中小企業の雇用・賃金に関する調査結果(全国中小企業動向調査(中小企業編)2015年10-12月期特別調査)

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目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営


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第 10 表 産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 規模 5 人以上 TL 調査産業計 年次及び月次 平成 17 年 313, , ,854 50, , ,534 61, , ,321 36,193 平

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製造業 食料品製造業 畜産食料品製造業

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

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中途採用実態調査(2018年上半期実績、2019年度見通し)

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

平成22年7月30日

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平成22年7月30日

ワークス採用見通し調査

新規文書1

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

3 地域別の業種リストを確認 対象業種の判断は 日本標準産業分類のに基づいて行われます 経営力向上計画の 2 事業分野と事業分野別指針 欄の 事業分野 ( ) が 次ページ以降の7 都府県別の業種リストにおける対象業種 ( ) に該当するかどうかを確認して下さい 経営力向上計画の 事業分野 ( )

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30付属統計表(全体)

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「平成20年夏季ボーナス支給予定に関するアンケート調査」集計結果

< 業種別 > D.I. 2 製造業主要判断 D.I. の推移 製造業 30/ /9 見込 /12 予想 < 製造業 > 当期 は 24.5( 前期比 +0.8) と景況感は横ばいであった

平成10年7月8日

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

2018年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

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企業経営動向調査0908

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Ⅰ 調査目的 中小企業で外国人労働者を雇用する例が広くみられるようになっている 背景には生産年齢人口の減少だけではなく 海外展開や訪日観光客の受け入れといった中小企業経営の国際化もある 人手不足への対応として導入が進んだ外国人労働者であるが しだいに企業の成長や事業展開に欠かせなくなってきていると考

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農業法人等における雇用に関する調査結果

景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

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健康保険・船員保険          被保険者実態調査報告

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1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

2. 中途採用をしたことがあるか 中途採用をしたことがある企業は 全体の 95% で あった 調査対象を 右表の 7 つの業種グループに 分類してそれぞれの傾向を分析すると 建設業 運 輸業 サービス業ではすべての企業が中途採用をし たことがあると回答した その他の業種グループで も 9 割前後の企

製造業3. 東北の産業構造 ( 製造業 ) (1) 製造業 1 概況 製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% の増加 平成 26 年の東北地域の製造品出荷額等は 16 兆 7,600 億円で前年比 6.2% と3 年連続の増加となった また 全国に占める割合は5.5% と前年


厚生労働省発表

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2010 年 12 月環境経済観測調査統計表 目次 ページ 表 1(1) 主業別 資本金別対象企業数及び回答率 1 表 1(2) 主業別 資本金別回答企業数及び構成比 1 表 2-1 我が国の環境ビジネス全体の業況 資本金別 主業別 2 表 2-2 発展していると考える環境ビジネス 資本金別 主業別

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スライド 1

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2016 年 12 月 28 日日本政策金融公庫総合研究所 新規開業パネル調査 ~ アンケート結果の概要 ~ Ⅰ 調査の目的と実施要領 調査目的 実

28付属統計表(全体)

(2) 直接的な被害 影響の内容第 図および第 表は 直接的な被害 影響を受けた事業所の具体的な被害 影響の内容を示したものである 全体では 支店 営業店 倉庫 工場等の損壊 が 51.8% で最も多く 商品 仕掛品 原材料等の損壊 が 23.5% となっている 産業分類別で

目次 〇調査要領〇調査回答企業の属性〇調査結果 1. 賃上げ動向 2. 賃上げを行う理由 3. 賃上げを行わない理由 4. 非正規雇用の状況 P.1 P.2 P.3 P.11 P.18 P.21 調査要領 1. 調査目的 内容〇調査目的中小企業の賃金動向に関する調査〇調査内容 1. 賃上げ動向 1-

調査要領 1. 調査の目的 : 人口減少による労働力不足が懸念されるなかで 昨年 4 月には女性活躍推進法 ( 正式名称 : 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ) が施行されるなど 女性の社会進出がさらに進むことが期待されている そこで 女性の活躍に向けた取り組み状況について調査を実施す

