リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

Similar documents
第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

第2回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

第5回「仕事・会社に対する満足度」調査  

第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

第5回 企業の取引リスクに対する意識調査

_rismon_survey

若年者雇用実態調査

< アンケート結果 > 健康経営等に関する設問 Q. 貴社において 改善 解決したい課題はありますか Q. 貴社において 従業員が健康的に働けるよう独自に取り組んでいること ( または今後 取り組んでみたいことは何ですか Q. ご自身の健康のために独自に取り組んでいること ( または今後取り組んでみ

結  果  の  概  要

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

第三章:保育士の就業・就職行動と意識


平成 21 年経済センサス 基礎調査確報集計結果 (2) 産業分類別 - 従業者数 ( 単位 : 人 %) 北海道 全国 従業者数従業者数 (*2 (*2 A~S 全産業 A~R 全産業 (S 公務を除く )

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

Ⅰ 事業所に関する集計 1 概況平成 26 年 7 月 1 日現在の本道の事業所数 ( 国及び地方公共団体の事業所を含む 事業内容不詳の事業所を含む ) は 25 万 3,139 事業所 従業者数は 245 万 7,843 人となっており 全国順位は 事業所数 従業者数ともに 東京都 大阪府 愛知県

中途採用実態調査(2018年上半期実績、2019年度見通し)

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

経済センサス活動調査速報

調査分析シリーズ(冊子用).indb

事業所

第 2 章 我が国における IT 関連産業及び IT 人材の動向 1. IT IT IT 2-1 IT IT 大分類 A 農業, 林業 B 漁業 C 鉱業, 採 業, 砂利採取業 D 建設業 E 製造業 F 電気 ガス 熱供給 水道業 G 情報通信業 H 運輸業, 郵便業 I 卸売業, 小売業 J

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

経済センサス活動調査速報

第 10 表 産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 規模 5 人以上 TL 調査産業計 年次及び月次 平成 20 年 300, , ,080 48, , ,954 60, , ,246 32,505 平

第 10 表 産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 規模 5 人以上 TL 調査産業計 年次及び月次 平成 17 年 313, , ,854 50, , ,534 61, , ,321 36,193 平

<4D F736F F D C835894AD955C8E9197BF EE CC B83678E9E8E96816A8F4390B38CE32E646F63>

厚生労働省発表

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

ハピタス のコピー.pages

Copyright 2008 All Rights Reserved 2

相続支払い対策ポイント

150423HC相続資産圧縮対策のポイント

平成22年7月30日

< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

平成25年毎月勤労統計調査

厚生労働省発表

2015 年 6 月 19 日 ジェトロバンコク事務所 タイ日系企業進出動向調査 2014 年 調査結果について ~ 日系企業 4,567 社の活動を確認 ~ 1. 調査目的 タイへの日系企業の進出状況については 2008 年当時の状況について ( 独 ) 中小企業基盤 整備機構が タイ日系企業進出

電通総研、「若者×働く」調査を実施

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

平成22年7月30日

①-1公表資料(本文 P1~9)

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - ★グラフで見るH30年度版(完成版).

(2) 予定される行動計画導入方法 ( 問 21 で 2 策定に向けて検討中である と答えた方へ ) 付問 1 一般事業主行動計画は どのような方法で導入する予定ですか ( はいくつでも ) 次世代育成支援対策推進法に基づく 一般事業主行動計画 を策定に向け検討中の事業所で どのような方法で導入する

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

調査結果 外国人労働者の受入れについて 自分の職場に外国人労働者が いる 28% 情報通信業では 48% が いる と回答 全国の 20 歳 ~69 歳の働く男女 1,000 名 ( 全回答者 ) に 職場における外国人労働者の受入れ状況や外国人労働者の受入れに対する意識を聞きました まず 全回答者

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

2019 年 1 月 17 日日本政策金融公庫総合研究所 起業と起業意識に関する調査 ~ アンケート結果の概要 ~ Ⅰ 調査目的と実施要領 Ⅱ 調査結果 1 起業意識の分布 2 起業家 起業関心層 起業無関心層の違い 3 起業家の実態 4 起業関心層の実態 Ⅲ まとめ <

鎌倉市

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

調査概要 調査目的 : 調査方法 : 調査対象 : 調査期間 : 兼業 副業に対する企業の意識調査 電話調査法 2,000 社 帝国データバンクが所持している企業データより全国の中小 中堅 大企業をランダム抽出 ( 社員規模は 10 名以上 ) 2017 年 1 月 6 日 ~1 月 27 日 集計

初心者にもできるアメブロカスタマイズ新2016.pages

- 2 Copyright (C) All Rights Reserved.

