目次 1. 調査目的 2. 調査概要 調査結果 (1) テレビ (2) パソコン (3) レコーダー (4) 洗濯乾燥 (5) 暖房機器 (6) 炊飯器 (7) 照明 (8) カーテン (9) シャワー (10) 賃貸物件 (11) 省エネ情報の取得 (12) 現在保有する機器と使用状

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「節電対策パンフレット」(家庭向け)

スライド 1

1 作業実施フローと測定モニター 募集 選定 調査実施 機器設置 測定実施 改正省エネルギー基準地域区分 5 地域 3 4 地域 モニターの選定地域と数 住宅 事業所 合計 12 6 地域 3 2 エネルギー消費状況調査 電気の見える化 パソコンやタブレット上

家庭の中で最も多くの電力を消費するのが電気冷蔵庫 (14.2%) で 家庭全体の電力消費量の約 7 分の 1 を占めています 続いて照明 (13.4%) テレビ (8.9%) エアコン (7.4%) といった順番になっており この 5 種類を合わせると全体の約 44% になります ( 図 ) この中

参考資料1:日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の表示例

表紙(A4)

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全体の結果 合計台数の比較 124 台の合計 1 台当りの平均 (1 週間 ( 円 (kwh (kg-co 2 ( 円 (kwh (kg-co 2 ステップ1 31, , ステップ ステップ2 29, ,321.0

で何らかのガスを使用している方にお聞きします 居室内 ( 台所 洗面所以外の部屋 のガス栓 ( ガスコンセントを含む の設置状況について 次の中から一つ選んでください ガス栓を設置していて 一年間を通してガス機器を接続して使用している 6 ガス栓を設置していて ガス機器を使用

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スライド作成の指針(必修編)

家庭の節電 節電のお願い 2013 年度夏季の節電へのご協力のお願い 2013 年度夏季の電力需給は 2010 年度夏季並の猛暑となるリスクや直近の経済成長の伸び 企業や家庭における節電の定着などを織り込んだ上で 北海道電力管内でも安定供給に最低限必要とされる予備率 3% 以上を確保できる見通しです

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調査項目 属性( 性別 年齢 居住地 未既婚 同居家族の有無 ) 家電製品を購入する際の傾向( 単一回答 ) 家電製品を購入する際の訪問店舗数( 単一回答 ) 家電製品を購入したあとに後悔した経験の有無( 単一回答 ) 後悔したことがある生活 季節家電( 複数選択 ) 後悔したことがある生活 季節家

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

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Transcription:

省エネ行動に関わる単身若年層の生活実態調査 平成 28 年度 公益財団法人東京都環境公社東京都地球温暖化防止活動推進センター 平成 29 年 2 月

目次 1. 調査目的 2. 調査概要 3 3 3. 調査結果 (1) テレビ (2) パソコン (3) レコーダー (4) 洗濯乾燥 (5) 暖房機器 (6) 炊飯器 (7) 照明 (8) カーテン (9) シャワー (10) 賃貸物件 (11) 省エネ情報の取得 (12) 現在保有する機器と使用状況 (13)1 人暮らしの機器の選択 5 7 8 9 10 11 12 14 15 16 18 20 21 4. 考察 提言 23 Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 2

省エネ行動に関わる単身若年層の生活実態調査結果報告書 1. 調査目的 都内のエネルギー消費量は減少傾向にあるが その約 3 割を占める家庭部門は近年減少しているものの 2000 年度比でみると増加しており 家庭部門の省エネ対策が重要である 東京都は 全国と比較して若年単身者が多いという特徴があるが 省エネルギーに関わる単身若年層の生活実態はあまり把握されていない また 若年層の節電行動の実施率は 他の世代に比べて低いという調査結果 *1もある そこで本調査では 都内在住の単身若年層の省エネルギーに関する機器の使い方や選び方などを調査し 行政や団体 企業など省エネを推進 普及広報する立場の方の参考となるよう整理し 単身若年層に対する有効な省エネルギー対策につなげることを目指すものである *1 節電に対する生活者の行動 意識に対する調査 みずほ情報総研株式会社 (2016 年 3 月 ) 2. 調査概要 (1) 調査時期 : 平成 28 年 11 月 (2) 調査対象 : 都内在住 有職者 ( 在宅勤務者を除く ) 単身 賃貸住宅居住 18~34 歳 ( 学生除く ) の男女 (3) 調査方法 : インターネット調査 (4) 回答者の属性 :18~35 歳未満の 600 名 *2 性別 男性 女性 年齢 18-29 歳 30-34 歳 18-29 歳 30-34 歳 回答数 100 200 100 200 割合 (%) 17 33 17 33 合計 600 100 *2 東京都在住者の平均初婚年齢 ( 夫 32.3 歳 ( 全国 31.1 歳 ) 妻 30.5 歳 ( 全国 29.4 歳 )) を参考に対象年齢を設定 ( 平成 26 年東京都人口動態統計年報 ( 確定数 ) のあらまし 東京都 ) (5) 調査項目 1 基礎情報 項目 詳細 性別 年齢 居住地域 職業 住居種類 2 保有機器の状況 3 生活実態 機器の使用状況 4 賃貸物件の状況 5 省エネ情報の取得状況 27 機器の保有 使用状況 テレビ パソコン レコーダー 洗濯乾燥 暖房機器 炊飯器 照明 カーテン シャワー Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 3

