一億総活躍社会の実現に向けて 目次 第 1 の矢. 希望を生み出す強い経済 ( 基本的な考え方 ) ( 実現に向けた主な取組 ) 第 2 の矢. 夢を紡ぐ子育て支援 ( 基本的な考え方 ) ( 実現に向けた主な取組 ) ( 主な数値目標 ) 第 3 の矢. 安心につながる社会保障 ( 介護離職ゼロ

Similar documents
平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)


スライド 1

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

スライド 1

計画の今後の方向性

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

スライド 1

消費税 5% 引上げによる社会保障制度の安定財源確保 消費税率 ( 国 地方 ) を 2014 年 4 月より 8% へ 2017 年 4 月より 10% へ段階的に引上げ 消費税収の使い途は 国分については これまで高齢者 3 経費 ( 基礎年金 老人医療 介護 ) となっていたが 今回 社会保障

<4D F736F F D DE97C78CA78F418BC B28DB895F18D908F DC58F49817A2E646F63>

図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

我が国の女性の活躍推進に向けて

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

スライド 0

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

資料9

平成30年版 少子化社会対策白書 概要版(PDF版)

地域子育て支援拠点事業について

<4D F736F F D208F9790AB82AA8A8896F482B782E996A C98CFC82AF82C B E88E682F082AF82F188F882B782E98E7792E893738E7382CC92F18CBE81602E646F6378>

第2節 茨木市の現況

PowerPoint プレゼンテーション

女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

資料2(コラム)

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

第3節 重点的な取り組み

<4D F736F F D20CADFCCDEBAD D9595B68E9A816A8AEC91BD95FB8E735F5F91E682558AFA89EE8CEC95DB8CAF8E968BC68C7689E >

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

スライド 1

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

女性が働きやすい制度等への見直しについて

第 1 部 施策編 4


平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

( 包摂と多様性がもたらす持続的な成長 ) 若者も高齢者も 女性も男性も 障害や難病のある方々も 一度失敗を経験した人も みんなが包摂され活躍できる社会 それが一億総活躍社会である すなわち 一人ひとりが 個性と多様性を尊重され 家庭で 地域で 職場で それぞれの希望がかない それぞれの能力を発揮で

Microsoft Word - H29 結果概要

第 3 働き方改革 の推進などを通じた労働環境の整備 生産性の向上 非正規雇用労働者の待遇改善 長時間労働の是正 人材育成の強化 人材確保対策の推進 地方創生の推進及び労働者が安全で健康に働くことができる職場づくりなどにより 労働環境の整備 生産性の向上を図る 1 非正規雇用労働者の待遇改善 長時間

女性が働きやすい環境を整え社会に活力を取り戻す

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

14 日本 ( 社人研推計 ) 日本 ( 国連推計 ) 韓国中国イタリアドイツ英国フランススウェーデン 米国 図 1. 1 主要国の高齢化率の推移と将来推計 ( 国立社会保障 人口問題研究所 資料による ) 高齢者を支える

男女共同参画に関する意識調査

1 未来への投資 ( 子ども 子育て支援 ) の強化 ~ 子ども 子育て新システムの創設 ~ 待機児童の解消や幼保一体化 市町村が責任を持って 地域の子育て支援を充実 子どもを生み 育てやすい社会に 待機児童を解消 ( 保育 放課後児童クラブを量的拡充 ) 保育に携わる職員の専門性を高め 体制も強化

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ

三鷹市健康福祉総合計画2022

日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

(0830時点)PR版

第17回税制調査会 資料1-3

平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

7 8 O KAYAKU spirit I O K T C % E C O M T O K T T M T I O O T C C C O I T O O M O O


希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

平成23年9月29日WG後修正

一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策 ( 概要 ) - 成長と分配の好循環の形成に向けて -

スライド 1

Microsoft PowerPoint - 雇用保険法等の一部を改正する法律案 改正内容

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

.T.v...ec6

流山市子ども・子育て会議

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6

男女共同参画に関する意識調査

(1) 政府の方針 (2) 近年の法改正の動向 (3) 国の高齢者雇用施策の概要 2 神奈川県の取組 (1) シニア ジョブ スタイル かながわ (2) 神奈川生涯現役促進協議会の取組 (3) 第 10 次神奈川県職業能力開発計画 (4) 経済団体への要請 (5) シルバーベンチャーの創出促進 (6

