1 秋田県の農地中間管理事業の実績及び利用権設定にかかる支障事例 2. 利用権の存続期間延長手続きの緩和について ( その 1) H26~H29 実績 H26 H27 H28 H29 計 借受面積 (ha) 1,730 3,629 2,619 2,044 10,022 借受 ( 契約 ) 件数 1,

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農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

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唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

田原市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 3 月 23 日 田原市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等の利

資料1

農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

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Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

資料 4 農地情報公開システムの概要 ( 通称 : 全国農地ナビ ) 平成 2 7 年 5 月

29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のと

2 活動方針 (1) 市町村との連携県同行のもと 全市町村を巡回するなどにより 県が示した市町村毎の目標面積の達成に向けた意見交換等を行います 特に 重点実施地区においては 広域振興局 市町村 農業委員会等からなる 地域推進チーム (3の事業推進体制参照 ) と課題や対応方向等の情報を共有し 課題を


用語の定義 借受希望者 農地の受け手 具体的には, 経営発展のために必要となる農用地等の借受を希望する 集落法人 農業参入企業 認定農業者 認定就農者 ( 認定新規就農者 ) 及び 農業経営を行う JA 出資法人 JA 等の担い手のこと 借受者 農用地利用配分計画が認可され, 農地中間管理機構から農

農地中間管理機構関連予算 26 年度概算要求額 ( 所要額 ) 1,039(-) 億円 農地中間管理機構 ( 仮称 ) 出 し 手 借受け 1 地域内の分散し錯綜した農地利用を整理し担い手ごとに集約化する必要がある場合や 耕作放棄地等について 中間管理機構が農地を借り受け 2 中間管理機構は 必要な

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

Ⅱ 担い手への農地の利用集積 集約化 1 現状及び課題 管内の農地面積これまでの集積面積現状 ( 平成 28 年 4 月現在 ) 1, 課 題 1 貸手 借手のマッチングの強化 2 集落営農組織の推進 育成 集積率 単位 ha 1 管内の農地面積は 活動計画に記載した耕地及び作付面積統

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( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 埼玉県農業委員会名 : 杉戸町農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 耕地面積 経営耕地面積

( 別紙様式 2) 平成 30 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 31 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 茨城県農業委員会名 : 守谷市 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 経営耕地面積

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1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 熊本県農業委員会名 : 宇土市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 1, 経営耕地面積

( 別紙様式 2) 平成 28 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 29 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 北海道農業委員会名 : 美唄市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 畑 普通畑樹園地牧草畑 耕地面積 8,

- 1 - 地方自治法施行令第百七十四条の三十九第三項による土地区画整理法第五十五条の読替え(は読替部分)(は当然読替部分)(は改正に係る読替部分)改正後の地方自治法施行令第百七十四条の三改正前の地方自治法施行令第百七十四条の三十読替前の土地区画整理法第五十五条十九第三項による読替後の土地区画整理法

Ⅱ 担い手への農地の利用集積 集約化 1 現状及び課題 現状 ( 平成 30 年 3 月現在 ) 農業従事者の減少 高齢化等による耕作放棄地の増加 農地の分散錯圃等が 農地の確保 有効利用を図る上での課題となっている 課題農業用水利システムの改修に伴い 農業者の管理 省力化に対応した維持管理方法の提

土地改良法等の一部を改正する法律案に対する修正案新旧対照表1

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

( 問 2) 担い手確保 経営強化支援事業は 補助率が 2 分の 1 以内となっていますが 融資額と補助金はどのような関係となっていますか 本事業では 農業者の融資を活用した主体的な経営発展の取組を支援することから 融資の活用を要件としており 融資を主体とするいわゆる融資主体型補助事業としていること

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ラストチャンスへ向けた悲痛な叫び 基本政策検討チームヒアリング資料 ( 地域産業基盤強化施策 ) 平成 26 年 10 月 9 日 岡山県総社市長片岡聡一 1

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

Q&A 〇税制度 Q1 生産緑地地区の指定を受けると 固定資産税は農地評価と聞いていますが 都市計画税はどうでしょうか A1 固定資産税 都市計画税が農地評価 農地課税となります Q2 主たる従事者の死亡や故障等により 生産緑地地区の指定から 30 年経過せずに指定が解除された場合 固定資産税を遡っ

Microsoft Word - 農地中間管理事業推進方針

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

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Microsoft Word - ★HP版平成28年度検査の結果