調査結果 Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 4

3. 調査結果 テレビ 平均使用時間は 仕事がある日 2.7 時間 ない日 4.7 時間 女性の使用時間が長い テレビの平均使用時間は 仕事がある日は2.7 時間 ない日は4.7 時間であり 仕事がない日に使用時間が増加する 仕事がない日は 10 時間以上使用する人が1(47 478) いる 男女別に比較すると 仕事がある日は 男性 2.3 時間 女性 4.0 時間 仕事がない日は 男性 3.1 時間 女性 5.4 時間と いずれも女性の方が長い 120 100 80 60 40 20 0 51 31 102 39 110 60 2.7h 96 72 4.7h 59 67 46 41 17 44 25 25 5 8 図 1. 使用時間 仕事がある日仕事がない日 9 0 2 47 < 仕事がある日 > 男 女 < 仕事がない日 > 男 女 2.3 3.1 4.0 5.4 ( 平均時間 ) 平均値は 10h 超 の視聴時間を 12 時間として計算 (n=478) ( 男 :n=232) ( 女 :n=246) 仕事がない日に 放送中の番組の視聴 以外の使用割合が高まる テレビの使用目的は 仕事がある日は 放送中の番組の視聴 が 7 割近くであるが 仕事がない日は 録画した番組の視聴 DVD ブルーレイの視聴 の割合が高まる 図 2. テレビの使用目的 仕事がある日 4% 1% 仕事がない日 1% 放送中の番組の視聴 録画した番組の視聴 2 6 31% 5 DVD ブルーレイの視聴テレビゲームその他 (n=478) (n=478) 約 9 割が ながら見 約 9 割がテレビの ながら見 をしており テレビを使用している時間の約 6 割が該当する その理由は 別のことを同時にしながらテレビの情報も得たい が7 と最も割合が高いが 音声を流しておきたい (41%) 習慣 (3) の割合も高い 図 3. テレビの ながら見 図 4. テレビ使用時間の内 ながら見 をしている割合 11% 89% している していない (n=426) 仕事がある日 : 平均 6 ない日: 平均 5 9394 100 仕事がある日 仕事がない日 5 6 55 61 50 50 36 32 37 3335 23 21 26 16 21 22 8 5 11 17 0 92 64 (n=478) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 5

図 5. テレビの ながら見 の理由 限られた時間の中で 別のことを同時にしながらテレビの情報も得たいから 7 テレビの音声を部屋に流していたいから 41% テレビをつけておくのが習慣になっているから 3 テレビの映像を部屋に流していたいから 21% 周囲の生活音をテレビの音でかき消したいから その他 1% (n=426) 約 8 割がテレビの選択に関与 テレビを保有する際 自身が機器の選択に関与したのは 81% 男女別では男性の方が割合が高く 年齢別では 30 歳以上 (8) の方が 30 歳未満 (74%) よりも高い 図 6. 選択の関与 男 8 関与した テレビ (n=495) 関与した関与しなかった 81% 19% 女 < 年齢 > 30 歳未満 30 歳以上 7 74% 8 24% 2 関与しなかった ( 男 :n=243) ( 女 :n=252) (30 歳以上 :n=327) (30 歳未満 :n=168) 選択時に最も重視するのは 機器の値段 電気代 は約 5 割が重視またはやや重視 テレビの選択基準で重視するのは 機器の値段 が最も割合が高く 重視する やや重視する の合計割合が8 サイズ (81%) が二番目に割合が高い 電気代は が 重視する 3 が やや重視する と半分近くが重視している 使いやすさ 操作しやすさ 新しい機種 メーカー 機能が充実 サイズ 機器の値段 電気代 1 1 2 4 54% 3 3 39% 図 7. 選択基準 4 41% 3 3 3 34% 29% 3 19% 4% 1 重視する やや重視する 1 4% どちらともいえない 1 1% あまり重視しな 1% い 重視しない 1 デザイン 1 3 3 (n=401) 約 8 割が輝度調整 省エネモードの設定をしていない 7 がテレビの画面の輝度調整 省エネモードの設定をしていない 図 8. 輝度調整 省エネモードの設定している 2 していない 7 (n=478) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 6

パソコン 平均使用時間は 仕事がある日 2.7 時間 ない日 4.0 時間 男性の使用時間が長い パソコンの平均使用時間は 仕事がある日は 2.7 時間 ない日は 4.0 時間であり 仕事がない日に使用時間が増加する 男女別に比較すると 仕事がある日は 男性 3.0 時間 女性 2.2 時間 仕事がない日は 男性 4.7 時間 女性 3.3 時間と いずれも男性の方が長い 2.7h 図 9. 使用時間 120 100 80 60 40 20 0 106 112 82 61 61 74 65 56 4.0h 47 45 37 27 < 仕事がある日 > 仕事がある日男仕事がない日 女 37 43 < 仕事がない日 > 男 14 18 10 1115 15 3 7 女 2.2 3.0 3.3 4.7 ( 平均時間 ) ( 男 :n=257) ( 女 :n=216) 平均値は 10h 超 の視聴時間を 12 時間として計算 (n=473) 主な使用用途は インターネットが最も多い 図 10. 主な使用用途 パソコンの主な使用用途に順位をつけてもらったところ インターネット を1 位とした人が8 と圧倒的に高い割合である その他 ブルーレイ /DVD CDなどの視聴 ゲーム テレビ番組の視聴 も一定割合いる パソコンの多様な使用方法が確認できる インターネット 仕事 ブルーレイ /DVD CD などの視聴 ゲーム テレビ番組の視聴 通話 ビデオ通話 11% 21% 11% 9% 8 1 1 位 2 位 3 位 その他 (n=473) 約 3 割が長時間パソコンを使用しない場合にシャットダウンをしていない パソコンを概ね 90 分以上使用しない場合 シャットダウンをしないのは 31% 男女別で比較すると 男性 3 女性 2 と男性の方が高い 図 11. シャットダウンの有無 ( 概ね 90 分以上使用しない場合 ) 31% 69% している していない 男 女 6 74% 3 2 している していない (n=473) ( 男 :n=257) ( 女 :n=216) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 7

