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4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

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ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

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育児短時間勤務

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

2016 年度の主な活動実績 2WAY マネジメント 2WAY コミュニケーションをより充実させ 効果的な面談を実施するための運用について 2016 年度も継続して 労使間で協議を重ねま した また One NEC Survey( 従業員意識調査 ) の結果もふまえ 各職場でのマネジメント向上施策を

ソーシャルセクター組織実態調査 2017 特定非営利活動法人新公益連盟 2017 年 12 月 6 日 Copyright 2017 Japan Association of New Public All Rights Reserved,

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参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

我が国の女性の活躍推進に向けて

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認定企業の取組事例その 2 株式会社 INAX 所在地 : 愛知県業種 : 製造業労働者数 : 5,887 人 ( 男性 3,896 人 女性 1,991 人 ) 2 期目行動計画 2 期目行動計画取組状況 計画期間平成 19 年 4 月 1 日 ~ 平成 21 年 3 月 31 日 内 容 目標

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Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

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4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

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制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

1 取組の目的一人ひとりが心身ともに健康で いきいきと働くことで生産性を高め 価値を創造し利益を生むことと それにより 働きやすい会社 やりがいのある会社 成長し続ける会社 を実現することを目的として 働き方改革の取組を進めている 2 現在の取組 働き方改革推進室 を中心とした取組の推進同社では約

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

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テレワーク制度等 とは〇 度テレワーク人口実態調査 において 勤務先にテレワーク制度等があると雇用者が回答した選択枝 1 社員全員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 2 一部の社員を対象に 社内規定などにテレワーク等が規定されている 3 制度はないが会社や上司などがテレワーク等をす

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

目 次 Ⅰ 子育てのサポート 1 妊娠前 妊娠中のサポート 1 生理休暇 2 不妊治療の受診 3 妊娠障害 ( つわり ) 休暇 4 健康診査及び保健指導に係る休暇 5 危険有害業務の就業制限 6 深夜勤務及び時間外勤務の制限 7 通勤緩和措置 8 職員の休息等 2 出産前後のサポート 1 産前 産

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仕事と家庭の両立支援宣言 子育て応援宣言 仕事と家庭の両立支援宣言 職場風土改革促進事業実施事業主 として 21 世紀職業財団より 指定を受けました * 職場風土改革促進事業 の 2 年目取り組みについて * 財団法人小倉地区医療協会三萩野病院 理事長安部 隆二 当院は 平成 22 年 6 月から財

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ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

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1 取組の目的 ES( 従業員満足 ) なくしてCS( 顧客満足 ) なし との考えを経営の重要なテーマに掲げ 従業員のワーク ライフ バランスの推進に取り組んでいる また 合併後の従業員の一体感の醸成 モチベーションの向上を目的に労働時間やテレワークなど 働き方 有給休暇をはじめとした 休み方 の


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1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

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(3) 時差出勤 (1) 及び (2) の勤務時間のほか 次のとおり時差出勤を実施しています ( 警察本部については 平成 26 年度における実施内容を記載しています ) 知事部局等 教育庁 (H 現在 ) 区分勤務時間休憩時間 A 勤務午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分ま

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2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

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正社員はピンク色で示されています 未婚や既婚で子どもがいないときは ある程度正社員の割合は高いのですが 子どもが 3 歳以下のときからぐっと減りまして その後子どもの年齢が上がっていっても正社員の割合は上がってきません 子どもが大きくなると 働いている割合は徐々に上がっていきますが パート アルバイ

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

平成20年1月15日

4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5

また 四半期毎に部門長を対象とした勤務実績報告会で テレワークを含めたワークスタイル改革を推進させるための施策について議論を実施している 周知 啓発方法 2015 年から約 2,000 名の間接部門社員を対象にしたスキルアップワークショップを実施している ワークショップでは テレワークのススメ とい

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第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい


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1 教育研修費用総額と従業員 1 人当たりの教育研修費用 (1)1 社当たりの教育研修費用総額 1 社当たりの教育研修費用総額は 2014 年度は予算額 5,458 万円 ( 前回調査 5,410 万円 ) 同実績額 4,533 万円 ( 同 4,566 万円 ) であり 2015 年度は予算額 5

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IP サポートプラン 2016 ~ 石川県警察特定事業主行動計画 ~ 第 1 目的この計画は 次世代育成支援対策推進法 ( 平成 15 年法律第 120 号 ) 及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) に基づく特定事業主行動計画として 職員が仕事と子

育児休業申出書式例

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結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

