平成30年度第1四半期における運用状況等

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平成29年度における運用状況等

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第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

スライド 1

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

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第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合


2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

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1. 平成 28 年度第 1 四半期運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 : 日銀の緩和的な金融政策を背景に 10 年国債利回りは マイナス 0.1% 前後での推移が続きました 6 月に入ると 世界的な景気低迷や不安定な金融市場の動きを受け 日銀の追加金融緩和観測が台頭し 1

年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第3四半期運用状況

平成24年度 業務概況書

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

平成 9 第 3 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +3.98% 収益率 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1.11% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +4,418 億円 総合収益額 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1,05 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 3 四半

平成 29 年度第 3 四半期運用状況 年金積立金管理運用独立行政法人年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の公表

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目次 1 運用実績の概要 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 2 2 市場環境 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 3 3 資産構成割合 ( 平成 28 年度第 3 四半期末 ) 5 4 運用利回り ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 6 ( 参考 ) 運用利回り ( 前年度 ) 7 5

平成21年度第1四半期運用状況

1. 平成 28 第 3 運用環境 各市場の動き ( 10 月 ~ 12 月 ) 国内債券 :9 月に導入された日銀の 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を受け 期初から 10 年国債利回りはゼロ % をやや下回る水準で推移しましたが 11 月の米大統領選挙後は米国の財政拡大期待による米国金利上昇

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

資産運用関係補足説明資料

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日本の債券市場 日本の債券市場の代表的な指数であるNOMURA-BPI 総合は 2 日比で0.09% 上昇しました 前週末発表の1 月の米雇用統計において 賃金上昇圧力が確認されたことを受け 金融引き締めに対する警戒感から各国株式市場が下落したことから 安全資産としての債券需要が高まり日本債券市場は

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平成 30 年度 厚生年金保険給付組合積立金 運用報告書

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Invesco Premia Plus Fund

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当ページは 利用する投資信託の委託会社による運用報告を アクサ生命保険株式会社が提供するものであり 内容に関して アクサ生命保険株式会社は一切責任を負いません 運用環境 日本株式市場 日本株式市場は上昇し TOPIX( 東証株価指数 ) は前月末比 +5.49% の 1, ポイントで月

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目 次 野村資産設計ファンド (2015/2020/2025/2030/2035/2040/2045/2050) の運用状況のご報告 各ファンドの運用経過 1ページ 7ページ 13ページ 19ページ 25ページ 31ペー

平成23年11月1日

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運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成長型 一般社団法人投資信託協会分類 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAM バランス ファンド <DC

当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 円建円ヘッジクラス受益証券 円建円ヘッジなしクラス受益証券 第 4 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期末の 1 口当たり純資産価格 : 第 5 期中の 1 口当たり分配金合計額 : 騰落率 : 円建円ヘッジクラス 13,212 円

I. 平成 30 年度国民年金基金連合会資産運用結果 1. 平成 30 年度運用実績 (1) 連合会全体の運用利回り ( 修正総合利回り ) ( 注 1) 連合会全体 2.51% 42,044 億円 複合ベンチマーク 年度通期 ( 参考 ) 積立金額 ( 注 2) 2.90% ( 注 1) 連合会全

週間マーケット情報 (2016 年 9 月 2 日 ~2016 年 9 月 9 日 ) ご参考資料 2016 年 9 月 12 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 2 日比で 0.23% 上昇しました 週初の日

受益者の皆様へ 先進国 8 資産分散ファンド エイト 愛称 プラチナ 8 追加型投信 / 内外 / 資産複合 2019 年 9 月 30 日 ( 月次改訂 ) 運用実績 2019 年 9 月 30 日現在 運用実績の推移 11,500 11,000 10,500 10,000 9,500 9,000


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ジャパン ゴールドファンド Ⅱ( ブル 2 倍型 ) 運用経過 基準価額等の推移について 期首 :11,205 円 償還時 :10,439 円 01 銭 騰落率 : 6.8%( 分配金再投資ベース ) 基準価額の主な変動要因わが国の金先物取引を積極的に活用し 日々の基準価額の値動きがわが国の金先物取

