Ⅰ.市場の総括 (1) 首都圏マンション市場 新規供給 数 2,260 件 35,898 前年 (35,772 ) 比 0.4% 増 4 年ぶりに前年を上回る 総販売 数 35,952 前年 (35,043 ) 比 2.6% 増 新規物件の平均初 販売率 68.1% 前年 (68.8%) より0.7

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Ⅰ.市場の総括 (1) 首都圏マンション市場 新規供給戸数 1,880 件 40,449 戸 前年比 9.9% 減 前年 (44,913 戸 ) を下回る 総販売戸数 40,060 戸 前年比 8.9% 減 新規物件の平均初月販売率 74.5% 前年 (75.1%) より0.6ポイントダウン 新規物

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Microsoft Word - 季報サマリーレポート(2018年07~09月).doc

Microsoft Word - 季報サマリーレポート(2017年07~09月).doc

Microsoft Word - 季報サマリーレポート(2018年04~06月).doc

収益物件検索サイト 健美家のご紹介

RTE月次レポート企画

(Microsoft Word - CS\227p \224\204 P0\202P.doc)

RTE月次レポート企画

RTE月次レポート企画

2011年12月21日

報道関係者各位 2019 年 1 月 30 日 アットホーム株式会社 市場動向 - 首都圏の新築戸建 中古マンション価格 (12 月 )- 新築戸建の平均成約価格は 3,557 万円 前月比 1.1% 下落 前年同月比は 6 か月連続上昇 価格指数は で前月比 1.1 ポイント低下 (

中古マンション概況 首都圏における 213 年 1~3 月の中古マンション成約は 9,663 件 ( 前年同期比 12.2% 増 ) で 6 期連続で前年同期を上回り 増加率は 2 ケタに拡大しています すべての都県 地域で前年同期を上回っています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で

(Microsoft Word -

RTE月次レポート企画

中古マンションの平均成約価格は 2,547 万円 前比 4. 下落 前年同比は 2 か連続下落 価格指数は で前比 5.3 ポイント低下 ( 詳細は 8~12 ページ ) 中古マンションの成約価格 前比 前年同比 成約価格の登録価格比 成約価格 前比 登録価格比 =( 成約価格 登録価格

Quarterly Market Watch Summary Report 季報 Market Watch サマリーレポート <1 年 7~9 月期 > 中古マンション 首都圏の動き ( 成約物件 ) 件数 7,588 件 ( -9.%) m単価.3 万円 / m ( +5.5%) 価格

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中古マンション概況 首都圏における 214 年 1~3 月の中古マンション成約は 9,993 件 ( 前年同期比 3.4% 増 ) で 1 期連続で前年同期を上回っています 都県 地域別に見ると埼玉県および横浜川崎地域を除く各都県 地域で前年同期を上回っています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で

( 公社 ) 近畿圏不動産流通機構市況レポート市況トレンド /1 年 7~9 月期の近畿圏市場 1. 中古マンション市場の動き 成約価格は前年比で 3 期連続上昇 1 年 7~9 月期の近畿レインズへの成約報告件数は,9 件と 前年同期比で 1.% 増加した (P1 図表 1) 新規登録件数は 15

1. 新築戸建登録価格 成約価格 新築戸建の登録価格は首都圏平均で1 戸あたり 3,4 万円 前年同比 1.3 上昇し 14 か連続のプラス 成約価格は同 3,44 万円 同 2.6 上昇し 14 か連続のプラス 平均価格は 3 かぶりに登録価格の平均を上回る 16 年 12 の首都圏の新築戸建登録

中古マンションの平均成約価格は 2,783 万円 前年比 7.3 上昇し 4 年連続でプラス 価格指数は で前年比 9.5 ポイント上昇 ( 詳細は 8~12 ページ ) 中古マンションの成約価格 前年比 成約価格の登録価格比 成約価格 前年比 登録価格比 =( 成約価格 登録価格 -1

中古マンションの平均成約価格は 2,661 万円 前比.4 上昇 前年同比は 5 か連続下落 価格指数は で前比.6 ポイント上昇 ( 詳細は 8~12 ページ ) 中古マンションの成約価格 前比 前年同比 成約価格の登録価格比 成約価格 前比 前年同比 登録価格比 東京 23 区 3,

