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一太郎 10/9/8 文書

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ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

九州における 道の駅 に関する調査 - 災害時の避難者への対応を中心としてー ( 計画概要 ) 調査の背景等 道の駅 は 平成 16 年 10 月の新潟県中越地震 23 年 3 月の東日本大震災において 被災者の避難場所 被災情報等の発信や被災地救援のための様々な支援の拠点として活用されたことなどか

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

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平成30年度事業計画書(みだし:HP用)

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<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

4-(1)-ウ①

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

事務連絡 平成 30 年 11 月 9 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 公共工事の円滑な施工確保について 公共工事の適正な入札及び契約を通じて建設業の健全な発達を図るとともに 平成 30 年 7 月豪雨や平成 30 年北海道胆振東部地震等の大規模災害からの復旧 復興の加速

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

一太郎 10/9/8 文書

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大阪湾広域臨海環境整備センターは、昭和57年3月に設立されて以来、30年余りにわたって、全国で唯一の府県域を超えた広域的な廃棄物の適正な最終処分を海面埋立てにより行う「フェニックス事業」を地方公共団体及び港湾管理者と一体となって推進してきたところであり

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

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平成20年度税制改正(地方税)要望事項

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資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

建設の施工企画 特集 5 長寿命化 維持管理 リニューアル 住宅の長寿命化への取組 国土交通省住宅局住宅生産課 今後の住宅政策においては これまでの つくっては壊す フロー消費型社会から いいものをつくっ て きちんと手入れして 長く大切に使う という ストック重視型への転換を図ってい

160627_26年度評価結果の反映状況(理事長説明後)

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図


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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

資料 2 東海管内における農業水利施設の防災 減災の取組 ( 農村地域防災減災事業 海岸事業 ) 平成 27 年 2 月東海農政局整備部防災課

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

防災業務計画 株式会社ローソン

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RO ( 改修 Rehabilitate- 運営等 Operate) 方式ハ民間事業者が公共施設等の設計及び建 BT( 建設 Build- 移転 Transfer) 方式設又は製造を担う手法民間建設借上方式 2 優先的検討の対象とする事業及び検討開始時期一優先的検討の対象とする事業建築物の整備等に関

特集大規模自然災害からの復旧 復興 参考 警察が検視により確認している死者数 50 名 災害による負傷の悪化または避難生活等における身体的負担による死者数 106 名 6 月 日に発生した豪雨による被害のうち熊本地震と関連が認められた死者数 5 名建物被害全壊 8,360 棟, 半壊 3

第6回議論における補足資料

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会


: 本来の行政目的のために実施する事業であり 大会や大会を通じた新しい日本の創造にも資するが 大会に直接資する金額を算出することが困難な事業 14 府省等 208 事業 5461 億円 C: 本来の行政目的のために実施する事業であり 大会との関連性が比較的低い事業 8 府省等 29 事業 826 億

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

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1 見出し1

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

NITAS の基本機能 1. 経路探索条件の設定 (1) 交通モードの設定 交通モードの設定 とは どのような交通手段のネットワークを用いて経路探索を行うかを設定するものです NITASの交通モードは 大きく 人流 ( 旅客移動 ) 物流( 貨物移動 ) に分かれ それぞれのネットワークを用いた経路

公的な住宅改修制度について

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平成 27 年度第 1 回状況説明 ( 要望 ) 活動 平成 27 年 8 月 3 日 ( 月曜日 ) 1 国土交通省 財務省 総務省 内閣府への状況説明 ( 要望 ) 活動について国土交通省へは 岡﨑高知市長と清水大洲市長を先頭に 国土交通省幹部及び関係部局へ状況説明 ( 要望 ) 書の手渡しと要

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が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

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地域における総合的な防災 減災対策 老朽化対策等に対する集中的支援 ( 防災 安全交付金 ) ⑵ 戦略的海上保安体制の構築等 戦略的海上保安体制の構築 法の支配に基づく海洋秩序維持のための支援 ⑶ 生活空間の安全 安心の確保 密集市街地対策の推進 住宅 建築物の耐震化 省エネ化の促進 公共交通におけ

