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富山県金融経済クォータリー(2018年秋)

富山県金融経済クォータリー(2018年夏)

( 平成 31 年 1 月判断 ) 平成 31 年 1 月 財務省北陸財務局 富山財務事務所 富山市丸の内 1 丁目 5 番 13 号 ( 富山丸の内合同庁舎 5 階 ) TEL(076) ( 財務課直通 )

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 28 年 8 月 12 日 < 管内の経済動向 > ~28 年 6 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している 鉱工業生産 : 生産は一進一退となっている 個住 人宅 消着 費 : 個人消費は足踏

平成 31 年 1 月 17 日東北経済産業局 管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 ( 平成 30 年 11 月分 ) ~ 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに持ち直している ~ 鉱工業生産 : 個人消費 : 住宅着工 : 公共投資 : 設備投資 : 持ち直しの動きとなっている足踏み状態とな

管内 ( 東北 6 県 ) の経済動向 平成 27 年 1 月 15 日 < 管内の経済動向 > ~26 年 11 月の経済指標を中心として ~ 全体の動向 : 緩やかな持ち直し傾向にあるものの 一部に弱い動きがみられる 鉱工業生産 : 生産は一進一退で推移している 個人消費 : 持ち直し傾向にある

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 平成

1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復しつつある 項目前回 (3 年 4 月判断 ) 今回 (3 年 7 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 緩やかに回復しつつある ( 注 )3 年 7 月判断は 前回 4 月判断以降 足下 (7 月末 ) の状況までを含めた期間で判断して

各商品の動きについて 新規出店を含めた全店ベースの前年比でみると 衣料品の減少と飲食料品の増加がここ数年のトレンドとして定着しており 7 年も衣料品は減少し 飲食料品は増加した 衣料品が減少傾向にあるのは 販売形態の多様化により 購入先として衣料品専門店や通販 インターネットショッピングなどの選択肢

October vol

1. 総論 総括判断 県内経済は 回復しつつある 項目前回 (29 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断緩やかに回復しつつある 回復しつつある ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 29 年 1 月判断以降 3 年 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判

月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

2911金融経済概観

1. 総論 総括判断 県内経済は 緩やかに回復している 項目前回 (3 年 1 月判断 ) 今回 (3 年 4 月判断 ) 総括判断 平成 28 年 (216 年 ) 熊本地震の影響が一部に残るものの 緩やかに回復している 緩やかに回復している 前回比較 ( 注 )3 年 4 月判断は 前回 1 月

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断 一部に弱い動きがみられるものの 緩やかに改善 緩やかに改善 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 生産緩やかな上昇傾向 ( ) 2 か月 個人消費足踏み状態 緩やかな持ち直しの動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 18 か月ぶり ) 設備投

東京都の経済情勢報告 平成 31 年 1 月 30 日 財務省関東財務局 東京財務事務所 掲載した経済指標等については速報値を含む

個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売高 スーパー売高は 全店ベースで前年同期を 年 月期の個人消費関連 は スーパー売高が 全店ベース ( 前年同期比.% 増 ) は 新規出 回り 既存店ベースは 前年同期を下回る 百貨店売高は前年同期を回る 店効果などにより 前年同期を回 りました 品目


3003金融経済概観

最近の県内経済情勢は 回復しつつある 前回 (30 年 4 判断 ) 前回比較 今回 (30 年 7 判断 ) 総括判断回復しつつある 回復しつつある 総括判断の要点 個人消費は 百貨店 スーパーで底堅いものとなっており コンビニエンスストアで堅調となっているほか ドラッグストア販売で前年を上回って

県内経済は 緩やかに持ち直している なお 足下では 自動車向けなどの受注の増加や消費者マインドの改善の声が聞かれるなど 引き続き緩やかに持ち直している 総括判断 前回 ( 7-9 月 ) 持ち直しつつある 今回 ( 1-12 月 ) 緩やかに持ち直している 前回比較 足下の動き自動車向けなどの受注の

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1 ( ) 4.1% 4.4% 4.% 1 ( ) 1.2%( ) 1.6% 3.8% 1( ) 5.6% 4, % 8 6.5% % 2 4.3% 47.8% 18.8% % 13 2, % 2.2% 13.% 218 ( ).

