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目次 1 活動の背景 2 タスクの概要 3 今期の活動実績 4 今後の計画 5 最後に 1

目次 1 活動の背景 2 タスクの概要 3 今期の活動実績 4 今後の計画 5 最後に 2

1. 活動の背景 ~ データ変換 / 同一性検証の必要性 ~ 産業界での業容 企業間 開発工程間 OEM OEM OEM サプライヤ 企業や工程を跨ぐ際にデータ変換は必須 データ交換の更なる効率化 自動化を実現するために 変換後のデータ保証 ( 同一性検証 ) が必要となっている 3

1. 活動の背景 ~ 課題の把握 ~ 2014 年策定にガイドライン策定 データ変換前後における同一性検証ガイドラインを策定したが ツールの機能実装や実務展開には至ってない ツールの調査及び実用性確認をすると共に 適用場面に応じた検証内容の深堀を行い 実務展開につなげるための検討を行いたい 4

1. 活動の背景 ~ 課題の把握 ~ データ変換 同一性検証における課題調査 データ変換および同一性検証において各社共通の課題認識がある事を確認 >> 自工会として取り組む意義があると判断! 5

1. 活動の背景 ~ 課題の把握 ~ データ変換前後の同一性が担保できないことによる影響 データの長期保管でフォーマット変換をした場合 =? 再現 再利用する事が出来ない 設計者が社外 ( 金型設計メーカー ) に変換したデータを渡す場合 設計 型 3D データ CAD +? 型部品表 情報の伝達漏れにより 手戻りが発生する 製品図 タスクの課題 同一性検証の実務展開を推進する そのために ユースケースと利用目的に応じたクライテリアを具体的に示す

目次 1 活動の背景 2 タスクの概要 3 今期の活動実績 4 今後の計画 5 最後に 7

2. タスクの概要 本タスクの狙い各社で実務適用できるようにするための地盤 ( 方針 モノ ) を提供する 目指す姿 変換後のデータの再現性 再利用性の保証ができる 企業間 / 社内業務工程 ( 部門 ) 間のデータ変換トラブルにより発生するロスを解消する しかし 変換後のデータの利用目的によって要件は様々

2. タスクの概要 タスクの課題 同一性検証の実務展開を推進する そのために ユースケースと利用目的に応じたクライテリアを具体的に示す 対策手段 効果の大きい ( 各社共通課題 ) ユースケースを選定し 検証基準 ( 項目 しきい値 ) を決める ツールの機能検証を行い 必要な機能を実装するよう ベンダーへ要求する 実施計画 状況調査と効果の具体化 検証ツールの対応 2017 2018 2019 ユースケースの洗い出し 効果の明確化 検証ツール機能まとめ ユースケース選定 検証クライテリア検討 ツールの機能要件定義 ツールベンダーへの訴求 ガイドライン / 資料作成 対応ツール一覧 利用 / 活用ガイドライン 適用 / 定着ガイドブック 標準規格開発 9 同一性検証ガイドラインの改訂 PDQチェックとの関連性の定義

2. タスクの概要 タスクの位置づけ ( 関連する取組み ) 同一性検証ツールの実用性確認タスク 自工会 部工会だけでなく多くの方の協力の上取り組んでいる 事務局 羽貝 / 中島 リーダー JAMA 委員 スズキ坪井ホンダ上地日野小島 データ検証ツール機能要求 テ ータ変換ツール開発会社 リーダヤマハ武田サブいすゞ宮田 JAPIA 委員 スタンレー小糸 アフ リケーション開発会社 IT ベンダー ELYSIUM DIPRO タスク参画情報交換ツール機能要求 情報交換 参考動向調査 動向確認 情報交換 他業界航空宇宙 etc 同一性検証の規格開発チーム ISO 海外の取組み 規格検討 申請 規格化 活用と言った国内外の関連活動や企業とも連携し 業務への利活用推進を目指す 活動指針ツールの実用性確認という枠にとらわれず より広い範囲で活動する 10

