること 等 2) 回転シート車 助手席又は後部座席を回転させるための設備を設けること 折りたたんだ車いすを備えておくスペースを設けること 筆談用具を設けること 等 5 船舶 1) バリアフリー化された客席及び車いすスペースを設置すること 2) トイレについて 高齢者 障害者等の円滑な利用に適した構造とすること 3) 1) の客席等からトイレ 食堂等の船内旅客用設備へ通ずる1 以上の経路について エレベーターの設置等により 高齢者 障害者等が単独で移動可能な構造とすること 7

4) 食堂 売店には 筆談用具を設け 筆談用具があることを表示すること 6 航空機 1) 通路側座席の半数以上に可動式ひじ掛けを装着すること ( 客席数が30 以上の航空機 ) 2) トイレについて 車いす利用者の円滑な利用に適した構造とすること ( 通路が二以上の航空機 ) 3) 航空機内で利用できる車いすを備え付けること ( 客席数が60 以上の航空機 ) 8