「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

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はじめに 我が国においては 障害者の権利に関する条約 を踏まえ 誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い 人々の多様な在り方を相互に認め合える 共生社会 を目指し 障がいのある者と障がいのない者が共に学ぶ仕組みである インクルーシブ教育システム の理念のもと 特別支援教育を推進していく必要があります

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に教室の中を立ち歩いたり 教室の外へ出て行ったりする 68.5% 次に 担任の指示通りに行動しない 62.1% などとなっている また 不適応状況の発生の予防に効果的と思われる対応策 ( 図 2) 6 として最も多かったのが 学級担任の援助となる指導員等の配置 校長 61.4% 教諭 61.0% 次

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研究組織 研究代表者西山哲成 日本体育大学身体動作学研究室 共同研究者野村一路 日本体育大学レクリエーション学研究室 菅伸江 日本体育大学レクリエーション学研究室 佐藤孝之 日本体育大学身体動作学研究室 大石健二 日本体育大学大学院後期博士課程院生

第 1 章 札幌市幼児教育振興計画の策定 本計画は 主に幼稚園教育を対象とする 本計画は 平成 18 年度から概ね10 年間を計画期間とし 今後はこの方向性に基づいて早期に具体的な施策 ( アクションプログラム ) を打ち出していく 本計画は 社会情勢の変化などに対応し 必要に応じて計画の見直しを行

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3 平成 29 年 3 月に幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育 保育要領が改訂され 来年度から全面実施されます 新幼稚園教育要領等では 改訂の基本的な方針として 1) 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 の明確化 健康な心と体 自立心 協同性 道徳性 規範意識の芽生え 社会生

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3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

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「標準的な研修プログラム《

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

平成 26 年 3 月 28 日 気象庁 特別警報の認知度等に関する調査結果 ( 概要 ) I 調査の概要 1 目的 国民の特別警報に対する認知度 理解度を把握し 今後の特別警報の運用や利活用の促進 当庁 の周知 広報活動に資するための資料の収集 2 調査内容 (1) 特別警報の認知状況 (2) 特

() 港南区の防災 箇条 港南区の防災 箇条は平成 年に定められましたが 初めて言葉を聞いた が% と最も多く 認知度は低くなっています 内容を知っており 箇条をもとに災害時の備えを実施している は% にとどまっています [ 性年代別防災五箇条認知度 ] 高齢者の方が認知度が高くなる傾向にあり 男女

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幼稚園教育における防災教育の充実 鹿児島大学教育学部 黒光貴峰 切口眞里 鹿児島大学教育学部附属幼稚園副園長 生見朗 はじめに 本研究は幼稚園教育における防災教育の充実を図ることを目的としている 研究方法は 幼稚園教育における防災への取り組みの実態把握 幼稚園における効果的な避難訓練の検討 である については 鹿児島県内全ての幼稚園 国公立 園 私立 園 にアンケート 調査を行なった アンケート調査の内容は 防災推進に向けた取り組み 避難 防災 訓練 災害への備え 防災教育 防災に関する教職員研修 防災に関する資 料等の活用 家庭との連携 地域との連携 についてである 調査期間は 年 月 月である については 鹿児島大学教育学部附属幼稚園にて 地震 津波を想定した 避難訓練の検討を行なった 調査期間は 年 月 日である 結果 幼稚園における防災への取り組みの実態 アンケート調査の回収数は 園中 園 であった 内訳は国公立幼稚園 園中 園 私立幼稚園 園中 園 であった 防災推進に向けた取り組み 平成 年度 防災推進のための目標や方針が 学校の教育目標 経営方針等に具体的に示さ れているかについては はい いいえ であった 図 平成 年度 防災 に関する年間指導計画の立案については 学校安全計画 生活安全 交通安全 災害安全 の なかに位置づけ計画している 学校安全計画とは別に独立させて位置づけ計画してい る 計画していない であった 図 平成 年度 防災を担当する係または 委員会を園務分掌に位置づけているかについては はい いいえ であった 学校安全計画のなかに 位置づけ計画している 0.2% 34.0% 3.3% 学校安全計画とは別に はい 独立させて位置づけ いいえ 計画している 66.0% 76.5% 計画していない 図 防災推進のための目標や方針について 図 2 防災に関する年間指導計画の立案について 係または委員会の名称 人数 構成員については 名称では 園から回答がみられ 防災 係 園 防火 防災係 園 安全指導係 園 避難訓練係 園 安全係 園等が 挙げられた 人数では 園から回答がみられ 名 が 園と一番多く 平均 名 最小 名 最大 名であった 構成員では 園から回答がみられ 教諭 園が最も多く 次い で 園長 園 主任 園 副園長 園等が挙げられた 係または委員会の話し合い の頻度については 週に 回 月に 回 学期に 回 年に 回 その他 であった 図 防災を担当する係または委員会の活動については 園内安 全点検 園 防災訓練や講演会の企画 実施 園 年間指導計画立案 園 関係機 関や地域との連絡調整 園 災害対応マニュアルの作成 園 指導計画の作成 園 園内研修の企画 実施 園 学校防災についての研究 調査 園であった 図 57