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

2016 年 12 月 28 日日本政策金融公庫総合研究所 新規開業パネル調査 ~ アンケート結果の概要 ~ Ⅰ 調査の目的と実施要領 調査目的 実

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

2. 有期契約労働者を雇用しているか 設問 1 パート アルバイト 契約社員 嘱託 派遣社員などの有期契約労働者を雇用していますか 選択肢 1 雇用している 2 雇用していないが 今後雇用する予定 3 雇用していないが 以前雇用していた 4 雇用しておらず 今後も雇用しない予定 全体

中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

テレワーク制度等 とは〇 度テレワーク人口実態調査 において 勤務先にテレワーク制度等があると雇用者が回答した選択枝 1 社員全員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 2 一部の社員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 3 制度はないが会社や上司などがテレワーク等をす

調査結果サマリー ( 採用側の必要スキルとしての語学力と想定年収 ) 企業の掲載求人情報の想定年収平均が転職希望者の平均年収を上回る 英語力によって想定年収に差 業種別では 卸売業, 小売業 以外の全ての業種に於いて 掲載求人の下限額の平均が英語力ビジネスレベル以 上の転職希望者の平均年収を上回る結

健康保険・船員保険          被保険者実態調査報告

Copyright All Rights Reserved. -2 -!

平成25年版 大阪における労働時間等の現状 ー仕事と生活の調和の実現に向けてー

第2章 調査結果の概要 3 食生活

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

スライド 1

国勢調査結果の農業集落別集計論理書 国勢調査結果を用いて 以下の手法により農業集落別各種世帯数 人口 就業者数の集計 データを市区町村ごとに作成する 1 データ収集 整理 1.1 収集データ (1) 農業集落地図データ (GISデータ): 集落ごとのポリゴンデータ (2) 小地域 ( 町丁 字等 )

Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

派遣社員の業務 < 業務の区分 > 現在従事している主な業務 について 下記の通り オフィス系 営業 販売 サービス系 IT 技術 通信系 クリエイティブ系 製造 軽作業系 その他 の 6 つのカテゴリーに分類して集計しています オフィス系 ОA 事務 英文事務 PC オペレーター データ入力 通訳

News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

IPA:セキュアなインターネットサーバー構築に関する調査

Let s ゆとり! キャンペーン好事例 実施期間 : 平成 30 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日 参加事業所数 :249 事業所 PickUp! 参加してどんな効果があったの? ゆとりキャンペーン参加事業所の事例紹介 宣言内容 県内一斉 ノー残業デー に参加します 毎月第 2 第 4 水

Ⅰ 調査目的と実施要領 1 調査目的 日本政策金融公庫総合研究所では 新規開業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施している しかし 同調査の調査対象は 開業前後に日本政策金融公庫から融資を受けた企業に限られるという制約がある そこで 同調査を補完し 起業前後に融資を

Microsoft Word - 4AFBAE70.doc

①働き方アンケートプレスリリース

Microsoft Word - 最終版 バックせどりismマニュアル .docx

PowerPoint プレゼンテーション

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

30付属統計表(全体)

データベースセキュリティ安全度セルフチェック 統計データ

結婚総合意識調査2018

プロジェクトタイトル (HGP創英角ゴシックUB 24pt) サブタイトル (定例資料など、HGP創英角ゴシックUB 18pt)

(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

28付属統計表(全体)

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

<4D F736F F F696E74202D208DC58F498D65819A F E94C55F959B8BC681458C938BC682C991CE82B782E98AE98BC682CC88D38EAF92B28DB82E >

調査の目的 全国の自動はかりの設置 使用状況等の実態把握 この度の計量制度見直しにより 平成 年 月より順次 取引又は証明に使用される自動はかりを検定の対象とすることとなった 検定システムを構築するには これらの 自動はかり の全国的な設置状況の実態を把握し 検定に必要なリソースを検討するため 全国

短時間労働者への厚生年金 国民年金の適用について 1 日又は 1 週間の所定労働時間 1 カ月の所定労働日数がそれぞれ当該事業所 において同種の業務に従事する通常の就労者のおおむね 4 分の 3 以上であるか 4 分の 3 以上である 4 分の 3 未満である 被用者年金制度の被保険者の 配偶者であ

