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労働相談及びあっせんの概要 平成22年度 東京都産業労働局.indd

毎月勤労統計調査 地方調査結果速報 平成30年11月分

毎月勤労統計調査地方調査の説明 1 調査の目的この調査は 統計法に基づく基幹統計で 常用労働者の給与 出勤日数 労働時間数及び雇用について 東京都における毎月の変動を明らかにすることを目的としています 2 調査の対象本調査の産業分類は 平成 2 年 10 月改定の日本標準産業分類に基づき 鉱業, 採

平成 31 年 3 月 25 日公表 資料第 号 広島県 Hiroshima Pref. 広島県の賃金, 労働時間及び雇用の動き ( 基幹統計毎月勤労統計調査地方調査結果 ) 平成 31 年 1 月分 ( 速報 ) 調査対象事業所の入替について平成 30 年 1 月分から第一種

(本文)平成28年度_労働相談及びあっせん概要.indd

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

労働力調査(詳細集計)平成24年平均(速報)結果の要約

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

若年者雇用実態調査

6 謝金(給与等)

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

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基発第 号

Microsoft Word - H29 結果概要

厚生労働省発表

スライド 1

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1 概況 ( 調査産業計 ) 賃金 労働時間及び雇用の動きについては (1) 現金給与総額が事業所規模 5 人以上で前年比 0.2% 減少 30 人以上で0.4% 増加 (2) 総実労働時間が事業所規模 5 人以上で前年比 0.9% 減少 30 人以上では変化なかった (3) 推計常用労働者数が事業

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

短時間労働者への厚生年金 国民年金の適用について 1 日又は 1 週間の所定労働時間 1 カ月の所定労働日数がそれぞれ当該事業所 において同種の業務に従事する通常の就労者のおおむね 4 分の 3 以上であるか 4 分の 3 以上である 4 分の 3 未満である 被用者年金制度の被保険者の 配偶者であ

9-1 退職のルール 職することは契約違反となります したがって 労働者は勝手に退職することはできません 就業規則に 契約期間途中であっても退職できる定めがある場合には それに従って退職できることになりますが 特段の定めがない場合には なるべく合意解約ができるように 十分話し合うことが大切です ただ

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

平成25年毎月勤労統計調査

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また


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る 等 級 単 価 を 使 用 する ア. 健 康 保 険 料 を 徴 収 する 事 業 者 との 雇 用 関 係 に 基 づき 当 該 補 助 事 業 に 従 事 す る 者 ただし 役 員 及 び 日 額 または 時 給 での 雇 用 契 約 者 については 健 保 等 級 適 用 者 以 外

(3) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 5 年 月 日 現 在 ) 決 定 初 任 給 採 用 年 経 過 後 給 料 月 額 大 学 卒 7, 8, 一 般 行 政 職 短 大 卒 9,8 6, 高 校 卒, 8,5 () 職 員 の 経 験 年 数 別 学 歴 別 平 均 給 料

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

Microsoft Word 日本年金機構職員退職手当規程(規程第36号)

月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

調査結果の概要

知って役立つ労働法

育児・介護休業等に関する規則

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

H28記入説明書(納付金・調整金)8

第三章:保育士の就業・就職行動と意識

とする この 場 合 育 児 休 業 中 の 期 限 付 職 員 が 雇 用 契 約 を 更 新 するに 当 たり 引 き 続 き 育 児 休 業 を 希 望 する 場 合 には 更 新 された 雇 用 契 約 期 間 の 初 日 を 育 児 休 業 開 始 予 定 日 として 育 児 休 業 申

育児休業制度の概要

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

事業所規模 5 人以上 (1 表 ) 月間現金給与額 産 業 ( 単位 : 円 %) 現金給与総額 きまって支給する給与 所定内給与 特別に支払われた給与 対前月増減差 対前年同月増減差 全国 ( 調査産業計 確報値 ) 278, , ,036

