わが国は世界有数の地震大国です 日本周辺では世界の 10 分の 1 の地震が起こると言われています 東日本大震災では 被害は甚大なものとなってしまいました 阪神 淡路大震災では犠牲者の大半が 建物の倒壊 や 火災 により亡くなっています 今までの悲劇を繰り返さないためにも 建築物の耐震化は喫緊の課題

Similar documents
<4D F736F F D CF906B C98AD682B782E982B182C A2E646F63>

横浜市のマンション 耐震化補助制度について

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

0720_最終_耐震性能検証法チラシ案3種サンプル

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

平成15年度

Taro-町耐震改修助成要綱 j

耐震診断 耐震改修に関する設計に係る業務報酬基準案について寄せられたご意見と国土交通省の考え方 20 名の個人 団体から合計 66 件の意見をいただきました とりまとめの都合上 内容を適宜要約させていただいております 本業務報酬基準案と直接の関係がないため掲載しなかったご意見についても 今後の施策の

Ⅲ 診断判定モデル住宅事例 建物概要 2 階建て木造住宅延べ床面積 53 m2 1 昭和 56 年 6 月以降 2 地盤は普通か良い 3 鉄筋コンクリート基礎 4 屋根は軽い 5 健全である 6 壁量多い 7 筋かいあり 8 壁のバランスが良い 9 建物形状はほぼ整形 10 金物あり 老朽度 診断結

マンション建替え時における コンテキスト効果について

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること


<8A778D5A8E7B90DD89DB8CF6955C8E9197BF E786C736D>


住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

< F2D B28DB B835E5F8DC58F492E767364>


1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

Microsoft Word - 所有者周知用(全体).doc

資料 1 SAMPLE


既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

厚木市木造住宅耐震診断

目次構成

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの

様式第 1 号 ( 第 6 条関係 ) 御殿場市プロジェクト TOUKAI-0 総合支援事業費補助金交付申請書 年月日 御殿場市長様 郵便番号 住所 ( 所在地 ) 申請者 ( フリガナ ) 氏名 ( 名称並びに代表者の役職及び氏名 ) 印 電話番号 御殿場市プロジェクト TOUKAI-0 総合支援

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

Taro-地震防災マップQ&A集.jtd

第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1

地震と住まいを考える 大地震が起きる確率 文部科学省が管轄する地震調査研究推進本部によると 日本で起こりう る全ての地震の位置 規模 発生間隔を考慮し 横浜市において 今後 ( 1) 30 年以内に震度 6 弱以上の揺れに見舞われる確率は 78%( 平成 26 年 12 月 19 日公表 全国地震動

第11回地域活性化WG 資料1-3

これだけは知っておきたい地震保険

スライド 1

<834B E8D5C90AC8D8096DA31322E786C73>

スライド 1

所得税確定申告セミナー

藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金

Visio-1401調査データ.vsd

神戸市 2018/4/1 認定長期優良住宅に対する固定資産税の減額措置 通常の住宅と比べて特に長期にわたり良好な状態で使用できる構造や設備を備えている として市の認定を受けた住宅 ( 認定長期優良住宅 ) について 必要書類を添付して住宅所 在地の各区の市税事務所へ申告すれば 固定資産税が減額されま

耐震診断と耐震改修

静岡市の耐震対策事業

SBIAQ確認検査業務手数料規定

PowerPoint プレゼンテーション

調査結果

<4D F736F F D E492AC91CF906B89FC8F4391A390698C7689E65F95D28F F E646F63>

富士市が所有する市営住宅の耐震性能に係るリスト 目 次 頁 1. 公表の趣旨 1 2. 要旨 1 3. 各別の耐震性能と富士市の耐震性能判定基準 2 4. 用語の説明 3 5. 市営住宅の耐震性能に係るリスト 4 ~ 8 6. 一般公共建築物の耐震性能に係るリスト 別掲載

大規模地震発生直後における 施設管理者等による建物の緊急点検に係る 指針 平成 27 年 2 月 内閣府 ( 防災担当 )