<4D F736F F F696E74202D C668DDA A8DB293A190E690B62E B8CDD8AB B83685D>

2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

Microsoft PowerPoint - 9月末公表(栃木県正社員転換・待遇改善実現プラン)

< B83678E DD96E28D8096DA2E786C7378>

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

Microsoft PowerPoint - いしかわの「働き方改革」H30.4

Microsoft Word - Notes1104(的場).doc

希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会 潜在待機児童数に関する考察 1. はじめに希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会 ( 以降 本会 と記す ) では 待機児童が概ねゼロになる状況をめざす上で 保育園を増やしても待機児童問題が解消されない原因を把握し その原因を

2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

c46812 ぼしれん5月号/5月号タイトル差し替え済

を中心に待機児童が生じている 待機児童数は 平成 22 年度以降減少傾向にあったが 女性の就業が更に進んだことや 子ども 子育て支援新制度 の施行等により 保育所等の利用申込者数が増加したことから 平成 29 年 4 月 1 日時点の待機児童数は約 2 万 6 千人となった 政府は 待機児童の解消に

Microsoft Word - M 平成30年度診療報酬改定の基本方針

年金改革の骨格に関する方向性と論点について

Microsoft Word 「100年人生を考えようLAB」アンケート調査 ニュースレター.docx


Microsoft Word - 参考資料5-4.doc

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

を中心に待機児童が生じている 待機児童数は 平成 22 年度以降減少傾向にあったが 女性の就業が更に進んだことや 子ども 子育て支援新制度 の施行等により 保育所等の利用申込者数が増加したことから 平成 27 年 4 月 1 日時点の待機児童数は約 2 万 3 千人となった 政府は 待機児童の解消に

<4D F736F F D2095BD90AC E937890C590A789FC90B382C98AD682B782E D5F E646F63>

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

再チャレンジ支援総合プラン(第2稿)

vol67_Topics.indd

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

Microsoft Word - 4AFBAE70.doc

Microsoft PowerPoint - 【セット版】140804保育キャンペーン資料

PowerPoint プレゼンテーション

Transcription:

ひと くらし みらいのために 厚生労働省 Ministry of Health Labour and Welfare 資料 4 一億総活躍 社会の実現に向けた 厚生労働省の考え方 平成 27 年 11 月 12 日塩崎大臣提出資料

一億総活躍社会の実現に向けて 目次 第 1 の矢. 希望を生み出す強い経済 ( 基本的な考え方 ) ( 実現に向けた主な取組 ) 第 2 の矢. 夢を紡ぐ子育て支援 ( 基本的な考え方 ) ( 実現に向けた主な取組 ) ( 主な数値目標 ) 第 3 の矢. 安心につながる社会保障 ( 介護離職ゼロ ) ( 基本的な考え方 ) ( 実現に向けた主な取組 ) ( 全体のイメージ ) 第 3 の矢. 安心につながる社会保障 ( 生涯現役社会 ) ( 基本的な考え方 実現に向けた主な取組 ) 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

若者 高齢者 女性 男性 難病や障害のある方 生活困窮者など 誰もが社会の一員として 家庭や職場 そして地域で それぞれ自分らしく活躍できるチャンスが得られるようにしていく そのために 全産業の生産性革命 希望出生率 1.8 介護離職ゼロ 生涯現役社会 の実現に向けて 政策を総動員して取り組んでいく 家庭 一億総活躍社会の実現に向けて 一億総活躍 社会とは 少子高齢化という日本の構造的な問題について 正面から取り組むことで歯止めをかけ 50 年後も人口 1 億人を維持 一人ひとりの日本人 誰もが 家庭で 職場で 地域で 生きがいを持って 充実した生活を送ることができること厚生労働省の基本姿勢 地域 職場 人口減少 少子高齢化 貧困 格差などの諸課題に対応し すべての人が活躍できるチャンスを創出 生産性革命 希望出生率 1.8 介護離職ゼロ 生涯現役社会 生産性の向上や働き方改革を通じて 経済の好循環を生み出し その成果を広く分配 結婚 出産の希望を叶え少子化の流れに終止符 育児や介護を理由とする不本意な離職をなくし 女性をはじめとする現役世代の不安を除去 高齢者 障害者 難病の方など 様々な方の健康増進 経済的自立の支援 活躍の場となる 地域 づくり 2