企業物流短期動向調査 ( 日通総研短観 ) 調査結果 ( 抜粋 ) (2008 年 9 月調査 ) 2008 年 10 月 株式会社日通総合研究所 ホームページはこちら

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平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

社団法人日本生産技能労務協会

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

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滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

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1 教育研修費用総額と従業員 1 人当たりの教育研修費用 (1)1 社当たりの教育研修費用総額 1 社当たりの教育研修費用総額は 2014 年度は予算額 5,458 万円 ( 前回調査 5,410 万円 ) 同実績額 4,533 万円 ( 同 4,566 万円 ) であり 2015 年度は予算額 5

Ⅲ.2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要について 2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要については 増加する が 2 割台半ば (26. 4%) 資金需要の中身は 消費増税後の需要減退 ( 売上減少 ) への備え 消費税の納税資金の増加 がともに半数超 (50.6%) で最多 消費

29付属統計表(全体)

製造業 ページ 303 調査対象数 1,695 調査対象数 1,541 調査対象数 971 調査対象数 464 総資本経常利益率 (%) 自己資本経常利益率 (%)

2. 利益剰余金 ( 内部留保 ) 中部の 1 企業当たりの利益剰余金を見ると 製造業 非製造業ともに平成 24 年度以降増加傾向となっており 平成 27 年度は 過去 10 年間で最高額となっている 全国と比較すると 全産業及び製造業は 過去 10 年間全国を上回った状況が続いているものの 非製造

42

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質問1

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Transcription:

ニュースリリース 2 年連続で中小企業の半数が正社員の給与水準を引き上げ ~ 自社の業績が改善 を上昇理由に挙げる企業が 4 割存在 ~ 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 ( 中小企業編 )2015 年 10-12 月期特別調査 ) 2 0 1 6 年 2 月 2 9 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 雇用 2015 年 12 月において 正社員が 不足 と回答した企業割合は 全業種計で 45.4% となり 前年同月 (44.3%) から 1.1 ポイント上昇した 適正 は 45.1% 過剰 は 9.5% となった 2015 年に正社員数を前年から させた企業割合は 30.9% 減少 させた割合は 18.0% となった と比べると は 7.4 ポイント低下 減少 は 0.4 ポイント上昇した 一方 した企業の 50.3% 減少 した企業の 61.2% が正社員が 不足 と回答しており 必要な従業員を雇用できていない企業が多く存在することがうかがえる 賃金 2015 年に正社員の給与水準を前年から 上昇 させた企業割合は 50.4% となり 2 年連続で 50% 超となった 上昇の背景をみると 自社の業績が改善 (45.3%) の割合が最も高く 次いで 採用が困難 (14.0%) となっている 2016 年については 43.9% の企業が 上昇 させると回答しており 特に正社員が 不足 している企業でその割合は高い 2015 年の賞与 ( 支給月数 ) を前年から させた企業割合は 33.1% となり 前年から 2.6 ポイント低下した 2015 年 12 月の賃金総額が 前年比で と回答した企業割合は 54.3% 減少 は 9.5% となっている 2016 年については 48.6% の企業が 4.3% が 減少 を見込んでいる < お問い合わせ先 > 日本政策金融公庫総合研究所中小企業研究第一グループ Tel:03-3270-1703( 担当 : 金子 神谷 ) 100-0004 東京都千代田区大手町 1-9-4 大手町フィナンシャルシティノースタワー

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 12 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 ) 取引先 12,800 社 有効回答数 5,060 社 [ 回答率 39.5 %] < 業種構成 > 調査対象有効回答数 5,278 社 2,146 社 ( 構成比 42.4 % ) 25 社 10 社 ( 同 0.2 % ) 1,028 社 483 社 ( 同 9.5 % ) 672 社 284 社 ( 同 5.6 % ) 143 社 58 社 ( 同 1.1 % ) 83 社 36 社 ( 同 0.7 % ) 251 社 82 社 ( 同 1.6 % ) 19 社 10 社 ( 同 0.2 % ) 867 社 265 社 ( 同 5.2 % ) 491 社 170 社 ( 同 3.4 % ) 1,803 社 722 社 ( 同 14.3 % ) 966 社 362 社 ( 同 7.2 % ) 1,174 社 432 社 ( 同 8.5 % ) ( 参 考 ) 資本金 100 万 円 未 満 36 社 ( 構成比 0.7 % ) 同 100 万 ~ 300 万円未満 64 社 ( 同 1.3 % ) 同 300 万 ~ 1,000 万円未満 399 社 ( 同 7.9 % ) 同 1,000 万 ~5,000 万円未満 3,341 社 ( 同 66.0 % ) 同 5,000 万 ~ 1 億円未満 959 社 ( 同 19.0 % ) 同 1 億 ~ 3 億円未満 206 社 ( 同 4.1 % ) 同 3 億 円 以 上 55 社 ( 同 1.1 % )

