テレビ ラジオ インターネット新聞 平成 30(2018) 年 7 月 31 日 ( 火 )17:00 解禁平成 30(2018) 年 8 月 1 日 ( 水 ) 朝刊解禁 平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要について 栃木県教育委員会事務局学校教育課 1 調査の目的 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図る 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する 2 調査の対象 小学校第 6 学年 義務教育学校前期課程第 6 学年 特別支援学校小学部第 6 学年 中学校第 3 学年 義務教育学校後期課程第 3 学年 特別支援学校中学部第 3 学年の全児童生徒 3 調査の内容 (1) 教科に関する調査 ( 国語 算数 数学 理科 ) 理科は 3 年に一度程度実施 主として 知識 に関する問題 ( 国語 A 算数 数学 A) 主として 活用 に関する問題 ( 国語 B 算数 数学 B) 理科については 主として 知識 に関する問題 と 主として 活用 に関する問題 を一体的に出題 (2) 生活習慣 学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校に対する調査 4 調査実施日平成 30(2018) 年 4 月 17 日 ( 火 ) 5 本県の状況 4 月 17 日に調査を実施した学校 児童生徒数 実施校数内訳児童生徒数 小学校調査 358 校 公立小学校 355 校特別支援学校小学部 3 校 16,525 人 中学校調査 159 校 公立中学校 155 校特別支援学校中学部 4 校 16,426 人 全体 517 校 32,951 人 6 教科に関する調査結果 ( ) 内の数値は全国の平均正答率である (1) 平均正答率 国語 A 70.7%(70.7) 国語 A 75.7%(76.1) 小学校国語 B 54.6%(54.7) 中学校国語 B 60.6%(61.2) 算数 A 63.0%(63.5) 数学 A 64.6%(66.1) 算数 B 50.6%(51.5) 数学 B 46.1%(46.9) 理科 61.0%(60.3) 理科 66.7%(66.1) - 1 -
(2) 別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 話すこと 聞くこと 90.0(90.8) 66.6(69.2) 書くこと 72.8(73.8) 61.8(60.6) 読むこと 72.5(74.0) 69.9(70.2) 伝統的な言語文化等 67.6(67.0) 78.3(78.0) 2 小学校国語 B (%) 話すこと 聞くこと 63.7(64.6) 65.1(64.9) 書くこと 46.0(45.6) 53.4(53.4) 読むこと 52.4(50.8) 48.7(49.2) 伝統的な言語文化等 全国の結果との比較 B では 3 領域中 書くこと 読むこと の 2 領域で 全国の結果より高い 平成 29 年度との比較 B の 読むこと において 平成 29 年度は全国の結果より 0.5 ポイント低かったが 今年度は全国の結果より 1.6 ポイント高くなっている 3 小学校算数 A (%) 数と計算 60.9(62.3) 80.4(80.6) 量と測定 72.6(72.7) 69.8(68.8) 図形 56.9(56.9) 80.4(81.1) 数量関係 59.2(60.1) 79.5(79.6) 4 小学校算数 B (%) 数と計算 57.1(58.4) 52.3(52.8) 量と測定 51.3(52.4) 41.6(47.0) 図形 60.1(59.9) 11.1(13.2) 数量関係 44.4(45.1) 38.4(40.0) 全国の結果との比較 A B ともに 数と計算 で 全国との差が最も大きく 1 ポイント以上低い 平成 29 年度との比較 B の 図形 において 平成 29 年度は全国の結果より 2.1 ポイント低かったが 今年度は全国の結果より 0.2 ポイント高くなっている - 2 -
5 小学校理科 (%) 領域平成 27 年度調査 主として 知識 に 81.0(78.0) 60.2(61.3) 問題関する問題 主として 活用 に 57.0(56.2) 60.0(60.5) 関する問題 物質 58.6(59.8) 53.8(57.4) エネルギー 54.5(53.1) 64.6(65.6) 生命 76.9(73.6) 61.9(61.2) 地球 49.8(49.5) 58.7(57.8) 全国の結果との比較 主として 知識 に関する問題 及び 主として 活用 に関する問題とも 全国の結果より高い 平成 27 年度との比較 エネルギー において 平成 27 年度は全国の結果より 1.0 ポイント低かったが 今年度は全国の結果より 