Microsoft Word - 【2015】診療報酬QA集19号

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体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

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同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

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点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

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リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

訪問リハビリテーションに関する調査の概要

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7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の

医科診療報酬点数表関係 別添 1 在宅患者支援療養病床初期加算 在宅患者支援病床初期加算 問 1 療養病棟入院基本料の注 6の在宅患者支援療養病床初期加算及び地域包括ケア病棟入院料の注 5の在宅患者支援病床初期加算の算定要件に 人生の最終段階における医療 ケアの決定プロセスに関するガイドライン 等の

スライド 1

医師等の確保対策に関する行政評価・監視結果報告書 第4-1

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点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

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2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

日本医師会「2008年度緊急レセプト調査(4~6月分)」結果報告(2008年8月6日)

平成 24 年度診療報酬説明会リハビリテーション関連 平成 24 年 4 月 21 日 公益社団法人 高知県理学療法士協会 医療部

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サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

Taro-【新旧】医療観察診療報酬告

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

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= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ

介護福祉施設サービス

通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

Q: 療養病棟が 2 病棟 (60 床 +60 床 ) あり 人員配置が共に施設基準をクリアしている場合には 2 病棟合計の 120 床に対して医療区分 2 3 の割合が 8 割以上となればよいのでしょうか 1 病棟 (60 床 ) 毎に 8 割以上でなければならないのでしょうか A: 療養病棟入院

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

平成19年度 病院立入検査結果について

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

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保監第   号 

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 法人 ( 開設者 ) 名事業所名事業所番号 提供サービス 施設等の区分 人員配置区分 その他該当する体制等 割引 各サービス共通 地域区分 1 1 級地 6 2 級地 7 3 級地 2 4 級

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07体制届留意事項(就労継続支援A型)

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

関する基本的考え方 2 医療安全管理委員会 ( 委員会を設ける場合について対象とする ) その他の当該病院等の組織に関する基本的事項 3 従業者に対する医療に係る安全管理のための研修に関する基本方針 4 ( 略 ) 5 医療事故等発生時の対応に関する基本方針 ( 医療安全管理委員会 ( 患者を入院さ

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

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( 平成 30 年度前期以降 ) 特定事業所集中減算に係る Q&A 制度全般に関することについて Q1 特定事業所集中減算について知りたい場合や様式をダウンロードしたい場合 どこを見ればわかりますか A1 飾区役所公式ホームページの 事業者情報 > 申請 手続き > 福祉関連 > 特定事業所集中減算

介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

01 表紙 老人保健課

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

2-1 クリニックからの訪問リハビリ 医師の関与について 1 専任の常勤医は 診察及び計画作成に携わる医師と解してもよいか 2 最低 1 名の専任常勤医師を配置するという考え方でよいか 指定居宅サービス等及び指定介護予防サービス等に関する基準について ( 抄 ) ( 平成 11 年 9 月 17 日

正誤表 正誤箇所 誤 正 医科 - 基本診療料 -35/47 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注の見直し 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学管理等の 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学

中医協総会の資料にも上記の 抗菌薬適正使用支援プログラム実践のためのガイダンス から一部が抜粋されていることからも ガイダンスの発表は時機を得たものであり 関連した8 学会が共同でまとめたという点も行政から高評価されたものと考えられます 抗菌薬の適正使用は 院内 と 外来 のいずれの抗菌薬処方におい

02_01_「Q&A VOL.1(平成30年3月30日)」

概要

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過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

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平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討について H29/1/16WG 厚労省提出資料 平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討の方向性 平成 30 年度診療報酬改定に向けて 以下の遠隔医療形態モデルも参考に 委員からご指摘のあった初診に関する取扱いも含め 対面診療に比べて患者に対する医療サービスの

複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

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総企第237号

Microsoft Word - (0907案)平成30年北海道胆振東部地震における介護報酬等の取扱いについて - コピー

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加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

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「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」Q&A

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

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Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

訪問審査当日の進行表 審査体制区分 1: 主機能のみ < 訪問 2 日目 > 時間 内容 8:50~9:00 10 分程度休憩を入れる可能性があります 9:00~10:30 薬剤部門 臨床検査部門 画像診断部門 地域医療連携室 相談室 リハビリテーション部門 医療機器管理部門 中央滅菌材料部門 =

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パワポテンプレ

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

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歯科診療報酬点数表関係 別添 2 初診料の注 1 問 1 初診料の注 1に規定する施設基準において 1 年以内に保険医療機関の新規指定を受けた保険医療機関が届出を行う場合については 届出を行った日の属する月の翌月から起算して6 月以上経過した後 1 年を経過するまでに様式 2の6による再度の届出を行