Ⅰ 雇用 Ⅰ-1 従業員の過不足感 2015 年 12 月における正社員の過不足感をみると 全業種計で 不足 との回答割合が 45.4% となった 適正 とした回答は 45.1% 過剰 は 9.5% となっている 不足 の割合は と比べて 1.1 ポイント上昇した 業種別では 宿泊 飲食サービス業 (74.5%) 運送業 ( 除水運 ) (72.3%) などで 不足 と回答した割合が高い 非正社員の過不足感をみると 全業種計で 33.5% の企業が 不足 と回答しており と比べて 4.1 ポイント上昇した 業種別では 宿泊 飲食サービス業 (77.3%) 小売業 (46.7%) などで高い割合となっている 図 -1 従業員の過不足感 正社員 (1) 全業種計 (n=4,539) (n=3,208) 不足 適正 過剰 44.3 45.4 45.6 45.1 10.1 9.5 非正社員 (1) 全業種計 (n=3,231) (n=2,669) 不足 適正 過剰 29.4 33.5 63.7 60.1 6.9 6.4 (2) 業種別 ( ) 不足適正過剰 製造業 (n=1,439) 40.4 47.8 11.8 (2) 業種別 ( ) 不足 適正 過剰 製造業 (n=1,243) 29.2 62.7 8.1 非製造業 (n=1,769) 49.4 43.0 7.6 非製造業 (n=1,426) 37.3 57.8 4.9 建設業 (n=310) 6 32.3 7.7 建設業 (n=226) 32.7 63.3 4.0 運送業 ( 除水運 )(n=191) 72.3 25.7 2.1 運送業 ( 除水運 )(n=152) 40.8 55.9 3.3 水運業 (n=32) 31.3 62.5 6.3 水運業 (n=20) 25.0 75.0 倉庫業 (n=30) 5 5 倉庫業 (n=27) 44.4 48.1 7.4 情報通信業 (n=55) 61.8 25.5 12.7 情報通信業 (n=49) 32.7 61.2 6.1 不動産業 (n=131) 26.7 69.5 3.8 不動産業 (n=93) 25.8 68.8 5.4 宿泊 飲食サービス業 (n=98) 74.5 22.4 3.1 宿泊 飲食サービス業 (n=97) 77.3 17.5 5.2 卸売業 (n=430) 36.3 52.1 11.6 卸売業 (n=330) 24.2 7 5.8 小売業 (n=221) 48.0 43.9 8.1 小売業 (n=199) 46.7 46.7 6.5 サービス業 (n=259) 44.8 47.1 8.1 サービス業 (n=225) 40.4 55.6 4.0 ( 注 ) 各年 12 月中旬の従業員数に対する 現在の仕事量やその見通しからみた過不足感 - 1 -

