「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

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平成 30 新入社員意識調査 超売り手市場! 仕事にも楽観ムード新しいキャリア観の台頭 栃木県の企業や自治体 ( 一部県外含む ) の今年の新入社員は 売り手市場だったことから就職先には 知名度の高さ や 休日の多さ を重視 夏より前 に内定をもらい 4 社 5 社 から内定を得たという人がそれぞれ

第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

平成25年4月26日

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

①働き方アンケートプレスリリース

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに


リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

スライド 1

厚生労働省発表

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

第5回「仕事・会社に対する満足度」調査  

「07年新入社員意識調査」より

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

スライド 1

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

農業法人等における雇用に関する調査結果

Microsoft PowerPoint - 第2回アンケート結果.ppt

[2] ブラック だと思う条件 / 調査 調査 ブラック だと思う条件について とのの双方に尋ね 調査データの比較を行った 最も数値が高い項目は両者とも 残業代が支払われない で ともに 8 割近くが選択 ( 78.4% 78.5%) 続いて セクハラ パワハラがある も数値が高く の 7% の 6

<4D F736F F F696E74202D FA8C6F B938C8FD888EA95948FE38FEA8AE98BC6817A81758A4F8D91906C97AF8A7790B682CC8DCC977082C693FA967B8CEA945C97CD82C98AD682B782E992B28DB881768C8B89CA838C837C815B83678DC58F4994C52E70707

Microsoft Word - (参考資料2(第4回資料3)修)本編_企業アンケート結果

第2回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

表紙案8

問 歳以下のお子さまがいる方にお聞きします 現在 子育てをサポートしてくれる人はいますか?( いくつでも ) 夫 ( パートナー ) 126 親 104 兄弟姉妹 31 祖父母 25 友達 18 ファミリーサポートセンター 4 エンゼルサポート 0 いない

学校法人産業能率大学 ( 東京都世田谷区 ) は 新入社員の働く意欲や新社会人としての意識 将来の目標などに関するアンケートを実施し 25 新入社員の会社生活調査 としてまとめました この調査は 3 月 26 日から4 月 4 日まで 本学の産能マネジメントスクールが開催する 新入社員研修セミナー

一般的な学生 & 企業の活動フロー 各選考ステップ例 エントリー 会社説明会 一次選考 筆記試験二次選考 ~ 最終選考内々定 約 30% 4% 2~3 名採用 合計 600~700 名 ( エントリー数目標 ) 約 200 名 ( 目標 ) 約 100 名 ( 目標 ) 約 30 名 ~50 名 (

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

ニュースリリース 2015年度 九州・山口地区の新入社員意識調査アンケート結果

2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

2018年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

男女共同参画に関する意識調査

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

< B83678E DD96E28D8096DA2E786C7378>

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

男女共同参画に関する意識調査

2017年度新入社員の会社生活調査

Microsoft Word - H29 結果概要

目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

別紙 平成 25 年 (2013 年 )12 月 公益社団法人日本介護福祉士会 公益社団法人日本介護福祉士会 介護職員処遇改善に関する調査結果 ( 概要 ) Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的平成 21 年度からの処遇改善交付金と平成 24 年度の介護報酬改定が介護従事者の処遇改善にどのような影響を及ぼ

1 非正規雇用者用 働き方 に関するアンケート あなた自身についてお答えください F1. 性別 ( ひとつだけ ) 1. 男性 2. 女性 F2. 生年月日 ( 西暦 )19 年月 ( 生まれ ) F3. 最終学歴 ( ひとつだけ ) 在学中の場合は在学中の学校を 中途退学の場合はその前の学歴を選ん

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

調査結果 ~~ 就業規則について ~~ 勤め先の就業規則を把握していない 4 人に 1 人 勤め先に就業規則があるか ないかわからない 1 割 非正規労働者では 1 割半 会社で働く場合の労働時間の長さや休日等は 就業規則に定められています そこで 20 歳 ~59 歳の男女雇用労働者 ( 正規労働

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

(2) 予定される行動計画導入方法 ( 問 21 で 2 策定に向けて検討中である と答えた方へ ) 付問 1 一般事業主行動計画は どのような方法で導入する予定ですか ( はいくつでも ) 次世代育成支援対策推進法に基づく 一般事業主行動計画 を策定に向け検討中の事業所で どのような方法で導入する

