1 Mission ミッション 世界で最先端の ICT 国家になる! Vision ビジョン 1 強靭な共通システム基盤を作る - 低廉で機動力のある情報システムの整備 2 公務員の働き方を変える - 効率的で生産性の高い行政の実現 3 行政サービスの利用者負担を下げる - 安心して使える 便利なサ

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情報インフラの合理化 再構築 1-1 政府情報システムの統廃合 クラウド化各府省に林立する情報システムについて 統廃合を徹底するとともに 政府共通プラットフォームへの移行を促進し 政府情報システムのクラウド化を徹底 1-2 大規模システムのコスト削減大規模システムについて 与党 (IT 戦略特命委員

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

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総務省テレワーク推進計画 平成 27 年 6 月 5 日総務大臣決定 政府方針である 国家公務員テレワーク ロードマップ ( 平成 27 年 1 月 21 日 : 各府省情報化統括責任者 (CIO) 連絡会議決定 ) が定められ 2020 年度までを視野に入れた各府省等におけるテレワーク推進計画を策

1 検査の背景 我が国の防災の基本法として災害対策基本法 ( 昭和 36 年法律第 223 号 ) が制定されている 同法によれば 内閣府に中央防災会議を置くとされ 同会議は 災害予防 災害応急対策及び災害復旧の基本となる防災基本計画の作成 その実施の推進 防災に関する重要事項の審議をそれぞれ行うな

1. ネットワーク再編の背景 世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 平成 26 年 6 月 24 日改定 )( 抜粋 ) 3. 公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会の実現 (2) 国 地方を通じた行政情報システムの改革 政府の IT

1. 厚生労働省情報システム関係予算の推移 ( 単位 : 億円 ) 運用経費 整備経費 561 整備経費 373 整備経費 333 整備経費 275 整備経費 372 整備経費 整備経費 480 運用経費 1,718 運用経費 1,620 運用経費 1,459 運用経費 1,452 運用経費 1,4

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第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

( 常任本部会議の設置等 ) 第 9 条本部に常任本部会議を設置する 2 常任本部会議は 委員長 副委員長及び委員で組織する 3 委員長は 第 11 条第 1 項に規定する最高情報統括責任者をもって充てる 4 委員長は 常任本部会議の事務を総理する 5 副委員長は ICTに関する事務を分掌するプロジ

(1) 政府統計の総合窓口 (e-stat) 1 各府省の統計データをワンストップで提供する政府統計のポータルサイト ( e-stat ) 政府統計約 580 統計の約 74 万表を収録 (2017 年度末現在 ) 年間統計表へのアクセス数は約 5,900 万件 (2017 年度実績 ) サイトトッ

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が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

宮内庁デジタル ガバメント中長期計画 平成 30 年 6 月 22 日 行政情報化推進委員会決定

世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 平成 28 年 5 月 20 日閣議決定 ) ( 平成 27 年 6 月 30 日閣議決定 ) の変更 ( 抄 ) ( 抜粋 ) I. 世界最先端 IT 国家創造宣言に基づくこれまでの成果 1. これまでの代表的な成果 (2) マイナンバー制度を活用した国民生活の

【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

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第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

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1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

. 当年度目標取組み事項及びその内容関連施策 ( 総合計画 ) 基本政策行政改革の推進 中期行財政運営方針に基づき 計画的に行財政運営基盤の充実強化を図るため 平成 年度行財政運営方針を 8 月に策定します ( 公民連携セクションの設置 働き方見直しの推 事務事業の見直しについては 見直しに向けた取

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活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

不動産登記制度 国民の権利の保全を図り, もって不動産に関する取引の安全と円滑に資するため, 不動産の表示及び不動産に関する権利を一定の公簿 ( 登記簿 ) に公示する制度である 不動産登記法 ( 平成 16 年法律第 123 号 ) 第 1 条この法律は, 不動産の表示及び不動産に関する権利を公示