資料 5-2 農業生産法人制度について 平成 2 4 年 2 月

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国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

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2. 機構の基本構想と骨格案のポイント以下では 政府がこれまでに示してきた機構の基本構想と 2013 年 10 月 4 日に公表した機構制度の骨格案におけるポイントを整理する ( 図表 2) (1) 機構の基本構想機構の基本的な役割は 耕作者がいない農地の所有者などから農地を借り集め 当該農地を管理

本検討会で扱う「所有者の所在の把握が難しい土地」とは

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(3) 続いて 部会構成員で議論を行った 論点ごとの主な意見等は以下のとおりである ( : 部会構成員の意見 ) 1 総論的な事項 ⅰ 権限移譲等を検討するに当たっては マクロ的な課題 ( 農地の総量確保の仕組みなど ) とミクロ的な課題 ( 個々の農地転用 農振除外など ) に整理して考えるべきで

特別融資制度推進会議設置要綱 平成 13 年 9 月 12 日 13 経営第 2931 号農林水産事務次官依命通知改正平成 14 年 7 月 1 日 14 経営第 1739 号平成 16 年 10 月 1 日 16 経営第 3086 号平成 17 年 4 月 20 日 16 経営第 8952 号平成

改正法律一覧 (15 法律 ) 2 法律重複 A 地方公共団体への事務 権限の移譲 (3 法律 ) 毒物及び劇物取締法 1 毒物又は劇物の原体の事業者の登録等に係る事務 権限を国から都道府県へ移譲 就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律 子ども 子育て支援法 2 幼保連携

う また 単年度の具体的な活動については 農業委員会事務の実施状況等の公表につ いて ( 平成 28 年 3 月 4 日付け 27 経営第 2933 号農林水産省経営局農地政策課長通知 ) に 基づく 目標及びその達成に向けた活動計画 のとおりとする 第 2 具体的な目標と推進方法 1 遊休農地の発

H28秋_24地方税財源

平成10年度

資料9

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

化促進法等の一部を改正する等の法律 ( 以下 改正法 という ) の施行の日から平成 27 年 3 月 31 日までの間は, 改正法第 2 条の規定による改正後の農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) 第 52 条の 3 第 1 項及び第 2 項中 公表するものとする とあるのは 公表する

原則として通知日から1 年程度の履行期限を設定した上で 別添 2 不耕作農地に関する意向確認について 文書 ( 以下 意向確認文書 という ) を速やかに送付し 返送された意向確認文書の別紙により貸付相手方の意思を確認し 次に掲げる態様毎に対応するものとする ( 注 ) なお 耕作を行う意思表示をし

柔軟で弾力的な給付設計について

資料3

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平成22年2月●日

農地政策の改革 ―「農地政策の展開方向について」に係る学識経験者等の見解と農地政策関係資料―

東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

農業振興地域制度と農地転用許可制度の概要 農業振興地域制度 農業上の土地利用のゾーニング 農振法 農業振興地域 ( 都道府県が指定 ) 長期にわたり総合的に農業振興を図る地域 農用地区域 ( 市町村の農業振興地域整備計画で設定 ) 農業上の利用を図るべき土地の区域 農地転用許可制度 個別転用を規制

することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

3. 同意要件との関係宿泊税について 不同意要件に該当する事由があるかどうか検討する (1) 国税又は他の地方税と課税標準を同じくし かつ 住民の負担が著しく過重となること 1 課税標準宿泊行為に関連して課税される既存の税目としては 消費税及び地方消費税がある 宿泊税は宿泊者の担税力に着目して宿泊数

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

みどり公社実績集2017_0411

平成16年版 真島のわかる社労士

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

平成 26 年地方分権改革に関する提案募集要項 内閣府地方分権改革推進室 1 趣旨内閣府地方分権改革推進室では 地方分権改革に関する提案募集の実施方針 ( 平成 26 年 4 月 30 日地方分権改革推進本部決定 ) に基づき 地方分権改革に関する全国的な制度改正に係る提案を募集します 2 提案の主

目 次 1 林地台帳の公表 情報提供 1-1 公表 情報提供の範囲 1-2 公表の方法 1-3 情報提供の方法 2 林地台帳の修正 更新 2-1 修正申出の方法 2-2 情報の修正 更新手順 3 林地台帳管理システム 3-1 管理システムの機能 3-2 林地台帳情報と森林資源情報の連携 4. 運用マ