重点項目表紙

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

1. 第 2 回検討会の位置付け H H H 第 1 回都市間高速道路料金割引検討会 今後の料金割引会社案の公表 経済対策の策定 H H 新たな料金の基本方針 ( 国土交通省 ) H ~27 新たな料金案の公表 (

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

平成 29 年 1 月 13 日観光庁 カテゴリー Ⅱ 以上の認定外国人観光案内所への支援を開始します 二次募集 ~ 訪日外国人旅行者にとって利用しやすい観光案内所の整備を促進 ~ 観光庁は 平成 29 年 1 月 13 日より JNTO( 日本政府観光局 ) が認定するカテゴリー Ⅱ 以上 ( )

国土技術政策総合研究所 研究資料

水素供給設備整備事業費補助金平成 28 年度概算要求額 62.0 億円 ( 新規 ) 省エネルギー 新エネルギー部燃料電池推進室 事業の内容 事業イメージ 事業目的 概要 燃料電池自動車 (FCV) は 水素を燃料とする自動車で 内外の自動車メーカーによって 開発競争が進め

交通政策基本法六八上げます 本案は 交通が国民生活の安定向上等を図るために欠くことのできないものであることに鑑み 交通に関する施策について 基本理念及びその実現を図るのに基本となる事項を定め 並びに国及び地方公共団体等の責務等を明らかにすることにより 交通安全対策基本法と相まって 交通に関する施策を

1 見出し1

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国土交通大臣 太田昭宏殿 平成 27 年 7 月 27 日 一般社団法人プレハブ建築協会 会長樋口武男 平成 28 年度住宅関連税制及び制度改正要望 昨年 政府は経済再生と財政健全化を両立するため 平成 27 年 10 月に予定していた消費税率 10% の引き上げを平成 29 年 4 月に 1 年半

平成 28 年度補正予算和歌山県における事業計画総括表 ( 単位 : 千円 ) 事業区分 負担基本額 地方負担額 河川関係 1,382, ,040 道路関係 3,651, ,314 公園関係 - - 港湾関係 ( 港湾海岸事業を含む ) 445, ,550 空港関

災害復旧制度の目的と沿革 目的 自然災害により被災した公共土木施設を迅速 確実に復旧する 対象施設 河川 海岸 砂防設備 林地荒廃防止施設 地すべり防止施設 急傾斜地崩壊防止施設 道路 港湾 漁港 下水道 公園 沿革 古くは明治 14 年より予算補助の形での国庫補助 明治 32 年 災害準備基金特別

(3) 技術開発項目 長周期波の解明と対策 沿岸 漁場の高度利用 ライフサイクルコストに基づく施設整備と診断技術 自然災害( 流氷 地震 津波など ) に強いみなとづくり 等 30 項目 技術開発項目として 30 項目の中から 今後 特に重点的 積極的に取り組んでいく必要のある技術開発項目として 1

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10 地震 火山噴火対策等の推進について 近年 我が国は様々な災害に見舞われている 東日本大震災後も 平成 28 年の熊本地震 本年 6 月の大阪府北部地震及び9 月の北海道胆振東部地震など大規模な地震が発生し 多大な人的 物的被害が発生した 地方公共団体においては 突然発生する大規模自然災害に備え

PowerPoint プレゼンテーション

国立大学法人富山大学 PPP/PFI 手法導入優先的検討要項

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

道路建設事業の再評価項目調書 とのみ 事業名 一般国道 2 号 富海拡幅 事業 一般国道 事業 国土交通省 区分 主体 中国地方整備局 やまぐちしゆうなんへた 起終点自 : 山口県周南市戸田延長 3.6km 事業概要 やまぐちほうふとのみ 至 : 山口県防府市富海 おおさか きたきゅうしゅう 一般国

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

202000歩掛関係(151001) END.xls

別紙 2 様式第十八 ( 第 13 条関係 ) 認定事業再編計画の内容の公表 1. 認定をした年月日平成 27 年 7 月 6 日 2. 認定事業者名 WAKUWAKU JAPAN 株式会社 3. 認定事業再編計画の目標 (1) 事業再編に係る事業の目標スカパー JSAT グループ ( 以下 スカパ

