2. 概算請求を行う場合の取扱いについて (1) 概算による請求を選択する保険医療機関等については やむを得ない事情がある場合を除き 別紙様式により 平成 23 年 4 月 13 日までに概算による請求を選択した旨及び 次の (2) による診療実日数等を各審査支払機関 ( 国民健康保険団体連合会及び

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事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

【事務連絡】160421平成28年熊本地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いについて

起案

平成30 年大阪府北部を震源とする地震による被災者に係る被保険者証等の提示等について(厚生労働省保険局医療課:H )

東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震に関するQ&A

起 案 書

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平成 23 年 4 月 4 日現在 Q4 一部負担金等の支払いが猶予される方は どのような方ですか A. 次の (1) 及び (2) のいずれにも該当する方です 適用の期間についてはQ6を参照ください (1) 災害救助法の適用市町村 ( 東京都 47 区市町を除く ) に住所を有する国民健康保険法及

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診療報酬明細書の請求事例 ( 浜松市重度心身障害者 母子家庭等医療費助成制度と公費負担医療との併用請求 ) 平成 30 年 10 月診療分より 平成 30 年 10 月 静岡県国民健康保険団体連合会

( 保 241) 平成 30 年 11 月 29 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事松本吉郎 高齢者に係る高額療養費制度の見直し等について ( 再々周知 ) 平成 30 年 8 月 1 日から 70 歳以上の高齢者に係る高額療養費制度が見直されたことに伴い 診療報酬請求書等の記

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の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

上記 1 よる場合以外については 下記 (2) により 診療報酬等の請求 を行うものとすること (2) 概算請求を行う場合の取扱いについて 1 概算による請求を選択する保険医療機関等については やむを得ない事情がある場合を除き 平成 30 年 7 月 14 日までに概算による請求を選択する旨 各審査

国保連合会だより NO 平成 30 年 8 月 16 日静岡県国民健康保険団体連合会 静岡市葵区春日 2 丁目 4 番 34 号 TEL(054) jp/ 1 静岡県単独特定疾患治療研究事業の

東日本大震災による被災者の医療等の取扱いについて(その1)

(様式2)特別徴収中止市町村リスト.xls

. 公費 54 公費 5 のレセプトの公費対象患者負担額と自己負担上限額について公費 54 と公費 5 の公費対象患者負担額については 各受給者証の自己負担上限額を上限として原則 割 ( 保険 9 割給の場合は1 割 ( 指定公費も同様 )) の自己負担となります ただし 生年月日が昭和 19 年

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

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3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

目次 診療報酬請求書の記載方法... 3 請求例 ( 国 70 歳未満 外 一部負担金なし )... 4 請求例 ( 国 70 歳未満 外 一部負担金あり )... 5 請求例 3( 国 70 歳以上 外 一部負担金あり )... 6 請求例 4( 後期 外 一部負担金あり )... 7 請求例 5

国保 70 歳未満 公費負担公費負担医療番号 受給者番号 公費負担者公費負担医療番号 受給者番号 した住所職業上の理由 男 女 明 大 3 昭 4 平 生 区ア 職務上 下船後 3 月以内 3 通勤災害 公費負担公費負担医療番号 受給者番号 公費負担者公費負担医療番号 受給者番号 男 女 明 大 3

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出産育児一時金制度の見直しに関する Q&A 平成 23 年 3 月

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

2015年1月改定対応(高額療養費算定基準額対応)

(案)

「診療報酬請求書等の記載要領等について」の一部改正について

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

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< 請求者の方へ > 1 承認期間中における血清肝炎 肝硬変の治療費用について 医療機関等の窓口で医療費の軽減を受けることができなかった場合には この請求書を使用して 愛知県知事に対し 医療費の償還払いの請求ができます 2 高額療養費制度の対象となる場合 この請求書で償還される金額は高額療養費制度の

( 別添 ) 保険医療機関又は保険薬局に係る電子情報処理組織等を用いた費用の請求に関する取扱要領 1 電子情報処理組織による診療 ( 調剤 ) 報酬の請求の届出保険医療機関又は保険薬局 ( 以下 保険医療機関等 という ) は 療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令 ( 以下 請求

