Financial Plan Executive 養老保険を活用した 従業員向け退職金準備プラン のご提案 代理店扱者 住所 電話番号 CX-0610-0130 2006 年 10 月作成
ごあいさつ 拝啓時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 弊社社業につきましては 平素より格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます さて 企業経営者の皆様におかれましては常日頃から 優秀な人材の確保 と 従業員に対する福利厚生の充実 にご努力されていることと拝察いたします 申し上げるまでもなく 優秀な人材を確保 定着させるためには 労働条件の整備 中でも重要な柱が退職金制度です そこで 貴社の退職金制度の充実にお役立ていただけるよう このたび弊社では 従業員退職金準備プラン をご用意させていただきました この 従業員退職金プラン は 従業員の退職金の支払原資の準備プランであると同時に いざというときには企業がその原資を活用できる社内積立プランです 弊社といたしましては この企画が必ずやお役に立てるものと確信し とくにお勧めする次第です 充分なるご検討を賜り 是非ともご採用いただきますよう お願い申し上げます 敬具 * このご提案書はプランの概要を説明したものです 詳細はパンフレット 契約概要 注意喚起情報 ご契約のしおり約款を御覧ください * このご提案書に記載の処理は平成 18 年 10 月現在の税制に基づくものであり 今後 税務の取扱が変わる場合がありますのでご注意ください 1
満期保険金300万円1 本プランの概要 本プランは 貯蓄性の高い養老保険に従業員の皆様全員でご加入いただき 退職金の資金準備を図っていただくプランです 養老保険の満期を退職年齢にあわせることによって 将来ご負担の増加が予想される退職金の準備はもとより 死亡弔慰金の準備も可能になります ご契約例 ( 無配当養老保険の場合 ) ご加入年齢 30 歳 / 男性 保険金額 300 万円 保険期間 60 歳満期 保険料払込期間 60 歳払済 年払保険料 93,090 円 死亡 高度障害保険金 300 万円 死亡退職金 弔慰金の財源に 解約返戻金 生存退職金の財源に 生存退職金の財源に 30 歳契約保険期間 保険料払込期間 60 歳満期 養老保険には 無配当と 5 年ごと利差配当付の 2 種類があります 解約した場合は以降の保障は無くなります ご契約形態 契約者貴社被保険者全従業員 ( 役員を含むことも可能です ) 満期保険金受取人貴社死亡保険金受取人従業員のご遺族 2
2 本プランのメリット 1. 従業員の退職金原資が計画的に準備できます 従業員退職時には 満期金もしくは解約返戻金を退職金原資としてご利用いただ けます 2. 死亡弔慰金 見舞金等が確保でき 福利厚生制度が充実します 万一の場合には 弊社より 直接従業員のご遺族に死亡保険金をお支払いいたします 3. 保険料の 1/2 が損金算入できます 保険料の 1/2 が 福利厚生費 として損金算入できますから 法人税等が軽減さ れます 4. 緊急時資金にも対応できます 緊急時の運転資金等に 解約返戻金をご利用いただくこともできます 解約した場合は以降の保障は無くなります 5. 会社規模は問いません ご加入にあたって人数的な制限はありません 3
参考 1 従業員退職金規程モデル 退職金規程 ( 適用範囲 ) 第 1 条 この規程は 就業規則第条に基づき従業員の退職金について定めたものである この規程による退職金制度は 会社に雇用され勤務するすべての従業員に適用する ただし 勤続年数 1 年未満の者またはパートタイマーもしくは日雇その他の臨時職員については本規程を適用しない ( 支給額その 1) 第 2 条従業員が次の事由により退職する場合は 退職時における基本給の月額に勤続年数に応じて別表の支給基準率の A 欄に定める率を乗じて算出した退職金を支給する 1 死亡 2 業務上の事由による傷病 3 やむを得ない業務上の都合による解雇 4 定年 ( 支給額その 2) 第 3 条従業員が次の事由により退職する場合は 退職時における基本給の月額に勤続年数に応じて別表の支給基準率の B 欄に定める率を乗じて算出した退職金を支給する 1 自己都合 2 業務外の事由による傷病 3 就業規則第条第号までの事由による解雇 ( 退職金の不支給 減額 ) 第 4 条次の各号の一に該当する者については 退職金を支給しない ただし 事情により支給額を減額して支給することがある 1 就業規則第条に定める懲戒規程に基づき懲戒解雇された者 2 退職後 支給日までの間において在職中の行為につき懲戒解雇に相当する事由が発見された者 ( 勤続年数の算出 ) 第 5 条 1. 勤続年数は入社日から起算し 退職の日までとする 2. 勤続年数の 1 年未満は切り捨て計算する 3. 就業規則第条第号の出向による休職期間は 勤続年数に算入し その他の休職期間は勤続年数に算入しない 4