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 22 か月 生産高水準で推移 13 か月 個人消費持ち直し 5 か月 設備投資増加 9 か月 公共投資一服感増加の動き ( ) 1 か月 住宅投資一進一退の動き 7 か月 貿易輸出 輸入とも前年を上回る - 雇 用 着実に改善しており 労働需給の引き締

令和元年 7 月 22 日 北陸地域の総合経済動向 ~ 一部に弱い動きがみられるものの 改善している ~ 経済概況 令和元年 5 月指標を中心として 鉱工業生産指数は 高水準で推移しているものの 一部に弱い動きがみられる 個人消費は 持ち直している 設備投資は 高水準で横ばいとなっている 住宅投資は

金融経済概観2909

2809金融経済概観

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 2 か月 生産高水準で推移 11 か月 個人消費持ち直し 3 か月 設備投資増加 7 か月 公共投資堅調 一服感 ( ) 1 か月 ( 下方修正は 14 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の動き 5 か月 貿 易 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回る 輸

九経マンスリー ( 平成 3 年 2 月 ) 平成 3 年 4 月 12 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続のマイナス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要が

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九経マンスリー ( 平成 29 年 11 月 ) 平成 3 年 1 月 16 日経済産業局 今月の管内経済動向 : 地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は13 か月連続のプラス 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

<4D F736F F D2089AB93EA8CA78C6F8DCF82CC E82CC89F18CDA82C E82CC D CC816A>

平成10年7月8日

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 18 か月 生産高水準で推移 9 か月 個人消費緩やかに持ち直し 持ち直し ( ) 1 か月 ( 上方修正は 1 か月ぶり ) 設備投資増加 5 か月 公共投資持ち直しの動き 堅調 ( ) 1 か月 ( 上方修正は 7 か月ぶり ) 住宅投資一進一退の

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

1. 総論 総括判断 県内経済は 平成 7 月豪雨の影響を受けたものの 全体では緩やかに回復している 項目前回 ( 平成 7 月判断 ) 今回 ( 平成 1 月判断 ) 総括判断 平成 7 月豪雨前は 緩やかに回復していたが 現時点では まずは豪雨による地域への影響全体について十分に把握する必要があ

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 17 か月 生産高水準で推移 8 か月 個人消費緩やかに持ち直し 1 か月 設備投資増加 4 か月 公共投資持ち直しの動き 7 か月 住宅投資一進一退の動き 2 か月 貿 易輸出 輸入ともに前年を上回る 輸出は前年を下回り 輸入は前年を上回 る - 雇

1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

道南金融経済概況2018年7月(2018年7月2日公表分)

Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 全国 18 年度計画 全

(2) 住宅投資 住宅投資は 横ばい圏内で推移している 新設住宅着工戸数の内訳をみると 持家は 増加に転じてきている 貸家 や分譲は 水準を切り下げている (3) 設備投資設備投資は 受注や収益の好調を背景に水準を切り上げている 建設投資の先行指標である建築着工床面積 ( 非居住用 ) は 振れがあ

< 判断の推移 > 前月今月期間 総括判断改善 16 か月 生産高水準で推移 7 か月 個人消費緩やかに持ち直し 9 か月 設備投資増加 3 か月 公共投資持ち直しの動き 6 か月 住宅投資弱含み 一進一退の動き ( ) 1 か月 ( 上方修正は 34 か月ぶり ) 貿易輸出 輸入ともに前年を上回る

Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 持ち直しの動きが弱まる 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) 17 年度実績 18 年度計画 ( 単位 :%) 18 年度計画 全産業 3.9

関西経済レポート (2019 年 9 月 ) 令和元年 (2019 年 )9 月 30 日 ~ 輸出減少が継続 インバウンド消費はプラスの伸びを維持 ~ 足元の経済情勢と当面の見通し 関西経済は輸出 生産が斑模様であるが 内需が下支えとなり底堅く推移している 企業部門では 輸出は中国経済の減速等によ