< 被害認定フロー ( 地震による被害木造 プレハブ > 第 次調査 ( 外観による判定 一見して住家全部が倒壊 一見して住家の一部の階が全部倒壊 地盤の液状化等により基礎のいずれかの辺が全部破壊 いずれかに いずれにも ( 傾斜による判定 全壊 外壁又は柱の傾斜が/ 以上 ( % 以上 ( 部位

<4D F736F F D BC696B195F18F568AEE8F808CA992BC82B582C982C282A282C42E646F63>

耐震診断を応援します

2ぺーじまで

第1章 開発許可制度の概要

(古賀市)都市計画関係法による建築などの許可又は承認の申請の手続きに関する要綱

資料 2 第 3 回旭市公立保育所在り方検討委員会資料 ~ 旭市における教育 保育の現状について ~ ( 旭市立 13 保育所 ) 平成 28 年 7 月 22 日開催

表1-表4-2

PowerPoint プレゼンテーション

< F2D81798AAE90AC817A B28DB B835E2E767364>

<4D F736F F F696E74202D2082A896E282A28D8782ED82B982CC91BD82A295E28F9590A CC8A E >

<4D F736F F D D FC897DF8F8091CF89CE8D5C91A294BB95CA8E9197BF81698AC888D594C5816A2E646F63>

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

2/9 学校 ( 幼稚園 ) 名久保小学校長江小学校土堂小学校 棟用途 棟面積第一次診断第二次診断改修改修後建築年月構造階数区分番号枝番 ( m2 ) 年度 Is 値年度 Is 値年度 普通 特別 管理教室棟 1 1 S8.1 R 3 2,950 旧基準 H H 屋内運動

第1号様式(第9条第1項関係)

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

<4D F736F F F696E74202D E9197BF C A8B9091E5926E906B82D682CC91CE899E82CC95FB8CFC90AB2E B8CDD8AB B83685D>

建築物等震災対策事業について

< AAF95F18C668DDA A819A C8EAE88EA8EAE817A2E786C73>

<93CD8F6F976C8EAE81698B4C8DDA97E1816A2E786C7378>

スライド 1

年次業務報告書記載に関する留意点

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

定期報告 耐震診断基本データ 2006 年 4 月 1 日 ~2018 年 12 月 31 日 12 年 9 ヶ月 この耐震診断基本データは前回発表時から追加された診断結果を加算し毎回発表しています 対象の住宅について 1950 年 ( 昭和 25 年 )~2000 年 ( 平成 12 年 )5 月

< D92E8955C81698D488E968AC4979D816A2E786C73>

した 気象庁は その報告を受け 今後は余震確率の公表方法を改めることとしたという 2. 被害状況 被害要因等の分析 (1) 調査方針本委員会は 以下の調査方針で 被害調査と要因分析を行っている 1 極めて大きな地震動が作用し 多数かつ甚大な建築物被害が生じた益城町及びその周辺地域に着目して検討を進め

<837D F355F837D F365F D E717870>

三鷹市耐震改修促進計画(改定素案)

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

< 小学校 > 学校名川越第一小川越小中央小仙波小武蔵野小新宿小大塚小泉小月越小今成小芳野小古谷小南古谷小牛子小高階小 施設の名称 ( 呼称 ) 構造 面積 建築年度 最低 Is 最低 CTU SD 教室棟 R3 2,156m2昭和 教室棟 R3 1,170m2昭和 39 管理 特別教室

質問 11 敷地内に現在浄化槽があれば 位置を配置図で教えてください 浄化槽は設置されておりません 質問 12 増改築は昭和のいつ頃おこなわれましたか? 昭和 52 年に増改築されています 質問 13 基本の建物の内部をゲストハウスとして改装すると考えてよろしいでしょうか? 実施要領 4 提案概要

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D CF906B BC696B188CF91F58E64976C8F912E646F63>

