情報提供資料 17 年 1 17 アジアリサーチセンター ASIA Research Center 拡 する中国 E コマース 変化する中国の消費景観 当資料は アジアリサーチセンター のレポートを基に作成しています 中国でのインターネット利 者は きく拡 しています インターネット環境の整備が進み テクノロジーが開花 その つとしてEコマース ( 電 商取引 ) が台頭しています 中国のEコマースの市場規模は世界最 級となっています 16 年のオンラインショッピングによる 売売上は 5. 兆 元 ( 約 7,78 億 ドル ) となり 売売上全体の15.5% を占めるまでになっています また 国のオンラインショッピングによる 売売上は3,95 億 ドルと 中国は 国を きく上回る規模となっています オンラインショッピングの 売売上は急成 しており 売売上全体の成 スピードを上回っています 15 年にはBC( 企業対消費者間取引 ) の市場規模がCC( 消費者間取引 ) の市場規模を上回りました これらの市場を えるのは 国営企業ではなく 般の 間企業です 具体的には 国に上場するアリババグループ JD.com 港に上場するテンセントの3 社が独占状態にあります 1. インターネットユーザー 7.5 億 は いまだ拡 中 1 中国には現在 7.5 億 のインターネットユーザーが存在し その数は今も拡 しています インターネット普及率は全国平均で5.3% に上ります 3 中国都市部のインターネット普及率は全国平均の普及率よりも くなっています (17 年 6 末現在 ) < 中国のインターネット普及率 > ( 億 ) (7 年 17 年 ) 8 インターネットユーザー ( 左軸 ) インターネット都市部普及率 ( 右軸 ) 65.8 69.1 69. 59.1 6. 6.8 インターネット全国普及率 ( 右軸 ) 6 5.7 53.5 56.7 7.3 16. 35.9.6 8.9 3.3 38.3.1 5.8 7.9 5.3 53. 5.3 7 8 9 1 11 1 13 1 15 16 17( 年 ) ( 出所 )CNNICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成上半期 8 6 1
. 拡 を続ける E コマース市場 1 過去 1 年において オンラインショッピングは急激に拡 し 中国 の 活環境を きく変化させました 7 年にはオンラインショッピングの全 売売上 に占める割合は.6% しかありませんでしたが 16 年には 15.5% まで拡 しました 市場規模は 9 年間で 95 倍となり 年率伸び率では 66% となりました 3 携帯電話でオンラインショッピングをする も拡 傾向にあります インターネットユーザーのうちオンラインショッピングをする割合は 16 年で 68.5% に達します ( 兆 元 ) オンライン 売売上 ( 左軸 ) 3 全 売売上 ( 左軸 ) < 増加を続ける中国のオンラインショップ > (7 年 16 年 ) オンライン 売売上 / 全 売売上 ( 右軸 ) 1.6 1.9 15.5 15 1 7.9 1 6.3. 3.. 5.1.1.3.5.8 1.3 1.9.8 3.9 5..6 1.1 7 8 9 1 11 1 13 1 15 16( 年 ) ( 億 ) 8 6 < 拡 するオンラインで買い物をする中国 > (7 年 17 年 ) オンラインで買い物をする ( 左側 ) 携帯電話で買い物をする ( 左側 ) オンラインで買い物をする / インターネットユーザー ( 右側 ) 35.1 37.8.9 8.9 55.7 6. 63.8 68.5 8 6.1.8 8.1 7 8 9 1 11 1 13 1 15 16 17 ( 年 ) 上半期 ( 注 ) 携帯電話で買い物をする のデータは1 年 17 年の上半期まで 出所 )CNNIC National Bureau of Statistics Ministry of Finance 企業発表資料のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
3. 市場は国内企業の独占 1 国 ebayは初めて中国のeコマース市場に参 した外国企業であり アリババグループがCCプラットフォーム タオバオ を打ち出す1 年前に地場のオークションウェブサイトを買収していました しかし 結局 6 年に 国 ebayは中国市場を撤退するに りました Amazonは 年に中国市場に参 し その時に地場のJoyo.com( オンラインで本を販売 ) を買収しましたが 16 年現在のAmazon の中国での市場シェアは1% 以下と低 準が継続しています 3 中国の の多さ 近くに買い物をする場所が少ない もしくは近くに欲しい商品が揃っていないなどの理由から Eコマースが急激に発展したと考えられます 中国のリテール市場の歴史は短く 国のような発展モデルはないため 企業やブランドネームという ではあまり知られていません 取引量を るかぎり 中国のEコマース市場は世界でも最 とみられ 成 スピードも速く 16 年 11 11 の独 の 関連の取引量は1 億件を超えたと われています 5 中国のBC 市場は国内企業の独占状態にあり 16 年では アリババグループのTmallが56.6% JD.comが.7% Suningが.3% となっています 