1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや

Similar documents
Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

< F2D87408E7793B188C C993A190E690B6816A2E6A7464>

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

解答類型

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

自己紹介をしよう

学習評価に関する本県の方針について

<4D F736F F D E7793B188C D915F88E48FE38BB E646F63>

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

いろいろな衣装を知ろう

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

<小学校 生活科>

第6学年 国語科学習指導案

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Microsoft Word - åł½èªžç§‚2å¹´2çµ—ã••ï¼™ã†¤ã†®ã†łã†¤ã‡†ã†—ã‡™ã†‘ã‡›ã†¹ã‡‹ã†ƒã••ã•„ã†µã‡“ã†Šã†“ã†¯ã•†ã†©ã‡fiㆪㆬㆮ㕓æ„⁄尔桋

Microsoft Word - 提出論文 全0227docx.docx

総合第 3 学年福山市立千年小学校指導者山本康子 単元名 何もないとは言わせない!~ 千年の町のじまんをしよう ~ 本単元で育成する資質 能力 表現力主体性 積極性 思いやり自らへの自信 1 年間指導計画 月 千年の町をじまんしよう (70 時間 )

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

ように話す順序を考えて発表原稿をまとめ, 発表カードの大枠を完成させる ここで, 発表カードの内容をより充実させるために, 再度, ペアで発表カードを聞き合い, 質問し合う活動を通して, 発表原稿の付け加えを行い, 発表カードを完成させる 次に, 発表の練習に取り組む 発表練習に取り組む前に, 相手

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

Taro-4年 総合 指導案(最終)

社会科学習指導案

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

3. 単元目標 自の育てている野菜の変化の様子を観察したり 地域の人に話しかけたりしながら すすんで課題を解決することができる ( 関心 意欲 態度 ) 野菜の生長の様子や 地域のお店の様子について気付いたことを絵や文章などにかき 伝えることができる ( 思考 表現 ) お店の人にインタビューしたり

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

<4D F736F F D208FAC8A778D5A8D918CEA816992B794F6816A2E646F6378>

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

Taro-5年研究のまとめ

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

H27 国語

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

きるか, 必要なものを取捨選択したり, 試したり見立てたり工夫したりしながら, 自分が選んだおもちゃや楽器をつくる できたおもちゃや楽器を交流し, 友達とアドバイスしあいながら, 改良したり, 遊び方を工夫したりして, よいものにしようとする おもちゃフェスティバルを開き実際に遊び, みんなが楽しく

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

< F2D34944E90B682CC8EC A926E8FAC816A2E6A7464>

<4D F736F F D F18CBE A D8D DC58F49816A39382E646F63>

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

【授業 1】

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

<ICTの活用 > 第 3 時でデジタルカメラを使い子ども達の制作途中の作品を撮影し, 大型テレビを活用して提示する 道具の使い方の工夫を分かりやすく示したり, 作品の面白さを紹介したりすることで 自分の作品にも取り入れてみたい という活動への意欲付けになると考える 2 題材の目標 粘土を切ったりけ

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

第1学年国語科学習指導案

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

第4学年算数科学習指導案

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

児童はこれまでに これは何でしょう (1 年下 ) で ものの特徴を聞き手に分かり やすく説明したり その特徴を落とさないようにしながら聞いたりする学習や 問題が分 かるように はっきりした発音で話す学習をしてきている だが それらを意識はしてい ても十分身に付いているとは言い難い 日々の学習の中で

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

う来なかった 翌々日の月曜日 あきらは じゅんに いいよ と返事をもらったのに どうしてこなかったのか と詰め寄った それに対して じゅんからは いいよ って 断ったじゃないか という返事が返ってきた という内容である ここでは 文字だけで思いを伝える難しさと 相手の立場をよく考えて情報を発信する大

< F31322D C8E825693FA8A778F4B8E7793B188C42E6A7464>

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

【大竹市】玖波小学校 算数「垂直・平行と四角形」(4年)HP

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

第 1 学年 1 組国語科学習指導案単元名 : オリジナルじゃんけんであそぼう じゃんけんやさんをひらこう 男子 14 名女子 16 名計 30 名 指導者渡部英里単元について 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 1 学年及び第 2 学年, A 話すこと 聞くこと の指導事項 イ相手に応じて,