事業所規模 5 人以上 (1 表 ) 月間現金給与額 産 業 ( 単位 : 円 %) 現金給与総額 きまって支給する給与 所定内給与 特別に支払われた給与 対前月増減差 対前年同月増減差 全国 ( 調査産業計 確報値 ) 278, , ,036

2010 年 12 月環境経済観測調査統計表 目次 ページ 表 1(1) 主業別 資本金別対象企業数及び回答率 1 表 1(2) 主業別 資本金別回答企業数及び構成比 1 表 2-1 我が国の環境ビジネス全体の業況 資本金別 主業別 2 表 2-2 発展していると考える環境ビジネス 資本金別 主業別

25~34歳の結婚についての意識と実態

都道府県別有効求人倍率 ( 季節調整値 ) 令和元年 5 月 広島 東京 岡山 福井 岐阜 愛知 富山 石川 香川 大阪 鳥取 群馬 三重 長野 新潟 島根 宮城 愛媛 京都 茨城 山口 熊本 福岡 大分 静岡 徳島 山形 福島 宮崎 秋田 奈良 栃木 和歌山 兵庫 岩手 山梨 千葉 鹿児島 埼玉

Transcription:

第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事離婚したくなる亭主の仕事 調査 217 年 4 月 http://www.riskmonster.co.jp 1 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

調査の概要 1. 調査名称第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 2. 調査方法 インターネット調査 3. 調査エリア 全国 4. 期間 217 年 1 月 28 日 ( 土 )1 月 29 日 ( 日 ) 5. 調査対象者 249 歳の既婚者女性個人 6 人 6. 有効回収数 6 サンプル 7. 回答者の属性 性別 年代 平均 35.6 歳 2 代 3 代 4 代 合計 既婚女性 2 2 2 6 合計 2 2 2 6 地域 北海道東北関東中部近畿中 四国九州合計 43 24 239 78 116 38 62 6 2 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

1. 調査結果 [1] 離婚したくなる亭主の仕事離婚したくなる亭主の仕事 / 夫の仕事に対する満足度調査対象者 6 名に対し 夫の仕事に対する不満の有無 を調査したところ 不満がある ( 回答率 5.2%) が 不満はない ( 同 49.8%) を若干上回る結果となった 不満がある と回答した内訳を年齢別でみると 3 代 ( 同 55.%) が最も高く 次いで 2 代 ( 同 53.%) 4 代 ( 同 42.5%) の順となり 4 代のみが半数を割る結果となった 年齢別では 前回と概ね同様の傾向となった 夫の年収別に不満の有無を集計したところ 3 万円未満 ( 回答率 65.1%) が最も不満が高く 次いで 3 万円以上 4 万円未満 ( 同 64.5%) 4 万円以上 5 万円未満 ( 同 62.1%) と 年収が低くなるほど不満の度合いが高まっており 特に年収 5 万円未満の層において 高い不満が見られる結果となった この傾向は 世帯年収別においても同様の傾向が見られる 続いて 夫に対する転職希望の有無 を調査したところ 転職して欲しいと思わない ( 回答率 7.%) が 転職して欲しい ( 回答率 3.%) を大きく上回る結果となった 転職して欲しい と回答した内訳を年齢別でみると 2 代 ( 同 37.5%) が最も高く 次いで 3 代 ( 同 3.%) 4 代 ( 同 22.5%) の順となり 年代が上がるに連れて夫に対する転職希望が低くなる傾向が見られた 夫の年収別に転職希望の有無を集計したところ 3 万円未満 ( 回答率 47.%) が最も高く 次いで 3 万円以上 4 万円未満 ( 同 43.9%) 4 万円以上 5 万円未満 ( 同 34.8%) と 年収が低くなるほど転職希望が高まっている この傾向は 世帯年収別においても概ね同様の傾向が見られ 特に年収 4 万円未満の層においては 半数近くの妻が夫に転職して欲しいと考えていることがわかる結果となった さらに 夫の仕事を原因とする離婚意識の有無 を調査したところ 夫の仕事が原因で離婚したい と考えている妻が全体の 8.2% 存在していることが明らかとなった 離婚したい と回答した内訳を年齢別でみると 4 代 ( 同 8.5%) が最も高いものの 2 代 3 代 ( 同 8.%) と回答率に大きな差はなく 年齢による傾向はさほど見られない結果となった 夫の年収別に離婚意識の有無を集計したところ 3 万円未満 ( 回答率 16.9%) が最も高く 次いで 3 万円以上 4 万円未満 ( 同 1.3%) 5 万円以上 6 万円未満 ( 同 7.4%) と 年収が低くなるほど離婚意識が高まっている傾向が見られる結果となった 世帯年収別においても同様の傾向が見られる 総じて 夫の仕事に対する不満は 年収と高い相関性があり 特に世帯年収が 4 万円未満 の家庭においては 夫の仕事に不満の矛先が向けられやすい傾向にあることがうかがえる結果 となった ( 図表 A) 夫の仕事に対する満足度 を業種別に集計したところ 不満 転職希望 離婚意識 の いずれにおいても高い回答率となったのは 食品製造業 運輸業 小売業 飲食店 宿 3 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