第 1 の矢. 希望を生み出す強い経済 ( 基本的な考え方 ) GDP600 兆円の実現に向けた取組 産業分野の改革 医療 介護等の分野における生産性革命 医療 福祉サービス分野における ICT の推進や介護ロボットの活用推進等による業務の効率化 スリム化 衛生分野における地方創生 生活基盤整備 円滑な労働移動を支援等 関係府省庁と連携した労働生産性革命の実現 価格転嫁や支援 協力についての取組策 ( 政労使合意 ) の着実な推進 全産業の生産性革命に資する先進的取組の導入支援 地方における高生産性分野の産業創出 GDP 増加 更なる投資の推進 労働分野の改革 人口減少下における労働力の確保 若者 女性 高齢者 障害者等の就労促進 多様な働き方 地方における人材確保等 一人ひとりの労働者の労働生産性の向上 非正規雇用労働者の正社員転換 待遇改善 働き方改革の更なる推進 人材育成の更なる促進等 地方における取組推進 成果配分としての賃金引上げ 最低賃金の引上げ 経済活性化 消費の増大 重点的取組 医療 介護分野等の生産性革命 : 介護ロボット等の活用推進 ICTを活用したペーパーレス化による文書量の半減 地方における取組支援 産業創出 : 国 地方自治体 労使等の関係者による働き方改革に向けた取組を支援 人口減少下における労働力の確保 : 若者 女性 高齢者 障害者等の就労促進 一人ひとりの労働生産性の向上 : 非正規雇用労働者の正社員転換 待遇改善 セルフ キャリアドック ( 仮称 ) の新設 GDP 増加を踏まえた適切な成果配分 : 生産性向上につながる最低賃金の引上げなど 3

産業分野の改革 労働分野の改革 現状 課題 対策の方向性 労働生産性 介護等分野におけ る労働生産性が低い IT 投資や人的資本 投資等が米国に比 べて過小 地域経済 人口が集積し 人口密度が高い地域ほど 労働生産性の水準が高く 賃金水準も高いという傾向がみられる 人口減少社会 生産年齢人口が減少し 将来の労働力不足が懸念されている 働き方改革や人材育成の推進 日本の労働生産性 の水準は欧米諸国 より低い 経済の好循環 経済の好循環の継続に向け 賃金の上昇が消費の喚起に重要 第 1 の矢. 希望を生み出す強い経済 ( 実現に向けた主な取組 ) 医療 介護 福祉等分野の生産性を向上させるとともに より労働生産性の高い産業の創出支援が必要 低生産性分野において労働生産性を向上させるために 好事例の横展開等が必要 地域経済の成長のため 労働生産性を上昇させるための取組が重要 生産年齢人口が減少する中で 高生産性分野の労働力を確保することが必要 働き方改革や人材育成により個人の労働生産性向上を図ることが必要 企業収益を適切に労働者に配分する必要 医療 介護分野等の生産性革命 医療 福祉サービス分野における ICT の推進や介護ロボット等の活用推進等によるサービスの質の向上及び業務の効率化 スリム化を推進 ( 例 : 医療機関間の情報連携 介護事業所における業務上の書類の削減や ICT を活用したペーパーレス化による文書量の半減等 ) バイオ等ベンチャーや医療 介護機器企業の育成支援 衛生分野における地方創生 生活基盤整備 効率化 ( 例 : 水道の耐震化 広域化等の基盤強化 ) ベンチャー企業等における労働力確保を新たに支援 全産業の生産性革命に資する先進的取組の導入支援 金融機関とのコラボ ( 例 : 生産性向上と雇用管理改善の両立企業表彰 ( 仮称 ) の創設 ) 地方における取組支援 産業創出 地方における高生産性分野の産業創出 ( 例 : 生産性向上の取組を支援する戦略産業雇用創造プロジェクトの拡充 地方金融機関等とのコラボ ) 国 地方自治体 労使等の関係者による働き方改革に向けた取組を支援 人口減少下における労働力の確保 若者 女性 高齢者 障害者等の就労促進 短時間労働者への被用者保険の適用拡大 ( 年金法改正 ) 女性活躍推進法の着実な施行 高年齢退職予定者の円滑な再就職促進 ( 例 : キャリアバンクの創設等 ) ( 例 : 農福連携 の推進 障害者就業 生活支援センター事業 の拡充等) 難病や障害のある方等の社会参加の推進 就職支援ナビゲーターの一層の活用 多様な働き方の推進 多様な正社員 の普及 拡大 中小企業等へのテレワークの普及促進等 一人ひとりの労働生産性の向上 非正規雇用労働者の正社員転換 待遇改善 ( 例 : キャリアアップ助成金の拡充等 ) 働き方改革の更なる推進 ( 労働基準法改正法案の早期成立の実現 長時間労働対策の強化等 ) 自らのキャリア開発について考える環境の整備 ( 例 : セルフ キャリアドック ( 仮称 ) の新設 ) IT 人材育成の加速化 ( 例 : 労働者の自発的な IT スキル獲得の支援 IT リテラシーの強化等 ) GDP 増加を踏まえた適切な成果配分 生産性向上につながる最低賃金の引上げ 企業年金 個人年金の普及 拡大 ( 確定拠出年金法改正法案の早期成立の実現 ) 4

