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平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

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東日本大震災復興特別区域方に基づく 復興推進計画の検討

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

下では特別償却と対比するため 特別控除については 特に断らない限り特定の機械や設備等の資産を取得した場合を前提として説明することとします 特別控除 内容 個別の制度例 特定の機械や設備等の資産を取得して事業の用に供したときや 特定の費用を支出したときなどに 取得価額や支出した費用の額等 一定割合 の

改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

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企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

02_(案の2①)概要資料(不均一)

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

2. 中小企業のための主な優遇制度 注 : 各項目に付記している番号は 関連する参考資料です 番号に対応する資料名などは 5~6 ページに掲載していますのでご参照ください [1] 中小法人等 に適用される主な優遇制度 紙面の都合により ここでは制度の種類と それに関連する参考資料の番号を紹介していま

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(0830時点)PR版

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

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記載例 ( 別記様式第 3の1-1/3-) 復興産業集積区域において被災雇用者等を雇用した場合の法人税等の特別控除 ( 法第 38 条 ) 指定を行った認定地方公共団体の長の氏名を記載してくだ 法人の場合 事業年度又は連結事業年度終了さい 後 1か月以内に提出してください 指定事業者の氏名 個人の場

スライド 1

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労働基準法が改正されます

(2) 青色申告書を提出する中小企業者等 ( 平成 3 年 4 月 日以後開始する事業年度については 適用除外事業者 ( 注 4) を除く ) が 平成 30 年 4 月 日から平成 33 年 3 月 3 日までの間に開始する各事業年度において 国内雇用者に対して給与等を支給する場合に継続雇用者給与

参考資料 ( 地方税関係 ) ( 復興増税 ) 政府 与党合意 1 復興財源 (B 型肝炎対策財源を含む ) としての税制措 置 ( 要綱 ) 3 ( 復興支援税制 ) 東日本大震災からの復興に向けた税制上の対応 ( 地 方税 ) 8

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

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スライド 1

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

平成23年度税制改正の主要項目

総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの?

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

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この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

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H1-4

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目次 ページ はじめに 奄美群島の税制特例制度 ( 国税 ) の概要 対象となる業種 対象となる設備投資 事業者 設備投資の規模等の要件 他の国税の優遇措置との比較 ( 例 : 過疎税制 ) 奄美群島の税制特例制度 ( 地方税 ) の概要奄美群島税制まとめ

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

公益法人の寄附金税制について

要件① 雇用者給与等・・・・ (ざっくり) 平成24年度の給与総額と比べて、平成25年以降毎年、一定割合以上給与総額が増えていること。 <雇用者給与等支給額とは> <一定割合とは>

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

平成16年版 真島のわかる社労士

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「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

(1) 改正の内容 内容 現行制度 特例制度 納税猶予対象株式 納税猶予税額 発行済議決権株式総数の 3 分の 2 に達するまでの株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係る贈与税の全額 相続の場合 : 納税猶予対象株式に係る相続税の 80% 取得した全ての株式 贈与の場合 : 納税猶予対象株式に係

今回の変更点 所得税H22.16(震災特例法対応)

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

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平成20年2月

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4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

対象資産 企業主導型保育事業の用に供する固定 資産 地方税法に規定する特例割合の基準価格の2 分の1を参酌して3 分の1 以上 3 分の2 以下 ( 最初の補助から5 年間 ) 特例割合 3 分の 1 (2) 関係規定の整理第 1 条の規定による呉市税条例の一部改正による条項の移動に伴い, 次の条例

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内閣府 平成 30 年度税制改正要望結果 平成 29 年 12 月

所得税確定申告セミナー

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

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第 5 章 N

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税制について

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

平成23年度都市・土地・PFI税制改正に対する要望

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

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13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

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作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

3. 改正の内容 法人税における収益認識等について 収益認識時の価額及び収益の認識時期について法令上明確化される 返品調整引当金制度及び延払基準 ( 長期割賦販売等 ) が廃止となる 内容改正前改正後 収益認識時の価額をそれぞれ以下とする ( 資産の販売若しくは譲渡時の価額 ) 原則として資産の引渡