統計改革 最終取りまとめ 以降の経緯 統計改革推進会議 最終取りまとめ (H29.5 月 ) 今後の統計改革の具体的方針を取りまとめ 官民データ活用推進本計画 (H29.5 月閣議決定 ) 官民データ活用推進戦略会議の下に EBPM 推進委員会の設置を決定 骨太方針 2017(H29.6 月閣議決定

中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

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併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

公的統計の意義 利活用 公的統計の意義 公的統計は 国民にとって合理的な意思決定を行うための基盤となる重要な情報 ( 国民の共有財産 ) であり ( 統計法第 1 条 ) 国民経済の健全な発展及び国民生活の向上に寄与することを目的として作成 提供されるもの 特に 証拠に基づく政策立案 (EBPM)

デジタル時代の新たな IT 政策の方向性について ~ デジタル時代に対応した 新たな社会システム への移行に向けて ~ 平成 30 年 12 月 19 日 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 官民データ活用推進戦略会議決定 1. 基本的な考え方 近年 デジタル技術やデジタル技術を活用したサービ

だくようお願いいたします 進捗については この会議でしっかりとフォローアップをしてまいります 加えて デジタル化に当たっては 各府省の業務の見直しを徹底的に行うことが不可欠であり 梶山大臣と野田大臣は 行政改革 業務改革の観点から取り組みを推進していただきたいと思います いずれにしろ これらの作業は

(2) サービス指標の目標値に対する達成度の評価 共通サービス指標 稼働率稼働率については KSKは目標値 99.9% に対して実績値 % e-tax は目標値 99.5% に対して実績値 99.9% KSKのオープンは目標値 99.9% に対して実績値 99.9% となっており それぞ

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「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について


道州制基本法案(骨子)

この結果 早期に導入希望を表明した市町村が2 市町あり 現在 人口規模や実現内容が類似する団体に声をかけ 共同で取り組めるよう支援を行っています 併せて 大阪版自治体クラウドの実現に向け 大阪府から依頼した出力様式をベンダーから標準システムとして提供できないか等の検討を行い 計画作りを進めていきます

3. 公文書管理の適正を確保するための取組 公文書管理の適正を確保するため 行政文書の管理に関するガイドラインが昨年末に改正され それに従って改訂された各府省の行政文書管理規則が本年 4 月から施行されている まずは 各府省において行政文書の作成 保存から廃棄までの各段階における新たなルールの遵守を

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デジタルシステムの国内標準仕様 ( 案 ) の概要 国内標準仕様準拠により 実現する機能 1. 災害情報等の一斉配信サービスへの対応 2. スマートフォン連携による個人属性に応じた情報提供 3. 上での多言語による情報提供の方法 国内標準仕様概要 1. 災害情報等の一斉配信サービスへの対応 端末側に

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

(2) 行政の高度化 効率化国や地方公共団体においてデータ活用により得られた情報を根拠として政策や施策の企画及び立案が行われることで (EBPM:Evidence Based Policy Making) 効果的かつ効率的な行政の推進につながる (3) 透明性 信頼の向上政策立案等に用いられた公共デ

27 年度当初予算 28 年度要求主な増減理由円)平 7 単 位 2 : 8 百年万度予訳(成 ( 目 ) 啓発広報費 2 平成 26 年度限りの経費 ( 重要事項に関する戦略的国際広報諸費に統合 ) 計 0 0 算内

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

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行政の情報化と文字情報基盤

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(2) テレワークを巡る最近の動きと本ロードマップの位置づけ 2013 年 6 月に閣議決定された IT 総合戦略本部の 世界最先端 IT 国家創造宣言 ( 以下 創造宣言 という ) においては IT サービスを活用し 外出先や自宅 さらには山間地域等を含む遠隔地など 場所にとらわれない就業を可能

情報及び情報システムの特性

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第4回マイナンバー・税務執行ディスカッショングループ 論点整理