0.0%.6%.6% 44.9% 3.9% 週に 回月に 回学期に 回年に 回その他 園内安全点検防災訓練や講演会の企画 実施年間指導計画立案関係機関や地域との連絡調整災害対応マニュアルの作成指導計画の作成園内研修の企画 実施学校防災についての研究 調査その他 6 2 5 49 45 4 35 27 64 図 3. 係 委員会の話し合いの頻度について 図 4. 防災を担当する係 委員会の活動について 複数回答 () 避難 ( 防災 ) 訓練 平成 年度 避難 ( 防災 ) 訓練の参加者 対象者については 自校の幼児 園 教職員 園 消防署 園 異校種の幼児 児童 生徒 園 警察署 園 保護者 園 その他 園 自主防災組織 ( 消防団 ) 園 学校周辺の住民 園 であった ( 図 ) 避難( 防災 ) 訓練の想定については 火事 園 地震 園 津波 高潮 園 風水害( 土砂災害を含む ) 園 原子力災害 園 火山噴火 園であった ( 図 ) 避難 ( 防災 ) 訓練の回数については 火事 回 地震 回 津波 高潮 回 風水害 ( 土砂災害を含む ) 回 原子力災害 回 火山噴火 回であった 自校の幼児 9 火事 90 教職員 88 消防署 76 地震 89 異校種の幼児 児童 生徒 25 津波 高潮 5 警察署 20 風水害 22 保護者 6 その他 6 原子力災害 6 自主防災組織 ( 消防団 ) 3 図 5. 避難 ( 防災 ) 訓練の参加者 対象者について 複数回答 図 6. 避難 ( 防災 ) 訓練の想定について 複数回答 避難 ( 防災 ) 訓練の時期については 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園 月 園であった また 学期 園 学期 園 ヶ月に 回 園 毎月 回位 園という回答も見られた ( 図 ) 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 0 月 月 2 月 月 2 月 3 月 学校周辺の住民 4 2 26 図 7. 避難 ( 防災 ) 訓練の時期について 複数回答 29 26 3 46 50 59 火山噴火 4-58-

地震および地震後の災害に対する避難 ( 防災 ) 訓練の実施内容については 火災に対する訓練 園 地震動終息後より安全な場所に移動する訓練 園 地震動を感知し身の安全を守る訓練 園 津波に対する訓練 園 緊急地震速報に対応する訓練 園 保育領域と関連させた訓練 園 保護者への引き渡し訓練 園 であった ( 図 ) 火災に対する訓練 90 地震動終息後より安全な場所に移動する訓練 地震動を感知し身の安全を守る訓練 79 83 津波に対する訓練 48 緊急地震速報に対応する訓練 38 保育領域と関連させた訓練 保護者への引き渡し訓練 3 図 8. 地震および地震後の災害に対する避難 ( 防災 ) 訓練の実施内容について 複数回答 避難 ( 防災 ) 訓練の 事前 指導については 行っている 行っていない であった 事前 指導の具体的な内容については 園から回答がみられ 具体的な内容として 避難場所や避難方法等の指導 が最も多く挙げられた 次いで 絵本 紙芝居等を用いた指導 話による指導 合言葉 ( おかしもち おかしも おはし ) の確認 が多く挙げられ 災害のこわさや避難の方法 注意事項を分かりやすく絵や言葉で指導が行われていた 他にも 訓練についての指導 や 映像 ( ニュースや DVD) を用いた指導 警報を鳴らした模擬訓練 ヘルメットや防災頭巾の着用方法の指導 等が挙げられた 避難 ( 防災 ) 訓練の 事後 指導については 行っている 行っていない であった 事後 指導の具体的な内容については 園から回答がみられ 具体的な内容として 訓練の振り返りや反省等 が最も多く挙げられた 次いで 園長等の話 絵本 紙芝居による指導 が多く挙げられた () 災害への備え 災害発生時や待機時に必要となる備品や備蓄の備えについては 備えている 備え られていない であった 学校にある備品 備蓄については 救護に役立つもの 園 停電時に役立つもの 園 情報収集に役立つもの 園 避難行動時に役立つもの 園 生活に役立つもの 園 救助 避難に役立つもの 園 頭部を保護するもの 園であった ( 図 ) 救護に役立つもの停電時に役立つもの 47 45 情報収集に役立つもの 33 避難行動時に役立つもの 8 生活に役立つもの 2 救助 避難に役立つもの 0 頭部を保護するもの 4 図 9. 学校にある備品 備蓄について 複数回答 避難経路 避難場所の安全点検については 点検を行っている 行っていない であった 頻度については 園から回答がみられ 最も回答が多かったものは 月に 回 園であった 次いで 毎月 回 園 年 回 園であった -59-