目次 1 活動の背景 2 タスクの概要 3 今期の活動実績 4 今後の計画 5 最後に 11

3. 今期の活動実績 2017 2018 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 01 月 02 月 03 月 調査計画作成 JAMA/JAPIA 意見交換会 規格開発との情報共有 検証ツール洗い出し 航空機メーカー意見交換 JAMA/JAPIA 意見交換会 同一性検証ツールの実用性確認 同一性検証利用実態調査 ユースケース洗い出し 優先度検討 海外調査計画 GPDIS 参加 AIAG 合同会議 方策アウトプット実績 2017 年度状況調査と嬉しさ ( 効果 ) の具体化 ユースケースの洗い出し (JAMA/JAPIA として優先度付け ) 検証による嬉しさ明確化 海外調査結果の反映 検証ツールの洗い出し 機能一覧まとめ 標準規格開発へのインプット 検証ツール 機能リスト 海外調査結果報告資料 ユースケース調査 検討結果報告資料 検証ツールの洗い出しはエリジオン様にご協力頂き完了 海外 他業界との情報交換 実状整理は予定通り実施 ユースケース検討を現在実施中 2018 年度検証ツールの対応 ユースケースを元に検証ツール機能の洗い出し 検証項目 クライテリアの要件定義 ツールへの訴求 対応ツールのレポート / 一覧 標準規格開発へのインプット ツールの検証結果報告資料 検証項目 クライテリアの検討結果報告資料 ツールに求める機能要件定義書 - - - 2019 年度ガイドライン / 資料作成 利用 / 活用に資するガイドライン作成 データ変換前後の作業ガイド作成 標準規格開発へのインプット ガイドライン同一性検証ガイドラインの改訂 PDQ チェックとの関連性の定義 データ変換前後の作業ガイド実務に定着させるための手順 推奨方法 - -

3. 今期の活動実績 ~JAMA/JAPIA 合同意見交換会 ~ 実施目的各社が抱える課題を把握し ユースケース検討する際の参考情報とする 参加 JAMA JAPIA Vendor データ変換が JAMA/JAPIA 共通の課題である事を確認できた 双方にとって効果のある活動にする 13

3. 今期の活動実績 ~JAMA/JAPIA 合同意見交換会 ~ 実施目的各社が抱える課題を把握し ユースケース検討する際の参考情報とする 参加 JAMA バージョンアップする際のチェックに非常に時間がかかる Vendor 2D データの変換に手間が掛かっている JAPIA 変換ツールの処理がブラック BOX で不安 OEM 各社の使用 CAD が多様環境の維持管理が大変 データ変換が JAMA/JAPIA 共通の課題である事を確認できた 双方にとって効果のある活動にする 14

3. 今期の活動実績 ~ 規格開発チームとの連携 ~ 経産省国際標準化プロジェクトの製品データの同一性検証規格開発と連携して実用性の確認をする JAMA 同一性検証ツールの実用性確認 同一性検証ツールの実用性確認タスクの役割業務上のユースケースを設定し ユースケースに応じた実用的な同一性検証ツールの上手な使い方をガイドラインとして発行する 同一性確認の技術 現場の実態 経産省国際標準化プロジェクト製品データの同一性検証規格開発 製品データの同一性検証規格開発の役割製品データを比較し同一性を確認するための規格作り 現在は第一段階として形状 アセンブリー PMI データの規格化を推進 将来的に解析データや 生産準備データなどを追加し 製品データの構成要素で同一性検証が有用な全てのデータとしていく 15

3. 今期の活動実績 ~ 海外調査 ~ 海外状況調査 アメリカでデータ変換 同一性検証に関する情報交換を実施 インタビュー : 航空機メーカー 内容 サプライヤーとのデータ交換における課題意識は低い CATIA V5 でやり取り 図面 (2D) は全て PDF にしており CAD データは流通しないためデータ交換の問題はない 3D データには形状と最低限の公差情報のみを PMI として付与するようにしている CAD データに持たせる情報量は極力削減し 3DPDF に必要な情報をアタッチして流通している 同一性検査は CAD のバージョンアップをする際に行う 長期保管も実施はしているが厳密な検査までは行っていない Boeing では CATIA V5 がメインだが NX Creo SolidWorks も使っており 社内のデータ交換は STEP AP242 で行う 複数のデータ変換システムも保有しており 各システムを適材適所で利用しているとの事 データ変換で発生したトラブル対応には非常に多くの工数を費やしている PDQチェックも行っている STEPに変換した際に問題が発生しないようなデータ作成 チェック基準になっている 16