Ⅰ-2 人手不足の影響と対応 人手不足の影響についてみると 製造業では 残業代 外注費等のコストがし 利益が減少 (36.3%) と回答した企業割合が最も高く 次いで 納期の長期化 遅延の発生 (24.5%) 売上機会を逸失 (21.1%) となっている 非製造業では 売上機会を逸失 (46.5%) が最も高い割合となり 製造業を大きく上回っている 人手不足への対応についてみると 製造業では 残業を (54.3%) が最も高く 次いで 従業員の多能工化 (42.3%) となっている 非製造業では 残業を (33.3%) は製造業に比べて低く 従業員の多能工化 (45.4%) 業務の一部を外注化 (38.7%) 業務プロセス改善による効率化 (21.6%) が製造業より高くなっている 図 -2 人手不足の影響 図 -3 人手不足への対応 売上機会を逸失 残業代 外注費等のコストがし 利益が減少 納期の長期化 遅延の発生 残業代 外注費等のコスト分を価格転嫁したことで売上が減少 0.3 0.3 0.3 8.3 15.0 21.1 28.0 22.2 24.5 36.0 36.3 46.5 従業員の多能工化残業を業務の一部を外注化 44.1 42.3 45.4 42.0 33.3 34.7 29.1 38.7 54.3 その他 特になし 4.9 3.7 5.8 15.8 14.2 16.9 全業種計 (n=1,630) 製造業 (n=678) 非製造業 (n=952) 0 10 20 30 40 50 60 (%) ( 注 ) 図 -1で正社員もしくは非正社員が 不足 と回答した企業に対して質問したもの 業務プロセス改善による効率化 設備導入による省力化 19.9 17.6 21.6 11.6 18.9 6.4 全業種計 (n=1,627) 製造業 (n=676) 非製造業 (n=951) < 参考 > 業種別にみた人手不足の影響 ( 上位 5 業種 ) (1) 売上機会を逸失 (2) 残業代 外注費等のコストがし 利益が減少 建設業 59.7 倉庫業 70.6 運送業 ( 除水運 ) 57.7 飲食料品製造業 48.6 情報通信業 55.6 紙 紙加工品製造業 48.0 小売業 51.9 輸送用機械製造業 43.5 宿泊 飲食サービス業 43.8 印刷 同関連業 42.1 ( 注 ) 回答企業数が 5 社未満の業種を除く ( 以下同じ ) - 2 - その他 4.9 3.0 6.2 0 10 20 30 40 50 60 70 ( 注 ) 1 図 -2 の ( 注 ) に同じ 2 複数回答 ( 最大二つまで ) のため 合計は 100% を超える (%)

Ⅰ-3 従業員数の増減 2015 年の正社員数の増減をみると 全業種計で 変わらない と回答した企業割合が 51.1% と最も高くなった と回答した企業は 30.9% となり (38.3%) と比べて 7.4 ポイント低下した また 減少 は 18.0% となった 正社員数の増減実績別の過不足感をみると と回答した企業の 50.3% 減少 と回答した企業の 61.2% が 不足 と回答しており 必要な従業員を雇用できていない企業が多く存在することがうかがえる 2016 年見通しをみると と回答した企業割合は 35.1% となり 減少 (6.3%) を上回っている 図 -4 正社員数の増減 ( 全業種計 ) 2013 年実績 (n=6,174) (n=4,545) 31.5 38.3 51.4 44.2 変わらない減少 17.1 17.6 < 参考 2> 業種別 ( ) 変わらない 減少 製造業 (n=2,137) 非製造業 (n=2,899) 建設業 (n=481) 32.3 29.9 37.6 49.6 52.3 43.5 18.1 17.9 18.9 (n=5,036) 2016 年見通し (n=4,903) 30.9 35.1 51.1 58.6 18.0 6.3 運送業 ( 除水運 )(n=284) 水運業 (n=58) 26.4 22.4 45.1 67.2 28.5 10.3 ( 参考 ) 2014 年調査における 2015 年見通し (n=4,571) 37.9 52.4 不明 7.1 2.6 倉庫業 (n=36) 情報通信業 (n=82) 不動産業 (n=256) 10.5 38.9 5 38.9 32.9 80.9 22.2 17.1 8.6 ( 注 ) 実績は当該年 12 月 見通しは翌年 12 月における従業員数の増減を それぞれ前年同月比で質問したもの < 参考 1> 正社員数の増減実績別にみた過不足感 不足 適正 過剰 (n=1,027) 変わらない (n=1,530) 減少 (n=642) 50.3 35.6 61.2 39.5 55.9 28.0 10.1 8.5 10.7 宿泊 飲食サービス業 (n=170) 卸売業 (n=719) 小売業 (n=362) サービス業 (n=431) 26.5 28.7 31.2 33.6 47.1 56.6 44.8 53.6 26.5 14.7 24.0 12.8 ( 注 ) 正社員数の増減 ( ) 正社員の過不足感ともに回答のあった先について集計したもの - 3 -