時期については 園から回答がみられ 最も回答が多かったものは 訓練前 学期始め 園であった 次いで 避難訓練のたび 園であった 月では 月 が最も回答が多く 次いで 月 が多く挙げられた 点検の観点については 避難経路に障害物はないか 園が最も多く 次いで 幼児の特性や発達段階を踏まえているか 園 災害の種類 状況に対応した複数の経路と場所が確保されているか 園 であった ( 図 ) 避難経路に障害物はないか 67 幼児の特性や発達段階を踏まえているか 49 災害の種類 状況に対応した複数の経路と場所が確保されているか 35 地域の自然的環境や社会的環境を踏まえているか 32 実地見分を行い確認しているか 28 学校の定めた避難経路 避難場所を幼児や保護者に周知しているか 27 分かりやすい案内板や表示があるか 近隣住民の避難や帰宅困難者の避難を想定しているか 2 その他 0 図 0. 避難経路 避難場所の安全点検で点検している観点 複数回答 () 防災教育 幼稚園教育の 領域に関連した防災教育については 心身の健康に関する領域 健康 園 身近な環境とのかかわりに関する領域 環境 園 人とのかかわりに関する領域 人間関係 園 言葉の獲得に関する領域 言葉 園 行っていない 園 感性と表現に関する領域 表現 園 その他 園であった ( 図 ) 行っていない幼稚園の理由としては マニュアルがない 園 何の時間に行えばよいか分からない 園 適切な教材がない 園 幼稚園でやるべきことが分からない 園 時間が取れない 園 災害は切迫していない 園 他に行わなければならない課題がある 園 指導できる人材がいない 園であった ( 図 ) 心身の健康に関する領域 健康 60 身近な環境とのかかわりに関する領域 環境 38 人とのかかわりに関する領域 人間関係 言葉の獲得に関する領域 言葉 29 29 行なっていない 感性と表現に関する領域 表現 2 その他 2 図. 幼稚園教育の 5 領域に関連した防災教育について 複数回答 その他マニュアルがない何の時間に行えばよいか分からない適切な教材がない学校でやるべきことが分からない時間が取れない災害は切迫していない他に行わなければならない課題がある指導できる人材がいない 3 3 4 5 5 5 6 7 図 2. 防災教育を行っていない理由について 複数回答 -60-

