第 5 学年 外国語活動指導案指導者 長谷川 裕子 (HRT) 大本 武 (JTE) Sorya Meas (ALT) 1 日 時 平成 21 年 11 月 12 日 ( 木 ) 10:55~11:40 2 場 所 日浦中学校 LL 教室 3 単元名 What's this? クイズ大会をしよう 4 目 標 英語にも日本語の二字熟語と同じような言葉があることを知る ( 言語や文化に対する体験的理解 ) 英語表現に興味 関心をもち クイズを通して 積極的にコミュニケーションを図ろう とする ( 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度 ) クイズを通して英語の音声やリズムに慣れ親しみ 言葉を使ったコミュニケーションを 楽しむ ( 外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむこと ) 5 指導観 本学級は 男子 7 名 女子 5 名 計 12 名の児童で構成されている 明るく活動的で 何 事にも積極的に取り組むことができる 児童は 1 年生のときから 月 1 回程度 ALTを交えた課外活動や総合的な学習の時 間での英語活動を経験しており 簡単な英語でのあいさつや 色 数字等の英語表現に触 れてきている 昨年度から 小中一貫校をめざした教育活動の一つの取組として 中学校 の英語教師 (JTE) が授業に加わり JTEとALTとの自然な英語のやりとりを注意 深く聞いたり 分からないことを進んで質問したりと意欲的に学習に取り組んでいる 今 年度から導入された 英語ノート の内容にも強い関心を示し 週 1 時間の外国語活動を 楽しみにしている児童も多い ( 後略 ) 本単元 What's this? クイズ大会をしよう では What's this?( これは何ですか ) という問いかけを自然な形で使う場面としてクイズ大会を設定し クイズに必要な英語の表現に慣れ親しんだり 友達や教師 ALT と英語で積極的にコミュニケーションを図ったりすることが主なねらいである クイズを出し合う活動は 友達との日常生活やお楽しみ会 集会などの中で何度も経験しており 児童にとって興味 関心の高いものである ジェスチャーや自分の知っている単語などを使って出題したり 相手の言うことをよく聞いて答えを考えたりする活動は コミュニケーションの楽しさや大切さを味わわせるのに適している こうした友達のかかわりを大切にした活動は 情報モラルの基盤を醸成する学習につながると考えている 本単元の指導にあたっては まず What's this? It's ~. の表現を導入し 第 1 時は 水族館クイズ ( 英語ノート P44 45) を通して 事実を尋ねたり答えたりする表現を理解させる 第 2 時には 漢字クイズ ( 英語ノート P46) を行い 英語にも日本語の二字熟語と同じような言葉があることを理解させる その際 さまざまな情報機器のよさを生かして児童の興味 関心を高めていきたい 本時は 英語で伝えられた情報をもとに電子黒板やジャストスマイルを使って絵を描きながら それが何かを考える お絵かきクイズ を通して 本単元の英語表現により慣れ親しませたい そこで まず HRT と JTE が ALT の指示で絵を描きながら クイズに用いる表現を紹介し チャンツを利用して英語の音声やリズムに十分慣れさせ 英語を楽しもうとする雰囲気づくりをしたい その際 12 人という少人数のよさを生かして 一人ひとりが発音する時間を十分確保したい 英語を話すことを苦手とする児童には ひうら学力向上アクションプラン に基づき 説明を補ったり 教師と 1 対 1 で繰り返し練習させたりして 自信をもたせたい 中心活動の お絵かきクイズ では やりとりを繰り返しながら答えにたどり着くようなクイズの問題を教師が工夫して作成する やりとりを繰り返すことで 英語を用いたコミュニケーションの楽しさを味わわせるとともに 積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度を育てていきたい ひうら学力向上アクションプラン 学習面における一人ひとりの実態を分析し それぞれの児童生徒の能力を伸ばしていくために必要な手だてを講じた支援計画
言語や文化に対する体験的理解外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむ英語にも日本語と似ている 積極的にコミュニケーションを図ろうする態度6 単元計画 (4 時間 ) What's this? クイズ大会をしよう 第 1 時 水族館クイズ これはなんですか ~です という表現を知る チャンツや シルエットクイズ で表現に慣れる 第 2 時 What's this? を使うと 英語でクイズができるぞ 漢字クイズ 漢字クイズ を通して 英語にも日本語の二字熟語と同じような言葉があることを知る ところがあるんだな 第 3 時お絵かきクイズ ( 本時 ) 三角形や丸など形を表す英語を知り それらを使って絵を描きながら考える お絵かきクイズ を行い 英語を用いたコミュニケーションを楽しむ What's this? を使って もっと難しいクイズに挑戦したいな と 表現 What's this? It's ~. Draw a ~. 主な語い ruler pencil pencil cace eraser glue book butterfly starfish lobster jellyfish octopus yacht triangle squre circle line 第 4 時 クイズ大会 グループでクイズを作り クイズ大会 をする 統合的な体験 自分たちでクイズを作ってみたいな コミュニケーション能力の素地