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ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 投資環境 > 第 5 期の米国債券市場では 国債や社債の金利が上昇 ( 債券価格は下落 ) しました 期首より 追加利上げの可能性の高まりや税制改革法の成立などを背景に 金利

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Invesco Australian Bond Fund (Monthly)

2018 年 28 日 各マザーファンドの基準価額の推移 ( 過去 3 ヵ月 日次 ) 2018 年 28 日現在 12, 年 6 月末 =10,000 として指数化 国内株式外国株式世界 REIT 国内債券 外国債券 11,000 10,000 9,000 8, /6


株式市場 米国株 年末商戦や金利動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米中首脳会談への期待から上昇米国株式市場は上昇しました 前半は中間選挙の結果が市場の事前想定通りとなったことなどから安心感が広がり株価は上昇しました 中旬では一部のハイテク企業が需要見通しを引き下げたこと

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経済の見通し 欧州 欧州経済は グローバル経済の堅調さを背景とした外需セクターの回復 労働市場の回復を背景にした堅調な個人消費 従来に比べ拡張的な財政政策による成長押し上げ効果を背景に潜在成長率を上回る成長が続いています 物価については 労働市場や経済の回復を背景にコアインフレ率 賃金上昇率は今後緩

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

運用商品一覧 作成日 :2019 年 10 月 8 日 規約名 フジ アスティ企業型確定拠出年金 運営管理機関名 第一生命保険株式会社 < 商品ラインアップの選定 > 選定理由 複数の資産に分散投資を行うバランス型投資信託と 基本 4 資産 ( 国内外の株式 債券 ) を投資対象とする単一資産型投資

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

(4) 資産運用の実績 ( 一般勘定 ) ア. 資産の構成 ( 単位 : 百万円 %) 金額占率金額占率 現預金 コールローン 394, , 買 現 先 勘 定 223, , 商 品 有 価 証 券 金 銭 の 信 託 有 価 証

life_cycle_fund-DC_month.xlsm

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

 

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

週間マーケット情報 (2017 年 3 月 10 日 ~2017 年 3 月 17 日 ) ご参考資料 2017 年 3 月 21 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 10 日比で 0.52% 下落しました 週

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

ご留意いただく事項


weeklyReport(Template).xls

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日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

特別勘定の内容 目標値 110% または 120% の場合の特別勘定 種類 特別勘定の名称 投資対象となる投資信託 TMA 日本株式インデックスVA * 運用会社 資産運用関係費用 ( ( 年率 ) 注 ) 総合型 世界バランス 40TMA TMA 外国株式インデックスVA * TMA 日本債券イン

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

フ ァ ン ド の 特 色 ハイグレード ハイグレード オセアニア オセアニ ニア ボンド マザーファンド マザーファンド を通じて オーストラリア ドル建ておよびニュージーラ ドル建ておよびニュージーランド ドル 建ての 債券等 に投資します 債券等 には コマーシャル ペーパー等の短期金融商品を


運用経過の説明 1 基準価額等の推移 9, , , , ,000 第 180 期首 /3 5 6 純資産総額 ( 億円 )( 右軸 ) 分配金再投資基準価額 ( 左軸 ) 基準価額 ( 円 )( 左軸 ) 参考指数 ( 左軸

 

当期の 1 口当たり純資産価格等の推移について 運用経過 第 4 期末の1 口当たり純資産価格 : 8,906 円第 5 期末の1 口当たり純資産価格 : 8,373 円第 5 期中の1 口当たり分配金合計額 : 2 円騰落率 : 3.52% ( 注 1) 課税前分配金再投資換算 1 口当たり純資産

 

