アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

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Microsoft Word 年1月(リリース).doc

Microsoft Word - リリース doc

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

2007 年 10 月 子どもの生活に関するアンケート調査 より 学校教育に対する親の認識と子どもの関心 ~ 学校教育での学習に対して 非常に満足している 親はごく僅か ~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 全国の

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

<4D F736F F D208E7182C782E082CC90B68A888EC091D492B28DB870302D70362E646F63>

Microsoft Word 年6月リリース(HP用).doc

調査実施の背景 今日 様々な調査において 仕事上重要な能力の1つとして コミュニケーション能力 が上位にあげられています しかし 一言でコミュニケーション能力といっても 企業で求められるそれは多岐にわたり 具体的にどのような能力がどのような人で重要ととらえられ 各人においてそれぞれのコミュニケーショ

スライド 1

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

調査の実施背景 介護保険制度が 2000 年に創設されてから 10 年余りが過ぎました 同制度は 家族介護をあてにせずに在宅介護ができる支援体制を整えることを目的として発足されたものですが 実際には 介護の担い手としての家族の負担 ( 経済的 身体的 精神的負担 ) は小さくありません 今後 ますま

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

Microsoft Word 年10月(HP).doc

❷ 学校の宿題をする時間 宿題に取り組む時間は すべての学年で増加した 第 1 回調査と比較すると すべての学年で宿題をする時間は増えている 宿題に取り組むはおよ そ 40~50 分で学年による変化は小さいが 宿題を しない 割合はになると増加し 学年が上がるに つれて宿題を長時間する生徒としない生

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

Microsoft Word - news1207.doc

第 2 章 子どもと子育てを取り巻く現状

平成18年度

調査の背景 埼玉県では平成 29 年度から不妊に関する総合的な支援施策として ウェルカムベイビープロジェクト を開始しました 当プロジェクトの一環として 若い世代からの妊娠 出産 不妊に関する正しい知識の普及啓発のため 願うときに こうのとり は来ますか? を作成し 県内高校 2 年生 3 年生全員

家族時間アンケート結果報告書 家族時間 に関する アンケート調査の結果 平成 23 年 6 月 福井県 - 1 -

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

調査の実施背景 近年の消費スタイルは 長引く不況下での節約志向の定着の中で 環境問題や節電が 心がけられたり 東日本大震災の復興支援を目的とした応援消費 支援消費が意識され るなど 単に 安くていいもの を基準としたコストパフォーマンスだけでは説明でき なくなってきています こうした動きの中で 消費

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

資料1 団体ヒアリング資料(ベネッセ教育総合研究所)

Microsoft Word - 小学生調査(FINAL) _.doc

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

調査実施の背景 2015 年 1 月からの相続税における基礎控除の引き下げを前に 孫等への教育資金一括贈与の非課税制度に対する社会的反響が続いています 一般社団法人信託協会のとりまとめによれば この制度に基づく教育資金贈与信託の受託契約件数は取り扱い開始以降増加を続け 2014 年 9 月現在で 8

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

小学生対象アンケート調査 低学年調査 () 基本属性 学年 ( 問 ) 学年は 年生 (33.0 %) 2 年生 ( 34.2 %) 3 年生 ( 32.5 %) ともに 30% 台前半と なっている ( 図表 --) 図表 -- 学年 ( 全体 ) 年生 2 年生 3 年生 全体 (N=,54)

調査の背景と目的 健康長寿社会の実現がわが国の重要課題となる中 企業が人々の健康づくりに取り組むことを促す動きが広がっています また 健康経営 という観点から 企業が従業員の健康づくりに取り組んだり それを推進したりする動きもあります こうした動きと並行して 従業員の健康づくりへの取り組み状況等に関

七尾市 事業ごとに利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.) (.%) ( 各.%) の順となっています 問 0. 保育園などの一時預かり ( 年間 ) n= 0 人 以上 幼稚園の預かり保保育は 年間 0-0 ( 各.%) が最も多くなっています ファミリー