レコーダー 約 9 割が録画予約機能を使用 30 歳以上の約 2 割は 録画予約をしていないテレビ番組を録画する場合の録画方法は 番組を指定している が7 曜日 時間のみを指定している が19% キーワード機能を使っている が1 となっており 全体の約 9 割が何らかの録画予約機能を使用している 年齢別では 番組を指定している のは 30 歳未満 (9) の方が 30 歳以上 (7) よりも高い 30 歳以上の1 は 録画予約機能を使用しておらず その割合は30 歳未満の割合 4% よりも高い 図 12. 録画方法 番組を指定している 曜日 時間のみを指定している キーワード機能を使っている 19% 1 7 < 年齢 > 番組を指定している 曜日 時間のみを指定している キーワード機能を使っている 19% 19% 1 1 7 30 歳未満 9 録画予約はしていない すべての番組を録画できる機能を利用している 1 録画予約はしていない すべての番組を録画できる機能を利用している 4% 1 30 歳以上 その他 (n=302) その他 (30 歳未満 :n=96) (30 歳以上 :n=206) 約 7 割が録画した番組を見ずに削除することが よくある または たまにある 録画した番組を見ずに削除することが よくある が2 たまにある が5 と 約 7 割を占めている 性別 年齢別による大きな差はみられなかった 図 13. 録画した番組を見ずに削除する頻度 2 2 5 よくあるたまにあるほとんどないない (n=265) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 8

約 4 割が常に乾燥機を使用または部屋干し 洗濯乾燥 44% が 洗濯した衣類を外干しせずに 常時乾燥機を使用するか部屋干しをしている 性別 年齢別による大きな差はみられなかった いつも外干ししている割合は と低い 常時 雨天の日 いつも外干ししている 図 14. 乾燥機または部屋干しの頻度 3 44% 夜間の洗濯時 11% 特定の季節 その他 1% (n=600) 約 1 割が浴室乾燥機を使用 エアコンなどの機器を使用する部屋干しも外干し以外の衣類の乾燥方法は 機器を使用しない部屋干しが6 と最も高い割合 浴室乾燥機の使用が11% 部屋干しをする時にエアコン 除湿機 扇風機を使用する人は それぞれ1 割前後である 浴室乾燥機の使用割合は 女性 (1) の方が男性 () よりも高い 図 15. 衣類の乾かし方 ( 外干し以外 ) 部屋干し ( 乾かすための機器は使用しない ) 浴室乾燥機 部屋干し ( エアコン ) 洗濯乾燥機 ( 洗濯乾燥機能 コインランドリー利用 ) 部屋干し ( 除湿機 ) 1 1 11% 6 部屋干し ( 乾かすための機器は使用しない ) 浴室乾燥機 部屋干し ( エアコン ) 洗濯乾燥機 ( 洗濯乾燥機能 コインランドリー利用含む ) 1 1 1 9% 6 69% 男女 部屋干し ( 扇風機 ) 部屋干し ( 除湿機 ) 浴室換気扇 部屋干し ( 扇風機 ) その他 (n=490) 浴室換気扇 その他 ( 男 :n=238) ( 女 :n=252) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 9

約 7 割が主な暖房機器としてエアコンを使用 暖房機器 主な暖房機器は エアコンが6 と最も多く こたつ 電気ヒーター 電気カーペット と続く 図 16. 主に使用している暖房機器 1% 1% 6 (n=471) エアコン こたつ 電気ヒーター 電気カーペット ガスの暖房機器 灯油の暖房機器 床暖房 ( ガス ) 床暖房 ( 電気 ) その他 エアコンを主な暖房機器として使用する理由のうち 省エネだと思うから は 1 割未満 図 17. 主な暖房機器として使用する理由 エアコンを主な暖房機器として使用する理由は すぐに暖かくなるから が51% と最も高い割合であり 部屋全体を暖めたいから 39% と続く 省エネだと思うから は と少ない 電気ヒーターを使用する理由に 省エネだと思うから を選んだ割合は2 すぐに暖かくなるから 部屋全体を暖めたいから 限られた場所を暖められればよいから 省エネだと思うから 9% 4 39% 34% 2 2 3 51% 54% 安価な機器だったから 足元を暖めたいから 1% 2 エアコン電気ヒーターこたつ 4 空気が乾燥するのが嫌だから 1% 2 その他 1 ( エアコン :n=311) ( 電気ヒーター :n=35) ( こたつ :n=72) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 10