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

企業年金における資産運用の状況 2015年度年次報告書.pdf

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

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平成 30 年度第 1 四半期における運用状況等 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) 独立行政法人農業者年金基金は 年金資産の安全かつ効率的な運用を行っており 法令に基づき策定しました 独立行政法人農業者年金基金中期計画 において 四半期ごとに運用に関する情報を 本資料をもってホームページで公表することとしております 当基金が行っています年金資産の運用については 金融 経済情勢等の運用環境の影響により 短期的には 運用成績がプラスになることやマイナスになることがありますが 長期的な運用により安定した運用収益を上げることが期待されます 今後とも 安全かつ効率的な運用を徹底して参りたいと思いますので 皆様の御理解を賜りますよう よろしくお願い申し上げます 参考 独立行政法人農業者年金基金中期計画 ( 平成 30 年 3 月 27 日認可 )- 抜粋 - 2 年金資産の安全かつ効率的な運用 (4) 運用の透明性の確保年金資産の構成割合 運用成績等については 四半期ごとにホームページで情報を公表するとともに 加入者に対して 毎年 6 月末日までにその前年度末現在で評価した個々の加入者に係る運用結果を通知する

目 次 1. 平成 30 年度第 1 四半期 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 30 年度第 1 四半期 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1 2 4 5

1. 平成 30 年度第 1 四半期 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について (4 月 ) 国内外株式は 月前半では米中貿易摩擦やシリア情勢等の海外情勢に対する懸念の高まりと緩和が繰り返され 一進一退の展開となりましたが 月後半では上記リスクや北朝鮮リスクの後退 日米首脳会談を無事通過したこと等から上昇しました 国内債券の10 年国債利回りは 概ね横ばいで推移し 0.05% となりました 米国 10 年国債利回りは 原油価格の上昇に伴う期待インフレの上昇や米連邦準備制度理事会 (FRB) の利上げ加速観測等を受け 2.95% となりました 為替は 米金利の上昇やグローバルでリスク選好度が高まったこと等を背景に円安が進み 対ドルは109 円 43 銭 対ユーロは132 円 21 銭となりました (5 月 ) 国内外株式は 月前半において国内株式が円安進行等を背景に上昇し 外国株式も原油価格の上昇等を背景に上昇しました その後 国内外株式は 米国による自動車関税引上げへの思惑や米朝首脳会談の中止報道 イタリアの政局不安の高まりを受け 下落しました 国内債券の10 年国債利回りは リスク回避の動きから低下し 0.03% となりました 米国 10 年国債利回りは 月前半では原油価格の上昇に伴う期待インフレの上昇等を受けて上昇したものの 月後半ではリスク回避の動きが強まったことから低下し 2.86% となりました 為替は 米金利の上昇等を受け対ドルで円安が進んだ後は リスク回避の動きが強まったことから対ドル 対ユーロともに円高が進行し 対ドルは108 円 65 銭 対ユーロは126 円 82 銭となりました (6 月 ) 国内外株式は 月前半では米 5 月雇用統計の上振れやイタリアの政局不安の後退 米朝首脳会談の実施による北朝鮮リスクの後退等を背景に上昇しましたが 月後半では米中間での貿易摩擦激化への懸念が高まったこと等から下落しました 国内債券の 10 年国債利回りは 概ね横ばいで推移し 0.03% となりました 米国 10 年国債利回りは 月前半では株価が堅調に推移したこと等を背景に上昇したものの その後は 14 日に欧州中央銀行 (ECB) 理事会が 2019 年夏までの政策金利据え置きを表明したことによる欧州金利の低下や 米中貿易摩擦懸念の高まり等を背景に低下し 2.86% となりました 為替は 対ドルでは 13 日の米連邦公開市場委員会 (FOMC) において政策金利が 0.25% 引き上げられ 今後の利上げの加速が示唆されたこと等から円安となり 110 円 77 銭となりました 対ユーロでは イタリア政局不安の後退等を受けて円安が進行した後 ECB 理事会の表明等を背景に円高となりましたが EU 首脳会議で難民 移民問題が合意に達すると再び円安が進行し 129 円 32 銭となりました 1

