No.104 夏を元気に乗り切るには やっぱり 食生活 が大切! 今年の夏 いちばん意識するのは 食中毒防止 省エネ を意識する主婦も9 割弱 ~ 20~50 代主婦の夏の 食 意識調査 ~ トピックス 1 この夏を元気に乗り切るためのポイントは 食 2 夏の食の悩みは 食の安全 3 今年の夏は 9 割以上が 食中毒防止 を意識 4 食中毒防止は よく火を通す 手や調理器具を清潔にする 5 いつも夏によく使う調味料 トップは お酢 6 今年の夏 食の保存性を高めるために使う調味料も トップは お酢 7 手順を考えた 効率の良い調理を行う ことが 省エネになる が 7 割 8 時短調理のコツも 手順を考えた効率のよい調理 情報あ ら か る と 一石五鳥!! 保存性 時短 省エネ 食欲増進 疲労回復 =サワー漬け <この夏 お勧めのサワー漬けメニュー > 基本 + 応用編 2011 年 6 月
日々 陽射しが強まってきましたが 今年の夏を元気に乗り切るために 主婦はどんなことに気を遣い どんな工夫をしているのでしょうか? ミツカンでは 東京都と大阪府在住の 20 代から 50 代のお料理好きの主婦 416 名を対象に 夏の食意識に関する調査 を実施しました その結果 主婦のこの夏の食に関する一番の関心事は 食中毒 であることが分かりました 食材によく火を通し 手や調理器具をよく洗うなど 食中毒の防止を意識していました 加えて いつも夏に使うことが多い調味料はトップに お酢 が挙がり 今年の夏 食の保存性を高める為に使う調味料でも お酢 が挙がりました また 今年の夏の関心事として 食中毒 の他に 省エネ 時短 が挙げられ そのための工夫として 手順を考えた効率のよい調理 をすることを意識していることが分かりました 調査結果のポイント 1 暑い夏を元気に乗り切るためにしようとしている工夫は 1 位 バランスの良い食事を心がける (83.4%) 2 位 3 食きちんと食べる (72.8%) と 食生活が大切と考えている 3 位は 充分な睡眠をとる (71.2%) 2 夏の食に関する悩みは 1 位 食材が傷みやすい (74.0%) 2 位 台所で火を使うと暑い (70.2%) 3 位 時間が経っ た料理が傷んでいるか心配 (59.9%) で 食の安全 をどう確保するかが夏の食生活における悩み 3 夏の食事 調理の意識について 1 位 食中毒防止を意識する (96.9%) で 2 位 夏バテ防止を意識する (92.1%) 3 位 省エネを意識する (87.3%) と続いた 4 食中毒防止を意識する 主婦が具体的に気をつけていることの 1 位は 食材によく火を通す (92.1%) 2 位 調理の 前によく手を洗う (82.9%) 3 位 調理器具の殺菌 除菌を心がける (71.7%) 5 いつも夏によく使う調味料は 1 位 お酢 (69.2%) 2 位 ぽん酢 (64.4%) 3 位 つゆ (55.3%) 6 今年の夏 食の保存性のために使いたい調味料は 1 位 お酢 (70.0%) 2 位 塩 (31.3%) 3 位 ぽん酢 (23.3%) で 1 位 お酢 は 2 位 塩 の 2 倍以上だった 7 省エネを意識する 主婦がその工夫として挙げたのは 1 位 手順を考え 効率よく調理を行う (74.1%) 2 位 冷蔵 庫の開閉を最小限にする (63.1%) 3 位 炊飯器の保温をやめる (57.3%) 8 食事の用意の時間を短く する工夫も 1 位 手順を考え 効率よく調理を行う (78.8%) 2 位は 電子レンジを使う (63.7%) 3 位は 調理工程の少ないメニューを作る (48.9%) 夏の 食 意識調査 調査概要 調査テーマ : 夏の 食 に関する意識調査 調査対象 : 20~50 代の女性 ( 未婚の方を除く ) 料理をする 料理が好きな女性 調査エリア : 東京都 大阪府 ( 在住 ) 有効回答数 : 416 票 居住地 年齢層 計 東京都 大阪府 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代合計 52 52 52 208 208 104 104 104 104 416 52 52 52 52 52 調査方法 : 調査時期 : WEB 調査 2011 年 5 月 2