( 金額の端数計算 ) 第 6 条 退職金の最終計算において 円未満の端数があるときはこれを切り上げる ( 支払の時期及び方法 ) 第 7 条 退職金の支給は退職または解雇の日から 30 日以内にその全額を通貨で支払う ただし 従業員の同意があるときは口座振込み又は金融機関振出しの小切手等により支払うことがある ( 退職慰労金 ) 第 8 条 在職中に勤務成績が優秀であった者 および特に功労があった者に対しては慰労金を支給することがある なおその額についてはその都度定める ( 受給権者 ) 第 9 条 1. 従業員が死亡した場合の退職金又は退職慰労金は 死亡当時 本人の収入により生計を維持していた遺族に支給する 2. 前項の遺族の範囲および支給順位については 労働基準法施工規則第 42 条から第 45 条の定めるところを準用する ( 退職金共済契約の適用 ) 第 10 条 賃金の支払の確保等に関する法律により退職手当の保全措置を要しないものとされる 中小企業退職金共済法による退職金共済契約等に基づいて 退職金の支給を受ける場合には その金額を第 2 条または第 3 条に定める退職金の額より控除するものとする 付則 1. この規程は平成 年 4 月 1 日から実施する 2. この規程を改廃する場合には 従業員代表者の意見を聞いて行う 別表 退職金支給基準率表 勤続年数 支給基準率支給基準率勤続年数 A B A B 1 1.0-16 18.8 15.0 2 2.0 1.0 17 20.1 16.1 3 3.1 1.9 18 21.6 17.3 4 4.2 2.5 19 23.0 18.4 5 5.3 3.1 20 24.4 19.5 6 6.4 3.8 21 25.9 23.3 7 7.5 4.5 22 27.4 24.7 8 8.7 5.4 23 28.9 26.0 9 9.8 5.9 24 30.4 27.4 10 11.1 6.7 25 31.9 28.7 11 12.3 9.8 26 33.5 33.5 12 13.6 10.9 27 35.1 35.1 13 14.9 11.9 28 36.5 36.5 14 16.2 13.0 29 38.3 38.3 15 17.5 14.0 30 40.0 40.0 5
参考 2 本プランの経理処理 1 保険料の経理 保険料の 1/2 を福利厚生費として損金算入し 残り 1/2 は保険料積立金として資産計上します [ 例 ] 養老保険の月払保険料 20 万円を支払いました 借 方 貸 方 保険料積立金 ( 資産の増加 ) 10 万円 現金または預金 ( 資産の減少 ) 20 万円 福利厚生費 ( 費用の発生 ) 10 万円 2 満期保険金の経理 満期保険金を受け取った場合 資産に計上してある保険料積立金を取り崩し 受け取った保険金との差額を雑収入とします [ 例 ]A 社では 被保険者である従業員 B の定年退職にあたり 満期保険金 500 万円を受け取りました 保険料積立金は 200 万円です 借方貸方現金または預金 ( 資産の増加 )500 万円保険料積立金 ( 資産の減少 ) 200 万円雑収入 ( 収益の発生 ) 300 万円 法人の退職金規定等により 満期保険金を財源の一部として退職金を支払った場合 原則としてその金額は損金算入できます ただし 役員の場合には損金算入額に限度がありますのでご注意下さい [ 例 ]A 社では 退職金として 500 万円支払いました 借方貸方退職金 ( 費用の発生 ) 500 万円現金または預金 ( 資産の減少 ) 万円 預り金 万円 退職金に対する源泉徴収税額です 6
3 死亡保険金の経理 死亡保険金 高度障害保険金は 従業員またはその遺族に直接支払われますので 資産に計上してある保険料積立金を取り崩し 同額を雑損失として損金に算入します [ 例 ]A 社では 被保険者である従業員 C が死亡し 保険金を遺族が直接受け取りました 保険料積立金は 180 万円です 借方貸方 雑損失 ( 費用の発生 ) 180 万円 保険料積立金 ( 資産の減少 ) 180 万円 4 解約返戻金の経理 解約返戻金を受け取った場合 満期保険金と同様に 資産に計上してある保険料積立金を取り崩し 受取額との差額を雑収入または雑損失として処理します [ 例 ]A 社では 被保険者である従業員 D の退職にあたり 解約返戻金 350 万円を受け取りました 保険料積立金は 180 万円です 借方貸方現金または預金 ( 資産の増加 )350 万円保険料積立金 ( 資産の減少 ) 180 万円雑収入 ( 収益の発生 ) 170 万円 法人の退職金規定等により 解約返戻金を財源の一部として退職金を支払った場合 原則としてその金額は損金算入できます ただし 役員の場合には損金算入額に限度がありますのでご注意下さい [ 例 ]A 社では 退職金として350 万円を支払いました 借方貸方退職金 ( 費用の発生 )350 万円現金または預金 ( 資産の減少 ) 万円 預り金 万円 退職金に対する源泉徴収税額です 7
参考 3 1/2 福利厚生費算入のための要件 1 加入者 原則として全員加入とします ただし 職種 年齢 勤続年数などにもとづく客観的な基準 により加入基準をもうけることはできます 2 保険金額 原則として全員同一金額とします ただし 職種 年齢 勤続年数などにもとづく客観的な基準により保険金額を決めることができます ただし 普遍性のある金額であることを要します 本プランは 従業員の 福利厚生 を目的とするものですから 役員や特定の幹部従業員に対する不足額は別途 経営者保険 ( 契約者および保険金受取人が法人 ) で上乗せすることをおすすめします 3 同族関係者 被保険者の大部分が同族関係者の場合には 1/2 損金部分は福利厚生費ではなく 同族関係者 に対する 給与 となります お願い 被保険者である従業員のほとんどが保険加入の事実を知らない ことが理由で 損金算入を否認されたケースもありますので 当プランの導入にあたっては 必ず被保険者となる従業員全員にご説明くださいますようお願いいたします 8