3. 今期の活動実績 ~ 海外調査 ~ 海外状況調査 アメリカでデータ変換 同一性検証に関する情報交換を実施 インタビュー :AIAG ( 全米自動車産業協会 ) NIST ( アメリカ国立標準技術研究所 ) OEM メーカー :GM( 電話参加 ) FIAT 部品メーカー /IT ベンダー :DELPHI 他 3 社 NIST AIAG 事務局 17

3. 今期の活動実績 ~ 海外調査 ~ 1.JAMA( 同一性検証ツール実用性確認タスク ) 活動の紹介 OEM メーカーより部品メーカーからの質問や課題に同調するコメントが多かった 同一性検証に関する具体的な事例を確認する事はできなかったが 各個社で課題対策を行っている現状との事 長期保管は どの会社でも取り組んでいるとの事 ユースケースとしては適当ではないかとのコメントあり データの利用者は 設計者だけでなく品質管理 組立 購買 試作の担当者もいる 検査では PMI も必要とする 2. AIAG からの新規活動案を紹介頂く AIAG でもデータ交換課題を対策する活動を起こそうと準備している JAMA GALIA とも協働して活動を進めたい意向 Digital Package Concept( 全ての情報を 1 つにまとめて流通する事 ) を推進する考え フォーマット定義やシステムの機能拡張を検討していきたいとの事 優先度としては MCAD ECAD CAE ( 具体的な内容はこれから検討を進める ) OEM 間 OEM- サプライヤー間 Tear1-Tear2 間等複数のシナリオを想定している 18

3. 今期の活動実績 ~ 航空機メーカーとの意見交換会 ~ 目的 他業界のデータ交換課題を把握し ユースケース検討する際の参考情報とする インタビュー : 航空機メーカー 内容 航空機業界では 業界全体が殆ど CATIA V5 に統一されているため CAD-CAD 変換における課題意識は低い サプライヤーに提示している Control Drawing( 要求仕様 ) の中で データの形式やチェック基準なども定義している 長期保管は現在検討中 STEP か JT を考えている 3D 図面も活用している 3D+Control Drawing でものづくりまで流れている工程もある 検図や検査工程などは泥臭く対応している部分も多い CAD のバージョンアップで大きな問題が発生した事は無い バージョン間の変化点一覧を提示してもらい 項目を絞って重点的にチェックする 3D データの作成は 履歴の構築の仕方などについても細かく手順化している 流用設計する際の再利用性を上げるため 実態の確認までは出来ていない 19

3. 今期の活動実績 各所へのインタビューで分かったこと 3D 図面 長期保管 CADバージョンアップは 共通のテーマであり データ変換する際のトラブル対応が課題である認識も一致している 同一性検証の実務適用の必要性を確認できた 自動車業界では 会社間のデータ交換における課題意識が高い 業界共通の課題として 協働することで相乗効果を生み出せる 北米では データ交換課題の対策として流通フォーマットの標準化を進める考え フォーマットの標準化だけでは 双方が見ているデータの一致性は確認できない やはり同一性検証は必要 航空機業界 AIAG 3D 図面活用 会社間のデータ交換 課題無し ( 業界全体のCADが統一 ) 長期保管 会社間のデータ交換 課題有り CADバージョンアップ ( 業界全体のCADが不統一 ) 20 2D データ変換 JAMA/JAPIA

3. 今期の活動実績 ~ ユースケース検討 ~ ユースケースの洗い出しと選定 自動車業界におけるユースケースの作成 JAPIA と協力の下 3 次元データの同一性を確認したいユースケースを収集し分析 21

3. 今期の活動実績 ~ ユースケース検討 ~ ユースケースの洗い出しと選定 自動車業界におけるユースケースの作成 JAPIA と協力の下 3 次元データの同一性を確認したいユースケースを収集し分析 データ変換を伴う業務 207 scenarios Use Case 現場における同一性確認のユースケースを抽出 多くは人手による確認というのが現状 企業間のデータ交換 Pattern Use Case は業務シーンの観点で分類しツールの適用方法を検討していく アセンブリー設計 CAE モデリング 製造業務 長期保管 システム変更 軽量データ A B 形状差分比較 Copyright (C) Japan Automobile Ver1.0 Manufacturers Ver2.0 Association, Inc.2017