別添 保発 1216 第 4 号平成 28 年 12 月 16 日 全国健康保険協会理事長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 出産育児一時金及び家族出産育児一時金 ( 以下 出産育児一時金等 という ) の直接支払制度の取扱い

2015年1月改定対応(難病・小児慢性対応)

1. 制度見直しに伴う処理の流れ 受給者 医療機関等 審査支払機関 ( 国保連合会 支払基金 ) 集計機関 ( 国保連合会 ) 市町村における処理の流れを示します 1受給者証交付受給者 還 3付金振込 国保連合会向けCSVデータ 支払基金向けCSVデータ同一のデータ形式同一のデータ内容 (83 該当


健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

( 保 8) 平成 31 年 4 月 3 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 出産育児一時金等の受取代理制度の届出について ( 平成 31 年度 ) 出産育児一時金等の受取代理制度の届出につきましては 平成 23 年 2 月 7 日付け日医発第 1009 号 ( 保

返還金関係書類(様式)

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老発第    第 号

2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)(第二版)

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場合であること この場合 保険薬局において 加入の保険及び被用者保険の被保険者等にあっては事業所名 国民健康保険の被保険者及び後期高齢者医療制度の被保険者にあっては住所を確認するとともに 調剤録に記載しておくこと 2 保険医療機関の記載がない場合処方せんの交付を受けた場所を患者に確認すること なお

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Ⅱ 調剤録等の取扱いについて

保保発 0607 第 1 号 保国発 0607 第 1 号 平成 24 年 6 月 7 日 全国健康保険協会理事長 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長 御中 厚生労働省保険局保険課長 厚生労働省保険局国民健康保険課長 健康保険法第 106 条の規定に基づく出産育児一時

概要. 宇都宮市 () 重度心身障がい者医療助成制度 (80900) ( ア ) 導入範囲 : 医科 歯科 調剤 訪問看護療養 ( イ ) 助成範囲 : 保険給付対象の一部負担金相当額 負担医療における一部負担額 ( ウ ) 受給者負担 : なし ( エ ) 対象医療機関 : 栃木県内医療機関等 入

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< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

○ 01_通知(案)

日本医師会「2008年度緊急レセプト調査(4~6月分)」結果報告(2008年8月6日)

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Microsoft Word - (厚生局医療課長事務連絡)平成30年度診療報酬改定において経過措置を設けた施設基準の取扱いについて

岡山県医療費負担制度の概要 ( 保険医療機関 関係者の皆様へ ) 1 単県医療費負担制度の概要 単県医療制度は 医療保険各法の規定により療養の給付等を受けた場合における自己負担額を軽減する制度です ( 保険調剤が行われた場合の自己負担額に対して負担する制度です ) (1) 医療保険における自己負担限

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目 次 1 様式及び記載方法等について 1 2 算定事例 (1) 協会けんぽ等の被保険者の場合 6 (2) 国保組合の被保険者の場合 7 (3) 国保保険者と福祉医療費を請求する市町村が異なる場合 8 (4) 次の公費負担医療等を併用する場合 ( 国保 協会けんぽ等 国保組合 )9 ア公費 10(

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

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医科診療報酬点数表関係 別添 1 在宅患者支援療養病床初期加算 在宅患者支援病床初期加算 問 1 療養病棟入院基本料の注 6の在宅患者支援療養病床初期加算及び地域包括ケア病棟入院料の注 5の在宅患者支援病床初期加算の算定要件に 人生の最終段階における医療 ケアの決定プロセスに関するガイドライン 等の


12月12日 医療保険部会 想定問答

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あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)

「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について(厚生労働省保険局医療課長、歯科医療管理官:H )

事務連絡平成 23 年 3 月 22 日 各都道府県介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省老健局介護保険計画課高齢者支援課振興課老人保健課 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る利用料等の取扱いについて 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による災害発生に関し 介護

調査票を入力いただく環境について Adobe Reader のバージョンについて本調査票は Adobe Reader 11 以降のバージョンに対応しています (Adobe Reader11 より古いバージョンですと ファイルの保存の際に下記等のエラーメッセージが表示され ファイルの保存がされません

No. 平成 0 年 月分まで 公負担者番号 公負担者番号 平成 0 年 月分 公負担医療の受給者番号 公負担医療の受給者番号 特 記 事 項薬 在地及公び称 男 女 明 大 3 昭 4 平 生 職務上の事由 職務上 下船後 3 月以内 3 通勤災害 社 国 単独 本外 調剤 公 併 者