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Transcription:

平成 26 年度 国土交通省関係補正予算の概要 平成 27 年 1 月 国土交通省

基本的考え方 1. 地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策 ( 平成 26 年 12 月 27 日閣議決定 ) に基づき 現下の経済情勢等を踏まえた生活者 事業者への支援 地方が直面する構造的課題等への実効ある取組を通じた地方. の活性化 災害復旧など災害 危機等への対応. の 3 分野を対象として必要な経費を積み上げて計上した 2. 具体的には 物流コスト低減対策やエネルギーコスト対策 住宅市場の活性化等を図るため 高速道路の料金割引やトラック 離島航路等の燃料費対策 住宅ローン金利の引下げ等を行うとともに 地域経済の活性化等を図るため 観光の振興等に必要な経費を計上した 3 また 災害復旧 災害対応の強化を図るため 広島土砂災害 台風災害 地震災害等の大規模災害からの復旧 自然災害リスクが高い地域 施設等における緊急防災対応等を行うほか 良好な治安を確保するため 海上保安体制の強化に必要な経費を計上した 4. なお 補正予算の執行に当たっては 地域の建設企業が担い手の確保を図ることができるよう採算性を確保しつつ 公共事業の円滑な施工が確保されるよう万全を期する このため 最新の労務単価の適用等による予定価格の適正な設定を図るとともに 地域企業の活用に配慮しつつ適切な規模での発注等による人材の効率的活用 地域の実情等に応じた資材等の地域外からの調達に係る適切な支払い 適切な工期の設定 入札契約手続の効率化の徹底等を推進する - 1 -

補正予算国費総額 5,451 億円 Ⅰ 現下の経済情勢等を踏まえた生活者 事業 2,647 億円 者への支援 公 1,160 億円 非 1,487 億円 1. 高速道路料金割引 507 億円非 507 億円 2. エネルギーコスト対策 45 億円非 45 億円 3. 住宅市場活性化策 2,095 億円公 1,160 億円非 935 億円 Ⅱ 地方が直面する構造的課題等への実効ある 101 億円 取組を通じた地方の活性化 公 25 億円 非 76 億円 1. 地域における新たな産業の創出 2 億円非 2 億円 2. 観光の振興 42 億円非 42 億円 3. 人材市場の流動化 住環境等の整備 26 億円公 25 億円非 1 億円 4. 離島 奄美 小笠原 半島地域の振興 16 億円非 16 億円 5. 地域活性化に資する鉄道技術の開発の推進 14 億円非 14 億円 - 2 -

Ⅲ 災害復旧など災害 危機等への対応 2,703 億円 公 2,253 億円 非 451 億円 1. 土砂災害や台風災害等の大規模災害からの復旧 997 億円公 996 億円非 1 億円 2. 自然災害リスクが高い地域 施設等における緊急 1,333 億円 防災対応等 公 1,159 億円 非 174 億円 3. 災害に強い情報 物流システム等の構築 118 億円公 80 億円非 38 億円 4. 海上保安体制の強化 255 億円公 18 億円非 238 億円 1 公は公共事業関係費を 非は非公共事業関係費を表している 2 計数は四捨五入の関係で端数において合計と一致しない場合がある - 3 -

公は公共事業関係費を 非は非公共事業関係費を表している Ⅰ 現下の経済情勢等を踏まえた生活者 事業者への支援 1. 高速道路料金割引 国費非 50,700 百万円 現下の経済情勢等を踏まえ 物流コストの低減等に資する取組を推進するため 大口 多頻度割引の最大割引率を 40% から 50% に拡充する措置の延長 ( 平成 28 年 3 月末まで ) 等を実施 2. エネルギーコスト対策 (1) 省エネルギー 再生可能エネルギーの推進 1 地域交通のグリーン化を通じた電気自動車の加速度的普及促進国費非 200 百万円 地域や事業者による電気自動車 ( バス タクシー及びトラック ) の集中的導入等について 他の地域や事業者による導入を誘発 促進するような先駆的取組を重点的に支援 (2) エネルギー価格の影響への対策 1 中小トラック事業者の燃料費対策 国費非 3,504 百万円 中小企業が多く投資余力が小さいトラック事業者を対象に燃料費削減に資する設備の導入を支援 2 離島航路の燃料費対策 国費非 230 百万円 国庫補助対象離島航路の存続とサービスレベルの確保を図るため 燃料油価格の高騰によって生じた運営費の増加に対応 3 ( 独 ) 航海訓練所等の燃料費対策 国費非 271 百万円 船員 航空機操縦士の安定的な供給源である航海訓練所及び航空大学校において 確実に訓練が実施できるよう必要な燃料費を確保 - 4 -