目次 1 活動の背景 2 タスクの概要 3 今期の活動実績 4 今後の計画 5 最後に 23

4. 今後の計画 2018 2019 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 01 月 02 月 03 月 規格開発との打ち合わせツールベンダーとの打ち合わせ 同一性検証ツールの実用性確認 クライテリア 検証方法の検討 ツール検証 結果まとめ 検証データ作成準備 データ作成 海外調査計画 方策アウトプット実績 2017 年度状況調査と嬉しさ ( 効果 ) の具体化 ユースケースの洗い出し (JAMA/JAPIA として優先度付け ) 検証による嬉しさ明確化 海外調査結果の反映 検証ツールの洗い出し 機能一覧まとめ 標準規格開発へのインプット 検証ツール 機能リスト 海外調査結果報告資料 ユースケース調査 検討結果報告資料 検証ツールの洗い出しはエリジオン様にご協力頂き完了 海外 他業界との情報交換 実状整理は予定通り実施 ユースケース検討を現在実施中 2018 年度検証ツールの対応 ユースケースを元に検証ツール機能の洗い出し 検証項目 クライテリアの要件定義 ツールへの訴求 対応ツールのレポート / 一覧 標準規格開発へのインプット 2019 年度ガイドライン / 資料作成 利用 / 活用に資するガイドライン作成 データ変換前後の作業ガイド作成 標準規格開発へのインプット ツールの検証結果報告資料 検証項目 クライテリアの検討結果報告資料 ツールに求める機能要件定義書 ガイドライン同一性検証ガイドラインの改訂 PDQ チェックとの関連性の定義 データ変換前後の作業ガイド実務に定着させるための手順 推奨方法 - - - - -

4. 今後の計画 ~ クライテリア検討 ~ 選定したユースケースを元に クライテリアの具体化をする 変換後の利用目的により要件が異なる 例えば 会社間のデータ交換で 受取る側はデータを 見る だけなのか その後の作業に 使う ( 流用 ) するのか 利用目的を 3 つに分類し ユースケースを詳細化 直す ( 改訂する ) 3D(BREP), 2D, PMI, Parameter, History 使う ( 流用する ) 3D(BREP), Material, Color, Weld 見る ( 確認する ) 3D, 2D, PMI, Color 25

4. 今後の計画 ~ クライテリア検討 ~ 選定したユースケースを元に クライテリアの具体化をする 企業間の 見る 使う 直す 変換後の利用目的により要件が異なる データ交換 アセンブリー 例えば 会社間のデータ交換で 受取る側はデータを 見る だけなのか その後の作業に 使う ( 流用 ) するのか 設計 - - CAE モデリング - - 形状 構成差分 ターゲットを選定し 詳細要件の検討する 比較 - - 軽量データ 直す ( 改訂する ) - - 3D(BREP), 2D, PMI, Parameter, History システム変更 使う ( 流用する - ) - ものづくり 3D(BREP), Material, Color, Weld - 見る 長期保管 3D, 2D, PMI, Color - クライテリアの検討結果を元に検証用のデータを作成する

4. 今後の計画 ~ ツール調査 検証 ~ 同一性検証ツールの洗い出しと機能検証 実在する同一性検証ツールの特性を調査 CAD-X 3D 基準と基準値 形状 アセンブリー Data-X 比較ツール PMI データ CAD-Y 3D Data-Y VS OK / KO View 対応 CAD CAD X Reporting 機能 CAD Y CAD Z 27

4. 今後の計画 ~ ツール調査 検証 ~ 同一性検証ツールの洗い出しと機能検証 実在する同一性検証ツールの特性を調査 ポイント 1 規格化された検証方法を取り入れる CAD-X 3D 基準と基準値 形状 アセンブリー Data-X 比較ツール PMI データ CAD-Y 3D Data-Y VS OK / KO 28 View 対応 CAD CAD X Reporting 機能 CAD Y CAD Z ポイント 2 効率よく網羅的な検証を行う

目次 1 活動の背景 2 タスクの概要 3 今期の活動実績 4 今後の計画 5 最後に 29

5. 最後に 同一性検証は 他の取組みの実現に無くてはならない基礎である 同一性検証実務適用 引き続きご協力を宜しくお願い致します

ご清聴ありがとうございました 引き続き JAMA 活動へのご理解とご協力を 宜しくお願い致します