地域の皆様と共に歩む ドクターのリレー講座肺がんの地域連携について呼吸器外科診療科長市村秀夫放射線治療を支えるスタッフとポリシー茨城県地域がんセンター統計おすすめメディカルレシピ 病院で活動するボランティアさんの紹介 第 17 回病院見学ツアー報告市民健康講座開催予定あんなバッジ こんなマーク 第 5 号 14. 1 星が見えるベンチ 心臓血管外科三富樹郷
ドクター のリレー講座 道がかかれている計画書ということです 地域連携 地域のネットワーク には 通院や診療の予定が具体的に書かれてい て これを患者さんとかかりつけ医と病院医師がそ かかりつけ医 か れぞれ持っている状態で診療をしていくことにな がん診療連携 携 拠点病院 患者と家族 るわけです 連携が 患者さんとかかりつけ医 と病院医師を結ぶ線の役割を果たしているのです 肺がんの地域連携について 脳梗塞などの他の疾患ではこのような連携の 取り組みは以前からすすんでいましたが 多様な病 訪問看護 訪 ステ ス テ ステーション 状 体調を背景としたがんの領域では がん対策基 呼吸器外科 いちむら 本法の制定によって取り組みがはじまったという 診療科長 薬 局 くすり ところです ひでお 肺がんの地域連携 市村 秀夫 肺がんの患者さんの病状や体調はさまざまで 治療法も手術 放射線 抗がん剤と多様です 連携 施設になりました 地域のネットワークが構築さ これからの取り組み へ取り組むにあたり まず肺がんの手術を受 れてきていると手ごたえを感じています がんの地域ネットワーク作りは始まったばかり がんにおける地域ネットワークと地域連携 けた方の経過観察からはじめることにしました 肺がん連携アンケート調査 です 肺がんのさまざまな病状や体調すべてに対 がん対策基本法 が7年に制定され6年が経 肺がん術後経過観察のとして術後5年間を目 肺がん術後経過観察の連携の現状と課題を 応できるところまではすすんでいません 地域で 過しました がん対策基本法では 体調や病状 あ 標に どのような検査をいつ どうして行っていく 明らかにする目的で を運用している患者さん 完結するがん医療という考え方には 日ごろの健 るいはご家族の介護力に合わせて お住まいの地 かを見やすい表のようにまとめ そのなかでかか とかかりつけ医の先生方に 当法人倫理委員会の承 康管理や持病の治療はかかりつけ医で 専門的な 域で完結できるがん医療体制 を整備していくこ りつけ医と病院医師の分担も記しました このパ 認を得て アンケート調査を行ないました 連携パ 検査や治療は拠点となる病院でという役割分担も とが目標とされました そのためには患者さんを スを見れば 次は何月にどういう検査があるとい スを運用してよかったという割合が患者さん かか 含まれています 私は 持病もがんもずっと病院 中心とした医療 看護 介護などのネットワーク構 うことが分かります さらに 患者さんに 携帯可 りつけ医ともに大変高い結果でした 私の通院 で と希望される患者さんもいらっしゃいます 築が必要とされています 能な 私の通院ノート をお渡しし 通院ごとに各 ノート に受診時に質問したいことを書いておくと がんは専門外なので出来ればかかわりたくない ネットワークと聞くと 網目状に点と点がつな 医師が検査の結果やメモをノートに記載すること 忘れずに質問できるので便利だというご意見を頂 という診療所の先生もいらっしゃいます 自分は がっている様子をイメージされると思います い で 患者さん自身が経過記録として見直すことが き 我々が想像していなかったノートの有用性がわ がんが専門でしっかり診療しているので連携は必 ままでの医療のあり方がどうであったかを振り返 出来るようになりました この取り組みを始めて かりました また 肺がんと診断されても連携診療 要ない と考えている病院医師もいます ネット ると 持病はかかりつけ医へ 入院が必要な大きな 3年弱が経過しました を運用している患者 なので安心感がある という回答をかかりつけ医の ワーク作りには 我々病院医師もかかりつけ医の 病気は大きな病院へと患者さんが移動しているイ さんは64人に の運用に登録いただいている 先生方からいただき 患者さんだけではなくかかり 先生方も 患者さんも 全員に意識の変革が求めら メージだったと思います 患者さんを中心とした かかりつけ医の先生方の数も徐々に増加して45 つけの先生方にもメリットがあるとわかりました れているのだと思います 現在の連携は 肺がんの再発が診断されると再 これからも この肺がん術後経過観察の運 発がんの治療に入るためは終了となります 肺 用を広めることで地域ネットワークを少しずつ広 めにかかりつけ医と病院 がんのさまざま状況で 連携診療の必要性をどのよ げていきたいと考えています の医師も繋がっていると うに患者さんが感じているか いうことになります かか についての質問では さまざま りつけ医と病院医師が 体 な病状 体調で連携の必要性を 地域ネットワーク上では がん患者さんを支えるた 肺がん地域連携 肺がん術後連携を用いて どのようにお感じですか 大変よかった 患者さん よかった 調の問題点や治療上の注 感じておられることがわかり 意点を共有できる地域連 ました 再発後の治療法はさま 携の体制が求められてい ざまで 体調も患者さんごとに るのです そこで がんに 個人差が大きくなることから おける地域連携をすすめ 連携診療のハードルは高まり るツールとして 地域連携 ます 全国的にみても 抗がん が導入されました 剤治療中や通院が困難になっ 肺がん術後の定期検査 81.3 た体調での地域連携はすすん 再発後の抗がん剤治療中 21.9 といった意味の英語です でおらず これからの課題に 通院が困難な体調になったとき 56.3 これからの診療のすすむ なっています 自宅で介護を受ける体調になったとき 5. とは 進路 道 方針 2 どちらでもない かかり つけ医 必要ないと思った ない方がよいと思った 4 1 病院とかかりつけ機関の連携は どのようなときに必要だと思われますか 患者さんの 回答率 3
茨城県地域がんセンター長菊池孝治 茨城県地域がんセンター統計 甲状腺 副腎皮質.3% 髄膜 脳 1.4% 原発不明甲状腺 副腎皮質 髄膜 脳腎 尿管 膀胱 リンパ腫 1.2% 原発不明.2% 入院実人数比率.5%.2% 2.% 5.5% 腎 尿管 膀胱 16.% 前立腺 17.1% 卵巣 4.3% 子宮 1.2% 男 643 人 女 559 人 乳房 38.6% 24 その他 4.4% 咽頭.8% 食道 1.4% 胃 11.4% 気管支 肺 27.2% 結腸 8.4% その他 1.5% 咽頭.2% 食道.4% 胃 5.9% 結腸 7.9% 直腸肝.7% 3.9% 胆嚢 胆管 1.3% 膵 2.1% 気管支 肺 14.8% 直腸 7.2% 肝.5% 胆嚢 胆管.3% 膵 2.2% 生存率(生存率(生存率(生存率(1 9 7 5 年生存率 (Kaplan-Meier 法による ) 肺癌 5 )4 3 対象件数 2,2 人 1 1 2 3 4 5 6 1 9 7 1 9 7 5 )4 3 生存率(1 9 7 胃癌 肝癌 乳癌 対象件数 1,5 人 5 )4 3 1 1 2 3 4 5 6 対象件数 396 人 1 1 2 3 4 5 6 1 9 7 大腸癌 対象件数 1,386 人 )5 4 3 1 1 2 3 4 5 6 対象件数 1, 人 )5 4 3 1 1 2 3 4 5 6 4 5
メディカル 病院で活動するボランティアさんの紹介 季節の食材 ごぼう 今回はお正月メニューを紹介しました 管理栄養士 管理栄養士管理栄養士小西桃子福満祐子藤田明美 6 7 ワンポイントアドバイス
第 17 回 1 月 5 日 ( 土 ) 病院見学ツアーを開催しました オレンジリボン 35-8558 つくば市天久保 1-3-1 TEL29-851-3511 発行人病院長 じくやともあき軸屋智昭 E-mail アドレス :hp@tmch.or.jp ホームページ :http://www.tmch.or.jp/ 当院では個人情報保護法の施行に伴い 患者さんの個人情報については利用目的を明確にし その取り扱いには万全の体制で取り組んでおります