(3) 資源 エネルギーの安定供給 1 安定的なエネルギーの確保に向けた海洋資源開発 海上輸送技術の向上国費非 320 百万円 シェールガスの安全かつ効率的な海上輸送体制の整備及び浮体式液化天然ガス生産貯蔵積出設備の海洋資源開発市場への参入等 エネルギーの安定的な確保を促進 3. 住宅市場活性化策 (1) 住宅金融支援機構のフラット35Sの金利引下げ幅の拡大等 国費 公 115,000 百万円 住宅金融支援機構のフラット 35S について金利引下げ幅を現行の 0.3% から 0.6% まで拡大するとともに フラット 35( 買取型 ) の 10 割融資について金利引下げを実施 また 住宅金融支援機構の住宅融資保険について保険料率の引下げを実施 (2) 住宅 建築物の省エネルギー化等の推進 国費非 93,500 百万円 住宅市場の活性化と住宅の省エネ化を推進するため 一定の省エネ性能を有する住宅の新築や エコリフォームに対して 様々な商品等と交換できるポイントを発行する事業を実施 また 住宅 建築物の省エネ化及び既存住宅の長寿命化を推進するため 省エネ 省 CO2 の実現に資する優れたリーディングプロジェクトや既存住宅の長期優良化リフォーム等に対する支援を実施 (3) 地域における良質な木造建築物の整備の推進 国費公 1,000 百万円 地域における木造住宅 建築物の生産体制の強化を図るため 中小工務店を中心とした連携体制 ( グループ ) の構築による良質な木造住宅 建築物の整備を促進するとともに 先導的な木造建築技術の導入を促進するための木造実験棟の整備に対して支援を実施 - 5 -

Ⅱ 地方が直面する構造的課題等への実効ある取組を通じた地方の活性化 1. 地域における新たな産業の創出 (1) 港湾における競争力強化対策 国費非 174 百万円 国際競争力の強化に資する港湾施設 ( 荷役機械等 ) の整備を推進 2. 観光の振興 (1) 地域観光振興緊急対策事業 国費非 530 百万円 広域観光周遊ルートの形成に向けた早期の体制構築 観光分野における地域経済の 見える化 の推進 休暇取得の促進に向けた地域の学校休業日の柔軟な設定に対する取組支援 観光産業における人材の育成等を実施 (2) 訪日 2000 万人に向けた新規インバウンド需要創出事業 国費 非 3,416 百万円 訪日外国人旅行者数 2000 万人時代に向けて 4 月を中心とした春の桜シーズンなどの新たな訪日シーズンの創出 定着 中国沿岸部 内陸部等の新たな市場開拓等を推進するため 集中的なプロモーションを切れ目なく実施 (3) 地域経済活性化に資する放送コンテンツ等海外展開支援事業 国費 非 300 百万円 地方への外国人観光客の誘致に資する映像コンテンツの制作 放映を支援するとともに 海外でのプロモーションを実施 ( 総務省 経済産業省 外務省と連携して実施 ) - 6 -