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1 デジタルガバメント実行計画 の決定 ( 主要施策 ) (1) 添付書類の撤廃 デジタル ガバメント実行計画 ( 平成 30 年 1 月 16 日 eガバメント閣僚会議決定 ) 添付書類を一括して撤廃するための法案の作成 行政機関同士の情報連携等により 添付書類を撤廃するシステムの整備 のポイント

第6回議論における補足資料

(2) サービスの特長 1グローバル規模で同一環境の導入が可能国内だけでなく Arcstar グローバル IP-VPN サービス提供国を中心に世界各国で提供するため グローバル規模で同じサービスが利用できます そのため 今まで国ごとに稼動がかかっていたシステム構築 管理の集約による効率化や 同じコミ

資料9

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Ⅰ 近年の行政改革の実績 1. 政治主導体制の強化 1 内閣主導の体制整備 ( 平成 13 年 1 月 ) 内閣府の新設 特命担当大臣の新設 ( 経済財政政策 科学技術政策 防災等 ) 内閣官房の幹部を政治任用化 内閣総理大臣補佐官を3 人以内から5 人以内に拡充 2 政務次官制 (24 人 ) を

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発起人 定款作成認証 出資金の払込み 機関の具備 設立時役員による調査 株式会社の設立の手続 定款 商号目的発行可能株式総数 設立時役員等 資本金計上証明書 払込証明書 本人確認証明書 会社の設立と登記手続 設立の登記の申請 就任承諾書 選任決議書 代表取締役 登記所 登記申請書 商号 本店 目的

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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資料1-1

構成 1 第 1 章 IoT 時代の新たな地域資源 1. IoT 時代の新たな地域資源とその可能性 2. 新たな地域資源の活用に向けた基本的視点 第 2 章地域におけるオープンデータ ビッグデータ利活用の推進 1. 地域におけるオープンデータ利活用の現状と課題 2. 地域におけるビッグデータ利活用の

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1 マイキープラットフォーム構想の概要 マイキープラットフォーム構想とはマイナンバーカードのマイキー部分 (IC チップの空きスペースと公的個人認証の部分で 国や地方自治体といった公的機関だけでなく 民間でも活用できるもの ) を活用して マイナンバーカードを公共施設や商店街などに係る各種サービスを

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本リリースは 株式会社野村総合研究所とサイボウズ総合研究所株式会社の 2 社による共同リ リースです 重複して配信される可能性がありますが あらかじめご了承ください 2010 年 6 月 24 日 株式会社野村総合研究所 サイボウズ総合研究所株式会社 OpenStandia ソリューション / サイ

Ⅰ. 住基ネット活用のベネフィット試算結果 : 現状 183 億円 / 年 数年後には 917 億円 / 年 ( 内 国民への還元は 643 億円 / 年 ) Ⅰ 1 フェーズ Ⅰ( 既に実施済みの行政手続 ) の活用実態とベネフィット住基ネットを活用することにより 従来, 住民票の添付が必要とされ

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国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

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報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

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う ) において定めた民間事業者が確保すべきサービスの質の達成状況に対する当機構 の評価は 以下のとおり 評価事項 測定指標 評価 業務の内容 対象公共サービスの内容に示す運用業務を適切に実施すること 月次報告による業務内容を確認したところ 運用業務は適切に実施されており サービスの質は確保されてい

小特集暗号と社会の素敵な出会い 1. マイナンバーと電子署名 電子認証 基応専般 手塚悟 ( 東京工科大学 ) マイナンバーとは IC 図 -1 電子署名 電子認証とは 電子署名と電子認証の違い 1058 情報処理 Vol.56

開会に当たりまして 議長であります菅内閣官房長官から御挨拶をいただきます 菅内閣官房長官デジタル ガバメント実行計画の策定から半年が経過し 成果が形になり始めております 特に今般 各省が中長期計画を策定し 今後いつまでにどうやって実施をするか こうしたことが明らかになってきております 大きな一歩であ

