労働 採用の情報 2018 年 2 月 JR 東日本ハ ーソネルサーヒ ス PIW (JR 東日本グループの採用施策について ) 厚生労働省と文部科学省の調べによると 2018 年度大学生の就職内定率が 86%(2017 年 12 月時点 ) と 調査開始以降同時期で過去最高となりました 学生が企業を選ぶ時代へと変化している今だからこそ JR 東日本グループの魅力を最大限に活かした採用活動が必要です JR 東日本グループは経団連の指針を遵守し 広報活動を 3 月 1 日以降 選考活動を 6 月 1 日以降に実施しています 今回の労働 採用の情報では JR 東日本グループにおける採用の取組みをご紹介します 1.JR 東日本グループ新卒採用担当者情報交換会 今回で 3 回目となる JR 東日本グループ新卒採用担当者情報交換会を 2017 年 10 月 5 日 に開催しました JR 東日本グループ 68 社 (2018 年 2 月時点 ) のうち 35 社にご参加い ただき 各社が採用について情報を交換する貴重な機会となりました 内容 第一部 講演株式会社ジェイ ビー サポート横山由美子氏による特別講演 選考フェーズのポイント 第二部 情報交換会グループに分かれ 各テーマに沿って情報交換を行う テーマ :1 採用広報解禁前の活動について 2 各選考フェーズにおける辞退防止策について 開催風景 横山講師の経歴 1992 年に株式会社日立ハイテクソリューションズ入社し 採用 教育を担当 2008 年 4 月より管理職として 採用 教育だけでなく 人事制度や給与計算 広報 安全衛生 資産管理等幅広い業務のマネジメントを担当 自社の求人活動だけではなく 研究室や学部単位で就職ガイダンスやキャリア講演等も依頼を受け 実施 2016 年 1 月より独立し 人材開発 組織開発コンサルタントとして活動を開始 現在に至る 1
第一部では 横山講師より選考フェーズごとのポイントをお話いただきました 現在の学生の傾向やエントリーシートの読み方 面接における注意事項など長年人事に携わり 現在は大学のキャリアセンターにいらっしゃる横山講師ならではの講演です 講演内容の特に重要な点 ロールプレイングを行った上で説明した学生を見る視点や面接官として気をつけなければならないことを下記にまとめました 実際に直面する場面を想定し 今後の採用活動に活かしていただくテーマを取り入れています 面接官が事前に認識すべき点 面接担当者は会社の顔であり会社の印象を決定するということを認識する 学生が入社を決定する動機として人事担当者が魅力的だったという意見がある 面接時間の短縮は学生の不満を招く 学生を見る視点 エントリーシートに書いてあることを本当に実行してきたか 具体性があるか 入社意欲や志望動機だけではなく過去の行動実績を聞く 面接官が注意すべき点 学生に対し尋問になっていないか 先入観を持って学生を見ていないか 第二部では 事前に周知していたテーマに沿って情報交換を行いました グループ会社 ではあっても 採用への取組みは千差万別です 以下テーマ設定の背景のもと 各テーマ について情報交換を行いました テーマ設定の背景 採用広報解禁前の活動について学生は 3 月 1 日には志望企業を決定しており 3 月 1 日時点で学生の選択肢にあがらなければ応募にいたらないと言われています 広報解禁前にどのような活動をすることで 選択肢の対象となるのか各社で話し合いたいと考えました 辞退防止策売り手市場の現在 どの企業においても辞退を防ぐことは大きな課題となっています どのような手法を取ることで学生の入社意志を決定付けるのか 辞退を防ぐことができるのか各社の取組みを知ることで自社の採用に活かしていただきたいと考えました 2
採用広報解禁前の活動としてはインターンシップを実施するという声が多く挙げられました インターンシップ参加者から内定につながったという事例もあり 実際に職場の雰囲気を体験することで具体的に働くイメージを持てたことが一因と考えられます 学生に企業を知ってもらう目的や企業側も学生をしっかりと見られる点 また 1day インターンシップが解禁となったことで今後インターンシップの需要はますます高まりそうです その他には就職会社取材のイベントに参加したり 大学のキャリアセンターや研究室とのつながりを持つことで学内セミナーに参加したりといった意見が挙げられました 辞退防止策の試みとしては 