2 継続雇用制度の対象者を雇用する企業の範囲の拡大 定年を迎えた高年齢者の継続雇用先を 自社だけでなく グループ内の他の会社 子会社や関 連会社等 まで広げることができます 3 義務違反企業に対する公表規程の導入 高年齢者雇用確保措置を実施しないと 都道府県の労働局やハローワークが指導を実施するこ

1 非正規雇用者用 働き方 に関するアンケート あなた自身についてお答えください F1. 性別 ( ひとつだけ ) 1. 男性 2. 女性 F2. 生年月日 ( 西暦 )19 年月 ( 生まれ ) F3. 最終学歴 ( ひとつだけ ) 在学中の場合は在学中の学校を 中途退学の場合はその前の学歴を選ん

( 雇 用 契 約 期 間 ) 第 5 条 本 会 は 雇 用 契 約 の 締 結 に 当 たって 期 間 の 定 めをする 場 合 には 1 年 以 内 の 期 間 とし 契 約 時 に 本 人 の 希 望 等 を 考 慮 のうえ 各 人 別 に 決 定 する ただし 必 要 に 応 じて 健 康

部 分 解 除 について Q 平 成 18 年 4 月 1 日 以 降 の 加 入 者 を 解 除 したいのですが どのような 手 続 きをとればよいので しょうか? A 約 款 様 式 第 13 号 の2 退 職 手 当 共 済 契 約 部 分 解 除 通 知 書 を 提 出 してください その

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

スライド 1

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申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

労働力調査(基本集計)平成25年(2013年)平均(速報)結果の要約,概要,統計表等

この冊子を手に取っている皆さんへ

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PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word  教職員.doc

例 3 男 性 医 師 1 歳 配 偶 者 復 帰 今 までは 配 偶 者 が を 取 得 している 場 合 を 取 得 できませんでした が 取 得 できるようになりました 職 員 は 当 該 子 が3 歳 に 達 する 日 まで 病 院 助 手 等 は 当 該 子 が1 歳 6か 月 に 達 す

第 4 条 (1) 使 用 者 は 2 年 を 超 えない 範 囲 内 で( 期 間 制 勤 労 契 約 の 反 復 更 新 等 の 場 合 は その 継 続 勤 労 した 総 期 間 が2 年 を 超 えない 範 囲 内 で) 期 間 制 勤 労 者 を 使 用 することができる ただ し 次 の

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

○00106 年俸制適用職員給与規則( 改正)

Microsoft Word - 改訂 H28 H27施行状況記者発表(リード文)

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厚生労働省発表

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

20代のワークルールに関する意識・認識調査

平成16年度

墨 田 区 利 用 調 整 基 準 ( 選 考 基 準 ) () 基 準 指 数 提 出 書 類 を 基 に 保 護 者 の 状 況 の 類 型 を 決 め その 内 容 を 以 下 の 表 にあてはめて 父 母 それぞれの 指 数 を 合 算 し 世 帯 の 基 準 指 数 とします 保 護 者


1. 任 免 1-1 採 用 ( 試 験 採 用 ) 1 任 免 試 験 採 用 採 用 者 予 定 者 数 報 告 試 験 公 告 任 命 結 果 通 知 書 採 用 予 定 者 数 の 報 告 採 用 説 明 会 の 計 画 実 施 人 事 異 動 対 象 者

Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

第 1 職 員 の 任 命 及 び 職 員 数 に 関 する 状 況 1 新 規 採 用 の 状 況 ( 平 成 25 年 度 ) 男 性 女 性 合 一 般 事 務 2 人 7 人 技 術 職 保 育 士 3 人 4 人 6 人 6 人 12 人 2 再 任 用 の 状 況 ( 平 成 25 年

一 覧 表 ( 専 従 者 用 ) YES NOチャート( 専 従 月 額 単 価 用 ) (P.4)を 参 考 にしてください < 直 接 雇 用 者 > 一 覧 表 ( 専 従 者 用 )の 単 価 は 委 託 期 間 中 に 継 続 して 半 年 以 上 当 該 AMED 事 業

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

Microsoft PowerPoint - ★グラフで見るH30年度版(完成版).