6 時価総額では アリババグループ,3 億 ドル テンセント,77 億 ドル JD.com56 億 ドルとなっています (17 年 9 末現在 ) < 中国 E コマース発展の歴史 > 年 出来事 1999 年 6 アリババグループ中国浙江省杭州にて設 BC プラットフォームを打ち出す 年 3 国 ebay が中国リテール市場 CC に参 EachNet( オークションサイト経営 ) の株式を 33% 取得 3 年 5 アリババグループがCCプラットフォーム タオバオ をスタート 年 1 JD.comが中国第 のEコマース企業を北京で設 年 8 国 Amazonが Joyo.com( オンラインで本を販売 ) を買収 年 1 アリババグループが第三者保証決済アカウント Alipay を打ち出す 5 年 9 テンセントがEコマース市場 (CC) にPaipaiを打ち出して参 6 年 1 アリババグループのTaobao が 国 ebayを抜き 国 ebayは中国市場から撤退 8 年 アリババグループがBCプラットフォーム Tmall を ち上げ BCの伸びが加速し始める 11 年 1 テンセントがインスタントメッセンジャーアプリ Wechat を始める 1 年 3 テンセントが JD.com の最 株主 (18%) に躍り出る テンセントと JD.com の E コマースビジネスを合併させ Alibaba Group に対抗 1 年 5 JD.comは 国 NASDAQに上場 17.8 億 ドルの資 調達を果たす 1 年 9 アリババグループが 国 NYSEに上場 5 億 ドルを調達 世界最 の新規公開会社となった 15 年 8 アリババグループは戦略的提携としてSuningの19.9% を買収 16 年 1 中国のEコマースが5. 兆 元を超え 全 売売上 の15.5% を占めるに った ( 出所 )CNNIC National Bureau of Statistics Ministry of Finance 企業発表資料のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 3
<16 年の中国 BC 市場シェア内訳 > Dangdang ( 当当 ).7% Amazon.8% Yihaodian ( 号店 ) 1.1% GOME ( 国美 ) 1.% Jumei.com ( 聚美 ).5% Others 6.6% VIP Shop ( 唯品会 ) 3.5% Suning.com ( 苏宁 ).3% JD.com( 京东 ).7% Tmall ( 天猫 ) (Alibaba) 56.6% ( 注 ) 四捨五 の関係で合計が 1% にならない場合があります ( 出所 )iresearch のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 中国主要企業プラットフォーム上のオンラインショッピングの販売額推移 ( 単位 :1 億 元 ) 年度 1 13 1 15 16 年平均成 率 Alibaba* Alibaba CC Alibaba BC JD.com Suning 合計 1,77 1,678, 3,9 3,767 36.8% 8 1,173 1,597 1,877, 7.9% 53 55 87 1,15 1,565 57.7% 73 16 6 658 73.3% 15 6 5 81 5.% 1,165 1,86,71 3,588,56.% *Alibaba の決算は 3 その他の決算は 1 ( 出所 ) 各企業資料を基に三井住友アセットマネジメント作成
. BC は CC を超え 対企業の取引の がリスクが低い傾向か 1 15 年には オンラインマーケット市場において BC 市場が CC 市場を初めて上回る結果となりました CC 市場では模造品などが出回ることもあり BCがCC 市場を上回ったことは 消費者にとって対企業の取引のほうが信頼感が く リスクが低いことが認識されたからと考えられ 今後もBC 市場の拡 は続くものとみられます 1 < オンラインマーケット市場シェアの推移 > 8 CC 6 BC 5.3 3.6. 5. 5.1 5.7 11 1 13 1 15 16 ( 年 ) ( 出所 )Ministry of Finance, CNNIC, iresearch のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 重要な注意事項 当資料は 情報提供を 的として 三井住友アセットマネジメントが作成したものです 特定の投資信託 命保険 株式 債券等の売買を推奨 勧誘するものではありません 当資料に基づいて取られた投資 動の結果については 当社は責任を負いません 当資料の内容は作成基準 現在のものであり 将来予告なく変更されることがあります 当資料に市場環境等についてのデータ 分析等が含まれる場合 それらは過去の実績および将来の予想であり 今後の市場環境等を保証するものではありません 当資料は当社が信頼性が いと判断した情報等に基づき作成しておりますが その正確性 完全性を保証するものではありません 当資料にインデックス 統計資料等が記載される場合 それらの知的所有権その他の 切の権利は その発 者および許諾者に帰属します 当資料に掲載されている写真がある場合 写真はイメージであり 本 とは関係ない場合があります 5