個人消費 ( やや良い ) スーパー 百貨店売上高 スーパー売上高は全店ベース 既存店ベース 年度の個人消費関連では 前年度比 前年同月比 ともに前年度を上回る 百貨店売上高は前年度を上回る スーパー売上高 全店ベース ( 前年百貨店売上額 度比.8% 増 ) は 新規出店効果などにより 食料品 (

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

高値となった後 下がり始めた 前述の通り CI 一致指数は 生産や雇用など様々な経済指標を統合し算出されている そのため CI 一致指数の上昇 下降にどの指標 が寄与しているのかについても 内閣府は詳細に発表している 表 1は 各指標がCI 一致指数に対してプラスに寄与したのか マイナスに寄与したの

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第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

グラフで見る関西経済

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平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

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道南金融経済概況2018年9月(2018年9月7日公表分).docx

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九経マンスリー ( 平成 3 年 8 月 ) 平成 3 年 1 月 1 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月ぶりの増加 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要

平成22年7月30日

関西の景気動向 2013 年 11 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直しのペースがひところと比べて鈍化している 輸出 ( 円ベース )

九経マンスリー ( 平成 3 年 9 月 ) 平成 3 年 11 月 12 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月連続の増加 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

関西の景気動向 2013 年 5 月株式会社日本総合研究所調査部関西経済研究センター 1. 景気の現状関西の景気は 持ち直している 輸出は 円安が進み 米国経済も回復基調をたどるなど 環境が

Monthly San-in Economy グラフでみる経済動向 1. 公共投資 2. 設備投資 総じて弱い動き 公共工事請負額 ( 対前年比 ) 全産業 全産業で前年度を上回る計画 設備投資額 ( 対前年度比 ) ( 単位 :%) 16 年度 17 年度 18 年度 実績 実績 実績 計画 29

道南金融経済概況30年11月(2018年11月6日公表分)

雇用の現状_季刊版2014年夏号

平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

資料1

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

富山県金融経済クォータリー2011年春

平成22年7月30日

道南金融経済概況2018年10月(2018年10月1日公表分)

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2907金融経済概観

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

中小企業の動向

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

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管内経済概況判断の推移 ( 平成 年 月現在 ) 発表 月 月 月 月 月 月 月 前月との判断比較 総 括判断 持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している持ち直している 全 国 景気は 一部に改善の遅れ もみられるが 緩やかな回 復基調が続いている 景気は 緩やかな回復

2017年夏のボーナス見通し

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ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

実体経済 物価 (1) 現状判断 関連統計の動き 生産 輸出 増加している 増加している 鉱工業生産は 4~6 月に続き 7~9 月も前期比増加した後 10 月は小幅ながら前月比減少した 業種別にみると 輸送機械は 自動車部品を中心に緩やかに増加している 電子部品 デバイス はん用 生産用機械 (

九経マンスリー ( 平成 3 年 7 月 ) 平成 3 年 9 月 12 日九州経済産業局 今月の管内経済動向 : 九州地域の経済は 緩やかに改善している 生産は横ばい傾向 輸出は 2 か月ぶりの減少 個人消費は持ち直している 雇用情勢は改善している 国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必

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[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

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社団法人日本生産技能労務協会

新規文書1

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

1. 世界経済 (1) 世界経済の成長率は 216 年度第 1 四半期をボトムに上昇 先行きも緩やかに伸びを高める見通し ( 前年比 寄与度 %) 平均成長率 (198 年 ~217 年 ):+3.5% IMF 予測 IMF 予測 ( 前年比 %) 17 年

管内経済概況判断の推移 ( 平成 年 月現在 ) 発表 月 平成 年 月 月 月 月 月 月 前月との判断比較 総 括判断 持ち直している 持ち直している 持ち直している 持ち直しているものの 足 下に北海道胆振東部地震の 影響がみられる 北海道胆振東部地震の影響により 一部に弱さがみられる 北海道

Transcription:

新潟県の経済動向 ~ 平成 2 年を振り返って ~ 概況 平成 0 年 月 1 2 日新潟県総務管理部統計課 平成 2 年の県内経済を振り返ると 海外経済が緩やかに回復する中 企業活動に改善の動 きがみられるなど 緩やかに持ち直した 1 年であった 年前半は 生産が緩やかに持ち直し 雇用は前年に引き続き有効求人倍率が高水準で推移し たものの 個人消費は弱い動きが続いた 年後半は 設備投資や生産が持ち直し 企業収益や 景況感に改善の動きがみられる中 個人消費は 持ち直しの動きがみられた これを個別にみると 個人消費 物価は 百貨店 スーパー販売額については 年前半は 衣料品で弱い動きが続き 前年を下回ったが 年後半は 食料品の物価上昇などにより 飲 食料品の販売額が増加し 前年を上回って推移した 乗用車新規登録 届出台数は 新車投 入効果などで軽乗用車がけん引し 前年を上回った 物価は 原油価格上昇の影響により ガソリンや灯油価格などが上昇し 前年を上回った 住宅投資は 年前半は 持家と分譲が減少し 年後半は 貸家が前年に相続税対策や住宅 ローン金利の低下で大きく増加していた反動により減少し 通年で弱い動きとなった 設備投資は 製造業は大規模な効率化投資や受注好調に伴う能力増強投資などから増加計 画 非製造業でも新規出店計画の拡大や大規模設備の更新などから増加計画となっており 全産業で前年度を上回る計画となっている 公共投資は 2 年連続で前年を上回ったものの 経済対策の効果が一巡したことから 微 増にとどまった 生産は 年前半は 大型受注があった業種や 海外経済の緩やかな回復を受けた業種が寄 与し 上昇した 年後半は IT や自動車関連などで高い需要を獲得した業種が寄与し 高 水準を維持した 企業動向は 収益については 非製造業では 減益計画となっているものの 製造業では 増益計画であり 全体では 前年を上回る計画である 景況感は 日銀短観については 第 四半期は悪化したものの その後 四半期連続で改善した 企業倒産は 件数は増加した ものの 負債総額は低水準で推移した 雇用面では 有効求人倍率は 年間を通して高い水準で推移した 求人は 製造業や建設 業など多くの業種で増加した 新潟県総務管理部統計課担当 : 調査解析班石山 中澤電話 : 0 2 5-2 8 0-5 1 2 2 ( 内線 2447) ngt01010@pref.niigata.lg.jp - 1 -

個別指標の動向 1 個人消費 物価 ~ 年前半は弱い動きとなったものの 年後半は持ち直しの動きがみられた~ 百貨店 スーパー販売額は 通年では 全店ベースで前年比 0. 増となったが 既存店ベースでは前年比 1.4 減となった 全店ベースでは 第 第 四半期は 衣料品で弱い動きが続き 前年を下回った 第 四半期は 気温が上昇し 飲料やアイスなどの夏物商品が好調であったため 前年を上回った 第 四半期は 食料品の物価上昇や気温の低下により鍋物材料などの季節商品が好調であったことなどから 前年を上回った 1 8.0.0 4.0 2.0-2.0-4.0 -.0-8.0 百貨店 スーパー販売額 ( 前年同期比 ) 新潟県 ( 全店 ) 新潟県 ( 既存店 ) 全国 ( 全店 ) 資料 : 経済産業省 商業動態統計 乗用車新規登録 届出台数は 通年では 前年比 5.8 増となり 年ぶりに前年を上回った 第 四半期は 新車投入効果があった普通乗用車と小型乗用車がプラスに寄与し 前年を上回った 第 第 四半期は 新車投入効果や前年の燃費不正問題の反動増により 軽乗用車が増加し 前年を上回った 第 四半期は 引き続き軽乗用車がプラスに寄与したものの 無資格検査問題の影響による小型乗用車のマイナス寄与が大きかったため 前年を下回った 4 2 1 ポイント 乗用車新規登録 届出台数 ( 前年同期比 ) 軽乗用小型乗用普通乗用全国新潟県 -1-2 資料 : 国土交通省北陸信越運輸局新潟運輸支局注 : 折れ線グラフは前年同期比 棒グラフは対前年同期比における車種別寄与度 - 2 -