1.4 ポイント高くなっている 6 中学校国語 A (%) 話すこと 聞くこと 74.7(75.2) 75.6(75.4) 書くこと 73.3(73.9) 85.9(85.7) 読むこと 76.8(76.7) 74.2(73.8) 伝統的な言語文化等 76.2(76.5) 76.7(77.2) 7 中学校国語 B (%) 話すこと 聞くこと 76.4(76.6) 73.2(72.4) 書くこと 30.7(31.3) 60.7(60.8) 読むこと 52.8(53.5) 72.6(72.1) 伝統的な言語文化等 49.2(49.2) 41.4(41.4) 全国の結果との比較 A B ともに 全てにおいて 全国との差が ±1 ポイント以内である 平成 29 年度との比較 A B ともに 全国の結果との差に大きな変化は見られない - 3 -
8 中学校数学 A (%) 数と式 69.4(71.1) 68.4(70.4) 図形 68.4(69.1) 66.9(66.0) 関数 53.4(55.5) 56.6(57.4) 資料の活用 60.9(63.5) 58.0(57.6) 9 中学校数学 B (%) 領 域 数と式 50.5(51.4) 47.5(46.3) 図形 45.3(46.7) 46.6(47.1) 関数 53.3(52.8) 50.8(50.8) 資料の活用 36.8(38.0) 48.2(49.1) 全国の結果との比較 A の 関数 資料の活用 で 全国との差が 2 ポイント以上低い 平成 29 年度との比較 B の 数と式 において 平成 29 年度は全国の結果より 1.2 ポイント高かったが 今年度は全国の結果より 0.9 ポイント低くなっている 10 中学校理科 (%) 領域平成 27 年度調査 主として 知識 に 69.0(67.9) 62.6(63.8) 問題関する問題 主として 活用 に 65.0(64.9) 49.4(48.8) 関する問題 物理的領域 74.3(74.4) 49.8(48.9) 化学的領域 65.1(65.0) 56.7(56.2) 生物的領域 73.8(72.5) 61.8(62.2) 地学的領域 58.8(57.8) 45.2(46.4) 全国の結果との比較 主として 知識 に関する問題 及び 主として 活用 に関する問題とも 全国の結果より高い 平成 27 年度との比較 地学的領域 において 平成 27 年度は全国の結果より 1.2 ポイント低かったが 今年度は全国の結果より 1.0 ポイント高くなっている - 4 -
7 生活習慣 学習環境等に関する質問紙調査結果 ( ) 内の数値は全国の調査結果である とちぎっ子学習状況調査の結果は網掛けで示している (1) 教科の学習について 1 算数 数学の勉強は好きですか 理科の勉強は好きですか の質問に対し 当てはまる どちらかといえば 当てはまる と回答した児童生徒の割合 ( 理科は平成 27 度調査 ) 小学校算数 67.1%(64.0) 68.8%(65.9) 中学校数学 51.6%(53.9) 55.0%(55.4) 小学校理科 86.7%(83.5) 87.0%(83.5) 中学校理科 68.8%(62.9) 68.2%(61.9) 算数 数学理科 小学校 4 年 77.2% 86.6% 小学校 5 年 70.1% 84.4% 小学校 6 年 67.1% 86.7% 中学校 2 年 55.9% 66.6% 中学校 3 年 51.6% 68.8% 全国の結果との比較 小学校算数 3.1 ポイント高い 中学校数学 2.3 ポイント低い 小学校理科 3.2 ポイント高い 中学校理科 5.9 ポイント高い 平成 29 年度との比較 理科は ほぼ同程度であるが 中学校数学は 3.4 ポイント低い とちぎっ子学習状況調査との関連 算数 数学について 学年が上がるにつれて 肯定的に回答した児童生徒の割合が減る傾向が見られる 2 算数 数学の授業の内容はよく分かりますか 理科の授業の内容はよく分かりますか の質問に対し 当てはまる どちらかといえば 当てはまる と回答した児童生徒の割合 ( 理科は平成 27 度調査 ) 小学校算数 85.2%(83.4) 82.9%(80.6) 中学校数学 72.7%(71.0) 70.9%(69.4) 小学校理科 91.5%(89.4) 90.6%(87.9) 中学校理科 76.5%(70.0) 73.4%(66.8) 算数 数学理科 小学校 4 年 89.0% 91.0% 小学校 5 年 88.1% 91.7% 小学校 6 年 85.2% 91.5% 中学校 2 年 74.5% 77.5% 中学校 3 年 72.7% 76.5% 全国の結果との比較 小学校算数ほぼ同程度である 中学校数学ほぼ同程度である 小学校理科ほぼ同程度である 中学校理科 6.5 ポイント高い 平成 29 年度との比較 算数 数学 理科ともに肯定的に回答した生徒の割合が増えている とちぎっ子学習状況調査との関連 学年が上がるにつれて 肯定的に回答した児童生徒の割合が減る傾向が見られる - 5 -