2015 年の非正社員数の増減をみると 全業種計で 変わらない と回答した企業割合が 66.8% と最も高くなった と回答した企業は 20.3% となり (28.0%) と比べて 7.7 ポイント低下した また 減少 は 12.9% となった 非正社員数の増減実績別の過不足感をみると と回答した企業の 49.3% 減少 と回答した企業の 57.1% が 不足 と回答しており 非正社員についても十分に確保できていない企業が多く存在することがうかがえる 2016 年見通しをみると と回答した企業割合は 19.0% となり 減少 (9.0%) を上回っている 図 -5 非正社員数の増減 ( 全業種計 ) (n=3,297) (n=4,202) 2016 年見通し (n=4,107) 28.0 20.3 19.0 変わらない 減少 55.4 66.8 72.0 16.7 12.9 9.0 < 参考 2> 業種別 ( ) 変わらない 減少 製造業 (n=1,860) 非製造業 (n=2,342) 建設業 (n=363) 運送業 ( 除水運 )(n=223) 23.0 18.2 14.3 16.6 63.4 69.5 77.1 71.3 13.7 12.3 8.5 12.1 不明 水運業 (n=30) 1 86.7 3.3 2014 年調査における 2015 年見通し (n=3,344) 20.9 63.2 9.4 6.6 倉庫業 (n=33) 36.4 48.5 15.2 情報通信業 (n=76) 25.0 61.8 13.2 ( 注 ) 図 -4 の ( 注 ) に同じ 不動産業 (n=188) 12.2 82.4 5.3 < 参考 1> 非正社員数の増減実績別にみた過不足感 不足 適正 過剰 (n=582) 49.3 40.5 10.1 変わらない (n=1,659) 22.7 72.7 4.6 減少 (n=387) 57.1 33.9 9.0 宿泊 飲食サービス業 (n=166) 卸売業 (n=562) 小売業 (n=325) サービス業 (n=363) 26.5 18.1 2 19.0 47.0 72.6 6 7 26.5 9.3 2 11.0 ( 注 ) 非正社員数の増減 ( ) 非正社員の過不足感ともに回答のあった先について集計したもの - 4 -

