- 2 - 二前号に掲げるもの以外のポリ塩化ビフェニル廃棄物及びポリ塩化ビフェニル使用製品別表第二の第一に定める方法

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○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

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酢酸エチルの合成

2 ( 178 9)

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

281



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品目 1 四アルキル鉛及びこれを含有する製剤 (1) 酸化隔離法多量の次亜塩素酸塩水溶液を加えて分解させたのち 消石灰 ソーダ灰等を加えて処理し 沈殿濾過し更にセメントを加えて固化し 溶出試験を行い 溶出量が判定基準以下であることを確認して埋立処分する (2) 燃焼隔離法アフターバーナー及びスクラバ

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A 通 則 1. 添加物の適否は, 別に規定するもののほか, 通則, 一般試験法, 成分規格 保存基準各条等の規定によって判定する ただし, 性状の項目の形状は, 参考に供したもので, 適否の判定基準を示すものではない 2. 物質名の前後に を付けたものは, 成分規格 保存基準各条に規定する添加物を

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⑴ ⑵ ⑶

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⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

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を加え,0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液で滴定 2.50 する.0.05 mol/l チオ硫酸ナトリウム液の消費量は 0.2 ml 以下である ( 過酸化水素として 170 ppm 以下 ). (4) アルデヒド (ⅰ) ホルムアルデヒド標準液ホルムアルデヒド メタノール液のホルムアルデヒ

⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1

31608 要旨 ルミノール発光 3513 後藤唯花 3612 熊﨑なつみ 3617 新野彩乃 3619 鈴木梨那 私たちは ルミノール反応で起こる化学発光が強い光で長時間続く条件について興味をもち 研究を行った まず触媒の濃度に着目し 1~9% の値で実験を行ったところ触媒濃度が低いほど強い光で長

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ミリモル毎リットル mmol/l マイクロジーメンス毎センチメートル µs/cm 度 ( 角度 ) 5. 質量百分率を示すには % の記号を用いる 液体又は気体 100mL 中の物質量 (g) を示すには w/v% の記号を用いる 物質 100g 中の物質量 (ml) を示すには v/w% の記号を

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4 汚濁負荷量測定手法届出書記入例 78


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3. 答申案 別紙のとおり ( 参考 ) これまでの経緯平成 17 年 11 月 29 日残留基準告示平成 27 年 3 月 ~ 平成 27 年 12 月残留農薬等公示分析法検討会で随時検討平成 28 年 5 月 17 日薬事 食品衛生審議会へ諮問平成 28 年 5 月 18 日厚生労働大臣から食品

イ果実果実 ( 濃縮果汁を除く 以下この項において同じ ) の名称を表示する なお 三種類以上の果実を使用した場合は 使用量が上位三位以下の果実の名称を その他果実 と表示することができる ロ濃縮果汁濃縮果汁を希釈したものは 濃縮還元 果汁 と 濃縮果汁を希釈していないものは 濃縮 果汁 と表示する

<4D F736F F D20918D8D878B5A8F708CA48B868F8A90DD92758B7982D18AC7979D8FF097E12E646F63>

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九五〇象となる産品に関係する場合に限る 二千九年七月十日の欧州委員会規則(EC)第六〇六 二〇〇九号(ぶどう産品の分類 醸造法及び適用される制限に関する閣僚理事会規則(EC)第四七九 二〇〇八号の実施のための細則を定めるもの)(二千九年七月二十四日の欧州連合の官報(OJL一九三)一ページ) ただし

計画の実施状況 ( 産業廃棄物の種類 : 廃プラスチック ) 8. 3 出量 自ら熱回収を行った量 7 全. 優良認定処理業者への 再生利用業者への 3 再生利用業者への 4 熱回収認定業者以外の熱回収を行う業者への 5 7. のうち再生利用業者への のうち熱回収認定業者への 3