内々定後にランチや会食といった懇親会を開催するという意見が多く聞かれました 学生が社員と交流するだけではなく 同期となる学生同士が顔を合わせることで入社後の不安を解消したり連帯感を持つことができたりといった効果が期待できます その他には職場見学や入社前にアルバイトとして働くことで業務への理解を深め 入社後のミスマッチを防ぐという声も聞かれました その中で 都市対抗野球の観戦や鉄道博物館の見学などといった意見が挙げられたのは JR 東日本グループならではの取組みと言えるのではないでしょうか 2.JR 東日本グループ業界研究セミナー 採用活動の早期化が進んでいる状況を受け 初の試みとなる採用広報解禁前のイベントを 2018 年 1 月 19 20 日に開催しました これまで JR 東日本とグループ会社が同じイベントに出展することはありましたが JR 東日本とグループ会社との関わりを学生に向けて説明する機会はありませんでした 今回のイベントはブース形式だけではなく パネルディスカッションを導入することで 各企業の社員が登壇し JR 東日本とグループ会社との関わりを説明しました 参加企業ごとにテーマを設け ( 下記参照 ) 各社がどのように携わっているのか説明を行うことで 学生への理解を促し またパネルディスカッションに参加した学生がブースでの説明を聞くことでさらに理解を深めるよう配慮しました 1/19( 金 ) JR 東日本グループのお客さまサービスを知ろう! 日本のおもてなしを支える! インバウンドへの取組みお客さまに寄り添い 安心と快適を届ける仕事! 鉄道ネットワークを活かした魅力発信! 地域再発見プロジェクト 1/20( 土 ) 究極の安全への挑戦!JR 東日本グループの技術革新安全運行の要! 車両メンテナンスの技術地域のランドマーク! 駅舎のライフサイクルに携わる当たり前に隠れた技術力! 電気 機械設備に携わるこれがなければ走れない! 線路 橋梁の技術 3
テーマ設定につきましては 2020 年に開催される東京オリンピック パラリンピックを控え 訪日外国人が急増していることを受けたインバウンドへの取組みや日頃利用している身近な駅にもホームドアや自動改札機など 当たり前 の中に隠れた技術力などを取り上げています 説明の中に社内で日常的に使われている専門用語をあえて取り入れることで その用語の説明を加え 学生が業界について知るきっかけを取り入れています 参加学生はグループ会社を知るとともに JR 東日本グループを身近に感じることができたのではないでしょうか 初の試みであったため 学生に向けた広報活動や集客 運営方法については課題が残るものの 今後もグループ会社の採用に役立てるよう施策を検討していきます 開催風景 出展企業 17 社 (2 日間合計 ) 参加学生 433 名 (2 日間合計 ) 3.JR 東日本グループ障がい者採用合同就職セミナー JR 東日本グループとして障がいをお持ちの方を対象に合同就職セミナーを開催しており 今年度は 2018 年 4 月 8 日 12 社がご出展予定です 会場内に手話通訳者を常時配置することで 手話が必要な方にも配慮したり 休憩スペースを設け適宜休憩を取っていただいたりと工夫をしています 面談時に確認すべきこと どういった支援や配慮が必要か( 施設上の問題や勤務時間等 ) 障がいの進行状況などを聞く 4
開催風景 まとめ ここまで JR 東日本グループにおける採用の取組みをご紹介してきましたが 重要なのは JR 東日本グループというブランド力を活かしながら 採用への取組みを強化していくということです 社員が仕事のやりがいや将来のビジョンなどを学生に魅力的に語れるか 企業がキャリアプランを明確に学生に伝えられるかしっかり準備することが必要です 人材が確保できないと言われている昨今においても ご満足いただける採用となるよう引き続き支援を行ってまいります 採用コンサルティング アウトソーシングサービスのご案内 JEPS では 新卒 中途採用を問わず 採用計画の策定 戦略的な広報活動代行などのコンサルティングから 応募者のデータ入力 応募者管理 書類選考代行 選考会運営などの採用業務全般のアウトソーシングサービスを行っております ご興味のある会社様はぜひ下記までお問合せください お問合せ先 株式会社 JR 東日本パーソネルサービス HRD 事業本部コンサルティング事業部採用チーム :03-6304-5946 JR :058-5317 5