従業員数の理由をみると 正社員では 将来の人手不足への備え が 5% と最も高い割合となったほか 技能継承のため が 27.0% みられており 長期的な観点をもって 人材の確保 育成に取り組む様子がうかがえる また 受注 販売が は 37.9% 受注 販売が見込み は 27.2% となっており 受注 販売の好転が寄与したという側面もみられる 非正社員では 受注 販売が が 44.4% と最も高く 次いで 受注 販売が見込み (24.1%) となっている 減少理由をみると 正社員 非正社員ともに 転職者の補充人員を募集したが採用できず が最も高く 人材獲得競争が激しさを増すなか やむなく従業員数を減らす企業も少なくないことがわかる 図 -6 従業員数の増減理由 (1) 理由 将来の人手不足への備え 受注 販売が 受注 販売が見込み 技能継承のため ( 従業員の高齢化への対応 ) 新事業 新分野に進出 工場 店舗 営業所等を新設 非正社員を正社員に登用 新技術 設備導入への対応 業務の一部を内製化 定年を迎えた正社員を非正社員として再雇用 出産 育児休業等を取得する従業員の補完 定年を延長 正社員の業務を非正社員に置き換えた その他 27.2 24.1 27.0 6.0 18.6 10.2 15.4 19.0 13.8 11.6 4.5 6.9 7.6 16.5 3.8 7.9 3.7 1.7 15.1 8.1 7.6 23.6 37.9 44.4 5 正社員 (n=1,355) 非正社員 (n=648) 0 10 20 30 40 50 60(%) (2) 減少 理由 転職者の補充人員を募集したが採用できず 受注 販売が減少 定年退職者の補充人員を募集したが採用できず 定年を迎えた正社員を非正社員として再雇用 もともと人員が過剰 業務の一部を外注化 設備増強や業務効率化により人手を補えた 受注 販売が減少見込み 正社員の業務を非正社員に置き換えた ( 注 ) 図 -4 5 の で ( 減少 ) と回答した企業に質問したもの 複数回答 ( 最大三つまで ) のため 合計は 100% を超える 事業分野を縮小 工場 店舗 営業所等を閉鎖 定年を延長 非正社員を正社員に登用 その他 18.7 20.9 17.4 11.8 12.6 11.6 8.0 11.0 8.3 9.0 10.4 8.0 6.1 6.7 5.6 6.7 5.3 7.0 4.2 2.9 20.9 13.6 18.2 35.3 46.3 正社員 (n=697) 非正社員 (n=374) 0 10 20 30 40 50 60(%) < 参考 1> 業種別にみた正社員数の 減少 理由 ( 上位 5 業種 ) 将来の人手不足への備え 転職者の補充人員を募集したが 採用できず 生産用機械製造業 59.2 電気機械製造業 72.7 建設業 59.1 宿泊 飲食サービス業 68.6 卸売業 57.1 情報通信業 61.5 印刷 同関連業 57.1 運送業 ( 除水運 ) 60.3 不動産業 56.0 はん用機械製造業 6-5 - < 参考 2> 正社員数の増減別にみた経営上の問題点 ( 単位 : 社 ( 上段 ) %( 下段 )) 正社員数 経営上の問題点売上 受注の製品安や人件費や支払合計求人難原材料高その他停滞減少値下げの要請利息等の 367 360 111 68 89 302 1,297 28.3 27.8 8.6 5.2 6.9 23.3 10 937 416 173 122 88 389 2,125 変わらない 44.1 19.6 8.1 5.7 4.1 18.3 10 334 235 50 30 18 85 752 減少 44.4 31.3 6.6 4.0 2.4 11.3 10 1,638 1,011 334 220 195 776 4,174 合計 39.2 24.2 8.0 5.3 4.7 18.6 10 ( 注 ) 正社員数の増減 ( ) 経営上の問題点ともに回答のあった先について集計したもの

Ⅱ 賃金 Ⅱ-1 正社員の給与水準 2015 年の正社員の給与水準をみると 前年と比べて 上昇 と回答した企業割合が 50.4% と最も高くなった ほとんど変わらない は 48.7% 低下 は 0.9% となっている 上昇 回答の割合は と比べて 1.8 ポイント低下した 2016 年見通しをみると 上昇 が 43.9% ほとんど変わらない が 55.4% となっている 4 割弱の企業が 2016 年見通しともに 上昇 と回答している一方 2016 年見通しを通して ほとんど変わらない とする回答が 4 割強みられる 図 -7 正社員の給与水準 ( 参考 ) 2013 年実績 (n=6,000) (n=4,804) (n=4,840) 2016 年見通し (n=4,653) 2014 年調査における 2015 年見通し (n=4,362) 上昇 ほとんど変わらない 低下 34.1 52.2 50.4 43.9 43.1 64.2 46.5 48.7 55.4 55.6 1.7 1.3 0.9 0.8 1.3 < 参考 2> 業種別 ( ) 上昇 ほとんど変わらない 低下 製造業 (n=2,068) 非製造業 (n=2,772) 建設業 (n=460) 運送業 ( 除水運 )(n=267) 水運業 (n=53) 倉庫業 (n=35) 情報通信業 (n=80) 52.3 48.9 56.1 50.6 50.9 54.3 62.5 46.7 50.3 43.0 48.7 49.1 45.7 36.3 1.0 0.9 0.9 0.7 1.3 不動産業 (n=253) 31.2 67.2 1.6 宿泊 飲食サービス業 (n=157) 卸売業 (n=697) 小売業 (n=337) 52.2 45.8 52.8 47.8 53.7 45.4 0.6 1.8 ( 注 ) 1 実績は当該年 12 月 見通しは翌年 12 月における正社員の給与水準を 前年同月比で質問したもの 2 定期昇給や昇格 降格による変動を除いた基本給の水準を質問している サービス業 (n=414) 49.3 5 0.7 < 参考 1> 実績と見通しの関係 2 0 1 5 年実績 上昇 ほとんど変わらない 低下 合計 ( 単位 : 社 ( 上段 ) %( 下段 )) 2016 年見通し 上昇 ほとんど合計低下変わらない 1,790 530 6 2,326 38.5 11.4 0.1 5 248 2,023 12 2,283 5.3 43.5 0.3 49.1 3 23 17 43 0.1 0.5 0.4 0.9 2,041 2,576 35 4,652 43.9 55.4 0.8 10 ( 注 ) 2016 年見通しともに回答のあった先について集計したもの - 6 - < 参考 3> 実績 見通しともに 上昇 と回答した割合 ( 上位 5 業種 ) 製造業 非製造業 はん用機械 51.8 情報通信業 49.4 その他製造業 46.5 宿泊 飲食サービス業 46.0 木材 木製品 44.4 小売業 40.1 金属製品 44.3 運送業 ( 除水運 ) 39.7 輸送用機械 43.8 建設業 38.5