2011年12月21日

月例速報 Market Watch 2015( 平成 27) 年 10 月度 INDEX Ⅰ. 中古マンションレポート 首都圏 都県別概況 2. 首都圏 都県別価格帯別件数 3. 地域別概況 2 Ⅱ. 中古戸建住宅レポート--

マンション棟数密度 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区

スライド 1

中古マンション概況 212 における首都圏中古マンションの成約は 31,397 件 ( 前比 8.7% 増 ) 3 ぶりに前を上回り 過去最高のとなっています 都県 地域別に見ても すべての都県 地域で増加となっています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で 万円 ( 前比 1.9% 下

Microsoft Word - 1-統計集-第5回-表紙 doc

全国超高層マンション市場動向 2019年3月末現在

Microsoft Word - 全国・2017年 発表資料.docx

2 決算規模及び収支 (1) 決算規模 特別の平成 26 年度普通会計決算は 歳入総額 3 兆 5,779 億 31 百万円 歳出総額 3 兆 4,423 億 40 百万円となった 決算規模は 前年度に比べて歳入は8.0% の増 歳出は8.3% の増となり 歳入 歳出ともに4 年連続の増となった (

報道関係者各位 2019 年 3 月 26 日 アットホーム株式会社 市場動向 - 当社不動産情報ネットワークにおける首都圏の新築戸建 中古マンション価格 (2 月 )- 新築戸建の平均成約価格は 3,478 万円 前月比 0.9% 上昇 前年同月比は 8 か月連続のプラス 東京 23 区は前月比

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新設住宅着工戸数 ( 全国 ) 23 年 月の新設住宅着工戸数は 67,273 戸 前年同月比 5.8% と 2 か月連続マイナスとなったがマイナス幅は縮小 1,000 ( 戸 ) 新設住宅着工戸数の月別推移 ( 全国 ) 0,000 90,000 80,000 住宅エコホ イント着工期限 (末 )

不動産経済 表紙OL

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直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 7.50% 7.01% 6.60% 6.64% 6.48% 6.

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Economic Indicators   定例経済指標レポート

リクルート住宅価格指数マンスリーレポート<2005年2月号>

リクルート住宅価格指数マンスリーレポート9月号


月別の売上でみると 百貨店については 夏物衣料が好調だった 7 月と一部店舗で閉店セールを行った 9 月を除いて前年同月を下回っています 一方 スーパーについては 台風の影響があった 8 月を除いて 前年同月を上回っています 1,2 1-3 平成 28 年百貨店 スーパー販売額合計 ( 北海道 :

住宅着工統計による再建築状況の概要 ( 平成 1 9 年度分 ) 国土交通省総合政策局情報安全 調査課建設統計室 平成 20 年 11 月 5 日公表 [ 問い合わせ先 ] 担当下岡 ( 課長補佐 ) 遠藤( 建築統計係長 ) 中村 TEL ( 代表 ) 内線

1 2018年5月期 首都圏賃貸住宅指標 東京都 全域 空室率TVI ポイント 23区 神奈川県 市部 埼玉県 更新確率 %

1. 定期借家物件数および居住用賃貸物件に占める割合 14 年度の定期借家物件成約数は 6,631 件 前年度比 2.1% 増加 成約データ公表開始 (11 年度 ) 以来 初の増加 登録数は 2 年連続減少 居住用賃貸物件に占める割合は 2.7% と微増 マンション定期借家普通借家成約数前年度比定

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Economic Indicators   定例経済指標レポート

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リクルート住宅価格指数マンスリーレポート2007年11月号

年 2 月期関西圏 中京圏 福岡県賃貸住宅指標 大阪府 京都府 兵庫県 愛知県 静岡県 福岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新

直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 7.69% 7.50% 7.01% 6.60% 6.64% 6.