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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

中山間地域所得向上支援事業 ( 以下 本体事業 という ) は 所得向上計画の策定 水田の畑地化等の基盤整備 生産 販売等の施設整備等を総合的に実施する事業とし その具体的な内容は農村振興局長等が別に定めるところによるものとする (2) 関連事業関連事業は 所得向上計画に基づき実施する (1) の本

Ⅱ 担い手へのへの農地農地の利用集積利用集積 集約化集約化 1 現状及び課題 現状 ( 平成 29 年 3 月現在 ) 管内の農地面積 3,930ha これまでの集積面積 1,987ha 集積率 51% 課 題 市外農地所有者との連絡が困難である等 土地所有者との利用調整が困難な状況にある ブロック

平成22年○月○日

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

事務事業調書平成 26 年度 事業 No 403 課 農務課 係 農地係 起案者早川孝一決裁者杉浦威久 事務事業名 農業委員会運営事務 事業種別 定型事務 1 事業概要 総合計画体系 根拠法令 法定受託事務 公約 議会答弁 陳情 市民要望実施方法実施期間 5 活力にみちた環境づくり 1 農業 1 農

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

( 構成 ) 第 4 条推進会議は 次に掲げる機関及び団体をもって構成する ( 1 ) 行政機関等ア砥部町イ愛媛県ウ砥部町農業委員会エ愛媛県青年農業者等育成センター ( 2 ) 融資機関 保証機関アえひめ中央農業協同組合イ愛媛県信用農業協同組合連合会ウ愛媛県農業信用基金協会エ株式会社日本政策金融公庫

【 金融円滑化に関する基本方針・体制について 】

スライド 1

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

Microsoft Word _研修機関等認定要領

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102 第 4 章 農業 農地の承継時の特例 資価格は 国税庁 HPの路線価ページから確認できます なお 平成 30 年度税制改正において 対象となる農地の範囲等が改正されました 詳細は 後記 6を参照してください 3 適用要件 (1) 被相続人この特例の対象となる被相続人は 次のいずれかに該当する

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( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

ますます便利になりました 主な変更点をまとめました 短い契約期間でもご利用可能にこれまでは通常 10 年以上の契約期間としていましたが ご希望により短い契約期間も可能となりました ( 協力金の受給や固定資産税の減免には これまでどおり原則として 10 年以上の契約期間が必要です ) 毎年の更新手続き

スライド 1

Transcription:

1. 農用地利用配分計画の県知事認可に係る縦覧の廃止 出し手 なお 事業創設以来 縦覧期間中に閲覧 意見機構)(機構受画け手)機構 ( 市町村 ) 配分計画の審査 縦覧認可申請の農用地利用配分計画作成認可 公告認可申請の準備公告 縦覧 2 週間約 1ヶ月 ( 法定 ) 約 1 週間 利用権設定にかかる手続期間及び支障事例 支障事例 現行では 中間管理事業を活用して担い手が利現行の手続期間(用権を設定するまで約 2ヶ月半かかる 春作業の見通しが立てづらいため 他の利用権市町村農業委員会市町村設定事業を活用する農家もいる 書が提出されたことはない 農用地利用集積総会公告計画の作成 縦覧期間の廃止により 期間短縮が見込まれる 約 1ヶ月機構県県 県 利用集積計75 画利用配分計約 1 週間約 2 週間 申請 ~ 利用権設定まで約 2 ヶ月半 - 2 -

1 秋田県の農地中間管理事業の実績及び利用権設定にかかる支障事例 2. 利用権の存続期間延長手続きの緩和について ( その 1) H26~H29 実績 H26 H27 H28 H29 計 借受面積 (ha) 1,730 3,629 2,619 2,044 10,022 借受 ( 契約 ) 件数 1,736 3,595 2,488 2,220 10,039 76 貸付面積 (ha) 1,049 3,679 3,120 2,168 10,016 貸付 ( 契約 ) 件数 520 1,244 1,396 1,041 4,201 筆数 8,563 33,843 24,224 18,416 85,046 現行の制度 中間管理事業により設定された利用権の契約期間を更新 延長する場合 1 農地利用集積計画の作成 公告による利用権の再取得と 2 農地利用配分計画の再作成 都道府県知事の認可 公告が必要 支障事例 平成 26 年 ~29 年までに中間管理事業を通じて権利 設定を行った件数は4,201 件 (85,046 筆 ) であり その設定期間は概ね10 年間 上記の利用権の期間満了時には 他の新規貸し付け分に加え これらの更新分も加わるので 市町村 機構の事務的負担が大きくなる - 3 -