正社員の給与水準上昇の背景についてみると 全業種計で 自社の業績が改善 と回答した企業割合が 45.3% と最も高く 採用が困難 (14.0%) 同業他社の賃金動向 (11.8%) が続いた 業種別にみると 自社の業績が改善 と回答した企業割合は 電気機械 (67.5%) 生産用機械 (63.3%) 建設業 (58.4%) などで高い 採用が困難 は 水運業 (37.5%) 宿泊 飲食サービス業 (33.8%) などで 同業他社の賃金動向 は 輸送用機械 (38.8%) などで高くなっている 雇用状況と給与水準の関係をみると 正社員数が した企業で 給与水準の 上昇 回答割合が高くなっている また 正社員が 不足 している企業で 2016 年の給与水準見通しが 上昇 すると回答した企業割合が高くなっている 図 -8 正社員の給与水準上昇の背景 自社の業績が改善採用が困難 14.0 同業他社の賃金動向 11.8 (n=2,169) 45.3 < 参考 1> 業種別にみた給与水準上昇の背景 (1) 自社の業績が改善 (2) 採用が困難 電気機械 67.5 水運業 37.5 生産用機械 63.3 宿泊 飲食サービス業 33.8 建設業 58.4 小売業 28.2 業務用機械 54.5 運送業 ( 除水運 ) 23.3 電子部品 デバイス 54.5 (3) 同業他社の賃金動向 木材 木製品 53.3 窯業 土石 51.2 輸送用機械 38.8 プラスチック製品 5 水運業 25.0 金属製品 5 情報通信業 22.7 化学工業 48.6 建設業 16.8 物価の上昇 9.9 < 参考 2> 正社員の雇用状況と給与水準の関係 最低賃金の動向 8.7 (1) 正社員数の増減実績別にみた給与水準の (2) 正社員の過不足感別にみた給与水準の 2016 年見通し 定着率が低い 3.3 (n=1,484) 上昇 66.0 ほとんど変わらない 33.7 低下 0.3 不足 (n=1,360) 上昇 53.5 ほとんど変わらない 45.9 低下 0.7 その他 6.9 変わらない (n=2,464) 43.2 55.8 1.0 適正 (n=1,351) 36.1 63.5 0.4 0 10 20 30 40 50 60 (%) 減少 (n=871) 44.4 54.0 1.6 過剰 (n=286) 30.4 67.1 2.4 ( 注 ) 図 -7 の で 上昇 と回答した企業に対して質問したもの ( 注 ) 正社員数の増減 ( ) 給与水準 ( ) ともに回答のあった先について集計したもの - 7 - ( 注 ) 正社員の過不足感 給与水準 (2016 年見通し ) ともに回答のあった先について集計したもの