調査結果 1 この夏を元気に乗り切るためのポイントは 食 今年の夏を元気に乗り切るためにしようとしている工夫を聞きました 1 位 バランスの良い食事を心がける (83.4%) 2 位 3 食きちんと食べる (72.8%) 3 位 充分な睡眠をとる (71.2%) と 食生活と睡眠が大切と考えていることが分かりました 今年の夏を乗り切る工夫 (MA)(%) N=416 バランスの良い食事を心がける 3 食きちんと食べる充分な睡眠を取る規則正しい生活をする体を冷やさないように気をつける適度な運動を行う 83.4 72.8 71.2 62.7 53.1 46.4 その他 特に工夫している ( しようとしている ) ことはない 5.8 1.9 2 夏の食の悩みは 食の安全 夏の食に関する悩みを聞いたところ 1 位 食材が傷みやすい (74.0%) 2 位 台所で火を使うと暑い (70.2%) 3 位 時間が経った料理が傷んでいるか心配 (59.9%) となりました 暑い台所 に加え 食の安全 をどう確保するかが夏の食生活における一番の悩みであることが分かりました 夏の食に関する悩み (MA)(%) N=416 食材が傷みやすい台所で火を使うと暑い時間が経った料理が傷んでいるか心配暑くて食材の買出しが辛い自分や家族の食欲が落ちるメニューが偏り栄養のバランスが崩れやすいメニューを考えるのが苦痛食材を使い切ることが出来ないその他特に悩みはない 38.0 29.6 28.6 23.1 12.5 2.6 2.4 59.9 74.0 70.2 3 今年の夏は 9 割以上が 食中毒防止 を意識 今年の夏の食事 調理の意識を聞いた場合でも 食中毒防止を意識する が 1 位 (96.9%) となりました 9 割以上の主婦が 今年の夏は食の安全を一番に意識していることが分かりました 2 位は 夏バテ防止を意識する (92.1%) 3 位は 省エネを意識する (87.3%) でした 今年の夏の食事 調理の意識 (SA)(%) N=416 食中毒防止を意識する 96.9 3.1 夏バテ防止を意識する 92.1 7.9 省エネを意識する 87.3 12.7 食事の用意の時間を短くしたい 86.1 13.9 火を使った調理はなるべくしたくない ( 減らしたい ) 55.3 0 250 501 751 1001 44.7 55.3 44.7 はい いいえ 3
4 食中毒防止は よく火を通す 手や調理器具を清潔にする 今年の夏は 食中毒防止を意識する と答えた方に 具体的に気をつけていることを聞きました 9 割以上の主婦が 食材によく火を通す (1 位 /92.1%) と回答しました 続いて 調理の前によく手を洗う (2 位 /82.9%) 調理器具の殺菌 除菌を心がける (3 位 /71.7%) が挙がり やはり基本が大切と考えていることが分かりました 食中毒防止を意識する 方の食の保存性を高めるための工夫 (MA)(%) N=403 食材によく火を通す 92.1 調理の前に手をよく洗う 調理器具の殺菌 除菌を心がける 71.7 82.9 作った料理を食べる直前まで冷蔵庫で保存する 防腐 静菌効果を高める調味料 ( お酢や塩など ) を使う 43.2 42.4 防腐 静菌効果を高める食材 ( とうがらしや梅干など ) を使う保存する時に 