第 2-16 表 化学機動中隊の現況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 方 面 配 置 消 防 署 中 隊 名 第一方面 赤 坂 赤 坂化学機動中隊 第二方面 大 井 大 井化学機動中隊 第五方面 本 郷 本 郷化学機動中隊 第六方面 千 住 千 住化学機動中隊 第七方面 城 東 大 島化

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目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

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協定の資料 1. 番号の付け方 災害応急対策時に, 各部及び各班で利用する資料が分かるよう, 下記の規定で番号を付ける 部班連番 基準 A1 1 A: 統括部 1. 本部班 2. 情報分析班 3. 情報記録班 4. 広報班 5. 財政班 6. 渉外班 E: 建設部 1. 建設総務班 2. 応急仮設住

○宇城広域連合●●条例

2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

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あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか


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避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

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(案)

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

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大雪警報発表時の対応暴風警報等と異なり 大雪の場合は大雪警報が解除された後も積雪の状況により登園が困難になることも想定されるため 各園の判断で臨時休園等の措置をとります その際 幼稚園敷地内の適切な場所を観測地点として その場所の積雪量が一定基準 ( 大雪警報に準じて20センチメートル程度 ) に達

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目 次 はじめに 市町村の責務と各人の避難行動の原則 市町村の責務 各人の避難行動の原則 避難行動 ( 安全確保行動 ) の考え方 避難の目的 避難行動 立ち退き避難が必要な災害の事象

Transcription:

2-5 特殊災害対策 1 危険排除等危険排除等として扱われている活動とは 危険物や NBC(Nuclear( 放射性物質 ) Biological( 生物剤 ) 及び Chemical( 化学剤 )) 等の危険性を有する物質が漏洩した場合に 火災の発生防止及び人的被害の軽減を図るための必要な措置を行うことや 自然現象による危険を排除することなどを含む消防活動をいいます 平成 28 年中の危険排除等活動件数は 5,773 件で 特に危険物に係るもの 2,134 件 (37.0%) ガスに係るもの 691 件 (12.0%) 電気に係るもの 259 件 (4.5%) が多数を占めています また 都内には危険物や NBC 等の危険性を有する物質などを貯蔵し取り扱っている施設が数万施設あり さらに車両によりこれらの物質が多量に運搬されています 危険物や NBC 等の危険性を有する物質に 関係する災害に対処するため 質量分析装 置をはじめとする各種資器材を積載し 危 険物や NBC 等の危険性を有する物質に関す る専門研修を修了した隊員により編成し た第三及び第九消防方面消防救助機動部 隊並びに化学機動中隊 9 隊を配備していま す さらに危険物 毒 劇物 放射性物質 などの専門家と協定を結び災害現場にお いてアドバイスを受ける体制を整備して います 写真 55 NBC 災害現場で活動中の専門部隊 第 2-5 図 ( 件 ) 危険排除等の推況 第 2-6 図 平成 28 年中の危険排除等の件数 7000 6500 6000 5500 5000 4500 4000 6300 6148 6441 6389 5908 6199 5844 5694 5773 5432 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 ( 年 ) その他 2370, 件 41% 毒物劇物 147 件 3% 危険排除件数 5,773 件 火気取扱 172 件 3% 電気 259 件 4% 危険物 2134, 件 37% ガス 691 件 12%

第 2-16 表 化学機動中隊の現況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 方 面 配 置 消 防 署 中 隊 名 第一方面 赤 坂 赤 坂化学機動中隊 第二方面 大 井 大 井化学機動中隊 第五方面 本 郷 本 郷化学機動中隊 第六方面 千 住 千 住化学機動中隊 第七方面 城 東 大 島化学機動中隊 第八方面 三鷹三鷹化学機動中隊東村山東村山化学機動中隊 第九方面 福 生 福 生化学機動中隊 第十方面 志 村 志村坂上化学機動中隊 2 水災東京には大小 127 の河川があり また ゼロメートル地帯といわれている低地帯があります このため 洪水や高潮による浸水等の危険性があるところは 重要水防箇所 ( 国土交通省が管理する河川 ) 及び 水防上注意を要する箇所 ( 東京都が管理する河川 ) として計 701 か所が指定されています 東京都における水災は 昭和 49 年以降幸いにも主要河川の決壊等大規模な水災はないものの 集中豪雨等による中小河川の護岸越水 低地浸水 急激な増水による被害等 いわゆる 都市型水害 が多くなっています 東京消防庁では の進路及び降雨量などの気象状況の変化に注目し 水災の発生が予想される場合には直ちに水防態勢などを整えて水災に対応できるようにしています また 水災の早期警戒及び活動体制の確立などに反映させるため 東京都災害 情報システム及び防災情報提供システム ( 気象庁提供 ) による気象情報や河川水位情報等を受信する体制を整え 情報活用体制の強化を図っています 大雨やなどに関する気象状況 災害状況に応じ 次の区分により水防態勢及び水防非常配備態勢を発令し 水災に対処しています ⑴ 水防態勢水防態勢は 次の基準により発令し 水防情報を収集分析し 水防非常配備態勢に備えるものです ⑵ 水防非常配備態勢水防非常配備態勢は 次の基準により発令し 勤務時間外の消防職員及び消防団員を招集するなどして水防活動を実施するものです

