1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている

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2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

4きょう取り上げる 3~5のパターンは ユダヤ的に解釈する必要がある 5イエス時代のユダヤ教のラビたちの旧約聖書引用法 * 直接引用とその成就 * その箇所の解釈ではなく 適用である * きょうの3~5 のパターンは すべて適用である 6マタイは 5 つの引用によってイエスのメシア性を証明しようとし

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

創世記5 創世記2章4節b~25

創世記5 創世記2章4節b~25

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は

いでしょう (1)2 重の質問 1 弟子たちは いくつかのたとえ話とその解き明かしを聞いてきた 2ここでイエスは 弟子たちに考えるチャンスを与えている 3 弟子たちは 奥義としての王国 の性質について考え始める (2) イエスのたとえ話は 弟子たちが想像したものとは大いに異なる 1 種のたとえでは

2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

2012 年 7 月 1 日 ( 日 ) 2 日 ( 月 ) 17 回目 Ⅴ-020~021 バプテスマのヨハネの登場 バプテスマのヨハネの登場 ルカ 3:1~2 マコ 1:2~6 1. はじめに (1) 文脈の確認 1バプテスマのヨハネの誕生 2イエスの誕生 3イエスの幼少期 (2) 今日の箇所は

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

(1) 神殿の聖所と至聖所を分ける幕である 1 長さが約 18 メートル 厚さが約 10 センチ 2この幕の内側に入れたのは 大祭司だけである それも年に一度だけ 3 大祭司 アロンの家系 ケハテ氏族 レビ族 イスラエルの民 全人類 (2) この幕が 上から下まで真っ二つに裂けた 1 神の御手がこれ

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

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2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

一人だったと伝統的に語り継がれている ) 二人には約束の相続人である ボアズという息子がいた ラハブは外国人の売春婦であったが 信仰によって 神聖な約束の系図の中に用いられた ルツ : マタイの福音書 1:5( ルツ 4:8-22) ルツもまた モアブ人の若い女 つまり外国人であった ユダヤ人の夫が

2015_12_06 マタイ2:1--2.xdw

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

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Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

2010 年 2 月 21 日 ( 日 ) 22 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 13 出エジ 13 出エジプト記 9 章 13 節 ~10 章 29 節 最後の 3 つの災い 1. 文脈の確認 (1) エジプトに主からの 10 の災いが下る (2)10 の災いの記述は 考え抜

2017 年 2 月 5 日 ( 日 ) 6 日 ( 月 ) 22 回 イスラエルに対する戦い (2) イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が

1.1 節 Rev 14:1 また私は見た 見よ 小羊がシオンの山の上に立っていた また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて その額には小羊の名と 小羊の父の名とがしるしてあった (1) ヨハネは キリストの再臨後の状況を見ている 1 実際にキリストの再臨が起こるのは 19 章になってからである

2016 年 10 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 7 回 フィラデルフィアの教会 フィラデルフィアにある教会 黙 3:7~13 1. はじめに (1) 黙示録の 3 区分 1 黙 1:19 は 黙示録を 3 区分している Rev 1:19 そこで あなたの見た事 今ある事 この後に起こ

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

牧会の祈り

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において 神の霊を満たした (2~3 節 ) (1) ユダ部族のフル その子ウリ その子ベツァルエル 1フルとはモーセの手を両側から支えた 2 人のうちのひとり ( 出 17 章 ) 2フルの孫がベツァルエルである (2) 神の霊を満たした 1 知恵 (wisdom)

(1) 千年王国の最後に サタンが底知れぬ所から再び解き放たれる 1 その理由は 再び人類を試すためである 2 神は 人類がいかに堕落しているかを証明される (2) 千年王国にも罪は存在する 1 千年王国が始まった時点では 未信者は存在しない 2 千年王国では ほぼ理想に近いような生活環境が実現する

2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

1 それは キリストにのみ適用される御名である (2) 旧約聖書では 御使いたちは 神の子たち と呼ばれた Job 38:7 そのとき 明けの星々が共に喜び歌い / 神の子たちはみな喜び叫んだ 1 新約聖書では 信者が 神の子たち と呼ばれる ( ヨハ 11:52) 2しかし 御子 ( ヒュイオス

(1) 獣の形状 (1~2 節 ) (2) 獣の復活 (3~4 節 ) (3) 獣の支配 (5~8 節 ) (4) 励ましのことば (9~10 節 ) 3. 結論 : 反キリストはキリストの真似をする 反キリストの働きについて学ぶ Ⅰ. 獣の形状 (1~2 節 ) 1.1 節 Rev 13:1 また