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 4AFBAE70.doc

企業と外国人留学生を結び付ける 出会いと理解 推進事業 外国人採用に関するアンケート調査報告書 平成 25 年 6 月 特定非営利活動法人人材育成センター

< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

1. 調査の目的 初めての給料日は 新入社員が皆胸を躍らせるイベントだ 家族への感謝の気持ちを伝える機会に 1 ヶ月間頑張った自分へのご褒美に と 使い道を考えている時間が一番楽しいかもしれない しかし最近の若者は 車や高級品に興味がない 海外旅行に関心が薄い 節約志向で無駄遣いはしない などと言わ

Microsoft PowerPoint - DL_saiyo_2017

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 1 採用 就職の際に重視した企業情報 (1) 重視した企業情報 2018 年度の採用や就職活動支援にあたり 企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報 ( 複数回答 ) は 仕事内容 80% 企業のミッション( 目的 事業領域 )56% 求める人

家計と景気に関する意識・実態調査報告書

調査レポート

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

ご主人へはチョコレート ( または贈り物 ) を贈りましたか? 93% (6,740) 7% (534) 贈った 贈らなかった (n=7,274 バレンタイン直後実施アンケート結果 ) 夫はホワイトデーに贈り物をしない? ご主人にバレンタインデーの贈り物をした人に ご主人からホワイトデーの贈り物はあ

平成25年度東京都男女雇用平等参画状況調査結果報告書(調査の概要とポイント)「女性の活躍促進への取組等 企業における男女雇用管理に関する調査」

20代のワークルールに関する意識・認識調査

調査結果 1 就職観 楽しく働きたい が引き続きトップ 今年も引き続き 楽しく働きたい がトップとなった ( 全体 35.4% 文系男子 30.3% 理系男子 29.2% 文系女子 40.9% 理系女子 35.2%) しかし 文系男子以外のカテゴリーではその割合を減らしている ( 理系男子 -3.1

電通総研、「女性×働く」調査を実施

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厚生労働省発表

電通総研、「若者×働く」調査を実施

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

調査結果 ~~ 中の働き方 ~~ 中の 日の労働時間 約 8 時間 が最多 9 時間以上 は 割半 正社員 正職員では 9 時間以上 が 4 人に 人以上 9 時間以上 働くことが多かった早産した人では 4 人に 人 流産してしまった人では 5 人に 人の割合に 中の働き方 立ったままの仕事が多かっ


「理想の女性活躍像調査」~女子学生と女性会社員の女性活躍に対する考え方の違いとは~_損保ジャパン日本興亜

図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

◎公表用資料

Microsoft PowerPoint - 【セット版】140804保育キャンペーン資料

(Microsoft Word - Weekly\223\307\216\322\203A\203\223\203P\201[\203g\222\262\215\270\214\213\211\312\203\214\203|\201[\203g_No.1_Ver.3.0.doc)

対象者の属性 1. 調査対象今春就職を予定している新卒男女 2. 調査エリア全国 3. 調査期間 2016 年 1 月 8 日 ( 金 )~ 1 月 18 日 ( 月 ) 4. 調査方法インターネット調査 5. 有効回答者数 1,112 人 6. 回答者の内訳 (1) 回答者の性別 ( 単位 : 人

第三章:保育士の就業・就職行動と意識

2018年度_新入社員報告書


「いい夫婦の日」アンケート結果 2014

離職経験は圧倒的に女性に多く 男性 5% に対して女性の 14% が離職経験ありと回答している 離職の理由 ( 複数回答 ) の第一位は男女ともに キャリアアップ ( 約 50%) であるが 2 番目に多い項目で男女で差があり 男性は 職務の内容 ( 研究テーマを含む ) (40%) であるのに対し

Microsoft Word - ★非正規社員アンケート 集計結果.doc

スライド 1

調査概要 1. 就職観 人のためになる仕事をしたい が 4 年連続増加 (P.1) 学生の就職観についてたずねたところ 楽しく働きたい がトップで 31. 続いて 個人の生活と仕事を両立させたい が 20.6% と 01 年卒以降この 2 項目を重視する傾向が続いている 一方 4 年連続で増加してい

平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査結果(概要版)2

Presentation Title

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

調査結果の概要 1. 3 つの原則 関連 何を学ぶか 働き手の 理想のキャリアパス と 学び直す内容 ( スペシャリスト志向にも関わらず 趣味 生活に関する学び を志向 ) や 企業と働き手 ( 生涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得しつづけること に対する認識 ) の間にギャップがあ

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

TOPICS 就職観の 1 位は前年同様 楽しく働きたい 2 位 個人の生活と仕事を両立させたい が 5 年連続の増加 (P3) 学生の就職観を全体で見ると 1 位は前年同様 楽しく働きたい (29.7% 対前年 0.2pt 減 ) で この十数年変わらずトップで 全体で見るとほぼ前年並みだが 理系

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

Transcription:

2018 年度県内新入社員の 入社半年後の意識調査 企業との認識のズレが明確に 入社半年後の新入社員の意識と採用した側の企業の考えを比較したところ そこから見えてき たものは 調査では栃木県内の企業の 2 割近くですでに新入社員が退社しており さらに 転職を考える新入社員の半数近くが 5 年以内の転職を考えていることがわかった 新入社員が転職したい理由は 自己の成長のため だが 企業側は仕事や会社の雰囲気との不一致が原因と捉えており そこには大きな認識のズレがあった 新入社員は残業の多さや仕事の忙しさは想像以上であったものの 半数以上が やりがいがある と答えており現状にはおおむね満足している様子 転職を考える理由は現状への不満というより将来の働き方への不安などからで キャリアアップとして転職を考えている姿が窺える 企業側には職場全体の処遇の改善 若手社員への成長につながるキャリアパスの提示などが求められている < 調査概要 > 新入社員向け 入社半年後の意識調査 ( 以下新入社員調査 ) 調査期間 :2018 年 10 月 2 日 ~18 日 調査対象 : あしぎん新入社員フォローセミナー受講生 新入社員向け出張研修受講生 ( セミナー開催回数栃木県 4 回 出張研修 2 回 ) 調査方法 : セミナーにてアンケート方式 有効回答数 :219 名 ( 回答率 10%) 内訳 男性 女性 合計 有効回答数 98 121 219 回答率 44.7% 55.3% 10% < 調査概要 > 企業向け 新入社員及び採用に関するアンケート調査 ( 以下企業調査 ) 調査期間 :2018 年 8 月下旬 ~10 月上旬 調査対象 :2018 年あしぎん新入社員セミナー及び 2017 年同フォローセミナー受講企業 調査方法 : 郵送によるアンケート方式 有効回答数 :71 社 ( 回答率 39.9%) 内訳 製造業 建設業 サービス業 卸売 小売業 合計 有効回答数 21 14 13 10 13 71 回答率 29.6% 19.7% 18.3% 14.1% 18.3% 10% 1

1. 仕事が始まって今の状況はどうか ( 新入社員調査 ) やりがいがある が過半数を超え 1 位 (52.8%) 続いて 仕事が難しい (30.3%) 仕事 が楽しい (2%) の順で 順調な様子が窺える 仕事が始まって今の状況はどうですか?(3 つまで ) < 新入社員調査 : 全体 > 0 20 40 60 仕事が楽しいやりがいがある思ったより厳しい想像どおり厳しい仕事がつらい体がきつい仕事がつまらない仕事が難しい思っていた仕事 会社と違う 8.7 11.9 12.4 16.1 21.6 2 2 30.3 52.8 2. 就職してみて想像と違った点 ( 新入社員調査 ) < 想像より良かった点 > 1 位は 確実な休日取得 (34.4%) 次いで 人間関係 (31.1%) 給料 (29.2%) の順となった 給料 については想像より悪かった点の 3 位にも上がっており 男女の受け止め方が違っている 想像より 給料が良かった では男性 22.8% 女性 34.2% に対し 悪かった では男性 31.0% 女性 16.5% となり 女性は給料に満足し男性は不満に感じている様子がわかる < 想像より良かった点 > 3 つまで < 新入社員調査 : 全体 > 0 10 20 30 40 給料確実な休日取得有給休暇の取りやすさ残業の状況仕事の内容仕事の忙しさ会社の雰囲気人間関係上司や先輩とのコミュニケーション会社の業績職場環境福利厚生多様な働き方 ( 勤務体系など ) 女性や若手の活躍評価 昇格制度指導や教育体制 3.3 5.7 5.7 14.8 16.7 1 12.4 8.6 8.1 22.0 24.9 27.8 29.2 31.1 34.4 2

< 想像より悪かった点 > 1 位は 残業の状況 (38.2%) 次いで 仕事の忙しさ ( 25.6%) 3 位は 給料 と 有給休暇の取りやすさ ( 各 22.6%) となっている 男女差が大きいのは 給料 人間関係 確実な休日取得 給料 では男性が女性を大きく上回り 逆に 人間関係 確実な休日取得 では ともに女性が男性より高い割合となった 特に 人間関係 については 良かった点の 3 位にもなっており 女性にとって 人間関係 は微妙なようである < 想像より悪かった点 > 3つまで < 新入社員調査 : 男女別 > 0 10 20 30 40 22.6 給料 31.0 16.5 13.6 確実な休日取得 8.3 17.4 22.6 有給休暇の取りやすさ 25.0 20.9 38.2 残業の状況 36.9 39.1 17.1 仕事の内容 2 13.9 25.6 仕事の忙しさ 28.6 23.5 14.1 会社の雰囲気 17.9 11.3 17.1 人間関係 10.7 21.7 11.1 上司や先輩とのコミュニケーション 9.5 12.2 会社の業績 9.5 5.2 11.6 職場環境 8.3 13.9 福利厚生 4.8 8.7 多様な働き方 ( 勤務体系など ) 7.1 2.5 女性や若手の活躍 1.2 3.5 6.5 評価 昇格制度 7.1 6.1 15.1 指導や教育体制 15.5 14.8 全体男性 1.0 1.2 女性 0.9 3

