Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的この調査は いなべ市が 豊かなくらしとお互いを尊重するまちづくり に向けての事業を進める上での基礎資料を得るために実施しました 意識だけでなく生活実態や生活要求も把握しながら まちづくりの観点を踏まえた人権教育 人権啓発に関わる課題を検討するものとしました 2 調査の対

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第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

PDF化【公表】290606報告書(横計入)

< 図 Ⅳ-16-2> 性別 年齢別 / 家族構成別 / 居住地域別 現在, 参加している今は参加していないが, 今後ぜひ参加したい今は参加していないが, 今後機会があれば参加したい参加したいとは思わない参加できないわからない無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80

平成23年度 旭区区民意識調査

目次 Ⅰ 調査概要 1 1. 調査目的 1 2. 調査項目 1 3. 調査設計 1 4. 回収結果 1 5. 報告書の見方 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 回答者の属性 2 (1) 性別 2 (2) 年代 2 (3) 結婚の状況 2 (4) 働き方 3 (5) 世帯構成 3 (6) 乳幼児 高齢者との同

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

man2

日本医師会男女共同参画についての男性医師の意識調査 クロス集計

金ケ崎町男女共同参画に関する意識調査 1 町内に住所を有する 20 歳以上 564 名各行政区 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代男女各 1 名で 12 名無作為抽出 2 調査時期平成 27 年 8 月郵送により実施 3 調査票回収状況 223 名回収率 39.5% 性別 年

一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2


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◎公表用資料

平成30年版高齢社会白書(全体版)

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1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

(Microsoft Word \212m\222\350\214\264\215e.doc)

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

質問 1 敬老の日 のプレゼントについて (1) 贈る側への質問 敬老の日 にプレゼントを贈りますか? ( 回答数 :11,202 名 ) 敬老の日にプレゼント贈る予定の方は 83.7% となり 今年度実施した父の日に関するアンケート結果を約 25% 上回る結果となった 敬老の日 父の日 贈らない

ボランティア行動等実態調査【速報】

1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

(市・町)        調査

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

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厚生労働科学研究費補助金


「高齢者の日常生活に関する意識調査」結果(概要) 3

平成28年 高齢者の経済・生活環境に関する調査結果(概要版)2/4

問 3 あなたの家族構成は ひとり暮らし世帯 7.5% 夫婦のみの世帯 29.3% 2 世代同居世帯 48.3% 3 世代同居世帯 13.3% 1.0% 0.6% 家族構成は 2 世代同居世帯 が 48.3% と最も比率が高く 以下 夫婦のみの世帯

スライド 1

 

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

調査の結果 問 1 あなたの性別は 調査に回答していただいた生徒の性別は 男 が問 % 女 が 49.5% です 男 女 問 2 あなたは, 生まれてからずっと鈴鹿市に住んでいますか 生まれたときから鈴鹿市に ずっと住ん


4. 子育て 教育 福祉 に関して Ⅱ 調査の結果 /4. 子育て 教育 福祉 に関して 問 12 子育て環境の充実度あなたは 西成区は 安心して子育てができる環境が充実している と思いますか? 回答数 1 思う 32 2 どちらかといえば思う どちらかといえば思わない 思わ

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城陽市総合計画策定に係る

庁内文書

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

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新規文書2

(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

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高齢者のボランティアなどの社会活動 に関するアンケート報告 高齢者のボランティア活動など地域における社会活動について 県民の皆さんの関心やその意識傾向を把握するために 高齢者のボランティアなどの社会活動 についてのアンケートを実施しました アンケートにご協力いただきました e- モニターの皆さまにお

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高齢者の健康及び長寿医療制度アンケート調査のご協力のお願い

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

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「高齢者の健康に関する意識調査」結果(概要)1

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02世帯

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

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PowerPoint プレゼンテーション

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

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平成18年度

質問 1 11 月 30 日は厚生労働省が制定した 年金の日 だとご存じですか? あなたは 毎年届く ねんきん定期便 を確認していますか? ( 回答者数 :10,442 名 ) 知っている と回答した方は 8.3% 約 9 割は 知らない と回答 毎年の ねんきん定期便 を確認している方は約 7 割

