<算数>   平成16年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」からみた課題及び指導法改善のポイント

Similar documents
平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 67.0% 考 察 話すこと 聞くこと では 相手や目的に応じて 理由や事例などを挙げなが ら筋道を立てて話すことができています 今後も

全国学力・学習状況調査の指導改善策

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

file:///D:/Dreamweaber/学状Web/H24_WebReport/sho_san/index.htm

H30全国学テ 保護者校内お知らせ鏡文

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

H

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

指導方法等の改善計画について

問 題

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

H30全国HP

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

<4D F736F F D AA90CD E7792E88D5A82CC8FF38BB5816A819A819B2E646F63>

gggggggggggggggggggggggggggggggggggggkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

別紙様式 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果と考察及び対策について 東松島市立宮野森小学校 1 国語科 (1) 国語 A 平均正答率 ( 宮城県 全国との比較 ) 話す 聞く能力 書く能力 読む能力 言語についての知識 理解 技能 全体 県比較

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

平成 30 年度 品川区学力定着度調査 の結果から明らかになった課題と学力向上に向けた取組 ( 国語 ) 1. 国語の定着状況についての概要 どの学年もほとんどすべての項目において 目標値を上回った 昨年度から取り組んできた 文章を書き表す際の 言葉の正しい使い方の指導 が 言葉についての知識 理解

1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率1 平均正答率 小学校 6 年生 1252 人 ( 小学校第 5 学年内容 ) 8 6 全国 弘前市 コメント 話すこと 聞くこと の中の 意図 立場を明確にし

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

国語 A: 本校と全国の領域別平均正答率比較 領域全国平均正答率下回っているやや下回っているほぼ同じやや上回っている上回っている 話すこと 聞くこと 90.8% 書くこと 73.8% 読むこと 74.0% 伝統的な言語文化と国語の特 質に関する事項 67.0% 漢字を正しく読んだり 文の中で正しく使

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

<4D F736F F D208FAC8A778D5A8A778F4B8E7793B CC81698E5A909495D2816A2E646F6378>

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

4年

小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

平成18年度「島根県学力調査」の調査結果

算数 A ( 基礎的 基本的な知識 技能が身についている かどうかをみる問題 合計 16 問 ) 平均正答率は 平均を上回っていました 数量や図形についての技能 に関しての正答率が高い傾向にありました [ 設問 2(2)]( 末尾のそろっていない小数の加法の計算をすることができる ) 蹉跎小.9%

2 度数分布 ( 正答数分布グラフ ) 3 の概要 学習指導要領の領域別平均正答率 評価の観点の平均正答率では 各領域とも全国平均を上回っている 特に 学習指導要領の領域別平均正答率の 読むこと で2.9ポイント 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 で4.1ポイント全国平均を上回っている 評価

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

【分析結果】H29朝来市立大蔵小学校

平成27年度全国学力・学習状況調査結果の概要

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

国語について (1) 結果 国語 A 国語 B ともに県 全国を下回っている 無回答率が県 全国の平均を上回っており 特 に記述式の問題で目立っている (2) 課題 話し合いの場面で 話し合いの内容のポイントをつかむことに苦手意識がある 漢字の読み取りに関しては県と同等であったが 漢字の書き取りに関

国語 A Bの結果 国語 A 全体 Ⅾ 話すこと 聞くこと C 書くこと Ⅾ 読むこと Ⅾ 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 Ⅾ 国語 B 全体 47

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

調査結果及び考察 1 国語 (1) 結果全国正答率との比較 1 国語 A( 知識 ) 話す 聞く 書くこと 読むこと 言語事項 勧興小 佐賀県 全国 国語 B( 活用 ) 1 話す 聞く 書くこと 読む

4 調査結果について (1) 教科に関する調査の結果 ( 公立 ) の平均正答率を % として換算した市内の領域 観点 問題形式別正答率 グラフの途切れは, 問題が出題されなかった項目 < 小学校 > : 概要 : 課題 : 今後の学習ポイント国語 A( 基礎 ) 国語 B( 活用 ) 話すこと聞く

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

平成 3 年度花乃井中のあゆみ 調査結果から 成果と課題 学力調査では すべての項目において平均値を上回っているが 平均値では若干下回っている教科もある 平均正答率を平均と比べると 国語 A は - ポイント 国語 B は -2.2 ポイント 数学 A は +6.9 ポイント 数学 B は +6.