約 2 割が炊飯器でご飯をまとめて炊かない 炊飯機 炊飯器でご飯をまとめ炊きしない割合は 2 男女別で比較すると 男性 3 女性 と男性の方が高い 図 18. 炊飯器のまとめ炊きの有無 2 7 (n=425) しているしていない 男女 6 8 3 している していない ( 男 :n=199) ( 女 :n=226) 約 3 割がまとめ炊きしたご飯をずっと保温したり 冷まさず冷蔵庫または冷凍庫で保存 ご飯をまとめ炊きをする人のうち まとめ炊きをしたご飯の保存方法は 冷ました後 冷蔵庫または冷凍庫で保存 が71% と圧倒的に割合が高い 次いで 冷まさず 冷蔵庫または冷凍庫で保存 1 保温状態にし 食べきるまで炊飯器にいれたままにする 9% 男女別に比較すると 冷ました後 冷蔵庫または冷凍庫で保存 は 男性 6 女性 7 と女性の方が高く 保温状態にし 食べきるまで炊飯器にいれたままにする は 男性 女性 と男性の方が高い 図 19. まとめ炊きしたご飯の保存方法 冷ました後 冷蔵庫または冷凍庫で保存 1% 9% 1 71% (n=328) 冷まさず 冷蔵庫または冷凍庫で保存 保温状態にし 食べきるまで炊飯器にいれたままにする 炊飯器から別の容器に入れ替えて 食べきるまで入れたままにする保温をせず 食べきるまで炊飯器にいれたままにする その他 冷ました後 冷蔵庫または冷凍庫で保存 冷まさず 冷蔵庫または冷凍庫で保存 保温状態にし 食べきるまで炊飯器にいれたままにする 1 19% 6 7 男 女 ( 男 :n=135) ( 女 :n=193) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 11

照明 約 2 割がメイン照明の種類がわからない 女性は 3 割 メイン照明は LED4 蛍光灯 3 白熱電灯 種類が わからない が 1 わからない と回答した割合は 男性 女性 2 と女性の方が高い 間接照明でも同様の傾向であった 図 20. メイン照明の種類 1 3 4 LED 蛍光灯白熱電灯わからない LED 蛍光灯白熱電灯 4 3 41% 34% 男 女 (n=269) わからない 2 ( 男 :n=111) ( 女 :n=158) 19% 3 3 図 21. 間接照明の種類 LED LED 蛍光灯蛍光灯白熱電灯白熱電灯わからない (n=358) わからない 1 1 2 2 39% 34% 3 男 女 ( 男 :n=192) ( 女 :n=166) 照明の選択に関与したのは 男性の方が割合が高い メイン照明を保有する際 自身が選択に関与したのは 5 男女別で比較すると 男性が 61% 女性が 4 と男性の方が高い 年齢別による大きな差はみられなかった 図 22. 選択の関与 メイン照明 (n=269) 関与した 関与しなかった 5 4 男女 4 61% 5 39% 関与した 関与しなかった ( 男 :n=111) ( 女 :n=158) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 12

選択時に最も重視するのは 機器の値段 電気代 は約 6 割が重視またはやや重視 メイン照明の選択基準で重視するのは 機器の値段 が最も割合が高く 重視する やや重視する の合計割合が8 サイズ (7) が二番目に割合が高い 電気代は2 が 重視する 3 が やや重視する と半分以上が重視している 使いやすさ 操作しやすさ 新しい機種 メーカー 機能が充実 サイズ 機器の値段 電気代 2 1 1 1 2 2 29% 5 2 図 23. 選択基準 4 3 3 3 39% 4 2 2 2 1 4% 1 9% 9% 1 3 1 1% 1% 24% 1 重視する やや重視する どちらともいえない あまり重視しない 重視しない デザイン 2 29% 2 1 4% (n=139) メイン照明の選択に関与した人は LED 使用割合が高い メイン照明の選択に関与した人のLED 使用割合は54% 関与しなかった人のLED 使用割合は2 と 関与した人の方がLED 使用割合が高い また 関与しなかった人は 使用しているメイン照明の種類が わからない が2 であった 関与した 関与しなかった 図 24. 関与の有無とメイン照明の種類 2 54% 41% 3 4% 9% 2 LED 蛍光灯 白熱電灯 わからない ( 関与した :n=139) ( 関与しなかった :n=160) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 13

カーテン 約 4 割が冷暖房エネルギーに配慮した適切なカーテンの利用をしていない カーテンの使い方は 冷暖房に関わりなく 昼間開け 夜は閉めている が4 と最も多く 次いで 冷暖房に関わりなく 常時閉めている 3 冷暖房時に関わらず常時開けている が 3 図 25. カーテンの使用方法 4% 4 冷暖房に関わりなく 昼間は開け 夜は閉めている冷暖房に関わりなく 常時閉めている冷暖房に関わりなく 常時開けている冷暖房時に閉めている 冷暖房は使用しない カーテンを持っていない (n=585) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 14

シャワー 冬季は夏季よりもシャワー利用の時間が長い 男性に比べ女性が長い シャワーの平均利用時間は 冬季が 14.2 分 夏季が 12.7 分と 冬季の方が長い 男女別で比較すると 夏季 冬季ともに女性の方が長い 図 26. シャワー利用時間 5 4 3 2 1 平均 夏季 12.7 分 冬季 14.2 分 4 (n=600) 4 夏季 3 冬季 2 11% 1 1 4% 5 分未満 5~10 分 10~20 分 20~30 分 30 分以上 ( 夏季 ) 男 女 ( 冬季 ) 男 女 平均 夏季 : 男性 12.6 分 女性 15.8 分冬季 : 男性 11.4 分 女性 14.0 分 2 29% 4 3 5 4 41% 3 9% 4% 2 4% 5 分未満 5~10 分 10~20 分 20~30 分 30 分以上 平均時間は各選択肢の時間を以下のように設定して算出 5 分未満 :3 分 5-10 分 :7.5 分 10-20 分 :15 分 20-30 分 :25 分 30 分以上 :35 分 約 9 割が節水シャワーヘッドを利用していない 知らない 6 が節水シャワーヘッドを利用しておらず 節水シャワーヘッドを知らない人も 2 いた 性別 年齢別の大きな差はみられなかった 図 27. 節水シャワーヘッドの利用有無 2 利用している 利用していない 6 節水シャワーヘッドを知らない (n=600) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 15