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

調査の概要 1 調査目的 人口減少社会に関する意識の傾向を分析するため 全世代を対象に 子育てや親世代と の同居 近所づきあいや移住に関する意識調査を実施した 2 調査方法 アンケート調査をエム アール アイリサーチアソシエイツ株式会社に委託し インタ ーネットモニター会社に登録しているモニターに対

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小学生

男女別クロス表 F2 ( 年代 ) 項目 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳代 無回答 回答者数 度数 度数 度数 度数 度数 度数 度数 度数 男性 女性

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

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目 次 Ⅰ 調査の概要 1 Ⅱ 調査対象者の属性 2 Ⅲ 調査結果 4 1 男女平等について 4 2 男女の役割意識について 7 3 男女の地域 社会参画について 8 4 DVやセクハラについて 10 5 ワークライフバランス ( 仕事と生活の調和 ) について 12 6 市が力を入れるべき取り組み

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1 人権問題に対する関心度と人権尊重の程度 回答者の 6 割以上が人権問題に高い関心を示しているが 約 3 割 5 分の回答者は人権問題に あまり関心がない か まったく関心がない と回答している ( 図表 1-1) 特に 若年層から中年層 (20 歳代 ~40 歳代 ) における関心度の低さが目立

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Transcription:

豊かなくらしとお互いを尊重するまちづくりに関する 調査報告書 ダイジェスト版 Ⅰ 調査の概要 Ⅱ 調査結果より 1. 家庭の生活に関する実態と意識 2. 地域の生活に関する実態と意識 3. 社会や地域問題に対する住民の意識 Ⅲ 住民の生活 意識とまちづくりの課題 三重県いなべ市

Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的この調査は いなべ市が 豊かなくらしとお互いを尊重するまちづくり に向けての事業を進める上での基礎資料を得るために実施しました 意識だけでなく生活実態や生活要求も把握しながら まちづくりの観点を踏まえた人権教育 人権啓発に関わる課題を検討するものとしました 2 調査の対象 時期 方法 2006 ( 平成 18) 年 8 月 1 日現在でいなべ市にお住まいの 20 歳以上の方 36,14 3 人の中から無作為で選び出した 5,000 人を対象として 同年 9 月 郵送による質問調査法により実施しました 3 回答状況 1) 回答者数 3,158 人 ( 回答率 63.2 %) 2) 回答者の属性 [ 男女別構成 ] [ 年齢別構成 ] [ 地域別構成 ] 女性 54% 男性 4 70 歳以上 20 歳代 30 歳代 60 歳代 50 歳代 40 歳代 藤原 大安 3 北勢 員弁 Ⅱ 調査結果 1. 家庭の生活に関する実態と意識 問 あなたと同居している家族は どのような構成ですか 全体 暮らしはかなり余裕 少しは余裕 非常に苦しい 単身世帯 夫婦のみ 4% 16 問 子どものことで心配なことはありますか ( 複数回答可 ) 登下校の安全 しつけがうまくできない ゲームばかりしている 成績がよくない 携帯電話の料金や使い方 病気がちなどの健康 男女交際 友達ができない 他の子どもからのいじめ 学校に行きたがらない 特にない 4% [ 全体 ] [ 年代別 ] 核家族 3 1 2 2 二世代 1 0% 10% 40% 子どもが乳幼児 第 1 位第 2 位第 3 位第 4 位第 5 位特にないしつけ登下校のゲームの友達が安全し過ぎ健康できない 4 () (21%) () () (4%) 子どもが登下校のゲームの安全し過ぎ小学生 (3) () 子どもが中学生 子どもが高校生 三世代家族 2 ふつう 4% 1 2 少し苦しい 4% 3 10% 10% (41%) (4) 2 21% 1 4 0 20 40 60 80 100% 登下校の安全 (2) 登下校の安全 (2) しつけ (2) ゲームのし過ぎ (2) しつけ 左のグラフで見られるように 全体の約 4 割が二世代 三世代家族となっています また 暮らし向きを伺う問いに 生活に余裕がある と答えたのは二世代 三世代家族の方が多く 逆に 生活に余裕がない と答えたのは核家族の方が多くなっています () しつけ 成績 () 成績 (1) () 成績 () (1) 携帯電話の使い方 (1) 2 2 全体の約 3 分の 1 の家庭に 18 歳未満の子どもがいます その中で子どもが乳幼児の場合は 心配なことは特にない の比率が高く 小学生では 登下校の安全 が 中高生ではなど 進路問題 の比率が高くなっています