第 2 の矢. 夢を紡ぐ子育て支援 ( 基本的な考え方 ) 希望実現阻害要因 脆弱な経済的基盤による結婚不安 長時間労働等による仕事と家庭の両立困難 男性の家事 育児分担の不足等 0~2 歳の保育サービス量の不足 多様な働き方への対応不足 放課後児童クラブの不足 出産 子育ての不安 孤立等 仕事 と 結婚 妊娠 出産 子育て が 二者択一 に 二者択一 の構造から 同時実現 の構造へ転換を図るために 働き方改革 両立支援 働き方改革 の更なる推進による仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) 就業と子育ての両立 の実現 総合的子育て支援 すべての子どもと子育てをきめ細やかに支援する社会的基盤の構築 二つの大きな取組を 車の両輪 として進め 国民の結婚 妊娠 出産 子育ての希望がかなう社会を実現する 重点的取組 若者の雇用 経済的基盤の改善 : 非正規雇用労働者の正社員転換 待遇改善 被用者保険の適用拡大 ( 年金法改正 ) 非正規雇用をはじめとする女性の継続就業の支援 : 多様な保育サービスの拡充 企業の取組強化 育児休業と保育の切れ目ない保障 : 育児休業制度の見直し 保育の基盤整備 ( 保育の受け皿 40 万人分 50 万人分確保 ) 妊娠 出産 子育てへの支援 : 不妊治療助成の拡充 特別な配慮が必要な子ども 家庭への支援 : ひとり親家庭 多子世帯への支援 ( 児童福祉法等改正 ) など 5

希望との乖離要因 結婚 経済的安定 雇用 キャリアの将来の見通し 安定性 収入が低く 雇用が不安定な男性の未婚率が高い 非正規雇用労働者や育児休業が利用できない職場で働く女性の未婚率が高い 妊娠 出産 子育てしながら就業を継続できる見通し 仕事と生活の調和の確保 育児休業が取得できる職場で働く女性の出産確率は高い 長時間労働の家庭の出生確率は低い 特に第 2 子以降 夫婦間の家事 育児の分担 育児不安 男性の家事 育児分担度が高い家庭では 第 2 子以降の出産意欲が高く 継続就業割合も高い 育児不安の程度が高い家庭では 第 2 子以降の出産意欲が低い 第 2 の矢. 夢を紡ぐ子育て支援 ( 実現に向けた主な取組 ) 課題 対策の方向性 結婚 妊娠 出産 子育てに厳しい働き方 職場環境の改善が必要 育児休業と保育を組み合わせて就業を継続できる環境づくりが必要 妊娠 出産 子育てを通じて必要なサポートを行う子育て支援の充実が必要 働き方改革 両立支援 総合的子育て支援 若者の雇用 経済的基盤の改善 若者 非正規雇用対策 非正規雇用労働者の正社員転換 待遇改善 被用者保険の適用拡大( 年金法改正 ) 等 働き方の見直し 長時間労働の是正やフレックスタイム制度の見直し 労働基準法改正法案の早期成立の実現 男性の意識改革 女性活躍推進 男性の育児休業取得促進 非正規雇用をはじめとする女性の継続就業の支援 育児休業制度の見直し 非正規雇用労働者の育児休業取得促進 企業の取組の強化 多様な働き方に対応した保育サービスの強化 柔軟なサービス利用の支援 家事支援税制 ( 税制改正要望 ) 育児休業と保育の切れ目ない保障 保育の受け皿拡大 保育士の確保 処遇改善 放課後児童クラブの拡充 待機児童解消加速化プランの前倒し (40 万人分 50 万人分 ) 育児休業制度の見直しと保育の拡充によって 子育てによる不本意退職を解消 女性 (25~44 歳 ) の就業率 80% を目指す 妊娠 出産 子育てへの支援 安全 安心に妊娠 出産 子育てのできる環境の整備 不妊治療助成の拡充 子育て世代包括支援センターの全国展開 産前産後期間中の国民年金保険料の免除( 年金法改正 ) 地域の子育て家庭への支援特別な配慮が必要な子ども 家庭への支援 ひとり親家庭 多子世帯の支援 ( 子どもの貧困への対応等 ) 自治体窓口のワンストップ化の推進 子どもの生活 学習支援や親の資格取得支援などの充実 児童扶養手当の機能の充実などの経済的支援 児童虐待の防止 社会的養護を必要とする子どもへの支援 ( 児童福祉法等改正 ) 6