211 年 2 月 25 日発行 TVI( タス空室インデックス )( 過去 2 年推移 ) ポイント 全域 23 区市部神奈川県埼玉県千葉県 年月 東京都全域 23 区市部 神奈川県 埼玉県 千葉県 29 年 1 月

不動産経済 表紙OL

リクルート住宅価格指数マンスリーレポート2006年5月号(訂正版)

直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 6.52% 6.24% 6.05% 6.22% 6.36% 6.0

直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 6.48% 6.46% 6.20% 6.15% 6.52% 6.2

リクルート住宅価格指数マンスリーレポート2009年01月号

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将来都市計画道路ネットワークの検証結果

(Microsoft Word - 21\212T\220\340)

(Microsoft Word - \214\213\211\312\202\314\212T\220\340.doc)

1. 在庫物件の四半期動向 市況変動を捉えやすい在庫データ 本機構の市況レポートでは 主に成約物件や新規登録物件の件数 価格等の動きから市場の動向を説明してきたが 在庫物件の動きに触れることは少なかった 在庫データは月報 Real Time Eyes にも掲載されているが 今回は最新データに基づき在

Microsoft Word NO0173

地域別の一般世帯数における平成 22 年から平成 までの今後 25 年間の増減率をみると 区部では北区を除くすべての地域で増加となり 多摩 島しょにおいては 八王子市をはじめとする 18 地域で増加し 青梅市や福生市などその他の地域では減少することが見込まれる ( 図 1-2) 図 1-2 地域別一

. 届出方法の案内 自治体において システムを活用した届出を推奨しているが 特に推奨していない自治体が 自治体であった 届出方法の案内 書面を推奨 0 システムを推奨 書面を指定 0 特に推奨していない 一部の事業者より システムによる届出を受け付けない と指

賃貸物件のNOI率調査

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直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 7.01% 6.60% 6.64% 6.48% 6.46% 6.

直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 6.64% 6.48% 6.46% 6.20% 6.15% 6.5

直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 6.20% 6.15% 6.52% 6.24% 6.05% 6.2

1 福祉施設の動向 1.1 特養 平米単価は平成 22 以降初めて低下 近年は高止まりの様相を呈す 地域別では首都圏 近畿地方等で平均を上回る (1) 平米単価 平米単価は 全国平均および首都圏ともに平 成 22 を底に上昇傾向にあったが 平成 29 は初めて低下した ( 図表 1) 長期的にみ れ

Microsoft Word NO0257

年 4 月期関西圏 中京圏賃貸住宅指標 大阪府京都府兵庫県愛知県静岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新確率 (%)

統計から見た三重県のスポーツ施設と県民のスポーツ行動

木造住宅の価格(理論値)と建築数

1. 各都市の不動産市場トレンド 1-1. オフィス価格指数 対前回変動率 (2016 年 4 月から 2016 年 10 月まで ) 図表 1-1は オフィス価格指数の各都市 対前回変動率 今回 (2016 年 10 月現在 ) 対前回変動率が最も高かったのは 東京 の +3.4% 次いで 大阪

スライド 1

資料-6

Microsoft Word NO0201.docx

平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

推計方法

平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

2007年首都圏新築マンション契約者動向調査

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Microsoft Word - 58_4

Microsoft PowerPoint _公表資料2015

【運用ルール】SAMAバナー_ pptx

1. 総論 総括判断 都内経済は 回復している 項目前回 ( 1 月判断 ) 今回 (3 年 1 月判断 ) 前回比較 総括判断回復している 回復している ( 注 )3 年 1 月判断は 前回 1 月判断以降 1 月に入ってからの足下の状況までを含めた期間で判断している ( 判断の要点 ) 個人消費

Transcription:

CRI 2018 年 2 月号特集レポート要約版 2018 年 1 月 30 日 ( 株 ) 長谷工総合研究所 首都圏 近畿圏分譲マンション市場動向 ~ の総括と 2018 年の見通し ~ 長谷工総合研究所 ( 東京都港区 社長 : 久田見 卓 ) では 表題のレポートをまとめました レポートの全文は 本日 (1 月 30 日 ) 発行の CRI 2 月号に掲載いたします