問 あなたと同居している家族に 高齢 (65 歳以上 ) のために介護や世話の必要な方はいますか いない 8 いる 問 その方は どこで生活していますか 在宅 7 病院施設 10% 1% 0% 40% 60% 80% 100% いなべ市では 6 分の 1 の家庭に介護や世話の必要な人がおり その 8 割が在宅での介護となっています そして主に介護をしているのは同居の子と配偶者であり これらのことは 地域や暮らし向き別による大きな差はありません 問 在宅 の場合 主に誰が介護や世話をしていますか 配偶者 父母 10% 兄弟姉妹 同居の子 4 別居の子 0% 40% 60% 80% 100% 問 あなたやあなたの家庭で 日ごろ何とかしなければならないと思っていることは何ですか ( 複数回答可 ) [ 全体 ] [ 年齢別 ] 4 第 1 位第 2 位第 3 位 年金 2 20 歳代 30 歳代 (3) () (2) () 結婚 (2) 子育てや子の進路 (2) 収入 給料が少ない高齢者や病人の介護家族の病気やけが物価が高い子育てや子どもの進路 21% 40 歳代 50 歳代 60 歳代 子育てや子の進路 (40%) (5) (5) (3) 年金 (3) (4) () (3) (3) 子どもや自分の結婚借金 ローンの返済 1 1 70 歳以上 (4) (3) (2) 近所づきあい [ 暮らし向き別 ] 労働時間が長い相談相手が少ない家業に後継者がいない かなり余裕 第 1 位第 2 位第 3 位 (2) 子育てや子の進路 () () 通勤時間がかかる仕事が見つからない商売がうまくいかない 少しは余裕 ふつう (3) (40%) (2) (2) (21%) (2) 子どもや高齢者への虐待配偶者や恋人からの暴力特にない 1% 0. 少し苦しい非常に苦しい (4) (5) (4) (4) (3) (4) 0% 10% 40% 50% 家庭における生活要求の特徴は 第一に高齢者問題です については 年齢が高いほど比率も高くなっています 第二は経済的な問題です 若年層では の比率が高く 年齢層が上がると の比率が高くなっています また はどの年齢層においても高い比率となっています 特定の年齢層で比率が高くなっているのは 子育てのこと (30 歳代 40 歳代 ) や 結婚のこと (20 歳代 ) などです 暮らし向き別では のことは暮らし向きに関係なく 関心が高くなっています は いずれも暮らし向きが苦しいほど比率が高くなっています