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

<4D F736F F D20819A8AAE90AC814089CD93E08FAC8A778D5A814090B68A8889C88E7793B188C42E646F6378>

<4D F736F F D AAE90AC94C5817A E7793B188C481698D5D E7397A791E58A A778D5A814094F68FE3816A2E646F63>

ICTを軸にした小中連携

平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

授業の構成要素 学び合う授業で育つ 3 つの力 資料 2 基礎 基本の力知識 理解 技能 問題解決力思考力 判断力 表現力 想像力 学ぼうとする力学習意欲 自己有用感 身に付けた知識 技能を活用したり その成果を踏まえた探究活動を行う中で学び合う授業を展開する 教師の役割 < 問題提示の工夫 > 多

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

6 単元の構想本単元の目標相手に応じて大野の ステキ を整理 分析することを通して, 内容や表現方法を工夫して発信することができる 本単元で活用する既習事項 小中の連携 第 1 学年生活科 がっこうだいすき 第 2 学年生活科 聞いて聞かせてまちのすてき どきどきわくわくまちたんけん もっとなかよし

Transcription:

小学校第 4 学年国語科単元名 調べたことを整理して報告しよう 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 教材文を読み 興味をもったことについて話し合ったことをもとに 自分の課題を決め 調べ 発表する活動を通して 伝えたい目的を明確にして話すことができる力や話の中心に気付けて聞く力をつけることをねらいとしている わたしたちの社会は いろいろな人が周りの人やものとさまざまな方法でかかわっている 本教材は そのことに気付き 自分たちの生活を見つめ直す中で よりよくかかわり合うことについて自分の考えを広げたり深めたりすることが期待できる ここでは 身近にあるさまざまな点字や目の不自由な人の生活等に目を向けさせ 言葉や文字 体の不自由な人とのコミュニケーション について知的理解を図り 調べたことを発表し合う活動の中で 他者を尊重しようとする態度を育成したい このような相手を大切にした聞き方 話し方を身につけさせ 能動的な傾聴 適切な自己表現等を可能とするコミュニケーション技能 ( 技能的な側面 ) を育むことは 学んだことを自分たちの日常生活や体験と結びつけて考え いろいろな人とよりよくかかわっていくために進んで行動する力につながると考える 2 単元の目標 相手や目的に応じて 話の内容を明確にして話したり 話の中心に気を付けて聞き 質問したり感想を述べたりすることができる 3 人権教育を通じて育てたい資質 能力 他者の思いや考えを尊重して受容しようとする ( 価値的 態度的側面 ) 調査や発表活動を通して 相手の思いや考えのよさや自分との違いを共感的に受け止めるとともに 自分の意見や感想に自信をもって表現することができる ( 技能的側面 ) 4 指導のポイント (1) 人権感覚を育てる上で大切にしたいポイント 発表会では ポスターセッションやワークショップなど 全員がお互いの発表を聞けるように 発表方法などを工夫する 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で発表や伝え合いの学習ができるようにする 道徳や総合的な学習の時間など 他教科との関連を図り 擬似体験活動や交流会などを取り入れ コミュニケーションの技能や他の人の立場に立って考える (2) 人権が尊重される授業づくりの視点想像力が培われるよう 系統的 計画的に実施する Ⅱ 感 小国 1