<8DB291718E738F5A82DC82A282CC88C C A B83808E E968BC695E28F958BE08CF D6A2E786477>

補助 Q: A: Q: A: Q: A: Q: A: Q: A: や助対象と : 既に三世 : 新たに三で 補助 : 現在 夫場合 補 : 新たに三で 補助 : 現在 近となりま : 新たに三で 補助 : 現在 夫合 補助 : 新たに三で 補助 : 現在 賃して近居 : 新たに三で 補助やまぐとなる

資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐


Microsoft Word - 02_第1章.docx

過去の地震被害 文化財になるような古い建物は長い間 地震や風雨に耐えて残ってきたのだから大丈夫と考えられがちです しかし 全ての古い建物が必ずしも地震に強いわけではありません 大きな地震の経験がないものも多く 過去の地震で被害を受けたものもあります また 近年頻発している大きな地震で 多くの文化財建

60 年超土地長期優良住宅の認定制度 長期優良住宅の認定制度 長期優良住宅の普及の促進に関する法律 (H21.6 施行 ) に基づく長期優良住宅に係る認定制度の創設 長期優良住宅の建築 維持保全に関する計画を所管行政庁が認定 認定住宅は 税制 融資の優遇措置や補助制度の適用が可能 認定基準 <1>

目次 ( )

taishin

Microsoft Word - 木造住宅の 簡易耐震診断報告書.doc

目 次 1 はじめに 1 2 本市の取り組みと学校施設の現状 1 3 耐震化の方針 2 4 今後の対策 3 参考資料学校施設の耐震診断結果 4

ウ環境負荷低減型フォーム工事公共下水道 農業集落排水施設及び合併浄化槽に 生活排水設備を接続する工事です なお 合併浄化槽の設置については市の補助制度があります 詳しくは上下水道課へご相談ください Q 8 住宅リフォーム工事とはどのような工事ですか? A 8 住宅の機能の維持 回復又は向上のために行

発注者支援業務(工事監督支援業務)のポイント

<4D F736F F D A6D92E8817A89BF8A CC8CF08FC28C8B89CA81698A C5816A>

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

目次 1 目的と定義 2 2 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における残存使用年数の目安の算定方法 3 (1) 新耐震基準の施設 3 (2) 旧耐震基準の施設 3 ア過去の耐震診断結果を活用した判断 4 ( ア ) 残存耐用年数の目安の算定 4 ( イ ) 目標使用年数の設定 4 ( ウ

どこで起きてもおかしくない地震 必ずやってくる東南海地震!! 阪神 淡路大地震以降 日本は 地震活動期に突入 震度 6 以上の地震が日本 世界各地で群発しています 今後 30 年以内に予想される 三大巨大地震 2011 年 3 月 11 日東日本大地震が発生 多くの方々が 家屋倒壊 津波によって尊い

215 参考資料

Transcription:

宇田川建築設計事務所の 耐震診断サービスのご案内 株式会社宇田川建築設計事務所

わが国は世界有数の地震大国です 日本周辺では世界の 10 分の 1 の地震が起こると言われています 東日本大震災では 被害は甚大なものとなってしまいました 阪神 淡路大震災では犠牲者の大半が 建物の倒壊 や 火災 により亡くなっています 今までの悲劇を繰り返さないためにも 建築物の耐震化は喫緊の課題です 東日本大震災後は現在でも大きな余震が続いています 日本列島が地震活動期に入っているともいわれ 近頃各地で大規模地震が頻発 一部の活断層における地震発生確率が高くなった可能性があるともいわれています 建築物の耐震改修の促進に関する法律 ( 平成 18 年改正 ) ( 耐震改修促進法 ) では 1981 年 ( 昭和 56 年 ) 以前の旧耐震設計法に基づき建てられた 特定建築物 に該当する建物に 耐震改修の努力義務が課せられています このような状況から 国などの行政は 建築物の耐震化 に努めており さまざまな支援制度を用意しています 耐震診断 や 耐震補強改修工事 には補助 助成制度などが活用出来る場合もあります 大地震が起きる前に耐震診断を受け 地震に対する安全性を確認しましょう 首都圏直下型の巨大地震が起きるのは 明日かもしれません 巨大地震により建物自体が大きな被災を受けてしまったら 園児や先生方に 命の危険がおよびます 復旧工事が完了するまで園舎等が使用出来ず 園の運営に支障をきたしてしまいます 建物が倒壊するなど 深刻なダメージを受けてしまうと 今の施設は建直す事になるかもしれません 被災後の急な工事発注は 通常より余計にコストがかかる可能性があります ( 平時に計画的に発注すると効率的です ) 耐震改修促進法 に明示された 所有者の努力義務 を怠っていると判断された場合 大きな責任を問われかねません BCP( 事業継続計画 ) 上の観点からも地震によるリスクは大きく 被災してしまった場合 園の継続的な経営が難しくなってしまいます 次のような建物は 一般的に耐震性が低いといわれています 比較的古い建物 老朽化が著しい建物 1981 年以前の建物 阪神 淡路大震災における年代別の建物被害状況 1981 年に新耐震設計法が施行され 建物の構造設計基準が大きく変わりました 崩壊や倒壊などの大きな被害は 1981 年以前の建物に集中していることがわかります