約 3 割が 親が物件選択に関与 賃貸物件 現在住んでいる賃貸住宅の選び方は 親に相談し選んだ が2 親が選んだ が と 約 3 割が親が物件選択に関与している 男女別に比較すると 男性が2 女性が34% と女性の方が高い 年齢別では30 歳未満 (3) の方が 30 歳以上 (2) よりも高い また 親が関与した割合を1 人暮らしを始めた年齢別でみると 18-25 歳が3 26 歳以上が と 1 人暮らしを始めた年齢が低いほど 親の物件関与の割合が高い 図 28. 賃貸物件の選び方 1% 1% 自分一人で選んだ 親と一緒に選んだ 社員寮に住んでいる 男 6 2 4% 自分一人で選んだ 親と一緒に選んだ 2 5 (n=599) 友人 知人と一緒に選んだ 親が選んだ 友人 知人 親戚の物件に住んでいるその他 女 < 年齢 > 30 歳未満 30 歳以上 5 4 64% 31% 3 2 1 社員寮に住んでいる 友人 知人と一緒に選んだ 親が選んだ <1 人暮らしを始めた年齢別 > 自分一人で選んだ ( 男性 :n=299) ( 女性 n:=300) (30 歳未満 n=200) (30 歳以上 n=399) 友人 知人 親戚の物件に住んでいるその他 18-25 歳 5 3 4% 4% 親と一緒に選んだ 社員寮に住んでいる 26 歳以上 7 1 友人 知人と一緒に選んだ 親が選んだ (18-25 歳 n=425) (26 歳以上 n=174) 友人 知人 親戚の物件に住んでいるその他 Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 16

不動産会社から情報提供された項目は 重視またはやや重視 物件選択時に 不動産会社から提供された情報は 多い順に バストイレ別かどうか 4 エアコンが付いているかどうか 3 日当たりの良さ 2 である 浴室乾燥機が付いているかどうか 温水洗浄便座が付いているかどうか もそれぞれ9% と続く 省エネに関わる情報提供は エアコンの省エネ性能 給湯器の省エネ性能 住宅の断熱性の高さ 日射遮へい対策 LED 照明の設置状況 と いずれも低い 情報提供された項目はいずれも選択時の重視度が高く 省エネに関わる情報の重視度は 情報提供がない場合は1 割前後であるが 情報提供があった場合 エアコンの省エネ性能 給湯器の省エネ性能 住宅の断熱性能の高さ の重視度は約 6 割に 日射遮へい対策 LED 照明の設置状況 は3 割前後であった < 情報提供項目 > 図 29. 不動産会社からの情報提供項目と重視度 < 情報提供項目の重視度 > ( 重視する + やや重視する ) バス トイレ別かどうか エアコンが付いているかどうか 日当たりの良さ 浴室乾燥機が付いているかどうか 温水洗浄便座が付いているかどうか 風通しの良さ 風呂の追い焚き機能があるかどうか エアコンの省エネ性能 給湯器の省エネ性能 住宅の断熱性能の高さ 日射遮へい対策 LED 照明の設置状況 覚えていない 説明を受けていない 9% 9% 4 3 2 (n=600) 41% バス トイレ別かどうか エアコンが付いているかどうか 日当たりの良さ 浴室乾燥機が付いているかどうか 温水洗浄便座が付いているかどうか 風通しの良さ 風呂の追い焚き機能があるかどうか エアコンの省エネ性能 給湯器の省エネ性能 住宅の断熱性能の高さ 日射遮へい対策 LED 照明の設置状況 11% 1 1 9% 1 2 1 1 24% 4 4 3 4 3 49% 4 5 5 5 6 8 79% 8 情報提供ありの重視度 情報提供なしの重視度 Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 17

省エネ情報の取得 約 8 割が最近 1 年間に省エネ情報を得ていない 最近 1 年間で省エネの情報を得ていないのは 8 男女別で比較すると 男性 79% 女性 8 と女性の方が高い 図 30. 最近 1 年間で省エネ情報取得の有無 8 1 得た 得ていない 男女 21% 1 79% 8 得た 得ていない ( 男性 :n=300) ( 女性 :n=300) (n=600) 省エネ情報の取得源は 男女とも メーカー公式ホームページ の割合が最も高い 最近 1 年間に得た省エネ情報の取得源は メーカー公式ホームページ が4 と最も多く ニュースサイト 39% テレビ 3 と続く 男女別で比較すると メーカー公式ホームページ が男性 5 女性 4 ニュースサイト が男性 4 女性 3 テレビ が男性 3 女性 3 と差がある インターネット ( メーカーの公式ホームページ ) インターネット ( ニュースサイト ) テレビ インターネット (Q&A コミュニティ ) インターネット ( ブログ SNS Twitter) インターネット ( 商品比較サイト ) 雑誌 インターネット ( オンラインショップ商品情報 レビュー ) 友人 知人から インターネット ( メールマガジン ) 職場 自治体の広報誌 自治体のセミナー イベント 図 31. 最近 1 年間の省エネ情報の取得源 (A) 1 1 1 1 2 2 39% 3 4 インターネット ( メーカーの公式ホームページ ) インターネット ( ニュースサイト ) テレビ インターネット (Q&A コミュニティ ) インターネット ( ブログ SNS Twitter) インターネット ( 商品比較サイト ) 雑誌 インターネット ( オンラインショップ商品情報 レビュー ) 友人 知人から インターネット ( メールマガジン ) 職場 自治体の広報誌 自治体のセミナー イベント (n=104) 1 1 9% 1 1 1 4 3 3 3 2 2 2 2 5 4 男性 女性 ( 男性 :n=64) ( 女性 :n=40) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 18

