13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

Similar documents
#210★祝7500【H30税法対策】「登録免許税ほか」優先暗記30【宅建動画の渋谷会】佐伯竜PDF

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

所得税確定申告セミナー

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

やさしい税金教室

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

<4D F736F F D20819A95BD90AC E937890C590A789FC90B392F18CBE8F918C8B89CA95F18D EE8C9A8BA689EF976C A2E646F6378>

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

平成16年版 真島のわかる社労士

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

Microsoft PowerPoint - ‡g‡o„´“e†iH18’Å’§›ü’³†j0403

【表紙】

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡益)編

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

7 家屋が新築されてから6か月を経過して なお その家屋について最初の使用または譲渡が行 7 6か月経過時の所有者です 新築家屋の取得における不動産取得税の納税義務者については われない場合 納税義務者は誰ですか 最初の使用日または譲渡日を基準に 所有者 譲受人に課税されるのが原則ですが 新築後 6

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

住宅借入金等特別控除の入力編

土地 建物の譲渡に伴う課税 所得税 住民税 譲渡所得の計算個人が不動産を譲渡した場合には 出た利益 ( 譲渡所得 ) に対して所得税と住民税が課税されます 課税譲渡所得 = 譲渡収入金額 - 取得費 ( 1)- 譲渡費用 ( 2)- 特別控除額 1 取得費 : 譲渡した不動産の取得に要した費用 購入

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

N 譲渡所得は 売却した土地や借地権 建物などの所有期間によって 長期譲渡所得 と 短期譲渡所得 に分けられ それぞれに定められた税率を乗じて税額を計算します この長期と短期の区分は 土地や借地権 建物などの場合は 売却した資産が 譲渡した年の1 月 1 日における所有期間が5 年以下のとき 短期譲

私たちの市税

第 5 章 N

左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

スライド 1

基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

②業務チェックリスト 譲渡_②案_ 【修正】

( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計

住宅借入金等特別控除の入力編

<4D F736F F D20819A95BD90AC E937892F18CBE8F EE A2E646F6378>

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

< F2D8C9A927A8EE596B B788B692CA926D E6A7464>

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

p43-48 (不動産取得税)

住宅ローンアドバイザー会報 12 月号 住宅購入後にかかる税金にはどんなものがある? 質問住宅を購入しようと思っていますが 負担しきれないほどの税金を負担することにならないか心配です 住宅購入後に必要となる税金を教えてください 回答住宅購入後にかかる税金には 固定資産税 都市計画税があります 固定資

必要な書類 市町村 住民票の写し 原本 居住開始年月日を記載するため 法務局 原本 登記簿に記載した内容を確認するため 請負契約書 写 売買契約書 写 ⑨ 家屋 土地等の取得価額を記載するため 住宅取得資金に係る 借入金の年末残高等証明書 原本 二面 一面⑨から転記,,, 借入金残高の確認 家屋の取

が消費税の課税対象となります 土地や建物を売った場合の譲渡所得の税金計算のしくみ 譲渡所得の計算のあらまし 個人が 土地や建物を売却し 利益 ( 譲渡益 ) が生じた場合には その利益に対して所得税と住民税がかかります この課税対象となる利益のことを 税法上 譲渡所得 ( 金額 ) と呼んでいます

Taro-H30/03

平成26年度税制改正及び土地住宅政策に関する提言書(案)

東京太郎様 Inheritance Report 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 30 年 8 月 20 日作成

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

資産運用として考える アパート・マンション経営

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

< F2D A91B C FC90B38E9197BF>

第一住宅関係税制 1. 住宅税制の抜本的な検討 次期消費税引上げまでの期間を活用し 消費税を含めた住宅に係る多重な課税について 抜本的な検討が必要である 良質な住宅ストックの形成に向けて 住宅の取得 保有に係る既存税制と消費税のあり方について 国民にわかりやすい恒久的かつ抜本的な見直しが必要である

Microsoft Word - H30 市税のしおり最終版

新しい住宅ローン減税・投資型減税のしくみ(上)

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

(3) 年金所得者公的年金等の収入金額が400 万円以下であり かつ その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となる場合において公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20 万円以下である場合には 確定申告の必要はありません また 上記 (2) 又は (3) に該当する方であっても 医療費控除や住宅借入金

A. 受贈者に一定の債務を負担させることを条件に 財産を贈与することを 負担付贈与 といいます 本ケースでは 夫は1 妻の住宅ローン債務を引き受ける代わりに 2 妻の自宅の所有権持分を取得する ( 持分の贈与を受ける 以下持分と記載 ) ことになります したがって 夫は1と2を合わせ 妻から負担付贈

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

課税上の取扱い

1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?


