本年も社員一同 皆様にご満足頂けるようサービスの向上に努めて参る所存でございます 何卒昨年同様のご愛顧を賜りますよう お願い申し上げます 1. 多数回該当の登録について ( 調剤システム ) 2. 難病医療費助成制度等の患者登録について ( 調剤システム ) 1 サポートサービス部
1. 多数回該当の登録について 多数回該当とは? 70 歳未満の患者 または 70 歳以上で区分が現役並 Ⅰ 現役並 Ⅱ 現役並 Ⅲ の患者で 直近の 12 ヶ月間 ( 当月を含む 12 ヶ月間 ) に 3 回以上高額療養に該当した場合には多数回該当となり 一部を除き 4 回目からの高額療養の自己負担上限額がさらに引き下げられます [ イメージ図 ] : 高額療養が発生している : 高額療養が発生しており かつ多数回該当である : 高額療養多数回該当判断期間 年 2018 年 2019 年 月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 過去 12 ヶ月に高額療養費が発生した月が 3 回以上 (6 月 9 月 10 月 ) あるため 多数回該当となる 過去 12 ヶ月に高額療養費が発生した月が 3 回以上ないため 多数回該当ではない 過去 12 ヶ月に高額療養費が発生した月が 3 回以上 (6 月 9 月 10 月 1 月 ) あるため 多数回該当となる 過去 12 ヶ月に高額療養費が発生した月が 3 回以上 (1 月 2 月 11 月 ) あるため 多数回該当となる 70 歳未満自己負担上限額表 所得区分 適用区分 自己負担額上限額 ( 月額 ) 多数回該当 標準報酬月額 83 万円以上 ア 252,600 円 +( 医療費ー 842,000 円 ) 1% 140,100 円 標準報酬月額 53 万円 ~79 万円 イ 167,400 円 +( 医療費ー 558,000 円 ) 1% 93,000 円 標準報酬月額 28 万円 ~50 万円 ウ 80,100 円 +( 医療費ー 267,000 円 ) 1% 44,400 円 標準報酬月額 26 万円以下 エ 57,600 円 44,400 円 住民税非課税世帯 オ 35,400 円 24,600 円 70 歳以上自己負担額上限表 所得区分 適用区分 自己負担額上限額 ( 月額 ) 多数回該当 標準報酬月額 83 万円以上課税所得 690 万以上 Ⅵ 現役並 Ⅲ 252,600 円 +( 医療費ー 842,000 円 ) 1% 140,100 円 標準報酬月額 53 万円 ~79 万円課税所得 380 万以上 標準報酬月額 28 万円 ~50 万円課税所得 145 万以上 標準報酬月額 26 万円以下課税所得 145 万未満 Ⅴ 現役並 Ⅱ 167,400 円 +( 医療費ー 558,000 円 ) 1% 93,000 円 Ⅳ 現役並 Ⅰ 80,100 円 +( 医療費ー 267,000 円 ) 1% 44,400 円 Ⅲ 一般 18,000 円ー 住民税非課税世帯 Ⅱ Ⅰ 低所得 8,000 円ー 注意 制度上 下記の組み合わせの保険は 多数回該当 の対象とはなりません 70 歳以上の区分が一般または低所得 社保 + 生活保護 ( 法別番号 12) 併用患者 公費の併用時で公費分点数での高額療養費発生時 ( 主保険で高額療養費が発生していない場合 )( 外来のみ ) 社保から国保や国保から社保へ保険が変わった場合 1 回目からのカウントになります 自薬局で過去 1 年間に 3 回以上高額療養費が発生していない場合でも他医療機関 他薬局で高額療養が発生していれば 多数回該当となります 2