3. 転職等について < 入社半年までの退職率 >( 企業調査 ) 退職率については 0% が 82.6% と 8 割以上の企業では退職者なしとなった しかし すでに入社半年で新入社員が退職している企業が 12 社 (17.4%) あり 中には半数近くの新入社員が退社してしまったという企業もあった この春採用した新入社員 ( 転職者を含む ) の退職率はいかがですか? 0 20 40 60 80 100 0% 82.6 1%~10% 未満 7.2 10%~20% 未満 20%~30% 未満 30%~40% 未満 40%~50% 未満 50%~60% 未満 60%~70% 未満 70%~80% 未満 80%~90% 未満 90%~100% 未満 100% < 今後の転職等について >( 新入社員調査 ) 新入社員に対して今後の転職等について尋ねたと ころ 今の会社で 定年まで働きたい は 3 割以下 (28.6%) となり春の調査から激減 替わっ て ぜひ転職したい (12.4%) いずれは転職したい してもよい (41.9%) などが増え 入 社半年で転職を考える新入社員が過半数の 5% となった ( 今の会社で ) 定年まで働きたい ぜひ転職したい いずれは転職したい してもよい ぜひ独立したい いずれは独立したい いずれは家庭に ( 専業主婦 夫に ) 入りたい 勤務 転職等についてどう考えますか?(1 つを選択 ) <2018 年度春 秋比較 > < 新入社員調査 : 全体 > 0 20 40 60 1.6 0.5 4.0 5.5 9.1 6.5 3.5 4.6 12.4 25.6 28.6 41.9 全体 (2018 春 ) 全体 (2018 秋 ) 5 上記の質問で ぜひ転職したい いずれは転職したい してもよい と答えた人にその時期 を聞いたところ 5 年以内 までを選んだ人が計 44.0% と半数近い 一方 良い転職先があれ ばいつでも転職する は 13.8% となっている いつ頃 転職したいですか?(1つを選択) < 新入社員調査 : 男女別 > 0 20 40 60 80 100 全体 8.6 7.8 1 14.7 13.8 37.1 5.2 男性 6.0 8.0 8.0 18.0 24.0 26.0 1 女性 10.6 7.6 16.7 12.1 6.1 45.5 1.5 1 年以内 2 年以内 3 年以内 5 年以内良い転職先があればいつでも転職する特に時期は決めていない 4

< 企業調査 : 離職した理由 / 社員調査 : 転職したい理由 > 企業調査では 新入社員の離職の理由 1 位は 思っていた仕事と違った (63.2%) 一方 新入社員調査では 今後転職したい理由として 思っていた仕事と違った と回答した割合は 10.8% で 企業調査と 52.4 ポイントという大きな差が開いた 次の 会社の雰囲気と合わない ( 企業 26.3% 新入社員 7.2%) 上司や先輩とのコミュニケーション不足 ( 企業 21.1% 新入社員 3.6%) も企業が思うほど新入社員は理由に挙げておらず 両者の差が大きい 一方 新入社員の転職したい理由 1 位は 自己の成長のため で 30.6% に上がったのに対し 企業側は % 2 位 残業が多い ( 企業 5.3% 新入社員 17.1%) 3 位 休みが取れない 欲しい ( 企業 % 新入社員 16.2%) 4 位 賃金への不満 ( 企業 % 新入社員 %) といった処遇に対する不満も企業との差が大きい 企業は新入社員自身の現状への不満を離職理由と考えているが 新入社員は自己の成長と将来の働き方を見据えて転職を考えていることがわかる 新入社員が離職した理由は何だと思いますか?(3 つまで ) < 新入社員調査 : 全体 > 転職したい理由は何ですか?(3 つまで ) 0 20 40 60 80 そもそも入りたい会社 やりたい仕事ではなかった思っていた仕事と違った仕事がきつい仕事が合わない能力不足やりがいがない残業が多い休みが取れない 欲しい賃金への不満福利厚生が不十分 多様な働き方 ( 勤務体系など ) ができる環境がない 人間関係 会社の雰囲気と合わない 上司や先輩とのコミュニケーション不足 女性や若手が活躍できない 指導や教育体制が不十分 自己の成長のためもっと条件の良い会社があった家庭の事情体調不良 病気 15.8 10.8 10.8 21.1 12.6 5.3 5.4 10.8 5.3 17.1 16.2 2.7 5.4 15.8 26.3 7.2 21.1 3.6 3.6 30.6 15.8 0.9 63.2 企業側 社員側 5