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2. 育児中の就業 休暇制度の事例 期間 ( 事情がある場合 1 歳 6 ヶ月 ) 子が 1 歳 6 ヵ月に達する日まで ( 事情がある場合 1 歳 6 ヶ月 ) 2 歳に達する日 ( やむを得ない事由で延長可 ) ( 事情がある場合 1 歳 6 ヶ月 ) 2 歳に到達する日 または満 1 歳 6

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1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

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資料2-2

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条

調査の背景 埼玉県では平成 29 年度から不妊に関する総合的な支援施策として ウェルカムベイビープロジェクト を開始しました 当プロジェクトの一環として 若い世代からの妊娠 出産 不妊に関する正しい知識の普及啓発のため 願うときに こうのとり は来ますか? を作成し 県内高校 2 年生 3 年生全員

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

ESG データブック : 社会 更新日 社会パフォーマンス報告の指標を集約しています 社会データの集計期間は毎年 (1 ~ 12 月 ) です 各データの集計範囲 : ノーリツ単体 NR 国内グループ会社を含む国内 G 国内外グループ会社を含む NRG 海外グループ会社 海外

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Transcription:

平成 20 年 6 月 11 日ファザーリング ジャパン 第一生命経済研究所共同調査 第 2 回父親が子育てしやすい会社アンケート 主要結果 日立 V2 松下 2 位 NPO 法人ファザーリング ジャパン 株式会社第一生命経済研究所 ファザーリング ジャパンと第一生命経済研究所は共同で 父親が子育てしやすい会社アンケート を実施しました 今日 父親の子育て参加やワーク ライフ バランス推進が社会的に求められています 本調査は 企業における就労環境や子育て支援の状況を把握し その取り組みの先進的企業を公表することで こうした取り組みを応援し さらなる取り組みを促すことを目的としています 以下では 主要結果を示します 1. 調査概要 (p.2) 2. 父親が子育てしやすい会社トップ 10(p.3) 3. トップ 3 企業の特徴 (p.4) 4. 総括 (p.6) ( 問い合わせ先 ) NPO 法人ファザーリング ジャパン担当安藤哲也 ( ファザーリング ジャパン代表 ) 電話 :050-8884-4252 または 090-4759-3994 株式会社第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部 担当松田茂樹 ( 主任研究員 ) 電話 :03-5221-4809 1

1. 調査概要 (1) 調査概要調査方法 : 従業員数 301 人以上の全上場企業に調査票を郵送ファザーリング ジャパンのホームページで上記以外の企業の回答も受付回答者 : 人事部長またはそれに準じる人調査時期 : 平成 20(2008) 年 4~5 月標本数 : 2,264 社 ( 調査票を郵送した企業数 ) 有効回収数 ( 率 ):67 社 (3.0%) (2) 調査項目 労働時間 休業制度 啓発活動等 4 分野約 40 項目の実態を調査 A. 労働時間分野労働時間 (1 日 年間所定 年間実質 ) 短時間勤務( 認められる子どもの年齢 最短時間 男性利用実績 ) 有給休暇( 付与日数 取得日数 ) 労働時間柔軟制度 ( フレックスタイム ノー残業デー ワークシェアリング ) B. 休業制度分野育児休業制度 ( 認められる子どもの年齢と回数 有給扱い期間 男女取得者数 ) 男性向け出産休暇( 付与日数 取得者数 ) 子ども看護休暇( 付与日数 有給期間 学校行事利用の可否 男女取得日数 ) C. 出産 子育てサポート分野子育て支援制度 ( 事業所内託児所 提携している保育施設 保育所 ベビーシッター利用への助成 出産祝い金 子どもがいる社員への手当 子育てのための費用の貸付 在宅勤務制度 ) 単身赴任( 制度有無 免除制度 ) 復職支援 ( 制度有無 男女復職実績 ) D. 啓発 研修分野啓発 研修活動 ( 男性のワーク ライフ バランス推進や子育て参加の啓発 管理職向け研修 男性一般社員向け研修 会社代表者の子育て支援やワーク ライフ バランス推進の発言や寄稿 ) 休暇制度( ボランティア休暇 自己啓発休暇 リフレッシュ休暇 ) 社員の子どもの会社見学 (3) 採点方法各制度や利用実績があるほど得点が高くなるように配点 A~D の各分野が第 1 回調査 (2007 年 ) の各分野最高得点の企業を 100 点満点になるようにし 今回の調査結果を得点化した 労働時間は短いほど 育児休業は長いほど 各種子育て支援制度はあるほど 得点が高くなる 全分野の得点を合計すると 400 点満点になる 2