Ⅰ.市場の総括 (1) 首都圏マンション市場 新規供給 数 2,260 件 35,898 前年 (35,772 ) 比 0.4% 増 4 年ぶりに前年を上回る 総販売 数 35,952 前年 (35,043 ) 比 2.6% 増 新規物件の平均初 販売率 68.1% 前年 (68.8%) より0.7ポイントダウン 新規物件の累計販売率 83.2% 前年 (83.5%) より0.3ポイントダウン 12 末分譲中 数 7,106 末 (7,160 ) より54 の減少 12 月末完成在庫 2,715 末 (2,907 ) より192 の減少 1. 新規供給 数は 2,260 件 3 万 5,898 4 年ぶりに前年を上回る の新規供給 数は 2,260 件 3 万 5,898 前年比 0.4% 増となり わずかであるが前年を上回った 新規供給物件をみると 10 未満の供給にとどまる 分け供給物件が 2,260 件のうち 1,301 件 新規供給件数に占める割合は 57.6% と過去最高となっている また 第 1 期発売開始物件も 421 物件 2 万 4,203 と前年 (466 物件 2 万 5,296 ) を下回るなど も慎重に供給が われている 地域別の供給状況をみると 都内 23 区は前年 8.5% 増の 1 万 6,017 に増加したほか さいたま市 千葉市 その他神奈川などで前年を きく上回っている 2. 初 販売率は 68.1% 2 年連続で 70% を下回る 年間の初 販売率は 68.1% と前年 (68.8%) を 0.7 ポイント下回った 第 1 期発売開始物件が少ない ことなどもあって 2 年連続で 70% を下回った 12 の供給 数が 幅増 (6,480 前月比 92.5% 増 ) となったこともあって 12 月末の分譲中 数は 7,106 と 12 月 (7,160 ) 以来で 7,000 を上回った また 完成在庫は 2,715 で 末より 192 減少している 3. 高額物件の増加もあって 分譲単価 平均価格共に上昇 の首都圏全体の分譲単価は前年 8.3% アップの 859 千円 / m2 平均価格は 5,908 万円と 同 7.6% アップとなった 高額物件の供給増もあって 分譲単価 平均価格共に上昇幅が拡大している 地域別にみても 高額物件の供給が われた都内 23 区 横浜市では分譲単価 平均価格共に大幅な上昇となっている 価格帯別の供給 数をみると 4,000 万円未満の供給 数は 7,709 と 1 万 を下回り 新規供給 数全体に占める割合も 21.5% にまで減少した その一方で 1 億円以上の住 は 1,928 と前年 (1,265 ) を大きく上回った 平均価格 : 万円 7,500 7,000 6,500 6,000 5,500 5,000 4,500 4,000 3,500 平均価格と平均面積の推移 (1994~ ) 都内 23 区と都内 23 区以外の比較 3,000 60 62 64 66 68 70 72 74 76 78 80 82 平均面積 : m2 都内 23 区 97 年 96 年 98 年 99 年 95 年 2000 年 95 年 97 年 96 年 98 年 99 年 都内 23 区以外 地域別供給状況 ( 首都圏 ) 地域別供給商品内容 ( 首都圏 ) 平均価格 ( 万円 ) 分譲単価 ( 千円 / m2 ) 平均面積 ( m2 ) 1-12 月 1-12 月 1-12 月対前年比 増減率 増減率 増減率 ( 戸 ) ( 戸 ) ( 戸 ) 増減率 1-12 月 1-12 月 % 1-12 月 1-12 月 % 1-12 月 1-12 月 % 都内 23 区 18,472 14,764 16,017 8.5% 都内 23 区 6,629 7,089 6.9% 1,005 1,083 7.8% 65.97 65.46 0.8% 山手エリア 9,192 7,135 7,568 6.1% 山手エリア 7,875 8,523 8.2% 1,222 1,307 7.0% 64.46 65.20 1.1% 下町エリア 9,280 7,629 8,449 10.7% 下町エリア 5,463 5,804 6.2% 811 884 9.0% 67.38 65.69 2.5% 都下 5,427 4,069 4,016 1.3% 都下 4,985 5,054 1.4% 693 712 2.7% 71.96 70.97 1.4% 神奈川県 7,964 8,774 8,540 2.7% 神奈川 5,040 5,524 9.6% 712 771 8.3% 70.80 71.62 1.2% 横浜市 3,692 3,920 4,030 2.8% 横浜市 5,125 6,403 24.9% 725 889 22.6% 70.73 72.04 1.9% 川崎市 2,946 2,556 1,961 23.3% 川崎市 5,750 5,354 6.9% 817 752 8.0% 70.39 71.23 1.2% その他 1,326 2,298 2,549 10.9% その他 4,103 4,265 3.9% 575 599 4.2% 71.37 71.26 0.2% 埼玉県 4,415 3,897 3,956 1.5% 埼玉県 4,255 4,365 2.6% 599 611 2.0% 71.09 71.46 0.5% さいたま市 1,340 1,371 1,507 9.9% さいたま市 5,064 5,097 0.7% 711 723 1.7% 71.19 70.51 1.0% その他 3,075 2,526 2,449 3.0% その他 3,815 3,915 2.6% 537 543 1.1% 71.03 72.04 1.4% 千葉県 4,171 4,268 3,369 21.1% 千葉県 4,085 4,099 0.3% 560 570 1.8% 72.93 71.92 1.4% 千葉市 575 710 1,125 58.5% 千葉市 3,723 4,194 12.7% 525 583 11.0% 70.90 71.88 1.4% その他 3,596 3,558 2,244 36.9% その他 4,158 4,052 2.5% 567 563 0.7% 73.33 71.94 1.9% 首都圏全体 40,449 35,772 35,898 0.4% 首都圏全体 5,490 5,908 7.6% 793 859 8.3% 69.22 68.81 0.6% 資料 : 長谷工総合研究所作成 はマイナス 増減率はの前年実績に対する増減率 はマイナス 地域区分について 1 山手エリア : 港 中央 千代田 渋谷 新宿 文京 目黒 世田谷 豊島 杉並 中野 練馬 2 下町エリア : 台東 墨田 江東 足立 葛飾 江戸川 品川 大田 北 荒川 板橋