バランスの悪い建物 平面の形状が不整形な建物 壁 窓の配置が偏っている建物 ピロティ ( 柱が壁と連続していない ) 形式の建物 大きな吹き抜けのある建物 混構造の建物 ( 例 : 下部鉄筋コンクリート造 上部鉄骨造 ) その他 地形 地盤の悪い所に建てられた建物 過去に災害を受けている建物 増改築や間取り変更などをしている建物 目で見て変形などが確認出来る建物 簡易的自己診断表 次のリストでチェックしてみましょう 1981 年 ( 昭和 56 年 ) 以前の建物がある 柱や梁に変形しているところがある 新築後 20 年以上経っている 柱や梁にサビているところがある 階数は3 階建て以上である 雨漏りがある 建物の形状が不整形である 外壁にヒビが入っている 1 階と2 階の間に 中 2 階 がある 外壁からサビがにじみ出ている 新築後に 増築している 火災を受けたことがある 新築後に 間取りを変更している 外壁や屋根の老朽化が著しい 壁の位置を変えた 又は外している 設備機器の設置等で新築した時よりも重さが増えている 室内の老朽化が著しい 敷地は埋立地又は水田である 崖地に建設されている 建物が傾いている 狭い高台に建設されている いかがでしたか? いずれかに当てはまる場合は 建物耐震の専門家 である当社にご相談ください 耐震診断とは 現在在る建物 (1981 年以前の基準で建てられた建物 ) が地震の脅威に対して安全に使えるかどうかを見極めるための行為です 建物の耐震基準は 1981 年の建築基準法の改正によって それ以前のものを 旧耐震 これ以降を 新耐震 という言い方をします 過去の大きな地震被害の分析結果からも大きな被害は 旧耐震 の建物に集中しており 新耐震 の建物は軽微な被害に留まっています この旧耐震の建物が新耐震の建物と比べてどの程度の強度を持っているのか? 現状の建物の保存状態を反映して 構造設計を見直すことを 耐震診断 といいます いいかえれば 古い構造基準で設計された既存建物に対して 現行の耐震基準によりその耐震性を再評価する これが 耐震診断 と呼ばれているものです 1978 年宮城県沖地震 (M7.4)