会計を巡る最近の動向について

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

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Microsoft Word - 第4次計画

1. 背景等 (1) 背景等 (2) 目的 体制 2. 実証の概要 (1) 実証 Ⅰ ー 1 : 防災クラウド情報システム構築 (2) 実証 Ⅰ ー 2 : データ連携等標準仕様案の作成 (3) 実証 Ⅱ : 災害対策標準化に対応した事例の作成 ( 内閣府の災害対策標準化ガイドラインの構成イメージ

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資料 2-1 行政の ICT 化 - 世界最先端の ICT 国家の実現 - 平成 26 年 6 月 27 日新藤大臣提出資料

1 Mission ミッション 世界で最先端の ICT 国家になる! Vision ビジョン 1 強靭な共通システム基盤を作る - 低廉で機動力のある情報システムの整備 2 公務員の働き方を変える - 効率的で生産性の高い行政の実現 3 行政サービスの利用者負担を下げる - 安心して使える 便利なサービスの提供 Approach アプローチ 1 共通システム基盤の構築とルール化 業務プロセスの改善 - クラウド モバイル活用 2e ガバメント閣僚会議の開催 - 政府一体となった強力な推進体制 3 業務改革方針の策定 ( 総務省 ) - PDCA( 各省の取組状況をフォローアップ )

行政 ICT 化の実践 アクション 1 情報インフラの合理化 再構築 国 地方の情報システムの見直し コンパクトで機動力があるシステムに再構築 システム経費の削減 抑制 強い信念 覚悟 骨太で筋肉質な行政 強力な推進体制 アクション 2 アクション 3 働き方の見直し 業務改革の徹底 ICT 活用による行政サービスの向上 公務員のワークスタイルの変革 業務改革を通じたコストの削減 抑制 業務遂行の効率化と生産性の向上 暮らしの便利と安全を高める行政サービス 利用者負担の低減 安心してアクセスできるオンラインサービス ( 参考 ) 三菱総合研究所の試算 : 社会的なコスト削減効果は年間 1 兆円強相当 ( 約 3 割減 業務処理時間の 1/4 短縮 ) 取組効果を 新たな行政需要や行政サービスの高度化 施策立案 遂行能力の向上にも振り向け 同じ予算で数倍の効果を生み出す行政へ 2

ハードウェア借料 保守料 ( 百万円 / 年 ) 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 AP 保守料 ( 百万円 / 年 ) 7,000 6,000 5,000 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500 4,000 サーバ台数 3,000 2,000 1,000 0 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 画面数 アクション 1 情報インフラの合理化 再構築 国 地方の運用コスト 3 割相当の圧縮 政府情報システムの統廃合 クラウド化 統廃合によるシステム数削減 毎年度見直し 加速 拡大 大規模システムのコスト削減 与党 (IT 戦略特命委員会 ) と連携 コスト高要因の抽出 コスト削減計画の策定 ( 14 年度 ) 通信ネットワークの再編成 通信回線の府省間統合 ( 現状 :1 万超回線 ) ネットワークの仮想化 再編方針の策定 ( 14 年度 ) 重複投資の回避 コスト構造分析 堅固なセキュリティ 共用システム 自治体事務の電子化 : 自治体共用システムの一括構築 政府共通プラットフォーム (PF) 政府共通ネットワーク (G-Net) 強靭なシステム基盤 情報システム 政府共通プラットフォームへの統合 ( クラウド化 ) 認証公文書交換掲示板法令協議 12 年度 :1,450システム 21 年度 :549システム法令検索 IT 資産管理人事 給与旅費精算 14 年度 :23システム 21 年度 :300システム 物品管理 調達 契約 決裁 文書管理 デジタルアーカイブ 統一的 PC 環境 拡充 機能充実 セキュリティ強化 ソフトウェアの標準化 OSS 仮想化 ガバメントライセンス導入 職場の ICT 環境の変革 ( クラウド化 モバイル化 ) PC 環境の統一 OSS: オープン ソース ソフトウェア 自治体情報システムのクラウド化加速 クラウド化市区町村の倍増 (~ 17 年度 ) 13 年度 :3 割 (522 団体 ) 17 年度 :6 割 ( 約 1,000 団体 ) 自治体の情報システム改革の推進 中間サーバのハードウェア ( 番号制度 ) の共同 集約化 99% 超の団体が共同 集約化見込み ( 15 年度 ) ( 参考 ) 国 地方の運用コスト 3 割低減約 7,200 億円 ( 12) 約 2,160 億円相当の減 ( 21) 電子政府の社会的効果について (( 株 ) 三菱総合研究所 ) より作成 3