小学生の英語学習に関する調査

調査結果概要

調査実施の背景 第一生命経済研究所は 生活者の意識や行動の現状と変化をとらえるため 1995 年より 今後の生活に関するアンケート を実施し ライフデザイン白書 を出版してまいりました 第 8 回目となる ライフデザイン白書 2015 ( ) では 家族 地域 消費 就労 健康 介護 人生設計 とい

表紙(A4)

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長く働き続けるための「学び直し」の実態と意識|第一生命経済研究所|的場康子

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

第 5 部子どもの居場所 1. 放課後 休日の過ごし方 (1) 平日の放課後に過ごす場所調布市の小学 5 年生は平日の放課後を 自分の家 で過ごすことが多く 37.5% は 毎日 28.0% は 週に 3~4 日 自宅で過ごしている 毎日 放課後を過ごすことが次に多いのは 学校 4.8% 塾や習い事

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

調査実施の背景 当研究所では 2008 度に 消費者と企業のコミュニケーション - 顧客と供給者 の関係における消費者側の意識 - をテーマに扱い調査を行いました その結果 情報源が多様化し 情報量が膨大となった社会において 1 消費者はネットを中心に消費に関する多量な情報を収集しているものの 2ネ

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

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家庭における教育

調査結果 子どものスマホ利用の実態 子どものファーストスマホ半数以上が Android を利用 2 割弱が 中古スマホ を利用 子どものファーストスマホ選択基準 自分と同じキャリア 端末代金が安い 月額利用料金が安い 小学 3 年生 ~ 中学 3 年生のスマートフォン ( 以下スマホ ) を保有して

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

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子供・若者の意識に関する調査(平成28年度)

◎公表用資料


「学び直し」のための教育訓練給付制度の活用状況|第一生命経済研究所|的場康子

スライド 1

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資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

平成26年度調査研究活動報告書

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小学校国語について

平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)

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調査の実施背景 第二次世界大戦後の 1948( 昭和 23) 年に新民法が施行され 家族の概念は これまでの家父長制の直系制家族から夫婦制家族へと移行しました たとえば相続財産については 現行の民法では 兄弟姉妹で均等に相続するのが原則となっています しかし墳墓の継承については 民法第八九七条による

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領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

< 受験生トレンド > 受験生に必須のアイテム 受験生の半数以上が勉強に SNS を活用 3 人に 1 人以上が活用している Twitter が第 1 位に 目的は モチベーションを上げたい 記録に残したい 共有して安心したい が上位に 勉強専門アカウントについては約 5 割が興味 約 2 割が活用

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

1 お子さんとご家族の状況について 子どもをみてもらえる親族 知人 0 歳 1 2 歳 3~5 歳ともに 緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる が最も多く 60 を超えています 0 歳児は他の年齢に比べて 日常的に祖父母等の親族にみてもらえる が 37.1 となっています 少数では

自分がこだわりのある部分には 積極的にお金をかけたい (P.9) の学生では特に こだわり消費 への意識が高い 将来を見据える一方 必要と思うものには積極的に消費する姿勢あり 選ぶのが難しいモノを購入 契約するときに 情報を収集したり調べたりするのは面倒くさい (P.1) の学生でも半数近くが情報収

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(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

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(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

2) 親子関係 家族との生活に満足している について と の調査と比較した 図 12-2 に 示しているように の割合は 4 かとも増加傾向が見られた 日 本 米 中

25~34歳の結婚についての意識と実態

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

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3. 将来の目標がはっきりしている を肯定する子どもは半数程度 中学生がもっとも低く 高校 3 年生で 6 割になる 将来の目標がはっきりしている ( あてはまる [ とても + まあ ]) の比率は 小 4~6 生で 5 割強 中学生で 4 割台に低下し 高 3 生で 6 割になる 夢見る小学生と