密閉性の高い容器を使用する料理の味付けを濃くするその他特に気をつけようと思っていることはない 0.5 5.0 8.9 29.0 33.7 5 いつも夏によく使う調味料 トップは お酢 いつも夏によく使う調味料を聞いたところ 1 位 お酢 (69.2%) 2 位 ぽん酢 (64.4%) 3 位 つゆ (55.3%) と 酢や酢を使った調味料が上位を占めました 夏によく使う調味料 (MA)(%) N=416 お酢ぽん酢つゆ塩しょうゆこしょう酒砂糖カレー粉みそみりんマヨネーズ七味 一味ラー油ケチャップ特にないその他 3.1 5.5 21.4 19.0 55.3 53.1 52.2 45.9 42.3 40.1 39.4 37.3 37.0 34.9 32.0 64.4 69.2 6 今年の夏 食の保存性を高めるために使う調味料も トップは お酢 今年の夏 食の保存性を高めるために使いたい調味料を聞いたところ 1 位 お酢 (70.0%) 2 位 塩 (31.3%) 3 位 ぽん酢 (23.3%) となりました 1 位の お酢 のポイントは 2 位 塩 の 2 倍以上で 主婦は この夏 食の安全 を守るために 積極的に お酢 を活用したいと考えていることが分かりました 今年の夏 食の保存性を高めるために使いたい調味料 (MA)(%) N=416 お酢塩ぽん酢わからない酒カレー粉しょうゆみそ砂糖七味 一味つゆラー油みりんこしょうその他 31.3 23.3 18.8 14.7 12.7 12.5 11.1 10.1 9.9 7.0 6.0 5.5 4.8 2.6 70.0 4
7 手順を考えた 効率の良い調理を行う ことが 省エネになる が 7 割 今年の夏の食事 調理の意識で 省エネを意識する を答えた方に 具体的にどのようなことに気をつけるか聞いたところ 手順を考え 効率よく調理を行う (74.1%) が 1 位でした 2 位は 冷蔵庫の開閉を最小限にする (63.1%) 以下 3 位 炊飯器の保温をやめる (57.3%) 4 位 冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない (55.6%) となり 電気器具の使い方より 手順をよく考え 効率のよい調理をすることが 省エネにつながると考えていることが分かりました 省エネを意識している 方の食に関して具体的に気をつけること (MA)(%) N=363 手順を考え 効率よく調理を行う 74.1 冷蔵庫の開閉を最小限にする 63.1 炊飯器の保温をやめる 冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない 火を使う時間が少なくてよい ( 短時間で出来る ) メニューを作る 53.7 57.3 55.6 電気ポットを使わずに 都度お湯を沸かす 43.0 短時間で作れる圧力鍋を使った調理をする 30.6 冷蔵庫の温度設定を 弱 にする保存食の作り置きをする朝食や昼食の調理中に夕食の下ごしらえをするなるべく食器洗い機を使用しない冷蔵庫カーテンを設置する 25.3 22.3 20.4 15.7 12.7 その他 特に気をつけようと思っていることはない 1.4 0.6 8 時短調理のコツも 手順を考えた効率のよい調理 今年の夏の食事 調理の意識で 食事の用意の時間を短くしたい と答えた方にお聞きした 時間を短くする工夫 でも 1 位は 手順を考え 効率よく調理を行う (78.8%) で 2 位 電子レンジを使う (63.7%) を 15.1 ポイント引き離しました 夏の省エネ調理のポイントは 手順を考え 効率よく調理を行う ことと言えそうです 食事の用意の時間を短くしたい 方が行う食に関する工夫 (MA)(%) N=358 手順を考え 効率良く調理を行う電子レンジを使う調理工程の少ないメニューを作る 48.9 63.7 78.8 保存食の作り置きをしておく短時間で作れる圧力鍋を使った調理をする朝食や昼食の調理中に夕食の下ごしらえをするスライサーやチョッパーなどの調理器具を使う 32.4 30.2 28.2 23.7 冷凍食品を利用するレトルト食品を利用する缶詰を使った調理をする特に工夫していることはない 21.8 14.8 10.6 2.0 その他 1.1 5