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(f) メスシリンダー :JIS R 3505 に規定する呼び容量 20 ml 100 ml 200 ml 250 ml 及び 1 L のもので 体積の許容誤差の区分がクラス A のもの又はこれと同等のもの (g) ねじ口瓶 : 容量 100 ml 500 ml 及び 1 L のもの または同等の保

Transcription:

- 1 - 環境省告示第号ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則(平成十三年環境省令第二十三号)第四条第二項及び第七条第二項の規定に基づき 環境大臣が定める方法を次のように定め 平成二十八年八月一日から適用する 平成二十八年月日環境大臣大塚珠代ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則第四条第二項及び第七条第二項の規定に基づき環境大臣が定める方法ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則第四条第二項及び第七条第二項に基づき環境大臣が定める方法は 次に掲げるポリ塩化ビフェニル廃棄物又はポリ塩化ビフェニル使用製品の区分に応じ それぞれ次に定める方法によるものとする 一金属くず ガラスくず 陶磁器くず若しくはコンクリートくず又は金属 ガラス 陶磁器若しくはコンクリート(以下 金属くず等 という )別表第一の第一又は第二に定める方法

- 2 - 二前号に掲げるもの以外のポリ塩化ビフェニル廃棄物及びポリ塩化ビフェニル使用製品別表第二の第一に定める方法

別表第一 ( 第一号関係 ) 第一 表面拭き取り試験法 ⑴ 試薬 ( ポリ塩化ビフェニル ( 以下 PCB という ) の分析に妨害を生じないものに限る ) ヘキサン イ硫酸ナトリウム ( 無水 ) ウ エ 脱脂綿 ガラス繊維 ⑵ 器具及び装置 ( 試薬とともに空試験を行い PCB の分析に影響を及ぼす妨害成分を含まないこ とが確認されたものに限る ) 超音波洗浄器 イ濃縮器 ( ロータリーエバポレーター又はクデルナダニッシュ濃縮器 ) ウ エ ビーカー 漏斗 - 3 -

オカキク フラスコピンセットピペットメスフラスコ ⑶ 試験操作 試料の採取 ヘキサンを染み込ませた脱脂綿等により 金属くず等の表面の 2 ヶ所以上から合計 100cm 2 以上 を拭き取る イ 抽出 ( ) ビーカーにで得られた脱脂綿等を入れ 更にヘキサンを脱脂綿等の 10 倍容程度加え 超音波 洗浄器を用いて10 分から15 分抽出する ( イ ) ガラス繊維を敷いた漏斗でろ過し ろ液を別のフラスコに入れる ( ウ ) 漏斗に残った脱脂綿等はビーカーに戻し ( ) から ( イ ) の操作をさらに1 回行い 得られたろ液を - 4 -

( イ ) の操作で得られたろ液と混ぜる ( エ ) ビーカーの内容物を適量のヘキサンで3 回洗い 洗浄液をろ過して ( ウ ) の操作で得られたろ液と混ぜる ( オ ) ガラス繊維を敷いた上に硫酸ナトリウム ( 無水 ) を充填した漏斗を用いて ( エ ) の操作で得られた抽出液を脱水後 濃縮器で当該抽出液の濃縮後の容量を100 ml 以下とすることを基本として濃縮し 必要に応じて更に濃縮する ( カ ) ( オ ) の操作で得られた試料をメスフラスコに移し入れて ( オ ) の濃縮量を考慮して適量に定容し 試料溶液とする ウ 前処理及び測定 イ ( カ ) の操作で得られた試料溶液について ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関 する特別措置法施行規則第三条及び第六条の規定に基づき環境大臣が定める方法 ( 平成 28 年環境 省告示第 号 以下 検定方法告示 という ) によって 前処理及び測定を行う ⑷ 判定 - 5 -