泊業 娯楽業 医療 福祉 であった 中でも 運輸業 と 小売業 は 前回調査に引き続き高い不満を持たれる業種として挙がって いることを考慮すると 妻から不満を持たれやすい業種になっているといえよう ( 図表 B) [2] 離婚したくなる亭主の仕事離婚したくなる亭主の仕事 / 夫の仕事に対する不満理由 夫の仕事に不満がある と回答した理由について集計したところ 最も多かった理由は 給料が低い ( 回答率 75.7%) であり 次いで 残業が多い ( 同 33.9%) 福利厚生が不十分 ( 同 21.3%) の順となり 上位 3 項目は 前回と同様の結果となった 不満理由について 年代別に見ると 給料が低い という不満は全ての年代において 7% 以上の回答率であるのに対して 残業が多い という不満は 2 代から 4 代へと年代が高まるにつれて不満度が低下していくことが分かる ( 図表 C) 年収別の不満理由に見ると 給料が低い という不満は 5 万円未満 の層においては 8% 以上の回答率を有しているが 5 万円以上 の層では 徐々に不満度が低下し 1, 万円以上 になると大幅に低下する結果となっている 一方で 残業が多い という不満においては 5 万円以上 1, 万円未満 の層で高い回答率になる傾向があることを考慮すると 平均年収 415 万円 ( ) を超える給料は得られているものの 業務量に見合った対価としては不満がある様子がうかがえる ( 図表 D) 国税庁 民間給与実態統計調査 214 年版 夫の仕事に対する満足度別の不満理由を集計したところ 不満 転職希望 離婚意識 のいずれにおいても高い回答率となったのは 給料が低い であった その他の項目が 不満 から 離婚意識 まで直結する傾向が薄い中で 給料が低い だけは 夫の仕事が原因で離婚したい と回答した人の 75.5% が不満理由として挙げていることを考慮すると 妻にとって夫の収入の多寡が如何に重要な要素となっているかがうかがえよう ( 図表 E) [3] 離婚したくなる亭主の仕事離婚したくなる亭主の仕事 / 夫の勤務勤め先に対するブラック企業意識夫の勤務先に対するブラック企業意識の有無を調査したところ 夫の勤務先はブラック企業だと思う と考えている妻が 24.8% 存在していることが判明した 実に4 人に1 人が 自分の夫はブラック企業に勤めていると考えているということになる この結果は 先般行った第 4 回 仕事 会社に対する満足度 調査において 働き手の4 人に1 人が自らの勤務先をブラック企業だと感じているという結果になったことと 奇しくも一致している ( 図表 F G) 年齢別にみると 2 代 ( 回答率 31.%) 3 代 ( 同 23.5%) 4 代 ( 同 2.%) と 年齢層が低いほど 回答率が高くなる傾向が見られる また 夫の仕事に対する満足度別にブラック企業意識を集計したところ 夫の勤務先がブラック企業だと思っている妻においては 不満 転職希望 離婚意識 の全てにおいて 全体数値よりも高い回答率となっており 夫の勤務先がブラック企業であることと 夫の仕事に対する不満との間に明らかな相関性があることがうかがえる結果となった ( 図表 H) 4 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