Microsoft Word - 東日本大震災により被害を受けた場合の相続税・贈与税の取扱い

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

未成年者が口座開設者となり 原則として その親権者等が未成年者を代理して運用管理等を行います ジュニアNISA 口座に受け入れることができる上場株式等の新規投資による受入限度額 ( 非課税枠 ) は年間 80 万円です その非課税期間は最長で5 年間となります 一般のNISAの場合は 新規投資による

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

土地建物等の譲渡(一般の譲渡)編

4.住宅取得等資金の非課税の適用を受ける場合編

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

<4D F736F F D2097DF E937890C590A789FC90B D8F912890CE88E491E A>

< F31322D89FC90B390C C18F578D8692C7985E5B315D2E6A74>

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

○不動産を売買した場合の申請書の様式・記載例(オンライン庁)

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

総合課税の譲渡所得の入力編

総合課税の譲渡所得の入力編

土地建物等の譲渡(一般の譲渡)編

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

市税のしおり2016表紙再3

発刊に当たって 住宅の建築 増改築 リフォーム 維持 相続 譲渡と人生の様々な局面で税が課せられてきます どういう場合にどの位の税金が課せられるのか あらかじめ知っておかないと思わぬ出費を求められることとなります 建築費等の準備に於いても税金を見越して計算に入れておくと安心できます 当冊子は そうい

土地建物等の譲渡(一般の譲渡)編

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

平成27年度税制改正要望結果について

スライド 1

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

Transcription:

名前 第 1 日目 税 不動産取得税 1. 不動産取得税は 不動産の取得に対して課される税であるので 法人の合併により不動産を取得した場 合にも 不動産取得税は課される 2. 不動産取得税は 不動産の取得に対して 当該不動産の所在する市町村において課する税であり その 徴収は普通徴収の方法によらなければならない 3. 相続による不動産の取得については 不動産取得税が課される 4. 不動産取得税の課税標準となるべき額が 土地の取得にあっては 10 万円 家屋の取得のうち建築に係る ものにあっては 1 戸につき 23 万円 その他のものにあっては 1 戸につき 12 万円に満たない場合におい ては 不動産取得税が課されない 5. 平成 29 年 4 月に取得した床面積 250 m2である新築住宅に係る不動産取得税の課税標準の算定については 当該新築住宅の価格から 1,200 万円が控除される 6. 生計を一にする親族から不動産を取得した場合 不動産取得税は課されない 7. 交換により不動産を取得した場合 不動産取得税は課されない 8. 販売用に中古住宅を取得した場合 不動産取得税は課されない 9. 平成 29 年 4 月に建築された床面積 200 m2の中古住宅を法人が取得した場合の当該取得に係る不動産取得 税の課税標準の算定については 当該住宅の価格から 1,200 万円が控除される 10. 平成 29 年 4 月に商業ビルの敷地を取得した場合の不動産取得税の標準税率は 100 分の 3 である 11. 平成 29 年 4 月に住宅以外の家屋を取得した場合 不動産取得税の標準税率は 100 分の 3 である 12. 平成 29 年 4 月に宅地を取得した場合 当該取得に係る不動産取得税の課税標準は 当該宅地の価格の 2 分の 1 の額とされる

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与 交換及び法人の合併により不動産を取得した場合には課せられない 登録免許税 16. 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置は 一定の要件を満たせばその住宅 用家屋の敷地の用に供されている土地に係る所有権の移転の登記にも適用される 17. 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置は 個人が自己の経営する会社の従 業員の社宅として取得した住宅用家屋に係る所有権の移転の登記にも適用される 18. 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置は 以前にこの措置の適用を受けた ことがある者が新たに取得した住宅用家屋に係る所有権の移転の登記には適用されない 19. 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置は 所有権の移転の登記に係る住宅 用家屋が 築年数が 25 年以内の耐火建築物に該当していても 床面積が 50 m2未満の場合には適用され ない 20. 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置は 贈与により取得した住宅用家屋 に係る所有権の移転登記には適用されない 21. 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置に係る登録免許税の課税標準となる 不動産の価額は 売買契約書に記載された住宅用家屋の実際の取引価格である 22. 住宅用家屋の所有権の移転登記に係る登録免許税の税率の軽減措置の適用を受けるためには その住宅 用家屋の取得後 6 ヵ月以内に所有権の移転登記をしなければならない