アクション 2 働き方の見直し 業務改革の徹底 ワークスタイルの改革 オフィスのペーパーレス化 職員の PC スマホから職場にアクセス 電子決裁の徹底 決裁 ( 年間約 300 万件 ) を原則電子化 手続の簡素化 意思決定の迅速化 12 年度 :10% 15 年度 :60% ( 内部部局等は 80%) 番号制度の導入 国税 社会保険 雇用 労災保険の業務改革 (BPR ) 業務 システム最適化計画の策定 ( 14 年度 ) ICT 投資に伴う業務改革 情報システムの更改時期に合わせた業務見直し 投資計画の策定 ( 14 年度 ~) 事務処理の迅速化 BPR: ビジネス プロセス リエンジニアリング 庁舎外からアクセス 行政運営 一斉配信 業務フローの標準化 無線 LAN/WEB 会議で庁舎内外から会議参画 災害時の業務継続確保 中間処理 ( 庶務 ) の廃止 省略 共通システムの活用 人事 給与 旅費 調達の共通システム全省導入 (~ 15 年度 ) 競争入札 ( 年間約 9 万件 ) の原則オンライン化 契約の全面電子化 クラウド導入に合わせた業務の標準化 情報化推進計画の策定 職員 ( 発生源 ) 自ら入力 国 自治体間調査の業務改革 一斉調査 自動集計 瞬時の情報提供 自治体業務の標準化 効率化 ( 参考 ) 業務処理時間 1/4 短縮 6.6 億時間 ( 12) 1.7 億時間 ( 約 5,990 億円相当 ) の減 ( 21) 電子政府の社会的効果について (( 株 ) 三菱総合研究所 ) より作成 4

アクション 3 ICT 活用による行政サービスの向上 行政手続のオンライン利用促進 提供など利便性を高め オンライン利用率を向上 12 年度 :41% 21 年度 :70% 以上 (Application Programming Interface): データを外部のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約 公的個人認証サービスの利活用促進 使いやすいインタフェースと多目的利用の実現 一元的なユーザ認証基盤 : 認証プラットフォームの整備 安全でシームレスなアクセスを実現 ワンストップサービスの促進 国 地方共用の防火対策チェックシステム テレビからも簡単アクセス 手数料納付もオンライン 行政サービス 個人番号カードで便利に安全に 安全な社会を省庁連携で 全国の有床診療所の履行状況を一元的に把握 ( 火災被害の軽減 ) 統計調査のオンライン化推進 自宅 職場でサービス利用 行政情報の利用をオープン化 各府省オンライン調査推進会議の設置 ( 14 年度 ) 世界最大規模のオンライン国勢調査の実施 ( 15 年度 ) スマホで手軽に統計情報を取得 G 空間情報 オープンデータの推進 G 空間情報 をワンストップで入手可能な基盤整備 標準的なオープンデータ化技術 ( 情報流通連携基盤共通 ) 等の確立 統計データ取得の 機能や統計 GIS 機能を整備 統計調査データの研究利用促進 オンサイト施設の効率的な設置 運用 スマホ回答も可能 総合カタログの提供 (e-gov) G 空間情報 : 空間上の特定の地点又は区域の位置情報 関連情報 GIS(Geographic Information System): 地理情報システム ( 参考 ) 国民 企業負担 3 割軽減機会費用 1 兆 1,600 億円 ( 12) 約 3,380 億円相当の減 ( 21) 電子政府の社会的効果について (( 株 ) 三菱総合研究所 ) より作成 5