(2) 近畿圏マンション市場 新規供給 数 1,207 件 19,560 前年 (18,676 ) 比 4.7% の増加 総販売 数 19,803 前年 (18,293 ) 比 8.3% の増加 新規物件の平均初 販売率 76.1% 前年 (71.9%) より4.2ポイントアップ 新規物件の累計販売率 89.1% 前年 (86.8%) より2.3ポイントアップ 12 末分譲中 数 2,539 末 (2,782 ) より243 の減少 12 月末完成在庫 1,025 末 (802 ) より223 の増加 1. 新規供給 数は 1,207 件 1 万 9,560 前年 4.7% 増新規供給 数は 1,207 件 1 万 9,560 前年 4.7% 増となった 近畿圏ではワンルームマンションの供給が増加しているが も 56 物件 4,453 と これまで最多 数であった前年 (40 物件 3,429 ) を上回る供給が われた その結果 ファミリー向け物件の供給 数は減少傾向が続き 1 万 5,107 となった 近畿圏でも 10 未満の供給にとどまる小分け供給物件が中心で 小分け供給物件の占める割合は 以降 50% を上回っているが も 1,207 件中 782 件 構成比は 64.8% に高まった 地域別では 大阪市はワンルームマンション ( 前年 2,881 3,987 ) の増加もあって 前年 15.4% 増の 9,482 で (9,494 ) 以来で 9,000 を上回る 準の供給が われた 2. 初 販売率は 76.1% 75% を上回る 年間の初 販売率は 76.1% と前年 (71.9%) を 4.2 ポイント上回り 以来で 75% を上回った ワンルームマンションの初 販売率が 91.1%( 前年 86.9%) と好調であったことに加え ワンルームマンションを除いたファミリー向け物件の初 販売率も 71.7% と 3 年ぶりに 70% を上回っている 12 月末の分譲中 数は 2,539 で前年末 (2,782 ) より 243 減となったものの 完成在庫は 1,025 と前 年末 (802 ) より 223 増加した 3. 分譲単価 平均価格の上昇傾向が継続 の近畿圏全体の分譲単価は 630 千円 / m2で前年比 2.3% アップ ワンルームマンションの供給増もあって平均面積が 60.87 m2と同 4.4% 縮小し 平均価格は 3,836 万円と同 2.1% ダウンとなった ワンルームマンションを除いた分譲単価は前年 1.8% アップの 617 千円 / m2 平均面積は同 0.9% 縮小し 71.91 m2となり 平均価格は同 1.0% アップの 4,443 万円に上昇した 地域別では大規模 超高層物件の供給が われた 阪市は分譲単価 平均価格ともに前年を上回った 京都市は中心地域の供給減 郊外地域での供給増もあっ て 分譲単価 平均価格ともに前年を きく下回った 2,750 平均価格 : 万円 4,500 4,250 4,000 3,750 3,500 3,250 3,000 平均面積と平均価格の推移 ( 近畿圏 19 ~ ) ワンルームマンションを除く 66 68 70 72 74 76 78 80 82 平均面積 : m2 95 年 96 年 99 年 97 年 2000 年 地域別供給状況 ( 近畿圏 ) ワンルームマンションを除いた地域別供給商品内容 ( 近畿圏 ) 平均価格 ( 万円 ) 分譲単価 ( 千円 / m2 ) 平均面積 ( m2 ) 1-12 月 1-12 月 1-12 月対前年比 増減率 増減率 増減率 ( 戸 ) ( 戸 ) ( 戸 ) 増減率 1-12 月 1-12 月 % 1-12 月 1-12 月 % 1-12 月 1-12 月 % 大阪市 7,137 8,217 9,482 15.4% 大阪市 4,569 4,869 6.6% 662 714 7.9% 68.97 68.18 1.1% 主 阪神間 1,689 1,719 1,428 16.9% 阪神間 4,842 4,622 4.5% 621 611 1.6% 77.99 75.68 3.0% 要神戸市 2,829 1,973 1,747 11.5% 主神戸市 4,284 4,787 11.7% 602 639 6.1% 71.21 74.98 5.3% 要地北摂 2,632 2,205 2,222 0.8% 北摂 4,295 4,205 2.1% 564 566 0.4% 76.16 74.33 2.4% 地 域 東大阪 765 482 668 38.6% 域 東大阪 3,382 3,571 5.6% 489 505 3.3% 69.21 70.66 2.1% 南大阪 301 717 725 1.1% 南大阪 3,298 3,445 4.5% 436 455 4.4% 75.72 75.70 0.0% 京都市 1,574 1,384 1,220 11.8% 京都市 5,414 4,525 16.4% 756 640 15.3% 71.62 70.72 1.3% 小計 2,003 1,979 2,068 4.5% 小計 3,702 3,806 2.8% 494 508 2.8% 74.91 74.97 0.1% 外 兵庫県 677 448 489 9.2% 外 兵庫県 3,520 3,443 2.2% 491 471 4.1% 71.73 73.02 1.8% 周 京都府 743 509 249 51.1% 周 京都府 3,880 4,021 3.6% 520 542 4.2% 74.68 74.20 0.6% 地 滋賀県 189 379 937 147.2% 地 滋賀県 3,455 4,005 15.9% 462 530 14.7% 74.77 75.57 1.1% 域 奈良県 258 425 153 64.0% 域 奈良県 4,018 3,783 5.8% 514 484 5.8% 78.18 78.21 0.0% 和歌山県 136 218 240 10.1% 和歌山県 3,474 3,563 2.6% 458 473 3.3% 75.84 75.37 0.6% 近畿圏全体 18,930 18,676 19,560 4.7% 近畿圏全体 4,397 4,443 1.0% 606 617 1.8% 72.57 71.91 0.9% はマイナス 増減率は の前年実績に対する増減率 はマイナス

