静岡市高齢者の就労促進に向けた検討会議について 1. 趣旨 静岡市における 65 歳以上の高齢者は年々増加し 直近では高齢化率は約 3 割に達するとともに 近年は 元気な高齢者が多くみられる傾向にある 人生 100 年時代 とも言われる中 静岡市が掲げる 5 大構想の一つである 健康長寿のまち の実

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取材時における留意事項 1 撮影は 参加者の個人が特定されることのないよう撮影願います ( 参加者の顔については撮影不可 声についても収録後消去もしくは編集すること ) 2 参加者のプライバシーに配慮願います 3 その他 (1) 撮影時のカメラ位置等については 職員の指示に従ってください (2) 参

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

26公表用 栃木局版(グラフあり)(最終版)

中央労働災害防止協会発表

計画の今後の方向性

啓発事業推進 会員サービス関係事業 1. 高年齢者雇用優良事業所 障害者雇用優良事業所 永年勤続障害者の表彰を行う 10 月 2. 推進委員会を開催し 協会事業の企画運営に関する検討 協議を行うとともに 委員相互の交流研鑽を図り 協会の円滑な運営に努める 7 月 10 月 3. 会員企業の雇用の安定

別添

(1) 政府の方針 (2) 近年の法改正の動向 (3) 国の高齢者雇用施策の概要 2 神奈川県の取組 (1) シニア ジョブ スタイル かながわ (2) 神奈川生涯現役促進協議会の取組 (3) 第 10 次神奈川県職業能力開発計画 (4) 経済団体への要請 (5) シルバーベンチャーの創出促進 (6

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

(2) 第 3 段階ハローワーク徳島 ( 徳島市出来島本町 1 丁目 5 番地 ) 所管区域は 徳島市 名東郡 名西郡 4 具体的な業務内容 (1) 第 1 段階 駅のハローワーク で 国が直接実施しているサービスを 県の権限で実施する 具体的には 職業相談 職業紹介等の業務を 県の職員が執行できる

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

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ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

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①公表資料本文【ワード軽量化版】11月8日手直し版【1025部長レク⑤後】平成30年61本文(元データあり・数値1004版)

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1. 伊豆半島地域のデータ 伊豆半島地域の推定人口 ( 単位 : 人 ) 平成 22 年平成 27 年平成 32 年平成 37 年平成 42 年平成 47 年 沼津市 202, , , , , ,810 熱海市 39,611 37,052

地域雇用活性化コース 厚生労働省採択事業 (H28 ~ 30 年度 ) 平成 29 年度 三重県地域活性化 雇用創造プロジェクト事業 地域雇用 活性化コース 対象業種 飲食料品小売業 宿泊業 飲食店電気業 鉄道業 道路旅客運送業 道路貨物運送業 倉庫業 運輸に附帯するサービス業 各種商品小売業 織物

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市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

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第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

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女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

このジニ係数は 所得等の格差を示すときに用いられる指標であり 所得等が完全に平等に分配されている場合に比べて どれだけ分配が偏っているかを数値で示す ジニ係数は 0~1の値をとり 0 に近づくほど格差が小さく 1に近づくほど格差が大きいことを表す したがって 年間収入のジニ係数が上昇しているというこ


主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

目次 1 当法人に関する事項 (1) 事業の計画 (2) 損益の計画と財産の見通し (3) 主要な事業内容 (4) 会員に関する事項 (5) 職員に関する事項 (6) 役員会等に関する事項 (7) 対処すべき課題 2 役員等に関する事項 (1) 理事 (2) 監事 (3) 評議員 1

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

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資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

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資料3

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3. 応募部門 応募部門は下記 2 つになります 部門 応募対象 1 ネットワーク支援 代表機関 または 代表機関 構成機関が共同で応募できます 部門 支援内容に女性起業家等支援ネットワークとの連携が含まれるものが対象となります 2 個別支援部門 代表機関 または 構成機関が応募できます ( 共同応

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

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発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

Transcription:

静岡市高齢者の就労促進に向けた検討会議について 1. 趣旨 静岡市における 65 歳以上の高齢者は年々増加し 直近では高齢化率は約 3 割に達するとともに 近年は 元気な高齢者が多くみられる傾向にある 人生 100 年時代 とも言われる中 静岡市が掲げる 5 大構想の一つである 健康長寿のまち の実現を目指し 健康づくりや生きがい 社会参加 生活安定の観点から 就労を希望する高齢者が生涯現役で企業や地域で働き活躍することができる環境を整備する必要がある また 地域や企業における担い手の確保が課題となっている今日において 地域 経済活性化等の観点からも高齢者の就労促進を進める必要がある このため 地域特性を踏まえつつ 関係機関が連携し 本市における働き方改革と併せ高齢者の就労を一層促進していくため 関係者から成る本検討会議を開催する 2. スケジュール ( 案 ) 日時 第 1 回平成 29 年 11 月 21 日 ( 火 ) 15 時 ~17 時 第 2 回平成 30 年 1 月頃 第 3 回平成 30 年 3 月頃 議事次第案 検討会議の設置について 高齢者就労促進に向けた現状と取組 高齢者就労促進に向けた概念整理と今後の検討方針 各関係機関の取組状況の報告 有識者ヒアリング 先進事例紹介など 中間的な課題の整理 平成 30 年度以降も継続して実施 事務局は 経済局商業労政課の協力の下 保健福祉長寿局高齢者福祉課が行う 資料 3( 参考資料 ) 平成 29 年 11 月 27 日第 12 回静岡市行財政改革推進審議会

静岡市高齢者の就労促進に関する検討会議構成員名簿 平成 29 年 11 月 21 日現在 ( 敬称略 ) 所属 役職 氏名 行政 1 静岡市 保健福祉長寿局長 平松以津子 2 経済局長 赤堀文宣 3 しずおかジョブステーション センター長 稲葉恵子 中部 4 ハローワーク静岡 職業紹介第 3 部門 杉山直子 統括職業指導官 5 ハローワーク清水 受付 職業紹介部門 松井和仁 統括職業指導官 福祉団体 6 公益社団法人静岡市シルバー 統括主幹 川口竜矢 人材センター 7 社会福祉法人静岡市社会福祉 地域福祉部長 小幡剛弘 協議会 8 特定非営利活動法人ワーカー 東海事業本部 岡田俊介 ズコープ 本部長 経済界 9 静岡商工会議所 中小企業相談所 村松紀世子 所長 10 静岡ガス株式会社 執行役員人事部長 金田裕孝 11 株式会社お仏壇のやまき代表取締役社長浅野秀浩 有識者 12 株式会社るるキャリア代表取締役内田美紀子 13 一般財団法人静岡経済研究所常務理事大石人士 14 独立行政法人労働政策研究 副主任研究員 前浦穂高 研修機構 15 一般社団法人 IKIGAI プロジ 理事 百瀬伸夫 ェクト <オブザーバー > 静岡市総務局長大長義之 静岡県経済産業部就業支援局雇用推進課就業支援班長井尾高士 静岡労働局職業安定部職業対策課高齢者対策担当官 鈴木和夫 独立行政法人高齢 障害 求職者雇用支援機構静岡支部高齢 障害者業務課長竹中信子 その他 必要に応じて関係者からのヒアリングを実施

高齢者就労促進の検討に当たっての留意点 ( 案 ) 人生 100 年時代を見据え 65 歳以降も働くことを希望する高齢者が 意欲や健康状態 ライフスタイル 経済状況 過去の職業経験等に応じた多様な就労 社会参加ニーズがあることを考慮しつつ 生涯現役で活躍することができる環境整備をいかに図っていくかが重要ではないか 今後の高齢者人口の増加や技術革新の加速化 受入れ 起業のニーズ等を踏まえつつ 高齢者の特性を捉えた就労の促進を検討していくことが必要ではないか 高齢者の就労を進めるに当たり 産業構造や地域性など 他の自治体とは異なる 静岡市らしさ を見出しつつ検討を進めていくことが必要ではないか 雇用創出に取り組むに当たっては 補助金頼みの一時的なものではなく ニーズや効果的な運営等も考慮した持続可能なものとなるような仕組みづくりを図っていくことが必要ではないか 他の関係機関の取組も本検討会議において共有 把握することで 関係機関同士有機的に連携 役割分担を行い 多様な就業機会の確保にそれぞれの立場で主体的に取り組む形を目指すことが重要ではないか 検討を進めるに当たっては 中期的な視点をもちつつ 現状や課題を捉えながら 可能なところから段階的に進めていくことが必要ではないか 13

