Ⅳ 生きがいづくり活動の促進 Ⅳ 生きがいづくり活動の促進 1 高齢者の積極的な社会参加 高齢者の活動の場の提供及び住民主体による活動への支援 家に閉じこもりがちな高齢者は 活動性の低下に伴い 筋力の衰えや関節の動きが悪くなるなど 廃用症候群の症状を引き起こし 認知症及び要介護状態に陥る可能性が高くなると言われます このような生活の改善を図るため 高齢者が趣味活動等を通じて 積極的に社会参加し 生きがいを持った日々を過ごせるよう 活動の場の提供及び整備の支援を行います 具体的には 市内に住む 歳以上の高齢者が利用できる老人福祉センター及び老人憩の家において 地域行事を取り込んだ様々なサービスを提供します また 社会及び地域貢献を目的として地域毎に設立される老人クラブの自主的な活動を支援するとともに 地域における介護予防の拠点として 住民主体による高齢者ふれあいサロンの活動を支援します 第 77 期では 新たな拠点の整備や 高齢者ふれあいサロン等へのリハビリテ 高齢者ふれあいサロン等へのリハビリテーションの専門職を希望に応じて派遣する等 住民主体の介護予防を推進します 実施する事業 サービス ア 老人福祉センター 老人憩の家 ふれあいセンター イ 老人クラブ ウ シルバー作品展 ( 文化的活動支援 ) 158
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進高総論積極総論総論総論総論論総論総論ア老人福祉センター 老人憩の家 ふれあいセンター 高齢者の健康の増進 教養の向上 レクリエーション等の活動の場の確保を図 り 生きがい活動を推進するため 老人福祉センター箇所 老人憩の家箇 所及びふれあいセンター 老人福祉センター及び老人憩の家は 浴等による交流の場を提供しています 箇所を設置 運営します 歳以上の方が利用できる施設で 入 ふれあいセンターは 利用者の年齢制限はなく 多世代交流の場としての役割 を果たしています 延利用者数 延利用者数 4, 2, 施設数の推移 6, 4, 2, 施設数の推移 243,747 1 施設 1 日平均 48 人 老人福祉センター 老人憩の家 223,418 28,461 1 施設 1 日平均 47 人 1 施設 1 日平均 44 人 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度見込み 17 箇所 17 箇所 16 箇所 ふれあいセンター 485,569 477,32 1 施設 1 日平均 99 人 1 施設 1 日平均 97 人 52, 1 施設 1 日平均 75 人 ( ) 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度見込み 16 箇所 16 箇所 2 箇所 H から地区公民館をふれあいセンターに移管した 箇所については H ~ H の半年間分の利用者数を含んでいない 総参加159 的な社会齢者の
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進 3 現状と課題 老人福祉センター及び老人憩の家については 施設の老朽化や交通の不便な施設等での利用者の伸び悩みが課題となっています ふれあいセンターについては 平成年度から新たに地区公民館箇所をふれあいセンターとして運営を始めています 今後 ふれあいセンターへ移行した施設を含めた利用者数の動向を注視し 利用者数の増加に向けた取り組みとして 地域住民の自主的な学習活動による研修室の利用だけでなく 地域コミュニティ活動の拠点 多世代交流の場として より地域のニーズに則した活用を推進していく必要があります 即 4 今後の方針 老人福祉センター及び老人憩の家については 公共施設マネジメントにより 歳以上の方に限らず 全ての市民を対象とした心身の健康の増進のための役割を担う場として ふれあいセンターや地区公民館等との統廃合を検討するとともに 今まで以上のサービスの質の向上や経費の縮減を図っていきます ふれあいセンターについても 地域の公共団体の代表等で構成する ふれあいセンター運営委員会 等が指定管理者として施設を運営することで 地域住民の自主的な活動を推進し 効率的な運営を行っていきます 16
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進高総論積極総論総論総論総論論総論総論イ老人クラブ 高齢者の生きがいと健康づくりのため 地域で趣味活動や社会奉仕活動を行う 老人クラブを支援します 加入 3, 者数 2, 19,25 18,786 17,384 1, クラフ 数 351 クラフ 数 341 クラフ 数 319 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度見込み 3 現状と課題 老人クラブの活性化は 高齢者の積極的な社会参加の推進につながるため 老 人クラブに対してはクラブの活動や研修に対する助成 公園清掃活動等 ( 老人社 会奉仕団活動 ) に対する助成を行っています しかし クラブ内での後継者不足 会員の高齢化 高齢者自身の価値観の多様化及び地域における連帯感の希薄化な どにより クラブ数 加入者数ともに年々減少しています クラブ内の後継者確保に向けた取組みが必要となります クラブ内の後継者確保に向けた取り組みが必要となります 4 今後の方針 高齢者の生きがいづくりや社会参加に果たす老人クラブの役割は大きいため 今後も市老人クラブ連合会に対して 組織強化の取り組みなどへの支援措置を行今後も市老人クラブ連合会に対して 組織強化の取組みなどへの支援措置を行い います 年度ごとの老人クラブ加入者数の見込み ( 単位 : 人 ) 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 加入者数 的な社会齢者の