Ⅱ.2018 年市場の予測 分譲マンションの着 数や供給予定物件などをみると 2018 年も 都圏で 4 万 以上 近畿圏でも 2 万 程度の供給材料が存在しているが 2018 年も市況をみながら慎重に供給を う傾向が継続すると思われる 一方 需要者サイドでは 景気回復が継続していること 税制 住宅ローン 利などの住宅取得環境は好環境が続くことから 需要者の購入マインドも緩やかに改善していくと思われる 加えて 2018 年下半期以降には 2019 年 10 の消費税率引上げを意識した動きもみられ始めると思われ 販売状況についても緩やかに改善に転じると予測した 新規供給 数の予測 2018 年の新規供給 数は首都圏で 3 万 8,000 近畿圏で 1 万 9,000 と予測 新規供給 数の先 指標である分譲マンションの着 数をみると 1 11 月では首都圏が前年同期 0.9% 増の 6 万 671 近畿圏では同 13.5% 減の 1 万 9,773 となった また 供給予定物件などをみても 首都圏では 4 万 以上 近畿圏では 2 万 程度の供給材料は存在している また 2018 年下半期以降に 2019 年 10 月の消費税率引上げを意識した動きもみられ 首都圏では 2017 年を若 上回る 3 万 8,000 程度の供給が われると予測した 近畿圏では分譲マンション着 数が前年同期を下回ったこともあって 並の 1 万 9,000 と予測した 分譲マンション着工戸数(千戸 ) 140 120 100 80 60 40 20 0 114.2 48.7 116.5 116.5 114.3 125.0 125.3 39.1 41.3 83.5 100.7 51.4 70.5 68.9 68.0 43.2 33.3 40.0 38.6 46.7 37.4 25.4 17.2 21.7 19.6 分譲マンション着工戸数の推移 ( 首都圏 近畿圏 ) 首都圏 近畿圏 増減率 ( 首都圏 ) 増減率 ( 近畿圏 ) 60.9 23.3 28.0 63.1 64.8 60.7 24.4 24.3 0.9% 0% -13.5% 19.8 75% 50% 25% -25% -50% -75% -100% 対前年 ( 同期 ) 比増減率 0 20,000 40,000 60,000 80,000 43,805 44,090 40,135 40,527 38,398 34,152 28,284 21,482 15,888 20,171 18,198 20,746 24,299 19,394 18,018 14,454 14,730 新規供給戸数の推移と予測 ( 首都圏 ) 38,000 20,488 22,251 24,364 26,301 24,856 25,519 22,431 21,318 21,168 32,737 32,179 40,311 43,048 44,902 45,750 45,451 44,426 上半期 下半期 ( 戸 ) 地域別供給 数の予測 1 首都圏市場地域別では都内 23 区が供給の中心であることに変化はなく を上回る 1 万 8,000 程度の 通し 都下 埼玉県は前年並 神奈川県は前年を若 下回る供給にとどまる 千葉県は 4,000 程度と を上回る 通し 2 近畿圏市場大阪市は 9,000 と を若 下回るものの 高水準の供給が継続する 阪神間 神 市 北摂では大型物件の供給が予定されていることから を上回ると予測した 17,274 15,271 15,823 14,078 14,311 15,096 11,857 10,157 10,231 9,305 10,334 11,318 8,712 10,102 8,941 8,815 20,443 19,000 資料 : 国土交通省 住宅着工統計 は 1-11 月実績 新規供給戸数の推移と予測 ( 近畿圏 ) 0 10,000 20,000 30,000 40,000 9,627 10,887 11,485 10,914 10,102 8,828 9,735 10,745 12,932 13,373 15,987 16,034 18,986 15,835 15,123 19,278 18,644 上半期 下半期 ( 戸 ) 地域別供給戸数の推移と予測 ( 首都圏 ) ( 戸 ) 戸数 構成比 戸数 構成比 戸数 構成比 前年比増減 都内 23 区 14,764 41.3% 16,017 44.6% 18,000 47.4% 2,000 都下 4,069 11.4% 4,016 11.2% 4,000 10.5% 0 神奈川 8,774 24.5% 8,540 23.8% 8,000 21.1% 500 埼玉 3,897 10.9% 3,956 11.0% 4,000 10.5% 0 千葉 4,268 11.9% 3,369 9.4% 4,000 10.5% 600 首都圏計 35,772 100.0% 35,898 100.0% 38,000 100.0% 2,100 はマイナス 概数 地域別供給戸数の推移と予測 ( 近畿圏 ) ( 戸 ) 戸数 構成比 戸数 構成比 戸数 構成比 前年比増減 大阪市 8,217 44.0% 9,482 48.5% 9,000 47.4% 500 阪神間 1,719 9.2% 1,428 7.3% 1,800 9.5% 400 神戸市 1,973 10.6% 1,747 8.9% 2,000 10.5% 300 北摂 2,205 11.8% 2,222 11.4% 2,400 12.6% 200 東大阪 482 2.6% 668 3.4% 700 3.7% 0 南大阪 717 3.8% 725 3.7% 800 4.2% 100 京都市 1,384 7.4% 1,220 6.2% 1,000 5.3% 200 外周地域 1,979 10.6% 2,068 10.6% 1,300 6.8% 800 近畿圏計 18,676 100.0% 19,560 100.0% 19,000 100.0% 600 はマイナス 概数