防災教育を行うにあたっての課題としては 教職員の研修機会がない 少ない 園 適 切な教材がない 園 防災教育に費やす時間が十分に取れない 園 地域から協力を得 るのが難しい 園 指導方法が分からない 園 特に課題は無い 園 指導内容が 分からない 園 教職員間の共通理解が出来ていない 園であった ( 図 ) 教職員の研修機会がない 少ない 適切な教材がない 28 防災教育に費やす時間が十分に取れない 26 地域から協力を得るのが難しい 6 指導方法が分からない特に課題は無いその他指導内容が分からない 3 0 9 教職員間の共通理解が出来ていない 5 図 3. 防災教育を行うにあたって 課題であると考える事柄について 複数回答 () 防災に関する教職員研修 平成 年度 防災に関する教職員向けの園内研修会については 行っている 行っていない であった 防災に関する教職員研修の頻度については 園から回答がみられ 最も多かった回答は 年 回 園 次いで 年 回 学期に 回 回 が各 園であった 時期については 園がみられ 最も多かった回答は 避難訓練前 園 次いで 夏休み 学期 が各 園であった 研修の内容については マニュアルに基づく地震 火災 津波等に対応した防災避難訓練 園が最も多く 次いで 幼児の安全確保と安否確認の方法 園 AEDを含む心肺蘇生法などの応急手当に関すること 園 幼児の引き渡し等の方法 園 教職員の安全確保と安否確認の方法 園 安全教育の教育課程への位置づけ 教育内容 教材等に関する共通理解 7 園 幼児の心のケア 園 であった ( 図 ) マニュアルに基づく地震 火災 津波などに対応した防災避難訓練 幼児の安全確保と安否確認の方法 AEDを含む心肺蘇生法などの応急手当に関すること 30 幼児の引き渡し等の方法 8 教職員の安全確保と安否確認の方法 安全教育の教育課程への位置づけ 教育内容 教材等に関する共通理解 幼児の心のケア 4 その他 図 4. 研修の内容について 複数回答 今後 必要とされる研修内容については 幼児の引き渡し等の方法 園が最も多く 次いで AED を含む心肺蘇生法などの応急手当に関すること 園 幼児の安全確保と安否確認の方法 園 安全教育の教育課程への位置づけ 教育内容 教材等に関する共通理解 園 マニュアルに基づく地震 火災 津波などに対応した防災避難訓練 園 幼児の心のケア 園 教職員の安全確保と安否確認の方法 園 その他 園であった ( 図 ) -6-

() 防災に関する資料等の活用 防災を進めるに当たって参考にしている資料等については 最も回答が多かった回答が 学校防災マニュアル ( 地震 津波災害 ) 作成の手引き ( 平成 年 月文部科学省 ) 園 次いで 学校防災のための参考資料 生きる力 を育む防災教育の展開 ( 平成 年 月文部科学省 ) 園 学校安全参考資料 生きる力 をはぐくむ学校での安全教育 ( 平成 年 月文部科学省 ) 園であった 鹿児島県 市のホームページにある災害に関する情報提供については 活用している 見たことはあるが活用していない 見たことはない であった ( 図 ) 鹿児島県防災教育研修センターについては 利用したことがある 聞いたことはあるが利用したことはない 聞いたことはない であった ( 図 ) 幼児の引き渡し等の方法 68 AEDを含む心肺蘇生法などの応急手当に関すること 53 幼児の安全確保と安否確認の方法 49 安全教育の教育課程への位置づけ 教育内容 教材等に関する共通理解 42 マニュアルに基づく地震 火災 津波などに対応した防災避難訓練 幼児の心のケア 教職員の安全確保と安否確認の方法 28 その他 3 図 5. 今後 必要とされる研修内容について 複数回答 42.6%.7% 45.7% 活用している 見たことはあるが活用していない見たことはない 36.8% 8.4% 54.7% 利用したことがある 聞いたことはあるが利用したことはない聞いたことはない 図 6. 鹿児島県 市の HP にある災害に関する情報提供について図. 鹿児島県防災教育研修センターについて () 家庭との連携 家庭と連携した防災教育 活動の取り組みについては 行っている 行っていない であった 家庭との連携についての内容については 園から回答がみられ 具体的な内容としては 家庭への情報周知 が最も多く 次いで 保護者の訓練参加 や 保護者を対象とした講話や講習会等 連絡体制等の整備 確認 等が挙げられた () 地域との連携 地域と連携した防災教育 活動の取り組みについては 行っている 行っていない であった 具体的な取り組みについては 地域と学校が協働した避難 ( 防災 ) 訓練 園 幼稚園で行う安全教育や訓練に地域の人材を活用する 園 地域で開催される行事に参加する 園 学校や地域の特徴に合った防災マニュアルの作成 園 地域の地形 地質 過去の災害 環境等を教材として活用する 園 地域にある安全に関する施設を教材として活用する 園 地域で安全を守る人々の業務内容について調べたり体験したりする 園 過去の災害や地域の対応を踏まえた防災教育カリキュラムの開発 園であった ( 図 ) -62-

地域と学校が協働した避難 ( 防災 ) 訓練幼稚園で行う安全教育や訓練に地域の人材を活用する地域で開催される行事に参加する幼稚園や地域の特徴に合った防災マニュアルの作成地域の地形 地質 過去の災害 環境等を教材として活用する地域にある安全に関する施設を教材として活用する地域で安全を守る人々の業務内容について調べたり体験したりする過去の災害や地域の対応を踏まえた防災教育カリキュラムの開発その他 0 2 3 4 6 7 0 3 図 8. 具体的な取り組みについて 複数回答 ) 地震 津波を想定した避難訓練の検討 幼稚園教育における防災教育の充実に向けて 地震 津波を想定した避難訓練を行った 調査対象は 鹿児島大学教育学部附属幼稚園 調査時期は 平成 年 月 日 ( 火 ): ~: である 検討の視点としては 災害の想定 2 小学校と連携した避難訓練 3 各年齢に応じたねらいの設定 4 事前 事後指導の充実 である 避難訓練の様子 避難訓練の様子 2 避難訓練の様子 3 避難訓練の様子 4-63-