7 本時の活動 (1) ねらい お絵かきクイズ を通して 積極的に英語やジェスチャーを用いたコミュニケーションを楽しむ ( 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度 ) (2) 準備物 コンピュータ プロジェクタ 電子黒板 学習ソフト ( 英語ノート1 ジャストスマイル えいごクラブ) 図形カード 問題カード ヒントカード 音楽 CD 日浦百景 振り返りカード (3) 展開 時学習 ALT JTE の 指導上の留意点 支援の工夫学習活動 HRT の活動教材 教具間形態活動 ひうら学力向上アクションプラン 評価 1 あいさつ 2 一斉 児童の中に入り あいさつをす 元気よくあいさつができた児童を賞賛し 雰囲 る 気を盛り上げる 2 前時の復習をする 7 一斉 学習ソフトの What's this ~? 速度を変えて何度か繰り返し 学習ソフトの 電子黒板 What's this ~? 操作をする を用いたクイ What's this? のアクティビティを活用して楽 英語ノート1 (It's) ~. ズを交代で出 しく復習させる えいごクラブ 題する 地域素材 日浦百景 をもとにしたクイズを出 日浦百景して 自分たちの地域や生活とのかかわりをもたせ 学習意欲を高める チャンツで基本表 グル 教室のいろいろな場所に グル 3つのグループに分け HRT JTE AL 音楽 CD 現に慣れる ープ ープを先導し What's this ~? Tがそれぞれ担当し チャンツのリズムに合わせ What's this? It's ~. のやりとりをする て 教室内を動きながら表現の練習をさせる お絵かきクイズをしよう 3 絵を描くために必要 6 一斉 図形カードを ALTが指 ALT JTEのデモンストレーションを通し 電子黒板 な言い方を知る 提示し 児童の 示を出し J て図形の描き方を理解させる 図形カード Draw a ~. 全体の様子を観 TEが絵を描 電子黒板やジャストスマイルのお絵かきソフト コンピュータ triangle 察する く を使って実際に図形を描かせることで 単語の意 ( 児童用 ) square 味を体験的に理解させる circle line 4 チャンツで上記の使 4 一斉 音楽 CD をか 発音練習を リズムを楽しみながら 表現の定着を図る 音楽 CD 用表現に慣れる ける させる ALT に続けて一人ひとりに発音させる
5 お絵かきクイズ 20 一斉 をする (1) クイズの出題や解 ALTが出題者役 HRT J ALT JTEのデモンストレーションを通し 答の仕方を知る TEが解答者役となり スマート てクイズの仕方を理解させる ジェスチャーを用いてよい ボードに絵を描きながらクイズの ゆっくりと話したり 解答する動作を丁寧に繰 何度も聞き返してよい ルールを説明する り返したりして 理解させる 分からない言葉は 日本語でよい (2) ALT JTEの 個人 児童全体の様 出題する クイズを工夫し 英語を用いたやりとりの楽し 問題に答える 子を観察する さを味わわせる (3) 問題カードを使っ ペア 担当のペアを見ながら 困って 英語を話すことが得意な児童 A Bを先に出題 て友達とクイズを出 いる児童に意識して声かけを行 者役にして 苦手な児童 C Dにクイズの出し方 問題カード し合う う が具体的に分かるようにさせる ヒントカード 英語を話すことが苦手な児童 C Dに対しては コンピュータ 出題の順番を書いたヒントカードを準備し 必要 ( 児童用 ) に応じて活用させる ジャストスマ 英語やジェスチャーを用いて 進んで友達とか イル かわり楽しく活動していたか ( 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度 ) 情報モラルの基盤 6 学習のまとめをす 5 児童のかかわ 児童の英語 自己評価させ 意欲化を図る 振り返りカー る り方のよさを賞 表現について 児童のよかった点や頑張りを賞賛し 今後の活 ド (1) 振り返りカードを 個人 賛する よかったとこ 動の意欲を高める 書く ろを賞賛する (2) 分かったことや感 一斉 想を発表する 7 あいさつ 1 一斉 ALT JTE HRTの順に あいさつをする 8 研究の視点 聞くこと 話すこと を大切にした体験的なコミュニケーション活動の在り方 情報機器の効果的な活用と情報モラルの育成の在り方