102 第 4 章 農業 農地の承継時の特例 資価格は 国税庁 HPの路線価ページから確認できます なお 平成 30 年度税制改正において 対象となる農地の範囲等が改正されました 詳細は 後記 6を参照してください 3 適用要件 (1) 被相続人この特例の対象となる被相続人は 次のいずれかに該当する

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

新・NPO法人申請マニュアル.pwd

法人税制改正詳解 CONTENTS はしがき 第 1 章平成 23 年 12 月改正 第 1 節 法人税率の引下げ 2 1 改正の趣旨及び内容 2 2 税率引下げの必要性 5 3 実効税率の計算への改正の影響 7 4 適用関係 8 5 実効税率と復興特別法人税との関係 8 6 法

申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

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504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

平成 28 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 少子化対策の推進 ( 新設 2 件 拡充 1 件 ) 三世代同居に係る税制上の軽減措置の創設 ( 国税 ) 高齢者や若い世代の希望に応じた家族関係や地域とのつながり 子育て世代の子育ての態様について各人の希望を実現するため 一定の条件を満

Ⅰ 法人関連税制 1 減価償却制度 2 年連続の大改正になった背景 減価償却制度については 平成 19 年度税制改正により 残存価額および償却可能限度額の取扱いが廃止される大改正が行われ 定率法はいわゆる 250% 定率法 と呼ばれる従来にない新しい計算の仕組みが採用されました そして平成 20 年

1 繰越控除適用事業年度の申告書提出の時点で判定して 連続して 提出していることが要件である その時点で提出されていない事業年度があれば事後的に提出しても要件は満たさない 2 確定申告書を提出 とは白色申告でも可 4. 欠損金の繰越控除期間に誤りはないか青色欠損金の繰越期間は 最近でも図表 1 のよ

平成30年3月決算における税務上の留意事項

法人税 faq

平成23年度税制改正大綱(閣議決定)における要望実現項目

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平成 28 年 12 月 農林水産省 平成 29 年度税制改正主要事項 1. 新規 拡充事項 (1) 生産資材価格の引下げ及び農産物の流通加工構造の改革のための法整備を前提とした次の措置の創設 ( 所得税 法人税 登録免許税 ) 1 同法の認定を受けた事業再編事業者が事業再編計画に記載された機械装置

収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

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復興特区における税 金融上の特例措置 資料 4-2 復興特区における税制上の特例措置 利子補給金制度 (1 頁 ) 産業集積関係の課税の特例の対象となる地域のイメージ (2 頁 ) 復興産業集積区域における新規立地促進税制 (3 頁 ) 復興産業集積区域における特別償却又は税額控除 (4 頁 ) 復興産業集積区域における法人税の特別控除 (5 頁 ) 復興産業集積区域における研究開発税制の特例等 (6 頁 ) 復興居住区域における被災者向け優良賃貸住宅の特別償却 税額控除 (7 頁 ) 復興推進計画の区域 において地域の課題の解決のための事業を行う株式会社に対する出資に係る所得控除 (8 頁 ) 復興産業集積区域における地方税の課税免除又は不均一課税に伴う措置 (9 頁 ) 復興特区支援利子補給金 (10 頁 ) 平成 23 年 11 月東日本大震災復興対策本部事務局