2. 有期契約労働者を雇用しているか 設問 1 パート アルバイト 契約社員 嘱託 派遣社員などの有期契約労働者を雇用していますか 選択肢 1 雇用している 2 雇用していないが 今後雇用する予定 3 雇用していないが 以前雇用していた 4 雇用しておらず 今後も雇用しない予定 全体

2/9 ( 増 額 )ができるようになる 遺 族 厚 生 年 金 の 給 付 受 給 要 件 の 変 更 1 子 ども(18 歳 未 満 )のいない 30 歳 未 満 の 妻 に 対 する 遺 族 年 金 を 5 年 間 で 打 ち 切 る 遺 族 厚 生 年 金 の 受 給 権 の 一 部 変 更


常 勤 職 員 の 育 児 休 業 の 取 得 率 をみると 5.5% 99.3%となっており 前 年 度 に 比 べ は0.9ポイント は1.2ポイントの 増 加 ( 前 年 度 4.6% 98.1%)となっています 取 得 率 (%) 育 児 休 業 取 得 率 ( 常 勤 職 員 ) 取 得

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

ア 産 業 別 平 均 賃 金 男 女 計 の 平 均 賃 金 を 産 業 別 にみると 金 融 業, 保 険 業 が 346,180 ( 平 均 36.1 歳 勤 続 15.6 と 最 も 高 年 く ) 次 い で 建 設 業 の 329,446 ( 平 均 42.4 歳 勤 続 11.9 情

平成25年版 大阪における労働時間等の現状 ー仕事と生活の調和の実現に向けてー

5 次 のいずれにも 該 当 する 従 業 員 は 子 が1 歳 6ヶ 月 に 達 するまでの 間 で 必 要 な 日 数 について 育 児 休 業 をするこ とができる なお 育 児 休 業 を 開 始 しようとする 日 は 原 則 として 子 の1 歳 の 誕 生 日 に 限 るものとする (1

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

所 得 の 種 類 と 所 得 金 額 の 計 算 方 法 所 得 の 種 類 要 件 計 算 方 法 事 業 雑 営 業 等 農 業 小 売 業 製 造 業 飲 食 業 理 容 業 保 険 外 交 員 大 工 集 金 人 ピアノ 講 師 など 農 産 物 の 生 産 果 樹 の 栽 培 家 畜 の

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

<4D F736F F D C8E9688D993AE82C994BA82A492F18F6F8F9197DE81698DC58F49816A2E646F6378>

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

第 2 問 問 4 問 5 1ロ 2チ 3ヲ 4ホ ⅰ)Aさんは 今 年 の 誕 生 日 で 40 歳 となるので 公 的 介 護 保 険 の(1 第 2 号 ) 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 介 護 保 険 料 を 負 担 することになる 40 歳 以 上 65 歳 未 満 の 医 療

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

(3) 職 員 の 昇 任 及 び 降 任 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 2 日 ~ 平 成 24 年 4 月 1 日 ) 昇 任 部 長 級 課 長 級 主 幹 級 係 長 級 主 任 級 降 任 1 人 3 人 6 人 5 人 5 人 - (4) 職 員 数 の 状 況 職 種 別

スライド 1

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Transcription:

1 パート アルバイト労働相談 パート アルバイト関連の職場トラブルの特徴 就業構造の変化 雇用形態の多様化が一段と進み 非正規労働者の割合が増加しているが とりわけ パート労働者の占める割合が高くなっている 企業においては パート労働者の勤続年数の長期化や就業意識の変化から 基幹的な戦力として活用する動きも出ている こうした中 平成 20 年 4 月には 短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律 ( パート労働法 ) が改正施行され パート労働者の処遇改善や適正な雇用管理が一層求められている しかし 労働相談情報センターの労働相談では 法知識の不足や 適正な雇用管理がなされていないことでのトラブルも目立っている パート と呼ばれても 勤務時間の長さや裁量の範囲など 現実には正社員と何ら変わるところがない場合も多い < 平成 23 年度のパート アルバイト労働相談の傾向 > (1) パート アルバイトに関する労働相談は8,311 件で 22 年度より644 件 (8.4%) 増加した ( 第 1 表 ) (2) 男女別では 男性 3,152 件 (37.9%) 女性 5,159 件 (62.1%) と女性からの相談が多い ( 第 2 表 ) (3) 産業別では サービス業 卸売業 小売業 宿泊業 飲食サービス業 など 対人サービスを主とする産業分野からの相談比率が高い ( 第 4 表 ) (4) 相談内容では 解雇 (22 年度 1,503 項目 23 年度 2,102 項目 ) が最も多く 以下 賃金不払 (22 年度 1,541 項目 23 年度 1,484 項目 ) 労働契約 (22 年度 942 項目 23 年度 1,460 項目 ) となっている ( 第 5 表 ) 第 1 表 年度別 パート アルバイト労働相談件数 上段 : 全体の労働相談件数 年度 平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度 労働相談 55,700 件 54,669 件 54,933 件 55,082 件 52,196 件 52,363 件 総計 (14.2) ( 1.9) (0.5) (0.3) ( 5.2) (0.3) パート 4,493 件 3,921 件 7,672 件 7,384 件 7,667 件 8,311 件 アルバイト (17.9) ( 12.7) (95.7) ( 3.8) (3.8) (8.4) 相談件数 [8.1] [7.2] [14.0] [13.4] [14.7] [15.9] ( ) 内は対前年度比 [ ] は構成比 ( 項目ごとに四捨五入したため 合計と一致しない ) - 31 -

第 2 表 男女別 / 労使別 パート アルバイト労働相談件数上段 : 全体の労働相談件数 計男性女性労働者使用者その他 労働相談 52,363 件 27,929 件 24,434 件 40,348 件 9,174 件 2,841 件 総計 [100.0] [53.3] [46.7] [77.1] [17.5] [5.4] パート アルバイト相談件数 8,311 件 3,152 件 5,159 件 6,623 件 1,451 件 237 件 [100.0] [37.9] [62.1] [79.7] [17.5] [ 2.9] [ ] は構成比 ( 項目ごとに四捨五入したため 計と一致しない ) 第 3 表規模別 パート アルバイト労働相談件数上段 : 全体の労働相談件数 計 30 人未満 30~99 人 労働相談 52,363 件 12,462 件 その他 300 人以上 不明 100~299 人 5,709 件 4,165 件 8,609 件 21,418 件 総計 [100.0] [23.8] [10.9] [ 8.0] [16.4] [40.9] パート アルバイト 8,311 件 2,107 件 639 件 674 件 1,044 件 相談件数 [100.0] [25.4] [ 7.7] [ 8.1] [12.6] 3,847 件 [46.3] [ ] 内は構成比 ( 項目ごとに四捨五入したため 計と一致しない ) 第 4 表産業別 パート アルバイト労働相談件数上段 : 全体の労働相談件数 合計建設業製造業 情報通信業 運輸業 郵便業 卸売業 小売業 金融業 保険業 不動産業 物品賃貸業 52,363 件 1,552 件 4,367 件 [100.0] [3.0] [8.3] パート 93 件 366 件 アルバイト 相談件数 8,311 件 [1.1] 宿泊業 飲食サーヒ ス業 [5.4] [3.4] [9.1] 1,073 件 [4.4] 教育 学習支援 [100.0] 2,851 件 1,792 件 233 件 [12.9] [2.8] 3,749 件 [7.2] 264 件 [3.2] 医療 福祉 4,759 件 749 件 [9.0] 2,123 件 5,421 件 1,342 件 1,008 件 [4.1] [10.4] 156 件 1,761 件 [1.9] [21.2] サービス業 ( 他に分類されないもの ) 10,955 件 27 件 [20.9] [2.7] 1,965 件 82 件 [23.6] [1.0] [2.6] [1.9] 105 件 [0.3] [1.3] その他不明 1,418 件 11,026 件 [21.1] 1,437 件 [17.3] [ ] 内は構成比 ( 項目ごとに四捨五入したため 計と一致しない ) - 32 -