2. 父親が子育てしやすい会社トップ 10 (1) 総合部門 表 1 父親が子育てしやすい会社トップ 10( 総合部門 ) 順位 会社名 全分野総 合得点 A 労働時間分野得点 B 休業分野得点 C 出産 子育て支援分野得点 D 啓発 研修分野得点 1 株式会社日立製作所 288 73 72 43 100 2 松下電器産業株式会社 286 69 88 43 87 3 株式会社 NTTデータ 265 57 38 70 100 4 旭化成株式会社 248 60 63 33 92 5 ニフティ株式会社 243 45 67 53 78 6 マブチモーター株式会社 229 47 68 53 60 7 株式会社安川電機 221 63 55 20 83 8 沖電気工業株式会社 220 48 50 30 92 9 日産自動車株式会社 213 49 61 43 60 10 豊田通商株式会社 209 49 32 60 68 (2) 中堅 中小企業部門 ( 正社員の従業員が 1,000 人未満 ) 表 2 父親が子育てしやすい会社トップ 5( 中堅 中小企業部門 ) 順位 会社名 全分野総 合得点 A 労働時間分野得点 B 休業分野得点 C 出産 子育て支援分野得点 D 啓発 研修分野得点 1 ニフティ株式会社 243 45 67 53 78 2 マブチモーター株式会社 229 47 68 53 60 3 株式会社ユー エス ジェイ 197 33 51 47 67 4 株式会社きもと 194 40 68 17 70 5 イーピーエス株式会社 160 35 53 73 0 3

参考 表 3 第 1 回調査の父親が子育てしやすい会社トップ 10 順位 会社名 全分野総 合得点 A 労働時間分野得点 B 休業分野得点 C 出産 子育て支援分野得点 D 啓発 研修分野得点 1 株式会社日立製作所 258 70 61 43 83 2 帝人グループ 223 57 50 47 68 3 トヨタ自動車株式会社 213 55 55 33 70 4 株式会社ニチレイフーズ 207 48 26 63 70 5 富士ソフト株式会社 206 51 55 17 83 6 花王株式会社 205 59 44 33 68 7 ヤマハ株式会社 204 45 34 33 92 8 アサヒビール株式会社 195 50 55 53 37 9 味の素株式会社 185 51 36 20 78 9 川崎重工業株式会社 185 63 47 13 62 4

3. トップ企業の特徴 (1) 株式会社日立製作所ワークライフバランスの観点から 育児 介護支援 勤務形態の多様性を実現する制度を拡充してきている 育児休職期間は小学校 1 年終了時までの通算 3 年間とし 取得回数の制限はない 育児のための短時間勤務制度 (1 日 4~7 時間 ) や在宅勤務制度は 小学校卒業までに利用期間を延長した 配偶者出産休暇は 5 日で分割取得可能であり 2007 年度の男性取得者は約 160 人 ( 前年比 150%) となっている 社内への理解促進のため 社内ホームページ開設や 組合主催のフォーラム 財団主催による父親教室などを開催している また 社内に託児所も設置している (2) 松下電器産業株式会社父親が働きながら育児に参加できるように 多様な制度を導入している 配偶者出産 家族看護 学校行事への参加などを理由に年間 5 日間まで取得できる ファミリーサポート休暇 は 2007 年度は約 3,700 名の男性が取得しており年々増えてきている 育児のために子どもが 9 才の 3 月末日まで利用できる ワーク & ライフサポート勤務 は 短時間 半日 隔日勤務などの勤務メニューがあり 男性の利用実績もある 業務の生産性向上とワークライフバランスの両立をめざし間接部門全般に導入している e-work@home ( 在宅勤務制度 ) は男性の活用が多く 家族と一緒にご飯が食べられる 子どもの勉強を見てやれる と非常に好評である (3) 株式会社 NTT データ妊娠中の通勤緩和 子が3 歳までの育児休職 小学 3 年生までの短時間勤務 子 ( 高校 3 年生まで ) の学外活動等への同行や配偶者の出産等のためのライフプラン休暇 育児等退職後の再採用等の両立支援制度が手厚く整備されている上 全社員をエントリー対象としたテレワーク ( 在宅勤務 ) 制度や裁量労働制のトライアル等 働きやすさの向上に向け変革を進めている また 社員がボトムアップで立ち上げたワーキンググループを中心に近年ワークライフバランスへの取り組みを加速し パパ ママの子育てコミュニティの開催や近隣企業も巻き込んだパパ同士の交流の開催 育休取得パパ社員の座談会や講演会等を実施している 今年度からはダイバーシティ推進室を人事部内に新設し ダイバーシティ マネジメントに積極的に取り組んでいる (4) ニフティ株式会社昨年 11 月から社員中心のワーク ライフバランス (WLB) のワーキンググループを中心に 男女問わず働きやすい会社を目指し 様々な取り組みを始めています 少人数制のマネジャー研修で外部講師を招きWLBについてのディカッション 全社会 5