2. 平成 30 年度第 1 四半期 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 1 被保険者ポートフォリオ 平成 30 年度第 1 四半期 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) の被保険者及び待期者に係る資産の運用状況は 次表のとおり 平成 30 年 6 月末時価総額は 2,319 億 25 百万円となり 第 1 四半期の総合収益は 23 億 41 百万円となりました また 修正総合利回りは 1.01% となりました 資 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 短期資産 合 計 産 自家運用 外部運用 平成 29 年度末時価総額 平成 30 年 6 月末時価総額 時価総額構成割合 第 1 四半期の総合収益 ( 単位 : 百万円 %) ( 参考 ) 修正総合利回り 165,551 163,126 70.3 276 0.17 66,610 66,674 28.7 108 0.16 98,941 96,452 41.6 168 0.17 27,702 27,975 12.1 277 1.00 11,672 11,777 5.1 101 0.86 25,895 27,747 12.0 1,701 6.50-784 1,299 0.6-14 - 230,035 231,925 100.0 2,341 1.01 ( 注 ) 1. 国内債券のうち自家運用 ( 満期保有目的 ) については 償却原価法 ( 定額法 ) を適用しています 2. 国内債券のうち外部運用については 金利上昇リスクに対応するために保有する短期資産を含みます 3. 平成 29 年度末時価総額は 平成 29 年度決算整理後の額となっています なお 短期資産の 784 百万円は 決算整理前の額 471 百万円から被保険者危険準備金ポートフォリオへの繰入額 1,256 百万円を減算した額です 4. 平成 30 年 6 月末時価総額 ( 合計 ) は 平成 29 年度末時価総額 ( 合計 )230,035 百万円に 第 1 四半期の受給権者ポートフォリオへの繰入額等 451 百万円を減算及び総合収益の 2,341 百万円を加算した額 231,925 百万円となりました 5. 短期資産の修正総合利回りの数値は 自家運用分については 0.003% となります 6. 政策アセットミクスは 国内債券 71%(±10%) 国内株式 12%(±4%) 外国債券 5%(±2%) 外国株式 12%(±4%) としています 7. 単位未満を四捨五入しているため 合計が合わない場合があります ( 以下同じ ) 2

2 受給権者ポートフォリオ 平成 30 年度第 1 四半期 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) の受給権者に係る資産状況は 次表のとおりとなっており 年金給付等の原資は確保されています 資 産 平成 29 年度末時価総額 ( 単位 : 百万円 ) 平成 30 年 6 月末時価総額 国内債券 62,936 62,610 短期資産 9,859 13,030 合計 72,795 75,640 ( 注 )1. 平成 29 年度末時価総額は 平成 29 年度決算整理後の額となっています なお 短期資産の 9,859 百万円は 決算整理前の額 10,232 百万円に 受給権者危険準備金ポートフォリオへの繰入額 372 百万円を減算した額です 2. 平成 30 年 6 月末時価総額の短期資産のうち 11,008 百万円は マイナス利回りの国内債券を購入するのを回避するため 暫時短期資産として取り置いているものです 3 被保険者危険準備金ポートフォリオ及び受給権者危険準備金ポートフォリオ 平成 30 年度第 1 四半期 ( 平成 30 年 4 月 ~6 月 ) の危険準備金に係る資産状況は 次表のとおりとなっています ポートフォリオ区分資産 平成 29 年度末時価総額 ( 単位 : 百万円 ) 平成 30 年 6 月末時価総額 付利準備金短期資産 6,893 6,893 被保険者危険準備金ポートフォリオ 調整準備金短期資産 3,032 2,990 合計 9,926 9,883 受給権者危険準備金調整準備金短期資産 2,295 2,375 ポートフォリオ ( 注 ) 平成 29 年度末時価総額は 平成 29 年度決算整理後の額となっています なお 被保険者危険準備金ポートフォリオの短期資産の合計 9,926 百万円は 決算整理前の合計額 8,670 百万円に 被保険者ポートフォリオからの受入額 1,256 百万円を加算した額です また 受給権者危険準備金ポートフォリオの短期資産の2,295 百万円は 決算整理前の額 1,922 百万円に受給権者ポートフォリオからの受入額 372 百万円を加算した額です 3