妊娠 出産 子育てによる不本意退職を解消する 働きたいと希望する人すべての労働市場参加や継続就業を実現する 成長に必要な労働力の確保を通じて 希望を生み出す強い経済 に貢献する 育児の不安 負担感を軽減する 児童虐待防止 ひとり親家庭 多子世帯など特別な配慮が必要な子ども 家庭への支援を強化する 女性 (25~44 歳 ) の就業率 70.8% (2014 年 ) 76%(2020 年 ) 少子化社会対策大綱 ( 本年 3 月閣議決定 ) の目標 (73%) 以上を目指す 80% 程度 (2020 年代中 ) ( 欧州の出生率の高い国並み ) 第 1 子出産前後の女性の継続就業率 38%(2010 年 ) 55%(2020 年 ) 少子化社会対策大綱に掲げられた目標の達成を目指す 60% 程度 (2020 年代中 ) 第 2 の矢. 夢を紡ぐ子育て支援 ( 主な数値目標 ) < 考え方 > 出産 育児が不本意な退職につながらないよう 育児休業と保育の切れ目ない支援体制を構築 継続就業を支援 特に 非正規雇用の女性の継続就業率は低水準 非正規雇用労働者の育児休業取得促進と多様な働き方に弾力的に対応できる多様な保育サービスを拡充し 継続就業を支援 1 2 歳児の保育利用率 38.1%(2015 年 ) 46.5%(2018 年 ) 60% 程度 保育利用率と女性 (25~44 歳 ) の就業率は強い相関 保育の受け皿拡大で更なる女性の就業率上昇を実現 女性の就業率が80% を超える島根県 福井県では 既に保育利用率は60% を超えている 男性の育児休業取得率 2.3%(2014 年度 ) 13%(2020 年 ) 少子化社会対策大綱に掲げられた目標の確実な達成を目指す 一時預かり事業利用者数延べ406 万人 (2014 年度 ) 延べ1,134 万人 (2020 年度 ) 少子化社会対策大綱に掲げられた目標の確実な達成を目指す 待機児童解消加速化プランの前倒し (40 万人分 50 万人分 ) また 保育士確保に向けた更なる処遇改善を検討 政府の取組とあわせ 継続就業を確保するための企業の取組を強化 ( 企業の拠出金制度の拡充 規制緩和による企業主体の多様な保育サービス制度など更なる基盤整備の促進 ) 出産意欲の向上 ( 特に第 2 子以降 ) や女性の継続就業には 男性の育児分担が効果的 長時間労働抑制 男性の意識改革など 働き方を改革 企業の取組も強化 自営業者 専業主婦 夫を含め すべての家庭に対する必要な支援を拡充 7