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進 ウシルバー作品展 ( 文化的活動支援 ) 高齢者の生きがいづくりのため シルバー作品展 を開催し 創作活動等の発表の機会を提供しています また 若い世代を含めた体験型のイベントを併せて行うことにより 世代間交流の場としても事業を展開し 一般市民の敬老精神の高揚を図っています 延出展者数 7 35 54 576 55 496 56 552 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度見込み 計画実績 3 現状と課題 シルバー作品展については 市民に対する高齢者の作品の発表の場としてだけでなく 作品展期間中 小学生等を対象に ものづくり体験コーナー を開催しています その結果 文化的活動を通じた世代間交流の場として 高齢者の生きがいづくり 社会参加の促進につながっています 今後も シルバー作品展 等 高齢者の創作活動の発表の場を継続して設ける必要があります 4 今後の方針 今後も シルバー作品展 等 高齢者の創作活動の発表の場を継続して設け るとともに 世代間交流の場を企画 提供し 様々な面から高齢者自身が生きが いを感じられるように引き続き支援します 年度ごとの延出展者数の見込み ( 単位 : 人 ) 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 延出展者数 162
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進高総論積極総論総論総論総論論総論総論社会活動参加への環境整備 第 77 期では 高齢者を対象とする高齢者交通費助成事業を引き続き実施し 高齢者の外出支援や生きがいづくりの支援に努めます 高齢者の社会参加を促進するため 年度中に対象年齢に達する年齢以上の方に バス 電車 タクシー又は船舶利用券のうち いずれか つを年 回 円相 当分交付します 2 現状と課題 平成 年度の交付率見込みは % と例年並みです 今後 団塊世代の方々が対象者になることにより 対象者の大幅な増加が考え られます 3 今後の方針 高齢者の外出支援や生きがいづくりという本事業の目的を達成できるよう事 業の周知を図るとともに 利便性の向上に努めます 年度ごとの交付率の見込 ( 単位 :%) 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 交付率 ア高齢者交通費助成事業 的な社会齢者の
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進 地域で活動するボランティアの育成 高齢者が主体的に社会参加できるよう これまで培った経験や知識 能力を活かし 地域における介護支援などのボランティア活動に参加することは 心身の健康の保持増進や社会貢献の活躍の場の拡大につながります 通所型の介護予防事業での活動や 地域の老人会 自主的グループへの支援を行う介護予防ボランティアを育成しています また 地域の介護予防の場として開催している 高齢者ふれあいサロン事業 を牽引するサポーターを養成し 地域の人材交流を含めた壮年期からの参加を促進していきます 第 77 期では このようなサロン事業などでの活動実績をポイントとして評価し 買い物券または交付金に充てる地域支援ボランティアポイント制度を推進していきます 併せて シニア世代の活躍の場づくりを支援していきます 実施する事業 サービス ア 介護予防ボランティア育成支援 ( 地域活動支援事業 ) イ 高齢者ふれあいサロンサポーター養成 ( 生活 介護支援サポーター養成事業 ) ウ 地域支援ボランティアポイント制度 ( 地域活動支援事業 ) 164
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進高総論積極総論総論総論総論論総論総論ア介護予防ボランティア育成支援 ( 地域活動支援事業 ) 総地域における介護予防活動を支援するために 介護予防に関するボランティア等の人材を育成し 高齢者の介護予防事業で活動していただくあじさいサポーター 及び自主グループ等に介護予防体操を紹介するシルバー元気応援サポーターへの活動支援を行います ( 回 ) 3,8 3,865 計画延べ 4, 3, 実績活 3, 2,339 2,251 2,112 動 2, 人数 1, 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度見込み参加3 現状と課題ボランティア養成講座修了後の登録者数は増加傾向にありますが 登録者をボランティア活動へとつなげる必要があります 4 今後の方針各事業所や各団体との連絡調整を図り ボランティア活動場所の拡大に取り組みます また ボランティアへの研修内容を充実させ 活動を支援していきます 年度ごとの活動延べ人数の見込み年度ごとの延べ活動人数の見込み ( 単位 : 人 ) 平成 3 年度平成 31 年度平成 32 年度延べ活動人数 3,761 3,875 3,993 165 的な社会齢者の