[4] 離婚したくなる亭主の仕事離婚したくなる亭主の仕事 / 夫の勤務先がブラック企業だと思う理由 夫の勤務先はブラック企業だと思う と回答した理由について調査したところ サービス残業が多い ( 回答率 54.4%) が最も高く 次いで 有給休暇を取得できない ( 同 49.7%) 休日出勤が多い ( 回答率 31.5%) の順となった 年齢別においては 3 代 4 代の上位回答が全体と同様の傾向であったのに対して 2 代では 有給休暇を取得できない ( 同 56.5%) が最も高く サービス残業が多い ( 同 5.%) が次ぐ結果となった ( 図表 I) 2. まとめ近年 離婚に関して 3 組に1 組が離婚している 2 分に1 組が離婚している などと言われ 離婚率の上昇が注目されている 本調査は 夫や妻の仕事が 婚姻関係にどの様程度の影響を与えているかを調査したものである 今回の調査結果において 夫の仕事に対して 妻の約半数は不満を有している そして 妻の 3% が夫に転職して欲しいと思っており 1% 近い割合で夫の仕事が原因で離婚したいと思っていることが明らかになった これらの数値を少ないと感じるか多いと感じるかは 人によって分かれるところであろう 本アンケート結果から読み取れることとしては 夫の仕事に対する妻の満足度は 夫の収入 に大きく左右されており 平均的な収入水準にある家庭では 夫の仕事を原因とした離婚意識が低くなる という結果から 亭主がまじめに働いて 人並みの生活を送れていれば 妻が離婚を考えることは少ない ということが考えられる また 夫の勤務先に対して サービス残業が多い 休日出勤が多い ことを理由に ブラック企業だと思っている妻の多くは こんなに働いているのに 全然裕福な生活ができない という不満を持っていると考えられるが その一方で でも それは周りの家も同じだから仕方がない と感じているために 妻の離婚意識は不満感に比べれば低くなっていると考えられよう とは言え 仕事が原因で離婚したいと考えている妻が 1% 近くいることも事実である 仕事のせいで離婚したいと言われぬように 亭主自身が働き方を意識することは必要なのであろうが 一方で 勤務先である企業側もサービス残業の撲滅や休日出勤の低減などに努め 自社の社員が家族から不満を持たれない労働環境を作っていくことにも期待したい 5 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

図表 A 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / 夫の仕事に対する満足度年齢 年収別 (n=6) 全体 夫の仕事に不満がある 夫に転職して欲しい 夫の仕事が原因で離婚したい 今回前回今回前回今回前回 5.2% 48.3% 3.% - 8.2% 6.7% 年代 2 代 53.% 51.% 37.5% - 8.% 5.% 3 代 55.% 54.% 3.% - 8.% 7.% 4 代 42.5% 4.% 22.5% - 8.5% 8.% 3 万円未満 65.1% 5.% 47.% - 16.9% 28.6% 3 万円 4 万円 64.5% 65.2% 43.9% - 1.3% 1.6% 夫の年収 4 万円 5 万円 59.3% 62.1% 34.8% - 6.7% 5.2% 5 万円 6 万円 42.1% 38.3% 23.2% - 7.4% 3.3% 6 万円 8 万円 37.3% 42.9% 15.5% - 4.5% 3.6% 8 万円 1, 万円 2.9% 25.% 14.% - 4.7% 1.% 1, 万円 1,5 万円 36.4%.% 9.1% -.%.% 1,5 万円以上.%.%.% -.%.% 3 万円未満 67.2% 5.% 44.8% - 19.% 11.1% 3 万円 4 万円 64.7% 66.7% 47.1% - 1.6% 8.8% 世帯年収 4 万円 5 万円 57.3% 64.8% 38.5% - 6.8% 9.3% 5 万円 6 万円 47.9% 37.7% 24.8% - 8.5% 4.9% 6 万円 8 万円 45.9% 45.6% 22.2% - 5.2% 3.5% 8 万円 1, 万円 21.8% 32.4% 12.7% - 3.6% 8.8% 1, 万円 1,5 万円 36.% 2.% 8.% - 4.%.% 1,5 万円以上 12.5%.% 12.5% - 12.5%.% 背景色付きは 全体の回答率を超える数値 6 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