調査の項目 Q1. 一日 ( 平日 ) にどの位時間を使っていますか? また希望する時間は? 外で遊んでいる時間 は 35 年間で半減 テレビ離れも進む (3P~) Q2. あなたにとって 大切な時間 と 無駄な時間 は? 大切な時間は1 睡眠 2 食事 3 家族と一緒にいる ゲーム の時間は大切で

2002 年 2 月 全国の 20~69 歳の男女 598 名に聞いた 外国人労働者に関する意識調査 第一生命保険相互会社 ( 社長森田富治郎 ) のシンクタンク ライフデザイン研究所 ( 所長千葉商科大学学長加藤寛 ) では 全国の 20 ~ 69 歳の男女 598 名を対象に標記についてのアンケ

質問 今年のクリスマスについて 予算は全て 人当たり 今年のクリスマス イブは火曜日ですが ご自身のクリスマスは何日に行いますか? ( 回答者数 :,4 名 ) 全体では クリスマス イブ の 4 日 という人が一番多く (7.6%) 日 ( 日 ) (0.8%) 3 日 ( 祝 月 ) (0.%)

調査結果 1 国内ユーザー SNS 利用率 トップは で 69.6% 1 位は 69.6% 2 位は 40.9% 3 位は 23.0% 調査対象者が 利用している SNS を複数回答で聞いたところ 1 位は で 69.6% 2 位以下は が 40.9% が 23.0% が 19.6% が 19.4%

受験期は子どものストレスが増す 95.3% 受験期の子どもとの接し方に不安 68.6% 保護者の 93.0% は 受験期は金銭的な負担が増える と不安視 小学生または中学生の子どもを持つ 20 代 ~50 代の男女に対し 受験期の不安や受験期の子どものサポートについて聞きました 全回答者 (1,00

 

 

Microsoft Word - wt1608(北村).docx

(1) 電子書籍 雑誌について 子どもライフスタイル調査 2017 春 電子書籍の閲読の有無女子小 4~6 年生の 44% が電子書籍を読んだことがある 電子書籍 ( 雑誌 コミックスを含む ) を読んだことがあるかどうか尋ねたところ 女子小学生の 29% が電子書籍を 読んだことがあると回答 女子

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(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

Transcription:

子どもの生活に関するアンケート調査 より 小中学生の放課後生活 ~ 小学生男子 ボール遊びをするところがない 3 割弱小学生女子 塾や習い事で忙しい 2 割強 ~ 08 年 3 月 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親とその子どもを対象に 標記についてのアンケート調査を実施いたしました この程 その調査結果がまとまりましたのでご報告いたします 小学生の放課後の過ごし方の現実と希望 (P2) 小学生の放課後の過ごし方は 友達と遊ぶ が約 8 割 習い事に行く が約 6 割 習い事に行く 勉強する は希望と現実のギャップが大きい 中学生の放課後の過ごし方の現実と希望 (P3) 中学生の放課後の過ごし方は クラブ活動に参加する が 7 割以上 希望する過ごし方は 友達と遊ぶ 体を休める 寝る が上位 小中学生の放課後 困っていること (P4) 小学生男子 ボール遊びをするところがない 女子 塾や習い事で忙しい が第 1 位 中学生 男女ともに第 1 位 クラブ活動で忙しい 第 2 位 塾や習い事で忙しい 普段一緒に遊ぶ友達 (P5) 小中学生ともに クラスや学校の友達 と最も多く遊んでいる 小学生の第 2 位 近所の友達 中学生の第 2 位 クラブ活動の友達 有意義な放課後生活に必要なこと (P6) 有意義な放課後生活には 通学路の安全確保 子どもが安心して遊ぶことができる 公園や広場を増やすこと 運動能力向上のための活動を行うこと 等が必要 < お問い合わせ先 > 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室広報担当 ( 室井 新井 ) TEL.03-5221-4771 FAX.03-3212-4470 アドレス http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927 名 (86.0%) 母親 930 名 (86.3%) 子ども 548 名 (96.6%) 4. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 5. 調査方法質問紙郵送調査法 6. 実施時期 07 年 3 月 1