⑶ で求めた金属くず等への PCB の付着量が 1mg/100cm 2 超であること 第二 表面抽出試験法 ⑴ 試薬 (PCB の分析に妨害を生じないものに限る ) ヘキサン イ硫酸ナトリウム ( 無水 ) ウ ガラス繊維 ⑵ 器具及び装置 ( 試薬とともに空試験を行い PCB の分析に影響を及ぼす妨害成分を含まないこ とが確認されたものに限る ) 超音波洗浄器 イ濃縮器 ( ロータリーエバポレーター又はクデルナダニッシュ濃縮器 ) ウ エ オ ビーカー 漏斗 フラスコ - 6 -

カ キ ク ピペット メスフラスコ 蒸発容器 ⑶ 試験操作 試料の採取 ( ) 試料を日本工業規格 K0060 に定める方法に準じてサンプリングし 1kg 程度を採取する ( イ ) 採取した試料を適宜粉砕又は細断し 50 g 程度を秤量し 試験試料とする イ 抽出 ( ) ビーカーに ( イ ) で得られた試験試料を入れ 更にヘキサンを試験試料の10 倍容 (100 ml 程度 ) 加え 超音波洗浄器を用いて10 分から15 分抽出する ( イ ) ガラス繊維を敷いた漏斗でろ過し ろ液を別のフラスコに入れる ( ウ ) 漏斗に残った試験試料はビーカーに戻し ( ) から ( イ ) の操作をさらに1 回行い 得られたろ液を ( イ ) の操作で得られたろ液と混ぜる - 7 -

( エ ) ビーカーの内容物を適量のヘキサンで3 回洗い 洗浄液をろ過して ( ウ ) の操作で得られたろ液と混ぜる ( オ ) ガラス繊維を敷いた上に硫酸ナトリウム ( 無水 ) を充填した漏斗を用いて ( エ ) の操作で得られた抽出液を脱水後 濃縮器で当該抽出液の濃縮後の容量を100 ml 以下とすることを基本として濃縮し 必要に応じて更に濃縮する ( カ ) ( オ ) の操作で得られた試料をメスフラスコに移し入れて ( オ ) の濃縮量を考慮して適量に定容し 試料溶液とする ウ 前処理及び測定 イ ( カ ) の操作で得られた試料溶液を十分に均一化した後 PCB 測定用に分取し 検定方法告示 によって 前処理及び測定を行う 試料溶液の残りは エの付着物量 ( 油分等 ) の測定に供する エ 付着物量 ( 油分等 ) の測定 ( ) ウの残りの試料溶液の量を測定し 蒸発容器に入れる ( イ ) 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) 付表 14(n- ヘキサン抽出物 - 8 -

質の測定方法 ) に準拠して 付着物量を測定する ( ウ ) ( ) 及び ( イ ) のほか ヘキサンについて空試験を行い 次式によって試料の付着物量を算出する 付着物量 (mg)={ 試験前後の蒸発容器の質量の差 (mg)- 空試験前後の蒸発容器の質量の差 (mg)} 試料溶液の定容量 (ml ) 付着物量の測定に用いた量 (ml ) ( エ ) ( ウ ) の結果から 付着物量当たりの PCB 濃度を算出する ⑷ 判定 ⑶ で求めた金属くず等の付着物量当たりの PCB の濃度が 5,000 mg/kg 超であること 別表第二 ( 第二号関係 ) 第一 含有量試験法 ⑴ 試薬 (PCB の分析に妨害を生じないものに限る ) イ ヘキサン セトン - 9 -

ウ エ 水酸化カリウム エタノール オ硫酸ナトリウム ( 無水 ) ⑵ カ ガラス繊維 器具及び装置 ( 試薬とともに空試験を行い PCB の分析に影響を及ぼす妨害成分を含まないこ とが確認されたものに限る ) イウエ フラスコ超音波洗浄器振とう機還流冷却管 オ濃縮器 ( ロータリーエバポレーター又はクデルナダニッシュ濃縮器 ) カ キ 漏斗 分液漏斗 - 10 -