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進 イ生活 介護支援サポーター養成事業 市民自らが地域の身近な場所で実施する高齢者ふれあいサロンの担い手や介護施設でのボランティア 在宅高齢者に対するボランティアを行う 生活 介護支援サポーター の育成及び支援を行うことで 元気な高齢者が役割を持ち ボランティア活動を通してサポーター自身の生きがいづくりや健康増進を図り 介護予防を目指します 新規養成者数 2 1 17 17 17 158 148 151 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度見込み 計画 実績 3 現状と課題 高齢者ふれあいサロンの担い手であるサロンサポーターを養成するとともに 介護施設で活動をしていただく介護施設ボランティアを養成しています 平成 26 年度には 在宅高齢者に対してボランティア活動を行う 在宅ボランティアの養成を実施しました 元気な高齢者が 地域で支援を必要とする高齢者の支え手となる仕組みづくりを行い 地域で社会参加できる機会を増やしていく必要があります 4 今後の方針 今後も サポーターの養成を継続し ボランティア活動を通じ 高齢者を支える側とし て役割を担うことにより 介護予防を図ります また 住民主体型訪問サービスの検討にあたっては 住民ボランティアの養成 が必要です その担い手の育成については 生活支援体制整備事業と連携して進 めていきます 年度ごとの新規養成者数の見込み ( 単位 : 人 ) 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 新規養成者数 166
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進高総論積極総論総論総論総論論総論総論ウ地域支援ボランティアポイント制度 ( 地域活動支援事業 ) 高齢者がボランティア活動を通し 積極的に地域に貢献することを推奨 支援す るため 本市が実施する 生活 介護支援サポーター養成講座 を受講し ボランティ アとして登録後 市内で実施している高齢者ふれあいサロンや介護施設 在宅での ボランティア活動を行うことによりスタンプを集めていただくと 年間最大 5, 円相 当の買物券または交付金を受け取ることができます 登録者数 1, 5 3 現状と課題 地域に貢献することにより 元気でいきいきとした高齢者を増やすため 事 業の周知を図っています 引き続き 周知を行いながら 各事業所等と連携を図る必要があります 4 今後の方針 ポイント制度の対象となるボランティア活動の拡大に取り組みます また 対象者の年齢を歳以上から歳以上に引き下げ 更なる対象者 の増加に取り組みます 年度ごとの登録者数 ( 累計 ) の見込み ( 単位 : 人 ) 平成 3 年度 平成 31 年度 平成 32 年度 登録者数 83 88 93 715 622 811 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度見込み 計画 実績 総参加167 的な社会齢者の
Ⅳ 生きがいづくり活動の促進 (4) 就労機会の確保高齢者の就業を通じた生きがいの充実や社会参加を推進するため 高齢者の 意欲と能力に応じた就労機会の確保に努めます ア高齢者の就労支援 高齢者にふさわしい臨時的かつ短期的又は軽易な仕事を会員に提供する 長崎 市シルバー人材センター を支援することで 高齢者の就労促進を図ります 2, 就業 1, 延人数 18,824 18,658 18,48 39 377 361 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度見込み 就業延人数 受注額 ( 百万円 ) ( 百万円 ) 5 4 3 2 1 受注額 長崎市シルバー人材センターについては 就業延人数 受注額ともに地域経済の影響を受け 減少しているものの 高齢者の就労提供の場として機能しています また 会員の技能習得のための取り組みとして パソコン 除草 剪定などに関する講習会が開催されています 3 現状と課題 業務の確保を含めた未就業者対策が課題となっています 4 今後の方針 シルバー人材センターにおいて 毎月 4 回実施している就業相談及び就業開拓員による企業等への訪問を継続するとともに 本市としても積極的に支援します 168
論総論総論総論積極総論総論総論総論Ⅳ 生きがいづくり活動の促進高イ高齢者の就労機会の拡充 総元気な高齢者の就労機会の拡充により 働くことを希望する高齢者が就業できる環境づくりを推進していきます 2 現状と課題平均寿命が延びる中 団塊の世代も含め高齢者の約割の元気高齢者が 不足する地域の担い手や減少する生産年齢人口を補い 地域の活力維持に貢献するための取り組みが必要になってきます 3 今後の方針参生活援助サービス従事者養成研修により元気な高齢者の介護分野での活用を加進めるとともに ながさき生涯現役応援センターとも連携し 高齢者のライフスタイルやニーズに合わせた就業先の確保など 元気な高齢者の就労を支援します 169 的な社会齢者の