. まとめ 防災推進のための目標や方針が幼稚園の教育目標 経営方針等に具体的に示されている幼稚園は全体の 割であった 防災に関する年間指導計画の立案については 立案している幼稚園が 割であったが 立案していない幼稚園もみられた また 防災を担当する係または委員会を園務分掌で位置づけている幼稚園も 7 割であったが 割の幼稚園は園務分掌に位置づけていなかった 避難訓練の参加者 対象者については 全体の 割の幼稚園において自園の幼児および教職員という回答があり 幼稚園外では消防署という回答が多くみられた 避難訓練の想定については 火事と地震を想定している幼稚園は全体の 割であるのに対し 津波 高潮を想定して行っている幼稚園は 割 風水害や原子力災害 火山噴火を想定して行っていると回答した幼稚園は一部であった 避難訓練の時期は 月 と 月 が最も多く挙げられた 訓練の事前指導は 割の幼稚園が行っており 具体的な内容として 避難場所や避難方法等の指導 が 訓練の事後指導は 割の幼稚園が行っており 具体的な内容として 訓練の振り返りや反省等 が最も多く挙げられた 災害発生時や待機時に必要となる備品や備蓄が備えられている幼稚園は全体の 割であった その内容としては 救護に役立つもの が最も多く 次いで 停電時に役立つもの という回答であった 避難経路 避難場所の安全点検については 割の幼稚園が点検を行っていると答えた 頻度は 月に 回 が最も多く 点検している観点としては 避難経路に障害物はないか という回答が多くみられた 幼稚園教育の 領域に関連した防災教育については 心身の健康に関する領域 健康 が最も多く挙げられ その内容として 健康 領域の 危険な場所 危険な遊び方 災害時等の行動の仕方が分かり 安全に気を付けて行動する に関連した回答が最も多かった 一方で 領域と関連した防災教育を行っていない幼稚園も一部みられ その理由として マニュアルがない 等が挙げられた 防災に関する教職員向けの園内研修会については 開いたこと または 開く予定がある 幼稚園が 割であった 頻度としては 年に一回 の幼稚園が最も多かった 防災に関する教職員研修の内容としては マニュアルに基づく地震 火災 津波等に対応した避難訓練 が最も多かった 鹿児島県 市のホームページにある災害に関する情報提供の活用については 見たことがある幼稚園が 割近くみられるものの 活用している幼稚園が 割程度であった 鹿児島県防災教育研修センターの利用についても 聞いたことはあると回答した幼稚園は 割以上みられるものの 利用したことがある幼稚園は 割にも満たなかった 家庭と連携した防災教育 活動の取り組みの有無については 行っている幼稚園は 割程度であった 具体的な取り組み内容については 家庭への情報周知が最も多く 次いで 保護者の訓練参加 保護者を対象とした講話や講習会 連絡体制等の整備 確認等がみられた 地域と連携した防災教育 活動の取り組みの有無については 行っている 幼稚園は 割程度であった 頻度は 年に一回 が最も多く 具体的な取り組み内容については 地域と幼稚園が協働した避難 ( 防災 ) 訓練 が最も多く 次いで 学校で行う安全教育や訓練に地域の人材を活用する 地域で開催される行事に参加する 等がみられた 参考文献 ) 兵庫県教育委員会 防災教育に係る実態調査集計,) 三重県教育委員会 三重県の学校における今後の防災対策 防災教育の在り方について,) 村山良之 山形県の学校における防災教育の実態と課題 山形大学教職 教育実践研究,) 文部科学省 東日本大震災に係る文部科学省 ( 学校施設関連 ) の取組について,) 山田兼尚 統計に見る防災教育の現状,) 国立教育政策研究所 学校施設の防災機能に関する実態調査結果について,) 内閣府 防災に関する世論調査,) 内閣府 地震防災対策に関する特別世論調査,) 内閣府 防災に関する世論調査,) 内閣府 防災と情報に関する世論調査 -64-