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バリアフリー化に対応した歩道の構造基準『歩道における段差及び勾配等に関する基準』

道路 1 歩道 整備の基本的考え方 (1) 高齢者 障害者等を含む歩行者の安全を確保するため 歩道と車道は可能な限り分離する必要があります また 歩道の幅員は 高齢者 障害者等が安心して通行できるものとする必要があります (2) 歩道の段差は高齢者 障害者等の移動の大きなさまたげになります 通行動線

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1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

第 2 章横断面の構成 2-1 総則 道路の横断面の基本的な考え方 必要とされる交通機能や空間機能に応じて, 構成要素の組合せ と 総幅員 総幅員 双方の観点から検討 必要とされる道路の機能の設定 通行機能 交通機能アクセス機能 滞留機能 環境空間 防災空間 空間機能 収容空間 市街地形成 横断面構

便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状

○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

ウ エ ( エ ) ホーム上に車両ドアの位置を表示する点状ブロックを設置してほしいとの要望があります ( オ ) ホーム上にあるエレベーターの案内サインが少なく, 位置が分かりにくいことが現地調査の 結果, 課題 問題点として挙げられます ( カ ) ホームに設置されている電光式の列車運行案内表示板

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2 道路編

3-1 道路

三視覚障害者誘導用ブロック視覚障害者に対する誘導又は段差の存在等の 警告若しくは注意喚起を行うために路面に敷設されるブロックをいう 第二章歩道等 ( 歩道 ) 第三条道路 ( 自転車歩行者道を設ける道路を除く ) には 歩道を設けるものとする ( 有効幅員 ) 第四条歩道の有効幅員は 道路構造令第十

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議案第146号~第172号

1 見出し1

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大分市条例第 70 号 大分市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章歩道等 ( 第 3 条 第 10 条 ) 第 3 章立体横断施設 ( 第 11 条 第 16 条 ) 第 4 章乗合自動車停留所 ( 第 17 条

0.45m1.00m 1.00m 1.00m 0.33m 0.33m 0.33m 0.45m 1.00m 2


国土交通省「歩行空間のバリアフリーに関する情報をデータ化するツール」を提供

3 軌道経営者別の概要 事業者名長崎電気軌道株式会社熊本市交通局鹿児島市交通局 特許年月明治 45 年 4 月大正 10 年 11 月明治 44 年 8 月 輸送人員の推移 ( 千人 ) 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 20 年度 21 年度 22 年度 19

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道路法 24 条承認工事の取扱いについて ( 案 ) Ⅰ. 承認基準 1. 車両乗り入れ部の設置 (1) 車両乗り入れ部の定義ここで 車両乗入れ部 というのは 車両が道路に隣接する民地等に出入するため 縁石等の一部に対して切下げ又は切り開き等の処理を行う箇所をいい 従前の 承認工事の取扱いについて

堺市新金岡地区の自転車通行環境整備のアンケート 交通量調査結果について 堺市新金岡地区において 歩行者 自転車利用者が安心して通行できる安全なまちづく り を目指し 自転車通行環境の整備を行いました 自転車通行環境モデル地区において 平成 22 年 ~ 平成 23 年に自転車道 歩道の視覚 分離の整

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○京田辺市開発に関する施行基準

Microsoft Word - 【河原町】基本構想.doc

幅員構成に関する規定 2 幅員構成 幅員については 車道 歩道等 をはじめとして その他に 軌道 緑化 に関する規定があり これらの組み合わせにより道路の断面構成が決定される 車道については 計画交通量 道路の区分から決定される 車線数 車線幅員 中央帯 路肩 の規定のほか 必要に応じて設置できる

用に供するものをいう ) の昇降路の出入口に接するは 水平とすること ( ウ ) 壁面には 突出物を設けないこと ただし やむを得ず突出物を設ける場合にあっては 視覚障害者の通行の安全上支障が生じないよう必要な措置を講ずること ( エ ) 特定施設を利用する者の休憩の用に供するための設備を適切な位置

郵便ポスト利用者の安全確保・利便性向上等に関する行政評価・監視 要旨

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第3号議案 別冊 トイレ オストメイトの有無を確認してくだ さい 施設に1か所以上は オストメイトを 設置します オストメイトの 設置 トイレに段差が無いか確認してくだ さい 段差については 原則無しとします トイレの段差解 消 洗面台がユニバーサルデザイン化さ れているか確認してください 洗面台の