最も印象に残った省エネ情報の取得源は 男性 メーカー公式ホームヘ ーシ 女性 ニュースサイト 最も印象に残った省エネ情報の取得源は メーカー公式ホームページ が6 ニュースサイト が51% テレビ 友人 知人から が同率の5 男女別で比較すると 男性は メーカー公式ホームページ 7 テレビ 4 ニュースサイト 41% の順であったが 女性は ニュースサイト 友人 知人から が同率の7 次いで ブログ SNS Twitter 6 であった 図 32. 最も印象に残った省エネ情報の取得源 図 31. 最近 1 年間の省エネ情報の取得源 ( 複数回答 )(A) の中から 最も印象に残った取得源 (B) を 1つ選択してもらい B Aで算出 インターネット ( メーカーの公式ホームページ ) インターネット ( ニュースサイト ) テレビ インターネット (Q&A コミュニティ ) インターネット ( ブログ SNS Twitter) インターネット ( 商品比較サイト ) 雑誌 インターネット ( オンラインショップの商品情報 レビュー ) 友人 知人から インターネット ( メールマガジン ) 職場 自治体の広報誌 自治体のセミナー イベント 21% 29% 2 4 51% 5 5 6 (n=104) インターネット ( メーカーの公式ホームページ ) インターネット ( ニュースサイト ) テレビ インターネット (Q&A コミュニティ ) インターネット ( ブログ SNS Twitter) インターネット ( 商品比較サイト ) 雑誌 インターネット ( オンラインショップ商品情報 レビュー ) 友人 知人から インターネット ( メールマガジン ) 職場 自治体の広報誌 自治体のセミナー イベント 3 2 3 2 1 2 2 3 3 5 41% 3 4 6 6 7 7 男性 女性 7 ( 男性 :n=64) ( 女性 :n=40) Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 19

現在保有する機器と使用状況 保有しているが使用していない機器は 上位から扇風機 炊飯器 パソコン エアコン 7 割以上が保有している機器は 冷蔵庫 89% 電子レンジ 8 炊飯器 7 エアコン 7 洗濯機 7 テレビ 7 パソコン ( ノート型 )7 である 電気ケトルやブルーレイ /DVD レコーダーも 5 割近くが保有している 保有割合が 4 以上の機器の使用割合をみると 扇風機が最も低く 炊飯器 パソコン ( ノート型 ) エアコンと続くがいずれも 8 以上の使用率である 冷蔵庫 電子レンジ 炊飯器 エアコン 洗濯機 テレビ パソコン ( ノート型 ) 掃除機 扇風機 電気ケトル メインの照明 ブルーレイ /DVD プレーヤー レコーダー パソコン ( デスクトップ型 ) こたつ テレビ ( 録画機能付き ) タブレット端末 ( スマートフォン除く ) 空気清浄器 洗濯機 ( 乾燥機能付き ) 電気ヒーター 温水洗浄便座 浴室乾燥機 IH クッキングヒーター 電気カーペット 灯油の暖房機器 ガスの暖房機器 床暖房 ( ガス ) 床暖房 ( 電気 ) 上記機器は全て保有 使用していない 図 33. 機器の保有割合と使用割合 ( 直近 1 年間での使用有無 ) < 保有割合が4 以上の機器の使用割合 >( 使用数 保有数 ) 89% 8 冷蔵庫 91% 8 8 電子レンジ 91% 7 71% 炊飯器 8 7 7 エアコン 89% 7 71% 洗濯機 9 6 5 4 41% 4 41% 4 4 44% 41% 2 2 2 1 保有している 2 1 使用している 2 1 2 1 1 1 1 1 1 1 11% 1% 1% 1% 1% 7 7 7 64% (n=600) テレビ パソコン ( ノート型 ) 掃除機 扇風機 電気ケトル メインの照明 ブルーレイ /DVD プレーヤー レコーダー 8 8 9 89% (n=600) 9 9 91% Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 20

約 7 割が 25 歳までに 1 人暮らしを始めている 1 人暮らしの機器の選択 1 人暮らしを始めた年齢は 18 歳未満が 18~21 歳が 4 22~25 歳 2 と 約 7 割が 25 歳までに 1 人暮らしを始めている 図 34.1 人暮らしを始めた年齢 1 2 4 18 歳未満 18~21 歳 22~25 歳 26~29 歳 30 歳以上 (n=600) 衣 食に関する機器の購入割合が高い 1 人暮らしを始める際に購入した機器は 電子レンジが69% 冷蔵庫が6 洗濯機が64% 炊飯器が5 と衣食に関する機器の購入割合が高い 男女別で比較すると割合の差が1 以上ある機器は 電気ケトル 冷蔵庫である 電子レンジ冷蔵庫洗濯機炊飯器テレビ掃除機パソコン ( ノート型 ) 電気ケトル扇風機ブルーレイ /DVDプレーヤー レコーダーテレビ ( 録画機能付き ) こたつ洗濯機 ( 乾燥機能付き ) パソコン ( デスクトップ型 ) エアコン空気清浄器メインの照明電気ヒーター電気カーペット IHクッキングヒータータブレット端末 ( スマートフォン除く ) 灯油の暖房機器浴室乾燥機温水洗浄便座床暖房 ( ガス ) ガスの暖房機器床暖房 ( 電気 ) 何も購入していない 図 35.1 人暮らしを始める際に購入した機器 69% 6 64% 5 54% 3 2 1 1 1 9% 4% (n=600) 1% 1 ( 冷蔵庫 ) 男 女 ( 電気ケトル ) 男女 1 24% 61% 7 Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 21