3 仲介者としての祭司たちが存在していた (2) 新約時代の状態 1すべての信者が まことの聖所に入ることができる * 天の聖所で 神の臨在の前に出ることができる 2これは 万人祭司の教えである 3 訳文の比較 こういうわけですから 兄弟たち 私たちは イエスの血によって 大胆にまことの聖所に入るこ

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

聖書に聞く会 ( 第 2 回 ) マルコによる福音書 1 章 1-8 節 2014 年 5 月 8 日 古本靖久 1 聖歌 60 番 ヨルダンのほとりヨハネはさけべり 2 お祈り 3 テキストの位置 今日の箇所はマルコ福音書のはじめの部分であり この福音書は何について書くのか決定づける所です 特に

(1) イゼベル 彼にとっては ネバテの子ヤロブアムの罪のうちを歩むことは軽いことであった それどころか彼は シドン人の王エテバアルの娘イゼベルを妻にめとり 行ってバアルに仕え それを拝んだ (1 列 16:31) 1オムリの子アハブは イゼベルと結婚し バアル礼拝をイスラエルに導入した 2 預言者

ダニエル書は終末についてどのように語っているか No.2 御使いガブリエルが告げた 七十週 の預言 聖書箇所 9 章 20 節 ~27 節 はじめに 前回はダニエル書 2 章から バビロンの王ネブカデネザルの見た正夢に ついて学びました その正夢は終わりの日に起こることを示されたものでした ダニエル

Rev 17:2 地の王たちは この女と不品行を行い 地に住む人々も この女の不品行のぶどう酒に酔ったのです (1) 大淫婦と不品行 1 旧約聖書では 淫婦 は 偽の宗教 を象徴する言葉である 2 淫行 は 偶像礼拝を象徴する言葉である 霊的姦淫である * 通常は 真の神を信じると告白しながら 偶像

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2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

(2) ケンクレヤにある教会に属していた 1コリントの南東 11 キロのところにある港町 2コリントの東の港としての役割を果たした アジア方面の交易のための港 * 西の港は カイオン 両港の間の距離は 8 キロ 3パウロは 第 2 回伝道旅行でここを訪れている 4 誓願が成就したのを記念して そこで

牧会の祈り

2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必

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* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

一 マリヤへの恵みある教会に 何かというと 恵まれた女よ おめでとう と言う人がいました 女性のための聖書のクラスで 誰かが正しい答えを言ったら 恵まれた女よ おめでとう 感謝なことの証しをしたら 恵まれた女よ おめでとう 誰かが牧師に祈ってもらっている姿を見たら 恵まれた女よ おめでとう 彼女はい

24:24 それで わたしたちの仲間が数人 墓に行って見ますと 果して女たちが言ったとおりで イエスは見当りませんでした 24:25 そこでイエスが言われた ああ 愚かで心のにぶいため 預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ 24:26 キリストは必ず これらの苦難を受けて その栄光に入

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

は歯が痛くなるとズキンズキンとして何をしていても繰り返し襲って来る痛みに悩まされますが そのように 絶えず痛みがある と言わずにいられないような痛みを感じ続けていた 一体それはどんな悲しみ 痛みだったのでしょうか それが同胞ユダヤ人の不信仰に関することでした パウロがどんなに同胞 同国人のことを思っ

5. 章節は後代に付加せられたもので 聖書記述者の考えや霊感は反映されていな いので注意が必要 Ⅰ イエスによる預言 (42~46) 1. マタイ 21:42 は詩篇 118:22 預言からの引用 家を建てる者たちの見捨てた石 それが礎の石になった これは主のなさったことだ 私たちの目には 不思議な

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このメッセージは ヨセフとキリストに起こったことは私たちにも起こることを学ぼうとする ものである Ⅰ. 第 1のステップ正直な性格 (2 節 ) 1. ヨセフは 17 歳 (1) ビルハの子ら ( ダン ナフタリ ) (2) ジルパの子ら ( ガド アシェル ) (3) ヤコブは レアの子ら ( ル

2017 年 2 月 21 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 1. はじめに (1) 預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ 1 預言書を書いた預言者 (the writing prophet) * 王国が南北に分裂して以降

5 節ごとに 洗礼者ヨハネ 殺される 6:14-15 ( そして ) イエス ( 彼 ) の名が知れ渡ったので ヘロデ王の耳にも入った 人々は言っていた 洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ だから 奇跡を行う力が彼 ( のうち ) に働いている そのほかにも 彼はエリヤだ と言う人もいれば 昔