事例 3: 所得区分の記載 (C: 低所得者 ) がある特定疾患医療受給者証を提示した場合 入院 診療報酬明細書都道府医コード 社 国 単独 本入 併 3 六入平成 年 5 月分科 公 4 退職 保険者番号 6 公負担者番号 公負担者番号 公負担医療の受給者番号 公負担医療の受給者番号

医保レセプト(レセ電)の一部負担金等の金額置換編集

保発 第 9 号 平成 28 年 12 月 16 日 国民健康保険中央会長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 標記については 別添のとおり 全国健康保険協会理事長 健康保険組合理事長及 び都道府県知事あて通知し

○ 01_通知(案)

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

目 次 1 事前準備について 2 2 受給者資格者証の確認について 3 3 自己負担額支払明細書について 4 4 自己負担額に未納がある場合の取扱いについて 8 5 領収書の取扱いについて 9 6 手数料の支払いについて 10 7 調剤薬局における取扱いについて 11 8 その他 12 1

( 例 2) 特定被災区域にある住家と区域外にある住家を行き来して生活しており 特定被災区域の家が被災したが 住民票は区域外にある場合 公共料金の支払等により生活実態が確認されれば対象として差し支えない ( 例 3) 学生で特定被災区域外に居住している ( 区域外に住民票 ) が 特例により 特定被

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平成 26 年 4 月 1 日以降の 70 歳から 74 歳までの被保険者等に係る一部負担金の割合は 以下のとおりとする ⑴ 平成 26 年 4 月 1 日以降 70 歳に達する被保険者等 1 について 70 歳に達する日の属する月の翌月以後の診療分から 療養 ( 医療保険各法に規定する食事療養及び

行後 5 年間 保険者に医療費通知の保存義務が生じるのか 8 問 10 医療費通知の紛失等を理由とする被保険者の求めに応じ医療費通知の再交付を行った場合に 当該医療費通知は医療費控除の申告手続に使えるのか 8 問 11 改正省令の 6 項目以外の項目は 今後 標準項目として追加されないという理解でよ

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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( 注 3) 保険者による電子署名が行われているなど 別途 国税庁が定める仕様に準拠するものに限ります 問 2 ( 略 ) ( 削除 ) ( 注 3) 保険者による電子署名が行われているなど 別途 国税庁が定める仕様に準拠するものに限ります 問 2 ( 略 ) 問 3 今後のスケジュールを教えてほし

事例. 特例措置対象被 ( 法番 43 福祉医療有 ) 診療報酬明細書都道府医療機関コード 公負担者 公負担者 ( 入院外 ) 県平成 年 4 月分 公負担医療の受給者 公負担医療の受給者 社 国 3 後期 単独 本入 7 高入 公 4 退職 併 3 六入 5 家入 9 高入 7 給 9 8 付割合

Transcription:

東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震に関する診療報酬等の請求の取扱いについて ( その 2) 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震に関する診療報酬等の請求の取扱いについて 3 月 29 日に厚生労働省保険局医療課より示されました その後 特に照会の多い部分につきまして 厚生労働省保険局医療課において 4 月 1 日に下記のとおり補足されました 補足 ( 改正箇所は下線部 ) は下記のとおりです 1. 平成 23 年 3 月診療分に係る診療報酬等の請求について今回の地震による被災に伴い 診療録等を滅失 汚損又は棄損した場合あるいは 地震発生直後における診療行為については十分に把握することが困難である場合の対応として 次の (1) 及び (2) に該当する場合においては 2. 概算請求を行う場合の取扱いについて に基づき 概算請求を行うことができます (1) 診療録等の滅失等の場合の概算による請求今回の地震により 診療録及びレセプトコンピュータ等を滅失 汚損又は棄損した保険医療機関 保険薬局又は訪問看護ステーション ( 以下 保険医療機関等 という ) については 平成 23 年 3 月 11 日以前の診療等分については 概算による請求を行うことができます この場合にあって 同年 3 月 12 日以降に診療等を行ったときは 同年 3 月 12 日以降の診療等分については 原則として通常の手続きによる請求を行うこととなります (2) 被災後に診療を行った場合の概算による請求災害救助法適用地域 ( 東京都の区域を除く ) に所在する医科に係る保険医療機関であって 平成 23 年 3 月 12 日以降に診療を行ったものについては 当該保険医療機関の状況に鑑み 通常の手続きによる請求を行うことが困難な場合には 3 月 11 日以前の診療分に関する記録が残っていたとしても 3 月の 1 月分の診療について概算による請求を行うことができます つまり 保険医療機関の請求に関しては 3 月 12 日以降の診療について 通常の請求手続きでの請求が難しく 概算による請求を行う場合には たとえ 3 月 11 日以前の記録が残っていたとしても 3 月診療分をまとめて概算請求することとなります (3) 通常の手続きによる請求を行う方法上記 (1) 及び (2) による場合以外については 次の 3. 通常の方法による請求を行う場合の取扱いについて により診療報酬等の請求を行うものとします 千葉県内における災害救助法適用地域は 平成 23 年 3 月 24 日時点で 旭市 香取市 山武市 山武郡九十九里町 千葉市美浜区 習志野市 我孫子市 浦安市となっております