第 2 日目 税 固定資産税 1. 平成 27 年 1 月 15 日に新築された家屋に対する平成 27 年度分の固定資産税は 新築住宅に係る特例措置 により税額の 2 分の 1 が減額される 2. 固定資産税の税率は 1.7% を超えることができない 3. 住宅用地のうち小規模住宅用地に対して課する固定資産税の課税標準は 当該小規模住宅用地に係る固 定資産税の課税標準となるべき価格の 3 分の 1 の額である 4. 新築された住宅に対して課される固定資産税については 新たに課されることとなった年度から 4 年度 分に限り 1/2 相当額を固定資産税額から減額される 印紙税 5. A の所有する甲土地 ( 価額 3,000 万円 ) と B の所有する乙土地 ( 価額 3,500 万円 ) を交換する 旨の 土地交換契約書を作成した場合 印紙税の課税標準となる当該契約書の記載金額は 3,500 万円である 6. A の所有する甲土地 ( 価額 3,000 万円 ) を B に贈与する 旨の贈与契約書を作成した場合 印紙税の 課税標準となる当該契約書の記載金額は 3,000 万円である 7. 印紙税の課税文書である不動産譲渡契約書を作成したが 印紙税を納付せず その事実が税務調査によ り判明した場合は 納付しなかった印紙税額と納付しなかった印紙税額の 10% に相当する金額の合計額 が過怠税として徴収される 8. 売上代金に係る金銭の受取書 ( 領収書 ) は記載された受取金額が 3 万円未満の場合 印紙税が課されな いことから 不動産売買の仲介手数料として 現金 48,600 円 ( 消費税及び地方消費税を含む ) を受け 取り それを受領した旨の領収書を作成した場合 受取金額に応じた印紙税が課される 9. 土地譲渡契約書に課税される印紙税を納付するため当該契約書に印紙をはり付けた場合には 課税文書 と印紙の彩紋とにかけて判明に消印しなければならないが 契約当事者の従業者の印章又は署名で消印 しても 消印したことにはならない 10. 土地の売買契約書 ( 記載金額 2,000 万円 ) を 3 通作成し 売主 A 買主 B 及び媒介した宅地建物取引業 者 C がそれぞれ 1 通ずつ保存する場合 C が保存する契約書には 印紙税は課されない

11. 一の契約書に土地の譲渡契約 ( 譲渡金額 4,000 万円 ) と建物の建築請負契約 ( 請負金額 5,000 万円 ) を それぞれ区分して記載した場合 印紙税の課税標準となる当該契約書の記載金額は 5,000 万円である 12. 建物の電気工事に係る請負金額は 2,160 万円 ( うち消費税額及び地方消費税額が 160 万円 ) とする 旨を記載した工事請負契約書について 印紙税の課税標準となる当該契約書の記載金額は 2,160 万円 である 13. 甲土地を 6,000 万円 乙建物を 3,500 万円 丙建物を 1,500 万円で譲渡する 旨を記載した契約書を 作成した場合 印紙税の課税標準となる当該契約書の記載金額は 6,000 万円である 14. A の所有する土地 ( 価額 7,000 万円 ) と B の所有する土地 ( 価額 1 億円 ) とを交換し A は B に差額 3,000 万円支払う 旨を記載した土地交換契約書を作成した場合 印紙税の課税標準となる当該契約書 の記載金額は 3,000 万円である 15. 時価 3,000 万円の土地を無償で譲渡する 旨を記載した贈与契約書は 記載金額 3,000 万円の不動産 の譲渡に関する契約書として印紙税が課される 16. 当初作成の 土地を 1 億円で譲渡する 旨を記載した土地譲渡契約書の契約金額を変更するために作 成する契約書で 当初の契約書の契約金額を 2,000 万円減額し 8,000 万円とする 旨を記載した変 更契約書は 契約金額を減額するものであることから 印紙税は課税されない 贈与税 17. 特定の贈与者から住宅取得資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税の特例 (60 歳未満の親からの贈与についても相続時精算課税の選択を可能とする措置 ) は 60 歳未満の親から住宅用家屋の贈与を受けた場合でも この特例の適用を受けることができる 18. 特定の贈与者から住宅取得資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税の特例 (60 歳未満の親からの贈与についても相続時精算課税の選択を可能とする措置 ) は 父母双方から住宅取得のための資金の贈与を受けた場合において 父母のいずれかが 60 歳以上であるときには 双方の贈与ともこの特例の適用を受けることはできない 19. 住宅取得等資金の贈与を受けた場合の相続時精算課税の特例 ( 60 歳未満の親からの贈与についても相 続時精算課税の選択を可能とする措置 ) に関して 自己の配偶者から住宅用の家屋を取得した場合には この特例の適用を受けることはできない