ヘブル人への手紙1章


* オバデヤがヨエルやエレミヤよりも前の預言者であることを考えると 前者の可能性が高いと思われる * オバデヤ書は 前 845 年前後に執筆されたと考えてよいだろう 4オバデヤは 小預言書の 12 人の預言者の中で最初に登場する預言者である (4) オバデヤ書のテーマ 1イスラエルに敵対する不信仰な

2018 年 2 月 4 日 ( 日 ) 5 日 ( 月 ) 29 回 善行の勧めと信仰上の勧め 善行の勧めと信仰上の勧め ヘブル 13:1~17 1. はじめに (1) この手紙は ユダヤ教への回帰を考えていた第 2 世代のメシアニック ジューたちを励ますために書かれた 1 教理的学び 2 学んだ

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Microsoft Word - ◎中高科

(3) まっすぐにしなさい 1 されば衰へたる手 弱りたる膝を強くし ( 文語訳 ) 2ギリシア語の アノルソオウ である 上げる まっすぐにする 強くする 3ルカ 13:13(18 年も病の霊につかれ 腰が曲がって 伸ばすことができない ) Luk 13:13 手を置かれると 女はたちどころに腰が

ったその初代皇帝であります そして クレニオは今まで 紀元後 7 年から 9 年までの総督である とされていましたが 最近の歴史的文献によりますと それは 2 回目の統治であったということが わかりました 紀元前にも総督になった時があったのです ルカがこの福音書を テオピロという おそらくはローマの

Ⅰ. 管理人の不正の発覚 (1~2 節 ) 1.1 節 a Luk 16:1 イエスは 弟子たちにも こういう話をされた (1) イエスは 弟子たちに話している 1これは 弟子訓練のためのたとえ話である 2 聴衆が誰かを判断することが たとえ話の解釈のために重要である (2) その周りで パリサイ人

Ⅱ. 信仰生活の再建 : エズラの指導 (7~10 章 ) 1. エルサレムに到着するエズラ (7~8 章 ) 2. 民の罪を告白するエズラ (9 章 ) 3. 国を清めるエズラ (10 章 ) 結論 : 私たちへの適用 1. 悔い改めの力 2. みことばの力 エズラ記を通して リバイバルの原則につ

07/06/17  礼拝メッセージ  近藤修司 牧師

3 章 蝮の裔よ ( ルカ 3:7~14) ルカ福音書講義 (15) そこで 彼から洗礼を受けよう 1) として出て来た民衆 2) に彼は言った 3) 蝮 の裔よ 4) 誰があなた方に 来るべき怒り 5) から逃れるように教えたのか 8 さ あ 悔い改め 6) にふさわしい

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

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牧会の祈り

幸せに見せているようで幸せではない いや その見せているところが表面的で 偽善的であるた め 心の底では全く幸せではないことに気づき 落ち込んでしまうということですね 1B 神の子 救い主を豪語する独裁者 1-5 これは イエスがお生まれになった時の状況でもそうでありました 1 4 節を読んでみまし

受胎告知 ( ルカ 1:26-38) ルカ福音書講義 (3) か月目 1 に み使いガブリエルが神からナザレ 2 という名のガリラヤの町に遣わされた 27 ダビデの家の出 3 でヨセフという名の男と婚約中 4 のおとめのもとにである おとめの名はマリヤ 5 といった

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束の地カナンに入ることが許されなかった 9 死を前にして ヨシュアを後継者に任命し 120 歳でモアブのネボ山で死んだ 10 モーセという人は 地上のだれにもまさって非常に謙遜であった ( 民数記 12:3) 11 自分を しもべとして神の家全体のために忠実でした ( ヘフ ル 3:5) 新約聖書に

よと言っておられます あなたが思っているような安定した生活を送ることはできない 心地よい生活ではない 狐や空の鳥以下の生活であると なぜイエス様ともあろう大先生の生活がこういうものなのでしょう その答えは一言で言えば 私たちのため ということです マルコの福音書 10 章 45 節 : 人の子も 仕

キリスト教の発展 2016

牧会の祈り

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癒しの業と宣教 ( ルカ 4:38~44) 1) ルカ福音書講義 (23) 章 38 イエス 2) は会堂から立ちあがり シモンの家 3) に入った シモンのしゅうとめが 高熱 4) で苦しめられており 彼らは 5) 彼女のことをイエス 6) に願った 39 彼は彼女の枕