1. 税制上の特例措置 (1) 被災地の雇用機会の確保のための税制上の特例措置 (~28 年 3 月末 ) 復興産業集積区域内において 雇用に大きな被害が生じた地域の雇用機会の確保に寄与する事業を行う法人を対象として 以下の思い切った税制上の特例措置を創設 特別償却 / 税額控除 選択適用 法人税特別控除 新規立地促進税制 復興特区における税制上の特例措置 利子補給金制度 特別償却 ~26 年 3 月末 ~28 年 3 月末 機械装置即時償却 50% 建物 構築物 25% 税額控除 ( 1) ~26 年 3 月末 ~28 年 3 月末 機械装置 15% 建物 構築物 8% ( 1 上記税額控除は 法人税額の 20% が限度 但し 4 年間の繰り越しが可能 ) 雇用等している被災者に対する給与等支給額の 10% を税額控除 ( 2) ( 2 法人税額の 20% が限度 ) ( 3 雇用に大きな被害が生じた地域を有する地方公共団体が設置する復興産業集積区域内に限る ) 研究開発税制開発研究用資産について即時償却開発研究用資産の即時償却した減価償却費の12% を税額控除 ( 通常 8~10%) (3) 被災者向け優良賃貸住宅の特別償却等 住宅に大きな被害が生じた地域の復興居住区域内における被災者向け優良賃貸住宅供給事業者に対し 特別償却 (25%) 又は税額控除 ( 4)(8%) 2. 復興特区支援利子補給金制度 選択適用 (2) 地方公共団体の地方税に係る課税免除又は不均一課税による減収に対する補填措置 復興産業集積区域内における (1) の地域の雇用機会の確保に寄与する事業に係る事業税 不動産取得税又は固定資産税の課税免除又は不均一課税を行った場合の地方公共団体の減収に対し 特例的に地方交付税により補填 ( 事業税 固定資産税は投資から 5 年 ) (4) 出資に係る所得控除 新規立地新設企業 ( 3) を 5 年間無税に ( 4 法人税額の 20% が限度 但し 4 年間の繰り越しが可能 ) 新設法人の再投資等準備金積立額の損金算入 ( 指定後 5 年間 所得金額を限度 ) 再投資等した場合の即時償却 ( 再投資等準備金残高を限度 ) (~28 年 3 月末 ) (~26 年 3 月末 ) (~28 年 3 月末指定 ) まちづくり会社や特産品開発等地域の復興に貢献する事業を行う者として指定された中小企業者に対する個人の出資に係る所得控除 ( 指定後 5 年間 ) 復興の中核となる事業実施者による指定金融機関からの資金借入れに対する利子補給 (5 年間 補給率 0.7% 以内 ) 1

産業集積関係の課税の特例の対象となる地域のイメージ B 市 復興産業集積区域 経済的波及効果の高い企業立地等により A 市の雇用創出に寄与 日常的取引関係等 1 新規立地新設企業 5 年間無税 = A 市 東日本大震災により多数の被災者が離職を余儀なくされ 又は生産活動の基盤に著しい被害を受けた地域 計画作成地方公共団体が 各種データや調査結果に基づき計画において特定し 国が認定する = 2 投資に係る特別償却 税額控除 3 雇用している被災者への給与等支給額の 10% を税額控除 4 研究開発税制の特例 C 町 復興産業集積区域 通勤 通勤可能圏への企業立地等により A 市の雇用創出に寄与 復興産業集積区域 ( 戦略的に特定の業種の集積を推進する区域 ) 計画作成地方公共団体が 計画において定める B 市又は C 町が特例の対象となるのは A 市と B 市又は C 町が共同で計画を作成する場合 県が A 市と B 市又は C 町を区域に含む計画を作成する場合 2

復興産業集積区域における新規立地促進税制 ( 新規立地新設企業を 5 年間無税とする措置 ) 被災地における投資促進 雇用促進の観点から 東日本大震災により多数の被災者が離職を余儀なくされ 又は生産活動の基盤に著しい被害を受けた地域を有する認定地方公共団体が設置する復興産業集積区域内における新規立地新設企業の立上げを支援するため 復興産業集積区域内に新設され 指定を受けた法人において 指定後 5 年間 課税が発生しないよう次の措置を講ずる (1) 復興産業集積区域内において 平成 28 年 3 月 31 日までの間に指定を受けた法人 ( 注 ) が 指定の日から同日以後 5 年が経過する日までの期間内の日を含む各事業年度において 所得金額を限度として再投資等準備金として積み立てたときは その積立額を損金の額に算入できる制度を創設する (2) 復興産業集積区域内で機械又は建物等に再投資等を行った事業年度において 準備金残高を限度に特別償却できる ( 準備金の範囲で即時償却 ) 制度を創設する ( 注 ) 対象法人は次の要件をすべて満たす法人 復興産業集積区域を規定する復興推進計画の認定の日以後に設立されたこと 被災者を 5 人以上雇用し かつ 給与等支給額の総額が 1,000 万円以上であること 認定復興推進計画に記載された事業のみを行う法人であること 復興産業集積区域内に本店を有すること 積立てを行う事業年度において復興産業集積区域外に事業所等を保有しないこと 指定を受けた事業年度に事業の用に供するために取得等をした機械又は建物等の取得価額が 3 億円以上 ( 中小法人等は 3,000 万円以上 ) であること ( 注 ) 本措置 事業用設備の特別償却等 法人税の特別控除はいずれかの選択適用 3

