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201601

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により算定する ただし 処方せんの受付回 数が 1 月に 600 回以下の保険薬局を除く により算定する 注の削除 注 4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合 ( 削除 ) しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合には 基準調剤加算として所定点数に32 点を加算する

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日が沈むのがはやくなり 涼しい風が吹くようになって参りました 皆様いかがお過ごしでしょうか 9 月 22 日の秋分の日を過ぎると徐々に 昼が短くなり夜の方が長くなって参ります また この時期を境にして徐々に寒くなっていきます 皆様 体調には気を付けて秋を楽しんでいきましょう 食欲? 運動? 読書?



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北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

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I


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東医療センター** 薬事委員会内規

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資料2-1

展示4 向井弘恵様

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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ニ後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいる旨を当該保険医療機関の見やすい場所に掲示している こと 4 施設基準 通知 第 36 の 3 外来後発医薬品使用体制加算 1 外来後発医薬品使用体制加算に関する施設基準 (1) 診療所であって 薬剤部門又は薬剤師が後発医薬品の品質 安全性 安定供給体制等の情

製造販売業者によるモノの対策は困難と考えられた事例 ( 情報不足 ) ( 薬局ヒヤリ ハット 規格 剤型間違い ) 正 : テープ誤 : パップ チェック漏れです 間違いやすいものなので 印を付けて意識して注意 します 規格 20 から 40 に変わっていたのに気が付か

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目次 Ⅰ 調剤と調剤技術料に関する事項 1 処方内容の薬学的確認 P1~5 2 処方内容の変更 P5~5 3 後発医薬品への変更調剤 P5~5 4 分割調剤 P5~5 5 処方せんの取扱い P5~6 6 調剤済の処方せんの取扱い P6~7 7 調剤録の取扱い P7~8 8 調剤技術料 P8~10 Ⅱ

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に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

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中小医療機関における輸血 療法委員会の設置に向けて 長崎県合同輸血療法委員会平成 31 年 1 月 16 日

Transcription:

2017 年 7 月 6 日 19:00~ 滋賀医科大学臨床講義室 1 疑義照会簡素化プロトコル説明会 滋賀医科大学医学部附属病院薬剤部炭昌樹

疑義照会簡素化プロトコルとは? 目的 調剤上の形式的な照会を簡素化して 患者待ち時間の短縮 保険薬局薬剤師 処方医の業務負担を軽減する 薬物療法の安全性の向上 患者指導 残薬対策等の充実を図る

疑義照会簡素化プロトコルとは? 薬剤師法第 23 条 2 項薬剤師は 処方せんに記載された医薬品につき その処方せんを交付した医師 歯科医師又は獣医師の同意を得た場合を除くほか これを変更してはならない 薬剤師法第 24 条薬剤師は, 処方せん中に疑わしい点があるときは, その処方せんを交付した医師, 歯科医師又は獣医師に問い合わせて, その疑わしい点を確かめた後でなければ, これによって調剤してはならない

疑義照会簡素化プロトコルとは? 厚生労働省医政局長通知 ( 医政発 0430 第 1 号 ) 以下に掲げる業務については 現行制度の下において薬剤師が実施することができることから 薬剤師を積極的に活用することが望まれる 1 薬剤の種類 投与量 投与方法 投与期間等の変更や検査のオーダについて 医師 薬剤師等により事前に作成 合意されたプロトコルに基づき 専門的知見の活用を通じて 医師等と協働して実施すること

疑義照会簡素化プロトコルとは? 原則 変更時 処方箋どおりに調剤 処方医に疑義照会 同意が得られれば処方を変更 プロトコル 特定の変更については事前に合意 事後の報告 ( 情報共有 ) は必須

疑義照会簡素化プロトコルの運用 お願い! 処方変更 調剤後の連絡 処方変更し調剤した場合は 変更後の 処方箋 および修正内容を記載した施設間情報連絡書を FAX にて薬剤部に送 信してください 厳守して下さい

疑義照会簡素化プロトコルの運用 保険薬局側 1 院外処方せん応需 2 プロトコルに合致していれば 疑義照会せずに変更 3 当院薬剤部に処方箋および施設間情報連絡書を FAX する

疑義照会簡素化プロトコルの運用 病院薬剤部側 1 保険薬局からの FAX を受け 薬剤部にてカルテ内の処方を修正 2 変更点を明記した処方箋をスキャンしてカルテに掲載 3 掲示板に修正内容を記録 ( 次回受診日まで表示 )