消費者物価指数 ( 生鮮食品を除く総合 ) は 前年比 0. 上昇し 2 年ぶりに前年を 上回った 原油価格上昇の影響により ガソリンや灯油 電気代などが年間を通して 上昇したことにより 前年を上回って推移した 105 104 10 102 101 100 8 7 5 消費者物価指数 資料 : 県統計課 新潟市消費者物価指数 生鮮食品を除く総合 ( 前年同期比 右目盛 ) 生鮮食品を除く総合総合 食料 エネルギーを除く総合 H27=100 4.0.0 2.0 1.0-1.0-2.0 -.0-4.0 2 住宅投資 ~ 貸家が減少し 弱い動きとなった~ 新設住宅着工戸数は 通年では 前年比 8. 減となり 年ぶりに前年を下回った 年前半は 持家と分譲がマイナスに寄与したことにより 減少した 年後半は 前年同期に相続税対策や住宅ローン金利の低下などで大きく増加していたことの反動により 貸家がマイナスに大きく寄与し 減少した 5 4 2 1-1 -2 - -4 ポイント 新設住宅着工戸数 ( 前年同期比 ) 持家 給与住宅 新潟県 資料 : 国土交通省 建築動態統計調査 注 : 折れ線グラフは前年同期比 棒グラフは対前年同期比における利用関係別寄与度 貸家 分譲住宅 全国 - -

設備投資 ~ 設備投資額が増加計画となり 持ち直した~ 建築着工床面積 ( 非居住用 ) は 通年では 前年比. 減となり 5 年連続で前年を下回った 年前半は 医療 福祉用 運輸業などがプラスに寄与したことにより 前年を上回った 年後半は 件数が減少したことに加えて 大型案件が減少したことにより 前年を下回った 10 8 4 2-2 -4 - -8-10 建築着工床面積 ( 非居住用 )( 前年同期比 ) 建築着工床面積 ( 実数 右目盛 ) 新潟県全国 万m2 0 50 40 0 20 10 0 資料 : 国土交通省 建築動態統計調査 日銀短観の設備投資額の平成 2 年度計画は 全産業では前年度を 4. 上回る計画である 製造業は 大規模な効率化投資や受注好調に伴う能力増強投資などがあり 前年度を上回る計画である 非製造業では 新規出店計画の拡大や大規模設備の更新などがあり 前年度を上回る計画である 4 2 1 日銀短観設備投資額 ( 前年度比 ) -1-2 - 全産業 製造業 非製造業 資料 : 日本銀行新潟支店 企業短期経済観測調査 注 1:2 年度は 月調査時点の計画値注 2:25 年度実績まで旧ベース 2 年度実績からは新ベースのため 新旧ベースは接続しない 年度 - 4 -

4 公共投資 ~2 年連続で前年を上回ったものの 微増にとどまった ~ 公共工事請負金額は 通年で前年比 0.1 増と 2 年連続で前年を上回ったものの 経済対策の効果が一巡したことから 微増にとどまった 第 四半期は 県の農地部 の件数が増加したことにより 前年を上回ったものの 第 四半期は 大型工事が減 少したことにより 前年を下回った 第 四半期は 上越市の水族館などの大型工事 があったことにより 前年を上回った 第 四半期は 件数は増加したものの 大型 工事が減少したことにより 前年を下回った 5 4 2 1-1 -2 - -4 ポイント 公共工事請負金額 ( 前年同期比 ) 国独立行政法人等県市町村その他新潟県全国 資料 : 東日本建設業保証株式会社新潟支店注 : 折れ線グラフは前年同期比 棒グラフは対前年同期比における発注者別寄与度 5 生産 ~ 年前半に上昇し 年後半は高水準を維持するなど 持ち直した ~ 鉱工業指数 ( 季節調整値 ) の推移をみると 生産指数は 年前半は はん用 生産 用 業務用機械工業で大型受注があったことや 海外経済の緩やかな回復を受けて 電子部品 デバイス工業や鉄鋼業で上昇した 年後半は IT や自動車関連などで高 い需要を獲得した業種が寄与し 高水準を維持するなど 持ち直した 出荷指数は 生産指数とほぼ同じ動きで推移した 在庫指数は 生産が持ち直したことにより上昇 傾向で推移したものの 第 四半期は設備点検等により 生産水準が下がった業種が あったことから低下した 0 115 H22=100 鉱工業指数 ( 季節調整値 ) 5 75 生産出荷在庫 ( 右目盛 ) 生産 ( 全国 ) 150 140 110 10 105 0 100 110 5 100 0 0 資料 : 県統計課 新潟県鉱工業指数 注 : 在庫指数の値は期末値 - 5 -