第 5 表 パート アルバイト労働相談の内容項目 労使 別 計 労働者 使用者 その他 合 計 14,257 [100.0] 11,170 2,639 448 労働組合及び労使関係 278 [ 2.0] 196 36 46 労 働 条 件 10,095 [ 70.8] 7,797 1,996 302 就 業 規 則 203 [ 1.4] 143 35 25 労 働 契 約 1,460 [ 10.2] 1,126 238 96 労 働 条件 変更 562 [ 3.9] 505 47 10 配 転 出 向 91 [ 0.6] 72 18 1 賃 金 情 報 32 [ 0.2] 17 6 9 賃 金 不 払 1,484 [ 10.4] 1,195 275 14 賃 金 そ の 他 499 [ 3.5] 394 94 11 退 職 金 70 [ 0.5] 61 5 4 労 働 時 間 165 [ 1.2] 144 19 2 休 日 18 [ 0.1] 14 3 1 休 暇 700 [ 4.9] 600 88 12 休 業 174 [ 1.2] 157 17 0 休 職 復 職 79 [ 0.6] 71 6 2 安 全 衛 生 50 [ 0.4] 45 3 2 服 務 懲 戒 107 [ 0.8] 77 30 0 解 雇 2,102 [ 14.7] 1,464 607 31 雇 止 め 543 [ 3.8] 408 128 7 退 職 1,314 [ 9.2] 1,016 286 12 定 年 制 7 [ 0.0] 6 1 0 女 性 227 [ 1.6] 131 61 35 育 児 休 業 51 [ 0.4] 31 9 11 介 護 休 業 28 [ 0.2] 14 4 10 そ の 他 129 [ 0.9] 106 16 7 労 働 福 祉 1,533 [ 10.8] 1,243 269 21 雇 用 保 険 835 [ 5.9] 665 162 8 労 災 保 険 234 [ 1.6] 210 17 7 健 保 年 金 440 [ 3.1] 346 88 6 教 育 訓 練 11 [ 0.1] 11 0 0 福 利 厚 生 7 [ 0.1] 7 0 0 そ の 他 6 [ 0.0] 4 2 0 人 間 関 係 1,487 [ 10.4] 1,196 236 55 職場の嫌がらせ 814[ 5.7] 721 75 18 セクシュアルハラスメント 279 [ 2.0] 186 71 22 そ の 他 394 [ 2.8] 289 90 15 そ の 他 の 問 題 864 [ 6.1] 738 102 24 雇 用 関 連 288 [ 2.0] 225 49 14 企 業 再 編 3 [ 0.0] 3 0 0 企 業 倒 産 23 [ 0.2] 23 0 0 偽 装 請 負 9 [ 0.1] 9 0 0 損害賠償 慰謝料 265 [ 1.9] 230 31 4 税 金 77 [ 0.5] 69 7 1 障 害 者 10 [ 0.1] 9 1 0 高 年 齢 者 29 [ 0.2] 27 2 0 派 遣 関 連 35 [ 0.2] 29 4 2 そ の 他 125 [ 0.9] 114 8 3 [ ] 内は構成比 ( 項目ごとに四捨五入を行ったため 大項目の計及び合計と一致しない ) - 33 -