疑義照会簡素化プロトコルの運用 施設間情報連絡書 施設間情報連絡書 いつもお世話になっております このたび下記患者様の医薬品に関する情報の連携を深めるため 1 情報提供をお願いします ( 依頼項目にチェック ) 2 情報提供をさせていただきます ふりがな 患者氏名 患者 ID 男 女 生年月日 歳 情報提供施設 ( その他特記事項まで必要な情報を記載 ) 情報提供依頼施設 ( 依頼項目のチェックまで記載 ) 施設名 1 施設名 電話番号 FAX 番号メールアドレス担当者 2 電話番号 FAX 番号メールアドレス担当者 全ての項目を記入する必要はありません依頼項目以外でも必要と判断した情報は記入して下さい お薬手帳や薬歴等を FAX していただいても結構です 依頼項目 添付資料あり [ お薬手帳 薬剤情報提供文書 薬歴 その他 ( )] 処方薬処方施設 / 診療科 医薬品名 用法用量 自己調節の有無 服用日 ( 週 1 回 曜日服用 ) など 処方薬 OTC サフ リメント等の使用 調剤上の留意点 副作用歴 アレルギー歴 服薬状況等 その他 ( )

疑義照会簡素化プロトコルの運用 ( 処方変更に係る原則 ) 先発医薬品において 変更不可 の欄にチェックがあり かつ保険医署名欄に処方医の署名又は記名 押印がある場合は 処方薬を後発医薬品に変更できない 変更不可 の記載がある場合は その指示に従う 処方の変更は 各医薬品の適応及び用法用量を遵守した変更とすること また安定性や溶解性 体内動態等を考慮し 患者の利便性が向上する場合に限る 患者に十分な説明 ( 服用方法 価格 安定性等 ) を行い 同意を得た上で変更する

本プロトコルの具体例 1~16

銘柄変更 1 成分名が同一の銘柄変更 ボナロン錠 35mg フォサマック錠 35mg アレンドロン酸錠 35mg * 先発品同士でも可 ( ただし患者への説明と同意が必要 )

剤形変更 2 剤形の変更 ( 安定性 利便性の 向上のための変更に限る ) ビオフェルミンR 散 ビオフェルミンR 錠 アムロジピン錠 5mg アムロジピンOD 錠 5mg アレロックOD 錠 5mg アレロック錠 5mg ( 粉砕 ) ムコダイン錠 500mg1 錠 ムコダインDS50%1g * 用法用量が変わらない場合のみ可 * 安定性 溶解性 体内動態 服用状況等を考慮して行ってください * 軟膏 クリーム剤 クリーム剤 軟膏の変更は不可

規格変更 3 別規格製剤がある場合の処方 規格の変更 ( 安定性 利便性の 向上のための変更に限る ) 5 mg錠 1 回 2 錠 10 mg錠 1 回 1 錠 10 mg錠 1 回 0.5 錠 5 mg錠 1 回 1 錠

半割 粉砕など 4 服薬状況等の理由により処方薬剤を半割 粉砕 混合すること あるいはその逆 ( 規格追加も含む ) ただし 抗がん薬を除く ( 粉砕 ) ワーファリン錠 1mg 2.5 錠 ワーファリン錠 1 mg 2 錠 ワーファリン錠 0.5 mg 1 錠 * 安定性のデータに留意してください * 必ず患者に説明 ( 服用方法 患者負担額 ) 後 同意を得て変更してください

一包化 5 患者希望 あるいは アドヒアランス不良で一包化による向上が見込まれる の理由により 治療上必要性があると判断されるものに対し一包化調剤を行うこと ( 抗がん薬及びコメントに 一包化不可 とある場合は除く ) * 上記以外の理由は 合意範囲外とする * 必ず患者に説明 ( 服用方法 患者負担額 ) 後 同意を得て調剤してください * 安定性のデータに留意してください

外用剤の規格変更 6 湿布薬や軟膏での規格変更に関 すること ( 合計処方量が変わらない場合 ) マイザー軟膏 0.05%(5g) 2 本 マイザー軟膏 0.05%(10g) 1 本

日数調整 7 薬歴上 継続処方されている処方薬に残 薬があるため 投与日数を調整 ( 短縮 ) して 調剤すること ( 外用剤の数量の変更も含む ) 及び Do 処方が行われたために処方日数が必 要日数に満たないと判断される場合の投与 日数の適正化 プラビックス錠 75 mg 30 日分 27 日分 (3 日分残薬があるため ) ルリコンクリーム 1% 3 本 2 本 (1 本残薬があるため )