2. 概算請求を行う場合の取扱いについて (1) 概算による請求を選択する保険医療機関等については やむを得ない事情がある場合を除き 別紙様式により 平成 23 年 4 月 13 日までに概算による請求を選択した旨及び 次の (2) による診療実日数等を各審査支払機関 ( 国民健康保険団体連合会及び社会保険診療報酬支払基金 ) に届け出ることとなります ( やむを得ない事情により 別紙様式の提出が 4 月 13 日に間に合わない場合であれば 若干遅れても受付が可能となっておりますので やむを得ず遅れる旨 各審査支払機関にご連絡をお願いします ) (2) 診療報酬等の算出方法原則として平成 22 年 11 月診療分から平成 23 年 1 月診療等分までの診療報酬等支払い実績により ( 当該保険医療機関等について特別な事情がある場合には 別途保険医療機関等と調整する ) 次の1から3により算出し それを合計して支払いを行うこととなります (3を加算することができるのは 上記 1.(2) の請求を行う医科に係る保険医療機関に限ります ) ため 各保険医療機関等においては 別紙様式により 当該保険医療機関等の平成 23 年 3 月の入院 外来別の診療実日数を併せて届け出るものとなります なお 保険薬局又は訪問看護ステーションについては 外来分として取り扱うものとします 1 入院分 平成 22 年 11 月分 ~ 平成 23 年 1 月 平成 23 年 3 月の入院診療 入院分診療報酬等支払額 実日数 ( 1) 92( 日 )[3 か月分の総日数 ] 2 外来分 平成 22 年 11 月分 ~ 平成 23 年 1 月 平成 23 年 3 月の外来診療 外来分診療報酬等支払額 実日数 ( 1) 70( 日 )[92 日 - 休日加算対象日 22 日 ] ( 1) 上記 1(1) の請求 (3 月 11 日以前の診療等分に係る概算による請求 ) を行う保険 医療機関等については 平成 23 年 3 月 11 日までの診療等実日数

3 平成 23 年 3 月 12 日以降の診療増 ( 入院診療の増加 地震発生直後における時間外診療分 ) 及び一部負担金等の猶予分平成 22 年 11 月分 ~ 平成 23 年 1 月平成 23 年 3 月 12 日入院分診療報酬等支払額 以降の入院診療実日数 (0.05+0.038) 92 ( 日 ) + 平成 22 年 11 月分 ~ 平成 23 年 1 月 外来分診療報酬等支払額 70 ( 日 ) 平成 23 年 3 月 12 日 以降の外来診療実日数 (0.047+0.038) ( 注 ) 計算式における 0.05 0.038 0.047 の数値につきましては 阪神 淡路大震災 等における概算請求の方法を参考に 今回の震災の状況を踏まえて設定しております (3) 上記 1.(1) に該当する保険医療機関であって 上記 1.(2) に規定する地域 ( 災害救助法適用地域 ( 東京都の区域を除く )) 以外の区域に所在するものについては 罹災証明書又は罹災届出証明書を併せて各審査支払機関に提出することとなります (4) この方法の対象となる請求の範囲については 公費負担医療に係るものについても含まれることとなります なお 概算請求を用いない 通常の方法による公費負担医療に係る請求方法は 厚生労働省担当部署より別途通知されます (5) この方法による請求を選択した保険医療機関等については この方法による概算額をもって平成 23 年 3 月診療分の診療報酬等支払額を確定するものです