子たちも オリーブ山から神殿を眺めて これはまあ 何とみごとな石でしょう 何とすばらしい建物でしょう ( マルコ 13:1) と感嘆の声を挙げました しかし イエス様は この大きな建物を見ているのですか 石がくずされずに 積まれたままで残ることは決してありません ( マルコ 13:2) と言われたの

2016 年 2 月 14 日川越教会 すべての民と共に 加藤享 [ 聖書 ] ローマの信徒への手紙 15 章 7~13 節だから 神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れてくださったように あなたがたも互いに相手を受け入れなさい わたしは言う キリストは神の真実を現すために 割礼ある者たちに

これを聞いたマリヤは すっかりとまどい このあいさつはどういう意味だろうと考えました すると御使いが言いました こわがらなくてもいいのです マリヤ 神さまがあなたに 素晴らしいことをしてくださるのです あなたはすぐに身ごもり 男の子を産みます その子を イエス と名付けなさい 彼は非常に偉大な人にな

(2) ダビデの最後の言葉 (23:1~7) サムエル記第二を通して ダビデの生涯の意味について考える Ⅰ. 権威ある座に上るダビデ (1~10 章 ) 1. サウルとヨナタンの死 (1:1~27) (1) 主によって開かれた扉 1 試練の中にありながら ダビデはすべての状況を主に委ねていた 2 彼

第二に 聖さを得るために 私たちはすべての人との平和を追い求めなければなりません 私たちの思いの内にある敵対心や闘争心などを放っておかず 平和的に生きるように努めなければなりません へブル書の著者は このことについて 非常に厳しく警告しています 私たちが神の聖さにあずかる者とならない限り 主を見るこ

Heb 11:23 信仰によって モーセは生まれてから 両親によって三か月の間隠されていました 彼らはその子の美しいのを見たからです 彼らは王の命令をも恐れませんでした (1) この節は モーセの信仰ではなく モーセの両親の信仰を記録している 1 彼らは その子の美しいのを見た * ギリシア語で ア

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マタ 2:1~12 1. はじめに (1) 文脈の確認 1 皇帝アウグストによる人口調査の勅令 2ベツレヘム滞在中の出産 3 羊飼いたちへの告知 4エルサレム上り ( 誕生後の 40 日間の出来事 ) (2) きょうの箇所 1 ( イエスの誕生が公けに影響を持ち始める ) 2. アウトライン (1) 博士たちのエルサレム訪問 (1~2 節 ) (2) ヘロデ王の応答 (3~8 節 ) (3) 博士たちによる幼子の礼拝 (9~12 節 ) 3. メッセージのゴール (1) ヘロデ王とイエスの対比 (2) 宗教的指導者たちと博士たちの対比 このメッセージは イエスがもたらす 2 分について学ぼうとするものである Ⅰ. 博士たちの訪問 (1~2 節 ) 1.1 節 イエスが ヘロデ王の時代に ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき 見よ 東方の博士たちがエルサレムにやって来て こう言った (1) ヘロデ王の時代 1ヘロデは ユダヤ人とイドマヤ人の混血である 2 彼はユダヤ教に改宗した 定義的にはユダヤ人である 3 前 37 年にローマの認定を受けてユダヤの王となった * クリエンテストとパトロヌスの関係 ( 相互扶助関係 ) (2) ユダヤのベツレヘム 1

1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 31880 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている (3) 東方の博士たち 1マゴス ( 複数形はマゴイ ) マジシャンの語源 2 天文学者 占星術師 医師 祭司 賢人 ( ペルシヤ アラビアなど ) 3ダニ 2:49 そこで王は ダニエルを高い位につけ 彼に多くのすばらしい贈り物を与えて 彼にバビロン全州を治めさせ また バビロンのすべての知者たちをつかさどる長官とした 4 紀元 6 世紀に 3 人の名前が確定 * ギャスパー メルキオール バルタザル (4) エルサレム 1ユダヤの首都 2ヘロデによる神殿の拡張 3ヘロデの王宮があった町 2.2 節 ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか 私たちは 東のほうでその方の星を見たので 拝みにまいりました (1) 彼らを導いたのは 超自然的な星であった 1 最初は東から西に 次は北 ( エルサレム ) から南 ( ベツレヘム ) に移動した 2 最後は幼子イエスのおられた家の上にとどまった 3この星は シャカイナグローリー ( 神の栄光の光 ) である (2) ダニ 9:24~27 の預言 170 週の預言と呼ばれる 2メシア到来のタイムテーブルを提供している 3 当時 ユダヤ人の間にはメシア待望の雰囲気が高まっていた 4ペルシヤの賢人たちは ダニエル書の預言を知っていた (3) 民 24:17 の預言 2