図表 B 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / 夫の仕事に対する満足度業種別 (n=6) 全体 夫の仕事に不満がある 夫に転職して欲しい 夫の仕事が原因で離婚したい 今回前回今回前回今回前回 5.2% 48.3% 3.% - 8.2% 6.7% 農業.%.%.% -.%.% 漁業 1.%.%.% -.%.% 鉱業 66.7% 4.% 33.3% -.%.% 建設業 48.9% 37.% 37.8% - 8.9%.% 食品製造業 78.9% 33.3% 31.6% - 1.5%.% 資材製造業 5.% 63.6% 3.8% - 7.7% 18.2% 機械器具製造業 34.1% 47.4% 18.2% - 2.3% 1.% その他製造業 44.7% 29.1% 21.1% - 7.9% 4.3% 電気 ガス 熱供給 水道業 27.8% 6.% 22.2% - 11.1% 2.% 情報通信業 41.9% 26.7% 25.8% - 6.5%.% 夫の業種 運輸業 76.9% 73.7% 32.7% - 15.4% 15.8% 卸売業 45.2% 91.7% 32.3% -.% 8.3% 小売業 61.9% 73.3% 42.9% - 9.5% 2.% 金融 保険業 25.9% 42.9% 7.4% - 11.1%.% 不動産業 46.2% 4.% 23.1% - 15.4%.% 専門サービス業 6.% 66.7% 5.% -.%.% 飲食店 宿泊業 7.4% 83.3% 55.6% - 14.8%.% 娯楽業 63.6%.% 81.8% - 18.2%.% 教育 学習支援業 42.3% 5.% 19.2% - 7.7%.% 医療 福祉 57.6% 42.9% 45.5% - 12.1% 7.1% その他サービス業 45.2% 47.8% 22.6% - 6.5% 8.7% 公務 36.4% 32.4%.% -.% 2.9% その他 52.6% 54.5% 4.4% - 7.% 11.1% 背景色付きは全体の回答率を超える数値 7 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

図表 C 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / 不満理由 ( 年齢別 ) (n=31/ 複数回答 ) 女性全体 今回 前回 変動 2 代 3 代 4 代 給料が低い 75.7% 73.1% 2.6Pt. 76.4% 73.6% 77.6% 残業が多い 33.9% 4.% -6.1Pt. 4.6% 31.8% 28.2% 福利厚生が不十分 21.3% 22.8% -1.5Pt. 28.3% 2.% 14.1% 将来性が感じられない会社 2.6% 15.9% 4.7Pt. 22.6% 17.3% 22.4% 休みが少ない 18.3% 21.4% -3.1Pt. 19.8% 17.3% 17.6% 勤務形態が不規則 15.6% 19.3% -3.7Pt. 12.3% 14.5% 21.2% ブラック企業 14.3% 11.7% 2.6Pt. 13.2% 15.5% 14.1% 土日休みではない 14.3% 15.2% -.9Pt. 15.1% 16.4% 1.6% 周囲と生活のペースが異なる 9.3% 6.9% 2.4Pt. 8.5% 1.9% 8.2% 転勤が多い 6.6% 7.6% 7.7Pt. 7.5% 6.4% 5.9% 雇用形態が正社員ではない 6.6% 2.8% 3.8Pt. 7.5% 6.4% 5.9% 出張などで不在が多い 5.% 4.1% 1.9Pt. 4.7% 8.2% 1.2% 清潔感がない 2.% 4.1% -2.1Pt. 3.8% 3.6% 7.1% 企業のイメージが悪い 1.3% 2.1% 1.9Pt. 1.9% 2.7% 1.2% 居住環境 ( 社宅など ) が悪い 1.% 2.1% -1.1Pt..9%.9% 2.4% その他 5.% 4.1%.9Pt..%.9% 2.4% 背景色付きは 上位 3 項目 8 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