第 3 目 税 所得税 3,000 万円特別控除 1. 居住用財産の譲渡所得の特別控除の適用については 居住用財産をその譲渡する時において自己の居住の用に供している場合に限り適用することができる 2. 平成 24 年 1 月 1 日において所有期間が 10 年以下の居住用財産については 居住用財産の譲渡所得の 3,000 万円特別控除 ( 租税特別措置法第 35 条第 1 項 ) を適用することができない 3. 平成 24 年 1 月 1 日において所有期間が 10 年を超える居住用財産について その者と生計を一にしてい ない孫に譲渡した場合には 居住用財産の譲渡所得の 3,000 万円特別控除を適用することができる 軽減税率 4. 平成 24 年 1 月 1 日において所有期間が 10 年を超える居住用財産について その譲渡した時にその居住用財産を自己の居住の用に供していなければ 居住用財産を譲渡した場合の軽減税率の特例を適用することができない 5. 譲渡した年の 1 月 1 日において所有期間が 5 年を超える居住用財産を譲渡した場合には 居住用財産を 譲渡した場合の軽減税率の特例の適用を受けることができる 買換え特例 6. 租税特別措置法第 36 条の 2 の特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例について 買換資産とされる家屋については その床面積のうち自己の居住の用に供する部分の床面積が 50 m2以上のものであることが 適用要件とされている 7. 租税特別措置法第 36 条の 2 の特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例について 譲渡資 産とされる家屋については その譲渡に係る対価の額が 5000 万円以下であることが 適用要件とされている 8. 租税特別措置法第 36 条の 6 の特定の居住用財産の買換え及び交換の場合の長期譲渡所得の課税の特例に関して 譲渡資産とされる家屋については 居住の用に供しているもの 又は居住の用に供されなくなった日から同日以後 5 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日までに譲渡されるものであることが 適用条件となる 9. 租税特別措置法第 36 条の 2 の特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例について 譲渡資産とされる家屋については その譲渡をした日の属する年の 1 月 1 日における所有期間が 5 年を 超えるものであることが 適用要件とされている

10. 租税特別措置法第 36 条の 2 の特定の居住用財産の買換えの場合の長期譲渡所得の課税の特例について 買換資産とされる家屋については 譲渡資産の譲渡をした日からその譲渡をした日の属する年の 12 月 31 日までに取得をしたものであることが 適用要件とされている 住宅ローン控除 11. 平成 18 年中に居住用家屋の敷地の用に供するための土地を取得し 居住用家屋を建築した場合において 同年 中に居住の用に供しなかったときは 平成 18 年分の所得税から住宅ローン控除の適用を受けることができない 12. 銀行からの住宅借入金等で取得した居住用家屋を平成 11 年又は平成 12 年中に居住の用に供した場合に は その居住の用に供した年以後 15 年間にわたって その住宅借入金等の年末残高の 1 パーセント相当 額の税額控除の適用を受けることができる 13. 銀行からの住宅借入金等で取得した居住用家屋を平成 11 年又は平成 12 年中に居住の用に供した場合に は その住宅借入金等の償還期間が 15 年以上でなければ住宅ローン控除の適用を受けることができない 14. 平成 18 年中に居住用家屋を居住の用に供した場合において 住宅ローン控除の適用を受けようとする者 のその年分の合計所得金額が 3,000 万円を超えるときは その超える年分の所得税について住宅ローン 控除の適用を受けることはできない 重複できるか 15. 個人が 平成 19 年中に 平成 19 年 1 月 1 日において所有期間が 11 年を超える家屋を譲渡した場合において 居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例について その家屋の譲渡について居住用財産を譲渡した場合の 3,000 万円特別控除の適用を受けるときは 3,000 万円特別控除後の譲渡益について軽減税率の特例の適用を受けることができない 16. 平成 18 年中に居住用家屋を居住の用に供した場合において その前年において居住用財産を譲渡した場 合の 3,000 万円特別控除の適用を受けているときであっても 平成 18 年分以後の所得税について住宅 ローン控除の適用を受けることができる 17. 平成 24 年 1 月 1 日において所有期間が 10 年を超える居住用財産について 収用交換等の場合の譲渡所 得等の 5,000 万円特別控除の適用を受ける場合であっても 特別控除後の譲渡益について 居住用財産 を譲渡した場合の軽減税率の特例を適用することができる 18. 居住年又は当該居住年の前年若しくは前々年に収用交換等の場合の 5,000 万円特別控除の適用を受けて いる場合であっても 当該居住年以後 10 年間の各年分については 住宅ローン控除の適用を受けること ができる