女性 男性 全体 < 企業の離職防止策 >( 企業調査 ) 新入社員が転職したい理由に 自己の成長 残業が多 い 休みが取れない 賃金への不満 を挙げる中 企業が必要と考える離職防止策は 上司や 先輩とのコミュニケーションの充実 ( 39.1%) 職場の雰囲気の改善 (36.2%) 研修など人 材育成の充実 (34.8%) でややズレている印象がある 新入社員が転職したい理由から考えると やりがいの創出 (27.5%) 長時間労働の是正 (20.3%) ( 有休など ) 休日取得促進 (31.9%) 初任給 賃金の引き上げ (13.0%) について対策を検討する必要がありそうだ 新入社員の定着率を高めるためにどんなことが必要だと思いますか?(3 つまで ) 長時間労働の是正 20.3 ( 有休など ) 休日取得促進 31.9 育児や介護制度の導入促進 職場の雰囲気の改善 36.2 研修など人材育成の充実 34.8 初任給 賃金の引き上げ 13.0 多様な働き方 ( 勤務体系など ) の環境整備 福利厚生の充実 14.5 会社のブランド力向上 11.6 評価制度の明確化 昇格昇進制度の明確化 女性や若手の活躍推進 ていねいな指導 15.9 適材適所の配置 10.1 やりがいの創出 27.5 上司や先輩とのコミュニケーションの充実 39.1 ( 上司や先輩向け ) 部下指導や OJT の研修 10.1 特にない 4. 出世について ( 新入社員調査 ) 入社時と入社半年を経過した 10 月の時点で比較すると 全体では 平社員のままでいい (26.9% 35.0%) 係長ぐらい (16.1% 17.8%) が増え 逆に上位職である 課長 店長な どリーダー職ぐらい 部長ぐらい 役員以上 が減る結果となった 男女別では若干傾向が違い 男性は 部長ぐらい を目指す人が増加 女性は 平社員のまま でいい が大幅に増え それ以外はすべて減少している ( 最終的に ) どのくらいまで出世したいですか?(1つを選択) <2018 年度春 秋比較 > < 新入社員調査 : 男女別 > 0 20 40 60 80 100 全体 (2018 春 ) 26.9 16.1 26.9 14.5 1 3.7 全体 (2018 秋 ) 35.0 17.8 20.1 14.0 5.6 7.5 男性 (2018 春 ) 12.5 12.8 30.1 21.2 19.2 4.2 男性 (2018 秋 ) 13.4 16.5 22.7 27.8 9.3 10.3 女性 (2018 春 ) 女性 (2018 秋 ) 43.2 53.0 19.9 18.8 23.3 17.9 6.9 2.6 3.5 3.2 2.6 5.1 平社員のままでいい係長ぐらい課長 店長などリーダー職ぐらい部長ぐらい役員以上 6

5. 企業の採用状況 ( 企業調査 ) 4 割以上の企業が 2019 年度の新入社員の採用を増やす計画にも関わらず 採用状況は 例年より悪い が約 4 割 (37.7%) の回答となった 企業側の意見として 合同説明会 セミナーでの学生動員力が目に見えて落ち込んでいる ( サービス業 ) 積極的に前に出ていかないと採用できない 工夫が必要 ( 製造業 ) などがあった 特に建設業は 専門性があり入社希望者がなかなか現れない 土木職などの技術職の採用に苦慮している と厳しい状況のようだ < 来春の採用予定数 > 来春 (2019 年度入社 ) の新入社員の採用予定数は前年に比べてどうですか?(1 つだけ ) 増やしている減らしている変わらない採用予定はない 8.6 15.7 3 4 < 来春の採用状況 > 来春 (2019 年度入社 ) の新入社員の採用状況は例年と比べてどうですか?(1 つだけ ) 例年より良い 20.8 例年より悪い 37.7 変わらない 34.0 7.5 < 強化した取り組み > 採用のために強化した取り組みはありますか?(3 つまで ) 自社ホームページの刷新就職関連サイトの利用学校との連携合同説明会や就職フェアへの参加人材紹介会社の利用インターンシップの受け入れ特にない 5.7 1 3 3 3 35.7 4 以上 7