図表 D 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / 不満理由 ( 年収別 ) (n=31/ 複数回答 ) 3 万円未満 3 4 万万円円 4 5 万万円円 5 6 万万円円 6 8 万万円円 1 8 万万円円 1 1 5 万万円円 給料が低い 75.7% 85.2% 82.6% 82.5% 77.5% 53.7% 44.4% 25.% - 残業が多い 33.9% 25.9% 34.8% 31.3% 42.5% 36.6% 55.6% 25.% - 福利厚生が不十分 21.3% 18.5% 3.4% 2.% 17.5% 19.5% 11.1% 12.5% - 将来性が感じられない会社 2.6% 2.4% 24.6% 22.5% 15.% 17.1% 22.2% 12.5% - 休みが少ない 18.3% 9.3% 23.2% 16.3% 27.5% 22.%.% 12.5% - 勤務形態が不規則 15.6% 13.% 21.7% 12.5% 17.5% 14.6% 22.2%.% - ブラック企業 14.3% 11.1% 18.8% 12.5% 17.5% 12.2% 22.2%.% - 土日休みではない 14.3% 11.1% 15.9% 12.5% 22.5% 17.1%.%.% - 周囲と生活のペースが異なる 9.3% 14.8% 4.3% 13.8% 1.% 4.9%.%.% - 転勤が多い 6.6% 5.6% 5.8% 2.5% 5.% 19.5%.% 12.5% - 雇用形態が正社員ではない 6.6% 13.% 8.7% 7.5% 2.5%.%.%.% - 出張などで不在が多い 5.% 1.9% 2.9% 7.5% 2.5% 7.3% 11.1% 12.5% - 清潔感がない 2.%.% 4.3% 2.5%.% 2.4%.%.% - 企業のイメージが悪い 1.3% 1.9% 1.4% 2.5%.%.%.%.% - 居住環境 ( 社宅など ) が悪い 1.%.%.% 1.3%.% 4.9%.%.% - その他 5.% 5.6% 8.7% 4.9%.% 2.4%.% 12.5% - 背景色付きは 上位 3 項目 女性全体 夫の年収 1 5 万円以上 9 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

図表 E 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / 不満理由 (n= 不満 31 転職 18 離婚 49/ 複数回答 ) 夫の仕事に不満がある 夫に転職して欲しい 夫の仕事が原因で離婚したい 給料が低い 75.7% 68.9% 75.5% 残業が多い 33.9% 35.6% 18.4% 福利厚生が不十分 21.3% 2.6% 2.4% 休みが少ない 2.6% 25.% 16.3% 勤務形態が不規則 18.3% 14.4% 2.4% 将来性が感じられない会社 15.6% 22.8% 18.4% 土日休みでない 14.3% 13.9% 8.2% ブラック企業 14.3% 19.4% 2.4% 転勤が多い 9.3% 8.3% 8.2% 周囲と生活のペースが異なる 6.6% 8.3% 8.2% 出張などで不在が多い 6.6% 6.1% 4.1% 清潔感がない 5.% 3.3% 6.1% 雇用形態が正社員ではない 2.% 8.3% 6.1% 企業のイメージが悪い 1.3% 5.% 6.1% 居住環境 ( 社宅など ) が悪い 1.% 2.8% 2.% その他 5.% 4.4% 8.2% 背景色付きは 上位 3 項目 図表 F 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / 夫の勤務先に対するブラック企業意識 (n=6) 年代 全体 夫の勤務先はブラック企業だと思う 夫の勤務先はホワイト企業だと思う 24.8% 75.2% 2 代 31.% 69.% 3 代 23.5% 76.5% 4 代 2.% 8.% 背景色付きは 全体の回答率を超える数値 1 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved

図表 G 第 4 回 仕事 会社に対する満足度 調査 / 勤務先に対するブラック企業意識 (n=6) 全体 勤務先はブラック企業だと思う 勤務先はホワイト企業だと思う 26.5% 73.5% 図表 H 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / ブラック企業意識 満足度 (n= 不満 31 転職 18 離婚 49/ 複数回答 ) 夫の仕事に不満がある 夫に転職して欲しい 夫の仕事が原因で離婚したい 夫の勤め先はブラック企業だと思う夫の勤め先はホワイト企業だと思う 全体 5.2% 3.% 8.2% 背景色付きは 全体の回答率を超える数値 79.9% 59.7% 17.4% 4.4% 2.2% 5.1% 図表 I 第 4 回 離婚したくなる亭主の仕事 調査 / ブラック企業だと思う理由 (n=149/ 複数回答 )) 女性全体 2 代 3 代 4 代 サービス残業が多い 54.4% 5.% 63.8% 5.% 有給休暇を取得できない 49.7% 56.5% 48.9% 4.% 休日出勤が多い 31.5% 37.1% 27.7% 27.5% 社内のハラスメント行為が多い 12.8% 12.9% 12.8% 12.5% 条例や法令等を遵守していない 6.% 4.8% 4.3% 1.% 異常なノルマ設定 5.4% 4.8% 8.5% 2.5% 商品 サービス品質等で顧客を欺いている 2.7% 4.8% 2.1%.% その他 9.4% 4.8% 12.8% 12.5% 背景色付きは 上位 2 項目 11 Copyright 217 Riskmonster.com All rights reserved