2. 地域の生活に関する実態と意識 問 あなたが住んでいる地域で 次のことはこの 10 年間でよくなったと思いますか 大学に進学する子どもたちがふえた 結婚する二人の意思が尊重されるようになった 社会的な活動に参加する女性がふえた 昔からのしきたりにこだわらなくなった お互いの人権が尊重されるようになった 道路 住宅などの生活環境がよくなった 働く場所がふえた くらしの面で利用できる施設がふえた 他の地域の人たちと交流する機会がふえた 住民相互のまとまりや助け合いが進んだ 地域の行事に参加する人が多くなった 10% 2 2 1 41% 2 3 4 3 44% 2 3 3 2 あまり思わない思わない そう思う 3 少し思う 1 4% わからない 21% 21% 10% 1 1 0% 40% 60% 80% 100% 高学歴化 自由な恋愛の前進 女性の社会的進出 古い慣習の克服といった社会的前進面が いなべ市においても着実に進行しています 生活環境や施設など 行政施策に直接関連している項目では 全体的には否定的ではありませんが 地域による意見の違いがみられます 住民活動に直接関係している 他の地域との交流 住民相互のまとまり 地域の行事への参加 については否定的意見をもつ方が多くみえます 問 あなたは現在 地域でどのような活動に参加していますか ( 複数回答可 ) 全体的には 特になし 以外の 64% の人が 自治会をはじめとする何らかの地域活動に参加しています 年齢別でみると 20 歳代の 74% が 特にない と答えているのが注目されます 青年の 4 分の 3 が地域活動に参加していないことになります 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳以上 第 1 位 第 2 位 第 3 位 特にない 町内会 自治スポーツ団体青年団 青年会 () () 団体 (4%) 74% 町内会 自治子ども会 PTA 保護会 (41%) (2) 者会 () 3 町内会 自治 PTA 保護子ども会会 (51%) 者会 (2) (1) 2 町内会 自治ボランティア趣味等のサー会 (4) () クル () 3 町内会 自治老人クラブ等趣味等のサー会 (3) (2) クル () 3 老人クラブ等町内会 自治趣味等のサー (5) 会 (2) クル (1) 町内会 自治会 老人クラブ 高齢者団体 教養 趣味のサークル PTA 保護者会 スポーツ団体 ボランティア 子ども会 婦人会 女性団体 消防団 自警団 障害者団体 青少年育成 人権教育 啓発 青年団 青年団体 特に参加していない 問 上記で 特に参加していない とした理由は? ( 複数回答可 ) 1% 1% 4% 10% 3 3 0% 10% 40% 仕事が忙しい関心がない一緒に活動する仲間がいない高齢である他にやりたいことがある参加の仕方がわからない病気がちである家事 育児で忙しい病人や高齢者の介護 2 1 1 10% 3 地域での活動に参加していない理由で 一緒に活動する仲間がいない 参加の仕方がわからない が一定の割合を占めていることは 今後の働きかけ次第では参加の可能性があるということではないでしょうか 0% 10% 40%

問 あなたが住んでいる地域で 日ごろ何とかしなければならないと思っていることは何ですか ( 複数回答可 ) 地域における生活要求としては 第一に 青少年が少ない 子どもの遊び場が少ないといった 青少年問題 第二に交通が不便 交通機関が少ないといった 交通問題 第三に 高齢者介護 第四に 診療体制 の問題が挙がっています 年齢別でみても 青少年問題 交通問題 はどの年代でも比率が高くなっています 地域別では 藤原地域において 高齢化の問題 と 交通問題 が 他地域に比べて大きな関心事になっているようです 子どもや青年が少ない 交通が不便 障害者や高齢者が利用できる交通機関が少ない 子どもの遊び場や運動する場所が少ない 公共施設 ( 市の施設など ) が遠い 高齢者介護の施設が少ない 救急 休日 夜間の診療体制が不十分 介護を必要とする高齢者のいる世帯 買い物が不便 医療機関が遠い ゴミの処理 住民相互のまとまりが乏しい 地元に仕事がない 後継者がいない 障害児 ( 者 ) の世帯 子どものいじめ 不登校 母子 父子世帯 子どもや高齢者に対する虐待 下水道の整備が遅れている 配偶者や恋人からの暴力 特にない 4% 0. 3 2 2 2 1 1 1 0% 10% 40% 3. 社会や地域問題に対する住民の意識 問 あなたの地域で お互いを尊重しながらまちづくりを進める上で 次のようなことはどう思いますか 1 結婚に際して いろいろな理由で家族やまわりの人たちが反対すること 2 結婚の相手を決めるときに家柄を問題にすること 3 男女の仕事や役割に関して 男は仕事 女は家庭 男は主 女は従 といった考え方 4 自治会の役員に女性が少ないこと 5 お互いを尊重する地域づくりのためには自治会の役割が重要だ という意見について 6 高齢化が進んでいる現在 あなたの地域では高齢者が大切にされているか 7 あなたの地域は 障害者が安心して生活できる地域であるか 8 いなべ市在住の外国人が増えつつあるが あなたの地域は 外国人にとって住みやすい地域であるか 当人同士の合意をどちらかといえば当人同士の合意を尊重尊重すべき 2 61% おかしい 3 2 2 1 そう思う 3 少しおかしい 2 3 3 2 1 2 少し思う 2 1 それほどおかしくない あまり思わない 21% 思わない 1 おかしく ない わからない わからない 4% 1 44% 4% どちらかといえば家族の意見を尊重家族や周りの人の意見を尊重 わからない 1 0% 40% 60% 80% 100% 1 結婚観 では 当人同士 の比率が高く 2 結婚の際の家柄へのこだわり や 3 男女の役割意識 においても おかしい という否定的意見の比率が高くなっており 民主主義的な考え方が進んでいることが伺えます しかしながら 4 自治会の役員に女性が少ない ことについては おかしくない とする意見が多く 3 男女の役割意識 とは相反する結果になっています 地域問題については 6 高齢者 と 7 障害者 における評価が対照的になっています 地域で高齢者は大切にされていると思う人は多いのですが 障害者が安心して生活できる地域であると思う人は少ないようです