e ガバメント閣僚会議高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部 (IT 総合戦略本部 ) 本部長 : 内閣総理大臣副本部長 :IT 政策担当大臣 内閣官房長官 総務大臣 経済産業大臣本部員 : 本部長 副本部長を除く全国務大臣 内閣情報通信政策監 ( 政府 CIO) 及び有識者 (10 名以内 ) 新戦略推進専門調査会会長 : 政府 CIO 委員 : 高度情報通信ネットワーク社会の形成に関し優れた見識を有する者のうちから 内閣総理大臣が任命する者情報セキュリティ政策会議パーソナルデータに関する検討会電子行政オープンデータ実務者会議各府省情報化統括責任者 (CIO) 連絡会議議長 : 政府 CIO 副議長 : 内閣審議官 ( 副政府 CIO) 行政管理局長構成員 : 各府省の情報化統括責任者 (CIO) 官房長など I T コミュニケーション活用促進戦略会議電子行政分科会農業分科会医療 健康分科会人材育成分科会防災 減災分科会新産業分科会道路交通分科会規制制度改革分科会マイナンバー等分科会 e ガバメント閣僚会議議長 : 内閣官房長官副議長 :IT 政策担当大臣 総務大臣構成員 : 関係大臣 政府 CIO 行政の ICT 化を強力 機動的に推進するため IT 総合戦略本部の下に開催政府 CIO 各府省 CIO の事務方の取組を政務が強力にサポート WG 1 各府省内での取組の実践を促進するとともに 2 国 地方を通じた行政の ICT 化の推進について関係府省の連携を図り 効果的な取組を促進 必要に応じ民間有識者を入れた WG を開催 6

電子政府 2020 - ワークスタイル オフィスツール等のクラウド化 PC 環境仮想化 IT 資産管理を徹底 ガバメントライセンス導入 各省システム オープンソースソフトウェア (OSS) と仮想化を基本としたシステム構成 仮想 PC サーバ 認証 公文書交換 掲示板 法令検索 IT 資産管理 人事 給与 法令協議 旅費精算 府省共通システム化により 経費圧縮 業務処理を共通化 標準化 ストレージ 物品管理 調達 契約 決裁 文書管理 国立公文書館 INTERNET 霞が関クラウド : 政府共通プラットフォーム (PF) 外出先 政府共通ネットワーク (G-Net) 各府省の LAN 環境を標準化 各省 LAN LGWAN 自宅 出張中も決裁可能 意思決定をより迅速に 自分の PC からアクセス可 スマートフォン タブレットからの利用も OK 平常時 ワークライフバランス 緊急時 外出先から省内のデータにアクセス 共有 災害時の業務継続 霞が関に参集できない場合も自宅から職場をサポート BI ツールを用いたビックデータ分析など 行政施策の立案力を向上 無線 LAN Web 会議でペーパーレス化 職場 内閣官房 cas.go.jp 内閣府 cao.go.jp 総務省 soumu.go.jp 全府省例 :nippon.go.jp 人事異動があっても不変 付 1

付 2 電子政府 2020 - 行政サービス MyNumber 情報提供ネットワークシステム 認証プラットフォーム 各省システム G 空間 利用拡大 インターネットバンキング 自治体情報 観光情報 国土地盤情報 個人番号カード ネットショッピング 各種民間サイト 社会資本情報 民間事業者 防災 救急情報 CATV 等 行政文書情報 統計情報 気象 災害情報 公共交通情報 より安全で便利なオンライン行政サービス 民の創意工夫を活かした行政情報提供サービス