1 自己存在感児童の生活体験や生活環境の実態 興味 関心を把握し 他教科との関連を踏まえて 様々な視点から取り組めるように課題提示の工夫を行う 2 共感的人間関係話し合いや発表会のときには 相手を大切にした聞き方と発表の仕方ができるように意識させ 支持的雰囲気の中で学び合わせる また 自分との違いや他者のよさから学ぼうとする態度を育てる 3 自己選択 決定課題解決のために集めた情報の分析 整理の方法や発表の仕方を提示し 児童の実態に応じて選択できるようにする 5 学習の流れ (1) 指導計画 (15 時間取り扱い ) 光村図書 だれもがかかわり合えるように の例 学習活動 人権尊重の視点を踏まえた指導上の留意点等 1 冒頭部分を読み 教材のねらいを確かめ 学習課題や単元を貫く言語活動を決め 学習計画を立てる 2 時間 2 伝える相手と目的をはっきりさせて 調査内容などを決める 3 目的に合わせ 調査方法を考え 調査計画を立てる 4 計画に沿って取材活動を行う 3 時間 これまでの学習や資料から 人と人 人とものとのよりよいかかわりについてお互いの考えを交流させる 一人一人の関心や意欲を高めつつ 見通しをもって能動的に学習が進められるようにする 学級の人に伝えるという相手意識 目的意識をはっきりさせる 児童の実態に合わせた調査の方法や計画となるよう支援する 各グループの取材相手や内容を把握し 関係機関に対して 事前に連絡を取っておく 体験交流相手校 ( 特別支援学校 老人施設など ) 専門機関 ( 点字 手話 盲導犬 高齢者 介助犬 車いす用駐車スペースなど ) 5 調べた情報を分類 整理する 観点に沿って集めた情報を 話したい内容が明確になるように整理させる 6 伝えたいことを選び 構成を考えて 調べて分かったこと ( 事実 ) と自分の考発表原稿を書く 2 時間 えを区別して原稿を書かせる Ⅱ 感 小国 2

7 分かりやすく伝えるために必要な資料等を作成する 8 聞き手に分かるような発表になるように 発表の練習をする 2 時間 9 発表会を行い 調査 発表を振り返る ( 本時 ) 2 時間 課題解決に適した提示方法を選ばせ 見やすさを考えて作成させる 友達とアドバイスをし合い よりよい発表になるよう練習させる よい発表ができるようになっているグループを紹介して 認め合えるようにする グループで練習してきたことを 自信をもって発表させる 聞き手は 話している人に体を向けて聞き 意見や感想を伝えることができるようにする 内容と発表の仕方の視点で 友だちの発表のよさに気付かせる 学習の始めと比較し 自分の考えが深まったことに気付かせる 個人発表 ポスターセッション ワークショップなど あらかじめ発表内容やテーマによって 学級全体を 1 時間目発表と 2 時間目発表の 2 つに分けておく 1 時間で 発表 交流 振り返り を行い これを 2 回行う 1 時間目に発表 聞き方 振り返りの視点を明確にすることで 2 時間目の交流 振り返りが深まるようにする Ⅱ 感 小国 3

(2) 人権尊重の意識と実践力を養う学習活動例 ( 光村図書 14 15 時間目 ) 目標 聞き手の反応を確かめながら工夫して発表したり 話の中心に気を付けて聞き 質問や感想を述べたりすることができる 人権教育で育てたい資質 能力 相手の伝えたいことを能動的に聞いて理解し 質問や感想を伝えることができる 主な学習活動 指導上の工夫 留意点評価 備考 1 本時のめあてを確かめる 学習計画に沿って進んでいることを認識させ 意欲をもたせる 聞く人に分かりやすいように気を付けて発表しよう 学習を振り返って 学んだことを伝え合おう 2 調べたことの発表会を行う 発表者 聞き手の反応を見ながらよい姿勢で見えやすい立ち位置で話す 声の大きさ 速さ 強弱 間の取り方に気を付け 大切なことを落とさずに話す 聞き手 大切なことを落とさずに聞く 疑問に思ったことなどを質問したり 思ったこと考えたことを伝えたりする 発表の仕方で気付いたことを伝える 意見や感想 質問をメモしながら聞く 3 発表を振り返ってシートに書き 分かったことや考えたこと 学んだことを伝え合う 学級の全員が発表できるように 人数に応じた形態で発表会を行う 相手意識をもって調査結果や自分の考えを分かりやすく発表し 友だちの発表に対して自分の意見や感想を伝えている 友だちの発表を 能動的に聞き 発表についての質問や感想を伝えている 自分の考えや今後の発表の参考になった発表を明確にさせる A さんの発表で のことを初めて知って驚いた 自分は と思うけど B さんの考えもいいと思う のように 友だちの発表の要点をとらえ 感想や意見 疑問を伝えるような話し合いにするために 話し方名人 聞き方名人 を意識させ 自分の考えと同じところや違うところ その理由等が言えるようにする 調べて発表することのよさを確認し 自分の考えを広げたり 分かったことを日常生活での行動に生かそうとしたりする記述があれば意図的に指名して全体に紹介する 資料 1 資料 2 資料 3 Ⅱ 感 小国 4