Ⅱ-2 賞与 2015 年の賞与の支給月数をみると 前年と比べて 変わらない と回答した企業割合が 49.6% と最も高く が 33.1% 減少 が 12.3% となっている 支給せず は 5.0% みられた 夏季 冬季別にみると 冬季は 前年と比べて が 34.8% と 夏季に比べて 2.2 ポイント上昇した一方 減少 (11.4%) との回答割合も上昇している 図 -9 賞与 2013 年実績 (n=5,871) (n=4,507) (n=3,372) 変わらない減少 29.3 35.7 33.1 56.0 ( 注 )1 賞与 ( 支給月数 ) の前年比を質問したもの 2 2013 年調査では 支給せず の選択肢は設けていない 45.2 49.6 12.0 14.7 12.3 7.2 5.0 支給せず < 参考 3> 業種別 ( ) 変わらない 減少支給せず 製造業 (n=1,512) 非製造業 (n=1,860) 建設業 (n=331) 運送業 ( 除水運 )(n=191) 36.8 30.1 35.6 35.6 45.8 52.7 49.2 52.4 14.3 10.6 10.3 6.3 3.1 6.6 4.8 5.8 < 参考 1> 夏季 冬季別 ( 夏季 ) (n=3,378) ( 冬季 ) (n=3,383) 変わらない 減少支給せず 32.6 34.8 52.0 48.2 9.4 11.4 6.0 5.5 水運業 (n=32) 倉庫業 (n=32) 情報通信業 (n=62) 21.9 29.0 40.6 5 71.9 43.8 6.3 12.5 9.7 11.3 3.1 < 参考 2> 正社員の給与水準 ( ) と賞与 ( 年間計 ) の関係 賞 与 ( 単位 : 社 ( 上段 ) %( 下段 )) 変わらない減少支給せず 合計 不動産業 (n=134) 宿泊 飲食サービス業 (n=110) 17.9 27.3 63.4 46.4 3.7 12.7 14.9 13.6 給与水準 上昇 ほとんど変わらない 低下 合計 805 708 157 53 1,723 23.9 21.0 4.7 1.6 51.1 308 958 243 110 1,619 9.1 28.4 7.2 3.3 48.0 2 8 12 6 28 0.1 0.2 0.4 0.2 0.8 1,115 1,674 412 169 3,370 33.1 49.7 12.2 5.0 10 卸売業 (n=469) 小売業 (n=222) サービス業 (n=263) 27.3 29.7 31.9 54.8 50.9 50.6 14.1 12.2 10.6 3.8 7.2 6.8 ( 注 ) 正社員の給与水準 賞与ともに回答のあった先について集計したもの - 8 -

Ⅱ-3 賃金総額 2015 年 12 月の賃金総額をみると 前年と比べて したとの回答割合が 54.3% と最も高く ほとんど変わらない が 36.2% 減少 が 9.5% となっている と比べて の割合が低下し 減少 の割合が上昇している 2016 年の見通しをみると 48.6% の企業が すると回答している 減少 は 4.3% となっている 図 -10 賃金総額 < 参考 > 業種別 ( ) ほとんど変わらない減少 製造業 (n=1,671) 55.1 34.2 10.8 ほとんど変わらない減少 非製造業 (n=2,028) 53.7 37.8 8.5 2013 年実績 (n=5,989) 46.0 43.8 10.1 建設業 (n=355) 59.2 32.7 8.2 (n=4,670) 55.2 37.1 7.7 運送業 ( 除水運 )(n=211) 51.2 38.4 10.4 (n=3,699) 2016 年見通し (n=3,674) 54.3 48.6 36.2 47.1 9.5 4.3 水運業 (n=34) 倉庫業 (n=34) 47.1 61.8 47.1 38.2 5.9 情報通信業 (n=70) 72.9 18.6 8.6 ( 参考 ) 2014 年調査における 2015 年見通し (n=4,553) 48.3 47.0 4.7 不動産業 (n=152) 宿泊 飲食サービス業 (n=117) 38.2 59.8 57.2 33.3 4.6 6.8 ( 注 )1 賃金総額 は 従業員全員の基本給 残業手当 社会保険料等を含む人件費の総額 2 実績は当該年 12 月 見通しは翌年 12 月における賃金総額について 前年同月比で質問したもの 卸売業 (n=514) 49.2 40.9 9.9 小売業 (n=242) 56.6 33.5 9.9 サービス業 (n=285) 56.8 36.1 7.0-9 -