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

(2) 教科の問題結果から見られる特徴 基礎的な内容を問う問題については おおむね成果が見られるが 記述式の問 題や基礎的な内容を問う問題の一部に 依然として課題が見られる 主な成果主な課題 ( は問題形式による課題 ) 国語 学年別漢字配当表に示されている漢字を 指定された箇所の正しい筆順を示すこ

スライド 1

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

国語 求められている学力が見える 主として 知識 に関する問題では ほかの学習や実生活において活用できる知識 技能の習得が求められている 描写 要約 紹介 説明 記録 報告 対話 討論などの言語活動に必要な 基礎的な知識 技能を身につけていること 表現したり理解したりするための言語事項に関する 基礎

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

国語科学習指導案

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

指導方法等の改善計画について

国語 A Bの結果 国 語 全体 C A 話すこと 聞くこと Ⅾ 書くこと B 読むこと C 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 Ⅾ 国語 B 全体 51

第5学年  算数科学習指導案

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

問題解決的な学習スタイルを充実させるために 3 つのステップを積み上げましょう 課 題 板書を充実させる道具を用意している ( マグ ネット名札 学習の流れカード ) 黒板に日付を書き 単元の流れ 本時の流れを 掲示している ノートに日付 単元の流れ 本時の流れを書かせている 前時の振り返りをノート

(2) 国語 A 主として知識に関する問題 余子小県全国 話す聞く書くこと読むこと言語事項 全体 72.6% 71.5% 70. B 話す聞く % 53. C 書くこと % 86. A 読むこと 55.8% 54.8% 55.2% B 言語事項

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について 平成 30 年 4 月に全国学力 学習状況調査が実施されました 市内の小学校第 6 学年及び中学校第 3 学年の児童生徒がこの調査を実施しましたので この結果を公表いたします 1 調査の目的 白井市教育委員会 義務教育の機会均等とその水準の維持向

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

Ⅰ 実施の状況 1 実施目的 学習指導要領の内容の定着度等を把握し 本県が進める少人数学習の成果や課題を捉え 学習指導の工夫改善を図るとともに 全国学力 学習状況調査 本調査及び高校入試を活用して 学習指導における検証改善サイクルを確立し 児童生徒の学力向上に資する 2 実施学年 小学校 4 年生

領域 A: 主として知識 B: 主として活用 算数 A 知識 ) 算 数 数と計算 量と測定 やや下回っている 図形 算数 B 活用 ) 数量関係 < 正答数の分布 > 算数の結果分析 < 領域 解答形式別の正答状況 > 算数 A 数量についての知識 理解について 異種の二つの量のうち, 一方の量が

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

( 中学校調査 ) 1 時限目 2 時限目 3 時限目 4 時限目 5 時限目 国語 A (45 分 ) 国語 B (45 分 ) 数学 A (45 分 ) 数学 B (45 分 ) 生徒質問紙 (2 分程度 ) (6) 集計児童生徒 学校数 1 集計基準児童生徒に対する調査について, 平成 29

5 分析 3 通過率 30% 未満の児童生徒の状況 (1) 通過率 30% 未満の児童生徒の教科教科調査における調査における状況 ここでは, 基礎 基本 定着状況調査の教科調査における各教科の県の平均通過率と各教科のタイプ Ⅰ の通過率 30% 未満であった児童生徒の平均通過率をグラフと表で設問ごと

Transcription:

平成 28 年度 児童 生徒の学力向上を図るための調査 及び 全国学力 学習状況調査 の調査結果に基づく 課題及び授業改善のポイント 葛飾区立渋江小学校 国 語 結果と分析 東京都 児童 生徒の学力向上を図るための調査 国語 ( 第 5 学年 ) 本校 74.1 55.0 71.3 東京都 76.5 61.8 74.3 差 - 2.4-6.8-3.0 授業改善のポイント すべての書く学習活動において 既習の漢字を正確に書くように意識させる 読む活動では音読したり暗唱したりする言語活動を取り入れ 児童が語感や読んだ響きなどから言葉についてイメージを豊かに膨らませることができるようにする また 自らがイメージした情景を他者に分かりやすく伝えられるよう 説明する時の文章の構成や比喩などの表現方法を指導する A(18~20 問 ) B(16~17 問 ) C(13~15 問 ) D(0~12 問 ) 本校 16 25 35 24 差 -9 ± 0 +10-1 正答数分布では 学力分布層の C 層 D 層に約 55 % の児童が属している ただし 最も上位の A 層は 16% となっており 授業中の個別指導や放課後の補充学習で支援を続けてきた成果と考えられる 都の平均正答率に比べて 本校の平均正答率は 3% 下回っている A 教の内容 では 全体として 書く能力 及び 言語事項の知識 理解 に課題がみられる これらの能力の向上を図るために 漢字の学習 熟語の意味 指示語 つなぎ言葉 について立ち戻る指導を行う必要がある 物語的文章を読む際には 登場人物の関係や表現 叙述の工夫 作者の視点など検討の観点を明確にした読み取りや読み深めを行う 主語述語の関係については 区別して指導する 主語に 何は ( が ) 誰は ( が ) があてはまること 述語は動きや様子 性質を表す言葉であることなどを理解できるよう指導する その際 視覚的に捉えやすいようにカードやワークシートを活用したり グループやペアで理由を添えて説明し合う場を設けたりする 目的や意図を明確にした短作文を書く活動を継続して行い 事実や感想 意見の書き分け方や接続語や指示語の適切な使い方など具体的に指導する また 作品を交流する言語活動を充実する B 読み解く力 では 特に 意図や背景 理由を理解 解釈 推論して解決する力 に課題がみられた しかし一方で この力については正答率の個人差が大きい傾向もみられる 資料から読み取った内容をもとに推論する際 その考えが適切かどうかを叙述に戻って検証することについて理解の差があるためと考える 理や社会 総合的な学習の時間において ひとつの資料から分かることや それだけでは分からないことなどを話し合う活動を重ねる また 児童が自ら資料をまとめる活動を行い 資料の意図 目的 構成 長所や短所などについて理解を深めることができるようにする

全国学力 学習状況調査 国語 ( 第 6 学年 ) 国語 A 主として知識話す 聞く 書くこと 読むこと 本校 81.5 64.8 75.9 69.3 全国 72.9 72.8 78.5 72.9 差 +8.6-8.0-2.6-3.6 国語 B 主として活用話す 聞く 書くこと 読むこと 全体 本校 51.9 46.0 65.4 55.4 全国 51.1 53.4 69.3 57.8 差 +0.8-7.4-3.9-2.4 説明的な文章を読む際には 中心となる語に着目させる またその文の内容が事実であるのか 感想や表現であるのかなど 区別して捉えることができるように指導する その際は指示語や接続語 文末表現に注目するようにする 疑問や課題を解決する方法を自ら考える活動を充実する 示されたいくつかの方法から選んだり 方法の一部を自分で考えたりすることも有効と考える そのことで 目的に応じた話合いや読書活動を行う有効性や技能 ( 話し合った内容の整理の仕方 効果的な調べ活動の進め方 ) について理解が深まるようにする 取材した事柄を記事にして書く際 伝えたいことの中心を明確にし 自分で調べた内容や関係者に取材した事柄の中から取捨選択する指導を行う また 聞いて分かったことや 感じたことをメモする方法について具体的に指導する 全国の平均正答率に比べて 本校の正答率は 話すこと 聞くこと の領域以外は 少し下回っている 記述式の問題形式の正答率が低いが 無回答率は概ね下回っており あきらめないで取り組んでいる様子がうかがえる A 知識 の結果からは 漢字を書く設問の正答率が 全国平均より低い 無回答率はほとんど全国平均より低くこれまでの授業改善の成果であると考えられる しかし 書き手の表現の仕方をよりよくするために助言する の設問で正答率に課題が残った B 活用 では 話し手の意図を捉えながら聞き 話の展開に沿って質問する 目的や意図に応じて 表を基に自分の考えを書く の解答に課題があった 文章から適切な内容を書き抜く記述式の問題では 無解答率が他の設問より高い