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看護職員が看護補助者との同行訪問により訪問看護を実施する場合 利用者の身体的理由においても算定可能になりました 算定対象 1 別表第七に掲げる者 ( 厚生労働大臣が定める疾病等 2 表第八に掲げる者 ( 特別管理加算の対象者 ) 3 特別訪問看護指示書による訪問看護を受けている者 4 暴力行為 著し

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

脳卒中の医療連携体制を担う医療機関等における実績調査 調査内容 平成 28 年度の実績 ( 調査内容は別紙様式のとおり ) 別紙 1: 急性期の医療機能を有する医療機関用別紙 2: 急性期及び回復期の医療機能を有する医療機関用別紙 3: 回復期の医療機能を有する医療機関用別紙 4: 維持期の医療機能

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月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

中小医療機関における輸血 療法委員会の設置に向けて 長崎県合同輸血療法委員会平成 31 年 1 月 16 日

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Transcription:

Health care Management Consulting Group <2015> 診療報酬 Q&A 集 19 号 平成 27 年 1 月 10 日 株式会社ヘルスケア経営研究所

診療報酬 Q&A 集 目次 ワンポイントアドバイス *~ 医療法で定められる医療安全管理 ~ 1 入院料 Q1 入院診療計画書の 特別の栄養管理 について 3 入院基本料等加算 Q2 感染防止対策加算について 3 特定入院料 Q3 緩和ケア病棟入院料の施設基準ついて 4 医学管理等 Q4 心臓ペースメーカー指導管理料について 4 在 宅 Q5 認知症対応型通所介護利用者への訪問診療について 5 手 術 Q6 超音波骨折治療法について 5 精神科 Q7 精神科訪問看護 指導料ついて 6 介 護 Q8 老健での訪問リハビリについて 7 その他 Q9 勤務時間の計算について 7 Q10 人間ドックについて 8

~ 医療法で定められる医療安全管理 ~ 2007 年医療法改正により 医療機関の管理者は 医療の安全を確保するための指針の策定 従業員に対する研修の実施をはじめとする 医療の安全を確保するための措置を講じることが定められました ( 医療法第 6 条の 10) 具体的には 1 医療安全管理 2 院内感染対策 3 医薬品安全管理 4 医療機器安全管理の 4 つの体制確保が義務付けられており 今回はその内容をお伝えいたします なお 診療報酬の入院料算定の要件と異なる点がありますので ご注意ください 医療機関が行うべき医療安全管理 ( 医療法 ) 医療の安全確保のための具体的な措置として義務付けられているもの 医療安全管理院内感染対策 1 医薬品安全管理医療機器安全管理 指針対策等 医療安全指針を策定 院内感染対策指針を策定 2 医薬品業務手順書を作成 医療機器保守点検計画を作成 体制確保等 医療安全委員会の設置 院内感染対策委員会の設置 安全管理責任者の配置 安全管理責任者の配置 職員 従業員研修 3 年 2 回程度実施年 2 回程度実施必要に応じて実施 新機器導入時 他必要に応じて実施 その他 事故報告等 感染症の発生状況の報告等 医薬品安全使用のための情報収集等 医療機器安全使用のための情報収集等 1 医療安全管理と一体的に実施してもよい 2 無床診療所 ( 医科 歯科 ) においては 当該委員会の設置は任意 3 医薬品安全管理 医療機器安全管理にかかる研修は他の研修と併せて実施してもよい なお 基本は院内研修だが 無床診療所においては外部研修でも可 ASK/HMCG 1

医療機関が行うべき医療安全管理 ( 医療法 ) 医療法の規定と診療報酬の入院基本料算定の要件で異なる点 ( 病院 有診のみ ) 診療報酬の要件 医療安全管理院内感染対策その他 職員研修の実施計画を立案すること 職員研修は 医療機関以外の研修の受講でも良い ( 医療法では院内研修 ) 感染情報レポート が週 1 回程度作成されており 当該レポートが院内感染防止対策委員会において十分に活用される体制が取られていること 各病室への水道または速乾式手洗い液などの消毒液を設置する必要がある 褥瘡対策 栄養管理体制を実施する必要がある 日帰りなどの短期入院でも入院診療計画書を作成しなければならない 退院療養計画の策定についての定めはない ASK/HMCG 出典 : 全国保険医団体連合会 保険診療の手引き 2014 年 4 月版 2