議や社内ブログでの啓発活動 社員意識アンケート そしてファミリーデイ開催等 今後も 在宅勤務 / モバイルワーク等の拡大をはじめ 経営層と社員で議論しながら 働き方改革を進めていきます 回答企業の平均的な就労環境 制度 年間総実労働時間 2,052 時間 (1/4 の企業は無回答 ) 短時間勤務 : 子 7 歳まで 最短時間 6.5 時間 男性取得者あり 22% 有給休暇 : 付与 22 日 消化 11 日 フレックスタイムあり (61%) ノー残業デーあり(61%) 育児休業 : 子 1 歳まで 有給扱いなし 今年度男性取得者なし (49%) 配偶者出産休暇 3.3 日 子どもの看護休暇 6.3 日 約半数の企業が有給化した日あり 出産祝い金 (83.6% 平均 3.5 万円 ) 子をもつ社員への手当て(69% 平均 1.2 万円 ) 在宅勤務(19.4%) 単身赴任あり (93%) 社内報啓発 (58%) 子育て 次世代育成研修( 管理職向け 31% 男性一般社員向け 10%) 会社代表の子育て支援 ワーク ライフ バランス発言あり (51%) 父親向け研修実施 (6%) 社員の子ども向け事業所 工場見学 (48%) ワーク ライフ バランス推進は経営戦略か? 重要な経営戦略 (43%) どちらかといえば重要な経営戦略 (48%) どちらかといえば重要な経営戦略ではない (6%) 無回答 (3%) 男性社員が子育てしやすい会社にすることの効果 ( 上位 3 項目を掲載 ) 1 優秀な人材の確保 (73%) 2 士気向上 (67%) 3 ブランドイメージ (64%) 今後 男性社員が子育てしやすくするための就労環境整備は? 推進する (46%) どちらかといえば推進する (46%) どちらかといえば推進する状況ではない (8%) 推進する状況ではない (2%) 6

4. 総括 ファザーリング ジャパン代表安藤哲也回答企業数がもっと増えるのではと予想していましたが 結果 67 社で昨年と同等数だったのは残念です ただ回答内容を見てみると 男性の育休取得の状況 ( 取得ゼロ社数が昨年全体の 71% 今年 49% に ) あるいは短時間勤務可能な子の年齢制限 ( 昨年 5.6 歳 今年 7.0 歳 ) や配偶者出産休暇の日数 ( 昨年 2.7 日 今年 3.3 日 ) など子育て環境が徐々に向上しているのが分りました 肝心の年間総労働時間は ( 昨年 2,058 時間 今年 2,052 時間 ) と微減 なんとか 2,000 時間を切って欲しいものです 今回特筆すべきは 5 位に IT 企業のニフティが入ったことでしょうか 新 3K などと呼ばれ業界全体の人気に陰りが出てくる中 優秀な人材確保と流出防止のため 親会社 ( 電機メーカー ) の古い企業文化を乗り越えようと取組む担当者の強い意志を感じました そして見事 2 年連続で 1 位を獲得した日立製作所は 私もワーク ライフ バランス研修 ( 講演 ) にも呼んでいただきましたが 人事部や労働組合のスタッフは基より従業員ひとりひとりの意識の高さも実感いたしました 今後はこうしたフロントランナーに限らず すべての企業で WLB が浸透し 次世代育成の機運が高まって 仕事も子育てもあきらめない笑う父親 が増えることを期待しています 第一生命経済研究所主任研究員松田茂樹 株式会社日立製作所様 V2 達成おめでとうございます! 社員の就労環境の改善に着実に取り組んできた結果であると思います 本調査の規定上 ご回答いただいた全企業名や取り組みを全て紹介できないのが残念ですが 今回調査には そうそうたる企業が参加していただき 前回以上に激戦になりました 全体的な傾向としては 製造業が上位に多くなっています 第 1 回と比較すると 今回調査では父親たちの就労環境 子育て環境が向上しています 例えば ノー残業デーや在宅勤務を行う企業は増え 配偶者出産休暇の制度も充実しています 育児休業を取得した男性がいる企業の割合も増加しました 中でも注目されるのは < 在宅勤務 >の広がりです その動向が今後注目されます 今回発表したフロントランナーの各企業は 総合的に父親の就労 育児環境の改善をすすめています こうした動きが広がることを祈念しています 以上 7