復興産業集積区域における特別償却又は税額控除 東日本大震災復興特別区域法の施行日から平成 28 年 3 月 31 日までの間に 指定を受けた法人 ( 注 1) が復興産業集積区域において取得等した事業用設備等について 特別償却又は税額控除ができる 機械又は装置 : 即時償却又は取得価格の15% の税額控除 ( 注 2) ( 取得価格の 50% の特別償却又は15% の税額控除 ( 注 2)(26 年 4 月 1 日 ~28 年 3 月 31 日 )) 建物 : 取得価格の 25% の特別償却又は8% の税額控除 ( 注 2) ( 注 1) 東日本大震災により多数の被災者が離職を余儀なくされ 又は生産活動の基盤に著しい被害を受けた地域における雇用機会の確保に寄与する事業を行う者として指定を受けた法人 ( 注 2) 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 なお 20% 相当額を超えた部分の金額については 4 年間 繰越控除できる ( 注 3) 本措置 新規立地促進税制 法人税の特別控除はいずれかの選択適用 4

復興産業集積区域における法人税の特別控除 5 平成 28 年 3 月 31 日までに指定を受けた法人 ( 注 1) が 指定を受けた日から 5 年の間の復興産業集積区域内の事業所における被災被用者 ( 注 2) に対する給与等支給額の 10% を法人税額の 20% を限度として税額控除できる ( 注 1) 東日本大震災により多数の被災者が離職を余儀なくされ 又は生産活動の基盤に著しい被害を受けた地域における雇用機会の確保に寄与する事業を行う者として指定を受けた法人 ( 注 2) 雇用されている被災者 被災者は次のいずれか 1 平成 23 年 3 月 11 日時点で特定被災区域内の事業所で勤務していた者 2 平成 23 年 3 月 11 日時点で特定被災区域内に居住していた者 ( 注 3) 本措置 新規立地促進税制 事業用設備の特別償却等はいずれかの選択適用 被災被用者に対する給与等支給額 10% の税額控除 税額控除 納税額 法人税額 復興産業集積区域における研究開発税制の特例等も併せて適用可能

復興産業集積区域における研究開発税制の特例等 (1) 平成 28 年 3 月 31 日までの間に復興産業集積区域において 指定を受けた法人 ( 注 1) が取得等した開発研究用 減価償却資産について 普通償却限度額に加え 取得価額まで特別償却ができる ( 即時償却 ) (2) (1) の対象となる開発研究用減価償却資産の減価償却費を 特別試験研究費として研究開発税制を適用 (12% の税額控除 ) ( 注 1) 東日本大震災により多数の被災者が離職を余儀なくされ 又は生産活動の基盤に著しい被害を受けた地域における雇用機会の確保に寄与する事業を行う者として指定を受けた法人 ( 注 2) 現行の研究開発税制は 試験研究費割合に応じて 8~10% の税額控除 特別試験研究費 ( 大学等との共同研究等 ) は一律 12% の税額控除 6

復興居住区域における被災者向け優良賃貸住宅の特別償却 税額控除 東日本大震災復興特別区域法の施行日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に 指定を受けた法人 ( 注 ) が復興居住区域において新築された被災者向け優良賃貸住宅を取得等して 賃貸の用に供した場合には その取得価額の 25% の特別償却又は8% の税額控除 ( 法人税額の20% を限度 ) ができる ( 注 ) 住宅に大きな被害が生じた地域の住居の確保に寄与する事業を行う者として指定を受けた法人 7