算 数 東京都 児童 生徒の学力向上を図るための調査 算数 ( 第 5 学年 ) 本校 61.3 34.7 56.2 東京都 67.7 42.9 62.9 差 - 6.4-8.2-6.7 A(25~31 問 ) B(20~24 問 ) C(15~19 問 ) D(0~14 問 ) 本校 17 29 20 34 差 -8 + 4-5 + 9 生活場面に結びつけて分数で表す有効性を考える機会を設け 日常的に分数を用いるよう意識付ける その際に分母や分子の意味や分数どうしの比べ方について確認するようにする 単位量当たりの大きさでは どちらを単位量として設定しているかについて確認し 言葉の式を活用しながら式の意味や求めた数値の内容を明確にする指導を重ねる また 数直線や図に表して数値の意味理解や比較を視覚的に行えるようにし 単位量当たりの大きさを求める有効性を理解するようにする 正答数分布では 一番正答率の低い D 層に全体の 3 割以上が含まれている D 層と B 層を頂点とした二極化傾向がみられる 平均正答率より低い C 層と D 層を合わせた割合は 54% であり 半数以上であるが 昨年度より 9% 減少している 習熟度別少人数指導により 中下位層の児童に学習内容の定着が見られる 習熟度別少人数指導の効果が出てきている 比較量と割合については 数量の関係が比較的容易な場面 ( 割合 50% など ) から段階的に基準量と比較量との大きさの関係を捉えるようにする また 数量の関係を数直線や図などに表して基準量と割合から比較量を求める式を考える活動に重点を置くようにする A 教の内容 では 全体として 数量や図形についての技能 及び 数量や図形についての知識 理解 に課題がみられる 整数の表し方 小数のかけ算 わり算 四則計算の順序 複合図形の面積 の内容において立ち戻る指導を行う必要がある B 読み解く力 では 必要な情報を正確に取り出す力 意図や背景 理由を理解 解釈 推論して解決する力 比較 関連付けて読み取る力 に課題がみられる 図をもとに二数の関係を立式したり 規則性をもとに必要な個数を求めたりする際に 求めた答が適切かどうかを図に戻って点検する意識が希薄な児童が多かったと考える グラフの読み取りでは他教の学習でもグラフ資料から分かることを考える活動を行い グラフから適切な内容を読み取る経験を重ねるようにする 立体図形の見取図や展開図を描いたり展開図を組み立てて立体図形を構成したりする作業的 体験的な算数的活動を充実する 経験をもとに辺や面 頂点などの構成要素の個数や面の形 辺や面の平行 垂直の関係を捉えるようにし 併せて体積の概念についても感覚的に理解できるようにする 判断したことや結論を出したことをそのままにせず 目的や条件に沿ったものかどうかを点検するよう習慣づける また 考えを順序立てて説明する表現の仕方を指導する 具体的には 内容を示す順番や接続語の適切な使い方について振り返り 助言する

全国学力 学習状況調査 算数 ( 第 6 学年 ) 算数 A 主として知識数と計算 量と測定 図形 数量関係 本校 78.1 72.2 75.9 64.8 全国 80.5 78.5 78.8 68.5 差 +2.4-6.3-2.9-3.7 問題文や資料から考えるべきポイントを正しく読み取る力が必要である そのために 漫然と書かれていることを読むのではなく アンダーラインを引いたり書き込みをしたりするなど 書きながら読む 方法を助言する 記述式問題への 無解答 を改善するために ペアやグループで話し合う場を設ける等 言語活動の充実を図り 自分の考えを表現する力を身に着けさせる 算数 B 主として活用数と計算 量と測定 図形 数量関係 本校 44.1 44.1 35.2 46.3 全国 44.4 43.7 36.3 42.9 差 -0.3 +0.4-1.1 + 3.4 本校の正答率は A 問題 も B 問題 も全国の平均正答率に比べて あまり差がなく 上回っている領域もある 記述式の問題形式の正答率が低いが 無回答率は概ね下回っており あきらめないで取り組んでいる様子がうかがえる A 知識 の結果からは 漢字を書く設問の正答率が 全国平均より低い 無回答率はほとんど全国平均より低くこれまでの授業改善の成果であると考えられる しかし 書き手の表現の仕方をよりよくするために助言する の設問で正答率に課題が残った B 活用 では 話し手の意図を捉えながら聞き 話の展開に沿って質問する 目的や意図に応じて 表を基に自分の考えを書く の解答に課題があった 文章から適切な内容を書き抜く記述式の問題では 無解答率が他の設問より高い

A 知識 では 1 より小さい数でわった時のわられる数と商の関係 少数の大小関係 単位量当たりの大きさを求める立式 百分率を用いた図に当てはまる数値を組み合わせる などの設問で課題が見られた 一方で 分数 整数の計算 立体図形の辺や面のつながりや位置関係 の設問では理解が定着していた B 活用 では 基準量 比較量 割合の関係 図形の性質の活用 等の設問で大きな課題が残った 示された説明を解釈し 用いられている考えを別の場面に適用する 設問や 示された除法の式並べた形に関連付け 角の大きさを基に式の意味を説明する 設問も正答率が大幅に低い これらの多くは記述式の問題形式であり 無解答率が他の設問よりかなり高い 理 東京都 児童 生徒の学力向上を図るための調査 理 ( 第 5 学年 ) 本校 57.5 55.8 57.1 東京都 63.5 59.2 62.4 差 - 6.0-3.4-5.3 A(19~25 問 ) B(16~18 問 ) C(13~15 問 ) D(0~12 問 ) 本校 13 20 37 29 差 -12-5 +12 + 4 正答数分布では CD 層の割合が約 66% となり 課題が多いことが明らかである 振り子時計の進み方 では実験の結果から結論を導き出してまとめを行うだけでなく 生活場面に結論を当てはめたり 生活の中で使われている道具の仕組みに着目したりして考えられるようにさせる 例えば メトロノームについている重りを変えることで テンポが変わることを学習活動に組み入れることで 学習内容が定着するようにする 電磁石と磁石の退け合い では 自然の性質や規則性を適応したものづくりを行ったり 学的な言葉や概念を使用して考えたりする機会を設定する ものづくりの際には どのような性質や仕組みを利用するのかを明確にした設計図や完成予想図などを作成し 実際に操作しながら行う そして 電磁石や磁石のどのような性質を利用して製作したかについて 説明をすることによって学習内容が定着するようにする

