カテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 14 児童生徒について中学部 2 年 B 類型 タイトル 児童生徒の実態 個別の指導計画から 発語以外のコミュニケーション手段を効果的に獲得するための指導 ( 教科の実態 ) 認知面は 身近な物の名前を平仮名や片仮名で表すことがで

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教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

特別支援学級 1 2 組国語科学習指導案 児童 1 年 (1 名 )2 年 (1 名 )3 年 (3 名 ) 4 年 (1 名 )5 年 (2 名 ) 計 8 名指導者藤澤勝利 (T1) 小綿幸子 (T2) 國久伸子 (T3) 1 単元名 ( 題材名 ) 文をつくろう 2 単元 ( 題材 ) につい

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨


いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

E 児 第 4 学年男児で, 軽度の知的障害がある 漢字はよく覚えているが, 書く字は雑でマスからはみ出ることが多い 漢字や文を読むことはできるが, 小さな声で音読したり発表したりする 自分の思いを話したり書いたりして表現することが難しい 昨年度, ローマ字を学習しているが, ほとんど覚えていなかっ

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

いろいろな衣装を知ろう

活動の流れ 1 4 人のグループに分かれ テーマを決める 校内の施設紹介 学校行事 クラブ活動 時間割など 2 各グループで実施計画を立てる 3 動画を撮影する 4 写真を使って動画を作成する 動画の長さは 1 人 2~3 分とし 全員が発表できるように 分担 を決める 5 必要な語いや表現を調べる

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6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

生徒用プリント ( 裏 ) なぜ 2 人はケンカになってしまったのだろう? ( 詳細編 ) ユウコは アツコが学校を休んだので心配している 具合の確認と明日一緒に登校しようという誘いであった そのため ユウコはアツコからの いいよ を 明日は登校できるものと判断した 一方 アツコはユウコに対して 心

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

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新潟市立亀田西中学校

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

保健体育科学習指導案

自己紹介をしよう

24 京都教育大学教育実践研究紀要 第17号 内容 発達段階に応じてどのように充実を図るかが重要であるとされ CAN-DOの形で指標形式が示されてい る そこでは ヨーロッパ言語共通参照枠 CEFR の日本版であるCEFR-Jを参考に 系統だった指導と学習 評価 筆記テストのみならず スピーチ イン

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งานนำเสนอ PowerPoint

人的環境の整備 教師 友達 分かりやすい説明の手本となるように, 話す速さや声の大きさを意識して簡潔に話したり, 話すポイントを視覚的に示したりする 道案内の手順を知ることや説明原稿の作成に時間が掛かった場合は, 教師間で役割分担しながらアドバイスする グループ内での自分の役割が明確になるように,

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 6 報告文を書いて発表しよう

PowerPoint プレゼンテーション

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

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1 対象児童 省略 2 児童の実態 省略 発達障害 情緒障害通級指導教室自立活動学習指導案 コミュニケーションに課題のある児童の指導 平成 30 年 11 月 6 日 ( 火 ) 第 5 校時 3 指導観これまでに通級指導教室では 落ち着いた環境の中で 精神的安定を図り 本来持っている能力を発揮し

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

平成 30 年度 品川区学力定着度調査 の結果から明らかになった課題と学力向上に向けた取組 ( 国語 ) 1. 国語の定着状況についての概要 どの学年もほとんどすべての項目において 目標値を上回った 昨年度から取り組んできた 文章を書き表す際の 言葉の正しい使い方の指導 が 言葉についての知識 理解

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難聴児童の伝える力を 高めるための指導の工夫 -iPadを活用した取り組みを通して-

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

第1学年国語科学習指導案

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

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小学校国語について

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自立活動学習指導案 授業者 1 単元名 のチャレンジ大作戦! 2 単元の目標 (1) 正しい口形や発音, 声の大きさを意識して話すことができる [6コミュニケーション(2)(3)][4 環境の把握 (3)] (2) 自分の障害を理解し, 自分の成長を確認することができる [1 健康の保持 (2)][

0630指導案A1

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

英語科学習指導案

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

特別支援 高等部

自立活動学習指導案 難聴通級指導教室 ( たいよう教室 )1 人 (6 年男子 1 人 ) 指導者清藤大嗣 1 活動名場に合わせた言い方 ( 人間関係の形成 : コミュニケーション ) 2 活動の目標 言葉には, 相手の立場や周りの状況に合わせた使い方があることを理解し, 大切なポイント ( 言葉の

群教セ I01-08 平 集 特 情緒障害 中学校自閉症 情緒障害特別支援学級における人と関わる意識を高める支援の工夫 自己肯定感を高めるための振り返りと ソーシャルスキルトレーニングを通して 特別研修員田子賢一 Ⅰ 研究テーマ設定の理由 自閉症 情緒障害特別支援学級の生徒は 社会生活