販売状況の予測 日本経済の状況をみると 12 に始まった景気回復が いざなぎ景気 を上回る戦後 番 の さとなるなど 順調に回復を続けている 2018 年は家計部 にも景気回復の波及が進み 個 消費も増加ペースが緩やかに高まると予想される 2018 年の販売状況については 都 部を中 にした好 地物件 希少性の い物件の販売好調は継続すると思われる また 中堅所得者層を中心とする一次取得者層向け物件については 1 可処分所得 消費にも景気回復の好影響が及ぶこと 2 住宅取得環境は好環境が継続していること 3 郊外 近郊地域では価格調整が われた物件の供給が われ始めること 42018 年下半期以降には消費税率引上げを意識した動きがみられるようになることなどから 購入マインドも改善し始め 販売状況も緩やかに回復すると予測した 1 首都圏市場 新規供給 数 38,000 (35,898 ) を約 2,100 上回る 総販売 数 38,400 (35,952 ) を約 2,400 上回る 新規供給物件 年間平均初 販売率 70% (68.1%) を1.9ホ イント上回る 年間累計販売率 86% (83.2%) を2.8ホ イント上回る 分譲中 数 6,700 末 (7,106 ) を約 400 下回る 2 近畿圏市場 新規供給 数 19,000 (19,560 ) を約 500 下回る 総販売 数 19,150 (19,803 ) を約 650 下回る 新規供給物件 年間平均初 販売率 77% (76.1%) を若 上回る 年間累計販売率 89% (89.1%) 並で推移 分譲中 数 2,400 末 (2,539 ) を下回る マンション市場の推移と予測 首都圏 新規供給物件前年繰越物件合計分譲中 供給 販売 販売率 ( 初月 ) 供給 販売 販売率 供給 販売 販売率 戸数 44,499 39,787 89.4% (77.8) 5,600 4,146 74.0% 50,099 43,933 87.7% 6,166 45,602 41,049 90.0% (76.3) 6,166 5,372 87.1% 51,768 46,421 89.7% 5,347 56,478 51,763 91.7% (79.5) 5,347 4,972 93.0% 61,825 56,735 91.8% 5,090 44,913 39,345 87.6% (75.1) 5,090 4,616 90.7% 50,003 43,961 87.9% 6,042 40,449 35,165 86.9% (74.5) 6,042 4,895 81.0% 46,491 40,060 86.2% 6,431 35,772 29,873 83.5% (68.8) 6,431 5,170 80.4% 42,203 35,043 83.0% 7,160 35,898 29,858 83.2% (68.1) 7,160 6,094 85.1% 43,058 35,952 83.5% 7,106 38,000 32,500 86% (70) 7,106 5,900 83% 45,106 38,400 85% 6,700 近畿圏 新規供給物件前年繰越物件合計分譲中 供給 販売 販売率 ( 初月 ) 供給 販売 販売率 供給 販売 販売率 戸数 20,219 17,803 88.1% (71.7) 3,971 3,080 77.6% 24,190 20,883 86.3% 3,307 23,266 21,194 91.1% (76.9) 3,307 2,622 79.3% 26,573 23,816 89.6% 2,757 24,691 22,555 91.3% (79.6) 2,757 2,630 95.4% 27,448 25,185 91.8% 2,263 18,814 16,970 90.2% (76.6) 2,263 2,013 89.0% 21,077 18,983 90.1% 2,094 18,930 16,741 88.4% (70.8) 2,094 1,884 90.0% 21,024 18,625 88.6% 2,399 18,676 16,202 86.8% (71.9) 2,399 2,091 87.2% 21,075 18,293 86.8% 2,782 19,560 17,433 89.1% (76.1) 2,782 2,370 85.2% 22,342 19,803 88.6% 2,539 19,000 17,000 89% (77) 2,539 2,150 85% 21,539 19,150 89% 2,400 販売率は年間累計販売率 初月は年間平均初月販売率