入院料 Q1 入院診療計画書の 特別の栄養管理 について 当院では 特別の栄養管理の有無欄が あり でも なし でも 栄養管理計画を作成しています 先日の保健所の医療監視で 入院診療計画書の特別の栄養管理の有無欄が なし となっているのに 栄養管理計画書を作成しているのはおかしい と言われています 確かに なし の場合には計画書の作成は不要という記述はありますが 作成して何か差し支えがあるのでしょうか また この 特別の栄養管理 について あり なし の判断基準が何かあるのでしょうか A: 特別の栄養管理の有無については 入院時に患者の栄養状態を医師 看護師 管理栄養士が共同して確認するとあります 特別な栄養管理が 無し の場合も 栄養管理計画書を作成し栄養管理をすることは問題ないと考えますが 判断基準等に関しては 保健所及び所轄の厚生局と協議され適切にご対応ください 入院基本料等加算 Q2 感染防止対策加算について 診療点数早見表の (2) イに バンコマイシン等の抗 MRSA 薬及び広域抗菌薬等の使用に際して届出制又は許可制をとり 投与量 投与期間の把握を行い 臨床上 問題となると判断した場合は 投与方法の適正化をはかる とあります 当院では ICD CNIC による抗菌薬投与の監視を行っており ICD CNIC から主治医へ顕微鏡検査や培養検査の提出指示 抗菌薬変更の指示やアドバイスを出しながら 抗菌薬の投与量や投与期間の把握を行い 投与方法の適正化を図っています そのため 早見表にあるような ( 主治医からの ) 届出制 許可制をとっておりません 届出制や許可制ではなくとも 抗菌薬の投与方法の適正化をはかるための体制をとっている場合 当加算の基準を満たしていると判断してよろしいのでしょうか 3

A: イ感染防止対策チームは微生物学的検査を適宜利用し, 抗菌薬の適正使用を推進する バンコマイシン等の抗 MRSA 薬及び広域抗菌薬等の使用に際して届出制又は許可制をとり, 投与量, 投与期間の把握を行い, 臨床上問題となると判断した場合には, 投与方法の適正化をはかる との要件であるため 抗菌薬の適正使用を行うという視点で 抗 MRSA 薬及び広域抗菌薬等を使用する際には事前の届出制 許可制というルールでの運用が必要です 特定入院料 Q3 緩和ケア病棟入院料の施設基準について 医科点数表で 緩和ケア病棟入院料の施設基準に 当該病棟内に緩和ケアを担当する常勤の医師が 1 名以上配置されている とあります この常勤の配置医師について 専任 とも 専従 とも記載がないようですが 緩和ケアを専従としなくても 病棟内に常時勤務する緩和ケア担当医師を 1 名以上配置するという解釈でよろしいでしょうか A: その通りです 専従との規定がありませんので 病棟において 緩和ケアを行わない時間は 他の業務を行なうことか可能と解釈されます 医学管理等 Q4 心臓ペースメーカー指導管理料について 有料老人ホーム入所者で当院でペースメーカーチェックをされている患者がいます 1 月より有料老人ホームでペースメーカーチェックを予定しています 医師 業者の方同伴の上でペースメーカーチェックをした場合 心臓ペースメーカー指導管理料は算定可能でしょうか それとも病院に来て頂いた方がよいのでしょうか 4

A: ペースメーカーの機能指標の計測は 蘇生装置等が完備された医療機関内で行う必要があるものと解されます 有料老人ホーム等で行った場合は 緊急時の対応ができないため算定できないものと考えます 算定留意事項の (2) には 以下の記載がございます 心臓ペースメーカー指導管理料は, 電気除細動器, 一時的ペーシング装置, ペースメーカー機能計測装置 ( ペーサーグラフィー, プログラマー等 ) 等を有する保険医療機関において, 以下省略 在 Q5 宅 認知症対応型通所介護利用者への訪問診療について 医療機関の敷地内に 認知症対応型通所介護があり 通所日以外の日に利用者自 宅への訪問診療を検討しているのですが 単独での外来受診が可能という理由で 訪問診療は可能でしょうか A: 在宅患者訪問診療料は 在宅での療養を行っている患者であって 疾病 傷病のために通院による療養が困難な患者に対して算定するものであり 少なくても独歩で家族 介助者等の助けを借りずに通院ができる者などは 通院は容易であると考えられるため 在宅患者訪問診療料は算定できないとあります よって 単独での外来受診が可能であれば算定不可になります 手 Q6 術 超音波骨折治療法について 外来にてオステオトロン ( 超音波骨折治療法 ) のみで来院される患者がいますが 診察なしで行うことは無診診療にあたりますか 5