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4. エレベータホール ( 設置する場合 ) 5. エレベーター ( 設置する場合 ) 6. 共用廊下 共用階段 ること 共用玄関等からの見通しが確保されていない場合には 見通しを補完する対策が講じられていること 照明設備 1 共用メールコーナーの照明設備は 床面において50ルクス以上の平均水平面照

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資料 -2 国道 24 号烏丸通 歩行者 自転車通行安全協議会 国道 24 号烏丸通の概要 平成 30 年 3 月 国土交通省近畿地方整備局京都国道事務所

道路法に基づく道路の構造の技術的基準等を定める条例 ( 平成 24 年 9 月 19 日広島県府中市条例第 25 号 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 道路法 ( 昭和 27 年法律第 180 号 以下 法 という ) 第 30 条第 3 項及び第 48 条の3の規定に基づき 市が管理する市道

一般製品 道路用 - 縁石 L 型側溝 L 型擁壁 擁 壁 張出工法 バイコン台付管 境界ブロックアールガッタ - 植樹桝鉄筋コンクリート L 形 (JIS) 国土交通省 L 形 KJ 側溝市 L 形ブロック分離帯 PLガッタ -( プレキャスト L 形側溝 ) PL 用鋼製桝プレキャスト街渠桝 P

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Microsoft Word - seibikijun

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通行禁止道路 について 道路標識又は道路標示によるもの 対象にするもの 車両通行止め道路 根拠規定道路標識 道路標示 ( 例 ) 道路交通法第 8 条第 1 項 自転車及び歩行者用道路 標識 302 同法第 8 条第 1 項 標識 325 の 3 歩行者用道路 同法第 8 条第 1 項 標識 325

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

山地部 6,000 第 4 級 平地部 8,000 山地部 6,000 第 1 級 12,000 第 4 種 第 2 級 10,000 第 3 級 9,000 交差点の多い第 4 種の道路については, この表の設計基準交通量に 0.8を乗じた値を設計基準交通量とする 3 前項に規定する道路以外の道路

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Microsoft Word - 2部2章-2.06EV・エスカレーター


道路 地形 設計基準交通量 ( 単位 1 日につき台 ) 第 3 種 第 2 級 平地部 9,000 第 3 級 平地部 8,000 山地部 6,000 第 4 級 平地部 8,000 山地部 6,000 3 第 2 項規定道路以外の道路 ( 第 5 級の道路を除く ) の車線の数は 4 以上 (

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05+説明資料

日影許可諮問(熊野小学校)

第 12 章立体横断施設 第 1 節設計一般 ( 標準 ) この設計便覧は国土交通省近畿地方整備局管内の立体横断施設の設計に適用する 立体横断施設の設計は 表 の示方書等によるほか この設計便覧によるものとする なお 示方書 および通達が全てに優先するので示方書の改訂 新しい通達等によ

(第14回協議会100630)

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豪雨・地震による土砂災害の危険度予測と 被害軽減技術の開発に向けて

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擁壁 法面保護工下水道 カルバート道路水路関連河川 環境貯留システム通信関連特殊工法参考資料3

佐倉市道路構造条例 (案)

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札幌市横断歩道橋横断歩道橋の撤去撤去に関するに関する考え考え方 札幌市が現在管理している横断歩道橋は48 橋あり そのほとんどは昭和 40 年代に建設されています 横断歩道橋は歩行者と車両を分離する構造となっていて 交通安全上重要な役割を果たしてきましたが 近年 周辺環境の変化等の理由により利用者が

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生活道路対策

平方・中野久木物流施設地区

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

第 14 章 交通安全施設 第 1 節設計一般 ( 標準 ) この設計便覧は国土交通省近畿地方整備局管内の交通安全施設の設計に適用する 交通安全施設の設計は 表 の示方書等によるほか この設計便覧によるものとする な お 示方書および通達が全てに優先するので示方書の改訂 新しい通達等に