第 2-17 表 発令基準等 発令者発令基準 警防副本部長 方面隊長 署隊長 1 の進路が東日本に予想された場合において 情報収集体制の強化を必要と認めたとき 2 東京湾内湾に津波警報が発表されたとき 3 気象状況その他の事象により情報収集体制の強化を必要と認めたとき 1 所管区域で大雨警報又は洪水警報が発表された場合において 情報収集体制の強化を必要と認めたとき 2 気象状況その他の事象により 情報収集体制の強化を必要と認めたとき 1 管轄区域に大雨警報又は洪水警報が発表されたとき 2 気象状況その他の事象により 情報収集体制の強化を必要と認めたとき 第 2-18 表 警防本部長が発令するもの 区分発令基準配備人員 水防第一非常配備態勢 水防第二非常配備態勢 水防第三非常配備態勢 水防第四非常配備態勢 1 の進路が東日本に予想される場合又は東京地方に高潮注意報が発表された場合において 被害の発生が予想され 又は発生したとき 2 東京湾内湾に大津波警報が発表されたとき 3 気象状況その他の事象により 被害の発生が予想され 又は発生したとき 1 が関東地方に接近すると予想される場合又は高潮警報若しくは暴風警報が発表された場合において 相当の被害の発生が予想され 又は発生したとき 2 気象状況その他の事象により 相当の被害の発生が予想され 又は発生したとき 1 が東京地方に接近した場合又は高潮警報若しくは暴風警報が発表された場合において 大規模な被害の発生が予想され 又は発生したとき 2 東京消防庁管下区市町村のいずれかに大雨特別警報 高潮特別警報又は暴風特別警報が発表されたとき 3 気象状況その他の事象により 大規模な被害の発生が予想され 又は発生したとき 1 東京消防庁管下全域に大雨特別警報又は暴風特別警報が発表されたとき 2 気象状況その他の事象により 甚大な被害の発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員及び発令時に勤務している所要の職員 当番の職員並びに当番以外の職員のおおむね 3 分の 1 及び所要の消防団員 ( 以下 団員 という ) 当番の職員並びに当番以外の職員のおおむね半数及び所要の団員 全職員及び全団員

第 2-19 表 方面隊長が発令するもの 区分発令基準配備人員 水防第一非常配備態勢 水防第二非常配備態勢 1 所管区域に大雨警報又は洪水警報が発表された場合において 被害の発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員及び発 2 水道管の破裂 水門の故障等による出水により 令時に勤務している被害の発生が予想され 又は発生したとき 所要の職員 3 気象状況その他の事象により 被害の発生が予想され 又は発生したとき 1 所管区域に大雨警報 洪水警報又は土砂災害警戒情報が発表された場合において 相当の被害の発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員並びに 2 河川の増水 越水 水道管の破裂 水門の故障等当番以外の所要の職による出水により 相当の被害の発生が予想され 員及び団員又は発生したとき 3 気象状況その他の事象により 相当の被害の発生が予想され 又は発生したとき 第 2-20 表 署隊長が発令するもの 区分発令基準配備人員 水防第一非常配備態勢 水防第二非常配備態勢 1 管轄区域に大雨警報又は洪水警報が発表された場合において 被害の発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員及び発 2 水道管の破裂 水門の故障等による出水により 令時に勤務している被害の発生が予想され 又は発生したとき 所要の職員 3 気象状況その他の事象により 被害の発生が予想され 又は発生したとき 1 管轄区域に大雨警報 洪水警報又は土砂災害警戒情報が発表された場合において 相当の被害の発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員並びに 2 河川の増水 越水 水道管の破裂 水門の故障等当番以外の所要の職による出水により 相当の被害の発生が予想され 員及び団員又は発生したとき 3 気象状況その他の事象により 相当の被害の発生が予想され 又は発生したとき

3 水防活動平成 28 年中 東京消防庁では水防態勢を 13 回 水防第一非常配備態勢を 9 回 水防第二非常配備態勢を 1 回 ( 方面隊及び署隊単位を含む ) 発令し 水防活動を実施しました 被害状況及び水防活動状況については 第 2-21 表のとおりです 水防活動に出場して被害の軽減に努めた消防職 団員は 延べ 1,629 名です 写真 56 河川の溢水

水災件数 0 13 0 5 3 1 1 6 201 0 1 0 1 232 被建物被害(棟数)一部損壊 1 13 1 15 施設被害害状(箇所)況その他 1 1 40 1 43 人的被害(人)作業状況防活動状況第 2-21 表 東京消防庁管内における水防活動 ( 平成 28 年中 ) 平成 29 年 4 月 1 日集計 平成 28 年 月 日 水 防 活 動 態 勢 発生 ( 発令 ) 事由 3 月 28 日 水防態勢 7 月 14 日 水防第一 2 日 5:40 水防態勢 大雨洪水警報等 2 日 11:04 10 日 16~ 17 日 水防第一 7 号 18 日 大雨洪水警報等 20 日 22 日 水防第二 9 号 23 日 水防態勢 大雨洪水警報等 29~ 30 日 10 号 9 月 8 日 水防第一 13 号 9 月 20~ 21 日 16 号 合計 床 上浸水 3 2 29 34 床下浸水 3 4 2 1 109 119 地下階等浸水 3 1 2 11 17 全 壊 0 半 壊 1 1 道 路冠水 5 2 2 59 68 道路損壊 1 1 がけ崩れ 17 17 堤防決壊 0 越水 6 6 堤防損壊 1 1 死者 0 行方不明 0 傷者 1 1 誘導人員 3 16 19 水 防工法 1 1 1 57 60 救助人員 1 2 2 5 水救助作業 1 1 1 3 排水作業 4 3 3 1 4 43 1 59 警戒区域設定 13 13 避難誘導 0 流水障害 1 5 6 交通障害 2 2 他機関協力 10 10 その他 6 1 1 1 30 1 40 出場車両 ( 台 ) 27 9 3 1 1 11 206 1 2 261 出場 消防職員 114 39 13 4 5 47 858 4 8 1,092 人員 消防団員 10 527 537