3. 通常の方法による請求を行う場合の取扱いについて (1) 請求書の提出期限について平成 23 年 3 月診療分 (4 月提出分 ) に係る診療報酬請求書等の提出期限は 災害救助法適用地域 ( 東京都の区域を除く ) に所在する保険医療機関等に限り 平成 23 年 4 月 13 日までとし 提出期限に遅れたものについては 翌月以降に提出することとなります (2) 被保険者証等を保険医療機関に提示せずに受診した者に係る請求の取扱いについて被保険者証等を保険医療機関に提示せずに受診した者に係る請求については 以下の方法により 診療報酬の請求を行うこととなります 1 保険医療機関においては 受診の際に確認した被保険者の事業所等や過去に受診したことのある保険医療機関に問い合わせることと等により また 窓口で確認した事項等により 可能な限り保険者等を特定してください 2 保険者を特定した場合は 当該保険者に係る保険者番号を診療報酬明細書の所定の欄に記載してください 保険者は特定したが 保険者番号を確認することができなかった場合には 次の 3の方法により対応します なお 被保険者証の記号 番号が確認できた場合については 当該記号 番号を記載することとし 当該記号 番号が確認できなかった場合には 明細書の欄外上部に赤字で不詳と記載してください 3 上記 1の方法により 保険者を特定できないものは 被災前の患者の住所又は事業所名 確認している場合には 現在の患者の連絡先 明細書の欄外上部に記載し当該明細書について 国保連に提出する分 支払基金へ提出する分 それぞれ別に束ねて請求します なお 請求において 国民健康保険の被保険者である旨 国民健康保険組合の被保険者である旨及び後期高齢者医療の被保険者である旨を確認した者に係るものについては国民健康保険団体連合会に被用者保険の被保険者等である旨を確認した者に係るものについては社会保険診療報酬支払基金に請求してください また 保険者を特定できず さらに国保連へ提出する分なのか 支払基金へ提出する分なのかも不明な患者に係るものであっても できるだけ状況を確認し 医療

機関において国保連か支払基金かを選択して請求してください 4 保険者が特定できない場合の診療報酬請求書の記載方法については 国保連分は 当該不明分につき 診療報酬請求書を作成する方法 ( 通常どおり 国保分と後期高齢者分を区分してそれぞれ診療報酬請求書を作成すること ) で 支払基金分は 診療報酬請求書の備考欄に未確定分である旨を明示し その横に一括して所定事項 ( 件数 診療実日数及び点数等 ) を記載します (3) 医療機関の窓口において一部負担金の支払を猶予したものに関する取扱い 1 東北地方太平洋沖地震及び長野県北部地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いについて ( 平 22.3.15 厚生労働省保険局医療課事務連絡 ) により一部負担金等の支払を猶予された者については 当該猶予措置等の対象となる明細書と猶予措置等の対象とならない明細書を別様にして請求します なお 猶予措置等に係る明細書については 明細書の欄外上部に赤色で災 1 と記載するとともに 同一の患者について 猶予措置等に係る明細書と猶予措置等の対象とならない明細書がある場合には の双方を2 枚 1 組にし 通常の明細書とは別に束ねて提出してください (3 月診療分において 同一医療機関で一部負担金等の徴収を行った震災前の診療と一部負担金等の支払を猶予した震災後の診療がある場合など 明細書を別様にして それを2 枚 1 組にし 通常の明細書とは別に束ねて請求することになります ) ただし 同一の患者について 猶予措置等に係る診療等とそれ以外の診療等を区別することが困難な明細書については 赤色で災 2 と記載し 震災以前の診療に関する一部負担金等の額を摘要欄に記載してください また 猶予措置等に係る明細書の減額割合の記載については 診療報酬請求書等の記載要領等について ( 昭 51.8.7 保険発第 82 号 ) に基づき記載します 2 一部負担金等の猶予をしたときは 患者負担分がゼロであるため 保険優先の公費負担医療 ( 特定疾患治療研究事業 法別番号 51 などの 公費併用レセプト となるもの ) の対象となりません このため 一部負担金等の支払を猶予した場合には 従来 公費併用レセプトとして請求するものであっても 明細書は医保単独として取扱い 公費負担番号及び公費受給者番号は記載を要しません 3 入院分について 例えば月末に3 月診療分の支払を一括して受けるような場合であっても 一部負担金等の支払の猶予の対象となるのは 震災以後 一部負担金等の支払の猶予対象者に該当することとなってからの診療分であることに留意してください