NEXT の場合 多数回該当保険の登録方法 多数回に該当した場合 1 ヶ月の上限が変わります その為 これまで使った保険とは別に新たに保険追加をして 主保険の高額欄で F1 詳細を選択し 多数回該当にチェックをつけて登録します!! 注意!! 多数回該当 の設定した保険が存在しない場合 必ず保険追加をしてください 過去に使用している保険を上書きで修正すると入力済みの処方の会計結果が変わってしまいます 多数回該当確認メッセージの内容 過去 1 年間で高額療養費が 3 回以上あり 保険登録画面で多数回該当の設定がされていない場合 [ 患者基本登録画面登録 ] はい 多数回該当の保険を設定しないまま 患者基本登 録画面を終了します いいえ 患者基本登録画面に戻ります [ 処方入力画面移行時 ] はい 患者基本登録画面が表示されます 多数回該当が設定されている保険にして下さい いいえ 設定は行わず 処方入力画面へ進みます 過去 1 年間で高額療養に該当している年月が表示されます 過去 1 年間で高額療養が 2 回以下で 保険登録画面に多数回該当の設定がされている場合 自薬局で過去 1 年間に 3 回以上高額療養が発生していない場合でも 他医療機関 薬局で高額療養が発生していれば多数回該当となります その場合 下記のメッセージは表示されますが 多数回該当 を設定した保険で強制入力して下さい [ 患者基本登録画面登録 ] はい 多数回該当の保険のまま 患者基本登録画面を 終了します 強制入力 いいえ 患者基本登録画面に戻ります [ 処方入力画面移行時 ] はい 患者基本登録画面に戻ります いいえ 多数回該当の保険のまま処方入力画面に進みます 強制入力 3
Ver.6 の場合 70 歳未満の患者の場合は 区分名 上限額の下に多数回該当の状態が表示されます 表示される状態は 以下の通りです 状態名状態 多数回該当なし多数回該当あり手動多数回該当あり手動多数回該当なし 過去 12ヶ月に 薬局にて高額療養上限額を超えた月が3 回未満です 過去 12ヶ月に 薬局にて高額療養上限額を超えた月が3 回以上あります 手動で 多数回該当なしに切り替えています 手動で 多数回該当ありに切り替えています 手動で多数回該当の状態を切り替える場合は 集計画面にて F9( 多数該当 ) を選択します 例 : 多数回該当なし と初期表示されている場合 F9( 多数該当 ) 手動の多数回該当にありに切替り 上限額も多数回該当の上限額になります F9( 多数該当 ) 手動の多数回該当になしに切替り 上限額も多数回該当の上限額になります F9( 多数該当 ) 4
2. 難病医療費助成制度等の患者登録について ( 調剤システ 2018 年 8 月高額療養制度変更に伴い 最近多くお問い合わせをいただいている 難病公費 (54) 小児慢性特定疾患公費 (52) をお持ちの患者様の患者登録についてご案内します 難病公費 (54) 小児慢性特定疾患公費 (52) の患者様は 指定難病医療受給者証 をお持ちです そこに記載されている 1 適用区分と 2 自己負担上限額をもとに患者登録を行います 指定難病医療受給者証見本一部抜粋 1 適用区分 70 歳未満 ア : 上位 1 イ : 上位 2 ウ : 一般 1 エ : 一般 2 オ : 低所得 中略 2 自己負担上限額が記載されます 自己負担上限額については上限額管理票でもご確認いただけます 70 歳以上 Ⅵ: 現役並み Ⅲ Ⅴ: 現役並み Ⅱ Ⅳ: 現役並み Ⅰ Ⅲ: 一般 Ⅱ: 低所得者 Ⅱ Ⅰ: 低所得者 Ⅰ 階層区分はレセプト請求には使用しません 患者登録に入力箇所はありません 上記を参考にして Ver.6 NS NEXT のそれぞれの機種の 入力方法についてご案内します 5