支障事例 機構関連事業を実施するに当たって 集積計画の撤回 再作成 配分計画の認可 公告をした件数は 9 件 (341 筆 約 26 ha) であるが 中間管理事業の実施が多い当県においては 今後 機構関連事業を要望する地区も多いと見込まれることから 事務処理件数は更に増えると考えられる 改正土地改良法の施行前に取得した農地中間管理権に係る農用地で機構関連事業を実施する場合 その都度 既存集積計画の撤回と新たな集積計画の作成が必要であり 農地の出し手や市町村 機構の事務的負担が大きい 2. 利用権の存続期間延長手続きの緩和について ( その 2) 2 機構関連事業による再取得実績及び利用権設定にかかる支障事例 H26~H29 実績 H26 H27 H28 H29 計 借受面積 (ha) 1,730 3,629 2,619 2,044 10,022 現行の制度 機構関連事業は 改正土地改良法施行日以後に取得される 15 年以上の農地中間管理権に係る農用地に適用 1) 改正土地改良法施行日以前に農地中間管理権を取得した農地で機構関連事業を行う場合 集積計画の撤回 作成により 再取得が必要 77 うち機構関連事業による再取得実績なし 26 26 2) 改正土地改良法施行日以後に取得した農地中間管理権の存続期間延長手続については 所有者と機構との合意による集積計画の変更で可能 - 4 -

秋田県からの提案 78 提案 1. 早期に農地の利用権設定を行うため 農用地利用配分計画の県知事認可に当たっては 意見聴取の ための 2 週間の縦覧を廃止する 2. 1 農地中間管理事業により設定された利用権の期間が満了し更新する場合や期間を延長する場合につ いては 契約期間以外の内容 ( 農地 当事者 ) が既契約と同一であれば 農用地利用集積計画の公告 及び農用地利用配分計画の認可 公告までの一連の作業 ( 利用権の再取得 担い手農家への再配分 ) を不要とし 関係者の合意等で契約期間を延長できるようにする 2 改正土地改良法施行前に農地中間管理機構が借り入れた農用地等で機構関連事業を実施する場合 においても 21 と同様の手続きを経れば土地改良法附則第 4 条で規定する農用地とみなし 現行必要 とされている一連の作業 ( 計画の撤回 ( 解約 ) 再作成 認可 公告 ) は不要とする 効果 手続きに要する期間の短縮により 受け手の営農計画が立てやすくなり 農家の利便性が向上するほか 契約期間延長に係る手続きの簡素化により 現在利用している農家や機構 市町村の事務負担が大幅に軽減される また 機構関連基盤整備事業の円滑な推進が図られる上 農地中間管理事業に伴う担い手への安定的な農地集積につながると考えられる - 5 -

平成 30 年度地方分権改革に関する提案募集 農地中間管理事業における 重点番号 13: 農地中間管理事業に係る制度の見直し ( 群馬県 ) 79 農用地利用配分計画に係る縦覧の廃止について 平成 30 年 7 月 10 日 群馬県総務部総務課農政部農業構造政策課

農地を貸したい農家や 農業経営をリタイアする人など から 農地中間管理機構 が農地を借受け 地域の中心的な 担い手や 新たに参入する農業者に貸し付けることにより 1 農地中間管理事業とは 80 農地の有効利用を進めるもの < 本県における農地中間管理事業の推進に関する目標 > 効率的かつ安定的な農業経営を営む者が利用する農用地の面積の目標 ( 担い手が利用する面積 / 耕地面積 ) H24:26.4% H35:66% < 現状 > H29 :34.8% 群馬県 農地中間管理事業の推進に関する基本方針 更なる農地集約 集積が必要! 群馬県

農地法や農業経営基盤強化促進法 ( 基盤法 ) に よる貸付けに比べ 農地中間管理事業による 2 農地中間管理事業の制度上の課題 81 貸付け手続きは 時間がかかる 担い手農家からの不満の声あり < 各制度における貸付けに要する期間 > 農地法: 約 2 週間から4 週間 基盤法: 約 2 週間から4 週間 農地中間管理事業: 約 5 週間から10 週間 群馬県