私は見る しかし今ではない 私は見つめる しかし間近ではない ヤコブから一つの星が上り イスラエルから一本の杖が起こり モアブのこめかみと すべての騒ぎ立つ者の脳天を打ち砕く 1 異教の預言者バラムの預言 ( 彼はバビロンの占星術師である ) 2イスラエルを祝福する預言の中で ヤコブからひとつの星が上り と言った 3この預言がユニークなのは メシアの誕生と星を結び付けている点である 4 彼らは バラムの後継者たちである (4) エルサレムを目指して 1 彼らはミカ 5:2 の預言を知らなかった 2 ユダヤ人の王として生まれるなら 当然エルサレムであろうと判断した Ⅱ. ヘロデ王の応答 (3~8 節 ) 1.3 節 それを聞いて ヘロデ王は恐れ惑った エルサレム中の人も王と同様であった (1) 訳文の比較 1 それを聞いて ヘロデ王は恐れ惑った ( 新改訳 ) 2 ヘロデ王はこのことを聞いて不安を感じた ( 口語訳 ) 3 これを聞いて ヘロデ王は不安を抱いた ( 新共同訳 ) 4 ヘロデ王これを聞きて惱みまどふ ( 文語訳 ) (2) 恐れの理由 1 ユダヤ人の王 という言葉が問題である 2ヘロデの王としての正当性が否定された 3 事実 彼はユダ族ではないので イスラエル人の王となる資格はない 4 星の登場は 不吉の前兆である (3) エルサレム中の人も同様であった 1 特に 政治的 また宗教的指導者たち * そのほとんどがヘロデによってその地位を得ていた * 新しい王の到来によって 地位を追われる * イエスの最後の 1 週間の予表がある 2 一般民衆 3

* ヘロデの残酷さを体験していた * 老齢で病弱なヘロデは 何をしでかすか分からない 2.4~6 節 そこで 王は 民の祭司長たち 学者たちをみな集めて キリストはどこで生まれるのかと問いただした 彼らは王に言った ユダヤのベツレヘムです 預言者によってこう書かれているからです ユダの地 ベツレヘム あなたはユダを治める者たちの中で 決して一番小さくはない わたしの民イスラエルを治める支配者が あなたから出るのだから (1) ヘロデは真のユダヤ教徒ではない 1メシアの誕生を喜んでいない 2ミカ書の預言を知らない (2) 祭司長たちと学者たち 1 祭司長たちは 24 の祭司の組の長たちである 2 学者たちは 本来は書記 ( 公の記録や聖書の写本を書いたりする ) である * 彼らは 律法学者とも呼ばれる * 主にパリサイ派であるが サドカイ派にもいた 3これは サンヘドリンのことであろう *72 人の議員からなるユダヤの最高議会 * ユダヤ人の市民生活と宗教生活を統治した 4 回答はミカ書 5 章 2 節にあった (3) 引用内容の検討 ベツレヘム エフラテよ あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが あなたのうちから わたしのために イスラエルの支配者になる者が出る その出ることは 昔から 永遠の昔からの定めである ( ミカ 5:2 新改訳) ユダの地 ベツレヘムよ お前はユダの指導者たちの中で決していちばん小さいものではない お前から指導者が現れ わたしの民イスラエルの牧者となるからである ( マタ 2:6 新共同訳 ) 1 決して という言葉が入っている * 預言が成就し ベツレヘムが大いなる町となった 2 わたしの民イスラエルの牧者となる という言葉が入っている * エゼ 34 章の良き牧者 ( 主 の僕ダビデ ) の預言の成就 3 省略されている言葉がある 4