Ver.6 の場合 70 歳未満 例 : 適用区分 ( イ ) 上限 5,000 円の患者登録 70 歳以上 例 : 適用区分 (Ⅰ) 上限 5,000 円の患者登録 公費のタブ 負担者 公費番号 受給者 受給者番号 負担率 20( 自動で表示 ) 負担上限 上限額 公費のタブ 負担者 公費番号 受給者 受給者番号 負担率 20 または 10 負担上限 上限額 特記事項指定難病医療受給者証の適用区分に合わせて該当する特記事項を選択 高額療養区分指定難病医療受給者証の適用区分に合わせて該当する高額療養区分を選択 参考 自己負担区分指定難病医療受給者証の適用区分に合わせて該当する自己負担区分を選択 高額療養区分 一般および低所得の方は高額療養区分は自動で入ります 一定以上の方は それぞれ該当の高額療養区分を入力して下さい 適用区分と自己負担区分 高額療養区分の設定について 指定難病医療受給者証の適用区分高額療養区分特記事項 ア : 上位 1 1: 上位 Ⅰ( 適用区分ア ) 26: 区ア イ : 上位 2 2: 上位 Ⅱ( 適用区分イ ) 27: 区イ 70 歳未満 ウ : 一般 1 3: 一般 Ⅰ( 適用区分ウ ) 28: 区ウ エ : 一般 2 4: 一般 Ⅱ( 適用区分エ ) 29: 区エ オ : 低所得 5: 低所得 ( 適用区分オ ) 30: 区オ 指定難病医療受給者証の適用区分自己負担区分高額療養区分 特記事項 Ⅵ: 現役並み Ⅲ 1: 上位 Ⅲ( 適用区分 Ⅵ) 26: 区ア Ⅴ: 現役並みⅡ 2: 一定以上 2: 上位 Ⅱ( 適用区分 Ⅴ) 27: 区イ 70 歳以上 Ⅳ: 現役並み Ⅰ 3: 上位 Ⅰ( 適用区分 Ⅳ) 28: 区ウ Ⅲ: 一般 1: 一般一般 ( 1) 29: 区エ Ⅱ: 低所得者 Ⅱ 4: 低所得 Ⅱ 低所得 Ⅱ( 1) Ⅰ: 低所得者 Ⅰ 3: 低所得 Ⅰ 低所得 Ⅰ( 1) 30: 区オ 1 一般および低所得の方は 高額療養区分は自動で入ります 70 歳以上のレセフ トの特記事項は 高額療養区分に登録されている区分で 自動印字されます 6
NS の場合 70 歳未満 例 : 適用区分 ( イ ) 上限 5,000 円の患者登録 70 歳以上 例 : 適用区分 (Ⅵ) 上限 5,000 円の患者登録 参考 上限額は自己負担上限金額入力画面にて入力します 参考 適用区分と特記事項 所得区分の設定について 指定難病医療受給者証の適用区分特記事項所得区分一般 ア : 上位 1 26: 区アア. 上位 1 70 歳未満 イ : 上位 2 27: 区イ イ. 上位 2 ウ : 一般 1 28: 区ウ ウ. 一般 1 エ : 一般 2 29: 区エ エ. 一般 2 オ : 低所得 30: 区オ オ. 低所得 指定難病医療受給者証の適用区分特記事項所得区分高齢 Ⅵ: 現役並み所得者 26: 区アア. 現役 Ⅲ Ⅴ: 現役並み所得者 27: 区イイ. 現役 Ⅱ 70 歳以上 Ⅳ: 現役並み所得者 28: 区ウ ウ. 現役 Ⅰ Ⅲ: 一般 29: 区エ エ. 一般 Ⅱ: 低所得者 Ⅱ Ⅰ: 低所得者 Ⅰ 30: 区オ オ. 低所得 Ⅱ 7
NEXT の場合 1 主保険の高額欄にて 高額 を選択 2 カーソルが 高額 にある状態で F1 詳細を選択 3 指定難病医療受給者証の適用区分に該当する区分を選択 70 歳未満の場合 70 歳以上の場合 ア ~ オのいずれかを選択します Ⅵ~Ⅰ のいずれかを選択します 4 副保険欄に 54 または 52 の公費番号を入力 自己負担割合は自動で 20%( 主保険の負担割合が 1 割の場合は 10%) と表示されます 5F1 詳細を選択し 受給者証適用区分と月額自己負担上限額を入力 受給者証適用区分 70 歳未満の場合 70 歳以上の場合 但し前期高齢者 1 割 +54 難病の保険の組み合わせの 場合 負担率が自動で 10% と表示されますので自己負担割合を 20 に変更してください 6 難病 小児慢性登録 画面の入力が完了しましたら F8 登録を選択します 7 患者基本登録画面に戻り 負担者 No の右隣に区分と上限額が正しく表示されていることを確認後 F8 登録を選択します 8