電子ゲームをして小学生の放課後の過ごし方の現実と希望 小学生の放課後の過ごし方は 友達と遊ぶ が約 8 割 習い事に行く が約 6 割 習い事に行く 勉強する は希望と現実のギャップが大きい 図表 1 小学 4~6 年生の放課後の過ごし方の現実と希望 < 複数回答 > (%) 100 82.6 80 60 0 友達と遊ぶ84.6 63.1 習い事に行く15.1 59.4 音楽をきく 本やマンガをよむ58.4 43.3 テレビをみたり 家で過ごす22.1 52.7 勉強する13.1 49.7 遊ぶ44.6 27.5 26.8 24.2 23.8 23.5 21.1 15.1 7.0 5.4 3.4 4.4 4.7 3.0 1.3 児童クラブ活動に参加体を休める 寝る一人で遊ぶ希望その他現実 放課後クラブや学公園や広場に行く童保育に行く館で遊ぶする(n=298) 注 : 小学 4~6 年生の子どもの回答結果 小学 4~6 年生の子どもに 放課後どのように過ごしているかをたずねました 友達と遊ぶ (82.6%) が最も多く 次いで 習い事に行く (63.1%) が第 2 位となりました ( 図表 1) 以下 テレビをみたり 音楽をきく 本やマンガをよむ (59.4%) 家で過ごす (58.4%) 勉強する (52.7%) 電子ゲームをして遊ぶ( テレビゲームや携帯用のゲーム等 ) (49.7%) といった屋内での過ごし方が続き その後に 公園や広場に行く (24.2%) といった屋外で遊ぶという項目が続きました また 同じく小学 4~6 年生の子どもに 放課後に希望する過ごし方をたずねたところ 上位 2 位は 友達と遊ぶ (84.6%) 電子ゲームをして遊ぶ (44.6%) となりました 現実と希望の回答割合のギャップが特に大きい項目をみると 習い事に行く 勉強する といった項目であり 希望よりも現実の回答割合のほうが約 ポイント高くなっています これらの項目は 多くの小学生にとって あまり希望しないが現実には行っている 過ごし方 であるといえます 反対に 現実よりも希望のほうが高い項目( 公園や広場に行く や 体を休める 寝る 等 ) もありますが 約 3ポイント以下の差です ある程度 希望する過ごし方を実際に行ってはいるものの 他方 希望しない過ごし方を余儀なくされているという側面も浮き彫りになっています 2

中学生の放課後の過ごし方の現実と希望 中学生の放課後の過ごし方は クラブ活動に参加する が 7 割以上 希望する過ごし方は 友達と遊ぶ 体を休める 寝る が上位 図表 2 中学生の放課後の過ごし方の現実と希望 < 複数回答 > (%) 80 71.6 64.4 58.8 60 53.2 45.2 48.0 48.0 39.2 42.0 0 ク音楽をきく 本やテレビをみたり 友達と遊ぶ体を休める 寝る家で過ごすラブ活動に参加マンガをよむする54.0 39.6 遊ぶ36.4 電子ゲームをして32.4 勉強する31.6 8.4 8.0 習い事に行く16.4 6.4 一人で遊ぶ6.4 5.6 0.8 0.4 2.8 2.0 児童館で遊ぶ公園や広場に行く(n=250) 希望その他現実 注 1: 中学生の子どもの回答結果注 2: 放課後クラブや学童保育に行く の項目に対しては 現実 希望 ともに回答がゼロであった 同様に中学生に対して 放課後どのように過ごしているか また希望する過ごし方についてたずねました 回答割合をみると 現実の過ごし方は クラブ活動に参加する が7 割以上を占め 小学生で高い割合を示した 友達と遊ぶ は 5 割以下 電子ゲームをして遊ぶ は 4 割以下 習い事に行く は3 割程度となりました ( 図表 2) 一方 希望する過ごし方としては 友達と遊ぶ (64.4%) 体を休める 寝る (54.0%) が上位を占めました 現実と希望とのギャップが特に大きい項目をみると クラブ活動に参加する 勉強する 習い事に行く といった項目であり 希望よりも現実のほうが ポイント以上高くなっています 反対に 現実よりも希望のほうが高い割合を示した項目は 友達と遊ぶ 体を休める 寝る といった項目であり 12 ポイント以上開いています 中学生の場合 放課後 本当はもっと友達と遊んだり 体を休めたいと思っていても クラブ活動や勉強 習い事に忙しいという様子がうかがえます 3