3. 人材市場の流動化 住環境等の整備 (1) 建設分野における外国人材活用の適正化事業 国費非 100 百万円 2020 年オリンピック パラリンピック東京大会に向け 建設分野における外国人材の時限的な活用に係る緊急措置を適正かつ円滑に実施するため 特定監理団体及び受入建設企業に対して巡回指導等を実施する 制度推進事業実施機関 の活用 外国人材の管理システムの構築等 (2) 地域の競争力の強化を図る社会資本の総合的整備 ( 社会資本整備総合交付金 ) 国費公 2,500 百万円 持続可能な都市構造の実現のための都市機能の立地の適正化に関する事業 建設工事費の高騰により進捗が停滞している市街地再開発事業等に対して 総合的な支援を実施 4. 離島 奄美 小笠原 半島地域の振興 国費非 1,600 百万円 条件不利地域 ( 離島 奄美群島 小笠原諸島及び半島地域 ) において 地域間交流の促進や地域資源を活用した産業の活性化 定住の促進など 地域主体の取組による自立的発展に向けた支援等を実施 5. 地域活性化に資する鉄道技術の開発の推進 国費非 1,430 百万円 北海道新幹線における青函共用走行区間の高速走行実現等に向けた鉄道技術の開発の推進 - 7 -

Ⅲ 災害復旧など災害 危機等への対応 1. 土砂災害や台風災害等の大規模災害からの復旧 (1) 公共土木施設等の災害復旧等 国費 99,707 百万円 ( 公 99,572 百万円 非 135 百万円 ) 広島土砂災害をはじめ 平成 26 年発生に係る台風 豪雨 地震等により被害を受けた公共土木施設等の災害復旧等 2. 自然災害リスクが高い地域 施設等における緊急防災対応等 (1) 自然災害リスクを踏まえた緊急防災対策 1 河川等の緊急防災対策 国費公 25,135 百万円 激甚な水害 土砂災害等の発生により 人的被害や国民の生活に大きな支障が生じた地域等におけるハード ソフト一体となった緊急的な水害 土砂災害対策や切迫する南海トラフ地震による津波被害リスクが高い地域における地震 津波対策等を実施 2 道路の緊急防災対策 国費公 39,245 百万円 地震 地滑り等の災害発生時における被害を回避又は軽減するために必要な道路の防災対策 耐震対策 代替路の整備等を推進 3 国営公園の緊急防災対策 国費公 154 百万円 大規模地震等の発生に備え 国営公園が防災活動拠点等としての機能を発揮するよう災害応急対策施設の整備を実施 - 8 -

4 鉄道の緊急防災対策 国費 2,600 百万円 ( 公 870 百万円 非 1,730 百万円 ) 首都直下地震 南海トラフ地震等の大規模地震に備えた主要駅や高架橋等の耐震対策及び河川の氾濫や津波等による浸水リスクの高い地下鉄の浸水対策等を推進 (2) 自然災害リスクが高い箇所の緊急防災対応 ( 防災 安全交付金 ) 国費 公 50,504 百万円 水害 土砂災害対策 ( 土砂災害防止法に基づく基礎調査を含む ) 道路における地震 地滑り等からの自然災害リスク回避のための緊急対応等の地方公共団体が実施する事業に対して 総合的な支援を実施 (3) 火山観測体制等の強化 国費非 6,641 百万円 火山噴火予知連絡会の緊急提言を踏まえ 火山観測体制等を強化するための火山観測施設等の整備を実施 (4) 国等の施設の防災 安全対策等 国費非 2,477 百万円 防災機能の維持及び来訪者等の安全の確保を図るため 国等の施設の耐震化 老朽化対策 改修等による防災機能強化等を実施 (5) 鉄道施設の安全対策等 国費非 6,526 百万円 コンパクト + ネットワークの実現にとって不可欠な地域公共交通ネットワークの再構築に向けて 地域鉄道の安全対策 鉄道駅 バス タクシーのバリアフリー化 IC カードシステム導入によるバスの利便性向上を促進 - 9 -