第 3 の矢. 安心につながる社会保障 ( 介護離職ゼロ )( 基本的な考え方 ) 基本コンセプト 65 歳以上の高齢者数は今後も増加し 特に介護を受ける可能性の高い 75 歳以上の高齢者数が急速に上昇 特に都市部での伸びが大きい 地域包括ケアシステムの構築に向けて必要となる介護サービスの確保を図るとともに 働く環境改善 家族支援を行うことで 十分に働ける方が家族の介護のために離職せざるを得ない状況を防ぎ 希望する者が働き続けられる社会の実現を目指す 主な取組 必要な介護サービスの確保 在宅 施設サービスの整備の充実 加速化 都市部を中心とした在宅 施設サービスの整備の加速化等 介護サービスを支える介護人材の確保 参入促進 労働環境の改善 資質向上による介護人材確保 介護者の負担軽減に資する生産性の向上等 働く環境改善 家族支援 介護サービスを活用するための家族の柔軟な働き方の確保 介護休業等が取得しやすい制度改革 長時間労働の是正やフレックスタイム制度の見直しなど働き方改革等 働く家族等に対する相談 支援の充実 地域包括支援センター等による働く家族等への相談機能の強化等 重点的取組 在宅 施設サービスの整備の充実 加速化 : 在宅 施設サービスの整備を前倒し 上乗せ (2020 年代初頭までに約 34 万人分増 約 40 万人分増 ) 介護サービスを支える介護人材の確保 : 介護人材の追加確保介護者の負担軽減に資する生産性向上 介護サービスを活用するための家族の柔軟な働き方の確保 : 介護休業の制度改革や働き方改革 働く家族等に対する相談 支援の充実 : 介護サービス等の情報提供など周知強化や相談 支援の充実 + 約 6 万人 8

第 3 の矢. 安心につながる社会保障 ( 介護離職ゼロ )( 実現に向けた主な取組 ) 現状 課題 対策の方向性 在宅 施設サービスの整備の充実 加速化 サービス 人材 都市部を中心とした在宅 施設サービスの整備の加速化 規制緩和 介護等を理由とする離職者のうち サービス不足によるやむを得ない離職ゼロを目指し 20 20 年代初頭までに現在見込んでいる増分に加え約 6 万人分の在宅 施設サービスを前倒し 上乗せ整備 将来の需要増が見込まれる中 介護サービスが足りない 2015 年からの 10 年間の伸びは全国計で 1.32 倍 首都圏も高齢者数の伸びが大きい 2025 年の介護人材の需給ギャップは 37.7 万人 (2020 年時点では 20.0 万人 ) 働き方 介護サービスを利用するに当たって家族の柔軟な働き方のための支援が足りない 家族への相談 支援 サービスや制度に関する情報が足りない 介護や生活支援サービスや介護休業等に関する知識が得られれば 介護不安は軽減する 高齢者の増加に対応した介護サービスの確保が必要 介護サービスを支える介護人材の確保が必要 介護休業 介護休暇が取得しやすい職場環境の整備が必要 働く家族が介護等に関する情報を得やすくするとともに 相談窓口の充実が必要 必要な介護サービスの確保 働家く族環支境援改善 < 整備対象の在宅 施設サービス > 特別養護老人ホーム 特定施設 ( ケアハウス ) 介護老人保健施設 認知症グループホーム 小規模多機能型居宅介護 看護小規模多機能型居宅介護 2020 年代初頭までに在宅 施設サービスの増 + 約 34 万人 + 約 40 万人 + 約 6 万人 (2020 年まで ) (2020 年代初頭 ) 用地確保が困難な地域における施設整備への支援の拡充( 定期借地権の一時金の支援拡充 合築や空き家の活用 ) 都市部における特養の建物所有要件や合築の際の設備の共用等の規制緩和 介護離職への対応も踏まえたニーズの把握方法等の検討介護サービスを支える介護人材の確保 上記の整備前倒しに伴い介護人材を追加確保 離職した介護 看護職員等の再就職支援 ( 再就職準備金貸付等 ) 介護職を目指す学生の増加 定着支援 ( 修学資金貸付等 ) 介護を通じた中高年齢者等の社会参加促進 ハローワークにおけるマッチング機能の強化 雇用管理改善による離職防止 定着促進 優良事業所コンテスト 表彰 社会福祉法等改正法案の早期成立の実現等 介護者の負担軽減に資する生産性向上 介護ロボットの効果的な活用方法の検討 開発や見守り支援ロボット等の導入支援 介護保険対象の福祉用具の新規導入の更なる迅速化等 業務上の書類の削減やICTを活用したペーパーレス化による文書量の半減介護サービスを活用するための家族の柔軟な働き方の確保 介護休業の分割取得等により 介護休業が活用しやすくなるよう介護休業制度の見直し 給付率引上げに向けた取組 仕事と介護が両立しやすい職場環境に向けた支援モデルの普及 展開 企業への導入支援 長時間労働の是正やフレックスタイム制度の見直し等 働く家族等に対する相談 支援の充実 地域包括支援センターや労働局において家族や事業主に対し 介護サービス等に関する情報提供の実施など周知強化 地域包括支援センター等における相談強化 認知症の人の家族等への支援の充実 9