Ⅲ 住民の生活 意識とまちづくりの課題 ~ 調査結果から考えられること ~ 1. 住民の生活要求 まちづくりの前提 家庭の生活要求としては 子どもの安全や高齢者の介護のことで多くの方が不安や限界を感じているようです このほか 医療費や税金の高さに対する意見も多くみられます 地域の生活要求としては 青少年問題 や 高齢者問題 のほか 高齢者や障害者が利用しやすい交通機関が少ない 交通が不便といった 交通問題 救急や休日 夜間などの 診療体制の問題 などが挙げられます 2. 住民の地域活動とその評価 まちづくりの主体 まちづくりの主体である住民の地域活動をめぐる実情は 肯定的意見より否定的意見の比率が高くなっています 少なくともここ 10 年間は 地域活動が活発に展開されてきたとはあまり思われてはいないようです 一方 全体の約 3 分の 2 の方が自治会や老人クラブなどの地域活動に参加しています しかし これからのまちづくりの主体である青年層は地域への関わりが希薄になっており 見過ごせない問題です 3. 民主主義と地域問題に対する考え方 まちづくりのあり方への影響 民主主義的な考え方は進んでいます しかし 社会的な活動に参加する女性が増えたという事実は認めつつ 一方で自治会の役員に女性が少ないことについては それほど気にならない というように 矛盾した表れ方をしているものがあります 地域にある具体的な問題をどう考えていくかが これから重要になっていくと考えられます また 人権 という概念が 自分自身の人権に関する問題である というよりも 高齢者や障害者 外国人 ひいては他の人々を大切にすることである というように理解されているのではないかと予測されます ダイジェスト版発行にあたって 誰もが心豊かに暮らせる民主的な地域社会づくりを進めていくために 昨年度 豊かなくらしとお互いを尊重するまちづくりに関する調査 を実施いたしました みなさまのご理解とご協力のおかげで 非常にたくさんの回答をいただくことができました 誠にありがとうございました 今後のまちづくりを進めるための貴重な基礎資料として 調査結果をまとめた報告書を昨年度末に作成いたしました そして みなさまにその概要をお知らせするために このダイジェスト版を発行させていただくことにしました それぞれの地域や会議等でこのダイジェスト版をご活用いただき 一人ひとりが大切にされるまちづくりをみなさまと一緒に進めてまいりたいと願っております 三重県いなべ市 豊かなくらしとお互いを尊重するまちづくりに関する調査報告書 ダイジェスト版 平成 20 年 3 月発行 いなべ市福祉部人権啓発課 ( 511-0292 いなべ市大安町大井田 2705 /TEL.0594-78-3508 ) このダイジェスト版の元である 豊かなくらしとお互いを尊重するまちづくりに関する調査報告書 は いなべ市ホームページ (http://www.city.inabe.mie.jp/) において 次の手順でご覧いただけます (PDF ファイル ) トップページ 市の紹介 市の計画 豊かなくらしとお互いを尊重するまちづくりに関する調査報告書