6 資料 光村図書国語四上かがやき 5 調べて発表しようだれもがかかわり合えるように pp.104~116 東京書籍新しい国語四下五調べたことをポスター発表で報告しよう 報告します みんなの生活 pp.91~99 東京書籍 報告します みんなの生活 の例 (12 時間取り扱い ) 学習活動 1 資料を提示して発表することのよさを知り 身の回りの生活の工夫について調べ 発表する見通しをもつ 2 時間 2 グループごとに身の回りの工夫 ( 福祉 ) について調べる 調べて分かったことを集め 発表で伝えたいことを話し合う 4 時間 3 何をどの順で発表するか どこでどの資料を提示するかを話し合う それぞれの発表の役割 を決め 資料を使った発表の練習をする 4 時間 4 調べたことの発表会を開き 学級全体で聞き合う 分かりやすい発表だったか 資料は効果的だったか伝え合う ( 本時 ) 2 時間 人権尊重の視点を踏まえた指導上の留意点等 他教科や総合的な学習の時間と関連させ 身近な福祉の問題を取り上げる 一人一人の関心や意欲を高めつつ 見通しを持って能動的に学習が進められるようにする ボランティア活動や福祉施設などでの交流体験 インタビューや調査をするときは グループで協力して行わせる グループの発表で伝えたいことを話し合う際は お互いの意見を尊重しながら集約していくようにさせる 話したい内容が明確になるように 観点に沿って集めた情報を整理させる 調べて分かったこと ( 事実 ) と自分の考えを区別して原稿を書かせる 課題解決に適した資料を選ばせ 見やすさを考えて作成させる 友達とアドバイスをし合い よりよい発表になるよう練習させる よい発表ができるようになっているグループを紹介して 認め合えるようにする グループで練習してきたことを 自信をもって発表させる 相手を大切にした聞き方や発表の仕方を確認させ 安心して発表できるようにする 聞き手は 話している人に体を向けて聞き 意見や感想を伝えることができるようにする 内容と発表の仕方の視点で 友だちの発表のよさに気付かせる Ⅱ 感 小国 5

資料 1 話し方 聞き方名人の例 資料 2 聞くときのメモの例さん ( グループ ) の発表 1 わかったこと 2 思ったこと ( にたような体けんがあったら書こう ) 話し方名人になろう(中) みんなを見て話そう さいごまではっきりと話そう 友だちと交たいしながら話そう(意見)はい わたしは と思います (さんせい)わたしは ~さんと同じです (つけくわえ)~さんにつけくわえます (はんたい)わたしは ~さんのいけんにはんたいです (しつもん)~さんにしつもんします (まとめ)まとめると りゆうをつけて話そう りゆうは ~だからです 聞き方名人になろう(中) 正しいしせいで聞こう 顔を見てさいごまで聞こう 自分の考えとくらべて聞こう はくしゅ うなずき 意見をつなげよう 同じです にています ちょっとちがいます つけくわえます ほかにもあります しつ問があります まとめます Ⅱ 感 小国 6

資料 3 発表会振り返りシートの例 発表会をふりかえろう 名前 ( ) 1 発表会のしかたについて ( よくできた できた もう少し ) 発表するとき 聞くとき いちないようはっぴょう聞いている人が見やすい位置内容や発表のしかたに に立って話す いけん かんそう ついて意見や感想をもつ 聞いている人の顔を見ながら話す 話す速さや間を考えて話す だいじ はや ま お 大事なことを落とさずに話す 自分のこととくらべて感想を言う 知りたいこと分からないこ しつもん とを質問をする 話す人を見てよいしせいで聞く 2 これからの学習や生活にいかしたいことは何ですか Ⅱ 感 小国 7