機器購入に親が関与する割合は 減少傾向機器を購入する際に 親が関与した割合 ( 親に相談し選んだ 親が選んだ の合計割合) が高い機器は こたつ5 炊飯器 4 冷蔵庫 41% と続き 販売店で一人で選んだ割合が高い機器は 空気清浄器 4 ブルーレイ/DVDプレーヤー レコーダー 41% と続く インターネットを参考にし選んだケースは どの機器も1 割前後と低い 年齢別では 25 歳以下で1 人暮らしを始めた人は 全ての機器で親の関与する割合が4 以上 26 歳以上は 2 前後 1 人暮らしを始めた時期で比較すると どの機器も1 人暮らしを始めたのが 2012-2016 年 の人は 他の時期に比べ親の関与が低くなっている傾向がある 図 36.1 人暮らしを始めた時に購入した機器の選び方 電子レンジ 2 1 3 冷蔵庫 2 1 31% 親に相談し選んだ 洗濯機 2 1 3 炊飯器 29% 1 11% 3 親が選んだ テレビ掃除機 2 2 11% 1 34% 3 9% 販売店の店員に相談し選んだ パソコン ( ノート型 ) 電気ケトル 2 2 1 1 34% 3 販売店で一人で選んだ 扇風機 1 1 9% 4 友人 知人に相談し選んだ ブルーレイ /DVD プレーヤー レコーダー テレビ ( 録画機能付き ) こたつ 洗濯機 ( 乾燥機能付き ) 1 3 2 21% 1 9% 2 19% 41% 3 2 3 9% 11% 11% インターネット ( オンラインショップの商品情報 口コミレビュー ) を参考に自分で選んだ インターネット ( 商品比較サイト ) を参考に自分で選んだ パソコン ( デスクトップ型 ) エアコン 空気清浄器 1 2 2 11% 1 4 4 44% インターネット ( メーカーの公式ホームページ ) を参考に自分で選んだ その他 メインの照明 3 11% 3 電気ヒーター 電気カーペット 11% 21% 11% 2 3 2 1 (n=540) <1 人暮らしを始めた年齢別 > 図 37. 親が関与する割合 ( 親が選んだ + 親に相談した ) <1 人暮らしを始めた時期別 > 電子レンジ冷蔵庫洗濯機炊飯器テレビ 24% 2 2 2 2 4 4 4 5 4 18-25 歳 26 歳以上 電子レンジ 冷蔵庫 洗濯機 炊飯器 テレビ 4 4 41% 1998-2001 年 2 4 2002-2006 年 44% 4 29% 2007-2011 年 4 2012-2016 年 4 4 2 5 5 4 2 3 4 3 3 Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 22

4. 考察 提言 調査結果を踏まえ 単身若年層の省エネルギーに関する機器の使い方や選び方について考察し 省エネルギーにつながる対策について以下の通りまとめる 単身若年層のライフスタイルを考慮した より実態に即した 省エネ情報 の提供が必要である テレビ テレビの ながら見 をしているのは約 9 割 テレビを見ている時間の約 6 割が該当する 画面の輝度調整や省エネモード設定は 約 8 割が実施していない テレビをつけていても省エネになる取組みの認知度を向上させ 設定方法についての情報提供が必要である 無操作自動オフ機能 ( 一定時間操作が無い場合 電源をオフする機能 ) や映像オフ機能 ( 画面に映像が出ず音だけが出る機能 ) の使用は ながら見 の削減につながる可能性がある テレビの平均使用時間は 仕事がある日 2.7 時間 ない日 4.7 時間と仕事がない日に長くなる傾向がある テレビは 都内の家庭で 1 年間に使用する電気消費量が 4 番目に多く ( 図 38) テレビの選択基準で最も重視することは 機器の値段であることから 購入後のコストである電気代も含めた金額を考慮した普及広報が必要である 図 38. 都における家庭部門の電気消費量の機器別割合 (2014 年度速報値 ) ( 出典 ) 都における最終エネルギー消費及び温室効果ガス排出量総合調査 (2014 年度速報値 ) < 参考 > テレビの明るさを抑える ことにより 1 年間で27.1kWhの省エネ 約 700 円の節約になる テレビ ( 液晶 32V 型 ) の画面の輝度を ( 最大 中央 ) に調整した場合 テレビをつけている時間を1 日 1 時間減らす ことにより 1 年間で16.8kWhの省エネ 約 440 円の節約になる 液晶テレビ32V 型の場合 ( 出典 ) 東京都 家庭の省エネハンドブック 2016 パソコン 長時間パソコンを使用しないときに 約 3 割がシャットダウンをしていない スリープ状態でかかる電気代やどれくらいの時間使用しないときにシャットダウンするのが省エネにつながるのかについての普及広報が必要である < 参考 > 90 分超使わない場合は スリープ 状態にしておくよりも シャットダウンし再度起動する方が消費電力量が少ない ( 出典 )Microsoft HP https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/guide/setsuden02.aspx Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 23