小中学生の放課後 困っていること 小学生男子 ボール遊びをするところがない 女子 塾や習い事で忙しい が第 1 位 中学生 男女ともに第 1 位 クラブ活動で忙しい 第 2 位 塾や習い事で忙しい 図表 3 小中学生の放課後 困っていること ( 性別 )< 複数回答 > 50 30 10 0 0 10 30 50 男子 (n=148) 女子 (n=150) 43.2 41.3 27.0 14.7 14.9 18.7 12.8 24.7 11.5 8.0 10.8 11.3 4.7 17.3 4.1 4.0 2.0 6.0-1.3 ボール遊びするところがない遊ぶところがない塾や習い事で忙しい一緒に遊ぶ友達が少ない暇である何をして遊んだらいいかわからない誰と遊んだらいいかわからないクラブ活動で忙しいその他困っていることはない 13.5 2.0 14.9 8.8.3 17.6 7.4 7.8 8.8 男子 (n=148) 9.8 2.7 女子 (n=102) 3.9 2.7 1.0 31.1 26.5 1.4 2.9 38.5 48.0 注 : 小学 4 年生 ~ 中学生の子どもの回答結果 小中学生それぞれに 放課後の生活において困っていることをたずねました その結果 困っていることはない への回答が 小中学生の男女ともに約 4 割を占めましたが それ以外の 困っている内容 を示した項目については 小中学生あるいは性別によって回答傾向が異なります ( 図表 3) すなわち 小学生の男子は ボール遊びをするところがない (27.0%) 女子は 塾や習い事で忙しい (24.7%) が第 1 位となりました また 小学生女子の第 2 位は 遊ぶところがない (18.7%) 第 3 位は 何をして遊んでいいかわからない (17.3%) であり いずれも約 2 割の回答割合です 中学生をみると 男女ともに クラブ活動で忙しい ( 男子 31.1% 女子 26.5%) と 塾や習い事で忙しい ( 男子.3% 女子 17.6%) が上位 2 位までを占めました 4

一緒に遊ぶ友普段一緒に遊ぶ友達 小中学生ともに クラスや学校の友達 と最も多く遊んでいる 小学生の第 2 位 近所の友達 中学生の第 2 位 クラブ活動の友達 図表 4 普段一緒に遊ぶ友達 ( 就学状況別 )< 複数回答 > (%) 96.6 100 80 60 0 クラスや学校の友達92.4 39.9 近所の友達13.6 15.4 64.8 クラブ活動の友達13.8 塾や習い事の友達17.6 4.0 ブ 学童保育の友達2.8 放課後クラ中学生 (n=250) 1.0 児童館の友達- 0.7 その他2.0 4~6 年生 (n=298) 0.3 達はいない小学 2.0 注 : 小学 4 年生 ~ 中学生の子どもの回答結果 普段一緒に遊ぶ友達についてたずねました 小中学生ともに クラスや学校の友達 の回答割合が第 1 位となりました ( 小学生 96.6% 中学生 92.4%)( 図表 4) ただし 2 位以下の回答割合の順序は異なり 小学生の第 2 位は 近所の友達 (39.9%) 中学生の第 2 位は クラブ活動の友達 (64.8%) となっています 放課後の過ごし方 において 小学生は 友達と遊ぶ 中学生は クラブ活動に参加する の回答割合が高いという結果が示されましたが 交友関係はこれと関連しており 概ね 小学生はクラスや学校に加え 近所の友達と 中学生はクラスや学校に加え クラブ活動を通じた友達と遊んでいます 5