A: 超音波骨折治療法として治療開始日の医師の診療及び一連の指示に基づき治療されているのであれば 初回のみ K047-2 難治性骨折超音波治療法 ( 一連につき ) 12,500 点 ないし K047-3 超音波骨折治療法 ( 一連につき )5,000 点のいずれかで算定します その後は 一連として初回に算定するため オステオトロンのみで来院されている場合 再診料を含め算定する項目はないものと思われます 精神科 Q7 精神科訪問看護 指導料について 精神科訪問看護 指導料について (6) 精神科訪問看護 指導料 (Ⅱ) は 1 人の保健師 看護師 作業療法士又は精神保健福祉士が同時に行う精神科訪問看護 指導の対象患者等の数は5 人程度を標準とし 1 回の訪問看護 指導に8 人を超えることはできない とあります 上記の 1 回の訪問看護 指導 とは 1 人の看護師が1 日に算定できるのは8 人までという意味でしょうか それとも 1 度に行うのが8 人までということでしょうか 例えば 1 人の看護師が午前中に5 人程度を同時に1 時間行い 個別に2 人を各 1 時間ずつ行った後 昼休憩で病院に一旦帰り 午後から6 人を同時に1 時間行った場合 13 人全員算定可能でしょうか A:1 回の訪問看護 指導ごとに8 人とされておりますので 午前 午後と分けて訪問される場合は 訪問の都度 8 人までを上限に算定可能と解されます よって ご質問の場合は 13 人に対して算定可能です 6

介 Q8 護 老健での訪問リハビリについて 老健で訪問リハを始める場合 リハビリの指示を行った医師は 情報提供を行った医師に対し 3 月に 1 回その利用者の状況について情報を提供する事となっています これは 老健医師が必ず利用者宅に訪問し診療をしなければならないのでしょうか それとも訪問しなくてもこちらの送迎で利用者に来てもらい 老健医師が施設にて診療することでも問題ないのでしょうか また 診療は利用者の状態に応じて必要性を適切に判断すると書かれてあります 3 月に 1 回の情報提供をするうえで 診療は必要と思われますが 実際訪問する PT 等の情報で診療は必ずしも 3 月ごとでなくても良いと判断してもよいですか A: 老健医師の診察は利用者の居宅又は送迎にて施設内で行っても問題ありません また 医師の診察は少なくとも3か月に1 回 利用者の状態に応じその必要性を適切に判断することになります その他 Q9 勤務時間の計算について 夜勤者の 勤務時間ごとの区分 が 17 時 ~24 時の 7 時間 0 時 ~9 時の 9 時間となっています 他の職種は休憩時間は差し引いて記入してあるのですが 夜勤の場合のみ休憩も含まれています 夜勤者も 17 時 ~24 時の 6 時間 0 時 ~9 時の 8 時間で計算するのでしょうか A: 実際に勤務する時間と勤務計画上の配置時間 (= 勤務時間ごとの区分 ) は異なります 勤務時間ごとの区分は 17 時 ~24 時の 7 時間 0 時 ~9 時として夜勤中の休憩時間も含めて記載します ( 次項へ続く ) 7

( 前項の続き ) Q10 人間ドックについて 人間ドックを開始するにあたり 施設基準などはありますか A: 自由診療ですので 施設基準の届出は必要ありません 但し 無床診療所の場合は 入院ドックはできないため 近隣のホテルに宿泊いただくなどの対応が必要になります なお 協会けんぽ の指定等を検討されているのであれば 外来との待合室分離や健診項目の検査 ( 内視鏡や透視等 ) の実施が求められますので 指定医療機関の予定があれば その点も考慮が必要です 8

記載内容についてご不明な点は 下記メールアドレス または FAX へお問い合わせ下さいますよう お願い申し上げます 回答内容は 医科点数表の解釈 を主体としておりますが 保険種別 ( 社保 国保 労災等 ) 並びに 都道府県で解釈内容が全く異なるケース ( 算定要件内容及び施設基準 指導内容 ) もありますので ご了承くださいますようお願い申し上げます この資料は 平成 26 年 10 月 15 日時点の回答であり それ以降 厚労省の疑義解釈等によっては回答内容が異なることをご了承ください この資料は 保険請求の審査対策のみではなく院内の勉強会でも活用ください 株式会社ヘルスケア経営研究所 E-Mail:hmcg-fuk@hmcg.co.jp Fax :092-433-3520 9