復興推進計画の区域 において地域の課題の解決のための事業を行う株式会社に対する出資に係る所得控除 復興推進計画の区域において地域の課題の解決のための事業を行う株式会社により発行される株式を払込みにより取得した場合におけるその取得に要した金額については 現行のエンジェル税制の寄付金控除の適用を可能とする 投資家 出資 地域の課題の解決のための事業を行う株式会社 寄付金控除 ( 総所得金額等の 40% を限度 ) を適用 ( 年間出資額 1,000 万円を限度 ) 復興推進計画の区域において 地域の課題の解決のための事業を行う中小企業者で 一定の要件 ( ) を満たすものとして地方公共団体の指定を受けたもの ( 注 ) 平成 28 年 3 月 31 日までの間に指定を受けた株式会社について適用 ( ) 一定の要件 ( 主なもの ) 東日本大震災復興特別区域法で規定 1 東日本大震災復興特別区域法の規定により認定を受けた地方公共団体からの指定後 5 年以内の会社であること 2 次のいずれかに該当すること 1 復興推進計画の認定日が設立後最初の事業年度に属している会社又は当該計画の認定日において設立後最初の事業年度が開始していない会社で次の要件を満たすもの 計画事業に従事する者が 2 人以上かつ常勤の役員 従業員の 50% 以上 2 計画の認定日において設立後最初の事業年度が終了している会社で次に掲げるすべての要件を満たすもの 資金計画に記載された特区事業費の直前期の営業費用に占める割合が 50% 以上 計画事業従事者が2 人以上かつ常勤の役員 従業員の50% 以上 直前期の売上高営業利益率が2% を超えていないこと 8

復興産業集積区域における地方税の課税免除又は不均一課税に伴う措置 復興産業集積区域内において 認定地方公共団体の指定を受けた法人等 ( 注 1) に対して 認定復興推進計画に記載された産業集積の形成等に資する事業に係る事業税 不動産取得税又は固定資産税の課税免除又は不均一課税を行った場合 当該地方公共団体の減収に対して 特例的に地方交付税により補塡する措置を講ずる ( 注 1) 東日本大震災により多数の被災者が離職を余儀なくされ 又は生産活動の基盤に著しい被害を受けた地域における雇用機会の確保に寄与する事業を行う者として指定を受けた法人等 平成 28 年 3 月 31 日までの間に 認定地方公共団体の指定を受けた法人等 ( 注 1) が復興産業集積区域内において施設又は設備の新設又は増設 地方団体が地方税法第 6 条に基づく課税免除又は不均一課税を実施 事業税 不動産取得税 固定資産税 減収が発生 減収額 を特別交付税の算定の基礎に算入 事業税又は固定資産税の減収額は 最初の年度以降 5ヵ年度分を対象とする 9

復興特区支援利子補給金 復興基本方針 事業イメージ 4(1)1 復興特区制度 の創設地域が主体となった復興を強力に支援するため 経済的支援などの被災地からの提案を一元的かつ 1 復興推進計画認定申請 2 計画の認定 地方公共団体 迅速に実現する復興特区制度を創設する 具体的には 被災地域の要望を踏まえ 必要となる税 財政 金融上の支援を検討する 国 3 金融機関の指定 6 利子補給金の支給 指定金融機関 4 融資 5 利払い 7 返済 民間事業者 事業概要 概要被災地の復興に向け 復興推進計画を実施する上で中核となる事業に必要な資金の融資に対して利子補給金を支給することにより 事業の円滑な実施を支援 利子補給金の支給期間 : 金融機関が事業の実施者へ最初に貸付けした日から起算して5 年間 利子補給率 :0.7% 以内 指定金融機関 : 対象となる金融機関は 復興推進協議会の構成員となることが必要 ( 復興事業の検討に早期に加わることを期待 ) 10

本資料の記載内容は 10 月 28 日に閣議決定され 第 179 回臨時国会に提出された 東日本大震災復興特別区域法案 に基づいて記載しておりますが 今後の国会審議等によって 記載内容に変更の生じることがあります