また 外来分についても同様に 一部負担金等の支払の猶予の対象となるのは 震災以後 一部負担金等の支払の猶予対象者に該当することとなってからの診療分であることに留意してください 参考 被保険者証の記号 番号が確認できず かつ 一部負担金等を猶予した場合には 不詳災 1 と記載することとなります 参考 一部負担金等とは 一部負担金 入院時食事療養費または入院時生活療養費に係る標準負担額 訪問看護療養費に係る自己負担額などをいう (4) 調剤報酬等の取扱いについて調剤報酬の請求及び訪問看護療養費の取扱いについても上記と同様の取扱いとします なお 調剤報酬に関し 窓口で住所又は事業所名を確認していない場合については 処方せんを発行した保険医療機関に問い合わせること等により 保険者の確認を行うこととし 平成 23 年 4 月以降の調剤分については 住所又は事業所名を患者に確認してください 4. レセプト電算処理システムの取扱いについてレセプト電算処理システムに参加している保険医療機関において 保険者が特定できない者等に係る診療報酬明細書等については 電子レセプトによる請求でなく 紙レセプトにより請求することとする ただし 紙レセプトの出力が困難な場合には 電子レセプトにより請求も可能です ( 電子レセプトにより請求する際には 電子レセプトの記録に係る留意事項 ( 次頁 ) を参考として記載してください ) 5.4 月診療分及び5 月診療分の診療報酬等の請求の取扱いについて 4 月診療分及び5 月診療分の診療報酬等の請求の取扱いについては 別途連絡されます

別添電子レセプトの記録に係る留意事項本事務連絡に基づき診療報酬等を請求する場合には 電子レセプトの記載について以下の点に留意すること なお システム上の問題等によりこれらの方法によって電子レセプトによる請求ができない場合には 紙レセプトにより請求することとする 1. 事務連絡 3(2)2 関連 ( 保険者を特定できた場合 ) 保険者を特定した場合であって 被保険者証の記号 番号が確認できない場合は 被保険者証の 保険者番号 を記録する 被保険者証の 記号 は記録しない 番号 は 999999999(9 桁 ) を記録する 摘要欄の先頭に 不詳 を記録する 保険者番号が不明な場合には 保険者番号 は 99999999(8 桁 ) を記録し 摘要欄に住所又は事業所名 患者に確認している場合にはその連絡を記録する 2. 事務連絡 3(2)3 関連 ( 保険者を特定できない場合 ) 保険者を特定できない場合には 保険者番号 は 99999999(8 桁 ) を記録する 被保険者証の記号 番号が確認できた場合は記号 番号を記録する 被保険者証の記号 番号が確認できない場合は上記 1と同様に 記号 は記録しない 番号 は 999999999(9 桁 ) を記録する 摘要欄の先頭に住所又は事業所名 患者に確認している場合にはその連絡先を記録する 3. 事務連絡 3(3)1 関連本事務連絡 3(3)1において 明細書の欄外上部に赤色で災 1と記載する とされているものについては レセプト共通レコードの レセプト特記事項に 96 保険者レコードの 減免区分 に 3: 支払猶予 摘要欄の先頭に 災 1 と記録する こと また 災 2と記載する とされているものについては レセプト共通レコードの レセプト特記事項 に 97 保険者レコードの 減免区分 に 3: 支払猶予 摘要欄の先頭に 災 2 と記録する こと 4. 事務連絡 3(4) 関連 ( 調剤レセプトの場合 ) 処方せんを発行した保険医療機関について 都道府県番号 点数表番号 又は 医療機関コード のいずれかが不明な場合には 都道府県番号 点数表番号 及び 医療機関コード の全てを記録せず 保険医療機関の所在地及び名称 欄に 当該保険医療機関の所在地及び名称を記録すること