日数調整 * 必ず施設間情報連絡書を用いて残薬が生じた理由に関する当院への情報提供をお願いします 施設間情報連絡書がない場合には 次回の診療時に患者に不利益が生じることもあり得るので厳守してください * 処方箋における 保険薬局が残薬確認した場合の対応 において 保険医療機関へ疑義照会した上で調剤 の項目にチェックがある場合は 処方医に疑義照会した上で変更してください * 前回処方から継続されている薬剤に限る ( 頓服処方は除く )

配合剤へ戻す 8 服薬歴がある配合剤が 単剤の組み合わ せ ( 同一成分および同一含量 ) に変更された と判断でき 患者が希望した時に元の配合剤 へ変更すること ( 薬歴上 ) ミカムロ配合錠 AP 1 錠 ( 今回処方 ) ミカルディス錠 40mg 1 錠 アムロジピンOD 錠 5mg 1 錠 ミカムロ配合錠 AP 1 錠に変更可能 * 薬歴等に基づき 滋賀医大病院への入院による変更が明らかな場合に限る

乳酸菌製剤の変更 9 薬歴等で乳酸菌製剤が継続使用されていることが確認できる場合において 抗菌薬が併用されていない場合のビオフェルミンRからビオフェルミンへの変更 またはその逆 * 併用期間のみビオフェルミン R へ変更する場合には ビオフェルミンとの合計日数は元のビオフェルミンの処方日数を超えないこと

重複処方 10 薬歴等で処方されるべきでない診療科か らの処方であることが明確な場合における 重複処方の削除 ( 薬歴上 ) A 科処方 アリセプトD 錠 5mg B 科処方 バイアスピリン錠 100mg ( 今回処方 ) A 科処方 アリセプトD 錠 5mg B 科処方 バイアスピリン錠 100mgアリセプトD 錠 5mg B 科のアリセプトD 錠 5mgを削除 * 処方期間が重なり 処方期間中に元の処方診療科を受診することが確認された場合に限る

貼付剤の剤形 11 患者の希望があった場合の消炎鎮痛外用貼付剤における パップ剤 テープ剤 テープ剤 パップ剤への変更 * 成分が同じものに限る 枚数に関しても原則同じとする

処方日数の適正化 12DPP-4 阻害薬の週 1 回製剤 あるいはビスホスホネート製剤の週 1 回 月 1 回製剤が 連日投与の他の処方箋と同一日数で処方されている場合の処方日数の適正化 ( 他の処方薬が 14 日分処方のとき ) ザファテック錠 100mg( 週 1 回製剤 )1 錠分 1 朝食後 14 日分 ボナロン錠 35mg 2 日分 ( 週 1 回製剤 )1 錠分 1 起床時 14 日分 2 日分 * 処方間違いが明確な場合に限る

用法記載の補完 13 外用剤の用法 ( 適用回数 適用部位 適用タイミング等 ) が口頭で指示されている場合 用法を追記する ( 口頭で腰痛時に腰に貼付するよう指示があったと患者から聴取した場合 ) モーラステープ L 3 袋 1 日 1 回 1 日 1 回腰 * 処方箋上 用法指示が空白で 薬歴上あるいは患者面談上用法が明確な場合

用法記載の補完 14 内用薬の用法が頓服あるいは回数指定で 処方箋に記載があり 具体的な用法が口 頭等で指示されている場合の用法の追記 外用剤の用法 ( 適用回数 適用部位 適用タイミング等 ) が口頭で指示されている 場合 用法を追記する ラシックス錠 40 mg 1 錠 1 日 1 回 1 日 1 回体重が 50kg を超えた時 * 処方箋上 用法指示が空白で 薬歴上あるいは患者面談上用法が明確な場合

処方日数の適正化 15 1 日おきに服用 と指示された処方薬が 連日投与の他の処方薬と同一の日数で処方されている場合の処方日数の適正化 ( 他の処方薬が 30 日処方のとき ) バクタ配合錠 1 錠分 1 朝食後 1 日おき 30 日分 15 日分 * 処方間違いが明確な場合

漢方薬の用法 16 医師の了解のもとで処方されている漢方薬の食後投与 * 患者面談上 食後投与が妥当と判断された場合に限る

本プロトコルの導入によって より一層 薬剤師的 薬学的な薬物療法への関わりや連携に注力できるよう願っています! * 検査値チェック * 吸入連携 *CKDシール 他

最後に 過誤の報告について 調剤等に関する過誤を確認さ れた場合は 薬剤師会のみで なく病院側へもご報告をお願いします