レコーダー 大部分の人が録画予約機能を使用し 番組を指定を指定しない録画方法 ( キーワード機能を使った録画や曜日 時間のみを指定した録画 ) で録画をしている人がそれぞれ約 2 割おり これらの人は見ずに消す番組が多くなる可能性が高い 録画した番組を見ずに消すことで 電気の無駄使いにつながることを具体的な数字を示して広報していく必要がある ( 例 :1 時間の録画で約 0.65 円かかる レコーダー録画作動時の消費電力量 25W 26.00 円 /kwhの場合) 見ずに削除した番組が定期的に画面上に通知される機能があれば 無駄使いへの気づきにつながる可能性もある 洗濯乾燥 洗濯後の衣類を いつも外干ししている割合は と低い 不在にする時間が長いことや防犯上の理由 花粉などのアレルギー対策 高層階での外干しの制約といった理由も考えられる 浴室乾燥機を使用する人や部屋干しをする時にエアコン 除湿機 扇風機を使用する人がそれぞれ約 1 割いることから 機器の使用時間が短くなるような干し方や機器の効果的な活用方法について情報提供が必要である < 参考 > 家電を使った場合の洗濯物乾燥の時間とコスト ( 出典 ) 東京電力株式会社 HP 梅雨時の洗濯乾燥に関する調査 ( 平成 22 年 5 月 25 日 ) http://www.tepco.co.jp/cc/press/10052501-j.html http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu10_j/images/100525b.pdf( 別紙 2) 暖房機器 主な暖房機器は エアコン (6) こたつ () 電気ヒーター () で 9 割を占める これらの機器を使う理由として 省エネだと思うから を選んだ割合は エアコンは 1 割未満 電気ヒーター約 3 割であった エアコンが省エネ性能に優れた暖房機器であること 電気ヒーターなど電熱で暖める機器は消費電力が大きいことについて情報提供が必要である エアコンは賃貸住宅に備付けの場合も多い エアコンの省エネ性能は 不動産会社からの情報提供によって 賃貸物件を選ぶ際の重視度が上がることから 不動産会社からの情報提供も重要である 炊飯器 ご飯のまとめ炊きは 8 割近くが実施をしているものの そのうち約 3 割は ずっと保温したままであったり 冷まさず冷蔵庫または冷凍庫へ保存している まとめ炊きによる省エネ効果や 省エネに配慮した保存方法についての情報提供が必要である < 参考 > ご飯を炊飯器で保温するのは4 時間までが目安 4 時間保温するときの消費電力量よりも 電子レンジで温め直すときの消費電力量の方が少ない また 約 7~8 時間保温するよりも 2 回に分けて炊いた方が消費電力が少ない ( 出典 ) 資源エネルギー庁 家庭の省エネ徹底ガイド Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 24

照明 メイン照明の選択基準で最も重視することは 機器の値段である 照明は 都内の家庭で1 年間に使用する電気消費量が最も多く ( 図 38) 購入後のコストである電気代も含めた金額や機器の寿命も考慮した機器選択について普及広報をする必要がある カーテン カーテンは約 3 割が常時閉めており プライバシーや防犯上の理由等も想定される カーテンを効果的に使用することで冷暖房エネルギーの削減につながることが十分に周知されておらず 省エネ効果の高いカーテンの使い方について普及広報をする必要がある シャワー 節水シャワーヘッドを利用していない または知らない割合は 約 9 割と高い 節水シャワーヘッド自体の認知を向上させるとともに 利用による省エネ効果に関する情報提供が必要である < 参考 > 都内の家庭で1 年間に使用するエネルギーのうち 給湯用エネルギーは 3 割以上を占める ( 図 39) 図 39. 都における家庭部門のエネルギー消費量の用途別割合 (2014 年度速報値 ) ( 出典 ) 都における最終エネルギー消費及び温室効果ガス排出量総合調査 (2014 年度速報値 ) 節水シャワーヘッドを利用する ことにより 約 2~3 割の節湯になる シャワーの水量は 1 分間で約 12 リットル 1 回 5 分のシャワーを 3 回使うと約 180 リットル おおよそ浴槽一杯 ( 約 200 リットル ) に相当する 節水シャワーヘッドは 手元で水を止めるスイッチがついているもの 穴を小さくして水圧を上げ少ない水量でも浴び心地を同じにしたものなど 色々な種類が販売されている 賃貸物件 賃貸物件選択時に 不動産会社から省エネに関する情報提供が行われる割合は低いが 不動産会社から情報提供があった場合の重視度は高まる 省エネ性能の高い物件選択を促すためには 不動産会社の果たす役割は重要である また 賃貸物件選択時に親が選択に関与するのは約 3 割で 1 人暮らしを始めた年齢が低い程割合は高くなる傾向があることを踏まえ 親世代に対しても省エネ性能の高い物件のメリットについての普及広報が必要である Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 25

省エネ情報 最近 1 年間に家庭の省エネ方法に関する情報取得を行った割合は約 2 割であり 情報源はインターネット関連が大半を占める 取得した情報の中で最も印象に残った省エネ情報は 男性は メーカー公式ホームページ テレビ ニュースサイトが高い割合を占めるが 女性は ニュースサイト 友人 知人から インターネット ( ブログ SNS Twitter) が高い割合を占める 情報の受け手に合わせた効果的な媒体を活用する必要がある 1 人暮らしの機器の選択 約 3 割近くは機器選択に親が関与している 賃貸物件選択と同様に親世代に対する普及広報も重要である 一方 1 人暮らしを始めた時期が2012-2016 年の人は それ以前の時期に始めた人に比べ機器選択に親が関与する割合が低い インターネットの普及により インターネット情報などを参考に自身で機器を選択することが増えている可能性が要因として考えられる インターネットを利用した省エネ性能の高い機器についての情報提供も重要である 以上 Tokyo Metropolitan Center for Climate Change Actions All Rights Reserved. 26