3. 災害に強い情報 物流システム等の構築 (1) 港湾における防災 減災対策国費 5,878 百万円 ( 公 5,860 百万円 非 18 百万円 ) 災害時の緊急物資輸送の拠点となる岸壁や風水害対策としての航路等の整備を推進 (2) 空港の耐震対策等 国費公 2,182 百万円 地震被災時に 空港に求められる機能を確保するため 最低限必要となる基本施設の耐震対策等を実施 (3) 大規模災害想定地域における地籍整備の推進 国費非 3,013 百万円 南海トラフ地震や広島土砂災害等を踏まえ 津波等による被害想定地域のうち 緊急性や被災可能性の高い地域において 市町村が実施する地籍調査への支援等を行い 事前防災や被災後の復旧 復興の迅速化を推進 (4) 次世代社会インフラ用ロボット開発 導入の推進 国費非 390 百万円 社会インフラの災害対応及び維持管理の効果 効率の一層の向上に資するため 民間企業や大学等から公募したロボットを直轄現場で検証 評価を行うことにより ロボット開発 現場導入を推進 (5) 災害に強い物流システムの構築 国費非 216 百万円 広域物資拠点である民間物流施設に対して 非常用電源設備 非常用通信設備の導入を支援 - 10 -

(6) 国土交通省の情報システム等の安全対策 国費非 140 百万円 国土交通省における重要な社会資本や公共交通機関の危機管理に関する情報等への脅威に対する各種安全対策の強化を実施 4. 海上保安体制の強化 国費 25,540 百万円 ( 公 1,750 百万円 非 23,790 百万円 ) 尖閣 小笠原周辺海域をはじめ 領海警備等に万全を期すため 新型ジェット機 規制能力強化型巡視船の整備など 戦略的海上保安体制の構築を推進 また 災害時の的確な情報提供等のため 横浜港について強制水先の緩和にあわせて東京湾における一元的な海上交通管制の先行整備を実施 国庫債務負担行為 ( ゼロ国債 ) 事業費 2,523 億円 公共事業の発注平準化措置として いわゆるゼロ国債 ( 当該年度の支出はゼロであるが 年度内に契約発注が可能 ) により効率的な執行を促進 - 11 -

平成 26 年度国土交通省関係補正予算事業費 国費総括表 事 項 地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策 Ⅰ 現下の経済情勢等を踏まえた生活者 事業者への支援 事業費国費事業費国費 治 山 治 水 治 水 海 岸 26,520 25,135 0 0 25,922 24,537 0 0 598 598 0 0 道路整備 40,622 39,245 0 0 港 湾 空 港 鉄 道 等 港 湾 空 港 都 市 幹 線 鉄 道 航 路 標 識 12,579 10,662 0 0 5,865 5,860 0 0 2,475 2,182 0 0 2,489 870 0 0 1,750 1,750 0 0 住宅都市環境整備住宅対策 1,462,470 116,000 1,462,470 116,000 1,462,470 116,000 1,462,470 116,000 公園水道廃棄物処理等国営公園等 154 154 0 0 154 154 0 0 社会資本総合整備社会資本整備総合交付金 防災 安全交付金 111,345 53,004 0 0 13,035 2,500 0 0 98,310 50,504 0 0 一般公共事業計 1,653,690 244,200 1,462,470 116,000 災害復旧等 142,504 99,572 0 0 公共事業関係計 1,796,194 343,772 1,462,470 116,000 官庁営繕その他施設行政経費 1,389 1,389 0 0 24,556 21,796 100 100 264,805 178,166 215,973 148,626 合 計 2,086,944 545,123 1,678,543 264,726-12 -

( 単位 : 百万円 ) Ⅱ 地方が直面する構造的課題等への実効ある取組を通じた地方の活性化 Ⅲ 災害復旧など災害 危機等への対応 備 考 事業費国費事業費国費 0 0 26,520 25,135 0 0 25,922 24,537 0 0 598 598 1. 本表は 沖縄振興予算の国土交通省関係分を含む 2. 本表のほかに 国庫債務負担行為 ( ゼロ国債 ) 事業費 252,270 百万円がある 0 0 40,622 39,245 0 0 12,579 10,662 0 0 5,865 5,860 0 0 2,475 2,182 0 0 2,489 870 0 0 1,750 1,750 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 154 154 0 0 154 154 13,035 2,500 98,310 50,504 13,035 2,500 0 0 0 0 98,310 50,504 13,035 2,500 178,185 125,700 0 0 142,504 99,572 13,035 2,500 320,689 225,272 0 0 1,389 1,389 4,814 2,054 19,642 19,642 6,480 5,496 42,352 24,044 24,329 10,050 384,072 270,347-13 -