イスラエルの支配者になる者が出る その出ることは 昔から 永遠の昔からの定めである 4 通常の引用法は ギリシア語の旧約聖書 ( 七十人訳 ) からである 5マタイは 自分で意訳して引用している オリジナルに解釈を加えたもの 6ユダヤ人は オリジナルを知っていたので マタイの意図を理解した 3.7~8 節 そこで ヘロデはひそかに博士たちを呼んで 彼らから星の出現の時間を突き止めた そして こう言って彼らをベツレヘムに送った 行って幼子のことを詳しく調べ わかったら知らせてもらいたい 私も行って拝むから (1) 自らの意図を隠すために ひそかに博士たちを呼んだ 1 星の出現の時間を突き止めた 2 幼子の誕生の時期を確かめ 何歳くらいになっているかを推測するため (2) ヘロデは嘘をついている 1 彼は 幼子を抹殺しようとしている 2 もし神の介入がなかったなら そうなっていたであろう Ⅲ. 博士たちによる幼子の礼拝 (9~12 節 ) 1.9~10 節 彼らは王の言ったことを聞いて出かけた すると 見よ 東方で見た星が彼らを先導し ついに幼子のおられる所まで進んで行き その上にとどまった その星を見て 彼らはこの上もなく喜んだ (1) シャカイナグローリーが彼らを導いた 1 町にではなく 家に導いた (2) 星が再び現れたので 彼らは非常に喜んだ 1 神の御心のうちを歩んでいるという保証が与えられた 2.11 節 そしてその家に入って 母マリヤとともにおられる幼子を見 ひれ伏して拝んだ そして 宝の箱をあけて 黄金 乳香 没薬を贈り物としてささげた (1) ヨセフの一家は 家に移り住んでいた ( 時間の経過が感じられる ) 5

(2) これが 異邦人による最初のメシア礼拝である 1ユダヤ人による最初のメシア礼拝は 羊飼いたちが行った 2 敬意を表するために贈り物を捧げるのは 東方の習慣である * これは ユダヤ人の習慣でもある (3)3 つの贈り物 1 旧約聖書の伝統 * 黄金は王としての身分を * 乳香は神性を * 没薬は死を象徴するものである 2イエスは神であり 王であり そして贖いの死を遂げるメシアである 3この贈り物は エジプトに逃れるための資金となった 3.12 節 それから 夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので 別の道から自分の国 へ帰って行った (1) 博士たちは エルサレムに戻ることなく 別の道を通って国に帰って行った 1 メシアを守る神の御手 2 真実な信仰を持つ者には 神の守りと導きとが与えられる 3 悪人の意図は 破壊される 結論 : 1. ヘロデとイエスの対比 (1) ヘロデ 1ヘロデ大王 (Herod The Great) と呼ばれる * 建築家 * 政治家 外交官 2 大いなる罪人 * 重税と労役を民に課した * 年を取るに従って偏執狂になって行った * 愛妻マリアンメの 2 人の息子を殺害 ( アリストビュラスとアレキサンデル ) * マリアンメも殺した * 別の妻による息子アンティパテルも殺した * マリアンメの兄弟と母親を殺した ( アリストビュラスとアレキサンドラ ) 6

* マリアンメの祖父ジョン ヒルカノスも殺した 3 皇帝アウグストの言葉 ヘロデの息子 ( ヒュイオス ) になるよりは ヘロデの豚 ( ヒュス ) になった方がまだましだ (2) イエス 1 ユダヤ人の王 という言葉が再び登場するのは 十字架の場面である 2ヘロデは 33 歳で王となったが イエスはその年齢で十字架に付いた 3イエスの生涯は 羊飼いとしてのそれであった 4マコ 6:34 イエスは 舟から上がられると 多くの群衆をご覧になった そして彼らが羊飼いのいない羊のようであるのを深くあわれみ いろいろと教え始められた 5ゴルゴタにおいて 神の弱さが現れ出た 6イエスは 自己犠牲によって王としての務めを全うした 71 コリ 1:21~25 事実 この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは 神の知恵によるのです それゆえ 神はみこころによって 宣教のことばの愚かさを通して 信じる者を救おうと定められたのです ユダヤ人はしるしを要求し ギリシヤ人は知恵を追求します しかし 私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えるのです ユダヤ人にとってはつまずき 異邦人にとっては愚かでしょうが しかし ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても 召された者にとっては キリストは神の力 神の知恵なのです なぜなら 神の愚かさは人よりも賢く 神の弱さは人よりも強いからです 2. 宗教的指導者たちと博士たちの対比 (1) メシア誕生の地を知りながら 行動に移そうとしない人々 1 宗教家や 宗教熱心な人が陥りやすい欠点である (2) 東方の博士たち 1 大いなる犠牲を払って メシアを礼拝した * 時間の犠牲 危険を冒した 財産を消費した * 彼らは そのような犠牲を惜しまなかった 2イエスというお方の価値を認めていた 3 聖書研究から日本の霊的覚醒 ( 目覚め ) が * イエス キリストの再発見 7

* 福音の再発見 8