有意義な放課後生活に必要なこと有意義な放課後生活には 通学路の安全確保 子どもが安心して遊ぶことができる公園や広場を増やすこと 運動能力向上のための活動を行うこと 等が必要 図表 5 子どもが放課後を有意義に過ごすために必要なこと ( 子の就学状況別 ) 60.1 92.2 81.4 84.8 79.9 90.1 84.8 49.8 70.4 73.3 76.1 82.3 82.7 86.4 87.2 95.5 43.5 48.3 84.8 91.4 84.0 85.9 86.2 81.0 0 60 80 100 通学路の安全確保子どもが安心して遊ぶことができる公園や広場を増やすこと運動能力向上のための活動を行うこと子どもが自宅で休息すること色々な学年の子ども達との交流の場を増やすこと親同士のコミュニケーション子どもが学校や地域のクラブ活動に参加すること芸術や伝統文化を学ぶことこどもが公園などの掃除や 福祉施設などでのボランティア活動を行うこと補習などの学習を行うこと児童館の認知向上放課後児童クラブ(学童保育)を増やすこと小学 4~6 年生の母親 (n=243) 中学生の母親 (n=269) (%) 注 1: 小学 4 年生 ~ 中学生の子どもを持つ母親の回答結果注 2: 数字は 各項目に対して とても必要である と まあ必要である の合計値子どもが放課後の生活を有意義に過ごすために どのようなことが必要であると思うかを母親にたずねました 子どもの就学状況による回答傾向の違いはあまりなく 通学路の安全確保 子どもが安心して遊ぶことができる公園や広場を増やすこと 運動能力向上のための活動を行うこと 等が上位を占めました ( 図表 5) 中学生の多くはクラブ活動に参加していることを前述しましたが 中学生の母親の 子どもが学校や地域のクラブ活動に参加すること への回答割合も 9 割以上を占めており そのような過ごし方に親も肯定的のようです 他方 小学生が参加できるクラブ活動が少ないためか 小学生のクラブ活動への参加はあまり多くありません 今後 小学生のクラブ活動のあり方について 多くの子どもの参加機会を増やす方向で再考の余地があるものと思われます 6

研究員のコメント 小中学生およびその父母の回答をもとに 放課後の過ごし方についての実態と意識をみてきてきました 小中学生は 本当は遊んだり ゆっくり休みたいと思っていますが 実際には 多くの小学生は習い事 中学生はクラブ活動で忙しくしています なぜ このように小中学生は 習い事やクラブ活動で放課後を忙しく過ごしているのでしょうか その背景には ボール遊びをするところがない や 遊ぶところがない というように 遊ぶ場所が限定されてしまっており 思うように遊べないことも影響していると思われます 実際に 地域によっては ボール遊び禁止 の公園が増えており 子どもがボールを追いかけて遊べない状況が余儀なくされています このようなことから 子どもが放課後生活を有意義に過ごすためには 通学路の安全確保のみならず 子どもが安心して遊ぶことができる公園や広場を増やすこと等が求められます また 小学生のクラブ活動参加は現状では少ないようですが 小学生の親の多くは クラブ活動への参加を希望しています 小学生のクラブ活動の参加機会を増やすことによって 特に放課後生活をもてあましているように見受けられた小学生女子をはじめとして 子どもたちの友達づくりにも寄与すると思われます 学校のみならず 家庭や地域等で過ごす放課後生活も 子どもの成長にとっては重要なものです 次世代育成支援として 子どもが放課後 たくさんの友達とのびのびと遊ぶことができるような環境整備の充実も必要と考えます ( 研究開発室主任研究員的場康子 ) 7