大久保駅周辺地区 施設及び場所 事業概要 事業主体 進捗 近鉄大久保駅 多機能トイレ改良 スロープ手すり 近畿日本鉄道 JR 新田駅 エレベータ 多機能トイレ改良 スロープ手すり 交通エコロジー モビリティー財団 バス 低床バスの導入 バス事業者 市道大久保名木線 視覚障がい者用ブロックの整備 宇治

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課

本基準の施行日 :2017 年 ( 平成 29 年 )10 月 1 日 本基準は 上記の施行日以後にされる都市計画法第 29 条第 1 項に基づく許可申請について 適用し 同日前にされた許可申請については 改正前の基準を適用します 道路に関する審査基準 ( 都市計画法第 33 条 ) 関係法令等 法

4-2

第10章歩道および自転車歩行者道

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Microsoft PowerPoint 飯沼交差点 接続道路に関する説明会(説明会用)

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一般 高速道路 トンネル 公園 グラウンド 造成地や商店街アプローチなど 用途や景観に応じて幅広く適合します

建築基準法施行規則第10条の2第1号

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スライド 1

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第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

問 2 自転車を乗っているときに事故を起こした場合 どのような責任を負います か? 自転車だから大丈夫 事故を起こしたとしても大事にはならない そんな軽はずみな気持ちが 死傷者を出す重大な事故につながります 道路交通法上 自転車も車両の一種( 軽車両 ) です 法律違反をして事故を起こすと 自転車利

移動等円滑化経路を構成するエレベーターの規定である ( 停止階の規定やかご及び昇降路の出入口に関する規定など ) 適合義務の対象となる建築物のうち床面積の合計が 500 m2以上の建築物については エレベーター等の設置義務が発生する (500 m2未満の建築物における任意設置するエレベーターに対して

速度規制の目的と現状 警察庁交通局 1

厚生年金保険標準報酬月額保険料額表

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道 路 特 定 事 業 を 実 施 する 施 工 場 所 事 業 内 容 及 び 事 業 主 体 : 長 崎 ( 都 心 地 区 ) 2 (1) 道 大 黒 麹 屋 線 ほか1 号 線 ( 公 会 堂 横 ~ 民 会 館 横 ) 300m (2) 道 出 来 大 工 江 戸 線 ( 玉 江 橋 ~

Transcription:

解説 2 視覚障がい者誘導用ブロックの設置幅は 視覚障がい者誘導用ブロックの設置箇所にはじめて踏み込む場合に 視覚障がい者誘導用ブロックを跨ぎ越すことのないように 約 60cm とした ( 成人男子の平均的な歩幅が約 75cm 以下であり 靴の大きさが約 25cm であることから 約 50cm 以上の幅があれば跨ぎ越す恐れがないこと 視覚障がい者誘導用ブロック1 枚の幅が約 であること等による ) 解説 3 視覚障がい者誘導用ブロックを現場加工することにより かえって歩行すべき方向がわかりにくくなる場合も考えられるため 視覚障がい者誘導用ブロックは 現場加工しないことを原則とする ただし やむを得ない場合は状況に応じて現場加工してもよい 6-3-3 設置基準 1. 一般 (1) 誘導用の線状ブロックは 官民境界及び立体横断施設等の障害物から60cm 以上控えて設置する なお 歩道等の幅員に余裕がある場合は 歩道等の中央よりも民地側の位置で 官民境界から1.0 m~2.0mの離隔を確保して設置することが望ましい (2) 誘導用の線状ブロック設置部に90 の屈曲部を設ける部分には 点状ブロックを縦 2 枚 横 2 枚 合計 4 枚設置する [ 図 6-3-10] (3) 誘導用の線状ブロック設置部に90 未満の屈曲部を設ける必要がある場合には 原則現場加工を行わず設置する [ 図 6-3-11] 解説 1 (4) 誘導用の線状ブロック設置部には 90 以上の屈曲部は設けない やむを得ず設ける必要がある場合は 上記 (2)(3) を組み合わせて設置する [ 図 6-3-13] 2. 車道横断部 [ 図 6-3-1~ 図 6-3-9] (1) 点状ブロックは 車道横断部の歩行方向に縦 2 枚設置する (2) 点状ブロックの設置幅は 通行可能幅とする なお 自転車横断帯についても警戒用として設置する (3) 点状ブロックは 縁石ブロック背面より 控えて設置する ただし 巻き込み部は縁石ブロック背面より 控えて設置する (4) 歩道等の横断方向に線状ブロックを2 列設置する ただし 端部 2 枚は点状ブロックとする 解説 2 131 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック

(5)(4) の端部の点状ブロックは 官民境界からの離隔を確保して設置する 解説 3 (6)(4) の端部の点状ブロックと官民境界の離隔が確保できない場合は 歩行方向に縦 1 枚 横 2 枚 合計 2 枚の線状ブロックを点状ブロック内に設置し さらに歩行方向手前に縦 1 枚 横 2 枚 合計 2 枚の点状ブロックを設置する (7)(6) の端部の点状ブロックと官民境界の離隔が確保できない場合は 歩行方向に縦 1 枚 横 2 枚 合計 2 枚の線状ブロックを点状ブロック内に設置する (8) 点状及び線状ブロックは 車道横断部の歩行方向に向けて設置する (9) 車両進入防止等の目的で視覚障がい者誘導用ブロック周辺に車止め柵 ( ボラード ) を設置する場合 歩車道境界の縁石ブロックと点状ブロックの間及び線状ブロック上には設置しない 3. 歩道橋及び地下道部 [ 図 6-3-14] (1) 点状ブロックは 昇降部の歩行方向に縦 2 枚設置する (2) 昇降部先端より 控えて設置する (3) 設置幅は 昇降部の有効幅員とする (4) 歩道等の横断方向に線状ブロックを2 列設置する ただし 端部 2 枚は点状ブロックとする (5)(4) の端部の点状ブロックは 官民境界または歩車道境界の縁石ブロック背面からの離隔を確保して設置する (6) 昇降部で延長 2.5m 以上の踊り場がある場合は 踊り場端部より 控えて点状ブロックを設置する (7) 車道等への逸脱の恐れがない通路部分には 原則として誘導用の線状ブロックを設置しない 4. バス停留所部 [ 図 6-3-15~ 図 6-3-16] (1) 点状ブロックは 乗車方向に縦 2 枚 横 2 枚 合計 4 枚設置する (2) 点状ブロックは 歩車道境界の縁石ブロック背面より 控えて設置する (3) 歩道等の横断方向に線状ブロックを2 列設置する ただし 端部 2 枚は点状ブロックとする (4)(3) の端部の点状ブロックは 官民境界からの離隔を確保して設置する 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック 132

5. 公共施設出入口部 [ 図 6-3-17~ 図 6-3-18] (1) 点状ブロックは 出入口部への歩行方向に縦 2 枚 横 2 枚 合計 4 枚設置することを標準とするが 公共施設出入口部が階段である場合など 現地の状況に応じて適宜設置幅を工夫すること (2) 継続的直線歩行を案内している場合は (1) の点状ブロックの設置幅は 公共施設出入口部 構内道路等の通行可能幅とする (3)(1) の点状ブロックは 官民境界より 控えて設置する (4) 歩道等の横断方向に線状ブロックを2 列設置する ただし 端部 2 枚は点状ブロックとする (5)(4) の端部の点状ブロックは 歩車道境界の縁石ブロック背面からの離隔を確保して設置する 6. エレベーター乗降口 [ 図 6-3-19] (1) 点状ブロックは 進行方向に縦 1 枚 横 3 枚 合計 3 枚設置する (2) 点状ブロックは 乗り場ボタンの中央位置に 乗り場ボタンより 控えて設置する 7. 分離帯部 [ 図 6-3-20~ 図 6-3-22] (1) 幅員 1.75m 以上の中央帯で マウントアップ形式の分離帯を設置している場合は 視覚障がい者誘導用ブロックを設置する (2)(1) で 分離帯幅員が1.25m 以上 1.60m 未満の場合は 歩車道境界の縁石ブロック背面より12.5cm~ 控えて 分離帯中央部に点状ブロックを2 列設置する ただし 横断幅員中央部の縦 2 枚 横 2 枚 合計 4 枚は 方向明示用の線状ブロックとする (3)(1) で 分離帯幅員が1.60m 以上の場合は 歩車道境界の縁石ブロック背面より から 控えて 点状ブロックを設置する また 横断幅員中央部の点状ブロック間に線状ブロックを1 列設置する (4)(2) (3) の視覚障がい者誘導用ブロックの設置幅は 通行可能幅とする 解説 1 90 未満の屈曲部視覚障がい者誘導用ブロックは 現場加工しないことを原則としているので 90 未満の屈曲部を設ける場合は 図 6-3-11を標準とする ただし やむを得ず現場加工が必要となる場合は図 6-3-12のように設置してもよい また 現場加工せずに90 未満の屈曲部を設けるためブロック間にすき間が生じる場合は すき間は 10cm 以下とすることが望ましい 133 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック

解説 2 歩道等の横断方向に設置する線状ブロックこの線状ブロックは 視覚障がい者に対し ⅰ) 横断歩道の位置 ⅱ) 横断歩道の中心部の位置 ⅲ) 横断歩道上の歩行方向に関する情報を提供するものである 歩道を通行する視覚障がい者が踏み逃がすことのないよう歩道の幅員に応じて設置範囲を定める また 端部 2 枚の点状ブロックは 対面方向から横断歩道を渡って来た視覚障がい者が 上記の線状ブロックに導かれて 官民境界にある障害物 ( 塀 建物等 ) に衝突することを防ぐためのものである 解説 3 の離隔端部の点状ブロックと官民境界の間の離隔を とする理由は下記による ⅰ) 視覚障がい者が官民境界にある障害物に衝突するのを防ぐにはある程度の離隔が必要 ⅱ) 離隔が大きすぎると 官民境界に沿って歩いてきた視覚障がい者が 視覚障がい者誘導用ブロックを踏み逃がすおそれがある 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック 134

横断歩道部の設置方法 60cm 以上 1.0m~2.0m 程度確保することが望ましい 図 6-3-1 歩道幅員が広い場合 1 図 6-3-2 歩道幅員が広い場合 2 ( 継続的直線歩行を案内している場合 ) 図 6-3-3 歩道幅員が狭い場合 1 図 6-3-4 歩道幅員が狭い場合 2 図 6-3-5 歩道幅員が狭い場合 3 135 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック

やむを得ず横断歩道が斜めの場合の設置方法 図 6-3-6 歩道巻き込み部の設置方法 図 6-3-7 1 方向 ( 歩行方向 ) のみに横断が生じる場合 乱横断防止柵 図 6-3-8 2 方向に横断が生じる場合 ( 歩道幅員が広い場合 ) 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック 136

図 6-3-9 2 方向に横断が生じる場合 ( 歩道幅員狭い場合 ) 方向が変わる誘導ラインの設置方法 90 図 6-3-10 方向が変わる場合の標準の設置方法 (90 ) 90 未満 a:10cm 以下とすることが望ましい 図 6-3-11 90 未満で方向を変える場合 137 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック

90 未満 図 6-3-12 90 未満で方向を変える場合 ( やむを得ず現場加工する場合 ) 90 を越える 図 6-3-13 90 を越えて方向を変える場合 歩道橋及び地下道部の設置方法 図 6-3-14 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック 138

バス停留所部の設置方法 60cm 以上 バス停 バス停 1.0~2.0m 程度確保することが望ましい 図 6-3-15 継続的直線歩行を案内していない場合 図 6-3-16 継続的直線歩行を案内している場合 公共施設出入口部の設置方法 ( 道路との境界に扉等の構造物がある場合 ) 公共施設出入口 公共施設出入口 60cm 以上 1.0~2.0m 程度確保することが望ましい 図 6-3-17 継続的直線歩行を案内していない場合 図 6-3-18 継続的直線歩行を案内している場合 139 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック

エレベーター乗降口の設置方法 乗り場ボタン 図 6-3-19 分離帯部の設置方法 ~ 12.5cm ~ 分離帯 分離帯 点状ブロックはできる限り 2 列ずつ敷設すること 図 6-3-20 分離帯幅員 (W 1.60m) 図 6-3-21 分離帯幅員 (1.25m W<1.60m) 第 6 章視覚障がい者用誘導ブロック 140 図 6-3-22 広い分離帯 ( 交通島 ) の場合