< パート アルバイト関連のあっせん事例 > 事例 1 賃金計算を巡り最終的に退職したが 賃金が未払いに 相談者は パート社員として小売店で勤務していた 初めて支給された賃金が予想に反して少なかったため 会社に説明を求めたところ 賃金計算は 15 分刻み その間の打刻は無効 と言われた しかし 相談者は 事前に何の説明も受けていなかったため納得できず 改めて上司と面談する約束をしたが 上司が面談日に来なかったため 相談者は 辞める と言って即日退社し 以降 出社しなかった その後 賃金が支払われなかったことから 相談者はセンターに来所した センターが 会社に電話で事情等を聴取したところ 会社は 最後の給料は手渡しとなる 説明不足はあったかもしれない 契約書はまだ出していないが ( いずれ出すつもりだった ) 賃金計算は 15 分刻みなのでそれに合わせて打刻 就労については伝えていたはず 話をしないまま一方的に即日退職されて 会社は大変迷惑している と主張した その後 センターが 労使間の主張 意向について数回にわたり調整を重ねるともに 会社に赴き 立会いで話合いを持った その結果 会社の態度も次第に軟化 賃金については会社が再計算を行い 後日 給料全額を相談者の口座に送金し 相談者もこの対応に納得した 事例 2 勤務外傷病を契機とした契約期間中の雇止め 相談者は有期契約のパート社員 勤務時間外に転倒 右手を打撲捻挫したため 会社に診断書を提出して休んでいた しかし 上司から 月末までに完治し出勤できなければ それ以降の雇用はできない と言われたとセンターに相談があった その際 センターから 1 契約書の発行 2 月末以降も働き続けたい旨の意思表明 3 傷病手当金の請求等 諸要望を整理し 再度 会社と話し合いを行うよう助言したが 解決への進展が見込めず 再相談のため 来所した センターから 会社に事情を聞いたところ 会社側は 解雇とは言っていない 通常の勤務ができない場合は 一旦休んでみては と提案したまで 併せて 勤務時間軽減についても話した 会社としては 復職ができる旨の診断書があれば復職を認める用意がある と回答した また 併せて 上記 1 契約書の発行 2 月末以降も働き続けたい旨の意思表明 3 傷病手当金の請求について 会社として了解する旨の回答もあったため 相談者は今までどおりの職場で勤務できることとなった - 34 -

事例 3 育児休業を申し出たが会社はこれを拒否 相談者は アルバイト社員として入社し 1 日 8 時間 週 5 日働いてきた 6 か月契約の更新を繰り返し 勤続 3 年程であった 社会保険にも加入していた また アルバイト社員とは言え 上級ランクで 職場でリーダー的役割を務めていた そうした中 相談者は妊娠し 産休を目前にしたところで人事と相談したところ 産休は良いが 育児休業は駄目 と言われた そのため センターに来所し 相談を行った 相談者の希望としては 子どもは保育園に入れたいと考えているので 契約期間内だけでも育児休業を認めてほしい とのことであった 会社を訪問し 会社に人材育成策としての再検討を依頼した 会社側は 個別に育児休業を与える訳にはいかない 与えるとすれば 内規の変更が必要になり 時間がかかる 仮に育児休業が取れなくても 年度末までは契約は存在している 産休明け頃に入園できれば 雇用は継続できるのでは との回答であった その後 再検討期間を経て 会社から回答があった 当社として 年度初めに職場復帰することを前提に 年度末まで育児休業を認めることとし また 内規の変更はせず 運用で対応する とのこととなり 相談者の希望が概ね了承されることとなった 事例 4 雇用保険加入を求めるがこれを拒否された上 退職勧奨に発展 相談者は 小売会社のパート社員として勤務し始めた 当初から社長に雇用保険加入を要望してきたが未加入のままのため 社長と話すと 社長からは これから入るなら考えるが 遡って入るのは負担も大きいし困る と言われた その後 諸事情のため 相談者は辞めざるを得ない状況になってしまい 年末での退職及びそれまでの残余有給休暇取得という方向で離職の話しが進み始めてしまった そのため 相談者はセンターに相談に来所 仕事を辞めると収入がない 雇用保険に遡及加入してほしい 辞めるなら雇用保険を会社都合で受給したい としてあっせんを希望した センターが会社側から事情を聴取し 調整を重ねたところ 後日 会社から 雇用保険の遡及加入 会社都合退職とする旨の連絡があり 相談者もこれを了承した - 35 -