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

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慶應外語 2019 年度春学期三田正科注意 : やむをえない理由により 予告なしに担当講師が代講または変更となることがあります 講座開始後 この変更を理由に講座をキャンセルされる場合 受講料の返還はいたしません 講座コード C ベトナム語 基礎コース 担当者 グエン Nguyễn ミン

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

(2) 記録用サポートブックの作り方 記録用サポートブックは 一般様式 を使って書きます 一般様式 は 項目 本人の状況 支援方法 の 3 つの枠からできています 様式一般様式支援者 : 場所 : 日付 : < 項目 > 例 ) 話を聞く( 授業中 ) 使い ポイント 方 気になるな 困ったな と思

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 12 学校案内パンフレットを作ろう-共同編集・制作-

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Ⅰ 研究主題 合理的配慮の視点に立った教科指導 小 中学校特別支援教育研究部 Ⅱ 主題設定の理由今年度は児童生徒の実態に即した合理的配慮と国語科の指導について研究を深めてみたいと考え この研究主題を設定することとした 現在 特別支援教育では障害 能力を問わないすべての児童生徒を対象とするユニバーサル

第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

Taro-5年研究のまとめ

生徒の活動

資料5 親の会が主体となって構築した発達障害児のための教材・教具データベース

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

Water Sunshine

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

第4学年算数科学習指導案

4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

内容解説資料 各学年の指導事項と授業時数の配当 ( 第 5 6 学年 ) 学習指導要領の内容 学年月ページ単元名教材名 知識及び技能 配当時数その他の指導事項 (3) エの事項 (1) の事項 表 2-P1 こんなことはないかな ( ア ) 適宜 4 学習の進め方 / 用具の準備 / 用具のかたづ

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カテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 13 児童生徒について中学部 2 年 B 類型 タイトル児童生徒の実態 個別の指導計画から ねらい学習指導要領との関連自立活動の指導内容との関連具体的な指導 支援の内容 方法 伝え合う力を高める指導 ~ インタビューの単元を通して ~ 教科の実態 特に漢字の読み書きにおいては習熟度にばらつきが見られる 学習意欲は高い 聞く : 国聞 4( 話のおよその内容を聞き取る ) 話す : 国話 3( 見聞きしたことや経験したこと 自分の気持ちなどを話す ) 読む : 国読 4( 簡単な語句 文及び文章などを正しく読み 内容を読み取る ) 書く : 国書 4( 簡単な日記や作文を時系列に沿って書く ) 国聞 5: 話の内容の要点を落とさないように聞き取る 国話 4: 自分の意見を相手に分かるように話す 相手に分かりやすいように話したり 適切な言葉遣いや対応で質問したりしたうえで 相手の話の内容を聞き取る コミュニケーション (5)1: 具体的な場面に応じたコミュニケーションスキルの獲得 2: 相手や場に合わせた適切な言葉の選択 応答 3: 相手や場に応じた声量の調整 1 インタビュー事項をまとめるインタビューメモ用紙 インタビュー相手を決め 質問したい内容を考える 質問事項は 相手に質問するときの丁寧な言い方でインタビューメモ用紙にメモする 2 インタビューの練習をする インタビューする インタビューを受ける チェックする の役割に分かれ インチェックシートタビューの練習をする チェックする人は 1 丁寧な言葉を使っているか2 相手を見て聞こえる声で質問しているか3メモをとっているか についてチェックシートを用いてチェックする 3 インタビューをするインタビュー時 あまり普段かかわりのない教師へインタビューに行く 4 インタビューの様子を振り返る 映像を見ながら 自分のインタビューの様子についてチェックシートを用いてチェック車いすテーブルに板とバインダーをする 設置し 書きやすくしている

カテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 14 児童生徒について中学部 2 年 B 類型 タイトル 児童生徒の実態 個別の指導計画から 発語以外のコミュニケーション手段を効果的に獲得するための指導 ( 教科の実態 ) 認知面は 身近な物の名前を平仮名や片仮名で表すことができる 平仮名で書いてある20 文字程度の文章等を黙読することができる ipod 及び ipad のアプリケーションを使って1~3 語文でコミュニケーションをとることができる 聞く : 国聞 4( 話のおよその内容が分かる ) 話す : 国話 3( 自分の考えを発語で伝えたり 手を上げて返事をしたりする ) 教育的ニーズ読む : 国読 4( 小学校 2 年程度の物語を読める ) 書く : 国書 3( 平仮名で簡単な言葉 文章を書ける ) ねらい学習指導要領との関連自立活動の指導内容との関連 国書 2: 単語を組み合わせて 適切に意思や考えを表す ipod 及び ipad 操作の仕方と各アプリケーションの機能の使い方を覚え スムーズにコミュニケーションをとれる力を身に付ける 健康の保持 (1)24 (2)1 (3)1 (4)4 身体の動き (1)312 コミュニケーション (1)136 (2)3 (4)45 (5)2 具体的な指導 支援の内容 方法 1 ipod の活用 ipod で TASUC のアプリケーションを活用して 1~3 語文を選択 作成し 援助依頼や意思表示等を伝えている ( 例 : ぼく すこし みず のみたい ) 1 ipod の活用 2 ipod の活用 昼休みや放課後に ipod の hiragana のアプリケーションに入っているカルタや 一般常識クイズ等で遊び 有意義な時間を過ごしている ( ダブルクリップを使い 見やすい位置 角度手が届く位置などを調整している ) 3 ipod の活用 ipod の ねぇ きいて のアプリケーションを活用し 予め作成しておいた日常的に使う 要求 を一文にして伝えている ( 例 : せなかをおこしてください ) 2 ipod の活用 3 ipod の活用

カテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 15 児童生徒について中学部 2 年 B 類型 タイトル児童生徒の実態 個別の指導計画から ねらい学習指導要領との関連自立活動の指導内容との関連具体的な指導 支援の内容 方法 ひらがなを獲得するための学習について 教科の実態 聞く : 国聞 1( 聴覚優位のため 何度か聞いた話を覚えているが内容を理解していないことが多い ) 話す : 国話 2( 簡単な話の受け答えができる ) 読む : 国読 1( ひらがなの な お や は既習して分かっている その他のひらがなは学習中である ) 書く : 国書 1( 点と点を線で結ぶことができる ) 国読 1: ひらがなを覚える 文字を覚え 周囲からの情報を知る能力を高める 環境の把握 (1)12(2)12(5)1 心理的な安定 (3)1 コミュニケーション (4)3 1 ノートパソコンでひらがなの筆順や形を見て 1 ノートパソコン ( ソフト ) 答える ランドセル1 年生 ( ひらがな ) マウスを動かす時 指導者の動かす手の上に生徒の手をのせて 筆順と字の形を見ることができるようにする 使用の際 画面にタッチする活動をしないようにしている ( 自分の指で字の全体が見ることができないため ) 簡単な字 生徒にとって身近な字( 知人の名前や知っている物の名前の字 ) を取り上げた また 50 音順 も確認しながら学習する 2 くだものの絵を見て動くひらがなをタップして単語を作る 単語のひらがな一字ずつ言い確認するように促す 学習したひらがなについては すぐに分かり自信をもってタップできる 2 タブレットひらがなタッチ

カテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 16 児童生徒について中学部 2 年 B 類型 タイトル児童生徒の実態 個別の指導計画から ねらい学習指導要領との関連自立活動の指導内容との関連具体的な指導 支援の内容 方法 ひらがなを獲得するための学習について 教科の実態 聞く 話す : 国聞 2 国話 2 聴覚優位で 簡単な本の読み聞かせでの受け答えをしたり 教師と一緒に部分的に音読をしたりすることができる 読む : 国読 2 ひらがな ( 清音 ) の拾い読みはおおむねできる 書く : 国書 1 線を引くことはできるが 形をとらえて書くことが難しい 国読 2: ひらがな ( 単語や短い文 ) を読むことができる 国書 1: ひらがなの形をとらえる ひらがなを読むために 書き取り練習で形をとらえ 認識できるようにする 環境の把握 (1)1 (2)1 (5)26 身体の動き (1)712 (5)4 コミュニケーション (4)34 1 ひらがなのアプリ ( 書き取り ) 1 ipad の ひらがな アプリを活用し なぞり書きをし 形をとらえられるようにする 必要に応じ声に出して読み 確認する ipad の使用の際 姿勢 教室の明るさ ipad の角度などに配慮する 定期的な書き取りチェック 苦手 2 な文字の傾向をつかみ 抽出して練習する 2 文字学習のアプリ カード 読みについては 単語カードや簡単な絵本を使用し 単語をすらすら読めるよう繰り返し学習 ipad のかるた 文字選びなどの文字学習のアプリ ひらがなカードを活用している 3 プリント 点結びやなぞりで筆記の練習 白抜きにしたプリントを使用 文字の始点と終点に印をつけた 3

カテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 17 児童生徒について中学部 3 年 B 類型 タイトル児童生徒の実態 個別の指導計画から ねらい学習指導要領との関連自立活動の指導内容との関連 身の回りの名称をおぼえよう 教科の実態 聞く : 国聞 1( とってきて トイレ などよく使う言葉を理解し 行動に移すことができる ) 話す : 国話 1( はじめます はい おわります さようなら ばいばい など日常的に使うものに関しては教師が促すとはっきりではないものの発語することができる また くんれん おふろ などマカトンサインを使って伝えることができる ) 読む : 国読 1( 絵本などを読んでもらい 内容の理解は難しいものの楽しむことが出来る ) 書く : 国書 1( いろいろな筆記用具を使ってなぐり書きをすることができる ) 国話 1: 見聞きしたことなどを簡単な言葉で話す コミュニケーション(2)1: 意思の表出手段の獲得 コミュニケーション(3)1: 語彙の拡充 具体的な指導 支援の内容 方法 1 食べ物や身の回りの物の絵カードを準備する ( 日常生活品 食べ物等 ) 本人から少々距離を置き 両方のカードが見える位置にカードを配置する 2 フォークはどっち? のように質問する カードをよく見ずに手を伸ばした時は制止し カードをよく見るように促す 3 教師が読み上げた名前に対応する絵カードを正しく選択し 教師に手渡すことができた時は褒める 本人の様子を観察して 集中力が持続しなくなってきたらやめる

カテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 18 児童生徒についてタイトル児童生徒の実態 個別の指導計画から 中学部 3 年 B 類型 相手が分かる伝え方の獲得について 教科の実態 聞く : 国聞 3( 簡単な内容の話を聞いて 大まかな話の内容が分かる ) 話す : 国話 3( 伝えたいことを教師や友達に話して伝える ) 読む : 国読 3( 短い文章や簡単な語句を正しく読む ) 書く : 国書 3( 簡単な語句や短い文章をひらがなや簡単な漢字を使って書く ) ねらい学習指導要領との関連 国話 4: 相手が分かるように言葉を選んで伝える 語彙を増やし 使える単語を増やす 主語述語の正しい使い方や て に を は 等の助詞の正しい使い方が分かる 自立活動の指導内容との関連 コミュニケーション (5)123 具体的な指導 支援の内容 方法 1 依頼 要求 質問等の日常的に考えられる場面で遣えるパターン化された文を準備し 自分でその場面に合う文を選べるようにする 2 パターンで答えることの定着が見られたら 少しずつ複雑にしていき 変化に対応できるようにする 3 日常の中で相手に話して伝える場面を設定し 定着を図る 分からないことがあって 質問するとき が分からないので 教えて下さい 出来事を相手に伝えるとき いつ どこで だれと なにを どのように どうした 発表場面 ( 帰りの会の流れ ) 始めの挨拶 今日の反省 明日の予定 先生から 帰りの挨拶

はっぱはぱカテゴリー : 教科等 ( 国語科各教科自立活動校内掲示物 ) 事例 19 児童生徒についてタイトル児童生徒の実態 個別の指導計画から ねらい学習指導要領との関連自立活動の指導内容との関連 中学部 3 年 B 類型 身の回りの言葉を覚えよう 教科の実態 話し声は不明瞭なことが多く はっきりした発音を促すために口の開き方の模範を必要とする 聞く : 国聞 2( 教師や友人の話し言葉に慣れ 簡単な説明や話しかけが分かる ) 話す : 国話 1( 教師などの話しかけに応じ 表情 身振り 音声や簡単な言葉で表現する ) 読む : 国読 2( 文字などに関心を持ち 読もうとする ) 書く : 国書 2( 文字を書くことに興味を持つ ) 国読 2: 文字などに関心を持ち 読もうとする 国話 2: 見聞きしたことなどを簡単な言葉で話す 身近な物の名前 日常生活で目に触れる文字に関心を寄せ 読もうとする意欲を高める また 見聞きしたことや身の回りの物のやりとりを 言葉を添えてできるようになる コミュニケーション (1)1 相手に伝えようとする意欲の向上コミュニケーション (3)3 語彙の拡充 具体的な指導 支援の内容 方法 音声と文字とジェスチャーを合わせて理解を促す 多層指導モデル MIM の促音の指導法を用いた 1 清音は手をたたき 促音は両手を肩幅に開いて握る 2 板書で字を提示し 指導者が読みながら手をたたいたり握ったりして手本を示す 3 指導者と一緒にジェスチャーと読みを繰り返して定着を図る ゆっくり発声することから始める できてきたら速度を速めたりささやいたりするなど語調を調整し 飽きないようにする 例 は っ ぱ 4 促音 っ が含まれた単語の音声 ジェスチャー 文字がマッチできたかを確かめるため 単語カードを用いた二択クイズを行う