高齢者の生涯現役 社会参加に関するイメージ ( 案 ) 網掛け部分は 今回の静岡市就労促進の検討対象範囲 福祉側 就労機会の拡大 生涯現役 社会参加 経済側 高齢者雇用の裾野拡大 生きがい 健康づくり ボランティア生活支援 支え合い生涯学習レクリエーション娯楽 趣味等 ( 関係機関 ) 老人福祉センター社協等 軽易な就労 清掃駐車場管理等 シルバー人材センター等 中間的な就労 企業や地域における週 3 日程度の就労 雇用 企業におけるフルタイム中心の雇用 ( 継続雇用 ) ハローワーク 商工会議所等 現行の取組の改善 充実による対応 起業 雇用創出 新たな施策の検討による対応

就労 社会参加スタイルのイメージ ( 案 ) 負荷 + 軽易な就労 ( シルバー人材センター ) 中間的な就労 ( 週 3 日程度 ) 企業型雇用 ( フルタイム 継続雇用 ) 起業 有償ボランティア - スポーツ健康生涯学習 ボランティア (NPO 等 ) 報酬 収入 + - 厚生労働省 生涯現役社会の実現に向けた就労のあり方に関する検討会報告書 ( 平成 25 年 6 月生涯現役社会の実現に向けた就労のあり方に関する検討会 ) より静岡市一部改編

高齢者就労の検討ステップのイメージ ( 案 ) 4. モデル実施 厚労省モデル事業 (3 年間 ) も活用し モデル実施 3. 新たな施策の検討 平成 30 年度 ~ 新規雇用 ( 雇用創出分野 ) の検討 起業支援に向けた検討 2. 現行の取組の改善 充実 平成 30 年度 ~ 各取組に関する課題解決に向けた検討 各取組の連携や 連携体制づくり 1. 検討に向けた基盤づくり 平成 29 年度 ~ 市内の高齢者就労の現状 ニーズ 市内関係機関における高齢者就労の取組 他の自治体 企業等における先進事例 高齢者就労に関する考え方 課題の整理 把握 共有

( 参考 ) 厚生労働省モデル事業 ( 生涯現役促進地域連携事業 ) の概要 背景 少子高齢化が進展し 労働力不足が課題となっている中で 働く意欲のある高齢者が能力や経験を生かし 年齢に関わりなく働くことができる生涯現役社会を目指すことが重要 特に 平成 26 年に団塊世代 ( 約 660 万人 ) が65 歳に到達し 多くの人が企業を退職していると考えられ 地域社会におけるこれらの層の活躍の場を早期に整備することが必要 平成 30 年度は 働き方改革実行計画 及び ニッポン一億総活躍プラン に基づき 地域の実情に応じた高年齢者の多様な就業機会を確保するための協議会の設置を促進し 当該事業の実施カ所を拡充 (35 55カ所) する 事業内容 平成 30 年度要求額 2,061,832 ( 1,323,585) 千円 1 生涯現役促進地域連携事業地方自治体が中心となって構成される 協議会 等からの提案に基づき 地域における高齢者の就労促進に資する事業を幅広く実施 2 労働局等における専門的相談 支援及び協議会設置連絡会の設置 事業実施スキーム 高齢者ニーズ 合同説明会 ニーズ調査 厚生労働省 ( 労働局 ハローワーク ) 1 企画提案 生活設計セミナー 協議会 2 選抜 3 委託 情報提供 関係事業紹介 情報誌作成 企業啓発セミナー 協議会設置連絡会 ( 労働局 ハローワーク ) 連携 誘導 4 実施 事業掘り起こし 地域ニーズ 支援メニュー例 1 高年齢者に対する情報提供 関係機関 関連事業の紹介 2 高年齢者に対する職業生活設計等に関するセミナー開催 3 企業に対する生涯現役促進セミナー開催 4 高年齢者の雇用 就業に係る合同説明会の開催 5 高齢者活躍のためのガイドブック 情報誌の作成 普及 ( 相談機関一覧の掲載等 ) 6 高年齢者の雇用 就業に係るニーズ調査 分析 7 高齢者向けの雇用 就業の場の創出 ( 農家レストラン 配食サービスなど ) 事業規模 1 カ所あたり各年度 3,000 万円程度 事業実施カ所数 :55 カ所 (35) カ所 事業実施主体及び期間 実施主体 : 協議会 ( 地方自治体が中心となった合議体 ) 等 事業実施期間 : 最大 3 年度間