各制度における貸付け手続き期間 ( 現行 ) 配分計画公告 縦覧 約 2 週間 ( 法定 ) 配分計画認可 公告 3 農地法 農業委員会農業委員会 許可は原則毎月 貸し手 担い手の契約 審査 総会等資料作成 総会部会 許可 農地法関係事務処理要領による標準処理期間は 4 週間 農業経営基盤強化促進法 82 貸し手 担い手のマッチング 市町村 集積計画作成 農業委員会市町村 総会部会 公告 公告回数は市町村が定める < 市町村数 > 毎月 :12 年 3 回 :1 年 2 回 :12 年 1 回 :1 随時 :9 農地中間管理事業 貸し手 担い手のマッチング 市町村 集積計画作成 農業委員会市町村 総会部会 公告 認可公告回数は農業経営基盤強化促進法又は農地法による中間管理権の設定の回数 ( 配分計画案の申請数 ) による 市町村機構県県県 配分計画案作成 提出 配分計画申請 約 5 週間 ~10 週間 配分計画審査 決裁 数日 ~ 4 週間

4 お願いしたい地方への規制緩和 県が行う配分計画の公告 縦覧期間を廃止 83 < 支障事例 制度改正の必要性 > 本県では 農地の出し手と担い手のマッチングが 整いしだい 速やかに担い手に農地を集積できるよう 国が示す手続き期間短縮化の例を参考に事務の迅速化を 図ってきた 縦覧期間における利害関係者からの意見提出は これまで0 件 形骸化し 必要性がない 更なる迅速化のために配分計画の縦覧を廃止したいが 法定で2 週間と期間が定められているため見直しができない 群馬県

配分計画公告 縦覧 約 2 週間 ( 法定 ) 配分計画認可 公告 配分計画認可 公告 5 貸付け手続き期間 ( 見直し後 ) 現行 市町村 農業委員会市町村 集積計画作成 総会部会 公告 貸し手 担い手のマッチング 市町村機構県県県 84 配分計画案作成 提出 配分計画申請 約 5~10 週間 配分計画審査 決裁 数日 ~ 4 週間 見直し後 市町村 農業委員会市町村 集積計画作成 総会部会 公告 貸し手 担い手のマッチング 市町村機構県県 廃止 配分計画案作成 提出 配分計画申請 約 3~8 週間 配分計画審査 決裁 数日 ~ 4 週間 配分計画公告 縦覧

1 縦覧期間を廃止することで 利害関係人が意見提出できる機会がなくなってしまうのではないか? 諸懸念に対する考え方 85 市町村農業委員会が配分計画案を作成する際に 当該地域の担い手を優先するなど配慮をしているため 縦覧期間中に利害関係者から意見が提出されることは実態としてなく 配分計画の縦覧の必要性はないと考えます 2 縦覧期間を廃止しなくても 配分計画の審査 決裁など県の事務手続きの効率化により迅速化ができるのではないか? 本県では これまでも 市町村における事務手続きの迅速化への支援も含めて 迅速化の取組を行ってきたところで 更なる迅速化には 法定の縦覧手続きの見直しが必要と考えます 群馬県 6

地方分権改革に関する提案 重点番号 13: 農地中間管理事業に係る制度の見直し ( 栃木県 ) 1 86 ( 農地中間管理事業における事務の簡素化 ) 平成 30 年 7 月 10 日 栃木県

担い手の作業効率を考慮した 農地の集約化 が必要 農地中間管理機構創設の背景 高齢化等による農業就業人口の減少 担い手への農地の 集積 の加速化が必要 87 栃木県の年齢別農業就業人口栃木県の農業就業人口 経営農地が分散したままでの農地集積 栃木県 2

農地の集積 集約化に向けた施策 ~ 農地中間管理事業を中心とした施策展開 ~ 3 88 国 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 平成 35 年に担い手が利用する農地面積を全農地の 8 割 ( 現状 5 割 ) に拡大 農地中間管理事業に関する法整備 予算措置等 県とちぎ農業 進化 躍動プラン (H28-32) 栃木県 担い手への農地集積率 平成 26 年 :43% 平成 32 年 :68% 農地中間管理事業を活用した農地集積 集約化を推進 作業効率の向上に向けた 簡易整備 ( 畦畔撤去 ) や再整備による区画拡大