A 教の内容 では 思考 判断 表現 自然現象についての知識 理解 に課題がみられる 電気を通すもの 通さないもの や { 電流の回路と電池のつなぎ方 自然事象についての知識 理解 などの設問の正答率が低かった 器具の名称については 名称を正確に理解していることが必要となる 教師が使用の目的や器具の用途を明らかにし 具体的な操作方法を示すし 児童が実際に操作を行うことで 実験 観察内容への実感が伴う理解ができるようにする B 読み解く力に関する内容 では 意図や背景 理由を理解 解釈 推論して解決する力 必要な情報を正確に取り出す力 比較 関連付けて読み取る力 の設問の正答率が低かった 顕微鏡の操作方法 では 単なる作業としてだけでなく 自然の事物 現象を観察する中で 対象や目的に応じて意図的に操作させ身に付けるようにする 例えば 児童が実際に操作する時間を確保した上で 演示物の顕微鏡で見えている様子をテレビモニターに映しながら それぞれの操作によって見えている様子がどのように変わるのかを捉えられるようにする 関心 意欲 態度 では 4 教のうち 最高の 92.2% で 都の平均と 2.4% しか変わらない この意欲を上手に活かして 授業に向かわせ 学習理解を確実に行うようにする グラフの読み取りでは他教の学習でもグラフ資料から分かることを考える活動を行い グラフから適切な内容を読み取る経験を重ねるようにする 特に理では 数値の単位や増減の度合いを丁寧に読み取り 生活経験をもとに事象の変化を具体的にイメージできるようにする 児童に 観察や実験の目的意識をしっかりともたせ さらに 興味 関心を高めていく 実験の考察を友達同士で交流する場を設け 学的な思考力を伸ばすとともに 学習のまとめを児童とともにつくり上げ 知識 理解の定着を図る

社 会 東京都 児童 生徒の学力向上を図るための調査 社会 ( 第 5 学年 ) 本校 68.7 62.0 67.0 東京都 72.9 71.7 72.6 差 - 4.2-9.7-5.6 A(20~23 問 ) B(18~19 問 ) C(14~17 問 ) D(0~13 問 ) 本校 24 13 30 33 差 -1-12 + 5 + 8 正答数分布では CD 層の割合が約 63% となり 課題が多いことが明らかである 掲示した大型地図や地図帳を使う機会を日常的に設け 児童が地図の扱いに慣れるようにする 他教の学習や朝の会のスピーチの時などにも地図をもとに位置の確認や東京から見た方位や距離などを正確に捉えることを指導する 資料を読み取る場面では 5W1H の視点から いつですか なにがありましたか など具体的な発問や指示を行い 児童が必要な情報を取り出す経験を重ねる また 目的に応じて年表や新聞記事 掛図といった様々な資料から情報を読み取る機会を充実する 様々な情報を自ら集め 比較 関連付けて分かった事実を説明する活動を充実する その際に 目的や手段 原因と結果 との関係から事実を捉え つまり ~ たとえば ~ などの言葉を使って説明するようにする 理や総合的な学習の時間でも事実を説明する活動を充実する A 教の内容 では 社会的な思考 判断 表現 社会的事象についての知識 理解 では基礎的な内容が定着していないことがうかがえた 日本の都道府県の名前と場所の正答率が 41.0 % である 立ち戻って繰り返し指導を行う必要がある B 読み解く力 では 全体として 必要な情報を正確に取り出す力 意図や背景 理由を理解 解釈 推論して解決する力 に課題がみられる 資料から分かることを説明する最適な文章を選ぶ際に 記述されている内容を区切りながら丁寧に確認したり資料をもとに言い切れる内容かどうかを検証したりする姿勢が求められる