⑶ クケ ピペットメスフラスコ 試験操作 試料の採取 ( ) 試料を日本工業規格 K0060の方法に準じてサンプリングを行い 100g 程度を採取する ( イ ) 採取した試料は 木については2mm 以下のサイズに その他の試料については 10mm 以下のサイズに粉砕又は細断し よく混合した後 5から10g 程度を分取し これを秤量して試験試料とする イ 抽出 ( ) フラスコに ( イ ) で得られた試験試料を入れ さらに試料量の10 倍容程度 (50から100ml 程度 ) のヘキサンを加え 超音波洗浄器又は振とう機を用いて 15 分程度抽出する ( イ ) ガラス繊維を敷いた漏斗でろ過し ろ液を別のフラスコに入れる ( ウ ) 漏斗に残った試料はフラスコに戻し ( ) 及び ( イ ) の操作を行い 合計 2 回以上抽出を行 - 11 -

う なお 試験試料に水が多く含まれる場合は ( ) のヘキサンによる 1 回目の抽出操作の前にセトンによる抽出を行う その後 ヘキサンを用いて ( ) から ( ウ ) の操作を行う セトンのろ液は ヘキサンのろ液とは別に分液漏斗に入れ セトンの 10 倍容の水及びセトンと等量のヘキサンを加え 液 液振とう抽出を行い 得られたヘキサン層をヘキサンのろ液と合わせる この液 液振とう抽出をさらに 1 回行い 得られたヘキサン層をヘキサンのろ液と合わせる ( エ ) フラスコ内容物を適量のヘキサンで3 回洗い 洗浄液をろ過して ( ウ ) の操作で得られたろ液と混ぜ ガラス繊維を敷いた上に硫酸ナトリウム ( 無水 ) を充填した漏斗を用いて脱水した後 ろ液を濃縮器で濃縮し 100mlに定容したものを試料溶液とする ( オ ) ( ) から ( エ ) にかかわらず 汚泥を分析する場合にあっては 次のとおりとする (ⅰ) 試験試料をフラスコに採取し 水酸化カリウム エタノール溶液 50ml を加えて還流冷却管 に当該フラスコを装着し 沸騰水浴中で約 1 時間加熱分解を行う (ⅱ) 還流冷却管に装着したまま約 50 までフラスコ中の分解物を冷却した後 冷却管上部から - 12 -

ヘキサン 50ml を加える 還流冷却管からフラスコを取り外し 共栓をつけて激しく振り混 ぜた後 静置し室温まで放冷する (ⅲ) (ⅱ) のフラスコ内の分解液とヘキサンの混合液をガラス繊維を用いて減圧ろ過し フラスコ 内の残渣は エタノール ヘキサン (1+1) 混合溶液 20ml を加えて激しく振り混ぜて同様に 減圧ろ過し ろ液を合わせる さらにフラスコ内の残渣をヘキサン 30ml でろ過装置に洗いこ む (ⅳ) (ⅲ) のろ液を分液漏斗に移し 少量のヘキサンでろ液の入っていた容器を洗った洗液を合わ せ 水 50ml を加えた後 10 分間振とう抽出を行い 水層を別の分液漏斗に移す この水層に ヘキサン 50ml を加えて再度振とう抽出を行い ヘキサン層を先の分液漏斗に合わせる (ⅴ) (ⅳ) の抽出液は ガラス繊維を敷いた上に硫酸ナトリウム ( 無水 ) を充填した漏斗を用いて 脱水した後 ろ液を濃縮器で濃縮し 100ml に定容したものを試料溶液とする ウ 前処理及び測定 イ ( エ ) 及び ( オ )(ⅴ) の操作で得られた試料溶液について 検定方法告示によって 前処理及び測定を - 13 -

行う ⑷ 判定 ⑶ で求めた試料当たりの PCB の割合が 5,000mg/kg 超であること - 14 -