第 3 の矢. 安心につながる社会保障 ( 介護離職ゼロ )( 全体のイメージ ) 介護離職者約 10 万人 ( 注 1) 介護を機に仕事を辞めた時の就業継続の意向 離職者 : あなたが 手助 介護 を機に仕事を辞めた理由 ( 複数回答 ) 離職者 / 女性 (n=469) 55.7 19.2 25.2 自分の希望などで離職 離職者 / 男性 (n=525) 56.0 21.7 22.3 0% 50% 100% 続けたかった 続けたくなかった わからない 離職者 / 男性 (n=525) 離職者 / 女性 (n=469)0 高齢化に伴い必要となる介護サービスを引き続き充実するとともに 以下の課題に取り組む 約 6 万人 約 6 割は仕事を続けたかったが やむをえず離職 ( 注 2) 職場において柔軟な働き方に対する十分な理解がない 介護休業制度の見直しや働き方改革による家族の柔軟な働き方の確保 介護サービスの存在 内容が十分知られていない 働く家族等に対する相談 支援の充実 約 1~2 割は介護サービスが利用できなかったためやむをえず離職 ( 注 2) 約 1.5 万人 ( 注 1) 総務省 平成 24 年就業構造調査 より ( 注 2) 仕事と介護の両立に関する労働者アンケート ( 平成 24 年度厚生労働省委託調査 ) より 介護サービスが利用できなかった 在宅 施設サービスの整備の前倒し 上乗せ 対象となる在宅 施設サービスの平均在所期間を考慮し約 4 年分 = 約 6 万人分を前倒し整備 10

第 3 の矢. 安心につながる社会保障 ( 生涯現役社会 )( 基本的な考え方 実現に向けた主な取組 ) 疾病や重症化の予防や 就労をはじめとする活躍の場を地域につくること等により 健康寿命の延伸と高齢者等の経済的自立を支え 生涯現役社会 を実現する 高齢者 難病や障害のある方等を含めた一人一人の生活や活躍の土台となる 地域 の力の醸成 強化に取り組む 現状 課題 対策の方向性 平均寿命と健康寿命が乖離している ( 平均寿命 ) 男性 80.2 歳 女性 86.7 歳 ( 健康寿命 ) 男性 71.2 歳 女性 74.2 歳 老後の所得に関する不安感がある 育児 介護 医療 貧困など 住民のニーズが多様化 複雑化するとともに コミュニティが希薄化している 予防の推進等を通じた健康寿命の延伸が必要 就労支援や公私を通じた年金水準の確保などが必要 健康寿命の延伸等 日本健康会議 を通じた 個人の予防 健康づくりに向けたインセンティブを付与する取組の拡大等の支援 高齢者の低栄養防止 重症化予防等の推進 ( フレイル総合対策 ) 多剤対策 重複受診対策の推進 NDB( ナショナル データ ベース ) の更なる利活用拡大 がん対策加速化プランの策定 ( がんの年齢調整死亡率 20% 減の達成等 ) オリンピック パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策の強化 先進的なデータヘルス事業の全国展開の推進 健康経営 健康宣言等に取り組む企業を増やすための環境整備 高齢者の所得全体の底上げ 高齢者への多様な就労機会の提供 被用者保険の適用拡大等を通じた将来世代の年金水準の確保 ( 年金法改正 ) 企業年金 個人年金の普及 拡大 ( 確定拠出年金法改正法案の早期成立の実現 ) 消費税 10% への引上げ時から 年金受給資格期間の短縮 (25 年 10 年 ) 年金生活者支援給付金の支給 多様 複雑な地域づくりニーズに応え 地域における包括的 総合的な相談支援システムの構築による地域の相談支る地域資源の援機能の一体化 難病 障害のある方などの就労推進 住まいの場等の基盤整備発掘 養成 地域拠点となる集いの場の立ち上げの支援 民間資金の活用 ( 寄付 ソーシャや 人々が支ル インパクト ボンドなど ) ボランティア等の社会参加など 地域づくりの推進え合うコミュニ 限られた福祉資源の最大活用 高齢 障害 児童等の福祉サービスの一体的ティづくりの推な提供の推進進が必要 複数の医療 福祉資格の養成課程見直しによるキャリアパス複線化 11