雇用 ~ 製造業や建設業など多くの業種で求人が増加し 改善した~ 有効求人倍率 ( 全数 季節調整値 ) は 第 四半期から第 四半期までは求人が製造業や建設業など多くの業種で増加したことに加え 求職が減少 ( プラスに寄与 ) したことにより上昇した 第 四半期は 求職が増加 ( マイナスに寄与 ) したものの 製造業 卸売業 小売業など多くの業種で求人が増加したことにより上昇した 平成 2 年平均の有効求人倍率は 1.50 倍 ( 原数値 ) で 平成 4 年 (1.51 倍 ) 以来 25 年ぶりの高い水準となった 1.0 倍 有効求人倍率 ( 季節調整値 ) ポイント 0.15 1.40 0.10 1.20 新潟県 5 1.00 0.80 全国 0-5 0.0 0.40 求職者数要因 ( 右目盛 ) 求人数要因 ( 右目盛 ) 資料 : 新潟労働局職業安定部 労働市場月報 注 1: 新卒を除きパートタイムを含む全数注 2: 折れ線グラフは有効求人倍率 棒グラフは有効求人倍率の推移における要因 -0.10-0.15 7 企業 ~ 経常利益は増益計画となり 企業の景況感も改善した~ 日銀短観の経常利益の平成 2 年度計画は 全産業では前年度を 1. 上回る計画である 製造業では ITや自動車関連需要の獲得などから 増益計画である 非製造業では 建設工事受注の減少懸念などから 減益計画である 5 4 2 1-1 -2 - -4-5 日銀短観経常利益 ( 前年度比 ) 全産業 製造業 非製造業 資料 : 日本銀行新潟支店 企業短期経済観測調査 注 1:2 年度は 月調査時点の計画値注 2:25 年度実績まで旧ベース 2 年度実績からは新ベースのため 新旧ベースは接続しない 年度 - -

企業の倒産件数 ( 負債総額 1 千万円以上 ) は 年間で 108 件と前年の 件から 件増加し 前年比で.1 増となり 4 年ぶりに 100 件を上回った 年間の負債総額は前年を上回ったものの 10 億円以上の大型倒産は1 件と前年の 件から減少し 1 件当たりの負債総額は前年を下回るなど 小口倒産が主体である 金融機関が融資先からの返済条件の変更要請に対し柔軟に応じており 企業倒産は抑制された状態が続いている 50 45 40 5 0 25 20 15 10 5 0 倒産件数と1 件当たり負債総額件億円 10 倒産件数 8 7 1 件当たり負債総額 ( 右目盛 ) 5 4 2 1 0 資料 : 東京商工リサーチ新潟支店 新潟県内企業整理 倒産状況 企業の景況感をみると 日銀短観の業況判断 D.I. は 月調査で非製造業が競争激化に伴う販売不振などにより悪化し 全体で 悪い 超幅が小幅拡大したものの 月調査では 製造業がITや自動車関連の旺盛な海外需要の獲得から改善し 悪い 超が大幅縮小した 続く 月調査では 良い 超に転化し 月調査では 良い 超幅が拡大し 四半期連続で改善した 中小企業業況判断 D.I.( 新潟県中小企業団体中央会 ) は 第 四半期は 商店街の不調などから悪化したものの 第 第 四半期は一般機器の受注が好調であったことなどから 2 四半期連続で大幅に改善した 第 四半期は人手不足の影響などから悪化した ポイント業況判断 D.I. 2 日銀短観全国 1-1 -2 全国 新潟 - -4 中小企業業況判断 DI 新潟 -5 年 年 調査月 期 資料 : 日本銀行新潟支店 企業短期経済観測調査 新潟県中小企業団体中央会注 : 日銀短観は 平成 2 年 月調査までは旧ベース 月調査は新旧ベース 平成 27 年 月調査から新ベースのため 新旧ベースは接続しない - 7 -