110 国内債券 (NOMURA-BPI 総合 ) 国内株式 (TOPIX 配当込 ) 3. ベンチマーク インデックスの推移 (H30.3 末 =100) 105 外国債券 (FTSE 世界国債インテ ックス ) 外国株式 (MSCI-KOKUSAI) 外国株式 6.65% 100 国内株式 1.05% 国内債券 0.20% 外国債券 0.56% 95 H30.3 末 H30.4 末 H30.5 末 H30.6 末 ( 参考 ) 市場インデックス 区 分 平成 30 年 3 月末 平成 30 年 4 月末 平成 30 年 5 月末 平成 30 年 6 月末 国内債券 ( 新発 10 年国債利回り ) 0.041 % 0.050 % 0.030 % 0.025 % (NOMURA-BPI 総合 ) 381.911 ホ イント 381.638 ホ イント 382.498 ホ イント 382.669 ホ イント 国内株式 ( 日経 225) 21,454.30 円 22,467.87 円 22,201.82 円 22,304.51 円 (TOPIX 配当込 ) 2,522.26 ホ イント 2,611.85 ホ イント 2,568.21 ホ イント 2,548.78 ホ イント 外国債券 ( 米国 10 年国債利回り ) 2.740 % 2.954 % 2.859 % 2.861 % ( 独 10 年国債利回り ) 0.497 % 0.559 % 0.341 % 0.302 % (FTSE 世界国債インテ ックス ) 385.164 ホ イント 382.436 ホ イント 382.240 ホ イント 383.013 ホ イント 外国株式 (NYダウ) 24,103.11 ト ル 24,163.15 ト ル 24,415.84 ト ル 24,271.41 ト ル ( 独 DAX 指数 ) 12,096.73 ホ イント 12,612.11 ホ イント 12,604.89 ホ イント 12,306.00 ホ イント (MSCI-KOKUSAI) 2,909.495 ホ イント 3,031.499 ホ イント 3,036.719 ホ イント 3,103.069 ホ イント 為替レート ( 対ドル ) 106.35 円 109.43 円 108.65 円 110.77 円 ( 対ユーロ ) 130.80 円 132.21 円 126.82 円 129.32 円 4

参考 用語の説明 ポートフォリオ 資産を運用する際の保有資産の組合せのこと また 組み合わされた運用資産全体を指すこともある ( 同義語ファンド ) 総合収益 利息 配当金や売買損益といった実現損益だけではなく 評価損益や未収収益を加味した収益のこと 修正総合利回り 総合収益を 運用元本に時価の概念を加味した残高で割って算出した収益率のこと 運用成績の開示に広く用いられている 修正総合利回り = ( 総合収益 ) ( 運用元本平均残高 + 前期末評価損益 + 前期末未収収益 ) ベンチマーク インデックス 各資産の収益率を評価する基準となる指標のこと 以下は 被保険者ポートフォリオにおけるそれぞれの資産のベンチマーク インデックスとして 当基金が採用しているものである *NOMURA-BPI 総合野村證券金融工学研究センターが作成している国内債券市場の指標 国内で発行された残存 1 年以上の固定利付円建債 (A 格相当以上 ) から構成される 国内債券市場の代表的な指標である *TOPIX( 配当込 ) 東京証券取引所が作成している国内株式市場の指標 東証一部全上場銘柄から構成される 国内株式市場の代表的な指標である *FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 ヘッジあり 円ベース ) FTSE Fixed Income LLC が作成している外国債券市場の指標 主要各国 ( 除く日本 ) が発行する国債から構成される 外国債券市場の代表的な指標である *MSCI-KOKUSAI( 源泉税控除前 配当再投資 円換算 ) MSCI Inc. が作成している外国株式市場の指標 主要各国 ( 除く日本 ) の証券取引所上場銘柄から構成される 外国株式市場の代表的な指標である 5