情報あ ら か る と 一石五鳥!! 保存性 時短 省エネ 食欲増進 疲労回復 = サワー漬け 夏に使いたい調味料ナンバーワンの お酢 を使ったレシピ サワー漬け は 野菜を切って < 調味液 > に漬けるだけで火を使いません お酢の防腐 静菌効果によって冷蔵庫で 1 週間程度保存できますので 忙しい時の一品として大活躍の 保存性 時短 省エネ 料理です また 作っておけば様々な料理の材料として活用できますので ワンパターンになりがちな夏の食卓をバラエティ豊かにします もちろん お酢の酢酸パワーで 食欲増進 疲労回復 効果も得られます 加えて お酢には牛生肉の食中毒で知られる O-111 や O-157 等の強毒性の腸管出血性大腸菌 カンピロバクター サルモネラ ぶどう球菌など様々な食中毒菌に対する静菌効果があり お酢と塩と併用することで静菌効果がさらに高まることも検証されていますので お酢 + 塩を基本とする サワー漬け は夏必須の一品といえます この夏 お勧めのサワー漬けメニュー 玉ねぎのサワー漬け 肉料理のつけ合わせ カレーのトッピングなど応用範囲が広い一品 材料 (5 人前 ) 玉ねぎ 150g < 調味液 > 穀物酢大さじ 5 砂糖大さじ 5 塩大さじ 1/2 1< 調味液 >の材料を混ぜ合わせる 2 容器にスライスした玉ねぎを入れ1の< 調味液 >を注いで冷蔵庫で漬ける 一度玉ねぎを漬けた< 調味液 >は 野菜からの水分で薄まっていますので 繰り返し漬けることはおやめください 応用編 玉ねぎのサワー漬けでさっぱり焼き 材料 (2 人前 ) 豚ロース肉 ( 薄切り ) 200g 玉ねぎのサワー漬け 100g サワー漬けの漬け汁大さじ 1 しょうゆ大さじ 1 サラダ油適宜 お勧めポイントサワー漬けでしんなりした玉ねぎは火が通りやすく 時短 豚肉のビタミンB1とお酢の酢酸パワーで 疲労回復 1 豚肉は食べやすい大きさに切る 2 玉ねぎのサワー漬け 漬け汁 しょうゆを混ぜ合わせておく 3 熱したフライパンでサラダ油を熱し 豚肉を焼く 豚肉に火が通ったら2を入れて味を絡ませる コロコロ野菜のサワー漬け 緑 オレンジ ミントグリーンと色どりがきれいで 見た目からも 食欲増進 材料 (5 人前 ) きゅうり 1/2 本セロリ 1/3 本にんじん 1/4 本 < 調味液 > 穀物酢大さじ 5 砂糖大さじ 5 塩大さじ 1/2 1< 調味液 >の材料を混ぜ合わせる 2きゅうり にんじん 筋を取ったセロリは 1cm 角に切る 3 容器に2を入れ1の< 調味液 >を注ぎ 冷蔵庫で漬ける 応用編 コロコロ野菜のサワー漬けでポテトサラダ 材料 (2 人前 ) じゃがいも 150g コロコロ野菜のサワー漬け 50g サワー漬けの漬け汁小さじ 2 マヨネーズ大さじ 1 と 1/2 サラダ菜適宜 お勧めポイントじゃがいもを茹でて混ぜるだけで 色とりどりのきれいな一品が完成 お酢の酢酸の働きで 食欲増進 疲労回復 効果 1じゃがいもを茹でる 茹で上がったら茹で汁を捨て 粉ふき芋にする 2 熱いうちにじゃがいもをつぶし 冷ましておく 32が冷めたらサワー漬けと漬け汁 マヨネーズを加えて混ぜ合わせ 器にサラダ菜と一緒に盛り付ける サワー漬け の保存は 金属製のフタの使用は避け 密閉できる容器を使ってください サワー漬け は 冷蔵庫で半日ほど漬けると食べごろになります 6