(2) 自尊心 夢や目標について 1 自分にはよいところがあると思いますか の質問に対し 当てはまる どちらかといえば 当てはまる と回答した児童生徒の割合 小学校 85.4%(84.0) 79.7%(77.9) 中学校 82.9%(78.8) 74.7%(70.7) 調査結果 小学校 4 年 79.2% 小学校 5 年 79.8% 小学校 6 年 85.4% 中学校 2 年 72.7% 中学校 3 年 82.9% 全国の結果との比較 小学校ではほぼ同程度である 中学校では 4.1 ポイント高い 平成 29 年度との比較 小学校で 5.7 ポイント 中学校で 8.2 ポイント高い とちぎっ子学習状況調査との関連 小学校では 6 年 中学校では 3 年が 肯定的に回答した児童生徒の割合が最も高い 2 将来の夢や目標を持っていますか の質問に対し 当てはまる どちらかといえば 当てはまる と回答した児童生徒の割合 小学校 86.1%(85.1) 87.1%(85.9) 中学校 77.7%(72.4) 75.2%(70.5) 調査結果 小学校 4 年 88.3% 小学校 5 年 89.3% 小学校 6 年 86.1% 中学校 2 年 73.8% 中学校 3 年 77.7% 全国の結果との比較 小学校では ほぼ同程度である 中学校では 5.3 ポイント高い 平成 29 年度との比較 小学校では ほぼ同程度である 中学校では 2.5 ポイント高い とちぎっ子学習状況調査との関連 小学校では 6 年生が最も低く 中学校では 3 年生が 3.9 ポイント高い - 6 -
(3) 家庭学習の時間について 学校の授業時間以外に 普段 ( 月曜日から金曜日 ) 1 日当たりどれくらいの時間 勉強をしますか ( 学習塾で勉強している時間や家庭教師に教わっている時間も含む ) の質問に対して 回答した児童生徒の割合 小学校 3 時間以上 6.4%(12.5) 6.5%(11.9) 2 時間以上 3 時間より少ない 17.3%(16.8) 16.0%(15.2) 1 時間以上 2 時間より少ない 46.0%(36.9) 46.7%(37.3) 30 分以上 1 時間より少ない 23.6%(23.8) 23.9%(24.3) 30 分より少ない 5.4%( 7.4) 5.5%( 8.4) 全くしない 1.3%( 2.5) 1.4%( 2.9) 中学校 3 時間以上 8.0%(10.5) 7.6%(10.1) 2 時間以上 3 時間より少ない 28.8%(25.9) 28.6%(25.3) 1 時間以上 2 時間より少ない 38.7%(34.2) 37.5%(34.2) 30 分以上 1 時間より少ない 15.2%(16.6) 16.0%(17.2) 30 分より少ない 5.9%( 7.9) 6.5%( 8.3) 全くしない 3.3%( 4.9) 3.6%( 4.9) 小学校 4 年小学校 5 年小学校 6 年中学校 2 年中学校 3 年 3 時間以上 5.6% 5.2% 6.4% 6.9% 8.0% 2 時間以上 3 時間より少ない 12.5% 12.9% 17.3% 25.7% 28.8% 1 時間以上 2 時間より少ない 31.3% 41.6% 46.0% 41.2% 38.7% 30 分以上 1 時間より少ない 36.6% 30.6% 23.6% 18.1% 15.2% 30 分より少ない 11.2% 7.8% 5.4% 5.7% 5.9% 全くしない 2.7% 1.8% 1.3% 2.3% 3.3% 全国の結果との比較 3 時間以上勉強している 小学校で 6.1 ポイント 中学校で 2.5 ポイント低い 2 時間以上 3 時間より少ない 小学校でほぼ同程度 中学校で 2.9 ポイント高い 1 時間以上 2 時間より少ない 小学校で 9.1 ポイント 中学校で 4.5 ポイント高い 平成 29 年度との比較 全体としてほぼ同程度である とちぎっ子学習状況調査との関連 学年が上がるにつれて 家庭学習時間が増える傾向が見られる 家庭学習の時間が 1 時間より少ない児童生徒の割合は 学年が上がるにつれて減る傾向が見られる - 7 -
(4) 家庭学習の内容について あなたは 家で 自分で計画を立てて勉強をしていますか の質問に対して している どちらかといえば している と回答した児童生徒の割合 小学校 71.7%(67.6) 69.7%(64.5) 中学校 59.4%(52.1) 56.4%(51.5) 調査結果 小学校 4 年 68.7% 小学校 5 年 71.4% 小学校 6 年 71.7% 中学校 2 年 62.7% 中学校 3 年 59.4% 全国の結果との比較 小学校で 4.1 ポイント 中学校で 7.3 ポイント高い 平成 29 年度との比較 小学校で 2.0 ポイント 中学校で 3.0 ポイント増えている とちぎっ子学習状況調査との関連 中学校 3 年生が最も低く 59.4% である - 8 -