既存の建物の耐震診断を実施する上で 重要な要素のひとつが診断に要する時間と費用です まず 予備調査 により 簡易な調査や診断で耐震性に疑問があるかどうかを判断します もし この段階で 診断の必要あり と判断されれば さらに 耐震診断 として精密な診断をおこなって問題点を明らかにし そして 耐震性の問題で補強が必要 との診断結果が出た場合 耐震補強案の策定 まで進めていきます もちろん 問題なし となればそれにこしたことはありません このような手順により時間と費用の問題は合理的に解決できます 診断の結果やご希望により 耐震補強やリニューアルなどの改修 又は建替えにお進みいただく事も可能です 耐震診断 予備調査 本診断 診断必要無し ( 安全 ) 補強不要 ( 安全 ) お客様とのお打合せ 現地予備調査 耐震診断必要性の判定 与条件の整理 現地本調査の実施 補強必要 診断の実施 補強計画案 診断の必要有り 補強非困合難理や的採な算場性合が ご相談内容とご要望の確認 建築時期や建物の履歴 状況を確認 既存の設計図 計算書の有無を確認 地盤調査書等の有無を確認 建物の現況確認 ( 簡易的目視確認 ) 耐震診断手法や調査方法の検討 診断費用の見積りと期間のご相談 業務委託のご依頼確認と契約締結 補助金等の調査 外観 ひび割れ 変形等調査 既存資料との照合 構造体の診断 コンクリート試験体抜取 圧縮強度試験 構造体の中性化試験等 既存設計図 計算書等の内容検討 建物構造体の耐震性検討 非構造部材の耐震性確認 建築設備の耐震性確認 耐震性能の総合評価 報告書の作成 補強の場合 補強案の検討と作成 補強案に伴う概算工事費の算定 設計 耐震補強 ( 改修 ) 設計 改築 ( 建替 ) の計画と設計 業務委託のご依頼の確認と契約締結 お客様のご要望の確認 施工条件 ( 施工期間 制約 ) の確認 法規適合性確認 計画案の提案と打合せ 工法や使用材料の提案と選定 実施設計 設計図書の作成 工事費の算定 工事 耐震補強又は改築工事の工事監理 業務委託ご依頼の確認と契約締結 工事業者見積り内容の精査 工事の指導と助言 工事内容の確認 検査の実施 補強不要 安全な施設 新しい施設 耐震診断や補強 建替えにて安全を確認し 安心して運営していただくことが出来ます

耐震診断の費用は 建物の規模や形状 構造等の要因による難易度 診断の程度などの条件により異なります 目安としては 床面積 1,000m2程度 鉄筋コンクリート造又は鉄骨造 地上 2 階建て の場合で 下記のようになります 耐震診断費用 : 80~150 万円 ( 二次診断の場合 ) ( 現地調査と 試験体抜取の上 圧縮強度 調査費用 : 30~50 万円試験と構造体の中性化試験の場合 ) 耐震診断に必要な費用は 一般的に上記の耐震診断費用 + 調査費用となります コンクリート試験体の抜取 構造体の中性化試験 耐震診断に必要な書類 図面 ( 意匠図 構造図 ) 構造計算書 ( 無い場合はご相談ください ) 建築確認通知書 ( 無い場合は竣工年を確認出来る書類等 ) 費用の目安に含まれていないもの 意匠図及び構造図がない場合の図面作成費用 建物に付属する工作物 設備機器等の耐震診断 耐震診断第三者判定費用 耐震 補強 設計 ( 診断の結果 補強が必要な場合 ) なお 特殊な建築調査法 ( はつり配筋調査など ) や 図面 ( 意匠図 構造図 ) 構造計算書 建築確認通知書の有無など様々な条件により 必要な作業と費用が変わりますので 詳しくはお問合わせください 正確な御見積もりを致します 千葉県の場合 千葉県では平成 23 年度において 私学幼稚園における園舎の耐震化を緊急に促進し 大規模地震時における幼児の安全の確保を図るため という目的で 昭和 56 年 (1981 年 ) 以前の園舎に対し 補助対象事業を募りました ( 初回の提出期限は8 月でした ) 対象事業 耐震診断 改築工事 ( 建替え ) 耐震補強工事 補助率 補助対象経費の 1/2 以内 備考 補助対象経費について耐震診断に係る経費は補助対象経費となります また 耐震補強工事に係る実施設計費用も一部対象に含まれています 改築工事や 耐震補強工事の工事費も 一部を除き補助対象経費とみなされますが その建物が耐震補強工事で済むのか 又は建替え ( 改築 ) 工事の対象となるかは 耐震診断の結果次第です 確認のために 先ずは耐震診断の実施をおすすめします 補助金申請業務など 面倒な作業は私達にお任せ下さい耐震診断に関する補助金など 補助 助成制度は年度ごとに変化し続け わかり難くなってきています 診断や工事などで悩まれている方は是非当社にご相談下さい